JPH02141263A - サーマルヘッドの製造方法 - Google Patents

サーマルヘッドの製造方法

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JPH02141263A
JPH02141263A JP29459388A JP29459388A JPH02141263A JP H02141263 A JPH02141263 A JP H02141263A JP 29459388 A JP29459388 A JP 29459388A JP 29459388 A JP29459388 A JP 29459388A JP H02141263 A JPH02141263 A JP H02141263A
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thermal head
chips
metal foil
head chips
finger
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JP29459388A
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Tsuneo Ochi
越智 庸夫
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は感熱記録を行なうサーマルヘッドの製造方法
に関する。
[発明の技術的背景] 従来、発熱素子の選択的発熱により感熱記録を行なうサ
ーマルへラドは、基板上に発熱素子だけを有し、駆動回
路部とは別体になっている。そのため、印字ドツトがフ
ァインピッチになると発熱素子と駆動回路部との接続は
ワイヤーポンディングによらなければならなかった。し
かし、ワイヤーボンディングは接続の信頼性および量産
性に劣るものである。
そこで、薄膜トランジスタ(T P T)技術を用いて
発熱素子と駆動回路部とを1枚の基板に設けることが検
討されている。この場合、基板材料としてウェハを用い
れば製造工程を簡略化することができるが、印字幅の大
きいサーマルへラドを製造する際には、無駄となる面積
比率が増大する。
例えば、40W X OH■朧のサーマルヘッドを6イ
ンチのウェハから得る場合には、全品が良品としても5
0個程度しか得屯ことができない、しかし、BWX8H
m鵬のサーマルヘッドチップを製造し、これらを5個結
合して40W X 8+1層層のサーマルヘッドとすれ
ば、6インチのウェハから65個程度サーマルヘッドを
得ることができる。
また、TPT技術でサーマルヘッドを製造すれば、当然
、不良品が混在し、その不良率は面積に比例する。すな
わち、4011X 88■層のサーマルヘッドは8’l
X[tHmmのサーマルヘッドチップに対して不良発生
率が5倍となる。これは、8’l X 8’mmのサー
マルヘッドチップを5個結合する場合には欠陥チップの
みを取り除くことができるが、40’ X 68 ta
nのサーマルヘッドを一度に製造する場合には全体が不
良品となるからである。
それ故、最近では、素子数の少ない小さなサーマルヘッ
ドチップを多数形成し、この小さなサーマルヘッドチッ
プを複数個結合してサーマルヘッドを得ることが検討さ
れているが、このような方法では、隣接する各サーマル
ヘッドチップの端部同士が互いに邪魔となるため、単純
に複数個のサーマルヘッドチップを1列に配列すること
ができない、そのため、各サーマルヘッドチップの発熱
素子のピッチを合わせて結合することは極めて難しく、
いまだ、その技術は確立されていない。
[発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、素子数の少ない小さなサーマルヘッ
ドチップを複数個精度良く位置合わせして結合させるこ
とができ、歩留りが良く、生産性の高いサーマルヘッド
の製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明に係るサーマルヘッドの製造方法は、少なくと
