JPH02141940A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JPH02141940A
JPH02141940A JP63293885A JP29388588A JPH02141940A JP H02141940 A JPH02141940 A JP H02141940A JP 63293885 A JP63293885 A JP 63293885A JP 29388588 A JP29388588 A JP 29388588A JP H02141940 A JPH02141940 A JP H02141940A
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light
output
signal
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JP63293885A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Yoshimaru
朝久 吉丸
Masafumi Yokota
雅史 横田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば光ディスク等の光記録媒体に対して情
報の記録、再生を行なう情報記録装置に関する。
(従来の技術) 従来、たとえば追記型あるいは消去可能型の光ディスク
などの光記録媒体に、光学的に情報を記録あるいは再生
する光デイスク装置等の情報記録装置においては、光源
としての半導体レーザ(光出力手段)からの比較的小さ
い光出力で光デイスク上の情報を読取る一方、比較的大
きい所定値以上の光出力で光デイスク上に情報を記録す
るようになっている。したがって、上記所定値以上の光
出力が光ディスクに照射された場合は、それが記録を意
図したものでなくても光ディスクに不定な情報を書込ん
でしまい、既に記録されている情報を破壊することにな
る。また、記録に用いられる光出力よりさらに大きい所
定値以上の光出力が発生されると光ディスクを損傷して
しまうという事態も発生する。
上記したような光ディスクに既に記録されている情報の
破壊や光ディスクの損傷を防止するものとして、2重記
録防止回路を備えるもの(特開昭54−147006)
 、光ディスクが装着され、かつ回転されていることを
条件にレーザビームをオンにすることにより光ディスク
を破壊から防止するもの(実公昭57−56343)等
が開示されている。
しかしながら、このような情報の破壊防止策や光ディス
クの損傷防止策は、半導体レーザの発光出力を制御する
光出力制御回路自体の故障により異常光出力が発生され
て光ディスクが破壊される場合については特に考慮され
ておらず、光出力制御回路に故障があると光ディスクに
記録されている情報を破壊したり、あるいは光ディスク
を損傷するという欠点があった。
そこで、かかる欠点を解消するために、装置を動作させ
るに先立って、半導体レーザをオンにして再生のための
弱光度の光出力を発生させ、この大きさの妥当性をチエ
ツクすることにより光出力制御回路が正常に動作してい
るか否かを調べるということが行なわれている。
しかしながら、記録のための強光度の光出力は大きな光
エネルギを有しているので不用意に光ディスクに照射す
ると記録内容を破壊する恐れがあり、その大きさの妥当
性をチエツクするのは困難であった。このため、記録の
ための光出力の大きさの妥当性をチエツクすることは行
なわれておらず、実際の記録に際し、記録のための光出
力が規定値より小さくて安定した記録ができなかったり
、規定値より大き過ぎて光記録媒体が破損される事態が
発生するという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように記録のための光出力の大きさ
の妥当性をチエツクするということは行なわれておらず
、実際の記録に際し、記録のための光出力が規定値より
小さ過ぎて安定した記録ができなかったり、規定値より
大き過ぎて光記録媒体が破損されるという事態が発生す
るという欠点を解消するためになされたもので、安定し
た情報の記録ができるとともに、光記録媒体の破損を防
止することのできる情報記録装置を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の情報記録装置は、上記目的を達成するために、
光ビームを放射する光出力手段と、この光出力手段から
放射された光ビームを光記録媒体上に集光する集光手段
と、この集光手段をその光軸方向に移動させる移動手段
と、この移動手段で前記集光手段を移動させることによ
