JPH02141714A - 光学機器のレンズ駆動装置 - Google Patents

光学機器のレンズ駆動装置

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JPH02141714A
JPH02141714A JP29540088A JP29540088A JPH02141714A JP H02141714 A JPH02141714 A JP H02141714A JP 29540088 A JP29540088 A JP 29540088A JP 29540088 A JP29540088 A JP 29540088A JP H02141714 A JPH02141714 A JP H02141714A
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motor
speed
load torque
focus lens
lens
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JP29540088A
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Tatsuo Chiaki
達生 千明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ピントずれ量を検出し、該検出信号に基づい
てフォーカスレンズをモータで駆動し、合焦位置に移動
させるカメラ等の光学機器のレンズ駆動装置に関する。
(従来の技術) オートフォーカスカメラにおいて、フォーカスレンズを
合焦幅内に停止させるために、デフォーカス量が小さな
場合には、低速でレンズ駆動を行い、又デフォーカス量
が大針な場合には、合焦点の所定量手前まで高速でレン
ズ駆動を行った後、低速駆動させ、精度良くフォーカス
レンズを合焦点に停止させる様にしたフォーカスレンズ
駆動装置が特開昭58−94334号や特開昭58−1
8611号等に開示されている。
また、合焦所要時間を短縮するために、デフォーカス量
に応じて、フォーカスレンズの減速領域の幅を変化させ
る様にしたフォー・カスレンズ駆動装置が、特開昭61
−45212号に開示されている。特開昭61−452
12号に開示されたフォーカスレンズ駆動装置の動作に
ついて、第6図(a)に基いて説明する。図において、
縦軸はモータ回転速度を示し、横軸は、フォーカスレン
ズくり出し量である。aはフォーカスレンズくり出し量
が少い値d、である時のくり出し位置に対するモータ回
転数を示す曲線であり、モータは目標くり出し位置d、
よりも、所定の減速領域χに入るまで加速され、減速領
域χに入ると減速された後、低い回転数ω。で目標位置
のy。
たけ手前まで駆動され、その後にモータのコイル端子を
短絡することでブレーキをかけ、フォーカスレンズをス
タート位置0からdlだけ移動し、合焦位置に停止させ
る。このとき回転数ω0は、ブレーキをかけた後のオー
バーラン量yIがフォーカスレンズの負荷トルクのバラ
ツキ等によフてバラついてもフォーカスレンズが合焦幅
内に停止し得る速度に設定される。また、減速領域χは
、所定の負荷トルク及び電源状態におけるフォーカスレ
ンズの加速、減速特性より、フォーカスレンズが合焦幅
内に停止するための速度ω0で駆動される領域Z1を残
して、最も高速ω1まで加速した後に、減速を終了し得
る量χ1である。第6図(a)より明らかな様に、フォ
ーカスレンズのくり出し量が大きくなるに従い、モータ
の回転数は増大し、フォーカスレンズのくり出し量があ
る程度以上大きくなると、モータの回転数は一定となる
が、前述の減速領域χは、前記速度ω0で駆動される領
域Zを歿して、最も高速まで加速した後に減速を終了し
得る量であるので、減速領域χは、フォーカスレンズの
くり出し量に応じて変化する。即ち第6図(a)におい
て、前述のフォーカスレンズくり出し量d1よりも大き
いd2だけフォーカスレンズをくり出す場合には、bで
示す様にモータは加速、減速される。この時の減速領域
χ2は、前述のくり出し量d、の時の減速領域χ1より
も拡大される。また、さらに大きく、d、たけフォーカ
スレンズをくり出す場合の減速領域χ3は、d2だけフ
ォーカスレンズをくり出す時のセータの加速、減速パタ
ーンにおいて、モータは、最高速ω2に達していたので
、χ2と等しい値となる。この様に、減速領域を変化さ
せ、低速で駆動される領域が広くならない様にすること
