JPH02134341A - 2−ベンゾイル−1−テトラロン誘導体 - Google Patents

2−ベンゾイル−1−テトラロン誘導体

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JPH02134341A
JPH02134341A JP28634588A JP28634588A JPH02134341A JP H02134341 A JPH02134341 A JP H02134341A JP 28634588 A JP28634588 A JP 28634588A JP 28634588 A JP28634588 A JP 28634588A JP H02134341 A JPH02134341 A JP H02134341A
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JP
Japan
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tetralone
formula
benzoyl
derivative
tetralon
Prior art date
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Pending
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JP28634588A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishio
裕幸 西尾
Keiichi Honda
計一 本田
Hajime Kikuchi
菊池 源
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗料、プラスチック、合成繊維等に配合され
、紫外線吸収能を付与する化合物として、また化粧品分
野において日焼は止め剤として有用な新規2−ベンゾイ
ル−1−テトラロンLi f1体に関するものである。
(従来の技術) 従来、紫外線吸収剤は、塗料、プラスチック。
合成m t!Itに添加され、太陽光に含まれる紫外線
による劣化および変色を防止し、その被添加材it自体
を保護している。また、化It $’lにおいても、皮
膚に対して揮々の影響を与える紫外線から皮膚を防’+
2jする目的で紫外線吸収剤が使用されている。
紫外線はその波長の大きさにより28 Q n rn未
満の短波長紫外線f+’:Ib5 (UV−C) 、 
 280 nm以上320nm未満の中波長紫外線領域
(UVB)、320nm以上400nm未満の長’61
1’4紫外線領域(UV−八)に分頬される。従来の紫
外線吸収剤は、紅斑や水泡の形成をひきおこずtJ V
−Bを土として吸収するものである。
従来UV−Aは皮膚に対しあまり大きな変化を生じさせ
ないものと考えられていたが、近年、UV−八は皮膚の
黒化を促すことや、uv−nの皮膚に対する変性作用を
助長し、シミ、ソバカスの発生や皮膚の老化促進の一因
となっていることが明らかにされてきた。従ってuv−
nだけでなくLJV−Aからも皮膚を保護することが望
まれている。
uv−nを吸収する物質としてはこれまでパラアミノ安
息香酸誘導体、桂皮M誘導体、ベンゾフェノン誘導体等
が開発されてきた。しかしながら、効果的にUV−Aを
吸収する物質はあまり知られておらず、現在わずかにジ
ベンゾイルメタン誘導体、桂皮fIIJA i体、およ
びカルコンH,1体が知られているにすぎない。
(西独特許公開第2728241号、同2728243
号、特開昭5l−(il(i41号、同52−4(io
5G号、同57−59840号、同57−197209
号、同Go−109544号) 〔発明が解決しようとする!!1!題〕従来利用されて
いる前述のジベンゾイルメタン誘導体および桂皮酸誘導
体は光に対する安定性が悪く、長期保存に対しても安定
であるとは言えないため、実用上性能が必ずしも十分で
はなかった。
本発明はUV−へ領域の光を効果的に吸収し、光に対す
る安定性も良(、長期保存に対しても安定な物質を提供
することを目的としている。
(!!!!題を解決するための手段〕 本発明は、下記の一触式口) (式中で、Rt は、水素原子またはメトキシ基である
− R1、Rs 、R4は各々同一もしくは異なって、
水素原子、水酸基、炭素数が1〜22の直鎖もしくは分
岐鎖の脂肪族炭化水素基。
炭素数1〜22のアルコキシ基である。)で表わされる
2−ベンゾイル−1−テトラロン誘導体である。
本発明の11;Il!L!の一般式(1)で表わされる
2−ベンゾイル−1−テトラロン誘導体としては、例え
ば、2−(4−メチルベンゾイル)−1−テトラロン。
2−(4−tart−ブチルベンゾイル)−1−テトラ
ロン、2−(4−メトキシベンゾイル)!−テトラロン
、2− (4−メチルベンゾイル)6−メドキシー1−
テトラロン、2− (4−Lort−)゛チルベンツ゛
イル)−6−メド4−シーl−テトラロン、2−(4−
メトキシベンゾイル)−6−メト・トレーl−テトラロ
ン、2−(2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾイル)−
6−メドキシー1−テトラロン、2−(2−ヒドロキシ