り光記録媒体上で強制的なデフォーカス状態を生成する
第1の制御手段と、この第1の制御手段の制御によりデ
フォーカス状態にされた前記光出力手段から記録光ビー
ムを放射させる第2の制御手段と、この第2の制御手段
の制御により前記光出力手段から放射された記録光ビー
ムの大きさを検知する第1の検知手段と、この第1の検
知手段の検知結果により記録光ビームの異常の有無を判
断する第1の判断手段とを具備したことを特徴とする。
また、同様の目的で、光ビームを放射する光出力手段と
、この光出力手段から放射された光ビームを光記録媒体
上に集光する集光手段と、この集光手段をその光軸方向
に移動させる移動手段と、この移動手段で前記集光手段
を移動させることにより光記録媒体上で強制的なデフォ
ーカス状態を生成する第1の制御手段と、この第1の制
御手段の制御によりデフォーカス状態にされた前記光出
力手段から一定周期のパルス状の記録光ビームを放射さ
せる第3の制御手段と、この第3の制御手段の制御によ
り前記光出力手段から放射された前記一定周期のパルス
状の記録光ビームの大きさの平均値をを生成する平均値
生成手段と、この平均値生成手段により生成された前記
平均値により前記記録光ビームの大きさを検知する第2
の検知手段と、この第2の検知手段の検知結果により記
録光ビームの異常の有無を判断する第2の判断手段とを
具備したことを特徴とする。
(作用) 本発明は、光出力手段から光ビームを放射させるに先立
って、移動手段により集光手段を強制的に集光手段の光
軸の一方向へ移動させることにより光記録媒体上でデフ
ォーカス状態にし、その後に光出力手段から光エネルギ
の高い記録光ビームを放射し、この記録光ビームの大き
さの妥当性をチエツクするようにしたものである。上記
デフォーカス状態にすることにより光記1媒体上での光
エネルギが分散されて、たとえ高い光エネルギの記録光
ビームを光記録媒体に放射しても光記録媒体を損傷する
恐れがなく、したがって、記録光ビームの照射位置を考
慮することなく記録光ビームの大きさを検知してその妥
当性を判断することができ、したがって、安定した情報
の記録ができるものとなっている。
また、上記光出力手段から出力される記録光ビームは、
一定周期のパルス状の光出力として発生するようにし、
この記録光ビームの大きさを検知する際は、これを平滑
化して平均値をとり、レベル信号として検知するように
している。これにより、記録光ビームの大きさを安定し
て検知してその妥当性を判断することができ、したがっ
て安定した情報の記録ができるものとなっている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の情報記録装置としての光デイスク装置
の概略構成を示すものである。すなわち、光ディスク(
光記録媒体)1は、例えばガラスあるいはプラスチック
ス等で円形に成型された基板の表面に、テルルあるいは
ビスマス等の金属被膜層がドーナツ形にコーティングさ
れて成るものである。
上記光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転
されるようになっている。このスピンドルモータ2は、
制御回路3から出力される制御信号に従って動作するモ
ータ制御回路(図示しない)により回転の始動、停止等
が制御されるようになっている。
上記制御回路(第1、第2、第3の制御手段、第1、第
2の判断手段)3は、例えばマイクロコンピュータ等に
より構成され、上記スピンドルモータ2の回転制御の他
、後述する種々の制御を司るものである。
上記光ディスク1の下方部には、光学ヘッド4が配設さ
れている。この光学ヘッド4は光ディスク1に対して情
報の記録あるいは再生を行なうもので、半導体レーザ発
振器5、コリメータレンズ6、偏光ビームスプリッタ7
、対物レンズ8、シリンドリカルレンズ9と凸レンズ1
0とから成る周知の非点収差光学系11.4分割光検出
器12、および光検出器13等により構成されている。
この光学へラド4は、例えばリニアモータ等によって構
成される移動機構(図示しない)により光ディスク1の
半径方向に移動可能に配設されており、制御部3からの
指示に従って記録あるいは再生の対象となる目標トラッ
クへ移動されるようになっている。
上記半導体レーザ発振器(光出力手段)5は、光出力制
御回路14からのドライブ信号S1に応じた発散性のレ
ーザ光(光ビーム)を発生するもので、情報を光ディス
ク1の記録膜1aに記録する際は、記録すべき情報に応
じてその光強度が変調された強いレーザ光を発生し、情
報を光ディスク1の記録膜1aから読出して再生する際
は、−定の光強度を有する弱いレーザ光を発生するよう
になっている。
上記半導体レーザ発振器5から発生された発散性のレー
