JPH02138380A - 水性感圧接着剤組成物 - Google Patents

水性感圧接着剤組成物

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JPH02138380A
JPH02138380A JP1773289A JP1773289A JPH02138380A JP H02138380 A JPH02138380 A JP H02138380A JP 1773289 A JP1773289 A JP 1773289A JP 1773289 A JP1773289 A JP 1773289A JP H02138380 A JPH02138380 A JP H02138380A
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acid
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正 杉山
Hiroshi Uozumi
魚住 洋
Nobuyuki Miyaji
信之 宮治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、室温中に取り出した時の冷凍食品等に のように結露した表面への接着性の優れた水性感圧接着
剤組成物に関し、詳しくは、感圧接着性樹脂水性分散液
に対して、硫酸もしくは硝酸のアルカリ金属塩またはア
ンモニウム塩の少なくと61種を特定量含有してなる水
性感圧接着剤組成物に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
冷凍食品等の低温状態に置かれた物は、それを冷凍庫な
どから取り出してプライスシート等の感圧接着シートを
貼付しようとしても、その表面が結露するために接着し
にく(なるという問題があり、従来よりこのような結露
した表面に対しても良好な接着性を有する感圧接着剤の
開発が要望されていた。
このような問題を解決するために、例えば水性感圧接着
剤にポリビニルアルコール、セルロース誘導体、アクリ
ル酸系ポリマー等親水性高分子の水溶液を配合した組成
物が知られている。しかしながら、これらの組成物では
、まだ結露面の接着性が不十分であったり、タックが不
足していたり、また、得られた組成物が経時的に分離沈
降するなど、実用上多くの問題点を残していた。
本発明者等は、感圧接着剤としての本来の性質、即ち、
タック、常態接着力、凝集力などの諸性質をバランス良
く保持するとともに、結露面接着力に優れ、且つ、貯蔵
安定性にも秀でた水性感圧接着剤組成物を得るべく研究
を行なった結果、感圧接着性樹脂水性分散液に硫酸アン
モニウム水溶液など、硫酸もしくは硝酸のアルカリ金属
塩又はアンモニウム塩の水溶液を特定量含存させること
により、これら性質をことごとく備えた卓越した感圧接
着剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、感圧接着性樹脂水性分散液の樹脂成分100
重量部に対して、硫酸もしくは硝酸のアルカリ金属塩ま
たはアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種以上の
塩を1重量部を超え、5重量部以下含有してなることを
特徴とする水性感圧接着剤組成物に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられる感圧接着性樹脂水性分散液としては
、特に限定されるものではなく、例えば、アクリル系樹
脂、天然もしくは合成ゴム系樹脂、エチレン・酢酸ビニ
ル系樹脂等の重合型樹脂水性分散液;例えば、シリコン
系樹脂、ウレタン系樹脂等の縮合型樹脂水性分散液など
を挙げることができる。これらの樹脂水性分散液の中、
結露面接着力の改善効果の点から、本発明には重合型樹
脂水性分散液がより好適に用いられ、中でも、タック、
接着力、凝集力等の諸性質を特にバランス良く兼備する
とともに、耐候性ムも優れた感圧接着剤層を形成するア
クリル系樹脂水性分散液が、特に好適に用いられる。
上記の感圧接着性樹脂のガラス転移点は、タックの優秀
さの観点より、−30℃以下であるのが好ましい。
本発明に好適に用いられる重合型樹脂水性分散液の中、
アクリル系樹脂水性分散液は、一般にアクリル系単量体
混合物を水性乳化共重合してなるものである。
上記アクリル系単量体混合物の組成は特に限定されるも
のではないが、得られる感圧接着剤組成物の諸物性の優
秀さより、下記の単量体組成(イ)〜(ハ)、 (イ) 弐CH!=CR’  C0OR” (但し式中
R1は水素もしくはメチル基、R8は08〜CI&の直
鎖もしくは分枝アルキル基を示す〕で表わされ、その単
独重合体のガラス転移点が−20”C以下であるアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸のアルキルエステル単量体5
0〜99.9重量%、(ff)  Cs  Csのα、
β−不飽和モノーもしくはジ−カルボン酸単量体0.1
〜5重量%、及び、(ハ)上記(イ)単量体および(ロ
)単量体と共重合可能な単量体であって、該(イ)単量
体および(ロ)単量体以外の共単量体0〜50重量%、 の合計100重量%からなるアクリル系単量体混合物で
あるのが好ましい。
上記単量体組成(イ)〜(ハ)の合計100重量%から
なるアクリル系単量体混合物において、弐GHz=CR
’  C0OR”で表わされ、その単独重合体(イ)の
R1は水素もしくはメチル基、R1は、Cχ〜CI&好
