JPH02139123A - 電解仕上げ加工における短絡予知方法 - Google Patents

電解仕上げ加工における短絡予知方法

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JPH02139123A
JPH02139123A JP29334188A JP29334188A JPH02139123A JP H02139123 A JPH02139123 A JP H02139123A JP 29334188 A JP29334188 A JP 29334188A JP 29334188 A JP29334188 A JP 29334188A JP H02139123 A JPH02139123 A JP H02139123A
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electrode
workpiece
voltage
pulse
signal
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JP29334188A
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Teruo Asaoka
浅岡 輝雄
Shogo Yoshioka
省吾 吉岡
Masakazu Matsui
正和 松井
Haruki Sugiyama
治樹 杉山
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Shizuoka Seiki Co Ltd
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Shizuoka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電解仕上げ加工における短絡予知方法に係
り、特にパルス供給時の電極とワークの短絡の発生を未
然に予知して、所望形状に加工されたワークの焼損等を
防止し得る電解仕上げ加工における短絡予知方法に関す
る。
[従来の技術] 従来、電解作用によって金属を加工する電解加工の電極
とワークとの短絡を予知する方法としては、例えば特公
昭57−22690号公報に開示のものが知られている
。この短絡予知方法は、パルス電流の休止時間中におけ
る極間電圧を検出し、正常時に一定の値を示す極間電圧
の異常低下に基づいて極間の短絡を予知するものである
[発明が解決しようとする課題] ところで、この短絡予知方法にあっては、パルスとパル
スの間、即ちパルス休止時間中の極間電圧の異常低下を
検出するものであるため、最初のパルス供給時の短絡を
予知することができず、したがって、この予知方法を例
えば、特開昭63−196321号公報に開示の電解仕
上げ加工、即ち、ワークと、このワークの加工面に倣っ
た電極面を有する電極とを、静止した電解液中で対設さ
せ、パルスを供給した後、間隙に電解液を噴出して加工
屑等を排除しながらワークを電解仕上げ加工するものに
使用した場合、最初のパルス供給により型彫放電加工等
により所望形状に加工したワークを、−瞬のうちに焼損
させてしまうことがあるという、仕上げ加工における致
命的な不都合を有していた。
また、上記短絡予知方法を電解仕上げ加工に使用した場
合、パルス休止時間中の予知に誤認を生じることがあり
、不要に加工を停止させるという不都合があった。これ
は、次の理由によるものと考えられる。
即ち、当山願人の実験によれば、上記公報に開示の電解
仕上げ加工装置を使用し、下記条件にて、電極とワーク
とを電解液中で対設させ、故意に電極とワークとを接触
させて極間電圧を測定したところ、第9図に示すような
電圧波形が得られた。
電 極:グラファイト ワーク: SKD 電解液:硝酸ナトリウム溶液(濃度40%)この図によ
れば、加工開始前(最初の加工パルス供給前)には極間
に−Ev(約−0,3v)の−極性の電圧(起電力)が
発生しており、電極を下降させてワークに接触(図中A
部)させると電圧がOvとなり、その後電極を上昇させ
て接触を解除すると徐々に−Evに近づくことがわかる
。なお、図中B部は、間隙に電解液の噴流が供給された
場合を、Cは加工用の最初のパルスの供給開始時点を示
す。
また、第9図は、加工開始前に一極性の電圧が発生して
いる場合であるが、電極の材質、ワークの加工面の状態
(例えば酸化被膜の有無)等を変更した他の実験によれ
ば、極間電圧が十E’vの+極性になる場合もあること
が確認されている。
これらの極間電圧−Ev及び十E’ vは、電極台電解
液・ワークによって電気二重層が形成され、いわゆる電