により、特開昭61−45212号に開示された装置に
おいては、フォーカスレンズの起動から停止までに要す
る時間が短縮されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来例においては、減速領域χの幅は、
フォーカスレンズ駆動装置を設計する際、所定の負荷ト
ルクを想定して決定している。そのため、実際の使用条
件下においては、たとえば高温環境下でモータの回転を
フォーカスレンズの光軸方向のS勅に変換するへりコイ
ドネジ部に塗布した潤滑油の粘度が低くなり、負荷トル
クが減少すると、第6図(b)に動作を図示する様に、
フォーカスレンズはあらかじめ想定された減速パターン
よりもゆるやかに減速され、フォーカスレンズが合焦位
置を通り過ぎてしまうことがある。
上記の負荷トルクが軽くなった際の動作を、第6図(b
)に従い説明する。第6図(b)において、a、b、c
は、フォーカスレンズのくり出し量に応じた減速領域χ
を決定する際に想定した、モータの加速、減速パターン
を表し、a゛。
b’ 、c’は実際のモータの加速、減速パターンを表
す。ここで低速回転速度ω。は負荷トルクが変化しても
フォーカスレンズを合焦幅内に停止させ得る値に設定さ
れている。フォーカスレンズを、dlだけくり出す場合
、駆動開始とともにモータは起動し、加速する。フォー
カスレンズが減速領域に入ると、モータは減速するが、
負荷トルクが軽いために、想定した減速パータンよりも
ゆるやかに減速される。そのため、目標位置よりもy1
手前までフォーカスレンズが動いた時のモータの回転速
度は、速度ω。まで落ちておらず、そのために、ブレー
キをかけた後の停止位置は、本来の停止位置よりもgl
だけ行き過ぎた位置となる。また、フォーカスレンズを
、d、、d、だけくり出す場合も同様に、夫々本来の停
止位置よりも、gi+gsだけ行き過ぎてしまう。
この様に、従来のフォーカスレンズ駆動装置においては
、減速領域を設定する際に想定したフォーカスレンズの
負荷トルクよりも実際の負荷トルクが軽くなる様な状況
下では、合焦精度が悪化したり、フォーカスレンズが合
焦位置を一度通り過ぎた後にふたたび反転駆動されるこ
とにより、官能上支障をきたしたり、合焦所要時間が長
くかかる等の問題点を有していた。
また逆に低温環境下ではモータの回転をフォーカスレン
ズの光軸方向の移動に変換するヘリコイドネジ部に塗布
した潤滑油の粘度が高くなり、負荷トルクの増加を招き
、第6図(C)に動作を図示する様に、フォーカスレン
ズはあらかじめ想定された減速パターンよりも急速に減
速されてしまうため低速で駆動される領域が拡大してし
まう。上記の負荷トルクが重くなった際の動作を第6図
(C)に従い説明する。第6図(C)において、a、b
、cはフォーカスレンズのくり出し量に応じた減速領域
χを決定する際に想定したモータの加速、減速パターン
を示す。ここで低速回転速度ω0は負荷トルクが変化し
ても、フォーカスレンズな合焦幅内に停止させ得る値に
設定されている。
フォーカスレンズをd、だけくり出す場合、駆動開始と
ともに、モータは起動し、加速する。
フォーカスレンズが減速領域に入ると、モータは減速す
るが、負荷トルクが重いために、想定した減速パターン
よりも急速に減速される。そのため、低速回転速度ω0
で駆動される領域がzlからZl’ に拡大し、低速で
広い範囲を動くことにより、合焦所要時間が長くなる。
フォーカスレンズをd2. d、だけくり出す場合も同
様に低速回転速度ω。で駆動される領域がそれぞれz2
からL’、Z3から7.1 へと拡大され、dlだけ駆
動する場合の合焦所要時間の増加分と比較してもざらに
合焦所要時間の増加分が増し、合焦所要時間が長くなる
この様に、従来のレンズ駆動装置においては、減速領域
を設定する際に想定したフォーカスレンズの負荷トルク
よりも実際の負荷トルクが重くなる様な状況下では、合
焦所要時間が長くなるという問題点を有していた。
本発明は、使用環境条件の変化等により、フォーカスレ
ンズの負荷トルクが変化しても、合焦所要時間を短縮で
きる光学機器のレンズ駆動装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的を達成するための代表的な構成は、光学機
器のフォーカスレンズを駆動するモータと、ピントずれ
を検出するピントずれ検出手段と、フォーカスレンズの
移動量を検出するレンズ穆勤量検出手段と、該モータの
回転速度を検出する回転速度検出手段と、該モータを定