ましくは02〜CI!の直鎖もしくは分枝アルキル基を
示し、そのような基R2の例と一オクチル基、イソオク
チル基、イソノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基
などを挙げることができる。更に、該アクリル酸もしく
はメタクリル酸のアルキルエステル単量体(イ)の具体
例としては、エチルアクリレート、n−プロピルアクリ
レート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレ
ート、n−へキシルアクリレート、2−エチルへキシル
アクリレート、n−オクチルアクリレート、イソノニル
アクリレートなどのアクリル酸アルキルエステル単量体
;n−へキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリ
レート、2−エチルへキシルメタクリレート、n−ノニ
ルメタクリレート、イソノニルメタクリレート、n−デ
シルメタクリレート、n−ドデシルメタクリレートなど
のメタクリル酸アルキルエステル単量体;上記単量体混
合物合計100重量%中、例えば5゜〜99.9重量%
、好ましくは63〜98重量%で量以上使用することに
より優れた接着力ならびに優れたタックと優れた凝集力
の良好なバランスが達成され、また、上記上限量以下使
用することにより、感圧接着性樹脂水性分散液の機械安
定性(剪断力を加えたときの分散液の安定性)が良く、
また凝集力にも優れており、従って、上記使用量範囲に
おいて適宜選択利用するごとにより、優れた接着力なら
びに優れたタックと優れた凝集力の良好なバランスが達
成できる。
また、単量体組成(イ)〜(ハ)の合計100重量%か
らなるアクリル系単量体混合物において、Cs ’−C
sのα、β−不飽和七ノーもしくはジ−カルボン酸単量
体(ロ)の使用が好ましい、このような単量体(ロ)の
具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸
などを例示できる。
これらの中では、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸の利用がより好ましい。
上記単量体(ロ)の使用量は、前記単量体混合物合計1
00重量%中、例えば0.1〜5重量%、好ましくは0
.2〜3重量%である。単量体(ロ)の使用量が上記下
限以上の場合には、樹脂水性分散液の機械安定性及び凝
集力が優秀であり、また、上記上限量以下使用すること
によってタック及び耐水性を良好に保持できるので、上
記範囲量において適当に選択利用するのがよい。さらに
、。タック及び凝集力のバランス、接着力の経時安定性
なども考慮に入れて、必要ならば、予め実験的に好適範
囲量を上記範囲量内で選択することができる。
更に、単量体組成(イ)〜(ハ)の合計100重量%か
らなるアクリル系単量体混合物において、上記(イ)単
量体および(ロ)単量体と共重合可能な単量体であって
、該(イ)単量体および(ロ)単量体以外の共単量体(
ハ)としては、例えば、弐CHg−Cl−COOR3で
表わされるアクリル酸エステルであって、R″はC,−
C,の直鎖もしくは分校アルキル基を示し、且つ、その
単独重合体のガラス転移点が一20℃を超えるアクリル
酸エステルを挙げることができる。R3の例としては、
メチル基、イソプロピル基、t−ブチル基等が例示でき
る。該アクリル酸エステルの具体例としては、メチルア
クリレート、t−ブチルアクリレートなどを例示するこ
とができる。
また共単量体(ハ)としては、例えば、弐CHI”C(
CHs)  C0OR’で表わされ、ここでR4はC1
〜C4の直鎖もしくは分校アルキル基を示す如きメタク
リル酸エステルを例示することができる。
R4の例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t
−ブチル基等が挙げられる。該メタクリル酸エステル単
量体の具体例としては、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレート。インブチ
ルメタクリレートなどを例示することができる。
また、共単量体(ハ)として、例えば、式R300C−
C)! = CB −GOOR“で表わされるマレイン
酸もしくはフマル酸エステルであって、RS及びR−は
、それぞれ独立して、C,〜CIG好ましくはC8〜C
,の直鎖もしくは分校アルキル基を示す如き共単量体を
挙げることができる。基RS及びR6の例としては、メ
チル基、エチル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、2
−エチルヘキシル基、n−オクチル基などを挙げること
ができる。このようなマレイン酸もしくはフマル酸エス
テル単量体の具体例としては、ジメチルマレート、ジ−
n−ブチルマレート、ジー2−エチルへキシルマレート
、ジ−n−オクチルマレート、ジメチルフマレート、シ
ーn −7’チルフマレート、ジー2−エチルへキシル
フマレート、ジ−n−オクチルフマレートなどを例示す
ることができる。
さらに、共単量体(ハ)として、例えば、式CH2=C
H0COR’で表わされる飽和脂肪酸ビニルエステルで
あって、R7はHもしくはCI”’CIl!好ましくは
C1〜C+zの直鎖もしくは分枝アルキル基を示し、該
基R1の例としては、メチル基、エチルのような飽和脂
肪酸ビニルエステル単量体の具体例としては、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルなどを
