JPH02131932A - 金属箔複合材料 - Google Patents

金属箔複合材料

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JPH02131932A
JPH02131932A JP28620488A JP28620488A JPH02131932A JP H02131932 A JPH02131932 A JP H02131932A JP 28620488 A JP28620488 A JP 28620488A JP 28620488 A JP28620488 A JP 28620488A JP H02131932 A JPH02131932 A JP H02131932A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、食料品の包装材料や食料品の調理用包材とし
て好適に使用しろる金属箔複合材料に関するものである
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、アルミニウム箔等の金属箔は種々の用途に用いられ
ている。中でも、アルミニウム箔は、食料品の包装材料
として好適に使用されている。 しかし、このアルミニウム箔は単に食料品を包装するた
めにのみ用いられているものであり、積極的に包装され
る食料品の腐敗を防止しようというものではない。 そこで、本発明はアルミニウム箔等の金属箔の表面に、
ある特定の物質を塗布することにより、この物質の作用
によって、包装される食料品の腐敗を積極的に防止しよ
うというものである。
【課題を解決するための手段及び作用】即ち、本発明は
放射性鉱物の粉末及び/又は銀鉱物粉末及び/又は酸化
亜鉛粉末と塗料成分とからなる抗菌性塗料を、金属箔に
塗布することにより、金属箔表面に塗膜を設けたことを
特徴とする金属箔複合材料に関するものである。 本発明において放射性鉱物としては、例えばフエルグソ
ン石.褐廉石.モナズ石等が用いられる。 これらは天然に産するものであり、例えば愛媛県波方地
方,福島県飯坂地方.長野県山口地方.京都府大呂地方
,福島県阿武隅地方,福島県石川地方.岐阜県苗木地方
,福岡県小峠地方.オーストラリア,インド,マレーシ
ア等で産出するものである。これらの放射性鉱物の組成
は、酸化ラジウム,酸化トリウム.酸化ニオビュム,酸
化タンタル.酸化イットリウム.酸化セリウム.珪酸,
酸化鉄,酸化アルミニウム,酸化チタニウム,酸化カル
シウム,酸化マンガン,酸化マグネシウム.酸化マンガ
ン,酸化エルビウム等よりなるものである。この組成中
の酸化トリウム等から放射線が照射される。従って、放
射性鉱物としては特に酸化トリウム0.05〜2.0重
量%を含有するものを用いるのが好ましい。酸化トリウ
ムが2.0重量%を超えると、照射される放射線の量が
多くなり、本発明に係る抗菌性塗料の製造現場の労働環
境が悪くなる傾向が生じる。また、酸化トリウムが0.
 05重量%未満であると、照射される放射線の量が少
なくなりすぎて、抗菌性が低下する傾向となる。 なお、放射性鉱物の粉末の粒径は細かいほど好ましく、
一般的には0.5μ〜3μ程度がよい。 本発明において銀鉱物としては、例えばキギン鉱,カク
ギン鉱,シルバニア鉱.ミアジル鉱.ペッツ鉱.アンギ
ン鉱,ハリギン鉱.ノルコウギン鉱,タンコウギン鉱,
ボリバス鉱等が用いられる。 また、前記の鉱物よりも銀の含有量の少ないものであっ
ても使用しうる。即ち、銀鉱物の銀の含有量が0.00
5重量%以上であれば本発明において使用しうるちので
ある。銀と他の物とを接触させることにより、その物に
対して抗菌効果が得られることは知られているが、銀鉱
物中の銀の含有量が0. 005重量%未溝になると、
銀の抗菌効果が低下する傾向となる。なお、銀鉱物粉末
の粒径も細かいほど好ましく、一般的には0.5μ〜3
μ程度がよい。 本発明において用いられる酸化亜鉛は、いわゆる亜鉛華
又は亜鉛白と呼ばれているものである。 これは、抗菌性を持ち、医薬品や化粧品の増量剤として
も用いられている。酸化亜鉛の粒径も細かいほど好まし
く、一般的には0.5μ〜3μ程度がよい。 本発明においては、上記の放射性鉱物の粉末及び/又は
恨鉱吻粉末及び/又は酸化亜鉛と従来公知の塗料成分と
を混合して、抗菌性塗料を得る。 また、放射性鉱物の粉末と銀鉱物粉末と無機酸化物粉末
との混合物を焼成してなるセラミックス粉末と塗料成分
とを混合して、抗菌性塗料を得てもよい。 セラミックス粉末を得る際に用いる無機酸化物粉末どし
ては、二酸化珪素,酸化アルミニウム,酸化鉄(■).
