JPH02133619A - 炭素繊維トウの製造方法及び装置 - Google Patents

炭素繊維トウの製造方法及び装置

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JPH02133619A
JPH02133619A JP28680088A JP28680088A JPH02133619A JP H02133619 A JPH02133619 A JP H02133619A JP 28680088 A JP28680088 A JP 28680088A JP 28680088 A JP28680088 A JP 28680088A JP H02133619 A JPH02133619 A JP H02133619A
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suction
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Masao Sekido
関戸 正男
Akio Takamatsu
高松 明男
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PETOKA KK
Petoca Ltd
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PETOKA KK
Petoca Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピッチ系の炭素繊維のトウを製造する方法及び
製造装置に関する。
本発明は、ピッチ系炭素繊維の製造工程の中で最も強度
が低い状態での取り扱いが必要な、熔融紡糸直後のピッ
チ繊維の取り扱いの際にローラーやガイドの様な、固体
状導糸装置に接触させずに繊維集合体の幅を縮小し、ト
ウ状とする方法に関する。
本発明によって製造されるトウは炭素ta紺の紡績糸、
不織布、チョップトストランド、ミルトフフイバー等の
原料として、品質の良いこれらの製品に加工できる。
〔従来の技術〕
従来からピッチ系の炭素ta紺のトウは、ピッチの遠心
紡糸によって作られてきた。この方法によると、熔融さ
れたピッチを高速で回転するダイから押し出し、糸状に
成形する。ダイから娠り飛ばされた繊維をダイの周辺を
囲む円筒状の受器の上に一旦受けた後、自重により円筒
状の受器の丁に設けた、ゆっくり回転するドーナツ型の
第二の受器のにζこ堆積する。第二の受器の一箇所に掻
き出し用のガイドを設け、堆積した繊維を引出し、トウ
とする。
この方法は設置+iiが簡略で安価であり、運転し易い
利点を有するが、播き出しガイドで繊維を痛め5、Xい
問題があり、また飛び込みtilt &itが多いため
トウの太さに変動が大きい欠点がある。
ごの欠点を改良するため、第二の受器を多孔質ベルトの
コンヘヤーにする方法が検討された。この方法は繊維を
痛めることが少なく、トウの太さにj(動が少ない利点
があるが、採取された繊維集合体が薄いシート状になる
こと、シートの中心部と周辺部とで繊維の配向性に大差
があることから、トウとしての加工性が劣る問題がある
この欠点を改良するために特開昭62−177224号
では第二〇受器としてねじ状のものを使用する装置を開
示している。この装置は確かにピッチ繊維の配向性を良
好に保ち、トウの均整度を良くする効果は優れているが
、強度の低いピッチ繊維を痛めろ点では従来の方法より
大幅に劣っている。
また特開昭62−177225号では、第一の受器に載
せられた繊維を吸引して、第二の受器である多孔質ベル
トのコンベヤーに送り、シート状のものとする方法が開
示されている。この方法は確かに繊維の配向がランダム
な繊維シートを製造する方法としては優れているが、吸
引する空気の量のコントロールが難しく、特に遠心紡糸
機の周辺の、外部から観察し難い場所の風の流れを微妙
に制御する必要があるため、設備が高価になり、運転が
難しい問題がある。
また特開昭62−177230号では、第二の受器を下
方に向かって径の小さくなった円筒とし、t&紺を円筒
状に堆積させ、これを切り開いて1枚あるいは多数枚の