−4−terL−ブチルベンゾイル)−6−メトキシ−
1−テトラロン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾイル)−6−メドキシーl−テトラUン、2−(
2−メトキシ−4−メチルベンゾイル)−1−テトラロ
ン、2−(2−メトキシ−4−terL−ブチルベンゾ
イル)−1−テi・う1コン、2−  (2,4−ジメ
トキシベンゾイル)1−テトラロン、2− (2,G−
ジヒドロキシ−4−メチルベンゾイル)−6−メドキシ
ー1−テトラロン、2− (2,6−シヒドロキシー4
−1ert−7’チルベンゾイル)−6−メドキシー1
−テトラロン、2− (2,6−シヒドロキシー4−メ
トキシベンゾイル)−6−メドキシー1−テトラロン、
2− (2,4−ジメチルベンゾイル)−1−テトラL
1ン、2−<2−メチル−4−tart−ブチルベンゾ
イル)−1−テトラ[Jン2−(2−メチル−4−メト
キシベンゾ・fル)!−テトラロン、2− (2,4,
6−)ジメチルベンゾイル)−6−メト;トレー1−テ
トラUン。
2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシ−6−メチルベン
ゾイル)−6−メトキシ−l−テトラロン52−(2−
ヒドロキシ−6−メチルベンゾイル)−6−メドキシー
1−テトラロン、2− (2−メトキシ−4−ヒドロキ
シ−6−メチルベンゾイル)−6−メド二トシー1−テ
トラロン、2−  (3,4゜5−トリヒドロ〜1ジベ
ンゾイル)−1−テトラロン、2− (4−(2−エチ
ルヘキシル)−ベンゾイル)−1−テトラロン、2− 
(2,ぢ−ジメトキシベンゾイル)−1−テトラ[Jン
、2− <3−(2−オフチルドデシロキシ)−4−メ
チルベンジイル)−6−ノドキシ−l−テトラロン、2
−5−#:つ、シルベンゾイル)−6−ノドキシ−1−
テトラロン等があげられる。
本発明の2−ベンゾイル−1−テトラロンFAR体は、
次の反応式によって合成される。
即ら、誘導体+21(n+ は、水素原子またはメトキ
シ基である。)と安息香酸エチルエステル誘導体+31
 (Rt 、  Rs 、  R4は各々同一もしくは
異なって、水素原子、水酸基、炭素数が1〜22の直鎖
もしくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数1〜22の
アルコキシ基である。)を塩基性触媒の存在下縮合させ
ることにより1)られる、ここで用いられる塩基性触媒
としては、例えば、水素化ナトリウム、ナトリウノ、ア
ミド等である。また反応は、テトラヒドロフラン、ベン
ゼン等の溶媒中で約70℃に加熱して行うのが好ましく
、低温では反応の進行が遅い0反応終了後、(:lられ
た反応混合物から[1的化合物の2−ベンゾイル−1−
テトラL1ン誘導体を単#lするには、メタノール溶媒
で再結晶を行えばよい。
本発明の2−ベンゾイル−1−テトラロン銹導体は、微
黄色の結晶で後述の第2表の如き特性(a(λmax、
融点、 fli!スペクトル5IC−核ルil気共鳴ス
ペクトルδ値)を有し、UV−へネ1域の光を吸収する
。更に光に対する安定性、種々の溶剤に対する相溶性に
優れている為、塗料、プラスチック、合成繊維等に添加
して紫外線吸収能を付与する化合物として、または、化
粧料の1′]焼は止め剤として捲めて有用である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれによって
限定されたものではない。
実施例−1 窒素気流中、室温で水素化すトリウム、 2.88g(
0,12モル)にテトラヒドロフラン150m1を加え
て撹拌しているところに1−テトラロン14.6g(0
,1モル)を加える0次いで4−tart−ブチル安、
つ、香酸エチル20.0g(0,1モル)を加え油浴温
度約70℃で24時間m!↑を行う、冷却後、反応溶液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出を行い、有ja層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を除去する
。残留物をメタノールを用いて再結晶を行うことにより
、2−(4−Lort−ブチルベンゾイル)−1−テト
ラロン15.9g(収率52%)を得た。
この特性値を第2表に示す。
実施例2〜12 第1表に示されるような原料を用い、実施例1と同様の
方法で実施例2〜12の化合物を合成した。これらのう
ち、ベンゾイル基のパラ位にE +i基の入ったもの(
実施例2〜6)について代表例次に、本発明の2−ベン
ゾイル−1−テトラロン誘導体の光に対する安定性試験
方法と結果を示す。
(光に対する安定性試験) 本発明品の光に対する安定性を、本発明の化合物のエタ
ノール溶液(1g/l)が入っているパイレンクスフラ
スコに毎分約250mlの空気を送り込みながら中圧水
銀ランプを24時間照射する試験で評価した。これらf
J溶液の一定分量を高速液体クロマトグラフィーで分析
を行い、各化合物の残存量を調べた。また、比較例とし
て、市販のUV−へ吸収剤である4−メチル−4′−メ
トキシジベンゾイルメタン(比較例1)及び4−イソプ
ロピルジベンゾイルメタン(比較例2)を同様の試験方
法により残存量を調べた。これらの結(シン 第3表から明らかなように、本発明の化合物は光に対し
