JPH01258961A - 集積回路装置の製造方法及び集積回路装置用基板 - Google Patents

集積回路装置の製造方法及び集積回路装置用基板

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JPH01258961A
JPH01258961A JP8759688A JP8759688A JPH01258961A JP H01258961 A JPH01258961 A JP H01258961A JP 8759688 A JP8759688 A JP 8759688A JP 8759688 A JP8759688 A JP 8759688A JP H01258961 A JPH01258961 A JP H01258961A
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substrate
patterning
layer
integrated circuit
mask
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Isao Akemiya
明宮 功
Atsushi Takahashi
厚 高橋
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は集積回路装置の製造方法及び集積回路装置用基
板に関する。
口、従来技術 感熱記録ヘッド(以下、単にヘッドと称す。)は感熱紙
又は被記録紙等の被記録体に対して直接又はインクリボ
ンを介して当接した状態で記録用の電気信号によって発
熱部がドツト状に選択加熱され、これによって被記録体
に画像等を記録できるよう構成されている。
これらのヘッドでは、一般に、絶縁基板上に発熱体層を
設け、この上に多数の対向電極を形成させて発熱部を構
成し、その上を絶縁被膜で覆って対向電極や発熱体層を
保護するようにし、その対向電極を構成する信号電極に
対して目的とする画像パターンに対応する信号を与える
ようにしてぃる。
例えば後述するシリアル方式のヘッドでは、第6図に示
すように、アルミナ(純度97%以上)等の絶縁基板1
上に設けられたシリカからなる直線状の部分グレーズ2
には窒化タンタルの抵抗体層3が被着され、抵抗体層3
の上には間隙を以て相対向するアルミニウムの共通電極
5と個別電極4とからなる対向電極とが被着され、発熱
部7が形成される。発熱部7と電極4.5は図示しない
保護層によって被覆、保護されている。
このようなヘッドにあっては、図示しない被記録紙又は
感熱紙等の被記録体に対して直接又はインクリボンを介
して当接された状態で、記録用の電気信号によって発熱
部7がドツト状に選択加熱され、これによって図示しな
い被記録体に画像等を記録できるように構成されている
部分グレーズ2は、スクリーン印刷してこれを1000
〜1100℃で焼成することによって形成される。
発熱体層3はスパッタにより、個別電極4及び共通電極
5はスパッタ又は蒸着により、保護層はスパッタ又は化
学的気相成長法により基板1上に順次被着され、いずれ
もフォトエツチングによって夫々の所定のパターンにパ
ターニングされる。上記各層の形成は次の手順によって
遂行される。
「抵抗体層全面被着−電極の膜全面被着−フオドレジス
ト塗布及び露光−エツチングで電極をパターニング−フ
ォトレジスト塗布及び露光−エツチングで抵抗体層をパ
ターニング−保護層全面被着−・フォトレジスト塗布及
び露光−エツチングで保護層をパターニング」 基板1は、前述したように部分グレーズの焼成時に10
00〜1100℃に加熱され、更に、スパッタ時には2
00℃〜300℃に、蒸着時には200℃〜300℃に
加熱される。保護膜を形成する時には、300〜400
℃に加熱される。
ところで、生産性の観点から、第22図(A)、(日)
に示すように、大きな基板1上に多数個のヘノトチ・ノ
ブを連続的に並べて一挙に製造し、これを切断して個々
のヘッドチップとすることが行われている。ところが、
製造中に前述したような加熱を繰り返すうちに基板1は
次第に反るようになり、この反りが成る値以上になると
、フォトエツチングの工程で、第23図に示すように、
形成されるべき素子のパターニング前の層(例えば電極
4.5となるべき層)4A上に塗布されたフォトレジス
ト11が、高くなっている部分グレーズ2の位置で露光