ザ光は、コリメータレンズ6によって平行光束に変換さ
れて偏光ビームスプリッタフに導かれる。この偏光ビー
ムスブリッタフに導かれたレーザ光は、偏光ビームスプ
リッタ7を透過して対物レンズ8に入射され、この対物
レンズ8によって光ディスク1の記録膜1aに向けて集
束される。
上記対物レンズ(集光手段)8は、レンズ駆動機構とし
てのレンズアクチエータ(移動手段)15により、その
光軸方向に移動可能に支持されている。しかして、フォ
ーカスサーボ回路16からのサーボ信号S2により光軸
方向へ移動されることにより上記対物レンズ8を通った
集束性のレーザ光が光ディスク1の記録膜1aの表面上
に投射され、最小ビームスポットが光ディスク1の記録
膜1aの表面上に形成されるようになっている。
この状態において、対物レンズ8は合焦点状態となる。
また、上記対物レンズ8は、光軸と直交する方向にも移
動可能になっており、図示しないトラッキングサーボ回
路からのサーボ信号により上記対物レンズ8が光軸と直
交する方向へ移動されるようになっている。そして、上
記対物レンズ8を通った集束性のレーザ光が光ディスク
1の記録膜1aの表面上に投射され、光ディスクlの記
録膜1aの表面上に形成された記録トラックの上に照射
されるようになっている。この状態において、対物レン
ズ8は合トラック状態となる。そして上記合焦点および
合トラック状態において、情報の書込みおよび読出しが
可能となる。
一方、光ディスクlの記録Jllaから反射された発散
性のレーザ光は、合焦点時には対物レンズ8によって平
行光束に変換され、再び偏光ビームスブリッタフに戻さ
れる。そして、この偏光ビームスプリッタ7で反射され
てシリンドリカルレンズ9と凸レンズ10とから成る非
点収差光学系11によって4分割光検出器12上に導か
れ、フォーカスずれが形状の変化として現われる状態で
結像されるようになっている。
上記4分割光検出器12は、非点収差光学系11によっ
て結像された光を電気信号に変換する4個の光検出セル
によって構成されている。この4分割光検出器12で互
いに対角に配置された2個の光検出セルから出力される
2組の信号は、それぞれフォーカスサーボ回路16の増
幅器17および18に供給されるようになっている。
上記フォーカスサーボ回路16は、上記増幅器17およ
び18で増幅した2つの信号を入力して誤差増幅を行な
う誤差増幅器19、この誤差増幅器19の出力信号の位
相を補正する位相補正回路20、この位相補正回路20
の出力信号をドライバ22に供給するか否かを制御する
アナログスイッチ21により構成されている。このアナ
ログスイッチ21が制御回路3からのフォーカスオンオ
フ信号S3によりオンにされた場合に、上記位相補正回
路20からの信号がドライバ22を介してアクチエータ
15に供給されることによりサーボループが形成される
ようになっている。
また、上記増幅器17および18からの出力信号は加算
器23に供給され、この加算器23で加算された結果は
信号処理回路24に送出されるようになっている。この
信号処理回路24は、4分割光検出器12により光電変
換された信号の2値化処理等を行なうものである。この
信号処理回路24で2値化された信号は、光ディスク1
の記録内容を反映したものであり、再生信号S4として
制御回路3へ送出されるようになっている。
また、上記半導体レーザ発振器5の記録あるいは再生用
レーザ光の発光口と反対側の発光口に対向して設けられ
た、フォトダイオード等の光電変換素子により構成され
る光検出器13は、上記半導体レーザ発振器5からのモ
ニタ光が照射されることにより、そのモニタ光を電気信
号(光電流)に変換し、半導体レーザ発振器5の光出力
モニタ信号S5として光出力制御回路14に供給するよ
うになっている。
上記光出力制御回路14は、半導体レーザ発振器5が出
力する光出力モニタ信号S5を入力してフィードバック
制御を行なうことにより半導体レーザ発振器5の光出力
を一定に保つように制御するものである。
すなわち、電流電圧変換回路(平均値生成手段)25は
、上記光検出器13で光電変換され、電流信号として取
出された光出力モニタ信号S5を入力し、光検出器13
で受光した光強度、つまり半導体レーザ発振器5の光出
力に応じた電圧信号S6に変換するものである。
この電流電圧変換回路25は、第5図に示すように構成
されてる。すなわち、その反転入力端子(−)には上記
光検出器13が出力する光出力モニタ信号S5を入力し
、非反転入力端子(+)は接地された演算増幅器40と
、この演算増幅器40の反転入力端子と出力端子との間
に並列に挿入された抵抗RおよびコンデンサCとにより
構成されている。このように構成される電流電圧変換回