速度で回転させるべくモータ駆動手段に定速度情報を出
力する定速制御手段と、該ピントずれ検出手段からのピ
ントずれ情報と該レンズ移動量検出手段からのレンズ位
置情報とに基づいて該フォーカスレンズを合焦方向に移
動すべく該モータを加速駆動してから所定の減速速度ま
で減速し、その後停止させるように該定速制御手段に該
モータの回転速度を指示すると共に、該モータを駆動制
御するモータ駆動手段に回転方向および停止を指示する
速度指示制御手段とを備え、該速度指示制御手段は、該
定速制御手段から該モータ駆動手段に出力される定速度
情報と該回転速度検出手段からの速度情報に基づいてフ
ォーカスレンズの負荷トルクを演算する負荷トルク演算
部と、該負荷トルク演算部で演算して得られた負荷トル
クと該回転速度検出手段からの回転速度情報とに基づい
て該所定の減速速度に達するまでの減速領域を設定する
減速領域設定部とから構成したことを特徴とする光学機
器のレンズ駆動装置にある。
〔作 用〕
上記の如く構成した光学機器のレンズ駆動装置は、フォ
ーカスレンズを合焦位置に移動させる際、モータの回転
速度とフォーカスレンズの負荷トルクに応じて減速領域
を設定する。
(実施例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明によるレンズ駆動装置の一実施例を示す
回路図である。
1はカメラの測距装置における焦点検出回路で、後記す
る制御装置2から測距開始信号が入力されると、COD
等の撮像素子からなる不図示の焦点検出器の蓄積を開始
し、蓄積が終了すると、検出したデフォーカス量(焦点
ズレ量)を制御装置2に出力する。
2はマイクロコンピュータからなる制御装置で、焦点検
出回路1における焦点検出器、後記するカウンター6の
駆動を制御すると共に焦点検出回路1からの焦点ズレ量
、カウンター6および後記するへ/Dコンバータ3,5
がらの情報が人力され、また後記するD/Aコンバータ
4およびモータ駆動回路7に、速度データおよびそ一夕
駆勅信号を出力する。
7はフォーカスレンズ駆動用のモータ30を駆動するモ
ータ駆動回路、8はモータ30を一定速度で駆動させる
定速制御回路、10はモータ30の回転速度に比例した
周波数のパルスを出力するパルス検出回路、9はパルス
検出回路10からのパルスの周波数に対応した電圧を出
力するf/v変換回路、3は定速制御回路8からの出力
電圧(モータ30に印加されている電圧)をデジタル変
換して制御装置2に出力する第1 A/Dコンバータ、
4は制御装置2で設定した定速制御の速度指令値(速度
データ)をアナログ変換して定速制御回路8に入力する
D/Aコンバータ、5はf/v変換回路9の電圧をデジ
タル信号に変換して制御装置2にモータ30の回転速度
情報を出力する第2 A/Dコンバータである。6はダ
ウンカウンタ−で、制御装置2から所定の値(焦点検出
回路1が検出した焦点ズレ量に対応してパルス検出回路
10のパルス信号に換算した値)にセットされ、パルス
検出回路10からのパルス信号が入力すると、カウンタ
ー値をダウンカウンタすると共に、カウンターの値、す
なわちフォーカスレンズがどれだけ光軸方向に移動した
か(目標位置までどれだけ移動量が残っているか)を制
御装置2に随時出力する。
また、そ−夕駆動回路7には、制御装置2に接続される
第2〜第5入力端子7b、 7c、 7d、 7eがあ
り、これらの入力端子7b、 7c、 7d、 7eヘ
ハイレベル(H)、ローレベル(L)のデジタル信号を
入力することで、モータ30の正転、反転、ブレーキ、
モータ端子開放を指示するようになっており、また第1
入力端子7aには定速制御回路8の出力電圧が入力し、
入力電圧に略等しい電圧がモータ30に印加され、第2
〜5入力端子の入力状態に従ってモータ30を所定の方
向に起動停止する。
制御装置2は、内部ROMに第1 A/Dコンバータ3
から人力されるモータ3oに印加している電圧の情報と
、第2 A/Dコンバータ5により入力さりるモータ3
0の回転速度の情報とに基づいて、負荷トルクに相当す
る情報を算出する演算式をメモリーし、また該負荷トル
クに相当する情報と、第2^/Dコンバータ5より入力
されるモータ30の回転速度情報とに基づいて、減速領
域に相当するパルス数を算出する演算式をメモリーして
いる。
次に各回路ブロックの構成を第1図に従って説明する。
モータ駆動回路7は、第1図の様に第1〜第4のトラン
ジスタ21,22,23゜24がトランジスタブリッジ