池が構成されていることによるものと考えられる。
したがって、上記の予知方法のように、単に+極性の極
間電圧の異常低下を検出するだけでは、極間電圧が一極
性で、例えばパルスの休止時間が長い場合に、パルスの
休止時間中の電圧が子種性から一極性へ移行する際に、
電極とワークが接触していないにもかかわらず、接触し
たものと誤認してしまうことになる。
そこで、この発明の目的は上述の不都合を除去し、特に
最初のパルス供給時であっても、パルス休止時間中であ
っても、電極とワークの短絡を未然に予知して、所望形
状に加工されたワークの焼損を防止し得る電解仕上げ加
工における短絡予知方法を実現するにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、この出願の第1発明は、ワ
ークと、このワークの加工面に倣った電極面を有する電
極とを、電解液中で所定の間隙で対向配置し、その極間
にパルスを供給するとともに、このパルスがオフした後
に前記間隙に電解液の噴流を供給して加工屑を排除しな
がらワークを仕上げ加工する電解仕上げ加工において、
前記電極とワークとの極間電圧を測定するステップと、
この極間電圧を入力インピーダンスの高い増幅器で増幅
するステップと、この増幅した電圧が+極性の両基準電
圧の範囲内の時に信号を発生させるステップと、この信
号に基づき前記極間へのパルス電流の供給を停止するス
テップとを具備することを特徴とする。
またこの出願の第2発明は、ワークと、このワークの加
工面に倣った電極面を有する電極とを、電解液中で所定
の間隙で対向配置し、その極間にパルスを供給するとと
もに、このパルスがオフした後に前記間隙に電解液の噴
流を供給して加工屑を排除しながらワークを仕上げ加工
する電解仕上げ加工において、前記パルスの休止時間中
に所定の基゛準電圧を印加するステップと、この基準電
圧印加後の電極とワークとの極間電圧を所定時間測定す
るステップと、この極間電圧を入力インピーダンスの高
い増幅器で増幅するステップと、この増幅した電圧が+
極性の両基準電圧の範囲内の時に信号を発生させるステ
ップと、この信号に基づき前記極間へのパルス電流の供
給を停止するステップとを具備することを特徴とする。
[作 用コ この出願の第1発明の構成によれば、電極・電解液・ワ
ークの電気二重層により発生する微小な極間電圧を測定
し、この極間電圧を入力インピーダンスの高い増幅器で
増幅するとともに、この増幅した電圧を、+極性の両基
準電圧と比較し、両基準電圧の範囲内の時に、電極とワ
ークが接触したものと判断し、極間への加工パルスの供
給を停止するため、例えば加工開始前の極間電圧が加工
条件によって、子種性になっても一極性になっても、接
触を確実に検出し得て、パルス供給時の短絡発生を予知
することができる。
また、第2発明の構成によれば、パルス休止時間中の極
間に所定の基準電圧を供給し、この基準電圧がオフした
後の極間電圧を所定時間測定し、この極間電圧を増幅器
で増幅するとともに、この増幅した電圧が+極性の基準
電圧内の時に、電極とワークが接触したものと判断し、
極間へのパルスの供給を停止するため、極間電圧の極性
に関係なく、電極とワークの接触を確実に検出すること
ができ、電解仕上げ加工中におけるパルス供給時の短絡
発生を確実に予知することができる。
る。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
第1〜3図は、この発明を実施し得る電解仕上げ加工装
置1の一実施例を示すものである。第1図において、電
解仕上げ加工装置1は、電極2を固定する電極固定装置
3、ワーク4を固定するワーク固定装置5、サーボモー
タ6の回転運動を往復運動に変換する駆動変換部7、パ
ルスを発生する電′源装置8、ヘッド駆動制御部9と加
工条件制御部10と電解液流制御部11等からなる制御
装置12、ワーク4に関する各種データ等を入力する入
力装置13、電解液を濾過する電解液濾過装置14、加
工槽15等からなる。
前記電極固定装置3は、その下部に設けたロッド16の
下端に、例えば純銅もしくはグラファイトからなる電極
2を、その電極面2aとワーク4の加工面4aとが三次
元方向に−様な間隙17を保つように固定する。この電
極固定装置3は、前記ヘッド駆動制御部90制御信号に
よるサーボモータ60回転により上下動し、電極面2a
と加工面4aとを所定の間隙17に設定する。また、前
記ワーク固定装置5は、絶縁性の高いグラナイトもしく
はセラミックス製のテーブルで、その上面には例えば型
彫放電加工されたワーク4を図示しないセット治具等に
より固定する。なお、第1図中、符号18は間隙17に
清浄な電解液を噴出するためのノズルである。
