JPH0213485Y2 - - Google Patents

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JPH0213485Y2
JPH0213485Y2 JP1983194734U JP19473483U JPH0213485Y2 JP H0213485 Y2 JPH0213485 Y2 JP H0213485Y2 JP 1983194734 U JP1983194734 U JP 1983194734U JP 19473483 U JP19473483 U JP 19473483U JP H0213485 Y2 JPH0213485 Y2 JP H0213485Y2
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JP
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hydrogen
cell
generation
gas
hydrogen storage
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JP1983194734U
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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水素発生機の改良に関する。
一般にガスクロマトグラフ等の分析計において
は、純水素をキヤリアガス等に用いているが、こ
の純水素を得るものとして、パラジウム又はパラ
ジウム合金(以下、pd等という)より成り水素
透過性の優れた筒状の陰極を有する水電解用水素
発生セル(以下、セルという)内で電解液を電気
分解して水素ガス(以下、H2ガスという)を発
生するようにした水素発生機がある。
この種水素発生機においては、水素発生機、特
にセルへの通電開始直後は上記陰極の温度が低い
ため、H2ガスの発生能力が低く、分析計に必要
な量のH2ガスを取り出すことができず、分析計
を動作させる約1時間前に水素発生機に通電して
おく煩しさがあつた。
これを解決する方法として、例えばセルの出力
側に接続される水素ガス発生ライン(以下、発生
ラインという)に水素貯蔵タンクを設け、この貯
蔵タンクにH2ガスを貯えることが考えられるが、
低圧力で貯えるようにすると、タンク容量を大き
くする必要があり、又、高圧力で貯えるようにす
ると、水素発生機のシステム全体を高圧に耐えう
るように構成せねばならず、いきおい水素発生機
の構成の複雑化並びに高価格化を招来する。
本考案は、上述の事柄に鑑みて提案されたもの
で、水素発生機の始動と同時に分析計に必要な量
のH2ガスを、安価に供給できるようにした水素
発生機を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係る水素発生機100の概略
構成を示すもので、1は電解液貯蔵タンクであ
り、給水チユーブ2、ガス抜きチユーブ3等の配
管を介してセル4と接続されている。前記セル4
は、第2図に示すように、例えば陽極を兼ねた電
解槽4aの中にpd等より成り水素透過性の優れ
た筒状の陰極4bが設けられてあり、前記電解槽
4a、陰極4bはそれぞれ直流電源の極、極
が接続されている。5は前記セル4を加熱するた
めの予熱器で、5aはセンサである。
6はセル4の出力側に設けられる発生ライン
で、発生口7までの間に例えば電磁弁8、調圧ユ
ニツト9、ストツプバルブ10、吸着筒11が設
けられる。そして、発生口7には分析計(図示し
ない)が接続される。
前記調圧ユニツト9は分析計に供給されるH2
ガスを所定の圧力に調圧するもので、圧力計9
a、圧力スイツチ9b、調圧器9c、破壊板9d
等より構成されている。又、前記吸着筒11は
H2ガス中に含まれる炭化水素等分析計に有害な
物質を除去するものである。
12はLaNi5,MmNi4.15 Fe0.85等水素吸蔵金
属を収納した水素吸蔵容器で例えば前記電磁弁8
と調圧器ユニツト9との間に、電磁弁等のバルブ
13を介して前記発生ライン6に接続されてい
る。即ち、図示のように、前記水素ガス発生ライ
ン6にバルブ13を有する分岐ライン6aを設
け、当該分岐ライン6aに前記水素吸蔵容器12
を接続して前記セル4で発生した水素ガスを前記
水素吸蔵容器12に貯えると共に、前記セル4の
暖機が完了するまで前記水素吸蔵容器12に貯え
た水素ガスを発生口7に流すように構成してあ
る。前記水素吸蔵金属は、その体積1cm2内にH2
ガスを1000cm2(at30℃、4気圧)も吸蔵する性質
を有するもので、一般に市販されている。
次に、上述のように構成した水素発生機100
の動作について説明する。
水素発生機100のセル4、予熱機5に通電を
行うと同時に、バルブ13を開く。これによつて
セル4内では電解液電気分解が行なわれるが、陰
極4bの温度が低いため、H2ガスの発生は極め
て少量である。他方、予熱機5がセル4を暖機す
る(即ち、上記通電により予熱機5がセル4を加
熱し、該セル4が正常に動作し得るように準備す
る。つまり、セル4をウオームアツプする)。そ