も複数の発熱素子を有するサーマルヘッドチップを複数
個用意するとともに、この複数のサーマルヘッドチップ
の各発熱素子と等しいピッチのフィンガ部および各フィ
ンガ部を一体に連結する連結部を有する金属箔を準備し
、この後、前記金属箔の表裏面に前記サーマルヘッドチ
ップを互い違いに配置し、かつこのサーマルヘッドチッ
プの各発熱素子を前記各フィンガ部に位置合わせして接
合し、しかる後、前記各フィンガ部に接合された表裏の
各サーマルヘッドチップを固定部材により固定し、前記
金属箔の連結部を切断して前記各フィンガ部を個々に切
り離すことにより、サーマルヘッドを得る方法である。
[作用] この発明によれば、少なくとも複数の発熱素子を有する
複数のサーマルヘッドチップを結合してサーマルヘッド
を形成するようにしたので、1枚の基板からより多くの
サーマルヘッドを得ることができる。特に、サーマルヘ
ッドチップは1枚の基板から一度に多数形成することが
でき、しかも欠陥チップのみを取り除くことができるの
で、歩留りおよび生産性が極めて良い。また、金属箔は
サーマルヘッドチップの各発熱素子と等しいピッチのフ
ィンガ部を連結部で一体に連結した構成であるから、フ
ィンガ部が1つ1つバラバラにならないため、製造時に
おける取り扱いが容易であり、しかも各フィンガ部を各
発熱素子と等しいピッチ間隔に確保することができる。
このような金属箔を用いてサーマルヘッドチップを複数
個結合する場合には、金属箔の表裏に前記サーマルヘッ
ドチップを互い違いに配置し、かつ各サーマルヘッドチ
ップの各発熱素子をそれぞれフィンガ部に位置合わせし
て接合するので、隣接するサーマルヘッドチップの各端
部が相互に邪魔にならず、サーマルヘッドチップの各発
熱素子を金属箔の各フィンガ部に簡単に精度良く位置合
わせすることができる。このように接合された複数のサ
ーマルヘアトチツブな封止樹脂等の固定部材で固定し、
金属箔の連結部を切断してフィンガ部を個々に切り離せ
ば、複数のサーマルヘッドチップが各発熱素子のピッチ
で精度良く結合されたサーマルヘッドを容易に得ること
ができる。
[実施例] 以下、第1図〜第3図を参照して、この発明の一実施例
を説明する。
第1図はこの発明の方法により製造されたサーマルヘッ
ドの構成を示す、このサーマルヘッド1は複数のサーマ
ルヘッドチップ2・・・を金属箔3の各フィンガ部4・
・・および配線板5の各配線リード6・・・を挟んで上
下に互い違いに配夕噌し、これらを固定部材である樹脂
7で対土した構成となっている。この場合、各サーマル
ヘッドチップ2・・・は、1枚のシリコン基板(ウェハ
)8を多数のブロックに区分し、各ブロックごとに所要
の素子を同時に形成したうえ、最後に各ブロックごとに
切断して得られるものであり、それぞれ単結晶のn型シ
リコン基板8に多数のj膜発熱素子9.ダイオード10
、トランジスタ素子11.C−MOSi2、および複数
のバンプ電極13が一括して形成されている。以下、サ
ーマルヘッドチップ2の各素子について説明する。
薄膜発熱素子9は発熱する部分であり、シリコン基板8
の左端近傍に形成されている。すなわち、シリコン基板
8の上面には発熱形成部14がシリコン基板8の幅方向
(第1図では紙面に表裏方向)に亘って断面凸形状に隆
起して形成されている。この隆起した発熱形成部14の
上面には5102の絶縁[15で菫われている。この絶
縁膜15はシリコン基板8を1000℃程度に加熱して
酪化処理(8酸化処理)により形成される。この絶縁膜
15の表面には多結晶シリコンに不純物をドープしてな
る発熱抵抗層16が上述した発熱形成部14の長手方向
に沿って、所定のピッチで等間隔に多数配列形成されて
いる。この場合、各発熱抵抗層16は断面凸形状に隆起
された発熱形成部14の一方の低い面から高い上面を乗
り越えて他方の低い面に連続して形成されている。この
ような発熱抵抗層16はモノシラン(Si)la)ガス
を用いテCV D (Ill:hemical Vap
or DepoSition)法により多結晶シリコン
