JPH02139228A - 伸縮素材、伸縮素材の製造方法、伸縮素材を使用した製品及び同製品の製造方法。 - Google Patents

伸縮素材、伸縮素材の製造方法、伸縮素材を使用した製品及び同製品の製造方法。

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JPH02139228A
JPH02139228A JP63282121A JP28212188A JPH02139228A JP H02139228 A JPH02139228 A JP H02139228A JP 63282121 A JP63282121 A JP 63282121A JP 28212188 A JP28212188 A JP 28212188A JP H02139228 A JPH02139228 A JP H02139228A
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JP
Japan
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paper
yarn
stretchable
stretch
shrinkage
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Application number
JP63282121A
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English (en)
Inventor
Akito Yamada
山田 昭人
Yasuhiko Ogi
康彦 荻
Toyohiko Mizuno
水野 豊彦
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Daifuku Seishi Kk
Original Assignee
Daifuku Seishi Kk
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はヘアバンド、リストバンド、テープ。
衣料用布地、衣料用芯地等に利用可能な伸縮素材、伸縮
素材の製造方法、伸縮素材を使用した製品、及び同製品
の製造方法に関するものである。
[従来の技術] ヘアバンド、テープあるいは衣料用布地や芯地等、伸縮
性を要求される製品の素材としては、ストレッチ織物が
一般的である。また、伸長性テープの素材としてはクレ
ープ紙も使用される。ざらに、所定形状の枠に対し薄片
を貼着することにより形成される製品、例えば提灯、凧
、張子等の薄片としては、一般に伸縮性を有しない紙が
使用される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、ストレッチ織物はその製造工程が複雑となり
、製造コストが高くなるという問題がある。また、クレ
ープ紙は伸長性は有するものの、収縮性を有さず、−旦
伸長した後は同伸長状態のままとなり、繰り返し伸縮作
用を必要とする衣料用布地や芯地等としては不適当であ
る。さらに、前記した製品の薄片として紙を使用する場
合、紙を枠に対し弛みや緩みが生じないよう張付けるに
は相当の熟練を要し、製品の製造効率が悪い。この薄片
として、ストレッチ織物あるいはストレッチ不織布を使
用し、それらを若干伸長した状態で枠へ張付けて弛みや
緩みが生じないようにすることも考えられる。しかしな
がら、この場合、ストレッチ織物やストレッチ不R布が
、枠に接着固定される前に自らの有する収縮力により収
縮して、枠との接着が困難になるという新たな問題が生
じる。
本発明の目的は、製造工程が簡単で、製造コストが低減
される伸縮素材及びその製造方法を提供することにある
本発明の別の目的は、充分な伸縮性を有する伸縮素材を
提供することにある。
本発明のざらに別の目的は、薄片に弛みや緩みが生じる
ことがない製品及びその製造方法を提供することにある
本発明のざらに別の目的は、樹脂加工や粘着剤の塗布が
簡単に行なえる伸縮素材及びその製造方法を提供するこ
とにある。
本発明のざらに別の目的は、充分な伸縮性を有するとと