シートとする方法が開示されている。
この方法は確かに均整度の優れたシートを安定に製造す
る方法としては優れているが、得られるシートの中の繊
維の配向方向がシートの長さ方向に直交する方向である
ため、これの幅を紋ってトつ状としても、加工性が劣る
問題がある。
また特公昭51−37967号には、熔融紡糸したピッ
チの連続繊維をベルトコンベヤーの上に受ける際に、ベ
ルトの進行方向に平行に振動を与え、ピッチ繊維がベル
トの進行方向に平行に折り重なって堆積することにより
、トウ状の形態を与える方法を開示している。この方法
は均整度の優れたトウを効率良く製造する方法であるが
、太いトウを作るためには紡糸時の錘数を大きくする必
要があるため、炭嚢繊碓の様な概して小規模の工場には
不イリな方法である。
一般の合成繊維のトウの場合にはS繊維の強度が大きく
取り扱いが容易であるので、ローラーやガイドによって
繊維集合体を掻き寄せたり、重ね合わせて幅を縮小させ
ることが広く行われる。またシート状の繊維集合体を刃
物によって狭い幅に切り揃え、細いトつにすることも知
られている。
しかしこれらの方法は極度に強度の小さいピッチ繊維に
応用することはできない。
〔発明が解決しようとする課題〕
熔融紡糸直後の強度の低いビ・ンチf&紺は、取り扱い
の際に傷つき易く、生成した傷により強度の低下や切断
長の不均整を生じて製品品質の低下を招く。また切断し
て製品とする場合に、ピッチ繊維の段階で繊維集合体を
縦に切断するときは切断時の衝撃で細かく破壊されるこ
とが多く、良質の製品は得られない。
本発明は、炭素繊維のトウを製造する際に、熔融紡糸直
後のピッチ繊維の強度が極めて低く脆いために生しる取
り扱いの際に慣つき易い問題、さらに生成した傷により
強度の低下や切断長の不均整を生して製品品質の低下を
18<問題を解決することを目的とする。
また本発明は、炭素繊維が強度が大きく、特に不織布に
して長平方向に切断する場合なと刃物の管理上、均一な
切断は一般的に難しいのでピッチ繊維の段階で繊維集合
体を切断するとした場合に、ピッチ繊維が切断時の衝撃
で細かく破壊されることが多く、短すぎる繊維や粉末の
混入により、良質の製品は得られ難いという問題も解決
する。
史にピッチ繊維はこれまで薄いシート状集合体として取
り扱われることを余儀なくされ、薄いままで不融化、炭
化する技術が翔られているが、ピッチ繊維の様に極度に
弱い繊維を、外部と接触する面積の大きい、薄いシート
で取り扱うことは、繊維に多くの潰を発生させ、製品強
度や加工性の低下を1t!<。本発明はこの問題を解決
する。
〔課題を解決する手段〕 本発明は多孔質のベルトに載せたピッチ繊維のシーI・
状16体を、ベルトの背面から吸引しつつ移送する際に
、該吸引箇所の該ベルトの進行方向に直交する方向の幅
を、進行方向に向がって小さくすることにより、該シー
ト状集合体をローラーやカイF’ Sの固体に接触させ
ることなくその幅を縮小(7、さらに後の工(Vに於い
て不融化及び炭化を行うことを特徴とする炭素繊維トウ
の製造方法゛Cある。
本発明に於いてピッチ繊維の製造は、熔融し、たピッチ
を通常の紡糸[]金から紡出し、気流もしくはローラー
によって牽引する、スパンボンド式の紡糸方法、高速気
流の中に出口を有する紡糸孔もしくはスリットから紡出
する、メルトブロー式の紡糸方法、高速回転するポット
から遠心力に1上り散布して)α流化する遠心紡糸法の
、いずれかくこより製造することが好ましい。中でも特
にメルトブロー式が好ましい。
メル1、ブロー法にはスリット状の高速気流の吐出孔の
中に、紡糸孔を一列に並べろ方法あるいはスリットを設
ける方法、及び礼状の高速気流の吐出孔の中に紡糸孔を
1個ないしFl、個設ける方法が′fuられているが、
本発明;こ対してはいずれの方法も使用することが出来
る。
本発明に使用するピッチは熔融紡糸及び不融化処理が可
能な高軟化点ピッチである。ピッチは等方性のものであ
っても良く、また光学U方性のものであっても良い。
多孔質のベルトとは全網製のベルト等の気体を通過させ
るが、ピッチ繊維は通過させないit IIのベルトを
意味する。
熔融紡糸したピッチ繊維は第1[司に示すように、多孔