マスク12に接触するようになる。
同図中、3Aは、抵抗体層3となるべきパターニング前
の層であって、次のフォトエツチングの工程で抵抗体層
3にパターニングされる。露光マスク12は、例えばガ
ラス板にクロムの薄層を所定パターンに蒸着させてなる
ものであって、上記のような接触によってダメージを受
け、パターンが破壊されて正確なパターニングがなされ
なくなってしまう、フォトレジストの接着力を強くする
ことによって上記のダメージを軽減することができるが
、それでは後工程でフォトレジストを剥すのが容易でな
い。図中、13は定板、14は排気孔14aから排気し
て定板13を固定させるための作業台である。
上記のような問題は、ヘッド以外の集積回路装置の製造
にあっても同様に存する。
ハ1発明の目的 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、
大きな基板を使用しても、露光マスク等のマスクに不所
望なダメージを与えることがなく、正確なパターニング
が期待できる、集積回路装置の製造方法及び集積回路装
置用基板を提供することを目的としている。
二6発明の構成 本発明の第一の発明は、基板上の素子部が所定の素子に
加工された集積回路装置を製造するに際し、 (a)、前記基板にダミーの突部を形成する工程と、(
b)、前記基板に素子部を形成する工程と、(c)、マ
スクを使用する素子部パターニング工程と を有する、集積回路装置の製造方法に係る。
本発明の第二の発明は、基板上の素子部が所定の素子に
加工された集積回路装置を製造するに際し、 (a)、前記基板に素子部を形成する工程と、(b)、
前記素子部に設ける素子に接続される外部接続用共通配
線を、前記基板上に前記素子部よりも大きな高さに形成
する工程と、 (c)、マスクを使用する素子部パターニング工程と を有する、集積回路装置の製造方法に係る。
本発明の第三の発明は、基板上に、形成されるべき素子
部と共にダミーの突部が設けられている、前記第一の発
明に係る集積回路装置の製造方法に使用する集積回路装
置用基板に係る。
上記「素子部」とは、例えば後述の部分グレーズ上に所
定の層を形成した状態の素子となるべき部分を意味し、
後工程でマスクを用いた処理を施す状態にあるパターニ
ング以前のものを指す。
また、上記「ダミーの突部」とは、例えば、後述のフォ
トエツチング時に、変形した基板上にて露光マスクに優
先的に接触して素子部のマスクパターンを保護し、かつ
それ自体は素子機能のない若しくは後工程で切除される
突部を指す。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
ヘッドは、ヘッドを記録紙の送り方向に直角の方向に移
動させながら記録するシリアル方式と、ヘッドを固定し
た状態で記録するライン方式との2方式に大別される。
先ず、シリアル方式について説明する。
シリアル方式にはヘッドが一列に配置される縦一列印字
方式と、ヘッドがマトリックス状に配置される桁逐次印
字方式の2方式があるが、発熱部の構造は両者に共通し
ているので、ここでは縦−列印字方式について説明する
ヘッドの構造は、先に第6図によって説明した通りであ
り、第7図に示すように個別電極の端子部4a及び共通
電極の端子部5aが形成された領域を残して窒化珪素の
保護層6で覆われている。
発熱部7の周辺の断面構造は、第7図のIX−IX線矢
視拡大断面図である第9図に示す通りである。
部分グレーズ2によって抵抗体層3が盛上った位置に発
熱部7が形成され、この位置に仮想線で示すプラテン6
7が圧接し、プラテン67と発熱部7上の保護層6との
間に記録紙68とインクリボン69とが挾まれ、前述し
たように発熱部7がドツト状に選択的に加熱され、記録
(印字)が遂行される。
なお、アルミナ製の基板1は表面が平滑ではなく、若干
の凹凸があり、抵抗体層3が−様な厚さで被着され難い
場合がある。このような場合には、第10図に示すよう
に、基板1上の全面に、部分グレーズと同様の組成の薄
いグレーズ層8を設けて表面を平滑にする。
第1図は大きな基板i上に部分グレーズ2が整然と形成
された状態を示す平面図で、先に説明した手順に従って
各素子が形成され、図中−点鎖線で示す位置で切断され
、第6図、第7図及び第9図に示した個々のへラドチッ
プとなる。上記切断には、グイシングツ−又はスライサ
のブレード(樹脂又は金属中にダイアモンド粒子を分散