もに、反復的な伸縮作用が可能となる伸縮素材及びその
製造方法を提供することにある。
本発明のざらに別の目的は、伸縮性及び充分なかさ高性
を有する製品を提供することにおる。
[課題を解決するための手段コ 上記の目的を達成するために、第一の発明に係る伸縮素
材においては、縮みを有する薄片中にストレッチャーン
を含有している。
また、第二の発明に係る伸縮素材においては、第一の発
明の薄片を不織布としている。
さらに、第三の発明に係る伸縮素材においては、縮みを
有する二枚の薄片材間に複数本のストレッチャーンを互
いにほぼ平行に配置している。
さらに、第四の発明に係る伸縮素材においては、縮みを
有する紙片中にストレツチヤーンを含有している。
ざらに、第五の1発明に係る伸縮素材においては、第四
の発明の伸縮素材を布地に接合している。
ざらに、第六の発明に係る伸縮素材においては、縮みを
有する二枚の紙材間に複数本のストレッチャーンを互い
にほぼ平行に配置している。
さらに、第七の発明に係る製品においては、第六の発明
の伸縮素材を、少くとも一本のストレッチャーンを含む
よう、ストレッチャーンの長さ方向に細断している。
ざらに、第への発明に係る伸縮素材の製造方法は、薄片
中にストレッチャーンを伸張状態で含有する工程と、同
ストレッチャーンを自らの収縮作用により収縮させて薄
片に縮みを形成する工程とからなる。
さらに、第九の発明に係る製品の製造方法は、薄片中に
ストレッチャーンを含有して伸縮素材を形成する工程と
、前記伸縮素材を枠に対し貼着する工程と、前記伸縮素
材を帯水さUた後乾燥させて伸縮素材を収縮させる工程
とからなる。
ざらに、策士の発明に係る製品は、第九の発明の製造方
法により製造される。
さらに、策士−の発明に係る伸縮素材の製造方法は、二
枚の紙材間に複数本のストレッチャーンを伸張状態にて
豆いにほぼ平行に配置する工程と、両紙材及びストレッ
チャーンに樹脂加工を施してそれらを互いに接合する工
程と、ストレッチャーンを自らの収縮力により収縮させ
て紙材に縮みを形成する工程とからなる。
[作用] 上記第一の発明の伸縮素材においては、薄片の縮みが伸
縮素材の伸長を許容するとともに、ストレッチャーンが
伸縮素材に伸縮性を付与する。
上記第二の発明の伸縮素材においては、不織布の縮みが
伸縮素材の伸長を許容するとともに、ストレッチャーン
が伸縮素材に伸縮性を付与する。
上記第三の発明の伸縮素材においては、薄片材の縮みが
伸縮素材の伸長を許容するとともに、ストレッチャーン
が伸縮素材にほぼ一方向のみの伸縮性を付与する。
上記第四の発明の伸縮素材においては、紙片の縮みが伸
縮素材の伸長を許容するとともに、ストレッチャーンが
伸縮素材に伸縮性を付与する。
上記第五の発明の伸縮素材においては、伸縮素材の収縮
に伴い布地が収縮して布地に縮みが形成される。
上記第六の発明の伸縮素材においては、紙材の縮みが伸
縮素材の伸長を許容するとともに、ストレッチャーンが
伸縮素材にほぼ一方向のみの伸縮性を付与する。
上記第七の発明の製品においては、ストレッチャーンが
細断された紙片の長さ方向に伸縮性を付与する。
上記第への発明の伸縮素材の製造方法においては、スト
レッチレーンが伸長状態から収縮する過程において、紙
片に縮みが形成され、紙片が伸縮可能となる。
上記第九の発明の製品の製造方法においては、伸縮素材
が収縮する過程において、薄片の弛みや緩みが吸収され
る。
上記策士の発明の製品においては、伸縮素材が枠に対し
緩みや弛みを生じることなく貼着される。
上記策士−の発明の伸縮素材の製造方法においては、ス
トレッチャーンが伸長状態から収縮する過程において、
紙材にほぼ一方向の縮みが形成され、紙材が同方向に伸
縮可能となる。
[実施例] 以下、本発明の伸縮素材を伸縮紙に具体化した一実施例
を第1〜5図に従って説明する。
第1.2.4 (a)〜(C)図に示すように、通常の
製紙工程により製造された薄片としての紙片1を構成す
る、薄片材としての二枚の紙材1a。
1b間には、多数本のストレッチャーン2が収縮状態に
て、互いにほぼ平行となるよう第1図に示す矢印へ方向
に直線状に延びている。紙材1a。