層を生成し、この多結晶シリコン層に不純物として所定
量のリン(P)イオンを打ち込んでドープさせた後、エ
ツチングして上述した所定の形状に形成され、かつ所定
のシート抵抗(数十Ω/口)を有する。すなわち、この
発熱抵抗層16の全抵抗値はPイオンの打ち込み濃度お
よびその面積によって決定されるため、Pイオンの打ち
込み量および非エツチングの量によって調節され、最終
的には数十〜数百Ω程度に調整されている。この場合、
各発熱抵抗層16は発熱形成部14の上面と対応する部
分のみが上述した所定のシート抵抗(数十Ω/口)とさ
れ、それ以外の部分はこれよりも小さい抵抗とされる。
そして、この発熱抵抗層16の表面には保3flJ1B
が形成されている。この保、J[18は耐酸化性および
耐摩耗性を有するもので、S i02とSiNの2層構
造のものであっても、5iONの単一層のものであって
もよい、なお、発熱抵抗層16と、これに対応する保護
膜1Bとによって発熱素子を構成し、発熱抵抗層16と
対応する保護@iaの上面に金属箔3のフィンガ部4が
後述するように接合される。
ダイオード10は薄膜発熱素子9の発熱時に他の薄膜発
熱素子9への逆境を防止するものであり、シリコン基板
8の左端に形成されている。すなわち、シリコン基板8
の上面側内部にはポロン(B)イオンの打ち込みにより
P型領域19が形成され、このplJ領域19の領域内
にはPイオンがドープされたn型領域20が形成されて
いる。
このn型領域20が形成されたシリコン基板8の上面に
は、n型領域20の中央部分を除いて、薄膜発熱素子9
と同じSiO2の絶縁膜15が熱酸化処理により形成さ
れるとともに、n型領域20の中央部分に薄膜発熱素子
9の発熱抵抗層16の一端17が接続されている。この
一端17は薄膜発熱素子9とダイオード10との導通を
図るものである。そして、この発熱抵抗層16の一端1
7の上面にはりンケードガラス等よりなる絶縁保護膜(
図示せず)を介して薄膜発熱素子9と同じ保護膜18が
形成されている。なお、シリコン基板8はそれ自体がア
ースラインとなるものである。
トランジスタ素子11は電界効果(FET)型のn−M
OSよりなり、シリコン基板8における薄膜発熱素子9
から右側へ大きく離れた部分に形成されている。すなわ
ち、その部分のシリコン基板8の上面側内部にはBイオ
ンがドープされたp型領域21が形成されており、この
p型領域21の領域内にはPイオンがドープされた2つ
のn型領域22.22が形成されている。この2つのn
型領域22.22はそれぞれソース、ドレインの電極を
なすものである。このようにp層領域21内にn型領域
22.22が形成されたシリコン基板8の上面には、2
つのn型領域22.22を含む中央部分を除いて、薄膜
発熱素子9と同じ絶縁膜15が形成されている。また、
2つのn型領域22.22の間に位置する箇所には、S
 i02よりなるゲート絶縁膜(図示せず)を介して薄
膜発熱素子9の発熱抵抗層16と同じ多結晶シリコンよ
りなるゲート電極23が形成されている。さらに、2つ
のn型領域22.22と対応する箇所には、ソース、ド
レインの配線パターン24.24が形成されている。こ
の場合、中間のゲート電極23は薄膜発熱素子9と同様
Pイオンをドープすることにより低抵抗に形成されてお
り、その全表面は配線パターン24.24と短絡しない
ように、ダイオード10と同じ絶縁保護膜(図示せず)
で覆われている。また、ソース、ドレインの各配線パタ
ーン24.24はA1.Al−3i、No、W等の低抵
抗金属等からなり、それぞれ2つのn型領域22.22
に接続され、一方の配線パターン24は薄膜発熱素子9
の隆起した発熱抵抗層16の側端部に導通して接続され
ている。そして、この配線パターン24.24およびゲ
ート電極23を覆って薄膜発熱素子9と同じ保護膜18
が形成されている。
C−MOS12はシフトレジスタ回路、ラッチ回路、お
よびゲート回路を構成するFET型のものであり、n−
MOS25とp−MOS26とからなり、上述したトラ
ンジスタ素子11の右側に接近してn−MOS 25.
