JPH02129369A - 導電性ホウ素−炭素膜 - Google Patents

導電性ホウ素−炭素膜

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JPH02129369A
JPH02129369A JP28269688A JP28269688A JPH02129369A JP H02129369 A JPH02129369 A JP H02129369A JP 28269688 A JP28269688 A JP 28269688A JP 28269688 A JP28269688 A JP 28269688A JP H02129369 A JPH02129369 A JP H02129369A
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JP
Japan
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boron
film
carbon film
carbon
gas
Prior art date
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Application number
JP28269688A
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English (en)
Inventor
Shinzo Morita
慎三 森田
Shuzo Hattori
服部 秀三
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Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、導電性ホウ素−炭素膜とその応用に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、基板温度を
低下させ、しかも成膜速度を高めることのできるプラズ
マCVDにより成膜させてなる導電性ホウ素−炭素膜に
関するものである。
(従来の技術) 従来より、CVD法によってベンゼン (CH)と三塩化ホウ素(BC,Q3)との混合ガスか
ら導電性のポウ索−炭素膜(B−C膜)を形成すること
が知られている。
このようなホウ素−炭素[(B−CM)は、グラファイ
トと同様な層状構造からなり、104S/■程度の高導
電率を有している。このため、電子線またはイオンビー
ムによるマスクパターン加工時に帯電を減少させるX線
マスク材料として使用可能であり、またi細なパターン
形成にも有利な材料として注目されているものである。
さらには、ホウ素−炭素膜、すなわちB−C膜は、耐腐
食性、耐候性等の優れた特性をも有しており、電池電極
、電界応答性ゲル制御用電極、絶縁支持の電界分配膜な
どの幅広い分野への応用が期待されているものでもある
従来のCVD法により形成するB−C膜は、基板温度8
00°C以上で、 2F3(1+CH→2BC3+6HC1で示される反応
を生成させることにより、BC3の原子組成比からなる
薄膜として得られたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなCVD法によるB−C膜の形
成においては、上記したように、基板温度が800℃以
上と一般的にかなり高い温度を必要とするため、装置や
基板等について様々な制約がともなっていた。たとえば
、基板の形状、材質が限定されるという実用上の障害が
あった。
このため、CVD法によるB−C膜の形成は、実用的に
は利用が限られるのが実状であった。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来のCVD法における欠点を解消し、基板温度
を低下させ、しかも成膜速度を高めることのできるプラ
ズマCVD法による導電性B−C膜の新しい形成法を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するために、反応ガスの
ベンゼン類と三塩化ホウ素を、プラズマCVDにより反
応成膜させてなることを特徴とする導電性ホウ素−炭素
膜を提供するものである。
この発明においては、ベンゼン類としてベンゼンまたは
その低級炭素基置換体を用いることができる。また、三
塩化ホウ素(BC,Q3)ガスを不活性ガス、たとえば
、アルゴン(Ar)ガスにより希釈することができる。
さらにまた、こ発明では、三塩化ホウ素(BcJ3)と
ベンゼン類との流量比を変化させることにより、形成す
るB−CWAの導電率を所定のらのに制御することも可
能である。
さらに、この発明は、上記のB−cgからなる、電子線
またはイオンビーム加工時の帯電を減少させるX線マス
ク基板、可視光に対して透明なりCNW!どの多層膜、
電極または電極補強材、そして、耐候性を有する絶縁支
持電界分配膜をも提供することができる。
(作 用) この発明においては、プラズマCVDにより成膜するた
め、従来のCVD法による場合よりも基板温度を低くす
ることができる。このため、従来は避けられなかった基
板の形状、材質等の制約、さらには装置等への制約も解
消する。
また、成膜速度も向上させることができ、高効率のB−
CJI!の成膜が可能となる。
(実施例) 実施例を示して、この発明についてさらに詳しく説明す
る。
モリブデン蒸着ボードを配備した容量結合型アフターグ
ロー反応槽を用いて1、キャリアガスとしてArガスを
導入し、放電周波数13.56 MHzのRF電源によ
り放電電圧を印加してグロー放電を発生させた。このグ
ロー領域に反応ガスであるAr90%希釈B Cj 3
およびCe Heの混合ガスを導入してプラズマCVD
法によって、モリブデンヒータ上に配置したシリコンウ
ェハ上に成膜した。基板温度は、蒸着電流を変化させて
制御した。 成膜条件は、次の通りとした。
放電周波数: 13.56 MHz (RF電源)放電
型カニ15〜30W 流量比(BC,03/C6He ): 2〜6ガス圧カ
ニ 0,1〜2.0 Torr基板温度=500〜80
0℃ 基板上に形成した膜の導電率をvan der Pau
w法により測定した。
導電率は、103〜104S/aI+の高い導電性を示
した。また、成膜速度は、約200〜1000A/’h
rであった。従来のCVD法に比べてはるかにその速度
は向上していた。
添付した第1図は、流量比BC,l13/C6H6−6
、放電電力30W、ガス圧力0.i5 Torr 、基
板温度750″Cにおいて成、lEHしたB−C膜のE
SCAスペクトル図である。
この第1図からも明らかなように、上記の成膜条件で形
成したR−C膜はカーボンリッチの膜になっている。ま
た、このB−C膜の導電性をvan der Pauv
法により測定したところ、103S/lオーダーを示し
た。
以上より、このB−C膜はグラファイトライク膜になっ
ていることが確認された。このときの成膜速度は、30
0A/hrであった。
このように、プラズマCVD法によって基板温度が80
0°C以下においても高導電性を有するB−c11!を
成膜することができ、しかもその成膜速度は従来のCV
D法よりもはるかに向上することが確認された。
もちろん以上の例によって、この発明は限定されるもの
ではない、操作条件、装置等について様々な態様が可能
であることはいうまでもない。
(発明の効果) 以上詳しく説明した通り、この発明によって、高導電性
を有するB−C膜を低温化プロセスにおいて製造するこ
とができる。基板の形状、材質によらず、基板表面にB
−C膜を高効率でコーティングすることができる。
成膜速度の向上により成膜効率は従来のCVD法に比べ
てより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によるB−C膜の一例のESCAス
ペクトルを示したスペクトル図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反応ガスのベンゼン類と三塩化ホウ素をプラズマ
    CVDにより反応成膜させてなることを特徴とする導電
    性ホウ素−炭素膜。
  2. (2)三塩化ホウ素ガスをアルゴンガス希釈して反応さ
    せてなる請求項(1)記載のホウ素−炭素膜。
  3. (3)電子線またはイオンビーム加工時の帯電を減少さ
    せる請求項(1)記載のホウ素−炭素膜からなるX線マ
    スク基板。
  4. (4)可視光に対して透明なRCN膜と請求項(1)記
    載のホウ素−炭素膜とを多層構造とし、BCN膜をマス
    ク位置合わせ用基板部とする多層膜。
  5. (5)請求項(1)記載のホウ素−炭素膜からなる導電
    性電極または電極補強材。
  6. (6)請求項(1)記載のホウ素−炭素膜からなる耐候
    性の絶縁支持電界分配膜。
JP28269688A 1988-11-09 1988-11-09 導電性ホウ素−炭素膜 Pending JPH02129369A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180069705A (ko) * 2016-12-15 2018-06-25 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 성막 방법, 붕소 막 및 성막 장치

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