JPH0214042A - 不連続模様織り出し方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不連続模様織り出し方法、特に、模様素付き長
尺糸の緯入れにより、織物に不連続模様を織り出す方法
に関する。

従来の技術及びその問題点 従来、このような仕様で織物に不連続な模様−つまり飛
び柄の模様を織り出すには、所々に模様素付きの生糸等
の撚糸を不連続模様織り出し緯糸、即ち絵緯に当てるこ
とに依存している。そして適用する撚糸に模様素を施す
のに、認の形成いは枠かけの形で行っている。かかる方
式の模様素イ」けでは、それが染色、印捺の何れの場合
でも、その模様素部が糸の長さの方向に対し大まかな位
置規制しかできない。また糸に対する模様素付けは、輪
郭の定性性に欠けている。かくて、上記従来技術では、
飛び柄模様を形につき定性性を以て織り出すことはでき
ない。

本発明の目的は、長尺の絵緯を用い、良好な定性性を以
て不連続の、つまり飛び柄の模様を発現でき、しかもこ
れを旨くなし得る方法を提供するにある。

問題点を解決するための手段 本発明の上記目的句は、次の方法によって達成される。

模様素付き長尺糸の緯入れにより織物に不連続の模様を
織り出す方法であって、縦長で長尺の紙、プラスチック
フィルム等のストリップを基材とし、これに基材長手方
向についての緯入れ幅に対応する長さ宛をスパンとし、
その各スパンで基材横方向の縞模様を、隣接するスパン
相互において、該縞模様とそれに並ぶ無模様部との並列
体が対称をなす仕様の下に現わしたものを縦方向に所要
幅でスリットして得られた長尺の糸を上記模様素付き長
尺糸に充当して緯入れすると共に、その緯入れ時に織機
上の織り幅規制緊張索線を拘束不動化することを特徴と
する不連続模様織り出し方法。

本発明においては、ストリップつまりシートを基材とし
、これに模様を現わすから、その模様付けは然るべき方
法、例えば印刷ロールやスクリーンにより、関係位置及
び輪郭において模様を定性性あるものとして、施すこと
ができる。従って、この模様付けされた基材をスリット
して得られた絵緯も、その模様素が関係位置及び輪郭に
つき定性性のものである。このため本発明によれば、当
該絵緯の緯入れで織り出される不連続の即ち飛び柄の模
様は形の定性性を良好なものにできる。

本発明において、絵緯の緯入れによる上記飛び柄模様の
織り出し時に、織機上の織幅規制緊張索線を拘束不動化
させるのは、飛び柄模様の定性性の織り出しを旨くなす
ことをもたらす。緊張索線による織幅の規制は十分に正
確であり、該緊張索線による絵緯の緯方向位置規制もま
た、そうである。

上記の如く本発明によれば、長尺の絵緯を用い、良好な
定性性を以て不連続即ち飛び柄の模様を発現でき、しか
もこれを旨くなし得る方法を提供することができる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。

本発明で絵緯のための原反に当てる所要の模様付きスト
リップの一例が第１図にボされている。

第１図で（１）がストリップであり、該ストリップ（１
）は縦長の紙、プラスチックフィルム等からなる長尺物
を基材とし、これに基材長手方向について緯入れ幅（ａ
）［織物（Ａ）の織幅］に対応する長さ宛をスパン（ａ
′）とし、その各スパン（ａ′）・・・・・・に基材横
方向の縞模様（イ）、（ロ）を、該縞模様（イ）（ロ）
及びそれに並ぶ無模様部（ハ）の並列体が、隣接するス
パン（ａ’　）（ａ’　）相互で対称をなす仕様の下に
施す。この模様付けは、スパン（ａ′）長さに合致する
直径で且つ縞模様（イ）の部位に相当する部位に模様（
イ）を模様付けする画線部を有する印刷ロールと、同上
直径で且つ縞模様（ロ）の部位に相当する部位に模様（
ロ）を模様付けする画線部を有する印刷ロールとの二種
を用いて行うことができ、また所要部位に模様付は画線
部を有するスクリーンによるスクリーン法で施すことも
できる。

上記縞模様（イ）、（ロ）はストリップ（１）の裏面に
も表面の模様に合致する配置、縞にて施す方がよい。裏
面の縞模様は後述する絵緯の緯入れが裏返っても、模様
構成素が欠落するのを回避する。ストリップの裏面に対
する縞模様の施工に必要とするストリップ対模様付は手
段（例えば印刷ロール或いはスクリーン）の位置合せは
、それ自体公知の適当な方法に従って行えばよい。

」１記ストリップ（１）を所要幅で縦方向沿いにスリッ
トして得られた長尺の糸を絵緯とし、これを緯入れする
と共に、その緯入れ時、織機上の織幅規制緊張索線（図
示せず）〔織物の両耳相当個所に沿って配設されたピア
ノ線］を拘束不動化する。

こうして、長尺の絵緯を用い、第２図に示すような不連
続つまり飛び柄の模様を織物に織り出す。

以上に述べた本発明の実施例は各スパン（ａ′）に縞模
様を二種、施した場合のものであるが、縞模様は一本で
もよいし、三以上の複数種でも構わない。これ等の変更
例の場合でも、ストリップにおける縞模様の配置が所定
通りであることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で使用する所要の模様付きストリップの
一例を示す平面図、第２図は第１図のストッリブをスリ
ットして得られた絵緯により織り出される不連続模様の
平面図である。 （１）・・・・・・ストリップ （Ａ）・・・・・・織物 （ａ）・・・・・・緯入れ幅 （ａ′）・・・・・・スパン （イ）、（ロ）・・・・・・ストリップの縞模様（ハ）
・・・・・・無模様部 （イ′）、（口′）・・・・・・織物の不連続模様（以
　上）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）模様素付き長尺糸の緯入れにより織物に不連続の
   模様を織り出す方法であって、縦長で長尺の紙、プラス
   チックフィルム等のストリップを基材とし、これに基材
   長手方向についての緯入れ幅に対応する長さ宛をスパン
   とし、その各スパンで基材横方向の縞模様を、隣接する
   スパン相互において、該縞模様とそれに並ぶ無模様部と
   の並列体が対称をなす仕様の下に現わしたものを縦方向
   に所要幅でスリットして得られた長尺の糸を上記模様素
   付き長尺糸に充当して緯入れすると共に、その緯入れ時
   に織機上の織り幅規制緊張索線を拘束不動化することを
   特徴とする不連続模様織り出し方法。