  p−MOS 28(7)順に形成されている。この
場合、n−MOS25は上述したトランジスタ素子11
と全く同じ構成となっており、またp−MOS26はシ
リコン基板8の上面側内部に2つのp型頭域28.28
を形成した以外は上述したトランジスタ素子11と全く
同じ構成となっている。
バンプ電極13はC−MOS12に各種の信号を取り入
れる電極部分であり、シリコン基板8の右端に複数設け
られている。すなわち、シリコン基板8上にはS i0
2の絶縁膜15を介して配線パターン29が形成され、
この配線パターン29の上面には所定箇所がエツチング
された保護膜18が形成されており、このエツチングさ
れた部分に^Uメツキよりなるバンプ電極13が形成さ
れている。
このように構成されたサーマルヘッドチップ2は、第2
図(A)に示すように、例えば、幅が8i程度の四角形
の平板状をなし、その上辺側(第1図では左端側)に薄
膜発熱素子9・・・が配列形成され、中央には薄膜発熱
素子9・・・と対応してトランジスタ素子11・・・お
よびC−MOS12・・・が配列形成され、下辺側(第
1図では右端側)には複数のバンプ電極13・・・が形
成されている。なお、第2図(A)〜(D)では、理解
を容易にするために薄膜発熱素子9およびバンプ電極1
3は、それぞれ6個および3個の場合で説明する。
しかしながら、特に、薄膜発熱素子9は実際には極めて
数の多いもので、例えば18〜32ドツ)/+smX8
mmの数を有する。そして、サーマルヘッドチップ2の
薄膜発熱素子9・・・には第2図(B)に示6すように
、金属箔3の各フィンガ部4・・・が対応して接合され
、バンプ電極13・・・には配線板5の配線リード6・
・・が対応して接合される。金属箔3は銅等の熱伝導性
の高い材料よりなり、サーマルヘッドチップ2の薄膜発
熱素子9と等しいピッチのフィンガ部4・・・を連結部
30で櫛歯状に一体に連結形成した構成となっており、
後述するように複数のサーマルヘッドチップ2・・・が
接合された後に連結部30が切断されてフィンガ部4・
・・が個々に切り離される。また、配線板5はフィルム
等のベース基板31の表面にラミネートされた銅箔をエ
ツチングして配線パターンを形成し、この配線パターン
の形成時に配線リード6・・・をベース基板31の端部
から突山させた構成となっており、各配線リード6・・
・のベース基板31からの突出部に半田メツキが施され
ている。
次に、第2図および第3図を参照して、上述したような
81園幅のサーマルヘッドチップ2を5個接合して40
s+m幅のトサーマルへラド1を製造する場合について
説明する。
まず、第2図(A)に示すように、複数のサーマルヘッ
ドチップ2・・・を用意する。すなわち、サーマルヘッ
ドチップ2・・・は前述したように、1枚のシリコン基
板8を多数のブロックに区分し、各ブロックごとに6個
の薄膜発熱素子9、ダイオード10、トランジスタ素子
11、C−MOSi2、および3つのバンプ部13を一
括して形成した後、最後に各ブロックごとに切断して得
られる。このようにして得られたサーマルヘッドチップ
2・・・を5個用意し、そのうちの3個を同図に示すよ
うな1つおきの状態、つまりS =W+ 2 Cの関係
となるように配列する。この場合、Sは同一平面上にお
いて隣接する各サーマルヘッドチップ2.2の互いに対
向する端部に設けられたF!iM発熱素子9.9間の距
離であり、Wは1つのサーマルヘッドチップ2に配列形
成された薄膜発熱素子9・・・の長さであり、Cは隣接
する薄膜発8素子9.9の間隔である。
次に、第2図(B)に示すように、金属箔3および配線
板5を準備する。この金属箔3は上述したようにサーマ
ルヘッドチップ2の薄膜発熱素子9・・・と同じピッチ
で多数のフィンガ部4・・・を連結部30で一体に連結
してなり、その全長が5つのサーマルヘッドチップ2・
・・を配列し得る長さ(2S+3W)に形成されている
。また、配線板5は上述したようにベース基板31の表
面に配線パターンを形成し、この配線パターンの一部を
