JPH0213796Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213796Y2 JPH0213796Y2 JP2936284U JP2936284U JPH0213796Y2 JP H0213796 Y2 JPH0213796 Y2 JP H0213796Y2 JP 2936284 U JP2936284 U JP 2936284U JP 2936284 U JP2936284 U JP 2936284U JP H0213796 Y2 JPH0213796 Y2 JP H0213796Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push rod
- sprag
- chain
- pressure contact
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 3
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 claims 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はチエーン、歯付ベルト等を緊張状態
に保つための過負荷防止機能を有するテンシヨナ
に関する。
に保つための過負荷防止機能を有するテンシヨナ
に関する。
チエーンや歯付ベルトを緊張状態に保つのに用
いる従来のテンシヨナは、一般にチエーンやベル
トを緊張させる方向に移動するプツシユロツドの
後退をラチエツトや自在かぎ式機構で阻止する構
造を有し、チエーンやベルトから過大反力が加わ
つた場合にも自動的後退が不可能であつて、チエ
ーンやスリツパ等を損傷する欠点がある。そのた
め実公昭57−2757号公報記載の如き自動テンシヨ
ナも提案されているが、これは構造が複雑で、プ
ツシユロツドのストロークも充分にとれない欠点
がある。
いる従来のテンシヨナは、一般にチエーンやベル
トを緊張させる方向に移動するプツシユロツドの
後退をラチエツトや自在かぎ式機構で阻止する構
造を有し、チエーンやベルトから過大反力が加わ
つた場合にも自動的後退が不可能であつて、チエ
ーンやスリツパ等を損傷する欠点がある。そのた
め実公昭57−2757号公報記載の如き自動テンシヨ
ナも提案されているが、これは構造が複雑で、プ
ツシユロツドのストロークも充分にとれない欠点
がある。
本案の目的は従来の上記欠点を除去した過負荷
防止機能を有するテンシヨナを提供するにある。
防止機能を有するテンシヨナを提供するにある。
これがため、本案は、チエーン、歯付ベルト等
に緊張用押付力を加えるよう付勢されたプツシユ
ロツドを前後動可能に案内支持し、またプツシユ
ロツドの一側に外側面が摩擦圧接するスプラグを
回動可能に枢支して前記圧接する点が該枢支点よ
りチエーン又はベルト側に偏するようにし、スプ
ラグの前記外側面の形状を、プツシユロツドに対
するチエーン又はベルトからの反力が増加して設
定値に達するまでのスプラグ回動範囲では、プツ
シユロツドとスプラグとの圧接点におけるストラ
ツトアングルがプツシユロツドの前進に伴うスプ
ラグの回動により急増してプツシユロツドの後退
を阻止し、また前記スプラグ回動範囲を超えると
ストラツトアングルが急増し、これによりスプラ
グからプツシユロツドに加わる圧接摩擦力が急減
してプツシユロツドが後退可能となるように定め
るという構成を有する。
に緊張用押付力を加えるよう付勢されたプツシユ
ロツドを前後動可能に案内支持し、またプツシユ
ロツドの一側に外側面が摩擦圧接するスプラグを
回動可能に枢支して前記圧接する点が該枢支点よ
りチエーン又はベルト側に偏するようにし、スプ
ラグの前記外側面の形状を、プツシユロツドに対
するチエーン又はベルトからの反力が増加して設
定値に達するまでのスプラグ回動範囲では、プツ
シユロツドとスプラグとの圧接点におけるストラ
ツトアングルがプツシユロツドの前進に伴うスプ
ラグの回動により急増してプツシユロツドの後退
を阻止し、また前記スプラグ回動範囲を超えると
ストラツトアングルが急増し、これによりスプラ
グからプツシユロツドに加わる圧接摩擦力が急減
してプツシユロツドが後退可能となるように定め
るという構成を有する。
以下本案の図示実施例について説明する。第1
図、第2図において、1,2は鎖車、3はこれに
かけた無端状チエーン、4は本案テンシヨナで、
基板5に固定したテンシヨナ本体6の孔7内にプ
ツシユロツド8を進退可能に案内支持し、孔7の
後端にばね押え9を螺入し、圧縮ばね10にてプ
ツシユロツド8の先端を一端を固定部材に枢支1
1したスリツパ12に圧接させてチエーン3を加
圧緊張させる。
図、第2図において、1,2は鎖車、3はこれに
かけた無端状チエーン、4は本案テンシヨナで、
基板5に固定したテンシヨナ本体6の孔7内にプ
ツシユロツド8を進退可能に案内支持し、孔7の
後端にばね押え9を螺入し、圧縮ばね10にてプ
ツシユロツド8の先端を一端を固定部材に枢支1
1したスリツパ12に圧接させてチエーン3を加
圧緊張させる。
本体6は孔7の出口部分において側方に断面U
字形をなして突出し、該突出部分に孔7と連通し
て孔7の直径より小なる間隔をもつ溝13を設け
る。プツシユロツド8の一側を切削して切欠面1
4を形成し、溝13内にピン15にてスプラグ1
6を枢支し、予圧ばね17によりスプラグ16の
先端を切欠面14に圧接させる。
字形をなして突出し、該突出部分に孔7と連通し
て孔7の直径より小なる間隔をもつ溝13を設け
る。プツシユロツド8の一側を切削して切欠面1
4を形成し、溝13内にピン15にてスプラグ1
6を枢支し、予圧ばね17によりスプラグ16の
先端を切欠面14に圧接させる。
第3図において、スプラグ16と切欠面14と
の接触点aは常時はピン15の中心点cよりもチ
エーン3側(第3図下方)に偏してストラツトア
ングルVを形成し、スプラグ16の外面はa点よ
りチエーン3側では、プツシユロツドの後退に伴
つてこれと接触しうる平面又は凹面abをなし、
a点より反チエーン側ではc点からの距離が急減
する形状をなす。したがつて、プツシユロツド8
は常時はチエーン3を押圧し、チエーン3の張力
減少に伴つて自由に矢印方向に前進することはで
きるが、何らかの原因でチエーン3の張力が増大
してもスプラグ16による阻止力F=PtanV(但
しPはa点における圧接力)によつて後退不能に