路25は、入力された光検出器13からの光出力モニタ
信号S5を平滑化して平均値として出力するようになっ
ている。この電流電圧変換回路25が出力する電圧信号
S6は誤差増幅器26およびレーザ出力異常検知回路2
7に供給されるようになっている。
上記誤差増幅器26は、上記電圧信号S6を一方の入力
とし、図示しない定電圧源により発生される基準電圧V
sを他方の入力として、これら両型圧S6およびVsを
比較し、その差分を増幅して誤差信号として出力するも
のである。上記基準電圧Vsは、再生に必要な光出力を
得るための一定電圧であり、上記電圧信号S6を基準電
圧Vsに近付けるべくフィードバック制御されることに
より、半導体レーザ発振器5から一定の光出力が得られ
るように作用する。上記誤差増幅器26からの誤差信号
はドライバ28に供給されるようになっている。
上記ドライバ28には、制御回路3から、記録すべき情
報に応じた記録パルス信号S7が供給されるようになっ
ており、これにより記録のための光出力が上記半導体レ
ーザ発振器5から出力されるようになっている。なお、
上記ドライバ28には、再生時には、誤差増幅器26が
出力する電圧信号が入力され、記録時には、直前の再生
時に入力されていた電圧値をサンプルホールド回路(図
示しない)で保持した電圧信号が入力されるようになっ
ており、これら2つの入力が記録を行なうか再生を行な
うかによって切換えられるようになっている。そして、
記録、再生いずれの場合にも再生時の光出力のレベルで
フィードバック制御が行なわれるようになってる。
リレー回路29は、図示しない電源装置から光出力制御
回路14に供給される電圧源Eの遮断・投入を制御する
もので、上記制御回路3からのレーザビームオンオフ信
号S8に基づいて開閉制御されるようになっている。
上記レーザ出力異常検知回路(第1、第2の検知手段)
27は、電流電圧変換回路25からの電圧信号S6をモ
ニタし、この電圧信号S6が予め設定されている変動許
容範囲を越えた場合、つまり異常を検知した場合に、そ
の旨の異常検知信号S9を制御回路3に出力するもので
ある。これにより、制御回路3はレーザビームオンオフ
信号S8を駆動してリレー回路29を開放することによ
り、光出力制御回路14へ供給する電圧源Eを遮断する
ようになっている。
また、D/A変換器30は、対物レンズ8を強制的にデ
フォーカス状態にする際の強制ドライブ信号SIOを生
成するものである。すなわち、対物レンズ8を強制的に
デフォーカス状態にする際は、上記アナログスイッチ2
1をオフにしてフォーカスサーボループを切断し、制御
回路3から所定のデジタル信号SllをD/A変換器3
0に供することによりアナログ信号に変換し、このアナ
ログ信号を強制ドライブ信号510としてドライバ22
に供給し、これによりレンズアクチエータ15を駆動し
て対物レンズ8を強制的に下方向(光ディスク1から離
間する方向)へ移動させるようになっている。
次に、デフォーカス状態にある時の光デイスク1上に形
成されたビームスポットのエネルギ密度について第3図
を参照して説明する。
一般に、対物レンズ8の開口数NAは、対物レンズ8の
外周とその焦点とを結ぶ線が光軸と為す角度をθとした
場合に、N A = sinθで表わされる。この開口
数NAは、記録・再生用光デイスク装置では、NA−0
,5〜0.55に設定されるのが一般的である。この時
、半導体レーザ発振器5の発光波長が800nm程度で
あれば、合焦点時には、光ディスク1の記録膜la上で
のスポット直径d1は約1μmに集束される。
一方、光ディスク1からの情報再生時は、光デイスク1
上での再生レーザパワーは1mW(ミリワット)程度の
ものが供給されて再生が行なわれ、情報記録時は、光デ
イスク1上での記録レーザパワーは10mW程度のもの
が供給されてピット形成が行なわれる。
ここで、対物レンズ8の焦点距離をLlとすると、対物
レンズ8が合焦点状態から図示矢印A方向へΔLだけ移
動(デフォーカス)したとすると、対物レンズ8による
集束光の光路は点線で示すような状態になる。今仮に、
上記移動距離を、ΔL=0.1mmとし、開口数NA−
0,5とすると、光ディスク1の記録膜la上でのビー
ムスポットの直径d2は次のようになる。
d2−2XΔL X tanθ・(1)式ここで、N 
A = s1nθ−0,5であるからθ請30°である
。した力(って、 d2=2X0.I Xtan 30” −0,115m
mとなる。
この時の記録膜la上のビームスポットの光エネルギ密
度は、合焦点時のビームスポットの直径di−0,1μ
mに対し、面積での比となるので、(d 1/d 2)
 2−11/(0,115x1000) l 2ζ1/
10000となる。