1bとしては原紙あるいは公知の抄紙機により製造した
湿紙が使用可能である。ストレッチャーン2としては、
mIII自体が伸縮性を有するもの(例えばスパンデッ
クスやゴム糸)、または合成繊維に熱処理を施して伸縮
性を付与したもの(いわゆるかさ高加工糸)が挙げられ
るが、伸縮性の点から前者が好ましい。
前記紙材1a、1bにはストレッチャーン2とほぼ直交
する方向に延びる多数の縮み3が形成され、紙材1a、
1bのストレッチャーン2の長さ方向への伸長を許容し
ている。両紙材’la、1b及びストレッチャーン2に
は図示しない樹脂が含浸され、それらを一体内に接合し
ている。
第4 (a)、(b)図に示すように、伸縮紙の収縮時
において、ストレッチャーン2部分における紙材1a、
1bには細かな縮み3が形成される。
また、第4(a)、(C)図に示すように、ストレッチ
ャーン2以外の部分における紙材1a、1bには波形状
の大きな縮み3が形成される。なお、両紙材1a、1b
は前記樹脂により部分的に接合さ−れ、非接合部分には
空隙3aが形成されている。
以上のように構成された伸縮紙を矢印六方向に引張ると
、ストレッチャーン2が伸長されるとともに、紙材1a
、1bの縮み3が展伸され、伸縮紙全体が伸長されて第
3.5図に示す伸長状態とされる。この状態から引張り
作用を停止すると、ストレッチャーン2が収縮して紙材
1a、1bに再び縮み3が形成され、伸縮紙が第1.4
 (a)〜(C)図に示す収縮状態に戻る。同伸縮紙は
ストレッチャーン2が疲弊してその伸縮性を失うまで、
上記した伸縮作用を反復可能でおる。
上記のように、本実施例の伸縮紙は充分な伸縮性を有す
るとともに、反復的な伸縮作用が可能なため、ヘアバン
ド、リストバンド、テープあるいは衣装用布地及び芯地
等、繰返し伸縮される製品の素材として使用することが
できる。
また、本実施例の伸縮紙は、一対の紙材1a。
1b間にストレッチャーン2を挟持して樹脂によりそれ
らを接合する構成としたため、その製造工程も簡単で、
製造コストも低減される。
さらに、本実施例の伸縮紙においては、その表面に樹脂
加工をする場合、あるいは粘着剤を塗布する場合でも、
樹脂あるいは粘着剤は紙材1a。
1bに遮断されて伸縮紙裏面にしみ出すことはない。よ
って、前記伸縮紙はその樹脂加工あるいは接着剤の塗布
が簡単に行なえるため、樹脂加工を施した装飾用テープ
、粘着テープ等としても使用できる。
次に、上記伸縮紙の製造装置及び製造方法について第6
,7図に従って説明する。
第6図に示すように、製造装置11の後部(第6図外部
)には糸供給ビーム12が配設され、同系供給ビーム1
2には多数本の伸長状態のストレッチャーン2が互いに
平行をなすよう巻き回されている。糸供給ビーム12の
下方には駆動ローラ13がその外周面を糸供給ビーム1
2上のストレッチャーン2に当接させた状態で配置され
、駆動ローラ13の回転に伴い糸供給ビーム12が回転
して、ストレッチャーン2が前方に送給されるようにな
っている。なお、糸供給ビーム12は同ビーム12のス
トレッチャーン2が消費されるにつれて下方へと移動し
て、駆動ローラ13外周面とストレッチャーン2とが常
に当接状態を維持するようにしている。
糸供給ビーム12及び駆動ローラ13の前方には、左右
方向(第6図の紙面と直交する方向)へ延びるくし歯状
のセパレータ14が配設されている。第7図に示すよう
に、前記ストレッチャーン2はセパレータ14の長さ方
向に所定間隔を置いて形成された多数の溝148内に一
本ずつ挿通されて、所定間隔を置いて互いに平行とされ
たまま前方へと送給される。なお、一つの溝14a内に
、2本以上のストレッチャーン2を挿通してもよい。
セパレータ14の前方には上下一対の第−及び第二送給
ローラ15a、15bと樹脂加工手段16とが順次膜け
られ、セパレータ14の上方及び下方には、紙材1a、
1bが巻き回された紙供給ローラ21がそれぞれ配設さ
れている。第一送給口−ラ15aは積極回転可能とされ
、同第−送給ローラ15aの回転に伴い、第二送給ロー
ラ15bが従動回転するようになっている。糸供給ビー