させてなるもの。)が使用され、その幅は0.08〜0
.30鶴である。
基板1の後に切除される周縁部には、シリカからなるダ
ミーの突部10が所定間隔で設けられている。これらダ
ミーの突部は、部分グレーズ2の形成時にスクリーン印
刷及びその後の焼成によっレーダ2の高さよりも5〜3
0μm(図中、dで示す。)高(しである。第3図に示
すように、部分グレーズ2の形成と同時に形成されるダ
ミーの突部10aの高さが充分には高くない場合は、そ
の上に更に表面層10bを厚膜印刷して所定高さダミー
の突部10とすれば良い。表面層10bの材料は、シリ
カのほか、銀、アルミニウム、銅等いずれでも良い。な
お、部分グレーズ2の高さは、印字条件等によって形成
されるが、通常は60μm程度である。
第4図は、基板1上に形成された層(この例では電極4
.5となるべきJi)4Aを露光マスク12を使用して
光して露光している状態を示す断面図(第1図のIV−
IV線の位置)である。同図中、3Aは、抵抗体層3と
なるべきパターニング前の層であって、次のフォトエツ
チングの工程で抵抗体層3にパターニングされる。層4
A上にはフォトレジスト11が被着し、その上方に露光
マスク12が位置している。基板1は、排気孔14aか
らの排気によって作業台14に固定された定板13上に
載置される。同図から解るように、基板1が反って変形
していても、高いダミーの突部10の位置で露光マスク
12に接触することにより、他の部分は露光マスク12
に接触することがない。ダミーの突部10の位置が接触
する露光マスク12の部分は、ダミーの突部10は後に
切除されるダミーであるので、露光マスク12のこの接
触部分がダメージを受けても、何等差支えはない。
従って、露光マスク12が前述したような不所望なダメ
ージを受けてパターニングが正確になされなかったり、
或いは露光マスクの寿命が短くなったりすることがなく
、露光マスク12は長期間の繰り返し使用に供されかつ
パターニングが正確になされ、大形の基板を使用して生
産性を向上するメリットが充分に発揮される。
フォトエツチングによる素子のパターニングの手順を、
個別電極4及び共通電極5のパターニングを例に挙げて
、第1図のV−V線矢視拡大部分断面図である第5図に
よって説明する。
第5図(A)は、基板l、部分グレーズ2及びダミーの
突部10上に抵抗体層3A並びに個別電極及び共通電極
となるアルミニウムのJW4A (いずれも素子部)が
順次全面に被着している状態を示す。
次に、第5図(日)に示すように、アルミニラに蒸着し
てなる露光マスク12を位置せしめ、光して露光する。
このとき、基板1が反っていても、ダミーの突部10の
位置でフォトレジスト11が露光マスク12に接触し、
その他の位置では接触は起らない。この例では、フォト
レジスト11には、シブレー社のポジ型フォトレジスト
MPS−1400、27を用いている。
次に、フォトレジスト11を現像して第5図(c)に示
すように、フォトレジスト11を露光マスクのパターン
に対応するパターンにパターニングする。
次に、第5図CD)に示すように、パターニングされた
フォトレジスト11をマスクにしてアルミニウムの層を
エツチングして所定パターンの個別電極4及び共通電極
5(いずれも素子)とし、次いでフォトレジスト11を
剥して同図(E)に示すように、個別電極4及び共通電
極5の素子部がパターニングされる。
抵抗体層3及び保護層6(いずれも素子)のパターニン
グも、パターニングすべき層(素子部)の材料に適応し
たエツチング液を使用するほかは、上記と同様の手順で
遂行される。
保護層6は、第7図で説明したように電極の端子部4a
、5aが露呈するように端縁部の領域がエツチング除去
される。第8図に一部破砕平面図(記録装置内ではヘッ
ドは略垂直にセントされる。)で示すように、基板1は
アルミニウムからなる放熱板21上に固定され、ニッケ
ルめっき(図示せず)を施した電極端子部4a、5aに
はフレキシブルプリント サーキット(FPC)19の
り一ド24.25が接続する。FPC19は、厚さ20
μmのポリイミド樹脂フィルム16が厚さ40μmのw
4箔のり−ド24.25を担持してなっていて、リード
24.25の末端縁部には厚さ10μmの半田(図示せ
ず)がめっきされている。
FPC19は、半田めっき層が電極端子部4a、5a上
のニッケルめっき層上に載置され、熱圧着によってリー