酸化カルシウム.酸化マグネシウム,酸化ナトリウム,
酸化カリウム,酸化チタン(■),三酸化二ホウ素等の
粉末が挙げられる。 また、この無機酸化物粉末として酸化亜鉛を用いてもよ
い。この無機酸化物粉末の粒径も細かいほど好ましく、
一般的には1〜10μ程度がよい。 セラミックス粉末を得る際における、放射性鉱物の粉末
と銀鉱物粉末と無機酸化物粉末との配合割合は、以下の
とおりであるのが好ましい。即ち、無機酸化物粉末10
0重量部に対して、放射性鉱物の粉末5〜100重量部
程度、銀鉱物粉末5〜100重量部程度が好ましい。放
射性鉱物の粉末等が5重量部未満になると、照射される
放射線の量が少なくなる等によって抗菌効果が低下する
傾向となる。また、放射性鉱物の粉末等の量が100重
量部を超えると、連結剤である無機酸化物粉末の量が相
対的に低下し、セラミックス粉末が得られにくくなる傾
向が生じる。 本発明に用いる抗菌性塗料は、放射性鉱物の粉末,銀鉱
物粉末,酸化亜鉛粉末或いはセラミックス粉末が単独又
は混合状態で含有されてなるものである。放射性鉱物の
粉末,銀鉱物粉末又はセラミックス粉末の含有量は、抗
菌性塗料中に1〜50重量%程度であるのが好ましい。 放射性鉱物の粉末等の含有量が1重量%未満であると、
照射される放射線の量等が少なくなる傾向が生じる。ま
た、放射性鉱物の粉末等の含有量が50重量%を超える
と、得られた塗膜の引張強度が低下する傾向となる。酸
化亜鉛の含有量は、抗菌性塗料中に5〜70重量%程度
であるのが好ましい。酸化亜鉛の含有量が5重量%未満
であると、抗菌性が低下する傾向となる。また、酸化亜
鉛の含有量が70重量%を超えると、得られた塗膜の引
張強度が低下する傾向となる。 本発明に用いる抗菌性塗料を得るためには、従来公知の
塗料成分と、放射性鉱物の粉末及び/又は恨鉱吻粉末及
び/又は酸化亜鉛粉末と、を混合すればよい。従来公知
の塗料成分は、一般的に使用されている塗料を用いれば
よく、樹脂成分又は樹脂成分と有機溶剤等とよりなるも
のを使用すればよい。具体的には、ボイル油.カタ練り
ペイント,調合ペイント,フェス,エナメル等の油性塗
料、ラッカー、揮発性ワニス、水性塗料、尿素樹脂塗料
、メラミン樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、アルキッド
樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ビニル樹脂塗料、エ
ボキシ樹脂塗料、エトキシシラン等の無機系エトキシ塗
料等を用いることができる。 また、本発明において塗料成分として、アルコール系有
機溶剤中に水及び一般式(1)で表されるアルコキシシ
ランを溶解させたものを用いることも好ましい。 一般式(I); (式中、Rは炭化水素基又はアルコキシ(炭素数1〜3
)炭化水素基であって、炭化水素基の炭素数は1〜6で
ある。また、nはO〜12である。)この塗料成分を用
いれば、得られた塗膜は耐熱・耐蝕性を示す。従って、
この塗料成分を用いて得られた本発明に係る金属箔複合
材料は、食料品の包装材料としてのみならず、電子レン
ジ等で食料品を加熱調理する際の調理用包材としても使
用することができる。 この場合に用いるアルコール系有機溶剤としては、エタ
ノール,イソプロパノール,エチルセロソルブ等が単独
で又は混合して用いられる。 この場合に用いるアルコキシシランは、ケイ酸のアルキ
ルエステル誘導体である。具体的な製造方法としては、
例えば1モルの四塩化ケイ素と4モルのアルカノール又
はアルコキシアルカノールとを反応させてテトラアルコ
キシシランを得る方法である。このテトラアルコキシシ
ランをそのまま用いてもよいが、シラン濃度を上げるた
め部分加水分解して、テトラアルコキシシランを重合し
2〜12量体のアルコキシシランを得、それを用いても
よい。また、種々の重合度のアルコキシシランを混合し