質のベルト3のEに、該ベルトの背面から吸引口2によ
り吸引して軟せ、シート状の塩m集合体とする。
本発明の一つの実施態様としては、該ベルトの背面から
吸引する際に、第1図に示すように吸上を終了する箇所
の後端を、ベルトの進行方向に灯し、て↑1めにする方
法がある、この際:こ第;2図(ロ)に示すようにti
、純1こ−j5から他方へ向けて、吸引を終了する位置
を遅らせてtlめにすることも可能であり、この(1/
置の形を斜めの彫を二個組み合わせて第2図(イ)に示
すよ5にV字形とすることもでき、またこれを多Ft、
Hみ合わせて第3図に示すよらに鋸歯状の影とすること
ができる。
吸引する箇所の後端をベルトの一喘から他端に向か−1
で11めにすることしこより、ピッチ繊トWのシート状
集合体の幅を狭くすることが出来ろばかりでなく、シー
ト状集合体をベルトの片側に誘導し、要すれば集束する
ことが出来る。この場合集束し・たピッチ繊維を、その
まま・\ルトtこ載せて不融化処理装置に送ることも可
能であり、また転勤させながらベルトに対して斜めに引
き取り、弱い撚りを与えてボビンに巻き取り、あるいは
トップ状に巻き上げることも可能である。またケンスに
収容することも可能である。
吸引する箇所の後端を第3図に示すように鋸歯状とする
ことにより、ピッチ繊維のシート状集合体を並列的に複
数本に分91シて、その幅を縮小Vることが出来る。例
えば鋸歯状の形状を上流に向かって逆V字形1個とする
ことにより、ピッチ繊維のシート状集合体は、ベルトの
両側に2本に分れてトウ状に誘導することが出来る。
本発明の別の実施態様とL/では、第4図に示すベルト
の背面に設けた吸引箇所の、該ベル)C1)進行方向に
直交する方向の幅を、進行方向に向かって段階的に狭く
することにより、ピッチ繊維のシート状集合体の帳を縮
小し、ベルトの特定の67置に誘導する方法である。
吸引箇所の幅の縮小は第・1図(イ)のように1段階で
あっても良く 第4(j(ロ)のように多段階であって
も1速い。
吸引箇所の個の縮小は第5図のように、段階的に挾くす
る際に、侠くなった箇所を並クリ的に複数個設けろこと
により、シート秋集合体を複数本に分:】でその幅を縮
小し、誘導することが出来ろ。
この方法により該シート4klム合1本をローラーやガ
イド等の固体に接触させる1なく分別し、細く分J9い
トウにすることが出来る。
本発明のピッチ繊維のシート状老合体を111i集し、
該シート状集合体の幅を縮小するとともに、要ずれはシ
ート状集合体を分割する炭素繊維トウの製造方3ノミξ
こ便用する装置の一つの実施1様は、第1図及び第;3
図に承′イ゛ように、背面t、)ら吸引しつつシート状
集合体を移σするち孔質ベルト3 (D’M’面に、該
吸引を終了Cろ装置、1!itち吸引箇所の終了端が、
進行方向に対(5,てC4めになるような■形状の吸引
口2あるいはUA fJi汰になるような吸引口2をI
Qけ、該多孔質ベルト3の上面:こは該シート状集合体
が接触する1コーラ−や刀イト等の固体状導糸装置責を
二嶋けないものである。
合成繊維のトウの製造の場合には、(I々の固体状導糸
装@を設けてシート状繊維集合体からトウの製造が行わ
れているが、ピッチ繊維の場合にはこれらの固体状導糸
装置の使用は、繊維の損11Xが激しいため実ti的に
不可能である。
本発明のピッチ繊維のシー!・状集合体を捕集し、該シ
ート状集合体の幅を縮小するとともに、要すればシート
状集合体を分割する炭素繊維トウの製造に使用する位置
の他の実施態様は、−19面からl・伎引しつつ移送す
る多孔質ベルトのff面に、第〜1図段び第5図に示す
ように、該吸引箇所を該ベルトの進行方向に直交する方
向の幅を、進行方向:こχ、jして段階的に狭くした吸
引口2あるいはこのよ−)な進行方向に対して段「i々
的に3*〈シた箇所を並列的に複数個有する吸引口2を
設け、該多孔質ベルト3のに面には該シート状集合体が
接触するローラーやガイF等の固体状導糸装置を設けな
いものである。
本発明に於いて、多孔質ベルトの背面に設けた吸引箇所
の、ベルトの進1?方向に直交する方向の幅を、進行方
向に向かっC狭くする際に、該吸上箇所の幅が縮小する
区]81の、ベルトの進行方向に測った長さが、該吸引