例示することができる。
更にまた、共単量体(ハ)としては、例えば、スチレン
、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニ
ル単量体;及び、例えば、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル等のシアン化ビニル単量体:よりえらばれた
共単量体も同様に利用できる。
この他、共単量体(ハ)としては、特に制限されたもの
ではな(、種々の共単量体を、本発明の卓越した効果が
損われない範囲において適宜使用することができる。
このような共単量体(ハ)の使用量は、前記単量体混合
物合計100重量%中、0〜50重量%、好ましくは2
〜35重量%である。該共単量体(ハ)の使用は、該共
単量体の種類によっても変り得るので一義的には使用量
はきめられないが、接着力とタックのバランス及びこれ
らと凝集力とのバランスなどを所望に応じてmuffす
るのに役立つので、そのような目的に合致するように上
記範囲量で適宜に選択することができる。該共単量体(
ハ)の使用量が上記範囲量の上限以下であればタックが
過小となることがなく、接着力とタックとの適切なバラ
ンスが維持され易いので、共単量体(ハ)を使用する場
合には、上記範囲量で適当に選択利用するのがよい。
本発明に好適に用いられる感圧接着性アクリル系樹脂水
性分散液は、例えば、以上に詳しく述べた如き単量体組
成(イ)〜(ハ)の合計100重量%からなるアクリル
系単量体混合物を水性乳化共重合して得られるアクリル
系樹脂水性分散液であって、該アクリル系樹脂のガラス
転移点が一30℃以下であり、また、該樹脂中のゲル含
量が40重量%以上であるのが好ましい。
上記アクリル系樹脂のガラス転移点が一30゛c以下で
あれば、適度のタックを有しており、又、ゲル含量が4
0重量%以上であれば、優れた凝集力が得られるので好
ましい、また、接着力の優秀さ及び感圧接着シートのシ
ート基材(支持体)へのアンカリング性の優秀さの観点
から80重量%以下のゲル含量の採用が特に好ましい。
なお、本発明において、アクリル系樹脂等の感圧接着性
樹脂のガラス転移点は下記により測定決定された値であ
る。
ガラス転移点: 厚さ約0.05mmのアルミニウム箔製の、内径約5閤
、深さ約5mmの円筒型のセルに、怒圧接着性樹脂水性
分散液試料約10■を秤取し、100 ’Cで2時間乾
燥したものを測定試料とする。セイコー電子工業特製5
SC−5000型示差走査熱量針(Different
ial Scanning Calorimeter 
)を用い、−150°Cから昇温速度10°C/a+i
nで測定決定する。
又、本発明において、特に好適に用いられるアクリル系
樹脂のゲル含量とは、該アクリル系樹脂中の酢酸エチル
不溶解骨の含量を、以下の方法により測定決定した値で
ある。
ゲル含量: (イ)試料フィルム作成 得られるアクリル系樹脂試料フィルムの厚さが約100
μになるように、雌型材上にアクリル系樹脂水性分散液
を塗布し、室温にて約1時間乾爆後、更に100℃にて
2分間乾燥して試料フィルムを作成する。
αに切断し、予め重量を測定しである約1.51φのガ
ラス棒に均一に巻き付けた後、秤量して試料フィルム重
量(W、)を得る。このガラス棒に巻き付けた試料フィ
ルムをソックスレー抽出用円筒濾紙中に入れ、ソックス
レー抽出器を用いて4時間還流温度(約100℃)で熱
水抽出を行なう。得られた熱水抽出液を加熱乾固するこ
とにより熱水抽出物重量(w=りを得る。
(八)酢酸エチル抽出 上記(ロ)と同様に、ガラス棒に巻き付けた試料フィル
ム(重量Wz)を、ソックスレー抽出器を用いて4時間
還流温度(約77℃)で酢酸エチル抽出を行なう、得ら
れた酢酸エチル抽出液を加熱を得る。
(ニ)ゲル含量の計算 ゲル含量は、次の式に従って計算される。
なお、水性アクリル系感圧接着剤組成物が、アクリル系
樹脂及び界面活性剤のほかに、例えば、顔料、無機充填
剤、粘着付与性樹脂等の添加物を含んでいる場合には、
例えば、該樹脂水性分散液を適宜イオン交換水等で希釈
して低粘度化(例えば約50cps以下)した後、遠心
分離を行なってこれら添加物を分離することにより、前
記のガラス転移点及びゲル含量の測定に用いるアクリル
系共重合体の水性分散物を分離採取することが可能であ
る。このような分離が可能な理由は、本発明に用いるア
クリル系樹脂の比重が極めてlに近く、通常感圧接着剤
に用いられる他の添加物に比較してかなり軽いためであ
る。
本発明に好適に用いられるアクリル系樹脂水性分散液の
好適な製造方法としては、例えば、前記(イ)〜(ハ)
のアクリル系単量体混合物を、例えば、水溶性保護コロ
イドの存在下、適当な界面活性剤を重合用乳化剤として
用いて、水性媒体中で乳化共重合するa様を挙げること
ができる。
本発明において、使用し得る上記の界面活性剤としては
、ノニオン系界面活性剤類として、例えば、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテル等の如きポリオキシエチレンアルキルエー
テル類;例えば、ポリオキシエチレンオクチルフェノー
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエー
テル等の如きポリオキシエチレンアルキルフェノールエ
ーテル類;例えば、ソルビタンモノラウレート、ソルビ
タンモノステアレート、ソルビクントリオレエート等の
如きソルビタン高級脂肪酸エステル類;例えば、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート等の如きポリオ