ロツクされる。しかしチエーン張力が増加してス
プラグ16が上方へ回動し、面abが切欠面14
に接すると(第4図)、ストラツトアングルはV1
に急増し、tanV1がスプラグ16と切欠面14と
の間の摩擦係数μより大となつてスプラグはスリ
ツプし、前記ロツク機能が失われる。したがつ
て、チエーン3はばね10のみによる緊張状態に
戻り、過大張力による損傷を免れる。
の接触点aは常時はピン15の中心点cよりもチ
エーン3側(第3図下方)に偏してストラツトア
ングルVを形成し、スプラグ16の外面はa点よ
りチエーン3側では、プツシユロツドの後退に伴
つてこれと接触しうる平面又は凹面abをなし、
a点より反チエーン側ではc点からの距離が急減
する形状をなす。したがつて、プツシユロツド8
は常時はチエーン3を押圧し、チエーン3の張力
減少に伴つて自由に矢印方向に前進することはで
きるが、何らかの原因でチエーン3の張力が増大
してもスプラグ16による阻止力F=PtanV(但
しPはa点における圧接力)によつて後退不能に
ロツクされる。しかしチエーン張力が増加してス
プラグ16が上方へ回動し、面abが切欠面14
に接すると(第4図)、ストラツトアングルはV1
に急増し、tanV1がスプラグ16と切欠面14と
の間の摩擦係数μより大となつてスプラグはスリ
ツプし、前記ロツク機能が失われる。したがつ
て、チエーン3はばね10のみによる緊張状態に
戻り、過大張力による損傷を免れる。
チエーン張力が正常に戻れば、プツシユロツド
8はばね10により押し出され、スプラグ16は
第3図の状態に復帰する。
8はばね10により押し出され、スプラグ16は
第3図の状態に復帰する。
なお、上記ロツクを手動解除するには、スプラ
グ16の下面16aを押し上げてスプラグ16を
切欠面14から引き離せばよい。
グ16の下面16aを押し上げてスプラグ16を
切欠面14から引き離せばよい。
本案は上記構成を有し、常時はノーバツク機能
を具えてチエーンを加圧緊張させ、チエーン張力
が過大になつた場合は自動的にノーバツク機能を
解除して過大張力による伝動系の損傷を防止しう
る効果がある。
を具えてチエーンを加圧緊張させ、チエーン張力
が過大になつた場合は自動的にノーバツク機能を
解除して過大張力による伝動系の損傷を防止しう
る効果がある。
図面は本案の一実施例を示し、第1図は使用状
態における縦断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図はスプラグのロツク機能説明図、
第4図はスプラグのロツク解除時の状態説明図で
ある。 3……チエーン、8……プツシユロツド、16
……スプラグ、V……ストラツトアングル。
態における縦断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図はスプラグのロツク機能説明図、
第4図はスプラグのロツク解除時の状態説明図で
ある。 3……チエーン、8……プツシユロツド、16
……スプラグ、V……ストラツトアングル。
Claims (1)
- チエーン又はベルトに緊張用押付力を加えるよ
う付勢された案内移動可能のプツシユロツドと、
プツシユロツドの案内支持部材に枢支されて外側
面がプツシユロツドの一側に圧接し該圧接点が前
記枢支点よりチエーン又はベルト側に偏したスプ
ラグとを有し、スプラグの前記外側面は、プツシ
ユロツドに対するチエーン又はベルトからの反力
が増加して設定値に達するまでのスプラグ回動範
囲では前記圧接点におけるストラツトアングルが
プツシユロツドの前進に伴うスプラグの回動によ
り急増してプツシユロツドの後退を阻止し、前記
スプラグ回動範囲を超えるとストラツトアングル
の正切値が前記圧接点における摩擦係数値より急
増して前記阻止を解除する形状を有するものであ
ることを特徴とする過負荷防止機能を有するテン
シヨナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2936284U JPS60188089U (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 過負荷防止機能を有するテンシヨナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2936284U JPS60188089U (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 過負荷防止機能を有するテンシヨナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60188089U JPS60188089U (ja) | 1985-12-13 |
JPH0213796Y2 true JPH0213796Y2 (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=30528102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2936284U Granted JPS60188089U (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 過負荷防止機能を有するテンシヨナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60188089U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602007005604D1 (de) * | 2006-02-07 | 2010-05-12 | Borgwarner Inc | Blattspanner mit entgegengesetzten spannen |
JP5135142B2 (ja) * | 2008-09-22 | 2013-01-30 | 日産自動車株式会社 | 車両用ペダル装置 |
-
1984
- 1984-03-02 JP JP2936284U patent/JPS60188089U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60188089U (ja) | 1985-12-13 |
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