て極めて安定である。即ら、IIJiのUV−へ吸収剤
である比較例1及び比較例2と比べて本発明の化合物は
分解しにくいことが示された。
更に、本発明の2−ベンゾイル−1−テトラロン誘導体
の紫外線吸収効果を洲べるため、色素に本発明品又は比
較品を配合した液体系で、その色素の退色防止試験を行
った。その方法と結果を示す。
(色素の退色防止試験) 本発明品の退色防止効果を、タール色素である赤色10
4号(1)(フロ;トシンB)の退色防止を指標として
j・ド価した。
L!11ら、赤色10.1号illを0.0001W/
V%並びに本発明品又は比較品(表3)を0.1W/V
%配合した希エタノール溶液を透明ガラス容器に入れた
。これにサンシャインウェザ−メーター(スガLK験機
f11 )を用いて照度zooRjまで可視及び紫外l
の光照射を行い赤色104号il+の残存率を求め°ζ
紫外線吸収効果を調べた。また、比較例として、(光に
対する安定性試験)の項で用いた比較例1.2を同様の
試験方法により残存率を求めた。残存率は次の式によっ
ζ〕γ出した。
なお、吸光度の測定は波長53 G nmで磨長10 
m mのセルを用いて行った。その結果を第4第4表か
ら明らかムように本発明の化合物は充分な退色防止効果
、即ち紫外線吸収効果を有し、また誘導体の置換基の種
類によってもほとんど変化せず、従来のベンゾフェノン
誘導体である比較晶1及び比較晶2に比べて紫外線吸収
効果が著しく高いことが示された。
上記のように本発明の化合物はtJ V−A ’AM域
の光を効果的に吸収し、従来知られているUV−へ吸収
剤に比べて安定性が高いことより、化粧品分野において
、日焼け1ヒめ剤として配合が可能である。
さらに、本発明で得られた2−ベンゾイル−1−テトラ
ロン誘導体の応用例を示す。
応用例−1日焼は止めクリーム(W2O型)処    
           方     配合量(−【χ)
2−エチルへキシル−I)−ジメチルアミノベンゾエー
ト           5.0固形パラフイン   
          5.0ミツロウ        
        5.0ミクロクリスタリンワツクス 
     5.0ワセリン             
  10.0スクワラン             4
0.0ポリオキシエチレン(20モル)ソル ビトールモノラウリン酸エステル   1.0ソルビタ
ンセスキオレイン酸エステル  5.0香ti    
              1.Q防腐剤     
           0.1$1′を製水     
          総工をto。
とする残遣 応用例−21ノ焼は止めクリーム(0/W型)−1−テ
トラロン 2−エチルへキシル−P−ジメチルア ミノベンゾエート 一酸化チタン カオリン 七チルアルコール 2.0 4、  Q 2.5 2.5 ワセリン                5.0流動
パラフイン           i o、 。
シリコン油              2.0グリセ
リルモノステアリン酸エステル (非自己乳化型)2.5 ポリオキシエチレン(25モル)セチ ルアルコールエーテル        2.5プロピレ
ングリニ1−ル          5.0香 寥1 
                         
                         
 ’1.0rtn $二1             
                       4.
0防腐剤                 0.1t
1?製氷               総身を100
とする残17) 〔発明の効果〕 本発明は以上説明したように構成されζいるので、以下
に記載されるような効果を奏する。
本発明の2−ベンゾ・fルー1−テトラロン誘導体はU
V−八を効果的に吸収し、光に対する安定性も良く、長
期保存に対しても安定な物質であり、!!’ #l 、
プラスチック、合成繊維等に配合され紫外線吸収能を付
与する化合物として、また化粧品分野における1、1焼
は止め剤として極めて有用な物質である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼………(1) (式中で、R_1は、水素原子またはメトキシ基である
    。R_2、R_3、R_4は各々同一もしくは異なって
    、水素原子、水酸基、炭素数が1〜22の直鎖もしくは
    分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数1〜22のアルコキ
    シ基である。)で表わされる2−ベンゾイル−1−テト
    ラロン誘導体。
JP28634588A 1988-11-12 1988-11-12 2−ベンゾイル−1−テトラロン誘導体 Pending JPH02134341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1045082C (zh) * 1996-01-31 1999-09-15 南京林业大学 一种花香型香料及其合成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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