箇所の幅の縮小が始まる曲の幅にχ1し、0.5倍〜2
01gであることが好ましい。
該ベルトの進行1ノ向に測った長さが小さすぎろ場合、
シート状集合体の幅を縮小するために大きな吸引風速を
必要とするようになり、また繊維に損傷をりえ易くなる
ため好ましくない、′、Eた該長さが大Δずぎる場合、
吸引に要する風漱が入きくなり、コストが」−4するの
で好ましくない。
本鑓明のピッチ繊維のシート状9−合体を捕集し・、該
シート状1合体の幀を縮小する装置ζこ於いて、移送用
の多孔質ベルト3とその背面に設けた吸引ダクト6との
間に、第6図に弘ずようにスベー4.f−板5を設け、
該スペーサー板5に上り該吸引「】の天り的な形状を変
化させ、該シート状集合体を誘導4“る位置、分割4る
本数を変化させることが可能である。このようなスペー
サーの使用で、製品銘柄毎に吸引口の形状を変更する事
なく炭素繊幕11トウを製造することが出来る。また炭
素繊維トウと炭素繊維不織布とを1n産する事が出来ろ
本発明の炭素繊維トウの製造に於いて、ピンチ繊維を多
孔質ベルトに吸引する空気速度は、1.5〜25m1s
ec好ましくは3〜12m/spcである。空気速度が
小さすぎる場合シート状繊維集合体ζこ乱れを生じ易く
、繊維を傷つけ易くなる。大きすぎる場合繊維が多孔質
ベルトの隙間に入り込み易くなり、シートの剥離が悲く
なる。また消費エネルギーが大きくなりコスト的に不利
になる。
本発明の炭宋繊碓ト♂7の製造に於いて、第7図に示す
ように多孔質ベルトの、L方にシート状繊維漿合体に接
触しないようI4:整流板を置くことが好ましい。シー
トの進行方向に対して上流側の整流板7はほぼピッチ繊
維が紡出されるスペースの端に合わせ、下流側の整流板
8はベルト背面への吸引[]にほぼ合わ!することか好
ましい。この整流板は気流によってシート状繊維集合体
が乱れることを防IF、シ、吸引口から離れる場所゛C
多孔質ベルトからシートが一線状に均一に剥離する効果
を有する。
これらの整流板は単なる平板であっても良く、また第7
図に示すように、ベルトに対向する部分を折り曲げたも
のであっても良い。また吸引口の形に近い人うに曲がっ
たものであっ7も良い。
〔作 用〕
本鑓明は多孔質ベルトのLに載せたピッチに% &II
のシート状集合体を、ローラーやガイド等の固体じ接触
させることなく、その幅を縮小させトウ状の「態に採取
する方法である。
多孔質ベルトの背面から吸引する気流は、その吸引を終
了する(h置てピッチ繊維のシート状集合体を多孔質ベ
ルトに拘束する力を失う。繊維のシート状集1)体に流
れ込む気流は、拘束する力を失った部分の繊維をベルト
から浮き上がらせ゛、繊維の移動をlF′、めようとす
る。この時に、吸引する箇所の後端を、繊維シートの進
行方向に対してtlめにするど、ベルト上の繊維は拘束
力を失−)でいない部分に向かって牽引され、その場所
に集束され、繊維集合体は幅を狭くし、分厚くなると推
定されS。
ベルトの進行方向に直交する方向に対して、このような
拘束力を失っていない部分が複数並んだ場合、繊維のシ
ート状集合体はその数に分割され、その場所に集束され
ると推定されろ。
I &1tシートを吸引する箇所の後端は、連続的に吸
引箇所の幅が狭くなる影である必要はなく、rり階的に
吸引箇所の幅が狭くなるfIとてあっても良い。
(実施例〕 次に、実施例により本発明を史に具体的に説明する。
実施例 −1,− 軟化点285°C1光学冗方性分率100%の石油系ピ
ッチを原料とIy、内径0.3mm外径Q、Gmmの原
料吐出用管状ノズルを内蔵する直径0.8mmの紡糸孔
を有する口金を用い、管状ノズルの周辺から加熱空気を
噴出させて、熔融ピッチを牽引して紡糸を行った。ピッ
チの吐出量、!23/80H・分、ピッチ)…度31O
℃、口金温度370℃、加熱空気の流量0.40kg/
分、加熱空気の温度370℃、加熱空気の圧力1.5k
g/cm2Gであった。
紡出された繊維を、捕集部分が20メツシユのステンレ
ス製金網で出来たベルトの背面から吸引して、ベルト」
二に捕集した。吸引口の形状を第2図〈口)の影とし、
シート状に堆積したピッチ繊維を集束してトウ状とした