キシエチレンソルビタン高級脂肪酸エステル類;例えば
、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチ
レンモノステアレート等の如きポリオキシエチレン高級
脂肪酸エステル類;例えば、オレイン酸モノグリセライ
ド、ステアリン酸モノグリセライド等の如きグリセリン
高級脂肪酸エステル類;例えば、ポリオキシエチレン・
ポリオキプロピレン・ブロックコポリマー;等を例示す
ることができる。
また、アニオン系界面活性剤類としては、例えば、オレ
イン酸ソーダ等の如き高級脂肪酸塩類;例えば、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ等の如きアルキルアリール
スルホン酸塩類;例えば、ラウリル硫酸ソーダ等の如き
アルキル硫酸エステル塩類;例えば、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸ソーダ等の如きポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩類;例えば、ポリ
オキシエチレンノニルフェノールエーテル硫酸ソーダ等
の如きポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫
酸エステル塩類:モノオクチルスルホコハク酸ソーダ、
ジオクチルスルホコハク酸ソーダ、ポリオキシエチレン
ラウリルスルホコハク酸ソーダ等の如きアルキルスルホ
コハク酸エステル塩及びその誘導体類;等を例示するこ
とができる。
これらの界面活性剤を重合用乳化剤として用いる場合に
は、これらを適宜組合わせて使用するのがよく、その使
用量としては一般に前記アクリル系樹脂成分100重量
部に対して0.5〜10重量部、好ましくは0.5〜5
重量部程度を例示できる。
また、これらの界面活性剤は、重合用乳化剤として用い
るほか、得られる水性感圧接着剤組成物の機械安定性の
向上や離型剤(シリコーン樹脂等で離型処理した紙また
はプラスチックフィルム)への塗工性の改良等を目的と
して、前記水性乳化共重合後にしばしば後添加される。
例えば、転写塗工法、即ち、該感圧接着剤組成物を離型
材上に塗布して乾燥させ感圧接着剤層を形成させた後、
該感圧接着剤層上に該基材を重ね加圧し、該基材上に該
感圧接着剤層を転写する方法が採用される場合には、前
記アニオン系界面活性剤中に例示したスルホコハク酸エ
ステル塩系アニオン系界面活性剤がしばしば用いられる
。これは、離型材上への塗工時にハジキが生じ易いため
、このハジキを防止する目的で使用されるものである。
その使用量は前記感圧接着性樹脂成分100重量部に対
して3.5重量部以下であるのが好ましい、該使用量が
3.5重量部以下の範囲であれば、凝集力、耐水接着性
等も低下することなく、良好な水準を保たせることがで
きる。該使用量は、上記の感圧接着剤としての物性とハ
ジキ防止性との観点から0゜1〜1.5重量部の範囲で
用いるのが特に好ましい。
上記のスルホコハク酸エステル塩系アニオン系界面活性
剤の使用方法としては、−aに、該界面活性剤を必要に
応じて水、アルコール類等によって希釈し、感圧接着性
樹脂の水性分散液に後添加するのが普通であるが、該感
圧接着性樹脂の水性乳化共重合による製造に当って、該
界面活性剤の一部又は全部を重合用乳化剤として併用す
ることもできる。この場合、該スルホコハク酸エステル
塩系アニオン系界面活性剤の、重合用乳化剤全量に占め
る割合いは、感圧接着性樹脂の製造のしやすさ及び得ら
れる感圧接着剤層の諸物性の優秀さの観点より、0〜4
0重量%の範囲であるのが好ましい。なお、市販の界面
活性剤の中には、水、アルコール類等の揮発性溶媒を含
有しているものがあり、このような場合、本発明におけ
る界面活性剤の量は、熱風乾燥器中で約100℃、60
分間乾燥させて該揮発性溶媒を除去したものについての
量をいう。
本発明に好適に用いられるアクリル系樹脂水性分散液の
好適な製造方法としζは、例えば前記(イ)〜(ハ)の
アクリル系単量体混合物を、前記の如き界面活性剤を重
合用乳化剤として用いて、例えばPVAなとの水溶性保
護コロイドの存在下に、水性媒体中で乳化共重合するの
が好ましい。
上記の水溶性保護コロイドとしては、例えば、部分ケン
化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコ
ール、変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコ
ール(以下、PVAと略記することがある)類;ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
、カルボキシメチルセルロース塩等のセルロース誘導体
;及びグアーガムなどの天然多糖類;などがあげられ、
これらは、単独でも複数種併用の態様でも利用できる。
これらの水溶性保護コロイドの中、乳化共重合のしやす
さ、得られる感圧接着剤層の凝集力の優秀さなどの観点
より、PVA1fiを用いるのが好ましく、平均重合度
500以下の部分ケン化PVAを用いるのが特に好まし
い。
上記の水溶性保護コロイドの使用量としては、前記アク
リル系樹脂成分100重量部当り081〜2重量部用い
るのが好ましい。該使用量が0.1重量部以上であれば
、優れた凝集力の感圧接着剤層が得られ、2重量部以下
であれば、乳化共重合の過程で異常増粘や反応系の凝固
等のトラブルを引き起こすようなこともないので、0.