を構成し、モータ30と接続されている。第1及び第3
のトランジスタ21及び23のベースには夫々第1及び
第2のバッファ19及び2oが接続され、第1及び第2
のバッファ19.20の入力端子は夫々抵抗17.18
を介して、定速制御回路8の出力端子8cに接続されて
いる。また、第1及び第2のバッファ19.20の入力
端子は、夫々第3及び第4のバッファ11.14を介し
て制御装置2に接続される。第3及び第4のバッファ1
1.14はその出力段がオープンコI・フタとなってい
るため、第3のバッファ11に接続されるモータ駆動回
路10の第2入力端子7eのレベルがHとなると、第1
のバッファ19の入力端子には、定速制御回路8の出力
端子8Cに出力される電圧がそのまま印加される。
また、第4のバッファ14に接続されるモータ駆動−回
路7の第5入力端子7bのレベルがHとなった時も同様
に、第2のバッファ20の入力端子には、定速制御回路
8の出力端子8cに出力される電圧が印加される。また
、モータ駆動回路7の第2〜第5入力端子7b〜7eの
状態は下記の表に示す組合せ以外は禁止され、それぞれ
の状態の時はモータ30は表に示す状態となる。
ここで、モータ30が正転もしくは反転状態にある場合
は、モータの端子間には略定速制御回路8の出力電圧が
印加される。25〜27は、ダイオードである。
定速制御回路8において、29は差動アンプであり、第
1入力端子8aに入力された電圧と第2の入力端子8b
に入力された電圧の差を出力する。48はオペアンプで
、第1入力端子8aに入力された電圧を抵抗31〜34
で決定される倍率で増幅し出力する。
差動アンプ29の出力は抵抗47を介し、またオペアン
プ48の出力は抵抗35を介して、それぞれバッファ3
6に入力される。上記のような構成により定速制御回路
8は、D/Aコンバータ4を介し、制御装置2によって
指定されるモータ回転数に対応する電圧に、指定速度と
、実際の速度の差に所定の係数をかけた電圧を重ねた電
圧を、出力端子8cに出力する。
f/v変換回路9は、単安定マルチバイブレータ37と
、抵抗38,39.コンデンサ4oからなるフィルター
回路と、バッファ41からなる周知のf/v変換回路で
、単安定マルチバイブレータ37に入力されるパルスの
周波数に略比例した電圧を出力端子9bに出力する。
パルス検出回路10は、フォトリフレクタ。
パルス板よりなる周知のパルス検出回路である。パルス
板44は表面に反射、非反射の面が交互に設けられ、モ
ータ3oの回転と同期して回転する。発光ダイオード4
2は定電流回路43により駆動される。フォトトランジ
スタ46のコレクタは抵抗45を介して電源に接続され
るとともに、シュミットトリガ回路49の入力端子に接
続されている。発光ダイオード42の光がパルス板44
の反射面に反射し、フォトトランジスタ46に入力する
と、パルス検出回路10の出力レベルはHとなり、発光
ダイオード42の光がパルス板44の非反射面に吸収さ
れると、パルス検出回路10の出力レベルはLどなる。
パルス板44がモータ30の回転に同期して回転すると
、パルス検出回路10は、モータ30の回転速度に比例
した周波数のパルスを出力する。
このように構成したレンズ駆動装置は、第5図に示すよ
うにモータ30の回転を制御して、フォーカスレンズを
光軸方向に沿って移動させる。
すなわち、第5図において、曲線e、e’は減速開始時
に招けるモータの回転数が、所定の定速制御速度ω2に
達していない場合の駆動状態で、この場合の減速領域χ
4は想定されるフォーカスレンズの最も軽い負荷トルク
とモータの回転速度により決定され、負荷トルクが軽い
場合はeで示す曲線にしたがってモータの減速を行ない
、z4で示す領域を低速の制御速度ω0で駆動した後、
ブレーキをかけて合焦位置にフォーカスレンズを停止さ
せる。
ここで、減速領域は負荷トルクが軽いとして算出してい
るため、負荷トルクが重い場合にはモータθ°で示すよ
うに減速し、低速の制御速度ω0で駆動される領域がz
4→Z4’ に変わって広くなり、eで示した減速パタ
ーンに比べて合焦所要時間が長くなるが、このような場
合は、フォーカスレンズの駆動量そのものが少ないため
に合焦所要時間は短く、負荷変動により長くなる時間は
極めて微少である。
また、曲線f、g、hは夫々減速開始時におけるモータ
の回転数が所定の定速制御速度に達した場合の駆動状態
を示し、fはフォーカスレンズの負荷トルクが軽い場合
、gは負荷トルクが標準的な場合、hは負荷トルクが重