。吸引口の幅は、縮小が始まる前で30cm、縮小が始
まる位置から吸引口の最1& Cmまでの、ベルトの進
行方向に測った長さは50cmであった。
得られたトウは常法により不融化処理し、さらに最高温
度1400℃で炭化処理し、約12万デニールの太さの
ものを得た。このトウは常法により紡績装置に掛けるこ
とが出来た。またこのトウを切断しチョップトストラン
ドとしたところ、ミスカット(通知繊維)は極めて少な
かった。
友λ−辻−ス 実施例1と同様の原i4ビ・・ノチ、紡糸機、紡糸条件
て紡出したピッチ繊維を、金網ベルトの背面に設けた吸
引口の形状を度えて、ベルト上に堆積させた。得られた
結果を第1表に示す。
第1表 吸引口の形状とトウの状態 kbti’2VA   l− 実施例Iに於いて吸引口の形状を、その吸引を終了する
1Ω置が繊維シートの移送方向に対して垂直になるよう
にして、シートのままて不融化処理し、炭化9!Sl′
I!シた後のガイドにより集束してトウに形成した。(
従来法) 得られたトウは毛羽が多く、また繊維の配向も良くない
ため、紡績装置に117 Cjたとこる糸の均整度が不
良であった・ このトウを切断してチョップトストランドとした。得I
)ねたものはミスカットが多く、微粉状のものを多く含
んでいた。
またシートを不融化処理前に集束した場合、トウの品質
は史に力っていた。
宋−ム1Eff%−−3 実施例1の紡糸Pi置のかわりに、幅:3 m rmの
スリットの中に直径0 、 l 5mmの紡糸孔を一列
に320個イIfする口金を用い、ピッチ繊維を製造し
た。ピッチの吐出@50g/分、ピッチ温度305℃、
加熱空気温度310°C1加〃!空気の圧力1.2kg
/rm2Gであった。
繊維の株数装置として実施例1と同様のvi置を用いた
ところ、同様に優れた炭素繊維トウが得られた。
実施例 4 実施例1の紡糸装置のかわりに、スパンボンド法の紡糸
8!を用いたところ、同様乞こ優れた炭素繊維トウが得
られた。
実施例 5 幅2.5n+mのスリットの中に紡糸孔4500個を有
する紡糸口金を用い、光学異方性ピッチの紡糸を行った
。繊維を採取する多孔質ベルトの背面に第3図に示すよ
うな鋸歯状の吸引口を設けたところ、その鋸歯状の先端
数9個に対応する9本のピッチ繊維束が得られた。
このピッチ繊維束は常法により不融化、炭化を行うこと
により、毛羽の少ない均整度の優れた炭素繊維トウが得
られた。
χ鷹」隼−9 実施例5と同じ原↑31ピッチ及び紡糸口金を用い、繊
維を採取する際に多孔質ベルトの背面に第5図に示すよ
うな2段階に幅が縮小する箇所を3箇所、平行に有する
吸引口を設けたところ、幅が縮小する箇所の数3個に対
応する3本のピッチ繊維束が得られた。
このピッチ繊維束は常法により不融化、炭化を行うこと
により、実施例5と同様に優れた炭素繊維トウが得られ
た。
〔本発明の効果〕
本発明はピッチ系炭t!:繊維の製造工程の中で、最も
強度が低い状態での取り扱いが必要な、熔融紡糸直後の
ピッチ繊維の取り扱いの際にローラーやガイドの様な、
固体状導糸装置に接触させずに繊維集合体の幅を縮小し
、トウ状とするので繊維にInをつけに<<、強度の低
下や切断長の不均整を生しることが少ない。従って、本
発明によって製造されろトウは炭素繊維の紡績糸、不織
布、チョンブトストラント、ミルドファイバー等の原料
として、品質の良いこれらの製品に加工できろ。
製品とするために切断しなければならないものについて
は、ピッチ1a紺の段階で切断すると、切断時のIj撃
で細かく破壊されることが多く、良質の製品は得られな
いが、本発明の一つによれは、より小さい束のトウに切
断なしに分割することが出来る。
本発明の炭素繊維トウは、比較的紡糸コストの低いピッ
チのメルトブロー法により、製造することが出来るとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の炭素繊維トつの製造装置を斜め上方か
ら見た略図である。第2図は吸引口の形状とシートから
トウが成形される状況を示す略図である。第3図は炭素
繊維トウな分割採取する装置をtlめ」二方から見た略
図である。第4図はベルトの進行方向に向か−)で段階
的に幅が狭くなる吸引口の例と、それによるトウの成形