ム12から送給されたストレッチャーン2は、前記両紙
供給ローラ21から送り出された紙材1a。
1bに上下両側を挟持された状態で、第二送給ローラ1
5b及び第一送給ローラ15aを介してS字状に導かれ
、紙材1a、1bとともに前方に送給されるようになっ
ている。なお、一対の紙材1a、1b及び両紙材1a、
1b間に挟持されたストレッチャーン2により基紙Pが
構成される。
前記駆動ローラ13及び第一送給ローラ15aは各々駆
動ベルトB及び変速11Tを介して図示しない駆動手段
に連結され、変速機Tにより両者13.158の相対速
度が変更可能となっている。
前記樹脂加工手段16は接合手段としての溶液または分
散樹脂R1例えばポリウレタン、アクリル酸エステル、
SBR等の樹脂あるいはエポキシ樹脂等が貯留された樹
脂槽17と、溶液または分散樹脂Rに一部浸漬された状
態で樹脂槽17に回転可能に取付けられた含浸ローラ1
8とからなる。
本実施例においては溶液樹脂が使用される。
′同含浸ローラ18は第−及び第二送給ローラ15a、
15bから送給された基紙Pの下面に接触して同基紙P
の送給にともなって回転し、基紙Pに溶液樹脂Rを含浸
させる。なお、基紙Pに対する溶液樹脂Rの含浸量を多
くしたいときは、基紙Pを含浸ローラ18の下側外周面
に沿って導くようにするか、あるいは、溶液樹脂Rの濃
度を高くする。
樹脂加工手段16の前方には左右方向に延びるかき取り
バー19がその上端縁を基紙Pの下面に当接させた状態
で配置され、基紙Pの送給に伴い同基紙Pに含浸された
樹脂Rのうらの余分な樹脂Rをかき取るようになってい
る。
かき取りバー19の前方にはローラ20を介して加熱手
段としての加熱ドラム22が設けられ、同加熱ドラム2
2の前方には巻き取りローラ23が配設されている。前
記樹脂加工手段16により溶液樹脂Rが含浸された基紙
Pは、加熱ドラム22外周に当接した状態で同加熱ドラ
ム22の回転に伴い前方の巻き取りローラ23へと送給
される。
そして、加熱ドラム22によりhU熱乾燥されて溶液樹
脂Rが固化することにより、前記一対の紙材1a、ib
及びストレッチャーン2が固化した樹脂により互いに強
固に接合されて伸縮紙が形成され、同伸縮紙が巻き取り
ローラ23に巻き取られるようになっている。
上記製造装置11においては、第一送給ローラ15aに
よる基紙Pの送給速度が、糸供給ビーム12からのスト
レッチャーン2の送給速度とほぼ同一、あるいは所定伍
早い速度となるよう、駆動ローラ13及び第一送給ロー
ラ15aの相対回転速度が変速ITにより決定される。
これにより、糸供給ローラ12に伸長状態で巻き回され
たストレッチャーン2が糸供給ローラ12及び第一送給
ローラ15a間において収縮することなく、その伸長状
態が維持される。なあ、変速機Tにより駆動ローラ13
の回転速度を増減変更することにより、ストレッチャー
ン2の伸長度合を容易に変更することができる。
また、加熱ドラム22が第一送給ローラ15aと同一速
度で伸縮紙を送給することにより、第一送給ローラ15
a及び加熱ドラム22間においてストレッチャーン2が
伸長状態のまま基紙Pが送給される。さらに、巻き取り
ローラ23が加熱ドラム22より所定伍遅い速度で伸縮
紙を巻き取ることにより、加熱ドラム22及び巻き取り
ローラ23間において、ストレッチャーン2が収縮状態
とされ、紙材1a、1bに縮み3が形成される。
なお、巻き取りローラ23の巻き取り速度を加熱ドラム
22の送給速度と同一として、ストレッチャーン2を伸
長させたまま伸縮紙を巻き取り、その後、別工程により
伸縮紙に縮み3を形成するようにしてもよい。
巻き取りローラ23への巻き取り後に伸縮紙に縮み3を
形成する方法としては、(1)機械的揉み加工により伸
縮紙に縮み3を形成する方法、(2)伸縮紙にスヂーム
等により湿気を帯びざぜ、あるいは水を含ませた後伸縮
紙を乾燥させて、紙材1a、1bを収縮させることによ
り、伸縮紙に縮み3を形成する方法、(3)伸縮紙に染
色を施す場合、伸縮紙に染料を含浸させた後乾燥さける
工程において、紙材1a、1bを収縮ざゼることにより
、伸縮紙に縮み3を形成する方法、等がある。
本実施例の伸縮紙を製造する場合において、上記製造装
