JPH0213432A

JPH0213432A - 非結合のｒｆコイルによる磁気共鳴装置

Info

Publication number: JPH0213432A
Application number: JP1095434A
Authority: JP
Inventors: Eddy B Boskamp; エディー・ベンイャミン・ボスカンプ; Wilhelmus R M Mens; ウィルヘルムス・レイネリウス・マリア・メンス
Original assignee: Philips Gloeilampenfabrieken NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 1988-04-20
Filing date: 1989-04-17
Publication date: 1990-01-17
Also published as: NL8801018A; EP0338624A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は定常磁界を発生する磁石系と、傾斜磁界を発生
するコイル系と、ｒｆ　（無線周波数）発信コイル及び
物体内で発生した磁気共鳴信号を検出する部分的に相互
にオーバーラツプするコイルによるｒｆコイル系とを有
する磁気共鳴装置に関するものである。

（従来の技術及び発明が解決しようとする課題）そのよ
うな装置は本出願人の名で出願された特開昭６３−２３
４９５７号より知られている。前記明細書に記載された
装置では、信号を検出するために幅方向で部分的に相互
にオーバーラツプする表面コイルが用いられた場合に、
一連で測定されるべき物体の範囲が各コイルの幅寸法に
よって個別に制限されるという束縛も経験された。コイ
ルの縦方向で測定されたコイル系の全幅に一致する範囲
が、次のコイルへの急速な切り換えによって一連に測定
され得るが、幅方向での断面は測定されるデータの大き
い重複が蓄積されねばならず且つ測定時間が不利に影響
され得る信号処理を介してのみ構成され得る。

（課題を解決するための手段）この束縛を除去することが本発明の目的であり、その目
的のために冒頭に述べた形の磁気共鳴装置が、相互にオ
ーバーラツプするコイルがそれらの間の相互誘導が妨害
しない低い水準に低減されるように組み合わされ且つそ
のような範囲に相互にオーバーラツプすることを本発明
においては特徴とする。

本発明によるｒｆコイル系内の連続するコイルは相互誘
導妨害が起こらないような範囲で相互にオーバーラツプ
するから、これらのコイルは非結合され、オーバーラツ
プ範囲をカバーする方向又はオーバーラツプ範囲を越え
る方向で一連にコイル系の全幅に亘って測定が実行され
得るように、同時に付勢される各コイルにより測定が実
行され得る。

好適な実施態様では、相互にオーバーラツプするコイル
が、共通面になるべく置かれ、例えば−方が支持物へ厳
格に結合されて次の１個のコイル又は次の複数のコイル
は厳格に結合されたコイルに関して最良のオーバーラツ
プが達成されるまで動かされ得て、その後このコイルは
前記の位置へ固定され得る表面コイルとして構成される
。

この最良のオーバーラツプは各コイルに対して計算され
得るが、実験的にも確立され得る。特に第１のコイルは
強固な支持物へ厳格に結合され、第２のコイルは保持器
内で動かされ得る強固な摺動体へ厳格に結合される。

別の好適な実施態様では、この最良のオーバーラツプに
おいて結果として容量結合が最小化される最小のコイル
導体のオーバーラツプが起こるように相互にオーバーラ
ツプするコイルが構成される。特に結果として導体内に
２つの交差するオーバーラツプのみが起こるように、一
方のコイルは次のコイルよりも少なくとも導体幅の２倍
短い。

別の好適な実施態様では、このオーバーラツプするコイ
ルの１つ又は幾つかが、その結果としてコイル系の所定
の幅に対してより小数のコイルで足り、且つ送信磁界と
の自動的な非結合が実現されるように、蝶形コイルとし
て構成される。そのような蝶形コイルは本出願人の名で
出願された特開昭６３−２３４９５７号に記載されてい
る。

以下に本発明による幾つかの実施態様を参照し且つ図面
を参照して詳細に説明する。

（実施例）第１図に示したような磁気共鳴装置は、定常的な均一な
磁界を発生する磁石系２と、傾斜磁界を発生する磁石系
４と、磁石系２及び磁石系４それぞれ用の電源６及び８
とを具える。ｒｆ交番磁界を発生するコイル１０がｒｆ
電源１２へ接続されている。