前記電極2とワーク4との極間に、所定のパルス電流を
供給する電源装置8と、この電源装置8を制御する前記
加工条件制御部10は、例えば第2図に示す如く構成す
る。
即ち、電源装置8は直流電源部19と充放電部20とで
構成され、直流電源部19は、変圧器21と整流器22
とからなり、変圧器21により電圧を所定値に降下させ
整流器22により整流して直流電流を得て、後述する蓄
電器23−1〜23−nに供給する。
また、充放電部20は、極間に電荷を放電する複数個の
蓄電器23−1〜23−nと、これらの各蓄電器23−
1〜2.3−nに接続し直流電源部19側への電荷の逆
流を阻止するダイオード24−1〜24−nと、放電側
へ電荷を放電させるべく開閉される放電スイッチ25−
1〜25−nと、前記各蓄電器23−1〜231′lを
所定に充電すべく前記直流電源部19からの電源を給断
する充電スイッチ26等とからなる。
前記加工条件制御部10は、蓄電器23−1〜23−n
の充電電圧値を検出する電圧検出器27と、この電圧検
出器27で検出した充電電圧値とD/A変換器28から
の出力値とを比較する電圧比較器29と、この電圧比較
器29からの出力信号により前記蓄電器23−1〜23
−nの充電の完了及び開始を検出する充電検出器30と
、極間に放電される電荷の電流値を検出する電流検出器
31と、この電流検出器31で検出した電流値のピーク
値をホールドするピークホールド回路32と、このピー
クホールド回路32でホールドしたピーク電流値とD/
A変換器33の出力値とを比較する電流比較器34と、
所定時間幅のパルスを発生するパルス発生器37と極間
に放電する電荷の電流波形を設定する電流波形設定器3
8からの入力信号により前記各放電スイッチ25−1〜
25−nに開閉駆動信号を出力するゲート回路35と、
前記各蓄電器23−1〜23−nへ供給する充電電圧値
を設定しその信号を前記D/A変換器28に出力する充
電電圧設定器36と、極間に流れる電流値を設定しその
信号を前記D/A変換器33に出力する電流設定器39
ど、前記各回路からの人力信号に基づき加工条件等を演
算・処理するCPU40と、電極2とワーク4の接触を
検知する接触検知器41等からなる。なお、図中符号4
2は逆起電力によって各放電スイッチ25−1〜25−
nが破壊するのを防止するダイオードである。
前記接触検知器41は、第3図に示す如く、過電圧保護
用の抵抗43とツェナーダイオード44と、入力インピ
ーダンスの高い増幅器45と、+側及び一側の基準電圧
と比較する比較器46.47と、この比較器46.47
からの出力信号の論理積を取るAND回路48等からな
り、電極2とワーク4との極間電圧を、前記抵抗43と
ツェナーダイオード44を介して検出し、この極間電圧
を増幅器45で増幅するとともに、比較器46.47で
+側及び−側の基準電圧+■、(例えば+0.2ボルト
)、−Vt(例えば−0,2ボルト)と比較し、両比較
器46.47から信号が共に出力された時、即ち、極間
電圧が+〇、2vと一〇、2vの範囲内にある時、AN
D回路48がCPU40に信号を出力し、CPU40が
電極2とワーク4が接触しているものとして判断する。
なお、図中符号49.50は増幅用の帰還抵抗、51は
+側の基準電圧+V1を設定する可変抵抗、52は一側
の基準電圧−■1を設定する可変抵抗、53は前記電流
検出器31の電流検出用の抵抗である。
また、この接触検知器41は、電源に接続されたリレー
54を有し、このリレー54は、CPU40からの制御
信号によるトランジスタ550オンによって作動し、接
点56が閉じる。この接点56が閉じると、この接点5
6に接続された基準電圧用の直流電源57から基準電圧
VO(例えば0.3v)がワーク4と電極2との極間に
供給される。この基準電圧Voは、CPU40の制御信
号により、後述するように加工中のパルス休止時間中に
極間に供給されて、パルス休止時間中の短絡予知に使用
される。
次に、この電解仕上げ加工装置1による第1発明につい
て第4図のフローチャートに基づき説明する。
仕上げ加工に際しては、電極固定装置3のロッド16の
下端に、例えばワーク4を型彫放電加工する際に使用し
た電極2を固定するとともに、ワーク固定装置5にワー
ク4をそれぞれ固定し、電解仕上げ加工装置1の電源を
投入(60) L/、電極2とワーク4の芯出しく61
)を行う。
そして、前記入力装置13により、ワーク4の加工面積
、加工間隙、噴流条件等の各種データを入力(62)す
るとともに、加工槽15に電解液を供給(63)する。
電解液が供給されると、仕上げ加工の自動運転が開始(
64)され、CPU40は、電極2を前記入力した加工
間隙を維持する位置に設定(65) L/、間隙17の