て用いてもよく、好通な重合度は3〜6である。 アルコキシシランの具体例としては、炭化水素基の炭素
数が2のエトキシシラン.炭素数3のプロポキシシラン
.炭素数4のブトキシシランが用いられる。また、アル
コキシ炭化水素基においてアルコキシとしてメトキシを
用い且つ炭化水素基の炭素数が2の2−メトキシエトキ
シシランが用いられる。この中でも特にエトキシシラン
を用いるのが最も好ましい。これは、炭化水素基の炭素
数が少ないほど加水分解速度が速いためである。また、
炭素数が1のメトキシシランは毒性があるため、取り扱
いの点で若干問題がある。エトキシシランは、無色又は
微黄色の透明の液体である。比重は重合度が増すに従っ
て大きくなり、0.9〜1.3程度の範囲の値である。 粘度も重合度が増すに従って大きくなり、0.6cps
〜15.Ocps程度の範囲の値である。 この場合に用いる水は、アルコキシシランを加水分解さ
せるためのものである。アルコキシシランが加水分解す
ると、樹脂状の二酸化珪素を生成する。アルコキシシラ
ンと水とは互いに溶解しないので、両者を直接混合する
と、水濃度が局部的に高くなり、部分的にゲル化(二酸
化珪素の生成)が進行し、安定な抗菌性塗料が得られに
くくなる。従って、水とアルコキシシランとに可溶なア
ルコール系有機溶剤に、両者を溶解させ均一に混合する
ことにより、安定な抗菌性塗料が得られのである。 アルコール7F. 有MA 溶剤中にアルコキシシラン
と水とを溶解させた抗菌性塗料を塗布する際、加水分解
反応を促進させるために触媒を溶剤中に添加するのが好
ましい。触媒を用いなければ、加水分解反応が極めて緩
慢となるからである。触媒としては、各種の酸又は塩基
が用いられるが、一般的には酸、特に塩酸を用いるのが
好ましい。 また、塗料成分として、有機溶剤中に下記一般式(n)
で表されるアルキルチタネートを溶解させたものを用い
ることも好ましい。 島 (式中、Rは炭素数1〜22の炭化水素基を表す。)こ
の塗料成分を用いれば、得られた塗膜は耐熱・耐蝕性を
示す。従って、この塗料成分を用いて得られた本発明に
係る金属7I!f複合材料は、食料品の包装材料として
のみならず、電子レンジ等で食料品を加熱調理する際の
調理用包材としても使用することができる。 この場合に用いるアルキルナタネートとしては、テトラ
ブ口ビルチタネートテトラブチルチタネート,テトラス
テアリルチタネート等が用いられる。また、有機溶剤と
しては、エタノール,ヘキサン,ベンゼン,四塩化炭素
等が用いられる。 以上に述べた塗料成分と、放射性鉱物の粉末及び/又は
銀鉱物粉末及び/又は酸化亜鉛粉末と、を混合して抗菌
性塗料を得、これを金属箔の表面に塗布し、金属箔に塗
膜を設けることにより、本発明に係る金属箔複合材料を
得ることができる。 この塗膜は、塗料成分の種類によって種々のものが得ら
れ、例えば上記のアルコキシシランを主成分とする塗料
成分を用いれば、二酸化珪素膜が得られ、上記のアルキ
ルチタネートを主成分とする塗料成分を用いれば、酸化
チタン膜が得られる。
【実施例】
実施例1 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た。 エボキシ樹脂塗料       100重量部フェルグ
ソン石(粒径3μ)30重量部この抗菌性塗料をアルミ
ニウム箔の表面に塗布し、220゜Cで60分間焼付し
、アルミニウム箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属箔複合
材料を得た。 この金属箔複合材料の塗膜面を内側にして、牛肉200
gを包み、それを5゜Cに保ったまま放置した。4日経
過後において牛肉には全く変化が見られず、10日経過
後において若干変色が見られたが食用に供することはで
きた。 比較のため、エボキシ樹脂塗料のみでアルミニウム箔表
面に塗膜を設け、その塗膜面を内側にして牛肉200g