い場合を示している。
モータの回転速度がω2に達して定速制御がかかってい
る状態では、減速領域はモータの回転数ω2と、モータ
を回転数ω2で回転させるのに要する電圧とから算出さ
れる負荷トルクにより決まるので、負荷トルクの大小に
応じて減速領域が拡大したり、縮小される。すなわち、
負荷トルクが大きいと減速領域を縮小し、軽くなると拡
大する。したがって、モータは負荷トルクに応じた適当
な減速パターンで減速し、負荷トルクによらず合焦時間
が短くなる。
次に、本実施例によるレンズ駆動装置の動作を第2図に
示す制御装置の動作手順を示すフローチャートに基づい
て説明する。
フォーカスレンズ駆動スイッチ(不図示)がオンされる
と(ステップNo、101) 、焦点検出回路1の焦点
検出器に蓄積開始を支持する(ステップNo、IO2)
検出器の蓄積が終了すると、焦点検出回路1から焦点ズ
レ情報を受取り、焦点ズレ量がパルス検出回路10の出
力するパルスに換算して何パルスに相当するかの演算を
行なう(ステップNo、103)。
そして、その結果から低速の第2制御速度ω。からブレ
ーキをかける際にオーバーランすると見込まれる量を引
いた値Ps(パルス値)をカウンター6にセットする(
ステップNo。
104)。カウンター6はパルス検出回路10からパル
スが1パルス入力されると自動的にカウンターの値をP
N=PN−1に減算する。
次に、モータ30の回転数を高速の第1制御遠度ω2と
するように、D/Aコンバータ4に速度指令データを出
力する(ステップNo、105)D/Aコンバータ4の
出力信号は、定速制御回路8に入力され、ここで定速制
御回路8は、(モータ30を第1制御ω2で回転させる
ことができるはずの電圧)+〔指令速度と実際の速度(
ω=0)の差〕×αなる電圧を出力する。
なお、αは定数である。
そして、モータ駆動回路7の第3.4のバッファ11.
14に接続される入力端子7b、7dの人力レベルをL
からHにし、モータを起動する(ステップNo、106
)。
次に、カウンター6の内容が変化したかを調べ(ステッ
プNo、107) 、もし、変化がなければモータ30
が回転することによってパルス検出回路10が出力する
パルス周期の上限値よりも十分短い周期で、カウンター
の変化を調べつづける。カウンター6の内容が変化する
と、前回カウンター6の内容が変化してから、今回カウ
ンター6の内容が変化するまでの時間をΔT1として記
憶する(ステップNo、108)次に、あらかじめ記憶
している第1制御速度ω2に相当するパルス間隔ΔT 
refとΔT1を比較し、その差があらかじめ記憶して
いる速度制御幅TWにおさまっているかを判断する(ス
テップNo、109)。ここで、モータ30が起動され
てから、1回のカウンター6の状態変化の場合には、モ
ータ起動後1ロ目のカウンター6の状態変化までの時間
をΔT1として記憶するが、この時は、ΔT1の値にか
かわらず、ΔT refとΔT1の差は速度制御幅内τ
Wにはないと判断される。ΔT1が速度制御幅内にない
と判断されると、負荷トルクに相当する情報TLにあら
かじめ記憶している値TLoがセットされる(ステップ
No、114)。ここでTLOは、想定し得る最小の負
荷トルクに相当する値である。
ΔT1が速度制御幅TWに入っていると判断されると、
マイコン2は第1^/Dコンバータ3から、モータ30
に印加されている電圧の情報Vmを読み取り(ステップ
No、110) 、負荷トルクに相当する情報TLを計
算する(ステップNo、111)。ここでTLを求める
計算式はTL=AxVm −C Δ T で表される。なお、A、B、Cはモータの特性によって
決る定数で、制御装置2にあらかじめ記憶されている。
次に、上記記憶している値TLOもしくは、電圧の情報
Vm及びパルス間隔ΔTより算出される負荷トルクに相
当する情報TLと、パルス間隔ΔTを用いて、減速領域
の幅SDを計算する(ステップNo、112)。
減速領域の幅SDを算出する計算式は、で表される。な
お、D、Eは、それぞれフォーカスレンズ及びモータの
慣性モーメントにより決る定数及びフォーカスレンズな
合焦幅内に止めるための遅い回転速度ω0で駆動する量
により決る定数であり、あらかじめ制御装置2に記憶し
ている。
減速領域の幅SDが算出されると、カウンター6の値P
Nと、減速領域SDとを比較しくステップNo、113
) 、P?l> S Dであれば、モータ30の回転速
度設定値ΔT refを変化させることなく、カウンタ
ー6の状態変化をくり返し調べる動作にもどる(ステッ