1〜2重量部の範囲で用いるのがよい。
前記の「水性媒体中」とは水中又は水溶性有機溶剤の水
溶液中を意味する。このような水溶性有機溶剤としては
、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等の水溶性アルコール類蓄アセトン等
の水溶性ケトン類;メチルセロソルブ、セロソルブ、ブ
チルセロソルブ、カルピトール、ブチルカルピトール等
の水溶性エーテル類:等を挙げることができる。これら
は単独又は複数混合して使用することが可能であり、そ
の使用量は、水溶性有機溶剤の水溶液濃度としてO〜約
約5電 きる.得られる水性感圧接着剤組成物の放置安定性、機
械安定性等の観点より、実質的にこれら有機溶剤を含ま
ない水中で乳化共重合を行なうのが好ましい。
更に、乳化共重合に際しては、例えば、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの如き過
硫酸塩類;t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメン
ハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオ
キサイドなどの如き有機過酸化物類、過酸化水素などの
重合開始剤を使用することができる。これらも一種もし
くは複数種併用のいずれの態様でも利用できる。
また、水性乳化共重合に際して、所望により、還元剤を
併用することができる。その例としては、アスコルビン
酸、酒石酸、クエン酸、ブドウ糖、ホルムアルデヒドス
ルホキシラート金属塩等の還元性存機化合物;ヂオ硫酸
ソーダ、亜硫酸ソーダ、重亜硫酸ソーダ、メタ重亜硫酸
ソーダ等の還元性無機化合物を例示できる。
更にまた、水性乳化共重合に際して、所望により、連鎖
移動剤を使用することができ、斯る連鎖移動剤としては
、例えば、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメ
ルカプタン、n−ブチルメルカプタン、2−エチルへキ
シルチオグリコレート、2−メルカプトエタノール、ト
リクロロブロモメタン等を挙げることができる。
本発明の水性感圧接着剤組成物に含有されるアクリル系
樹脂水性分散液のDLS法による平均粒子径は、一般に
0.05〜2μ、好ましくは、0.1〜1μ、より好ま
しくは0.3〜1μ、特に好ましくは0.4〜0゜9μ
である。
このような比較的粒子径の大きいアクリル系樹脂水性分
散液の製造方法としては、特に限定されるものではな(
、前述の如き方法において、各種の重合条件を適宜選択
し、これらを組合わせて行なうことができる。このよう
な水性分散物の好適な製造方法の例としては、後記する
実施例1に示す如く、反応器内に水並びに必要に応じて
重合開始剤及び還元剤のみを入れておき、アクリル系単
量体、重合用乳化剤及び水溶性保護コロイドを、好まし
くは水とともに単量体プレミックスとして、全量逐次添
加する方法を挙げることができる。この時の共重合温度
は、例えば0、約20〜100°C程度の温度が例示で
きるが、比較的大きな粒子径の樹脂水性分散液の得易さ
の観点から、該温度は、好ましくは約40〜100°C
1より好ましくは約60〜90℃、特に好ましくは約7
0〜90℃であるのがよい。
なお、本発明でいうDLS法とは、′新実験化学講座基
礎技術3.光(■)”第725〜741頁(日本化学会
*><昭和59年度版)に記載された原理によるもので
あり、水性分散液中のアクリル系樹脂の平均粒子径は下
記により測定決定された値である。
平均粒子径ニ アクリル系樹脂水性分散物を蒸留水で5万〜15万倍に
希釈し、十分に攪拌混合した後、21aφガラスセル中
にパスツールピペットを用いて約l。
m!採取し、これを動的光散乱光度計DLS−700〔
大塚電子■製〕の所定の位置にセットし、以下の測定条
件下で測定した。
測定条件 測定温度          25±1℃クロックレー
ト(C1ock Rate)  10 Bsec積算測
定回数         200回光散乱角     
        90 ”C上記の測定結果をコンピュ
ータ処理して平均粒子径を求める。
前記のようにして得ることのできるアクリル系樹脂水性
分散液は、必要に応じてアンモニア水等によってpH1
1節できる。このような分散液は、固形分含有量30〜
70!量%、好ましくは45〜65重量%、B型回転粘
度計77) 20 ’CC52ORPにおける粘度が5
0〜3000cps、、p112〜8程度であるのがよ
い。
本発明の水性感圧接着剤組成物は、前記の如き感圧接着
性樹脂水性分散液の樹脂成分100重量部に対して、硫
酸もしくは硝酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩
(以下、単に塩類と略称することがある)から選ばれる
少なくとも1種以上の塩を1重量部を超え、5μ量部以