すなわち、開口数NA−0,5の対物レンズ8で、合焦
点状態から0.1mmデフォーカスさせると、光ディス
ク1の記録膜1a上でのレーザパワー密度は1万部の1
以下となる。したがって、例えば、記録に用いられるレ
ーザのパワーを10mWとしても、上記デフォーカス状
態では1μWに相当し、通常の再生レーザパワー1mW
に対しても十分の1以下の十分小さな値となり、上記光
ディスク1の記録膜1aに対し損傷を与えたり、既に書
込まれている情報を破壊することはない。
次に、上記デフォーカス状態をつくり出すために、対物
レンズ8を距離0.1mmだけ移動させる構成の実現性
について説明する。光ディスク1の面振れ規格は、例え
ば5インチの光ディスクについてはISO規格により決
められており、8インチあるいは12インチ等の光ディ
スクの面振れ量の規格もこれに準じて決められる。
光デイスク装置では、上記光ディスク1の面振れに対し
てレンズアクチエータ15に支持された対物レンズ8を
、フォーカスサーボ回路16からのサーボ信号S2によ
り追随移動させて常に合焦点状態になるように制御され
る。したがって、レンズアクチエータ15による対物レ
ンズ8の可動範囲は、光ディスク1の最大面振れ量の2
倍以上は確保するように構成されているのが一般的であ
るので、対物レンズ8を強制的に移動させて、強制的デ
フォーカス量〉(先ディスクの最大面振れ量+0.1m
m)・・・(2)式 の条件を満足するように構成することは第1図に示す構
成にて容易に実現できる。
例えば、5インチの光ディスクでは、最大面振れ量は±
0.3mmと規定されているので、レンズアクチエータ
15による対物レンズ8の可動範囲は、±0.6mm以
上とするのが一般的であり、上記デフォーカス状態をつ
くりだすために対物レンズ8を移動させる0、1mmの
距離は十分に確保することができる。
次に、上記のように構成される光デイスク装置の半導体
レーザ発振器5をオンにする場合の動作について、第2
図のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
まず、半導体レーザ発振器5をオンにするに先立って、
第2図(a)に示すように、制御回路3から低レベル′
0′のフォーカスオンオフ信号S3を出力することによ
りアナログスイッチ21をオフにする。これにより、フ
ォーカスサーボループが切断され、対物レンズ8はフォ
ーカッシング制御から開放される。次いで、制御回路3
内部のCPUから、レンズアクチエータ15を強制的に
移動させるためのデジタル信号Sllを出力する。この
デジタル信号S11は、D/A変換器30でアナログ信
号に変換されて、第2図(b)に示すように、強制ドラ
イブ信号SIOとしてドライバ22を介してレンズアク
チエータ1うに供給される。これにより対物レンズ8は
、上記デジタル信号Sllの値に応じた距M(第3図に
示すΔL)だけ強制的に移動されてデフォーカス状態が
っくり出される。
次いで、上記デフォーカス状態で、第2図(C)に示す
ように、制御回路3から高レベル゛1゛のレーザビーム
オンオフ信号S8が出力され、リレー回路29の接点が
接続される。これにより、電圧原Eが光出力制御回路1
4に供給され、半導体レーザ発振器5がオンにされてレ
ーザビームの出力が開始される。
一方、上記半導体レーザ発振器5がオンにされることに
より発生されるモニタ光は、光検出器13で光出力に応
じた電流に変換されて光出力モニタ信号S5として電流
電圧変換回路25に供給される。電流電圧変換回路25
は、上記光出力モニタ信号S5を平均値としての電圧信
号S6に変換し、誤差増幅器26、およびレーザ出力異
常検知回路27に供給する。
上記電圧信号S6が供給された誤差増幅器26では、予
め設定されている基準電圧Vsと上記電圧信号S6とを
比較し、その誤差分を誤差信号として出力する。この誤
差信号は、上記電圧信号S6が基準信号Vsより大きけ
れば半導体レーザ発振器5の光出力を小さくし、上記電
圧信号S6が基準信号Vsより小さければ半導体レーザ
発振器5の光出力を大きくする信号であり、かかるフィ
ードバック制御により上記基準電圧Vsと電圧信号S6
とが等しくなるように作用し、これにより半導体レーザ
発振器5の光出力が一定に保たれるようになっている。
一方、上記電圧信号S6が供給されたレーザ出力異常検
知回路27は、当該装置が再生光出力状態であることを
判断すると、上記電圧信号S6が、光出力の1mWに相
当する電圧に対して所定範囲内にあるか否かを検査する
。そして、所定範囲内になければ、第2図(d)に示す
ように、その旨を表わす異常検知信号S9を制御回路3
に出力する。制御回路3は、所定のタイミング(例えば
第2図(e)に示すタイミング)で上記異常検知信号S