状況を示す略図である。第5図はベルトの進行方向に向
かって段階的に幅が狭くなる箇所を多数並列的に設ける
ことにより、炭素繊維トウを分割し、集束して採取する
ための吸引口の例を示す略図′Cある。第6図は炭素繊
維トウの製造装置に於いてベルトと1.;に引目の間に
集中形8を変えろスペーサーを置いた状態を示す略図で
ある。第7図は炭素繊維トウの製Si装置に於いて気流
によってシー) 4−J: f! All ’L合体が
乱れることを防止する″tP、流板の配置状況を示す略
図である。 第1区 トウ製造装置斜視図 :紡糸機 :吸引口 :ベルト :トウ :スペーサー :吸引ダクト :上流側の整流板 二重流側の整流板 第2r2  吸引口形状とトウのriシ状況以」−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多孔質のベルトに載せたピッチ繊維のシート状集合
    体を、ベルトの背面から吸引しつつ移送する際に、該吸
    引箇所の該ベルトの進行方向に直交する方向の幅をベル
    ト上の一又はそれ以上の集合場所に向かって進行方向に
    連続的又は段階的に狭くすることにより、該シート状集
    合体をローラーやガイド等の固体に接触させる事なくそ
    の幅を縮小し、さらに後の工程に於いて不融化及び炭化
    を行うことを特徴とする炭素繊維トウの製造方法。 2、ピッチ繊維を多孔質ベルトに載せて移送する際に、
    該ベルトの背面から吸引する箇所の後端を鋸歯状とする
    か、又は吸引箇所のベルトの進行方向に直交する方向の
    幅を段階的に狭くする際に、ベルトの進行方向に狭くな
    っていく箇所を並列して複数個設けることにより、ピッ
    チ繊維のシート状集合体を複数本に分割し、その幅を縮
    小することを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維トウ
    の製造方法。 3、吸引箇所のベルトの進行方向に直交する方向の幅を
    、進行方向に向かって狭くする際に、該吸引箇所の幅が
    縮小する区間の、ベルトの進行方向に測つた長さが、該
    吸引箇所の幅の縮小が始まる前の幅に対し0.5倍〜2
    0倍であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の炭素繊維トウの製造方法。 4、熔融紡糸直後の空中に浮遊するピッチ繊維をシート
    状集合体として捕集し、背面から吸引しつつ移送する多
    孔質ベルトを有する炭素繊維トウの製造装置に於いて、
    該吸引箇所の該ベルトの進行方向に直交する方向の幅が
    、ベルト上の一又はそれ以上の集合場所に向かって進行
    方向に連続的又は段階的に狭くなるような吸引口を設け
    たこと、そして該多孔質ベルトの上面には該シート状集
    合体が接触するローラーやガイド等の固体状導糸装置を
    設けていないことを特徴とする炭素繊維トウの製造装置
    。 5、ピッチ繊維のシート状集合体を捕集し、該シート状
    集合体の幅を縮小する装置に於いて、背面から吸引しつ
    つ移送する多孔質ベルトの背面に、該吸引する箇所の後
    端を鋸歯状とするか、又は該吸引する箇所の該ベルトの
    進行方向に直交する方向の幅を進行方向に段階的に狭く
    した箇所を並列的に複数個設けることにより、該シート
    状集合体を分割する刃物を設けずに複数本に分割してそ
    の幅を縮小することを特徴とする請求項4に記載の炭素
    繊維トウの製造装置。 6、ピッチ繊維のシート状集合体を捕集し、該シート状
    集合体の幅を縮小する装置に於いて、移送用の多孔質ベ
    ルトとその背面に設けた吸引口の間にスペーサー板を設
    け、該スペーサー板により該吸引口の実費的な形状を変
    化させ、該シート状集合体を誘導する位置、分割する本
    数を変化させることを可能とした請求項4又は5に記載
    の炭素繊維トウの製造装置。
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