JPH02140124A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はダストインジケーターを有する電気掃除機に関
する。

（ロ）従来の技術 例えば実開昭６１−１６７１５９号公報や実公昭５５−
１５７８９号公報に示されるように、集塵量の報知をす
るダストインジケーターはその視認性を良好にするため
に、電動送風機の吸込側空間から連通路を形成して掃除
機本体の上部に設けられることが多い。また、電動送風
機の回転数制御を行なう電子制御回路を備えた電気掃除
機も知られており、このものにおいては回路部品を搭載
した回路基板は、熱的影響を受けない掃除機本体の上部
に配設することが望ましい。

ところが、前記ダストインジケーターの連通路を形成す
る部品は、圧力の漏れを防止するため、シール性の良好
な軟質塩化ビニール等の軟質部材で形成されており、一
方、前記回路基板は回路部品の接続用線材等の突出物が
基板から突出しているので、この回路基板を掃除機本体
の上部に配設すると、連通路を構成する軟質部材を傷付
ける危惧がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、ダストインジケーターの連通路を簡単な構成
で掃除機本体の収納部内に組み込むと共に、ダストイン
ジケーターと共に回路基板を収納部内に収納しても連通
路が傷付かないようにし、以てダストインジケーターが
正確に作動するようにした電気掃除機を得ることを目的
としている。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の電気掃除機は、電動送風機を備えた掃除機本体
の上部に形成した収納部に、ダストインジケーターを収
納するものにおいて、前記ダストインジケーターと前記
電動送風機の吸込側空間部とを連通ずる連通路を有し、
該連通路は前記収納部の内壁面に形成し、且つ前記吸込
側空間部と溝底開口を介して連通した上面開口の連通溝
部と、該連通溝部の上面開口を覆うと共に前記ダストイ
ンジケーターの負圧倒開口に連通ずる連通口を有した軟
質部材製の溝蓋体とからなり、該溝蓋体の上面に複数の
補強用突起を一体成形したことを特徴としている。

（ホ）作用 り記構酸により、複数の補強用突起が溝蓋体を補強する
ので、溝蓋体の剛性が向上し、連通路内の負圧が上昇し
ても溝蓋体が変形することがないので連通路に圧力の漏
れが生じない。

また、掃除機本体の収納部にダストインジケーターと共
に回路基板を収納しても、補強用突起の存在により該回
路基板が溝蓋体の上面に当ることがなく、従って溝蓋体
を傷付けることがない。

そして電動送風機の吸込側空間部の負圧は前記連通路を
介してダストインジケーターに伝達され、ダストインジ
ケーターは正確に作動する。

（へ）実施例 以下、本発明を第１図〜第３図に基づいて説明する。

（１）は電気掃除機本体で、上面開口の集塵室（２）と
該集塵室（２）に連通ずると共に後部に排気Ｄ（３）を
有した送風機収納室（４）を有し、前記集塵室（２）の
上面開口は吸込口（５）を有する集塵蓋（６）で開閉自
在に閉塞される。前記集塵室（２）と前記送風機収納室
（４）との間には通気口（７）を有した隔壁（８）があ
る。

（９）は電動送風機で、その前面側を環状パツキン（１
０）により保持されて前記送風機収納室（４）内に気密
に収納され、前記隔壁（８）との間に吸込側空間部（１
１）を形成する。

（１２）は前記隔壁（８）に集塵室（２）側から着脱自
在に取り付けられて前記通気口（７）を覆う吸気フィル
ター、（１３）は保形性と通気性を有する箱状フィルタ
ー、（１４）は前記吸込口（５）と連通して前記箱状フ
ィルター（１３）内に着脱自在に収納された紙袋フィル
ターである。

また（１５）は前記送風機収納室（４）内の電動送風機
（９）と排気口（３）との間に配設された排気フィルタ
一体である。

（１６）は掃除機本体（１）の前記送風機収納室（４）
の−上部に形成された収納部で、該収納部（１６）は、
空気孔（１７）と透明なインジケーター窓（１８）を備
えた収納部覆蓋（１９）で閉塞される。

（２０）は集塵量を報知するダストインジケーターで、
前記収納部（１６）内に収納されると共に、一端側に形
成した大気側開口（２１）を前記空気孔（１７）を介し
て大気に連通ずると共に、他端側に形成した負圧側開口
（２２）を後述する連通路（２３）を介して前記吸込側
空間部（１１）に連通している。そして前記箱状フィル
ター（１４）内の塵埃の集塵量や前記紙袋フィルター（
１４）、箱状フィルター（１３）、吸気フィルター（１
２）の目詰り状態に応じて増加する前記吸込側空間部（
１１）の負圧の増加の程度に応じて前記ダスインジケー
ター（２０）内の指針が移動し、集塵歇報知を行なうよ
うになっている。