電解液が静止(電解液の流れ・動きが略停止した状態を
いう)したら、接触信号の有無を判断(66)する。こ
の判断は、加工開始前、即ちパルスが一回も供給されて
いない状態の、電極2とワーク4の接触を判断するもの
で、CPU40が前記接触検知器41から接触信号が出
力されているか否かを判断する。
判断(66)でYESの場合、即ち、加工開始前の極間
電圧が+側及び−例の基準電圧±v1の範囲内の場合に
、CPU40が電極2とワーク4が接触したものとして
パルス電流を供給することなく加工を停止(67)させ
る。また、判断(66)でNOの場合は、CPU40が
前記電源装置8から、ワーク4の加工面積に応じた所定
のピーク電流密度とオン時間を有する単一のパルスを極
間に供給(68)する。そして、このパルスがオフした
ら、前記ヘッド駆動制御部9がサーボモータ6に信号を
出力し、電極2を上昇り69)させて間隙17を拡大さ
せるとともに、この電極2の上昇と略同時に前記噴出ノ
ズル18から電解液を噴出して拡大した間隙17に電解
液の噴流を供給(70) u、パルスの供給により間隙
17に溶出した加工屑等を排除する。
電解液の噴流を供給して加工屑を排除したら、電極2を
下降(71)させ、前記ステップ(65)で設定した位
置に電極2を設定(72)する。ここで、電極2は常に
同じ位置に設定されるため、加工の進行により間隙17
は大きくなることになる。電極2が設定されると、パル
スの供給回数が所定回数か否かを判断(73)シ、この
判断(73)でNoの場合は、前記ステップ(68)に
戻り、判断(73)でYESになるまでステップ(68
)〜(72)を繰り返して仕上げ加工を終了(74)す
る。
このように、この発明にあっては、加工開始前の微小な
極間電圧を検出し、これを入力インピーダンスの高い増
幅器45で増幅するとともに、極間電圧が+側と一側の
両基準電圧±v1の範囲内の時に、電極2とワーク4が
接触しているものとして判断するため、極間電圧の極性
に関係なく最初のパルス供給時の短絡発生を未然に予知
することができる。
第5図はこの出願の第2発明の一実施例を示すフローチ
ャートである。以下これについて第6.7図のタイミン
グチャートと併せて説明する。なお、前記第1発明と同
一ステップについては、同一符号を付してその説明を省
略する。
第5図おいて、加工開始前の接触信号の有無を判断(6
6) L/た後に、前記CPU40が接触検知器41の
トランジスタ55に制御信号を出力しこれをオンさせる
。このトランジスタ55のオンによりリレー54が作動
し、接点56が閉じ、極間に加工用の電源とは別の直流
電源57から、例えば0.3Vの基準電圧Voを所定時
間t3印加(80)する。そして、CPU40のタイマ
を所定時間t4にセット(81)し、再度接触信号の有
無を判断(82)する。この判断(82)でYESの場
合は、その時点で加工を停止(67) L/、判断(8
2)でNoの場合は、タイムアツプか否かを判断(83
)する。このステップ(82)、(83)で、接触信号
の有無を所定時間t4(ステップ81でセットされた時
間)確認することになる。
ここて、この一連のステップについて、第6図のタイミ
ングチャートに基づき説明する。電極2が下限位置にあ
って、パルス電流がt1時間供給され、これがオフする
と、極間電圧は急激に下降し、時間ととともに前述した
、電極2・電解液・ワーク4からなる電気二重層が有す
る子種性もしくは一極性の極間電圧±Evに近づこうと
するが、パルスがオフしてから所定時間t2経過後に、
直流電源57から基準電圧V。が所定時間t3供給され
る。そして、この基準電圧Voがオフしてからパルスが
供給されるまでの時間t4、CPU40が接触検知器4
1の出力信号をサンプリングして、その信号の有無を確
認する。
ここで、時間t4の間に電極2とワーク4が接触した場
合は、第7図(B)に示すように極間電圧が急激に下が
り、子種性の基準電圧+v1と一極性の基準電圧−Vl
との範囲に位置することになり、接触信号がCPU40
に出力されるが、接触していない場合は、同図(A)に
示すように、極間電圧の下降が緩やかで、両基準電圧±
V1の範回内に位置することはなく、接触信号は出力さ
れない。なお、第6図の0部は、加工開始前の極間電圧
が中極性の時もあれば、−極性の時もあることを意味し
ている。
このように、第2発明は、パルスの休止時間中(t2+
 t3+ t4)に基準電圧Voを印加するとともに、
この基準電圧Voがオフしてから、次のパルスが供給さ
れるまでの時間t4、極間電圧を測定して接触の有無を
判断するため、パルス供給時の短絡を確実に防止するこ
とができる。特に、極間電圧が中極性と一極性の両基準