ベース基板31の端部から延設して配線リード6・・・
を形成してなり、配線リード6の配列方向における全長
は金属箔3とほぼ同じ長さに形成されている。この場合
、下側のサーマルヘッドチップ2と上側のサーマルヘッ
ド2とではバンプ電極13の位置が異なるため、上下の
サーマルヘッドチップ2と対応する各配線リード6・・
・はその形成位置が異なっている。
そして、このように構成された金属箔3および配線板5
を用いて、各サーマルヘッドチップ2・・・を接合する
場合には、まず、第2図(A)に示すように配列された
3つのサーマルヘッドチップ2・・・上に、これら総て
に亘って金属箔3および配線板5を第2図(B)に示す
ように配置する。すなわち、金属箔3を配置する場合に
は、各フィンガ部4・・・の先端側をサーマルヘッドチ
ップ2・・・の各薄膜発熱素子9・・・に対応させ、連
結部30を各サーマルヘッドチップ2・・・の上辺から
外側に配置する。この状態で、各フィンガ部4・・・を
導電性の良い接着剤で3つのサーマルヘッドチップ2・
・・の各薄膜発熱素子9・・・に接合する。これにより
、3つのサーマルヘアトチツブ2・・・は1つおきの状
態で金属箔3の下面に接合される。また、配線板5を配
置する場合には、各配線リード6・・・を各サーマルヘ
ッドチップ2・・・の各バンプ電[13・・・に対応さ
せ、ベース基板31を各サーマルヘアトチツブ2・・・
から下辺の外側に配置する。この状態で金属箔3と同様
に、配線リード6・・・を各バンプ電極13・・・に半
田付けにより接合する。
この後、第2図(C)に示すように、残りの2つのサー
マルヘッドチップ2.2の上下面を反転させ(薄膜発熱
素子9およびバンプ電極13を下面に向け)て先に接合
されたサーマルヘッドチップ2・・・と互い違いとなる
ように金属箔3および配線板5の上に配置する。すなわ
ち、残りの2つのサーマルヘッドチップ2.2を配こし
て接合する場合には、先に接合されていない金属箔3の
フィンガ部4・・・に残りのサーマルヘッドチップ2.
2の各薄膜発熱素子9・・・を対応させ、この状態で一
ヒ述と同様に導電性の良い接着剤で接合するとともに、
先に接合されていない配線板5の配線リード6・・・に
残りのサーマルヘッドチップ2,2の各バンプ電極13
・・・に対応させ、この状態で上述と同様に半田付けに
より接合する。
次に、このように金属箔3および配線板5に接合された
5つのサーマルヘッドチップ2・・・を第3図に示すよ
うな金型32内に配置して樹脂7で封止して固定する。
すなわち、上金型33と下金型34とからなる金型32
のキャビテ35内に、接合されたサーマルヘッドチップ
2・・・を配置して上下の各金型33.34を型締めし
、この状態で下金型34に形成されたゲート36から樹
脂7を注入する。この注入された樹脂7は金属箔3の各
フィンガ部4・・・の問および配線板5の各配線り−ド
6・・・の間を通して、その下側のキャビテ35内から
上側のキャビテ35内に流れ込み、サーマルヘッドチッ
プ2・・・を封止する。この場合、樹脂7はサーマルヘ
ッドチップ2・・・およびこれと対応する金属箔3の各
フィンガ部4・・・、配線板5の配線リード6・・・の
みを覆い、サーマルヘッドチップ2・・・から外側の金
属箔3の連結部30および配線板5のベース基板31等
を覆わない、このようにサーマルヘッドチップ2・・・
を覆った樹脂7が固化した後は上下の金型33.34を
離型して金型32内から取り出す。
しかる後、第2図(D)に示すように、金属箔3および
配線板5の不要な部分を切断すると、第1Aに示すよう
なサーマルヘッド1が得られる。
すなわち、金属箔3の連結部30を切断して各フィンガ
部4・・・を個々に切り離す、また、配線板5を同図に
2点鎖線で示す箇所で切断することにより、ベース基板
31を少し残して配線リード6・・・を樹脂7の外側へ
突出させ、配線リード6・・・に接続できるようにする
したが−って、上述したようなサーマルへラド1の製造
方法によれば、1枚のシリコン基板8を多数のブロック