置11を作動さけると、ストレッチャーン2は互いに平
行をなしたまま駆動ローラ13により糸供給ビーム12
から送り出されて第二送給ローラ15b及び第一送給ロ
ーラ15aに送給され、糸供給ビーム12及び第一送給
ローラ15a間において伸長される。一方、一対の紙材
1a。
1bは紙供給ローラ21により送り出されてストレッチ
ャーン2を挟持した状態で第一送給ローラ15aにより
前方に送給される。
その後、紙材1a、1b及びストレッチ1フーン2から
なる基紙Pは、樹脂加工手段16により樹脂Rが含浸さ
れて加熱ドラム22へと送給され、加熱ドラム22によ
り加熱、乾燥されて伸縮紙とされる。そして、加熱ドラ
ム22及び巻き取りローラ23間においてストレッチャ
ーン2が収縮状態とされて紙材1a、1bに縮み3が形
成され、伸縮紙が巻き取りローラ23に巻き取られる。
上記した製造方法によれば、ストレッチャーン2自身の
有する収縮性により紙材1a、1bに縮み3が形成され
るため、紙材1a、1bに縮み3を形成するための特別
な工程を必要とけず、製造工程が簡単になりそのコスト
も低減される。
前記実施例は以下のように変更して具体化してもよい。
(1)加熱ドラム22の代わりに基紙Pの上下に所定間
隔を置いて一対の加熱手段を配置し、同加熱手段を空気
乾燥により基紙Pを加熱、乾燥するエアドライヤにより
構成する。
(2)第8図に示すように、前記実施例の伸縮紙を、少
くとも一木のストレッチャーン2を含むよう、ストレッ
チャーン2の長さ方向に細断する。
そして、第9図に示すように、その伸縮紙に撚加工を施
し抄繊糸41とする。なお、第10図に示すように、伸
縮紙に撚加工を施すことなく、さらに揉み加工を施して
縮み3をより細くした抄繊糸42としてもよい。これら
の抄繊糸41.42はその長さ方向に伸縮性を有すると
ともに、充分なかさ高性が付与される。よって、同抄繊
糸41゜42を使用した織物または編物はボリューム及
び軽量性を備えたものとなり、運動用衣料のひじ、ひざ
部分の芯地や、リストバンド、ヘアバンド等として使用
できる。
(3)前記実施例の伸縮紙を布地に縫着あるいは接着に
より接合して、伸縮性を有する伸縮素材を形成する。例
えば、第11図に示すように、布地51の一方表面に展
伸状態の伸縮紙を糸52により縫着し、第12図に示す
ように、伸縮紙を収縮させることにより、布地51を収
縮さVて伸縮素材53を構成する。伸縮紙を収縮させる
方法としては、前記実施例にお【ノると同様の方法が採
用される。収縮時にこの伸縮素材53においては、布地
51が波形状に形成されるとともに、布地51と伸縮紙
との間に隙間54が形成され、同隙間54を介して布地
51が伸長可能となる。
(4)前記実施例の伸縮紙を、ストレッチャーン2が互
いにほぼ直交するよう2枚重ね合わせ、それらの伸縮紙
にざらに布地を重ねて伸縮素材を構成する。この伸縮素
材は、第12図の伸縮素材53と比較して、必らゆる方
向への充分な伸縮性を有する。
(5)前記実施例の伸縮紙の製造方法において、一対の
紙材1a、1b間にストレッチャーン2のみならず、布
地をも同時に挟持して、伸縮素材を製造するようにする
。こうすれば、伸縮紙の製造俊に別個に布地を接合する
工程が省略でき、伸縮素材の製造がより簡単になる。
(6)前記実施例の伸縮紙において、一対の紙材1a、
’lb間に多数本のストレッチャーン2を挟持する代り
に、ストレッチャーン2により構成したストレッチ織物
を挟持し、伸縮紙にその長さ方向のみならず、幅方向の
伸縮性を付与する。すなわち、前記実施例の伸縮紙製造
装置において、ストレッチ織物をその長さ方向に伸長す
るとともに、ストレッチ織物の移動経路において、スト
レンチ織物の幅方向両側に多数のピンを配置して、それ
らのピンによりストレッチ織物をその幅方向に伸長した
状態で、ストレッチ織物を送給する。
(7)伸縮素材の薄片として紙片1の代りに不織布を使
用する。すなわら、薄片材として紙材1a。
1bの代りに二枚の不FAVU材を使用し、両不械布材
間に前記実施例と同様ストレッチャーン2を挟持する。
不Vi イ5材としては、PET不織布及びPP不織布