プN、107)。pN≦SDであれば、D/Aコンバー
タ4に出力する速度指令値を低速ω0に変更する(ステ
ップNo、115)。
これによってD/Aコンバータ4の出力が下り、定速制
御回路8の出力レベルも低下し、モータ30に印加され
る電圧も下り、減速が開始される。減速が開始されると
、速度検出及び負荷トルクの計算は中止し、カウンター
6の状態変化のみを監視しくステップNo、116) 
 カウンター6の値P、4がOになると(ステップNo
、117)、モータ駆動回路への出力をモータ30にブ
レーキがかかる状態に変化させ、所定時間経過後に、D
/Aコンバーター4への出力をOにし、モータ駆動回路
7への出力を全てLにして、スタンバイ状態にもどる。
以上で1回のフォーカスレンズ駆動動作が終了する(ス
テップNo、 1i8 )。
以上の説明は、モータの定速度制御を、モータに印加す
る電圧を変化させて行う例であるが、モータに印加する
電圧を0N10FF L、て行う、周知のPWM制御を
用いても本発明によるフォーカスレンズ駆動装置は容易
に実現することができる。
第3図に定速度制御をPWM制御によって行う場合の本
発明の第2実施例の回路図を示す。
第1図に示した本発明の第1実施例と共通の構成には共
通の符号を付し、その説明は省略する。
51は第3 A/Dコンバータであり、入力は電源に接
続され、出力は、制御装置2に接続されている。52は
例えばインバータ65と、抵抗53.54.コンデンサ
ー55より成るフィルター回路であり、入力端子52a
に入力される信号のデユーティ比を出力端子52bに電
圧値に変換して出力する。したがって、デユーティ比が
上ると、出力電圧は下ることとなる。
56は、周知のPWM制御回路であり、第1の入力端子
56aと、第2の入力端子51ibにそれぞれ入力され
る電圧の差に応じたデユーティ−比の信号を出力端子5
Bcに出力する。ここで、第1の入力端子56aの電圧
に対し、第2の入力端子56bの電圧が高いと、デユー
ティ比は高くなり、56bの電圧が低いとデユーティ比
は低くなる。
モータ駆動回路7において、59.62は、アンド回路
であり、それぞれの第1の入力端子は、インバーター回
路を介して制御装置2と接続され、アンド回路59.6
2のそれぞれ他の入力端子は、PWM制御回路56の出
力端子56cに接続され、それぞれ制御装置2が、モー
タ駆動を指令する。モータ駆動回路7の第2の入力端子
7bまたは、第5の入力端子7eがHになっている状態
においては、PWM制御回路56cに出力される信号に
従って、アンド回路62はトランジスタ21°を0N1
0FFシ、アンド回路59はトランジスタ23°を0N
10FFする。
本発明によるフォーカスレンズ駆動装置の第2実施例に
おいては、制御装置の動作は、第4図に示す様に、第2
図に示す、本発明の第1実施例の動作と路間−であるが
、本発明の第2実施例においては、モータの速度制御を
、2wM制御によって行うために、モータに印加される
デユーティ−比のみを検出しても、電源電圧が変化する
と、フォーカスレンズの負荷トルクを算出することがで
きないために、本実施例においては、第4図ステップN
o、110’ に示す様にモータに印加されているデユ
ーティ−比Duを検出するとともに、電源電圧V[)を
検出し、フォーカスレンズの負荷トルクに相当する情報
を、T L = A x V D X D u −−−
CΔ 丁 という計算式で求める(スブッテNO,111’ )。
ここで、A、B、Cは、あらかじめ記憶している定数で
ある。
本実施例においてもフォーカスレンズを駆動する様子は
、第5図に示す、本発明の第1実施例の駆動の様子と同
一となる。
本実施例においては、フォーカスレンズの負荷トルクと
モータの回転数に応じて、減速領域が拡大縮少されるた
め、短い合焦所要時間が得られるとともに、PWM制御
により、モータの定速度制御を行うため、電力損失を低
くおさえ、効率の良いフォーカスレンズの駆動を行うこ
とができる。
また、本発明によるフォーカスレンズ駆動装置において
は、以上の説明により明らかな様に、電源となる電池の
状態が変化した場合でも、モータの減速領域が変化し、
短い合焦時間を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、本発明によるレンズ駆動装置によれば
、フォーカスレンズの駆動を高速から低速に減速する減
速領域をモータの回転数と、モータに印加される電圧の