を包み、5゜Cに保ったまま放置した。 4日経過後において173程度変色しており、10日経
i!5後においては完全に腐敗していた。 この結果より明らかなように、抗菌性塗料を塗布するこ
とにより得られた金属箔複合材料は、牛肉中の菌の生長
を抑制し、又は菌を殺滅して牛肉の腐敗を防止しうるち
のであることが判る。 実施例2 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た.ポリエ
ステル樹脂塗料     lOO重量部ハリギン鉱(粒
径2μ)20重量部 この抗菌性塗料をアルミニウム箔表面に塗布し常温で放
置して、アルミニウム箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属
箔複合材料を得た。 この金属箔複合材料の塗膜面を内側にして、しゃぶしゃ
ぶ用の牛肉を包み、それを常温で放置した。1日経過後
において牛肉には全く変化が見られなかった。 比較のため、ポリエステル樹脂塗料のみでアルミニウム
箔表面に塗膜を設け、その塗膜面を内側にして、しゃぶ
しゃぶ用の牛肉を包み、常温で放置した。1日経過後に
おいて牛肉はほぼ全体に亙って変色しており、腐敗が進
んでいた。 実施例3 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た。 ニトロセルロースラッカー   100重量部モナズ石
(粒径3μ)20重量部 キギン鉱(粒径2μ)       20重量部この抗
菌性塗料をアルミニウム笛表面に塗布し常温で放置して
、アルミニウム箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属箔復合
材料を得た。 この金属箔複合材料の塗膜面を内側にして、マグロの切
身を包み、それを常温で放置した.3時間経過後におい
て切身には殆ど変化が見られなかった。 比較のため、ニトロセルロースラッカーのみでアルミニ
ウム箔表面に塗膜を設け、その塗膜面を内側にしてマグ
ロの切身を包み、常温で放置した.3時間経過後におい
て切身はほぼ全体に亙って変色していた。 実施例4 まず、下記の組成及び配合からなる組成物を準備した。 無機酸化物(粒径2μ)100重量部 褐廉石(粒径5μ)40重量部 ハリギン鉱(粒径5μ)20重量部 なお、前記の無機酸化物は二酸化珪素(シリカ)及び酸
化アルミニウム(アルミナ)を主体とするものである。 この組成物を約1000゜Cで2日間焼成して、セラミ
ノクスを得、これを粉砕して粒径2μのセうミックス粉
末を得た。 このセラミックス粉末を用いて、下記の組成及び配合よ
りなる抗菌性塗料を得た. 常温硬化型尿素樹脂塗料    100重量部セラミッ
クス粉末(粒径2μ)50重量部この抗菌性塗料をアル
ミニウム箔表面に塗布し常温で放置して、アルミニウム
箔表面に抗菌性の塗膜を得た。 この金属箔複合材料の塗膜面を内側にして、マグロの切
身を包み、それを常温で放置した。3時間経過後におい
て切身には殆ど変化が見られなかった。 比較のため、常温硬化型尿素樹脂塗料のみでアルミニウ
ム箔表面に塗膜を設け、その塗膜面を内側にして、マグ
ロの切身を包み、常温で放置した。 3時間経過後において切身はほぼ全体に亙って変色して
いた。 実施例5 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た.エトキ
シシラン(平均5量体)100重量部?タノール   
        50重量部水           
     10重量部塩酸(IN)         
   1重量部酸化亜鉛(粒径lμ)75重世部 ここで、エトキシシラン(平均5量体)は、重合度の平
均が5のものである。これは、エトキシシラン(平均5
量体)の総重量に対して、SiO■の重量が約40重量
%であった。 この抗菌性塗料をアルミニウム箔表面に塗布し常温で放