下、好ましくは1.2〜4重量部含有してなるものであ
る。
上記の塩類としては、例えば、硫酸ナトリウム、硫酸カ
リウム、硫酸リチウム、硫酸アンモニウム等の硫酸のア
ルカリ金属塩またはアンモニウム塩;例えば、硝酸ナト
リウム、硝酸カリウム、硝酸リチウム、硝酸アンモニウ
ム等の硝酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を例
示することができる。これらの塩類はそれぞれ単独で、
または、2種以上混合して用いることができる。これら
の塩類の含有量が上記下限値未満と少なすぎては、本発
明の優れた結露面接着力向上効果が発現し難く、また、
上記上限値を超えて多すぎると、得られる水性感圧接着
剤組成物の貯蔵安定性や機械安定性が低下する場合があ
り、好ましくない。
本発明において、水性感圧接着剤組成物中への前記塩類
の含有のさせ方としては、特に限定されるものではなく
、感圧接着性樹脂水性分散液の製造時、特に重合段階で
重合槽の初期添加水中及び、/又は逐次添加物(単量体
プレミックス、重合開始剤水溶液等)中に添加する方法
、得られた水性分散液に、例えば該塩類の水溶液を後添
加する方法等が例示できる。これらの方法の中、感圧接
着性樹脂水性分散液中の樹脂成分が本来持っている、タ
ック、接着力、凝集力などの諸物性への影響の少ない後
添加による方法が好ましい、この場合の塩類の水溶液濃
度としては、5〜30重量%であるのが好ましい。
なお、本発明における「硫酸もしくは硝酸のアルカリ金
属塩またはアンモニウム塩」の量は、本発明の水性感圧
接着剤組成物中に含まれる硫酸もしくは硝酸のアルカリ
金属塩またはアンモニウム塩の全量、すなわち、界面活
性剤中に含まれるもの、過硫酸塩などの重合開始剤や重
亜硫酸ソーダなどの還元剤の分解により副生するもの、
その他各種使用原料中に含有されるものなどに由来する
ものを含む硫酸もしくは硝酸のアルカリ金属塩またはア
ンモニウム塩の全量をいい、例えば、次のようにして測
定決定される。
即ち、前記ゲル含量の測定方法における(イ)試料フィ
ルム作成と同様にしてフィルムを作成し、このフィルム
を(ロ)熱水抽出と同様の方法で熱水抽出して抽出水溶
液を得る。この抽出水溶液を用いて公知の方法によりア
ルカリ金属イオン及びアンモニウムイオンのカチオン並
びに硫酸根イオン及び硝酸根イオンのアニオンの量をそ
れぞれ測定し、該カチオン量と該アニオン量をその当量
数で比較して、いずれか少ない方のイオンを基準として
上記塩類の量を換算により求める。この場合多い方のイ
オン中の各種イオンの比率はそのま々維持されるものと
する。
具体的には、上記抽出水溶液1!中の各種イオン濃度が
次のとおりと仮定すれば: Na+ ・・・Xイオン当量12゜ K9  ・・・y   〃 N Ha  ・・・2   # S04 ・・・a   〃 No、  ・・・bイオン当量11 x+y+z>a+b 抽出水溶液iz中の前記塩類の量は の数値に基づいて計算により樹脂成分100重量部に対
する該塩類の量を求めることができる。
かくして得られた、本発明の水性感圧接着剤組成物は、
離型材上に塗布・乾燥後、紙、プラスチック等の基材に
転写させる転写塗工法にも用いられる。その場合には、
通常、各種の増粘剤を用いて該感圧接着剤を増粘して用
いる。このような増粘剤としては、ポリアクリル酸ソー
ダ、前記PVA類、前記セルロース誘導体、アルカリ性
で増粘する水性分散型ポリ(メタ)アクリル酸系共重合
体増粘剤等を例示することができる。これらの増粘剤の
使用量は、所望の粘度に応じて適宜きめることができ、
前記アクリル系樹脂成分100重量部に対して固形分と
して0〜10重量部、好ましくは0〜5重量部の範囲で
ある。
また、本発明の感圧接着剤組成物を、特にポリエチレン
やポリプロピレン等のポリオレフィン系被着体用に用い
る場合には、例えば、クマロン・インデン樹脂、テルペ
ン・フェノール樹脂、p−も−ブチルフェノール・アセ
チレン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、テル
ペン樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、石油系炭
化水素樹脂、水素添加炭化水素樹脂、ロジン誘導体、テ
レピン系樹脂等の粘着付与性樹脂;エチレン−酢酸ビニ
ル系共重合体樹脂;等を添加することにより、該感圧接
着剤を変性して用いることができる。
上記粘着付与性樹脂及び/又はエチレン−酢酸ビニル系
共重合体樹脂の添加量は、ポリオレフィン系被着体への
接着力と凝集力のバランスの観点から適宜に選択でき、
前記アクリル系共重合体100重量部に対して、例えば
、0〜60重量部、さらには、0〜30重量部の如き添
加量を例示できる。
本発明の感圧接着剤組成物は、その他必要に応り行なっ
た。
(1)  機械的安定性 JIS K−6392に基づいてマロン式機械的安定度
