JPH0214082A - 大島紬の複合反転絣織締め方法 - Google Patents

大島紬の複合反転絣織締め方法

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JPH0214082A
JPH0214082A JP63163775A JP16377588A JPH0214082A JP H0214082 A JPH0214082 A JP H0214082A JP 63163775 A JP63163775 A JP 63163775A JP 16377588 A JP16377588 A JP 16377588A JP H0214082 A JPH0214082 A JP H0214082A
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JP
Japan
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tying
tightening
kasuri
patterns
weave
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Application number
JP63163775A
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English (en)
Inventor
Takazo Hirata
平田 隆蔵
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は大島紬における柄の方向性を考慮した大島紬
の複合反転絣織締め方法、及び複合反転絣織締めによっ
て形成された大島紬の反物に関するものである。
従来の技術 従来よシ行なわれている大島紬の絣織締め方法には普通
締め、回し締め、ふかし締め、袋締め、帯締め等のもの
がある。普通締めは地誌、地空柄等に利用できる最も一
般的な絣織締め方法であって、第4図に示すように締め
られていくので第5図に示したごとくの柄の配置が対称
に展開していくものである。回し締めは第6図に示した
もので、地中の飛び柄に使われるものであり、第7図に
示すように柄が一方向に展開するものである。ふかし締
めは、上記回し締めと同様の原理で締められるものであ
るが、第8図に示したように二種類の異なった柄が同一
方向に展開する締め方のものである。袋締めは、二重織
を利用したものでふかし締めの柄送シと同様であるが、
地中、地誌ともに利用できるとともに、柄の間隔も短か
く出来るものである。
さらに、帯締めは、−柄一柄を個別に締めていくもので
ラシ、第9図に示したような適宜な柄装置が可能である
発明が解決しようとする問題点 上記様々な締め技!によって大島紬の経絣が作られてい
るが、例えば人体、人形、家屋、船、植物等のように天
地のある柄を反物から着物に仕立てた場合、上記普通締
めにあっては着物の前後で柄がひつくシ返ってしまうこ
とになる。また上記回し締め、ふかし締め、袋締め等の
場合は、前(後)身頃は上向きに形成されても、後(前
〕身頃は下向きに出て来る等の欠点があった。そこで着
物の仕立上シで柄の上下方向が統一的に形成されるよう
に作シ上げるのには、上記帯締めを採用していた。しか
し、この帯締めはその締め方に手間がかかシ、極めてコ
ストの高いものであ夛、また防染綿糸解き、摺込み染色
等も個々に行なわなくてはならず、加工にも非常に手間
のかかるものであった。
そこでこの発明は、上記問題点を解決した大島紬の複合
反転絣織締め方法及び複合反転絣織締めによって形成さ
れた大島紬の反物を提供するものである。
問題点を解決するための手段 以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の大島紬の複合反転絣織締めの締め方
を示す平面図であるが、これは第4図、及び第6図に示
した各々普通締め、及び回し締めとを合わせたものであ
る。前述の従来例のところで説明したように上記普通締
め及び回し締めとも横糸1を縦糸2によって締め上げて
行くものであシ、且つ柄は横糸1に形成された模様によ
って形成されるものである。その場合、普通締めによっ
ては第4図に示すように横糸1の折り曲げ点a、bによ
って横糸1を折り曲げて蛇行状に締め上げていくもので
ある。この締め上げによって柄は第5図に示すように折
り曲げ点a、bを境目として反転して現われることにな
る。他方、回し締めにあっては第6図に示すように横糸
1が常に同一方向に回転して輪状に形成されているので
