JPH02127690A - ギター用トレモロ装置 - Google Patents
ギター用トレモロ装置Info
- Publication number
- JPH02127690A JPH02127690A JP63280383A JP28038388A JPH02127690A JP H02127690 A JPH02127690 A JP H02127690A JP 63280383 A JP63280383 A JP 63280383A JP 28038388 A JP28038388 A JP 28038388A JP H02127690 A JPH02127690 A JP H02127690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arming
- pin
- tremolo
- tremolo device
- guitar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stringed Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はギター用トレモロ装置に関し、特に著しくスム
ースなアーミングを可能にするとともにその使用後の復
元性も習しく向上させることを可能としたギター用トレ
モロ装置に関する。
ースなアーミングを可能にするとともにその使用後の復
元性も習しく向上させることを可能としたギター用トレ
モロ装置に関する。
(従来の技術)
一般にギター特にエレクトリックギターにおいては、弦
の音程を一定の範囲内で連続的に任意に変化させること
が可能ないわゆるトレモロ装置を装着したものが広く普
及している。
の音程を一定の範囲内で連続的に任意に変化させること
が可能ないわゆるトレモロ装置を装着したものが広く普
及している。
このトレモロ装置は、例えばフェンダ−社より提案され
たシンクロナイズドタイプ、ギブソン社より提案された
ビ゛グズビータイプ、またモズライト社より提案された
ビブラミュートタイプ等の構造が代表例として挙げられ
る。特に上記例の中でも、操作性、耐久性、使用後の復
元性及びギターにマウントしたときの機能的審美性等が
優れたフェンダ−社のシンクロナイズドタイプがこの種
トレモロ装置としては標準品ともいえる程に広く普及認
識されている。この構造はU、S、P、No。
たシンクロナイズドタイプ、ギブソン社より提案された
ビ゛グズビータイプ、またモズライト社より提案された
ビブラミュートタイプ等の構造が代表例として挙げられ
る。特に上記例の中でも、操作性、耐久性、使用後の復
元性及びギターにマウントしたときの機能的審美性等が
優れたフェンダ−社のシンクロナイズドタイプがこの種
トレモロ装置としては標準品ともいえる程に広く普及認
識されている。この構造はU、S、P、No。
2.741,146号に詳しく開示されているが、概ね
以下に示す構成となっている。すなわち、ギター本体の
表面側に架設された複数の弦の張力と同等の張力のスプ
リングをギター本体の裏面側に設け、この弦とスプリン
グとの張力でゼロバランスをとり、トレモロアームと称
される棒状体を上下動操作いわゆるアーミングをするこ
とにより、トレモロ装置の要部であるプレート部材を回
動支点を中心に回動させ、弦の張力を変化させることに
より任意に音程を上下させる構成となっている。
以下に示す構成となっている。すなわち、ギター本体の
表面側に架設された複数の弦の張力と同等の張力のスプ
リングをギター本体の裏面側に設け、この弦とスプリン
グとの張力でゼロバランスをとり、トレモロアームと称
される棒状体を上下動操作いわゆるアーミングをするこ
とにより、トレモロ装置の要部であるプレート部材を回
動支点を中心に回動させ、弦の張力を変化させることに
より任意に音程を上下させる構成となっている。
この種トレモロ装置はこのシンクロナイズドタイプに限
らず、いずれのタイプにおいても弦とスプリングとのゼ
ロバランスをアームで任意にくずすことにより音程を変
化させる構成となっていた。
らず、いずれのタイプにおいても弦とスプリングとのゼ
ロバランスをアームで任意にくずすことにより音程を変
化させる構成となっていた。
ところでこのようなトレモロ装置に要求される最も基本
的な性能としてアーミングのスムースさと使用後の正常