等種々のものが使用可能である。同伸縮素材は、例えば
、第13図に示す製造装置61を使用して製造すること
ができる。
同製造装置61は、前記実施例の製造装置11の樹脂加
工手段16及び加熱ドラム22の代りに複数の熱ローラ
62からなる熱融着手段63を配置したものであり、ス
トレッチ曳フーン2を挟持した状態で、不織布64を構
成する二枚の不織イ「材64a、64bをそれら熱ロー
ラ62間に導いて、熱ローラ62により画工織布材64
a、64bを熱プレスして互いに熱融着させることによ
り、伸縮素材を製造するものでおる。この場合、不織布
、材64a、64bをPET等熱融着繊維にて構成した
り、あるいは、不織布材64a、64b中に熱融着タイ
プのバインダを配合する必要がある。
さらに、上記伸縮素材は第14図に示す製造装置71を
使用しても製造することができる。同製造装置は、上下
一対のカード72.73からネットコンベヤ74上に送
給される薄片材としての二枚のウェブ75a、75b間
に、前記実施例と同様の糸供給ビー・ム12から送給さ
れる伸長状態のストレッチャーン2を配置し、熱融着手
段63により両ウェブ75a、75−bを熱融着して不
織イ[75とし、伸縮素材を製造するものである。
前記両製造装置61.71において、画工織布材64a
、64biるいはウェブ75a、75bを熱@着する代
りに、ニードルパンチによる機械的接着法、接着剤接着
法等公知の他の方法を用いて画工織布材64a、64b
あるいはウェア75a、75bを接合してもよい。また
、前記実施例の製造装置11にJ:す、上記伸縮素材を
製造することも熱論可能である。
なお、不織布材64a、64bに縮みを形成する方法と
しては前記実施例の各方法が採用される。
(8)伸縮素材の薄片として、紙材1a、1bの代りに
二枚の樹脂フィルムを使用し、第13図の装置61を用
いて、両樹脂フィルム間に前記実施例と同様ストレッチ
ャーン2を挟持し、両樹脂フィルムを部分的に熱融着し
て互いに接合さ−U伸縮素材とする。この場合、伸縮素
材に縮みを形成するための特別の工程は必要なく、製造
、巻き取り後伸縮素材を巻き戻す段階で、伸長状態のス
トレッチャーン2が収縮して、樹脂フィルムの非接合部
分に縮みが形成され、同縮みにより伸縮素材が伸縮可能
となる。
(9)伸縮素材の薄片として、紙材1a、1bの代りに
二枚の布地を使用し、前記実施例の製造装置11を用い
て、画布地間にストレッチャーン2を挟持し、両布地を
樹脂により互いに接合させ伸縮素材とする。
(10)提燈、凧あるいは張子のように、所定形状の枠
に紙等の薄片を張付けることにより形成される製品の薄
片として、前記実施例の伸縮紙を使用する。この場合、
まず枠に対し、縮み3を有しない伸長状態の伸縮紙を接
着剤を介して張付ける。
接着剤が乾燥して伸縮紙が枠に固定されたら、伸縮紙に
水分を帯有させ、その後伸縮紙を乾燥させて収縮させる
ことにより紙片1に縮み3を形成する。こうすれば、枠
に伸縮紙を張付けた段階で、伸縮紙に多少の弛みや緩み
が生じていても、伸縮紙が収縮する過程において、紙片
1の縮み3が上記弛みや緩みを完全に吸収するため、製
品の完成後においてその外観が損われることがない。よ
って、上記製品の薄片として前記実施例の伸縮紙を用い
れば、枠に対し薄片素材を張付ける作業に特別の技量を
必要とすることなく、製品の製造効率を向上することが
できる。なお、前記実施例の伸縮紙の代りに上記別間(
7)の伸縮素材を用いてもよい。
[発明の効果] 本発明は上記のように構成したことにより、以下の効果
を有する。
伸縮素材の製造工程が簡単となり、製造コストが低減さ
れる。
伸縮素材が充分な伸縮性を有する。
製品の薄片に弛みや緩みが生じることがない。
伸縮素材に対し樹脂加工や粘着剤の塗布が簡単に行なえ
る。
伸縮素材が充分な伸縮性を有するとともに、その反復的
な伸縮作用が可能となる。
製品が伸縮性及び充分なかさ高性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例の伸縮紙を示す平面図、第
2図は同じく部分断面図、第3図は第1図の伸縮紙の伸