その結果得られる柄は第7図に示すように同一方向に現
われることになる。
この発明の大島紬の複合反転絣織締めは上記普通締めと
回し締めとを組み合わせたものである。第1図で示すよ
うに3.3′は袖部となる部分でその部分はb′点で折
り返して形成されている。その結果b′の折り返し点を
境目として反転した柄が形成されるととKなる。その反
転部までの長さは略1尺5寸程度である。4.4′は身
頃部となる部分で、回し締めと普通締めを行ない上記袖
部の約3倍(約4尺5寸)の位置で折り返し点h′を形
成し柄を反転させている。4.4は同−巾であシ、身頃
部の前後を構成することになる。しかも折り返し点b′
で柄が反転されているので、着物に仕立てたとき前後と
も上下方向が同一の柄が形成されていることになる。
5.61柾部と抄部とが形成される部分であシ、上記同
様回し締めと普通締めとを繰シ返し、且つ折り返し点b
′を境目、として反転した柄を形成するものである。7
、デは他の身頃部となる部分で、前記同様折り返し点b
′で柄が反転されることになる。8.8′は他の袖部と
なるところで前記同様に折り返し点b′により柄が反転
されることになる。
上記により連続形成された反物を各場所に添って裁断し
、折り曲げ、そして縫い合わせることにより大島紬によ
り第3図に示したような柄の着物が出来上がることにな
る。
発明の効果 この発明の大島紬の複合反転耕mtiめは、人体、人形
、家屋、船、植物等のように天地のある柄がひつくり返
えることなく絣織締めを行なうことが出来るものである
。 また、従来より行なわれていたー柄−柄を締めてい
く帯締めと比較してその締めの手間が著しく低下し、約
10分の1程度の作業時間ですむようKなった。
さらに、防染綿糸解き、摺込み染色等の加工段階におい
ても、従来の帯締めにあっては個々に行なわなくてはな
らなかったが、この発明のものにあっては従来の普通締
めの加工のものと変わらない。例えば22の柄数で絣本
数が195本である場合、従来の帯締めにあっては22
個(柄数)X195本(絣本数)=4290箇所、つま
p4290f1所の締め作業と、その4290箇所の諸
加工が必要であった。しかし、この発明の複合反転耕織
締めでは195本の締めと、195Ii所の加工ですむ
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による大島紬の複合反転耕織締めの締
め方を示す平面図、第2図は上記絣織締めによって表現
される反物上の柄の方向性を示した平面図、第3図は着
物に仕立てたときの正面図、第4図は従来よシ行なわれ
ている普通締めの平面図、第5図は同普通締めによって
表現される反物上の柄の方向性を示した平面図、第6図
は回し締めの正面図、第7図は同回し締めによって表現
される反物上の柄の方向性を示した平面図、第8図はふ
かし締めあるいは袋締め等によって表現される反物上の
柄の方向性を示した平面図、第9図は帯締めによって表
現される反物上の柄の方向性を示した平面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数本の横糸1を輪状に形成し、それを縦糸2に
    よつて締め上げることによつて回し締めを行ない、引き
    続いて横糸1を蛇行状に折り返して形成し、それを縦糸
    2によつて締める普通締めを行ない、上記回し締めと普
    通締めとを組み合わせて締め上げることにより柄を反転
    させ着物を仕立てた状態において前後の柄の上下が逆転
    しないようにしたことを特徴とする大島紬の複合反転絣
    織締め方法。
  2. (2)長さが略1尺5寸の前(後)袖部上に柄を形成し
    、その柄が折り返し点b′によつて反転形成されてなる
    上記と同長の後(前)袖部3′を構成し、続いて長さが
    略4尺5寸の適数個の柄を形成した前(後)身頃部4を
    構成し、そこに形成された柄を折り返し点b′によつて
    反転させて形成した柄を有する上記と同長の後(前)身
    頃部4′を構成し、さらに適数個の柄を形成した衽部と
    衿部5、6を上記同様に構成し、続いて他の前後の身頃
    部7、7′、及び袖部8、8′を同様に構成して成るこ
    とを特徴とする複合反転絣織締めによつて形成された大
    島紬の反物。
JP63163775A 1988-06-30 1988-06-30 大島紬の複合反転絣織締め方法 Pending JPH0214082A (ja)

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