電圧±voの範囲内の時に接触と判断するため、加工条
件によって、電極2・電解液・ワーク4からなる電気二
重層による電圧が一極性であっても、接触を確実に検知
でき、電解仕上げ加工中のパルス供給時の短絡発生を確
実に予知し得る。
なお、上記第2発明においては、第8図に示すように、
加工用のパルスがオフすると同時に基準電圧Voを所定
時間t5印加して、その後接触の有無を検出するように
してもよい。
[発明の効果] この出願の第1発明及び第2発明は、上述の通りに構成
したので、次に記載する効果を奏する。
(第1発明) ■ 極間電圧が、中極性と一極性の両基準電圧の範囲内
の時に、電極とワークが接触したものとして検出するた
め、極間電圧の極性に関係なく、最初のパルス供給時の
短絡発生をも確実に防止することができ、特にワークの
加工面に倣った電極面を有する電極を使用する電解仕上
げ加工において、所望形状に加工されたワークをパルス
電流の供給によって焼損させることがない。
■ 極間電圧を入力インピーダンスの高い増幅器で増幅
しているため、S/N比を向上させ得て、短絡予知の誤
動作を防止することができる。
(第2発明) ■ パルス休止時間中に極間に所定の基準電圧を印加し
、この基準電圧がオフした後、所定時間極間電圧を測定
して、電極とワークの接触を判断するため、加工中の全
てのパルス供給時における短絡を確実に防止することが
でき、省力化が遅れている金型仕上げ加工分野での自動
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電解仕上げ加工装置のブロック図、
第2図は要部のブロック図、第3図は接触検知器の回路
図、第4図は第1発明の一実施例を示すフローチャート
、第5図は第2発明の一実施例を示すフローチャート、
第6図は同タイミングチャート、第7図は第6図の0部
の拡大図、第8図は第2発明の他の実施例を示すタイミ
ングチャート、第9図は極間電圧の波形図である。 1・・電解仕上げ加工装置、2・・・電極、4・・ワー
ク、  8・・・電源装置、9;・ヘッド駆動制御部、
10・・・加工条件制御部、11・・電解液流制御部、
12・・・制御装置、17・・間隙、  20・・・充
放電制御部、39・・CPU、  41・・・接触検知
器、45・・増幅器、 46.47・・・比較器、48
φ・AND回路。 第7図 Σ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イ、ワークと、このワークの加工面に倣った電極
    面を有する電極とを、電解液中で所定の間隙で対向配置
    し、その極間にパルスを供給するとともに、このパルス
    がオフした後に前記間隙に電解液の噴流を供給して加工
    屑を排除しながらワークを仕上げ加工する電解仕上げ加
    工において、ロ、前記電極とワークとの極間電圧を測定
    するステップと、 ハ、この極間電圧を入力インピーダンスの高い増幅器で
    増幅するステップと、 ニ、この増幅した極間電圧が+極性と−極性の両基準電
    圧の範囲内の時に信号を発生させるステップと、 ホ、この信号に基づき前記極間へのパルスの供給を停止
    するステップと を具備する電解仕上げ加工における短絡予知方法。
  2. (2)イ、ワークと、このワークの加工面に倣った電極
    面を有する電極とを、電解液中で所定の間隙で対向配置
    し、その極間にパルスを供給するとともに、このパルス
    がオフした後に前記間隙に電解液の噴流を供給して加工
    屑を排除しながらワークを仕上げ加工する電解仕上げ加
    工において、ロ、前記パルスの休止時間中に所定の基準
    電圧を印加するステップと、 ハ、この基準電圧印加後の電極とワークとの極間電圧を
    所定時間測定するステップと、 ニ、この極間電圧を入力インピーダンスの高い増幅器で
    増幅するステップと、 ホ、この増幅した電圧が+極性と−極性の両基準電圧の
    範囲内の時に信号を発生させるステップと、ヘ、この信
    号に基づき前記極間へのパルス電流の供給を停止するス
    テップと を具備する電解仕上げ加工における短絡予知方法。
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Citations (2)

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JPS4844618A (ja) * 1971-10-06 1973-06-27
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