JPH0212820Y2 - - Google Patents

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JPH0212820Y2
JPH0212820Y2 JP1985200656U JP20065685U JPH0212820Y2 JP H0212820 Y2 JPH0212820 Y2 JP H0212820Y2 JP 1985200656 U JP1985200656 U JP 1985200656U JP 20065685 U JP20065685 U JP 20065685U JP H0212820 Y2 JPH0212820 Y2 JP H0212820Y2
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JP
Japan
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shaft
short pipe
brush cutter
blade
work
Prior art date
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JP1985200656U
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JPS62125417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、回転する刃とエンジン部とシヤフト
から構成される刈払機の改良に関する。
【従来の技術】
従来の刈払機のシヤフトは、安全性、低騒音の
要請から、相応の肉厚のパイプを使用している。 市販刈払機のシヤフトの肉厚は2〜3mmで比較
的厚く全重量は6〜9Kg位である。 なお、シヤフトの保護・補強を目的とたものに
は実開昭59−95835号、また実開昭54−11837号も
開示されている。
【考案が解決しようとする問題点】
従来の刈払機は、安全性等の要請から、相当の
強度を要する素材を用いて製造されているが、次
のような問題点があつた。 強度を持たせるためにシヤフトの部品が相当
な肉厚と重量があるのでその軽量化が要請され
る。 刈払機の重量は9Kgにもなり、作業は重労働
となるので快適な作業ができるような何等かの
対策が要請される。 刈払機は、いわゆる振動工具であり、白ロウ
病防止上、振動を3G以下に抑えることが規制
されている。 ところが、製品が新品であるうちは振動は少
なく規制内であるが、使用している間にシヤフ
トが微妙に湾曲したりするためにいつの間にか
振動が増大することがある。 刈払機を用いて行なう作業には、自然環境に
より〓つる切り〓などの作業が伴うが、横に這
うように繁茂しているつるを切るには、地面に
対して水平に回転している刈刃を垂直に直して
切らなければならず、刃先が地面に接触して配
損する危険が大きいため、カマを取り出して別
作業としてつる切り作業をしていた。 作業中に刈刃方向に手などを近づけすぎて飛
散する切断片などで負傷する危険性があつた。 また、前記実開昭59−95835号の構成では、ア
ウターパイプの湾曲しやすい部分である首部を補
強することはできず、実開昭54−11837号の構成
では、ビニール筒の一端の断面が垂直であるため
操作杆とビニール筒の一端が接する部分に振動が
集中しやすく操作杆の保護には不充分であり、ビ
ニール筒や操作杆の湾曲も発見のための基準とな
るものが設けられていないので視認しにくいため
早期発見がむずかしくまた、つる切りのための構
成もなされていない。 本考案に係る刈払機は、前記のような要請に応
じた、軽量化しながらかつ安全性を高め、シヤフ
トの湾曲を防止するとともに万一湾曲した場合に
も早期に湾曲が確認できるものであり、さらに鋸
刃を設けて〓つる切り〓もできるなど、作業の安
全性、簡易化、快適性の向上を目的とするもので
ある。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、前述したような課題を解決した刈払
機を提供するものであり、シヤフト全体を軽量化
することにより生ずる支障を実験的に検討するこ
となどから達成された。 つまり、シヤフトを軽合金の1.0mm〜1.3mmの肉
薄にすることにより軽量化した場合の刈払機は、
強度上の要請に応ずることができず、長時間の使
用中にはシヤフトが湾曲したり、首部で折れ曲が
つたりする。 しかしこの実験では、シヤフトの湾曲・折曲個
所は首部から40cm以内にほぼ限定されていること
が判つた。そしてこの傾向は、使用者の技量に因
るものではなく力学上の荷重、切断片の飛散や障
害物との接触など作業の性質上一致して出てくる
構造上の事実であることが判つた。 本考案は、回転刃とエンジン部とシヤフトから
構成される刈払機において、厚さを1.0mm〜1.3mm
の肉薄にして軽量化した軽合金製で中空のシヤフ
トの首側少なくとも30cm位迄前記シヤフトと同じ
肉薄軽合金製の短パイプを嵌合したことを基本と
した刈払機であり、前記短パイプは、エンジン部
方向の端部を応力分散のためにテーパー状とし、
かつテーパー状端面或いはテーパー状端面から外
表面の端部付近にかけて、身体を接近させないよ
うに危険表示のための発光塗料を塗布し、また外
表の上部長手方向につる切り用の鋸刃を形成する
とともに曲がり確認線を設け、前記シヤフトには
前記短パイプの曲がり確認線から一直線に連続す
る基準線を設けてシヤフトの湾曲の早期発見を確
実にしたことを特徴とする刈払機である。 本考案では、刈払機作業中の快適性を高めるた
めにエンジン冷却フアンから顔方向に冷・温風を
移送するホースを設けた刈払機を示している。
【実施例】
次に本考案に係る刈払機の一実施例を図面に基
づいて説明する。 第1図は、刈払機の側面図であり、第2図は、
シヤフトに嵌合した短パイプの部分斜視図であ
る。 エンジン部1とシヤフト2と刃3とからなる刈
払機であり、シヤフト2は、軽合金製で肉厚1.0
〜1.3mmとして従来のシヤフトの肉厚から半分以
上も肉薄に形成し、首側には軽合金製で肉厚1.0
〜1.3mmの円管である短パイプ4を嵌合し接着剤
で固定して、前記シヤフト2の首部を保護・補強