試験器(新星産業類)にて機械的安定型を調べた。
本発明の水性感圧接着剤組成物は、一般に、固形分含有
量30〜70重量%、B型回転粘度計による20°C,
20RPMにおける粘度が100〜15000cps、
 、pH3〜8.5程度がよく、また、転写塗工法に用
いる場合には、固形分含有量30〜70重量%、B型回
転粘度計による20℃、20RPMにおける粘度が30
00〜15000cps、 、pH4〜8.5が好適で
ある。
〔実施例〕
以下、比較例、参考例と共に実施例を挙げて本発明につ
いて更に詳しく説明する。
なお、水性感圧接着剤組成物の機械安定性および貯蔵安
定性、並びに、感圧接着剤層物性試験用試験片の作成、
常態接着力、タック、凝集力、耐水接着性及び結露面接
着力試験は以下の方法によで表わした。
(2)貯蔵安定性 試料的500gをガラス製ビンにほぼ一杯入れ密栓した
後、25℃にて6力月間保存する。6力月後内容物の状
態を観察する。
(3)試験片の作成 離型材上に乾燥後の感圧接着剤層が25±3g/dにな
るように水性感圧接着剤組成物のサンプルを塗布し、1
00℃、90秒間熱風循環式乾燥器にて乾燥後、64g
/nfの上質紙に転写して感圧接着剤シートを作成する
(4)常態接着力試験 JIS R−6253に規定する#280の耐水研磨紙
でみがいたSUS 304のステンレス鋼板およびポリ
エチレン板(JISに−6768に規定する方法でTo
=43 dyn/ai)に(1)で作成した試験片をJ
IS Z−238の方法に従って圧着し、24時間後、
20℃、65%R1、剥離速度300 l1II/wi
nの条件下でその剥離強度(g/25mm)を測定する
(5)タック試験 J、DOW法に準じ、傾斜角30°の斜面に長さ10C
11の試験片を貼りつけ、斜面上方10CIの位置より
直径X/32インチの大きさのスチールボールをころが
し、試料上で停止する最大径のボールの大きさXで表示
する。
(6)凝集力試験 JIS R−6253に規定する#280の耐水研磨紙
でみがいたSO3304のステンレス鋼板に、試験片の
貼着面積が25X25an”になる様に貼りつけ、2k
gローラーを1往復して圧着した。
これを40°C×30%RHの雰囲気下で1kg0静荷
重を試料にかけ荷重が落下するまでの時間を測定する。
(7)耐水接着性試験 前(2)と同じポリエチレン板に、試験片の貼着面積が
25X25mitになる樺にJIS Z−238の方法
に従って圧着し、25°Cの水に浸漬して試験片が剥が
れて浮き上がるまでの時間を測定する。
(8)結露面接着力試験 厚み3mmX幅30mn+X長さ150−のSUS 3
04のステンレス網板を一6°Cの恒温槽の中に16時
間以上放置した後、20°C×65%l’l)Iの室内
に取り出し、22秒間結露させ、直ちに試験片を100
gのロール1往復で貼り合せ、2分後に剥離速度300
 m/winの条件下でその剥離強度(g/25m)を
測定する。
参考例1 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却器を備えた
反応器内にイオン交換水70重量部を仕込み、内温を8
0℃に昇温させる。一方、別の容器にイオン交換水30
重量部並びにノニオンNS−206[日本油脂■製;ポ
リオキシエチレンアルキルフェノールエーテル(以下、
APEと略称することがある)型ノニオン系界面活性剤
、HLB約11]を1.6重量部、トシックスH−45
[日本油脂■製;ポリオキシエチレンアルキルフェノー
ルエーテル硫酸エステルソーダ塩(以下、APE5と略
称することがある)型アニオン系界面活性剤、不揮発分
27重量%]を1.5重量部及びゴーセノールGL−0
3[日本合成化学工業■製;部分ケン化PVA、重合度
300]を0.2重量部を仕込んで攪拌して溶解し、次
いでこれに2−エチルへキシルアクリレート(以下、2
EHAと略称することがある)77.4重量部、酢酸ビ
ニル(以下、VAcと略称することがある)22.1重
量部及びアクリル酸(以下、AAと略称することがある
)0.5重量部よりなるアクリル系単量体混合物を加え
て攪拌し、単量体プレミックスを得る。反応器の内容物
を窒素気流下に攪拌しながら加熱し、内容物温度が80
℃に達した時点で、重合開始剤及び還元剤として過硫酸
アンモニウム及びメタ重亜硫酸ソーダ各々0.05重量
部添加した後、上記単量体プレミックスおよび重合開始
剤を逐次添加して重合を開始させ、約3時間重合反応を
行なう。
重合反応終了後、同温度で約1時間攪拌を継続してから
冷却し、アンモニア水0.3重量部を添加してpi調整
してアクリル系樹脂の水性分散液を得た。
この分散液は、固形分50.2重量%、pH5,6、粘
度130cps、 (20℃、2Orpm、)であった
参考例2〜6 参考例1において、VAc22.1重量部の代りにメチ
ルアクリレート(以下、MAと略称することがある)2
8重量部、メチルメタクリレート(以下、MMAと略称