チューニング位置への復元性とがある。この基本性能は
前記回動支点の精度及び構造が極めて重要な要素となっ
ている。例えば上記U、S、Pに開示されている回動支
点の構造は、その固定部側はギター本体の表面に固着さ
れた複数本のネジで形成され、また可動部側はトレモロ
装置の本体であるプレート部材となっていた。この構成
によると固定部側と可動部側との接触部も複数となるた
め、そのセッテング及び調節は極めて面倒なものとなり
、複数の接触部により接触抵抗が大きくなるためそのア
ーミング操作もスムースとは言い難く、また使用後の正
常チューニング位置への復元性に対する信頼性も良好と
は言い難いものであった。特に近年においては、音楽表
現性。
的な性能としてアーミングのスムースさと使用後の正常
チューニング位置への復元性とがある。この基本性能は
前記回動支点の精度及び構造が極めて重要な要素となっ
ている。例えば上記U、S、Pに開示されている回動支
点の構造は、その固定部側はギター本体の表面に固着さ
れた複数本のネジで形成され、また可動部側はトレモロ
装置の本体であるプレート部材となっていた。この構成
によると固定部側と可動部側との接触部も複数となるた
め、そのセッテング及び調節は極めて面倒なものとなり
、複数の接触部により接触抵抗が大きくなるためそのア
ーミング操作もスムースとは言い難く、また使用後の正
常チューニング位置への復元性に対する信頼性も良好と
は言い難いものであった。特に近年においては、音楽表
現性。
演奏技術も著しく変化し、より大きな音程変化すなわち
アーミングを可能としたトレモロ装置が希求されている
が、上記構造ではこのような要求にも応え難いものであ
った。このような事情に応えるため近年においてはいわ
ゆるナイフェツジ構造とよばれる回動支点の構造が提案
されている。このナイフェツジ支点は以下に示す構造と
なっていた。すなわち回動支点の固定部側はくさび状の
溝を有する2つの棒状体で形成され、また可動部側は前
記溝に可能な限り少ない面積で接触するようにプレート
部材の端縁をナイフのエツジ状に鋭利に加工した構成と
なっていた。この構成によるとアーミング時の接触可動
抵抗は低減し、その操作もスムースで復元性も良好なト
レモロ装置が得られるものであるが、この構造も以下に
示す欠点を有しているものであった。すなわち、ナイフ
のエツジ状に加工したプレート部材は直線状であるため
、前記2つの棒状体の溝が一直線に位置した場合は上記
の効果を有するが、例えば弦高調節時や分解掃除時等に
少しでも棒状体の溝の位置がずれた場合、接触可動抵抗
は著しく増加しその復元性は直ちに悪化するとともにス
ムースなアーミングも不可能となってしまう欠点を有し
ているものであった。さらに本体のプレート部材の端縁
をナイフのエツジ状に鋭利に加工しているためその強度
も著しく大きな問題点となっているものであった。
アーミングを可能としたトレモロ装置が希求されている
が、上記構造ではこのような要求にも応え難いものであ
った。このような事情に応えるため近年においてはいわ
ゆるナイフェツジ構造とよばれる回動支点の構造が提案
されている。このナイフェツジ支点は以下に示す構造と
なっていた。すなわち回動支点の固定部側はくさび状の
溝を有する2つの棒状体で形成され、また可動部側は前
記溝に可能な限り少ない面積で接触するようにプレート
部材の端縁をナイフのエツジ状に鋭利に加工した構成と
なっていた。この構成によるとアーミング時の接触可動
抵抗は低減し、その操作もスムースで復元性も良好なト
レモロ装置が得られるものであるが、この構造も以下に
示す欠点を有しているものであった。すなわち、ナイフ
のエツジ状に加工したプレート部材は直線状であるため
、前記2つの棒状体の溝が一直線に位置した場合は上記
の効果を有するが、例えば弦高調節時や分解掃除時等に
少しでも棒状体の溝の位置がずれた場合、接触可動抵抗
は著しく増加しその復元性は直ちに悪化するとともにス
ムースなアーミングも不可能となってしまう欠点を有し
ているものであった。さらに本体のプレート部材の端縁
をナイフのエツジ状に鋭利に加工しているためその強度
も著しく大きな問題点となっているものであった。
すなわちこの回動支点部位には通常100Kg程度以上
の大きな接触圧力がかかつており、この接触圧力に耐え
るように鋭利に加工したプレート部材の強度をだすため