するとともにバランスや安定感を向上させてい
る。 前記短パイプ4の長さは30〜35cmに設定してい
るが、短パイプ4の長さAを必要最小限である40
cm以下にすることはきわめて数値的意味である。 前記短パイプ4はシヤフト2に外嵌している
が、補強だけの目的であればシヤフト2内に内嵌
することも可能であり、また材料はアルミ管など
の金属材に限らず合成樹脂製でもよく、軽量化の
ために小孔を形成するなど各種デザイン変更も可
能である。 前記短パイプ4のエンジン部1方向の端部をテ
ーパー状とすることは、振動に対する短パイプ4
の応力を分散して強度を保持し、防振のためにも
きわめて有用である。 前記短パイプ4のテーパー状の端面或いはテー
パー状の端面から外表面の端部付近にかけて発光
塗料塗布(オレンジ着色)40をして、作業中に
不用意に手などをのばしたりすることのないよう
に危険表示ラインを表示する。また、前記短パイ
プ4の外表面の長手方向に直線の曲がり確認線5
を設け、さらに前記シヤフト2の上面長手方向に
は前記曲がり確認線5から一直線に連続する直線
の基準線6を設け固定しており、シヤフト2や短
パイプ4が万一湾曲やひねりを生じるとその状態
がすぐ視認できるものとなつており、湾曲やひね
りが微少の場合でも定規などを当てれば早期発見
をすることができる基準ともなつている。 また、第3図では、軽合金製の短パイプ4の外
表面の上面長手方向につる切り用の鋸刃7を形成
している。 鋸刃7を形成したことで、地面に対して水平に
回転している刃3で草を刈りながら、横に這うよ
うに繁茂しているつるを鋸刃7で持ち上げるよう
にして軽く前後させれば、エンジン部1からの振
動とも相まつてつる切りが容易にできるので刃3
を地面に対して垂直に直す必要がなく、したがつ
て刃先が地面に接触して破損する恐れもなくつる
の切り残し等がなくなり、カマを必要とすること
もない。 次に、第1図に図示するように刈払機は、エン
ジン冷却用フアンから任意の方向に風を移送でき
るように曲折自在な蛇腹形状等にしたホース8を
設けて、作業者の顔方向に冷風或いは温風を移送
して労働を快適にする。 ホース8の送風量や送風スイツチの機構は、公
知の送風技術を応用できる。
【考案の効果】
本考案に係る刈払機は、前記実施例で示すよう
な構成及び作用であるので、次のような特有の技
術的効果がある。 シヤフトを肉薄にして、軽量化したので作業
性を向上することができる。 軽量化しても、作業性質上湾曲の生じやすい
部分に短パイプを嵌合してシヤフトを保護・補
強し湾曲を防止しているため、振動源の発生自
体を防止でき、耐久性を高め、長年の使用によ
つて振動が増大することがない。 万一シヤフトが湾曲した場合にも、短パイプ
の曲がり確認線とシヤフトの基準線とによつ
て、振動源となる湾曲やひねりが早期に確認で
き、まつすぐに直すことも容易である。 短パイプの一端をテーパー状としているの
で、短パイプの応力を端部に集中させることな
く分散させることができ、シヤフト及び短パイ
プの強度を保持することができる。 危険表示ラインを表示しているので、作業中
に手などをのばして回転刃や飛散物で負傷する
ようなことがないように注意を喚起することが
できる。 短パイプに〓つる切り〓ができる鋸刃を設け
ているので、刈払機作業中にそのままつる切り
作業もでき作業能率がよい。 エンジン冷却フアンによつて生じる風を作業
者の顔方向に移送するホースを設けたので、夏
期・冬期の作業がたいへん楽である。 このように本考案に係る刈払機は、作業者の快
適な作業に貢献するもので実用的効果が顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る刈払機の一実施例を示す
ものであり、第1図は、刈払機全体の側面図、第
2図は、シヤフトに嵌合した短パイプの部分斜視
図、第3図は、鋸刃を形成した短パイプの部分側
面図である。 符号の簡単な説明、1……エンジン部、2……
シヤフト、3……刃、4……短パイプ、5……曲
がり確認線、6……基準線、7……鋸刃、8……
ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転刃とエンジン部とシヤフトから構成される
    刈払機において、肉薄中空のシヤフトの首側少な
    くとも30cm位迄軽合金製の短パイプを嵌合した刈
    払機であり、前記短パイプは、エンジン部方向の
    端部をテーパー状としかつテーパー状端面に発光
    塗料を塗布し、外表の上部長手方向に鋸刃を形成
    するとともに曲がり確認線を設け、前記シヤフト
    には前記短パイプの曲がり確認線と一直線に連続
    する基準線を設けたことを特徴とする刈払機。
JP1985200656U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0212820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985200656U JPH0212820Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP1985200656U JPH0212820Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS62125417U JPS62125417U (ja) 1987-08-10
JPH0212820Y2 true JPH0212820Y2 (ja) 1990-04-10

Family

ID=31163370

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411837B2 (ja) * 1975-03-31 1979-05-17
JPS6130329B2 (ja) * 1979-10-22 1986-07-12 Nippon Denshin Denwa Kk

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JPS62125417U (ja) 1987-08-10

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