に区画し、各ブロックごとに所要の素子を形成したうえ
、各ブロックごとに切断することにより、薄膜発熱素子
9、ダイオード10、トランジスタ素子11、およびC
−MOSi2等の素子数が6個ずつ程度とドツト数の少
ないサーマルヘッドチップ2・・・を−度に多数形成し
て、所定個数のサーマルヘッドチップ2・・・を用意す
るようにしたので、ドツト数が非常に多いサーマルへラ
ドをそのまま一度に製作する場合に比へて歩留りが極め
て良い。また、各サーマルヘッドチップ2・・・に接合
される金属箔3のフィンガ部4・・・は、連結部30に
より一体に連結されているので、バラバラにならず、サ
ーマルヘッドチップ2の薄膜発熱素子9・・・のピッチ
と等しい間隔を容易に確保することができる。しかも、
このような金属箔3を用いてサーマルヘッドチップ2・
・・を結合させる場合には、金属箔3の表裏に各サーマ
ルヘッドチップ2・・・を互い違いに配置し、各サーマ
ルヘッドチップ2・・・の各薄膜発熱素子9・・・を金
属箔3の各フィンガ部4・・・に対応させて接合するの
で、精度良くサーマルヘッドチップ2・・・を結合する
ことができる。しかる後、サーマルヘッドチップ2・・
・を樹脂7により封止して固定し、この状態で金属箔3
の不要な連結部30を切断して各フィンガ部4・・・を
個々に切り離すことにより、複数のサーマルヘッドチッ
プ2・・・を結合してなるサーマルヘッド1を得ること
ができる。そのため、生産性が良く、しかも歩留りの非
常に良いサーマルヘッドlを製作することができる。
このようにして得られたサーマルヘッドlは。
配線板5の配線リード6・・・から各サーマルへ一2ト
チツブ2・・・の各バンプ電極5・・・に所定の信号(
両信号、クロック信号、ストローブ信号、イネーブル信
号)が与えられると、各サーマルヘッドチップ2・・・
の各駆動回路部が駆動されて、その各トランジスタ素子
11・・・が薄膜発熱素子9・・・に選択的に電流を流
して発熱させ、この熱により感熱インクシートを介して
被記録紙、あるいは直接感熱紙に感熱記録を行なうこと
ができる。この場合、薄膜発熱素子9はダイオード10
に接続されているので、このダイオード10で?I!流
の逆流が確実に防止されるため、解像度の高い鮮明な感
熱記録を行なうことができる。
なお、この発明は上述した実施例に限定されることなく
、種々変形応用が可能である0例えば、金属箔3の表裏
側ではドツト数(チップの幅)の異なるサーマルヘッド
チップ2・・・を用意して、これらを結合することも可
能である。この場合にも、サーマルヘッドチップ2の各
薄膜発熱素子9・・・のピッチは同じであることは言う
までもない。
また1発熱素子は発熱抵抗層16およびこれと対応する
保護膜18とからなり、発熱抵抗層16と対応する保護
膜18の上面に金属箔3のフィンガ部4が接合されてい
るが、これに限らず、発熱抵抗層16と対応する保護膜
18にエツチングによりスルーホールを形成し、このス
ルーホール内に上述したバンブ電極13と同様にメツキ
層を形成し、このメツキ層にフィンガ部4を接合するこ
とにより、このフィンガ部4を発熱抵抗層16にメツキ
層を介して導通させてもよい、また、サーマルヘッドチ
ップ2は必ずしも薄膜発熱素子9およびバンプ電極13
以外に、ダイオード10、トランジスタ素子11. C
−MOS 12等を設ける必要はなく、これらの素子は
外部回路に設けてもよい、このような場合には、各薄膜
発熱素子9・・・に対応してバンブ電極13・・・が形
成されるため、配線板5の配線リード6・・・も金属箔
3のフィンガ部4・・・と同様に等しい間隔の櫛歯状に
形成するとよい、さらに、バンブ電極13は配線リード
6の接合後に樹脂7で封止されるが、樹脂7の外部に露
出させ、樹脂封止後に配線リード6を接合するようにし
てもよい、なおまた、複数のサーマルヘッドチップ2・
・・を結合した後の固定は、樹脂7により封正に限らず
、例えば取付部を有するフレーム部材等により機械的に