長状態を示す平面図、第4図(a)は収縮状態の伸縮紙
を示す部分平面図、第4図(b)は第4図(a)のX−
X線断面図、第4図(C)は第4図(a)のY−Y線断
面図、第5図は伸長状態の伸縮紙を示す部分断面図、第
6図は伸縮紙の製造装置を示す概略側面図、第7図はセ
パレータを示す斜視図、第8図は第1図の伸縮紙を細断
した状態を示す部分平面図、第9図は抄繊糸を示す平面
図、第10図は抄繊糸の別例を示す部分−平面図、第1
1図は伸長状態の伸縮素材を示す部分断面図、第12図
は収縮状態の伸縮素材を示す部分断面図、第13.14
図はそれぞれ別例の伸縮素材の製造装置を示す概略側面
図で必る。 薄片1,64.75、ストレッチャーン2、縮み3゜ 特許出願人  大福製紙 株式会社 代理人    弁理士 恩1)博宣 lI8図 1i9図 第11WJ 1に12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、縮み(3)を有する薄片(1、64、75)中にス
    トレッチヤーン(2)を含有したことを特長とする伸縮
    素材。 2、前記薄片は不織布(64、75)であることを特徴
    とする請求項1記載の伸縮素材。 3、縮み(3)を有する二枚の薄片材(1a、1b、6
    4a、64b、75a、75b)間に複数本のストレッ
    チヤーン(2)を互いにほぼ平行に配置したことを特徴
    とする伸縮素材。 4、縮み(3)を有する紙片(1)中にストレッチヤー
    ン(2)を含有したことを特徴とする伸縮素材。 5、請求項4記載の伸縮素材を布地(51)に接合した
    ことを特徴とする伸縮素材。 6、縮み(3)を有する二枚の紙材(1a、1b)間に
    複数本のストレッチヤーン(2)を互いにほぼ平行に配
    置したことを特徴とする伸縮素材。 7、請求項6記載の伸縮素材を、少くとも一本のストレ
    ッチヤーン(2)を含むよう、ストレッチヤーン(2)
    の長さ方向に細断したことを特徴とする製品。 8、薄片(1、64、75)中にストレッチヤーン(2
    )を伸張状態で含有する工程と、 同ストレッチヤーン(2)を自らの収縮作用により収縮
    させて薄片(1、64、75)に縮み(3)を形成する
    工程と からなる伸縮素材の製造方法。 9、薄片(1、64、75)中にストレッチヤーン(2
    )を含有して伸縮素材を形成する工程と、前記伸縮素材
    を枠に対し貼着する工程と、 前記伸縮素材を帯水させた後乾燥させて伸縮素材を収縮
    させる工程と からなる製品の製造方法。 10、請求項9記載の方法により製造された製品。 11、二枚の紙材(1a、1b)間に複数本のストレッ
    チヤーン(2)を伸張状態にて互いにほぼ平行に配置す
    る工程と、 両紙材(1a、1b)及びストレッチヤーン(2)に樹
    脂加工を施してそれらを互いに接合する工程と、 ストレッチヤーン(2)を自らの収縮力により収縮させ
    て紙材(1a、1b)に縮み(3)を形成する工程と からなる伸縮素材の製造方法。
JP63282121A 1988-08-09 1988-11-08 伸縮素材、伸縮素材の製造方法、伸縮素材を使用した製品及び同製品の製造方法。 Pending JPH02139228A (ja)

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JP19875388 1988-08-09
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002526668A (ja) * 1998-10-02 2002-08-20 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 平らな表面外観を有する均一伸縮性生地
WO2009125791A1 (ja) * 2008-04-09 2009-10-15 有限会社Itoi生活文化研究所 複合布及びその製造方法

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