ド24.25がニッケルめっき層に固着し、電極4.5
とリード24.25とは電気的に接続する。電極端子部
4a、5aとリード24.25との固着部上は、エポキ
シ樹脂又はシリコン樹脂20で被覆、保護する。電極4
.5はFPC19を介して他の回路装置に接続し、個別
電極4は他の回路装置のトランジスタやIC部から送ら
れる信号を発熱部に送るようにしである。共通電極5は
接地回路に接続する。
第2図又は第3図に示したダミーの突部10は、部分グ
レーズ2と同時に形成するほか、第11図(第1図のX
I−XI線の位置)に示すように、基板の製造時に基板
1に突部1aを一体に設け、この基板上に部分グレーズ
2を形成するようにしても良い。
また、ダミーの突部を基板の側縁部に設けるほか、第1
2図に示すように、基板1の略中央位置にダミーの突部
10日を設け、基板1が反っているとき、ダミーの突部
10Bの位置でフォトレジスト11が露光マスク12に
接触するようにし、ダミーの突部10日の領域を後に切
除するようにしても良い。この場合は、ダミーの突部1
0Bは部分グレーズ2よりも高くする必要は必ずしもな
い。
次に、ライン方式のヘッドの製造について説明する。
ヘッドの構造は、第16図及び第16図のX■−X■線
矢視断面図である第17図に示すように、アルミナ製基
板31上には全面グレーズ層38が被着し、その上に部
分グレーズ32が形成され、更に部分グレーズ32及び
全面グレーズ層38上には抵抗体層33が被着し、その
上に部分グレーズ32上に発熱部37が形成されるよう
に個別電極34及び共通電極35が形成され、最表層と
しての保護層36が設けられている。抵抗体N33及び
個別電極34を除去した領域があって、この右側では、
個別電極34と同時にパターニングされた信号電極42
が形成されている。保護層36は個別電極34の後端部
上の100μm×30μmの領域及び信号電極42上の
帯状領域で除去されてと信号電極42との間はワイヤ4
4で夫々ワイヤボンディングされて接続する。信号電極
42の端子部42aにはニッケルめっき(図示せず)が
施熱溶着されて接続する。また、共通電極35の端子部
35aとこれに接続するFPC39のリード(図示省略
す。)も同様にして接続される。図中、36AはFPC
39のベースフィルム、36日は同じくカバーフィルム
である。FPC39はスペーサとしてのガラスエポキシ
板50上に貼付けられ、基板31とガラスエポキシ板5
0とはアルミ45で封止され、保護されている。
このヘッドを構成する各層(素子)の材料及びパターニ
ングの方法は、前述したシリアル方式のヘッドに於ける
と同様である。
第13図は、基板31が4枚採れるようにした大きな基
板を示す平面図で、4個の部分グレーズ32と周縁部に
シリカからなるダミーの突部40とを設けた状態を示す
、各素子の形成後は、図中−点鎖線で示す位置で切断さ
れ、4個のヘッドが製造される。
ダミーの突部40は両側縁部31a上に位置し、両側縁
部31aは後の工程で切除される。基板31の使用に供
される部分の幅L1は6.Ocm、長さL2は23.0
印である。
前述したような素子部各層の製膜時の加熱を繰り返すこ
とにより、基板31は反ってくるのであるが、その模様
を第13図のXrVA−XIVA線矢視側面図である第
14(A)図及び第13図のXIVB−XIt/日線矢
視線矢視側面図第14(B)図に示す。
この例では、基板31の幅方向での反りxlは数十〜数
百μm、長さ方向での反りX2は数十〜数百μmである
第14図(A)、(E3)共に、部分グレーズ32はそ
の近くのダミーの突部40よりも低くしてあり、フォト
エツチング時に露光マスクに接触するのはダミーの突部
40の位置だけであって、前述のライン方式のヘッド製
造に於けると同様に、露光マスクが不所望なダメージを
受けることがない。
第15図は一点鎖線の位置で切断して2個のヘッドとす
る基板41を示す第13図と同様の平面図である。基板
41には切断位置を挾むようにして部分グレーズ32が
形成されている。ダミーの突部は第13図に示したよう
な点状に設けたダミーの突部40に替えて、周縁部に帯
状にシリカからなるダミーの突部50を設けている。帯
状のダミーの突部50を部分グレーズ32よりも充分に
高くしてお(ことにより、フォトエツチング時に露光マ
スクに接触するのはダミーの突部50の位置だけであり
、露光マスクに不所望なダメージを与えることはない。