表面コイル１３が、ｒｆ送信磁界により被検体内に発生
された磁気共鳴信号の検出のために設けられる。

このコイル１３は、読み取りのために信号増幅器１４へ
接続される。この信号増幅器１４は中央制御装置１８へ
接続された位相検出整流器１６へ接続される。

この中央制御装置１８は、ｒｆ電源１２用変調器２０と
、傾斜コイル用電源８と、デイスプレィ用モニク２２を
も制御する。高周波発振器２４が測定された信号を処理
する位相検出整流器１６と共に変調器２０を制御する。

若し必要ならば、冷却のために、冷却ダクト２７を具え
る冷却装置２６が設けられる。この種の冷却装置は、抵
抗のあるコイルに対する水冷却系又は超電導コイルに対
する液体窒素あるいはヘリウム・デユワ−（ｄｅｗｅｒ
）系として構成され得る。

磁石系２と４との内部に配設されたこの送信コイル１０
は、医療診断装置については患者に対する充分な余地を
与える測定スペース２８を取り囲む。従って、この測定
スペース２８には、定常磁界と、イメージされるスライ
スの位置を選択する傾斜磁界と、及び空間的に均一なｒ
ｆ交番磁界とが発生されることができる。この測定スペ
ースは、ファラデーケージ２９によって干渉磁界から遮
蔽される。

本発明によれば、この物体又はコイルの移動を必要とす
ることなしに、この測定スペース２８でカバーされる範
囲の物体のすべての断面が測定され得るように、測定ス
ペース２８内に表面コイル３２の＠１続が配設される。

例えば充分に正確に形成された傾斜磁界と充分に空間的
に均一な送信磁界とが５０ｃ＋ｎの長さに亘って発生さ
れ得る測定スペース内では、例えば２０Ｘ２０ｃｍの寸
法を有する３つの表面コイルの縦続によって測定が実行
され得る。この種の形態では、縦続のコイルは幅の方向
で相互にオーバーシップする。２つのコイルの間の相互
インダクタンスがそれにより最小限にされるようにオー
バーラツプの大きさが選ばれる。実際の場合には、例え
ば４　ｅ＋ｎのオーバーラツプによってこれが起こるこ
とがわかった。この形態と測定方法とを用いて、縦方向
での断面が全く同一のコイルによって与えられる。これ
は、せいぜい、２つの連続するコイルによる過渡的断面
（ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎａｌｃｒｏｓｓ−ｓｅｃｔｉｏ
ｎ）の測定の可能性を付加することによって達成される
。従って、被測定断面の位置に同期された次のコイルへ
のなるべく象、速な切り替え以外は、従来の方法に比較
して測定方法に何らの変化をも必要としない。

第２図に実現可能な縦続コイル系が図式的に示され、こ
の第２図は例えば４ＣＩＴｌの距離すに亘って相互にオ
ーバーラツプする連続するコイル３２を示す。欧州特許
第１６４１６４号に記載されたような送信コイルの能動
期間の間、測定コイルの非結合に加えて、この幾何形状
とこのオーバーラツプとが縦続のコイル間に望ましくな
いクロストークが生じないことを保証する。電子的非結
合を用いる非結合に対しては最良化されていないオーバ
ーラツプによって、横断スライスは測定され得る。若し
この意味でオーバーラツプが最良化されると、相互にオ
ーバーラツプするコイルを同時に用いることにより、充
分な範囲で叉状及び冠状スライスも測定され得る。

第３図は本発明による蝶形コイルの縦続を示し、この場
合２つの連続するコイル３２は羽に対して望ましいオー
バーラツプｂが起こるように配設され、その結果として
コイルは相互に非結合である。