行なってもよい、この場合、複数のサーマルヘッドチッ
プ2・・・を結合した後、金属箔3の連結部30を切断
してからこれらを固定するようにしてもよい、また、サ
ーマルヘッドチップ2の基板は単結晶のシリコン基板8
に限らず1石英、ガラス等の絶縁基板であってもよい、
この場合には、絶縁基板の表面に多結晶シリコン層を形
成し、この多結晶シリコン層に所定の不純物をドープし
て薄膜発熱素子および薄1模トランジスタ等の各素子を
形成すればよい。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明に係るサーマルヘ
ッドの製造方法によれば、少なくとも複数の発熱素子を
有する複数のサーマルヘッドチップを結合してサーマル
ヘッドを得るようにしたので、多数のサーマルヘッドチ
ップを1枚の基板から一度に形成することができ、しか
も欠陥チップのみを取り除くことができるので1歩留り
および生産性が良い、また、金属箔はサーマルヘッドチ
ップの各発熱素子と等しいピッチのフィンガ部を連結部
で一体に連結した構成であるから、フィンガ部が1つ1
つバラバラにならないため、その取り扱いが容易であり
、しかも各フィンガ部を各発熱素子と等しいピッチ間隔
に確保することができる。このような金属箔を用いてサ
ーマルヘッドチップを複数個結合する場合には、金属箔
の表裏に前記サーマルヘッドチップを互い違いに配置し
、かつ各サーマルヘッドチップの各発熱素子をそれぞれ
フィンガ部に位置合わせして接合するので、隣接するサ
ーマルヘッドチップの各端部が相互に邪魔にならず、サ
ーマルヘッドチップの各発熱素子を金属箔の各フィンガ
部に簡単に精度良く位置合わせるすることができる。こ
のように接合された複数のサーマルヘッドチップを封I
F樹脂等の固定部材で固定し、金属箔の連結部を切断し
てフィンガ部を個々に9Jり離せば、複数のサーマルヘ
ッドチップが各発熱素子のピッチで精度良く結合された
サーマルヘッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の一実施例を示し、第1図は
この発明の方法により製造されたサーマルヘッドの要部
拡大断面図、t52図(A)は下側のサーマルヘッドチ
ップの配列状態を示す拡大平面図、第2図(B)は配列
されたサーマルヘッドチップ上に金属箔および配線板を
配置して接合する状態を示す拡大平面図、第2図(C)
は接合された金属箔および配線板上に残りのサーマルヘ
ッドチップを互い違いに配こして接合した状態の拡大平
面図、第2図(D)は結合されたサーマルヘッドチップ
の樹脂封止後に金属箔および配線板の不要な部分を切断
する状態を示す拡大モ面図、第3図は結合されたサーマ
ルヘッドチップを樹脂で封止する状態を示す拡大断面図
である。 l・・・・・・サ−マルヘツF、  2・・・・・・サ
ーマルヘッドチップ、3・・・・・・金属箔、4・・・
・・・フィンガ部、7・・・・・・樹脂、9・・・・・
・薄膜発熱素子、30・・・・・・連結部。 特 許 出 願 人 カシオ計算機株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも複数の発熱素子を有するサーマルヘッドチッ
    プを複数個用意する工程と、 前記複数のサーマルヘッドチップの各発熱素子と等しい
    ピッチのフィンガ部および各フィンガ部を一体に連結す
    る連結部を有する金属箔を準備する工程と、 前記金属箔の表裏面に前記サーマルヘッドチップを互い
    違いに配置し、かつこのサーマルヘッドチップの各発熱
    素子を前記各フィンガ部に位置合わせして接合する工程
    と、 前記各フィンガ部に接合された表裏の各サーマルヘッド
    チップを固定部材により固定するとともに、前記金属箔
    の連結部を切断して前記各フィンガ部を個々に切り離す
    工程と、 を有するサーマルヘッドの製造方法。
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