第15図に於いて、幅方向側縁部では帯状のダミーの突
部50bに替えて切断線上の位置に仮想線で示す部分的
なダミーの突部60を設け、長さ方向側縁部の帯状のダ
ミーの突部50aと上記部分的なダミーの突部60との
2種類のダミーの突部を設けるようにしても良い。なお
、幅方向側縁部のダミーの突部50b又は60が設けら
れた領域は、記録紙が当接する領域を外れて外側にある
ので、この領域は切除せずに残しておいてもダミーの突
部50b又は60が記録の障害となることはない。
以上の実施例では、基板のヘッドから切除される領域又
は基板の側縁部の狭い領域にダミーの突部を設けている
が、基板上で素子が形成されない領域(記録に影響がな
い領域)の任意の位置にダミーの突部を設けるようにし
ても良い、また、部分グレーズのスクリーン印刷時にダ
ミーの突部を設けるほか、部分グレーズのスクリーン印
刷とは別の工程でダミーの突部を設けても良く、その材
料にはシリカのほか適宜の材料を使用して良い。
以上の実施例は、いずれもダミーの突部を設けた例であ
るが、突部は必ずしもダミーでなくても良い。第18図
〜第21図は、突部を共通電極の一部として使用する例
を示すものである。なお、第13図〜第17図と共通す
る部分には同じ符号を付して表わしである。
完成したヘッドは、第21図に拡大部分断面図で示すよ
うに、基板41上に全面グレーズ3日が被着し、その上
に部分グレーズに替えて銀ペーストで形成した高さ約6
0μmの導電性厚膜60aが直線状に形成され、導電性
厚膜は基板41の輻方向側縁部上で折曲して延在してい
る(第16図に於ける共通電極31の側縁部上で端子部
35aに至る部分に相当する。)。導電性厚膜60aの
上記折曲延在部60(詳細は第18図、第19図によっ
て後に詳述する。)以外の部分及び全面グレーズ層38
上には、先に本出願人が特願昭62−185195号で
提示したように、モリブデン、タンタル、タングステン
のような高融点金属の層61が2μmの厚さで被着し、
その上に導電性厚膜60aの一方の端部を残して厚さ2
〜3μmのシリカ又は窒化珪素からなる層間絶縁Ji6
2が被着し、高融点金属層61及び層間絶縁層62上に
は厚さ700人の窒化タンタルの抵抗体層33が被着し
、その上に個別電極34と共通電極35とが対向して発
熱部37が形成され、全面が保護層36で覆われている
。抵抗体層33、個別電極34及び共通電極35のパタ
ーンは、第16図のそれらと同様である。但し、共通電
極35は発熱部37と平行な領域だけに設けである。
ヘッドを第21図の構造とすることにより、共通電極3
5は抵抗体層33及び高融点金属1i61を介して導電
性厚膜60aに電気的に接続し、導電性厚膜60aは共
通電極の一部になり、S電性厚膜60aが厚いことによ
って断面積を大きくでき、大電流が供給されてもエレク
トロマイグレーションを起す虞がな(、例えば、記録を
高速化することが可能となり、或いは印字ドツト密度を
上げて解像度の高い記録結果が得られるという利点をも
たらす。
高融点金属層、61は、発熱部37の昇温(印字時には
600℃迄昇温する。)によって導電性厚膜がダメージ
を受けるのを防止する役割を果す。なお、全面グレーズ
層3日を設けない場合は、高融点金属Jli61は導電
性厚膜60a上にのみ形成するのが良い。その理由は、
アルミナ等のセラミックスの基板41は表面が平滑では
ないので、その上に高融点金属IJ61を直接被着させ
るとその厚さが均一にはならず、その上の眉間絶縁層6
2も、その影響を受けて厚さが不均一になり、ピンホー
ルが生じ易(、高融点金属層61と抵抗体層33との間
で絶縁破壊を起し、短絡の原因となるからである。
第18図は、−点鎖線の位置で切断して2個のヘッドを
製造する基板の平面図で、導電性厚膜60a及び60を
形成する手順を示す。
先ず、第18図(A)に示すように、第15図で部分グ
レーズを形成する位置と幅方向側縁部とに導電性厚膜6
0aを連続して設ける。導電性厚膜60aは、銀ペース
トをスクリーン印刷し、500〜800℃で焼成して設
ける。次に、第18図(B)及び同図のXIX−XIX
線矢視拡大断面図である第19図に示すように、幅方向
側縁部の導電性厚膜60a上に重ねて同じ材料からなる
導電性厚膜60bをスクリーン印刷と焼成とによって設
け、60a、60bの2層からなる導電性厚膜60とす
る。導電性厚膜60と60aとの高さの差は、前述した