状態を検出することにより算出されるフォーカスレンズ
の負荷トルクと、モータの回転数とに応じて変化するよ
うにしたので、使用環境条件等の変化によるフォーカス
レンズの負荷トルクの変化や、電源の変化によらず、理
想的なモータの減速を行う事ができ、フォーカスレンズ
を起動して、合焦に至る時間を短縮できるという優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の回路図、第2図は第1実
施例の動作を示すフローチャート、第3図は第2実施例
の回路図、第4図は実施例2の動作を示すフローチャー
ト、第5図は、本発明によるレンズ駆動装置の駆動状態
を示す図、第6図(a) 、 (b) 、 (c)は、
従来のレンズ駆動装置の駆動状態を示す図である。 1・・・焦点検出回路  2・・・制御装置3.5.5
1・・・A/Dコンバータ 4・・・D/Aコンバータ  6・・・カウンター7・
・・モータ駆動回路 8・・・定速制御回路9・・・速
度検出回路  10・・・パルス検出回路30・・・モ
ータ    44・・・パルス板震II ト′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光学機器のフォーカスレンズを駆動するモータと、
    ピントずれを検出するピントずれ検出手段と、フォーカ
    スレンズの移動量を検出するレンズ移動量検出手段と、
    該モータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、該
    モータを定速度で回転させるべくモータ駆動手段に定速
    度情報を出力する定速制御手段 と、該ピントずれ検出手段からのピントずれ情報と該レ
    ンズ移動量検出手段からのレンズ位置情報とに基づいて
    該フォーカスレンズを合焦方向に移動すべく該モータを
    加速駆動してから所定の減速速度まで減速し、その後停
    止させるように該定速制御手段に該モータの回転速度を
    指示すると共に、該モータを駆動制御するモータ駆動手
    段に回転方向および停止を指示する速度指示制御手段と
    を備え、 該速度指示制御手段は、該定速制御手段か ら該モータ駆動手段に出力される定速度情報と該回転速
    度検出手段からの速度情報に基づいてフォーカスレンズ
    の負荷トルクを演算する負荷トルク演算部と、該負荷ト
    ルク演算部で演算して得られた負荷トルクと該回転速度
    検出手段からの回転速度情報とに基づいて該所定の減速
    速度に達するまでの減速領域を設定する減速領域設定部
    とから構成したことを特徴とする光学機器のレンズ駆動
    装置。 2 前記速度指示制御手段は、前記回転速度検出手段か
    らの速度情報が変化している場合には負荷トルクを予め
    設定した値を減速領域設定部に出力することを特徴とす
    る請求項1に記載の光学機器のレンズ駆動装置。 3 前記定速制御手段はPWM制御方式で、前記速度指
    示制御手段の負荷トルク演算部は電源電圧と、該PWM
    制御方式の定速制御手段から出力されるデユーテー比と
    、前記回転速度検出手段からの速度情報とに基づいてフ
    ォーカスレンズの負荷トルクを演算することを特徴とす
    る請求項1に記載の光学機器のレンズ駆動装置。
JP29540088A 1988-11-22 1988-11-22 光学機器のレンズ駆動装置 Pending JPH02141714A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046031U (ja) * 1990-05-01 1992-01-21
WO2023189463A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 ソニーグループ株式会社 レンズ装置、撮影装置、制御方法、および撮影システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046031U (ja) * 1990-05-01 1992-01-21
WO2023189463A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 ソニーグループ株式会社 レンズ装置、撮影装置、制御方法、および撮影システム

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