第４図に示したような縦続では、別々に相互にオーバー
ラツプするコイル３Ｌ　３３．３５及び３７からの信号
が、任意に事前増幅の後に、これらの信号を信号付加用
と信号受信器への画像形成のための単一信号供給用との
ｒｆ信号処理装置へ供給することにより、缶状断面３４
．３６．及び３８又は冠状断面を測定するために用いら
れる。最小の相互結合にオーバーラツプの範囲を適用す
ることによって、叉状又は冠状イメージ面がコイルの全
幅に亘って拡がり得て且つ横断イメージに対する好適な
ＳＮ比の利点が維持されるように、測定がすべてのコイ
ルによって同時に実行され得る。ＳＮ比に関しては叉状
及び冠状イメージは単一の２０Ｘ６０ｃｍ２のコイルと
等しい。

第５図に示したコイルは、例えば患者机へ又は磁気共鳴
装置内へ厳格に取り付けられ得る強固な支持物４０を具
える。

第１のコイル４２は支持物４０へ厳格に結合され、例え
ば支持物へ接着された０、１＋＋＋ｍの厚さと５ｍｍの
幅とを有する銅テープ５０から成る。第２のコイル４４
は相当する方法で強固な摺動体４６へ接着され、両コイ
ルがオーバーラツプｂを有するようにされ得るように方
向Ｂへ動かされ得る。測定用物差し４８によって、例え
ば−足固定された最良のオーバーラツプｂが確立され得
る。締付具５２によって、この摺動体は支持物４０に関
する望ましい位置に固定され得る。この摺動体はなるべ
く両コイルカ月つの面内に事実上置かれるが電気的には
絶縁が維持されるように構成される。

第２のコイル４４はコイルの縦方向して測定された第１
のコイルよりも短いか又は逆に長くすることによって、
電流導体である銅テープ５０に対して交差５４の範囲で
オーバーラツプが起こり、従って相互容量結合が無視で
きるほどの最小値に制限される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるｒｆコイル系を備えた磁気共鳴装
置を示し、第２．３及び４図はコイル系の好適な実施態様であり、第５図は調節できるオーバーラツプを有するコイルの一
実施例の透視図である。２．４・・・磁石系６．８・・・電源１０・・・送信コイル１２・・・ｒｆ電源１３・・・表面コイル１４・・・信号増幅器１６・・・位相検出整流器１８・・・中央制御装置２０・・・変調器２２・・・モニタ２４・・・高周波発振器２６・・・冷却装置２７・・・冷却ダクト２８・・・測定スペース３Ｌ　３３　；　３５．３７・・・コイル３２、３２’
　、　３２”・・・コイル３４、３６．３８・・・矢状
断面４０・・・支持物４２・・・第１のコイル４４・・・第２のコイル４６・・・摺動体４８・・・測定用物差し５０・・・銅テープ５２・・・締付具５４・・・交差特許比ｉＩ人　　エヌ・ベー・フィリップス・フルーイ
ランペンファブリケン代理人弁理士　　杉　　　村　　　暁　　　鍔間弁理士
　杉　　村　　興　　作

Claims

【特許請求の範囲】１、定常磁界を発生する磁石系と、傾斜磁界を発生する
コイル系と、ｒｆ発信コイル及び物体内で発生された磁
気共鳴信号を検出する部分的に相互にオーバーラップす
るコイルを有するｒｆコイル系とを具える磁気共鳴装置
において、連続する検出コイルがそれらの間の相互イイダクタンス
が非妨害な最低値に低減される範囲に亘って相互にオー
バーラップすることを特徴とする磁気共鳴装置。２、オーバーラップするコイルが１つの共通面内に事実
上置かれた表面コイルであることを特徴とする請求項１
記載の磁気共鳴装置。３、オーバーラップするコイルが相互に関して移動し得
るように組み立てられることを特徴とする請求項１又は
２記載の磁気共鳴装置。４、オーバーラップするコイルが１つの強固な支持物に
厳格に備えられ、第２のコイルがこの支持物内で動かさ
れ得る強固な摺動体に取り付けられることを特徴とする
請求項１、２又は３のいずれか１項記載の磁気共鳴装置
。５、相互にオーバーラップするコイルの電流導体の幾何
形状が最小の相互容量結合を保証することを特徴とする
請求項１〜４のうちいずれか１項記載の磁気共鳴装置。６、その相互インダクタンスが非妨害な最小値に制限さ
れるように相互にオーバーラップするか又は相互にオー
バーラップするようにされ得るコイルによるコイル系。