置して、アルミニウム箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属
箔複合材料を得た。 これを用いて実施例2と同様の試験をしたところ、抗閉
効果を奏することが判った。 また、この金属箔複合材料を用い、その塗膜面を内側と
してしゃぶしゃぶ用肉を包んだまま、少量の水を加え加
熱調理したところ、良好に調理することができた。 実施例6 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た.テトラ
ブチルチタネート10重量部 エタノール           500重量部ハリギ
ン鉱(粒径2μ)      1重量部酸化亜鉛(粒径
lμ)      3重量部この抗菌性塗料をアルミニ
ウム箔表面に、相対湿度約50%の条件下で塗布した。 その後、雰囲気温度200゜Cに設定した乾燥機中に導
入し、テトラプチルチタネートを乾燥させ、アルミニウ
ム箔表面に酸化チタン膜よりなる塗膜を生成させ、金属
箔複合材料を得た。 これを用いて実施例2と同様の試験をしたところ、抗菌
効果を奏することが判った。 また、この金属箔複合材料を用い、その塗膜面を内側と
してしゃぶしゃぶ用肉を包んだまま、少量の水を加え加
熱調理したところ、良好に調理することができた。 実施例7 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た。 ニトロセルロースラッカー   ioom量部モナズ石
(粒径3μ)15重量部 酸化亜鉛(粒径1μ)35重量部 この抗歯性塗料をアルミニウム箔表面に塗布し常温で放
置して、アルミニウム箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属
箔複合材料を得た。 これを用いて実施例3と同様の試験をしたところ、抗菌
効果を奏することが判った。 実施例8 下記の組成及び配合よりなる抗菌性塗料を得た。 ニトロセルロースラッカー   100重1部モナズ石
(粒径3μ)IO重量部 キギン鉱(粒径2μ)10重量部 酸化亜鉛(粒径lμ)20重量部 この抗菌性塗料をアルミニウム箔表面に塗布し常温で放
置して、アルミニウム箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属
7f3複合材料を得た。 これを用いて実施例3と同様の試験をしたところ、抗菌
効果を奏することが判った。 実施例9 まず、下記の刊成及び配合からなる組成物を準備した。 無機酸化物(粒径2μ)100重量部 褐廉石(粒径5μ)40重量部 ハリギン絋(粒径5μ)20重量部 なお、前記の無機酸化物は二酸化珪素(シリカ),酸化
アルミニウム(アルミナ)及び酸化亜鉛(亜鉛華)を主
体とするものである.この組成物を約iooo゜Cで2
日間焼成して、セラミノクスを得、これを粉砕して粒径
2μのセラミックス粉末を得た。 このセラミックス粉末を用いて下記の組成及び配合より
なる抗菌性塗料を得た。 常温硬化型尿素樹脂塗料    lOO重量部セラミッ
クス粉末(粒径2μ)50重量部この抗菌性塗料をアル
ミニウム箔表面に塗布し常温で放置して、アルミニウム
箔表面に抗菌性の塗膜を得、金属箔複合材料を得た。 これを用いて実施例4と同様の試験をしたところ、抗菌
効果を奏することが判った。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る金属箔複合{オ料は
、金属箔の表面に塗膜が設けられており、その塗膜中に
放射性鉱物の粉末及び/又は銀鉱物粉末及び/又は酸化
亜鉛粉末、或いは放射性12.物の粉末と銀鉱物粉末と
無機酸化物粉末との混合物から得られるセラミックス粉
末が含有されている。 従って、その塗膜面を内側として食料品を包装すると、
塗膜中の放射性鉱物より食料品に放射線が照射されたり