（２３）は前記した連通路で、該連通路（２３）は前記
収納部（１６）の内壁面（２４）に上向きに一体成形し
たツブ（２５）・・・により囲まれて形成した上面開口
（２６）のＵ字型の連通溝部（２７）と、この連通溝部
（２７）の上面開口（２６）を閉塞する軟質塩化ビニー
ル製の溝蓋体（２８）とからなる。前記連通溝部（２７
）はその溝底部（２７ａ）の−例に形成された溝底開口
（２９）を介して前記吸込側空間部（１１）に連通して
いる。

さらに前記溝蓋体（２８）は、一端側に前記負圧倒開口
（２２）にその上向き環状鍔片（３０）を嵌め込むこと
により該負圧側開口（２２）に気密に連通する連通［１
（３１）を有すると共に、上面（３２）に複数本の補強
用突起（３３）・・・を有し、且つ前記連通溝部（２７
）の上面開口（２６）縁を嵌め込む係合用環状鍔（３４
）を周設しており、前記連通溝部（２７）の上面開口（
２６）を気密に閉塞するものである。

（３５）は、前記電動送風機（９）の回転数制御を行な
う制御回路を構成する各種の電子回路部品（３６）・・
・を搭載した回路基板で、該回路基板（３５）は電動送
風機（９）の排気の熱的影響を受けないようにするため
に前記収納部（１６）内に、前記連通路（２３）の上部
に位置決めして配設される。そして前記回路基板（３５
）は、裏面側から前記電子回路部品（３６）・・・の接
続用線材（３７）・・・等の突出物が突出しているが、
これらの突出物は前記補強用突起（３３）・・・の存在
により前記回路基板（３５）の収納時あるいは収納状態
において前記溝蓋体（２８）の上面（３２）に当ること
がなく、従って前記溝蓋体（２８）の上面（３２）を前
記突出物が傷付けることがない。

そして、前記溝蓋体（２８）は、前記連通溝部（２７）
の上面開口（２６）を気密に覆い、さらにその連通口（
３１）が前記ダストインジケーター（２０）の負圧開開
［」（２２）と気密に連通ずると共に、複数本の補強用
突起（３３）・・・が該溝蓋体（２８）を補強している
ので、溝蓋体（２８）の剛性が向上して変形しにくくな
り、連通路（２３）内の負圧が上昇しても連通路（２３
）に圧力の漏れが生じない。

従って電動送風機（７）の吸込側空間部（１１）の負圧
は連通路（２３）を介してダストインジケーター（２０
）に圧力の漏れを生じることなく正確に伝達され、これ
によりダストインジケーター（２０）は塵埃の集塵量や
紙袋フィルター（１４）、箱状フィルター（１３）、吸
気フィルター（１２）の目詰り状態を正確に報知する。

（ト）発明の効果 本発明は以上の如く構成してあり、ダストインジケータ
ーを電動送風機の吸込側空間部に連通ずる連通路が掃除
機本体の収納部内壁面に形成された連通溝部と軟質部材
製の溝蓋体という２部材からなる簡単な構成であるので
、製造が簡単となる。さらに前記溝蓋体は複数の補強用
突起で補強しているので溝蓋体の剛性が向上して連通路
に圧力の漏れが生じず、従って前記吸込側空間部の負圧
がダストインジケーターに正確に伝達されてダストイン
ジケーターが正確に作動する。また前記収納部内にダス
トインジケーターと共に回路基板を収納しても回路基板
の突出部で溝蓋体を傷付けることがない等の効果を有し
ている。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明電気掃除機の実施例に関し、第１図
は要部の拡大断面図、第２図は一部断面側面図、第３図
は要部の分解斜視図である。 （９）・・・電動送風機、（１１）・・・吸込側空間部
、（１６）・・・収納部、（２０）・・・ダストインジ
ケーター、（２３）・・・連通路、（２７）・・・連通
溝部、（２８）・・・溝蓋体、（３３）・・・・・・補
強用突起。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動送風機を備えた掃除機本体の上部に形成した
   収納部に、ダストインジケーターを収納するものにおい
   て、前記ダストインジケーターと前記電動送風機の吸込
   側空間部とを連通する連通路を有し、該連通路は前記収
   納部の内壁面に形成し且つ前記吸込側空間部と溝底開口
   を介して連通した上面開口の連通溝部と、該連通溝部の
   上面開口を覆うと共に前記ダストインジケーターの負圧
   側開口に連通する連通口を有した軟質部材製の溝蓋体と
   からなり、該溝蓋体の上面に複数の補強用突起を一体成
   形したことを特徴とする電気掃除機。