して、バルブ13の開栓により、水素吸蔵容器1
2内の水素吸蔵金属からH2ガスが発生ライン6
に送り出され、調圧ユニツト9で所定圧力に調圧
された後、発生口7を介して分析計へと供給され
る。
そして前記通電を開始してから数十分経過する
と、予熱器5によるセル4の暖機が十分に行なわ
れ、セル4内の陰極4bが所定温度に達するの
で、H2ガスは大量に発生するようになる。そこ
で、温度センサ5aの指示に基づいて予熱器5の
運転を停止し、電磁弁8を開栓すると共に、バル
ブ13を閉栓することにより、分析計へのH2
スの供給源を水素金属容器12からセル4に切替
える。以後、分析計は所定量のH2ガスをセル4
から供給されることになる。
所定の分析が完了すると、ストツプバルブ9を
閉栓し、再びバルブ13を開いて、セル4によつ
て発生されたH2ガスを水素吸蔵容器12内の水
素吸蔵金属に吸蔵させる。
上記吸蔵が完了した時点で、セル4への通電を
停止すると共に、電磁弁8、バルブ13を閉栓し
て、次の使用に備える。
なお、上述の説明では、セル4から大量のH2
ガスが発生されると、バルブ13を閉栓するよう
にしているが、必らずしもこのようにする必要は
なく、電磁弁8を開栓した後も、バルブ13を開
栓状態にしておき、発生口側へのH2ガスの供給
と水素吸蔵金属によるH2ガスの吸収が並行して
行なわれるようにしてもよい。
以上詳述したように、本考案は、パラジウム又
はパラジウム合金より成る陰極を有する水電解用
水素発生セルから分析計を接続可能な発生口への
水素ガス発生ラインに、バルブを有する分岐ライ
ンを設け、当該分岐ラインに、水素吸蔵金属が収
納された水素吸蔵容器を接続し、前記セルで発生
した水素ガスを前記水素吸蔵容器に貯えると共
に、前記セルの暖機が完了するまで前記水素吸蔵
容器に貯えた水素ガスを発生口に流すように構成
したことを特徴とするものである。
従つて、本考案によれば、大容量の水素貯蔵タ
ンクを必要としない簡単かつ安価な構成の水素発
生機であるにもかかわらず、水素発生機の暖機中
においても、つまり水素発生機への通電と同時に
分析計に対し所定量の水素ガスを取り出すことが
でき、分析計を動作させる前に予め水素発生機に
1時間程度通電してセルの水素ガス発生能力を高
めておく必要がないとの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例で、第1図は水素発生
機の概略を示す構成図、第2図はセルの断面図で
ある。 4……水電解用水素発生セル(セル)、6……
水素ガス発生ライン(発生ライン)、6a……分
岐ライン、7……発生口、12……水素吸蔵容
器、13……バルブ、100……水素発生機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パラジウム又はパラジウム合金より成る陰極を
    有する水電解用水素発生セルから分析計を接続可
    能な発生口への水素ガス発生ラインに、バルブを
    有する分岐ラインを設け、当該分岐ラインに、水
    素吸蔵金属が収納された水素吸蔵容器を接続し、
    前記セルで発生した水素ガスを前記水素吸蔵容器
    に貯えると共に、前記セルの暖機が完了するまで
    前記水素吸蔵容器に貯えた水素ガスを発生口に流
    すように構成したことを特徴とする水素発生機。
JP1983194734U 1983-12-16 1983-12-16 水素発生機 Granted JPS60102253U (ja)

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JP1983194734U JPS60102253U (ja) 1983-12-16 1983-12-16 水素発生機

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JP1983194734U JPS60102253U (ja) 1983-12-16 1983-12-16 水素発生機

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JPS60102253U JPS60102253U (ja) 1985-07-12
JPH0213485Y2 true JPH0213485Y2 (ja) 1990-04-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5176190A (ja) * 1974-12-27 1976-07-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5176190A (ja) * 1974-12-27 1976-07-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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Publication number Publication date
JPS60102253U (ja) 1985-07-12

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