又は銀鉱物粉末や酸化亜鉛粉末が食料品と接触する。依
って、食料品中の菌の生長が抑制され又は菌が殺滅され
るので、食料品の腐敗を防止しうるという効果を奏する
。 また、請求項(10)又は(11)記載の塗料成分を用
いて、金属箔複合材料を得ると、塗膜が耐熱・耐蝕性で
あるため、食料品の腐敗を防止すると共に包装したまま
で加熱調理しうるという効果をも奏する。 なお、以上主に本発明に係る金属箔複合材料が飲食品の
包装材料等に用いられる場合を中心として説明したが、
その他の用途にも用いうることは勿論である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属箔に、放射性鉱物の粉末と塗料成分とからな
    る抗菌性塗料を塗布することにより、塗膜を設けたこと
    を特徴とする金属箔複合材料。
  2. (2)金属箔に、銀鉱物粉末と塗料成分とからなる抗菌
    性塗料を塗布することにより、塗膜を設けたことを特徴
    とする金属箔複合材料。
  3. (3)金属箔に、酸化亜鉛粉末と塗料成分とからなる抗
    菌性塗料を塗布することにより、塗膜を設けたことを特
    徴とする金属箔複合材料。
  4. (4)金属箔に、放射性鉱物の粉末と銀鉱物粉末と塗料
    成分とからなる抗菌性塗料を塗布することにより、塗膜
    を設けたことを特徴とする金属箔複合材料。
  5. (5)金属箔に、放射性鉱物の粉末と酸化亜鉛粉末と塗
    料成分とからなる抗菌性塗料を塗布することにより、塗
    膜を設けたことを特徴とする金属箔複合材料。
  6. (6)金属箔に、銀鉱物粉末と酸化亜鉛粉末と塗料成分
    とからなる抗菌性塗料を塗布することにより、塗膜を設
    けたことを特徴とする金属箔複合材料。
  7. (7)金属箔に、放射性鉱物の粉末と銀鉱物粉末と酸化
    亜鉛粉末と塗料成分とからなる抗菌性塗料を塗布するこ
    とにより、塗膜を設けたことを特徴とする金属箔複合材
    料。
  8. (8)金属箔に、放射性鉱物の粉末と銀鉱物粉末と無機
    酸化物粉末との混合物を焼成して得られるセラミックス
    粉末及び塗料成分からなる抗菌性塗料を塗布することに
    より、塗膜を設けたことを特徴とする金属箔複合材料。
  9. (9)放射性鉱物として、酸化トリウム0.05〜2.
    0重量%含有するものを用いる請求項(1)、(4)、
    (5)、(7)又は(8)記載の金属箔複合材料。
  10. (10)塗料成分として、アルコール系有機溶剤中に水
    及び一般式( I )で表されるアルコキシシランを溶解
    させたものを用いる請求項(1)〜(9)記載の金属箔
    複合材料。 一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭化水素基又はアルコキシ(炭素数1〜3
    )炭化水素基であって、炭化水素基の炭素数は1〜6で
    ある。また、nは0〜12である。)
  11. (11)塗料成分として、有機溶剤中に下記一般式(I
    I)で表されるアルキルチタネートを溶解させたものを
    用いる請求項(1)〜(9)記載の金属箔複合材料。 一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは炭素数1〜22の炭化水素基を表す。)
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1403192A1 (en) * 2002-09-26 2004-03-31 Comital Cofresco S.p.A. Sheet-shaped metallic material for foodstuff packing
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