9の有無をチエツクし、異常検知信号S9が高レベル゛
1゛であればレーザビームオンオフ信号S8を低レベル
′0′にすることによりリレー回路29の接点を開放し
、光出力制御回路14への電圧REの供給を停止する。
以上の動作により、再生光出力時に異常先出力が発生し
た場合でも光ディスク1に既に記録されている情報を破
壊することがないものとなっている。
次いで、上記再生光出力が所定範囲内にあることが判断
されると、つまり上記所定のタイミングで上記異常検知
信号S9が高レベル−1″になっていないことが判断さ
れると、制御回路3は、第4図(a)に示すような、一
定周期の記録パルス信号S7をドライバ28に供給する
。この記録パルス信号S7は、ドライバ28において、
誤差増幅器26から出力される再生光出力用の信号に重
畳されてドライブ信号S1として半導体レーザ発振器5
に供給される。これにより半導体レーザ発振器5からは
、上記記録パルス信号S7に応じてオンオフする光出力
が得られる。この際、半導体レーザ発振器5から発生さ
れるモニタ光も上記と同様のオンオフする光出力が得ら
れ、これが光検出器13にて光電変換されて電流電圧変
換回路25に供給される。そして、この電流電圧変換回
路25で発光出力の平均値としての電圧信号S6が得ら
れる。
今例えば、上記記録パルス信号S7による半導体レーザ
発振器5の記録レーザパワーの最大値を10mWとし、
パルスデューティを30%とすると、第4図(b)に示
すように、上記電流電圧変換回路25から出力される平
均値は4mWとなる。
上記電圧信号S6が供給されたレーザ出力異常検知回路
27は、当該装置が記録光出力状態であることを判断す
ると、上記電圧信号S6が、光出力の4mWに相当する
電圧に対して所定範囲内にあるか否かを検査する。そし
て、所定範囲内になければ、上記第2図(d)に示した
と同様に、その旨を表わす異常検知信号S9を制御回路
3に出力する。制御回路は、上記と同様に所定のタイミ
ングで上記異常検知信号S9の有無をチエツクし、異常
検知信号S9が高レベル゛1′であればレーザビームオ
ンオフ信号S8を低レベル゛0゛してリレー回路29の
接点を開放し、光出力制御回路14への電圧源Eの供給
を停止する。以上の動作により、記録光出力状態で異常
先出力が発生した場合でも、光ディスク1を損傷する事
態を防止でき、また光ディスク1に安定して情報を記録
することができるものとなっている。
以上の一連の動作により再生光出力および記録光出力が
妥当であることが判断されれば、第2図の点線で示すよ
うに、制御回路3は再生レーザパワーを出力するととも
にデジタル信号S11を出力してD/A変換器30およ
びドライバ22を介してアクチエータ15を駆動するこ
とにより対物レンズ8を合焦点位置方向へ移動させる。
そして、合焦点位置に至ったことが判断された際、アナ
ログスイッチ21をオンにしてフォーカスサーボループ
を接続する。以降は、フォーカスサーボループによる自
動フォーカス制御が行なわれ、光ディスク1からの情報
の読出し、書込み等の通常の動作が行なわれる。
以上説明したように、半導体レーザ発振器5からレーザ
ビームを放射させるに先立って、レンズアクチエータ1
5により対物レンズ8を強制的にその光軸の一方向へ移
動させることにより光デイスク1上でデフォーカス状態
にし、その後に半導体レーザ発振器5から光エネルギの
高い記録レーザビームを放射し、この記録レーザビーム
の大きさの妥当性をチエツクするようにしたので、光デ
イスク1上での光エネルギが分散されて、たとえ高い光
エネルギの記録レーザビームを光ディスク1に放射して
も光ディスクを損傷する恐れがなく、したがって、記録
レーザビームの照射位置を考慮することなく記録レーザ
ビームの大きさを検知してその妥当性を判断することが
できるものとなっている。
また、上記半導体レーザ発振器5から出力される記録レ
ーザビームは、一定周期のパルス状の光出力として発生
するようにし、この記録レーザビームの大きさを検知す
る際は、これを平滑化して平均値をとり、レベル信号と
して検知するようにしたので、記録レーザビームの大き
さの検知を安定して行なうことができるものとなってい
る。
以上のように、光ディスク1に記録されている情報の破
壊および光ディスク1の損傷を防止しつつ、半導体レー
ザ発振器5のレーザビームの大きさの正確なチエツクが
可能となり、したがって、確実に異常の有無をチエツク
できるので装置を安定して動作させることができるもの
となっている。
なお、上記実施例では、デフォーカス状態をつくり出す
に際し、対物レンズ8を光ディスク1から遠ざける方向
へ移動させたが、光ディスク1へ近付ける方向へ移動さ