することがある)14.5重量部、アクリロニトリル(
以下、ANと略称することがある)!4.6重量部、ス
チレン(以下、stと略称することがある)14.4重
量部及びジブチルマレート(以下、DBMと略称するこ
とがある)33重量部を用い、AAの代りにメタクリル
酸(以下、MAAと略称することがある)及びイタコン
酸(以下、iAと略称することがある)を用い、さらに
、2EHAの使用量を変えてアクリル系共重合体の水性
分散物を作成する以外は参考例1と同様にしてアクリル
系樹脂水性分散液を得た。得られた分散液の各種組成並
びに分散液及び樹脂成分の各種特性値を第1表に示す。
参考例7及び8 参考例1において、2EHA77.4重量部/VAc2
11重量部の代りに、それぞれ、ブチルアクリレート(
以下、BAと略称することがある)76重量部/エチル
アクリレート(以下、EAと略称することがある) 2
3.5重量部及びBA82.1重量部/VAc17,4
重量部を用いる以外は参考例1と同様にしてアクリル系
樹脂水性分散液を得た。得られた分散液の各種組成並び
に分散液及び樹脂成分の各種特性値を第1表に示す。
参考例9 参考例1において、ゴーセノールG−03を使用しない
で共重合を行なう以外は参考例1と同様にしてアクリル
系樹脂水性分散液を得た。得られた分散液の各種組成並
びに分散液及び樹脂成分の各種特性値を第1表に示す。
参考例10及び11 参考例3において、2EHA/MMAの量を85重量部
/ 14.5重量部用いる代りに、それぞれ、ル系樹脂
水性分散液を作成した。得られた分散液の各種組成並び
に分散液及び樹脂成分の各種特性値を第1表に示す。
実施例1 参考例10分散液204重量部(樹脂成分量約100重
量部)に、20重量%の硫酸アンモニウム水溶液10g
(樹脂成分100重量%に対して硫酸アンモニウム2重
量部)、固形分濃度40重量%のラビゾールB−80(
日本油脂■製;ジオクチルスルホコハク酸ソーダ塩型ア
ニオン系界面活性剤〕0.6重量部を添加し、次いでア
ルカリ増粘剤およびアンモニア水溶液を添加して、約1
0000cps(20”Cs 20 rpa+)の粘度
を有するアクリル系水性感圧接着剤組成物を得た。
得られた接着剤組成物を用いて、前記安定性試験(1)
及び(2)を行うとともに前記試験片の作成(3)の方
法に従い試験片の感圧接着剤シートを作成し、以下試験
法(4)〜(8)に従って感圧接着剤層の物性測定を行
った。感圧接着剤組成物の配合組成、安定性及び感圧接
着剤層の物性を第2表に示す。
実施例2.3及び比較例1. 2 実施例1において、硫酸アンモニウム水溶液の添加量を
変える以外は同様にして、アクリル系水性感圧接着剤組
成物を得、感圧接着剤層の物性測定を行った。これらの
組成物の配合組成及び感圧接着剤層の物性を第2表に示
す。
実施例4〜6 実施例1において、硫酸アンモニウム20重量%水溶液
10重量部の代りに、それぞれ硫酸ナトリウム10重量
%水溶液20重量部、硝酸アンモニウム10重量%水溶
液20重量部及び硝酸ナトリウム10重量%水溶液20
重量部(いずれも樹脂成分100重量部に対して固形分
で2重量部)を用いる以外は同様にしてアクリル系水性
感圧接着剤組成物を得、その安定性及び感圧接着剤層の
物性測定を行った。これら組成物の配合組成及び各種物
性を第2表に示す。
実施例7〜16 実施例1において、参考例1の分散液を用いる代りに、
それぞれ参考例2〜11の分散液を用いる以外は同様に
して、アクリル系水性感圧接着剤組成物を得、その安定
性及び感圧接着剤層の物性測定を行った。これら組成物
の配合組成及び各種物性を第2表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感圧接着性樹脂水性分散液の樹脂成分100重量
    部に対して、硫酸もしくは硝酸のアルカリ金属塩または
    アンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種以上の塩を
    1重量部を超え、5重量部以下含有してなることを特徴
    とする水性感圧接着剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10030163B2 (en) 2014-10-01 2018-07-24 Nok Corporation Coating agent aqueous dispersion

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005089640A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Unon Giken:Kk 再剥離性粘着シート及び粘着シートの剥離方法
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