実施例に於けると同様、5〜30μmとする。なお、第
21図は第18図(B)に示すXXI−XXI線の位置
での完成したヘッドの拡大断面図である。
第20図は基板41上の素子部の層(この例では電極3
4.35となるべき層)34Aを光しての露光によって
パターニングする状態を示す断面図である。同図中、3
3Aは、抵抗体層33となるべきパターニング前の暦で
あって、次のフォトエツチングの工程で抵抗体層33に
パターニングされる。
素子部34A上には導電性厚膜60上をも含めて全面に
フォトレジスト11が塗布されていて、その上方に露光
マスク12が位1する。両側縁部の導電性厚膜60は導
電性厚膜よりも充分高くしであるので、基板41が反っ
ていたとしても露光マスク12に接触するのは導電性厚
膜60の位置だけである。導電性厚膜60上にはフォト
エツチングでパターニングされる素子部は形成されない
ので、この位置で上記接触によって露光マスク12がダ
メージを受けても、−向に差支えはない。
導電性厚膜60.60a、60bは、恨ペーストのほか
、銀−白金、銀−パラジウム等の合金ペーストを材料と
することができる。また、基板41を切断して2分割す
るほか、第13図の例のように4分割又はそれ以上の複
数個に分割するようにしても良い。また、共通電極又は
信号電極と抵抗体層との接続部或いは抵抗体層又は共通
電極と導電性厚膜との接続部での抵抗を小さくするよう
、両者の間に両者に馴染み易い又は合金し易い材料から
なる中間層を介在させてオーミックコンタクトとするこ
ともできる。この場合、上記中間層は上記電極及び抵抗
体層とは異なる材料からなっている。
そのほか、例えば、直線的に微小間隙を以て並んだ多数
のアモルファスシリコン層に対して共通電極と個別電極
とが接続するラインセンサ(像を光学的に読み取って電
気信号に変える装置)の製造にも本発明が適用可能であ
る。ラインセンサは前記実施例のライン方式のヘッドと
類似の構造を有しており、発熱部に対応する位置に光照
射によって比抵抗が下がる性質を有するアモルファスシ
リコンの層を設けたものである。更に、それ以外にも、
多数の回路素子に共通電極と多数の信号電極とが対向し
て配置されるS積回路装置、例えば発光ダイオード・ア
レイ、レーザ・ダイオード・アレイの入力回路等の製造
に本発明を適用することができる。
へ0発明の詳細 な説明したように、本発明は、ダミーの突部を基板に形
成する、或いは素子部よりも大きな高さの外部接続用共
通配線を基板に形成するようにしているので、素子部の
素子へのパターニングに際して基板が素子部形成時の加
熱等によって変形していても、パターニング用マスクに
接触するのは上記パターニングを必要としないダミーの
突部又は外部接続用共通配線の位置だけである。従って
、上記接触によってマスクがダメージを受けて正確なパ
ターニングがなされないようになることがない、その結
果、大形の基板上に素子を各素子毎に一挙に形成してこ
れを個々の集積回路装置に分割し、生産性を向上するこ
とができ、而も歩留が高く、マスクの寿命も長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明のシリアル方式の感熱記録ヘ
ッドについての実施例を示すものであって、 第1図は部分グレーズ及びダミーの突部を形成した大形
基板の平面図、 第2図は第1図のn−n線矢視拡大部分断面図、第3図
は他の例による第2図と同様の拡大部分断面図、 第4図は大形基板上の素子部パターニングのための露光
時の状態を示す断面図、 第5図(A)、(日)、(c)、(D)及び(E)は個
別電極及び共通電極のパターニングの手順を示す拡大部
分断面図、 第6図は感熱記録ヘッドの保護層形成前の平面図、 第7図は感熱記録ヘッドの平面図、 第8図はフレキシブル プリント サーキットを接続し
たヘッドの一部破砕平面図、 面図)、 第10図は他の例による悠然記録へンどの発熱部周辺の
拡大断面図、 第11図は更に他の例による大形基板の拡大部分断面図
(第1図のXI −XI線の位置での拡大部分断面図)
、 第12図は更に他の例による大形基板上の素子部パター
ニングのための露光時の状態を示す断面図 である。 第13図〜第21図は本発明のライン方式の感熱記録ヘ
ッドについての実施例を示すものであって、 第13図は部分グレーズ及びダミーの突部を形成した大