せるようにしても良い。この場合も、上記実施例と同様
の効果を奏する。
また、上記実施例では光デイスク装置に適用した場合に
ついて説明したが、これに限定されるものでなく、光が
有するエネルギを用いて光学的に情報を記録・再生する
装置に広く適用できるものである。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、安定した情報の記
録ができるとともに、光記録媒体の破損を防止すること
のできる情報記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は光デイス
ク装置の電気回路の概略構成を示すブロック図、第2図
は動作を説明するためのタイミングチャート、第3図は
デフォーカス状態を説明するための説明図、第4図は記
録光の異常を検知する動作を説明するための図、第5図
は電流電圧変換回路の詳細な構成を示す図である。 1・・・光ディスク(光記録媒体)、2・・・スピンド
ルモータ、3・・・制御回路(第1、第2、第3の制御
手段、第1、第2の判断手段)、4・・・光学ヘッド、
5・・・半導体レーザ発振器(光出力手段)、8・・・
対物レンズ(集光手段)、12・・・4分割光検出器、
13・・・光検出器、14・・・光出力制御回路、15
・・・レンズアクチエータ(移動手段)、25・・・電
流電圧変換回路(平均値生成手段)、27・・・レーザ
出力異常検知回路(第1、第2の検知手段)、29・・
・リレー回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (a)フォーカスオンオフ18号S3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ビームを放射する光出力手段と、 この光出力手段から放射された光ビームを光記録媒体上
    に集光する集光手段と、 この集光手段をその光軸方向に移動させる移動手段と、 この移動手段で前記集光手段を移動させることにより光
    記録媒体上で強制的なデフォーカス状態を生成する第1
    の制御手段と、 この第1の制御手段の制御によりデフォーカス状態にさ
    れた前記光出力手段から記録光ビームを放射させる第2
    の制御手段と、 この第2の制御手段の制御により前記光出力手段から放
    射された記録光ビームの大きさを検知する第1の検知手
    段と、 この第1の検知手段の検知結果により記録光ビームの異
    常の有無を判断する第1の判断手段とを具備したことを
    特徴とする情報記録装置。
  2. (2)光ビームを放射する光出力手段と、 この光出力手段から放射された光ビームを光記録媒体上
    に集光する集光手段と、 この集光手段をその光軸方向に移動させる移動手段と、 この移動手段で前記集光手段を移動させることにより光
    記録媒体上で強制的なデフォーカス状態を生成する第1
    の制御手段と、 この第1の制御手段の制御によりデフォーカス状態にさ
    れた前記光出力手段から一定周期のパルス状の記録光ビ
    ームを放射させる第3の制御手段と、 この第3の制御手段の制御により前記光出力手段から放
    射された前記一定周期のパルス状の記録光ビームの大き
    さの平均値を生成する平均値生成手段と、 この平均値生成手段により生成された前記平均値により
    前記記録光ビームの大きさを検知する第2の検知手段と
    、 この第2の検知手段の検知結果により記録光ビームの異
    常の有無を判断する第2の判断手段とを具備したことを
    特徴とする情報記録装置。
JP63293885A 1988-11-21 1988-11-21 情報記録装置 Pending JPH02141940A (ja)

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JP63293885A JPH02141940A (ja) 1988-11-21 1988-11-21 情報記録装置
US07/438,075 US5101392A (en) 1988-11-21 1989-11-20 Information recording apparatus
DE68918054T DE68918054T2 (de) 1988-11-21 1989-11-21 Optisches Wiedergabespeichergerät.
EP89121552A EP0370483B1 (en) 1988-11-21 1989-11-21 Information reproducing apparatus

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