形基板の平面図、 第14図(A)は第13図ノXIV A −XIV A
線矢視側面図、第14図CE3)は第13図(7)XI
V B−XIV9線矢視側面図、 第15図は他の例による部分グレーズ及びダミーの突部
を形成した大形基板の平面図、第16図はフレキシブル
 プリント サーキットを接続した感熱記録ヘッドの平
面図、第17図は第16図のX■−XVI線矢視断面図
、第18図は更に他の例による大形基板を示し、同図(
A)は基板上に第−層の導電性厚膜を形成した状態を示
す平面図、同図(El)は第−層の導電性厚膜上に第二
層の導電性厚膜を形成した状態を示す平面図、 第19図は第18図(日)のXIX−XIX線矢視拡大
断面図、 第20図は第18図(日)の大形基板上の素子部パター
ニングのための露光時の状態を示す断面図、 第21図は第18図(日)の基板を使用した感熱記録ヘ
ッドの発熱部周辺の拡大断面図(第18図(日)のXX
I−XXI線の位置での拡大断面図)である。 第22図及び第23図は従来例を示すものであって、 第22図(A)及び(日)は夫々シリアル方式の感熱記
録ヘッド用大形基板に部分グレーズを形成した状態の平
面図、 第23図は大形基板上の素子部パターニングのための露
光時の状態を示す断面図 である。 なお、図面に示された符号に於いて、 1.31.41−−−−−・−・−一一一一基板1a、
10,108,40.50.60−・−・・−・−・・
−ダミーの突部 2.32−−−−・・−・部分グレーズ3.33〜−−
−一−−−−−抵抗体層3A、33 A−−−−−一抵
抗体層形成用の素子部4.34−・−・−・−個別電極 4A、34A−・−・・−個別電極及び共通電極形成用
の素子部 4a、5a、35a、42a −−−−−・−・−電極端子部 5.35−・・・・−一一一一共通電極6.36−・・
・−・−・−保護層 7.37−−−−−・−−一一−−−一発熱部8.38
−−−−・−全面グレーズ層 11・−−−−一−−−・−フォトレジスト12−・−
−−−−−−−−−一露光マスク13−・−−一−・一
定板 14・・・−・・・−・・・作業台 14a−・−・−・−・排気孔 13.39−−−−−−−−−フレキシブル プリント
サーキット 42−・−−−−−−−−一信号電極 60a・−・−一−−−−−−−導電性厚膜60−−−
−−−−−一 導電性厚膜からなる共通電極の烏。 折曲延γ部//2?追突Wz である。 代理人  弁理士  逢 坂   末 弟1図 第2図 第3図 第4図 第6図    第7図 フ 第5 (A) 旧) (c) と夏 第11図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上の素子部が所定の素子に加工された集積回路
    装置を製造するに際し、 (a)、前記基板にダミーの突部を形成する工程と、 (b)、前記基板に素子部を形成する工程と、 (c)、マスクを使用する素子部パターニング工程と を有する、集積回路装置の製造方法。 2、基板上の素子部が所定の素子に加工された集積回路
    装置を製造するに際し、 (a)、前記基板に素子部を形成する工程と、 (b)、前記素子部に設ける素子に接続される外部接続
    用共通配線を、前記基板上に前記素子部よりも大きな高
    さに形成する工程と、 (c)、マスクを使用する素子部パターニング工程を有
    する、集積回路装置の製造方法。3、基板上に、形成さ
    れるべき素子部と共にダミーの突部が設けられている集
    積回路装置用基板。
JP8759688A 1988-04-08 1988-04-08 集積回路装置の製造方法及び集積回路装置用基板 Pending JPH01258961A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584947A (ja) * 1991-03-29 1993-04-06 Rohm Co Ltd シリアル型サーマルヘツドの製造方法
JP2010030068A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Seiko Instruments Inc サーマルヘッドの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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