にはエツジの鋭利性を鈍くするか、プレート部材全体を
焼き入れ処理等により強化する方法を採らなければなら
ず、前者はナイフェツジにした意味が無くなり後者は大
幅なコストアップとなってしまう製造上の欠点を有して
いるものであった。
の大きな接触圧力がかかつており、この接触圧力に耐え
るように鋭利に加工したプレート部材の強度をだすため
にはエツジの鋭利性を鈍くするか、プレート部材全体を
焼き入れ処理等により強化する方法を採らなければなら
ず、前者はナイフェツジにした意味が無くなり後者は大
幅なコストアップとなってしまう製造上の欠点を有して
いるものであった。
(発明の目的)
本発明は上記欠点をすべて解消したもので、極めて簡単
な構成で、スムースなアーミングを可能としたギター用
トレモロ装置を提供することを目的とする。
な構成で、スムースなアーミングを可能としたギター用
トレモロ装置を提供することを目的とする。
また本発明は回動支点の接触抵抗を著しく低減すること
により、使用後の復元性すなわち正常チューニング位置
への復元性をも著しく向上させることを可能としたギタ
ー用トレモロ装置を提供することを目的とする。
により、使用後の復元性すなわち正常チューニング位置
への復元性をも著しく向上させることを可能としたギタ
ー用トレモロ装置を提供することを目的とする。
(発明の詳細な説明)
以下、本発明の第1の実施例を図面第1図乃至第3図を
参照して詳細に説明する。図において1はトレモロ装置
を示す。このトレモロ装置1は、プレート部材2とこの
プレート部材2の下面に固着されたスプリングパー3と
を有している。前記プレート部材2上には複数の駒部材
4,4.・・・・・・及び複数の弦止め部材5,5.・
・・・・・及びトレモロアーム6が設けられている。7
,7.・・・・・・は弦である。この弦7,7.・・・
・・・の一端は前記値止め部材5,5.・・・・・・に
係止されており、また他端は図示していないヘッド部の
糸巻部材に巻設されている。8はスプリングである。こ
のスプリング8は前記値7,7.・・・・・・と同等の
張力を有しており、その一端は前記スプリングパー3に
また他端はギター本体9に係止されている。1.0.1
0は回動支点である。この回動支点10,10は、ピン
状部材11.11と凹状部材14.14とを有している
。前記ピン状部材11.11は前記回動支点10.10
の可動側の支点であり、前記プレート部材2の端面に埋
設されている。またこのピン状部材11の先端には鋼球
12が埋設されている。
参照して詳細に説明する。図において1はトレモロ装置
を示す。このトレモロ装置1は、プレート部材2とこの
プレート部材2の下面に固着されたスプリングパー3と
を有している。前記プレート部材2上には複数の駒部材
4,4.・・・・・・及び複数の弦止め部材5,5.・
・・・・・及びトレモロアーム6が設けられている。7
,7.・・・・・・は弦である。この弦7,7.・・・
・・・の一端は前記値止め部材5,5.・・・・・・に
係止されており、また他端は図示していないヘッド部の
糸巻部材に巻設されている。8はスプリングである。こ
のスプリング8は前記値7,7.・・・・・・と同等の
張力を有しており、その一端は前記スプリングパー3に
また他端はギター本体9に係止されている。1.0.1
0は回動支点である。この回動支点10,10は、ピン
状部材11.11と凹状部材14.14とを有している
。前記ピン状部材11.11は前記回動支点10.10
の可動側の支点であり、前記プレート部材2の端面に埋
設されている。またこのピン状部材11の先端には鋼球
12が埋設されている。
この鋼球12によりピン状部材11の先端には略半球状
のアール部13が形成される構成となっている。前記凹
状部材14.14は前記回動支点10.10の固定部で
あり、その一端には前記ピン状部材11の先端のアール
部13の直径よりも大きな径の凹部15が形成されてい
る。さらにこの凹状部材14は前記ピン状部材11の先
端が陥没しないように硬化処理例えば焼き入れ処理が施
されている。また、この凹状部材14はギター本体9に
固定するために、ネジ17. ]、7.17を介して
ギター本体9上に固着された固定部材16に埋設されて
いる。
のアール部13が形成される構成となっている。前記凹
状部材14.14は前記回動支点10.10の固定部で
あり、その一端には前記ピン状部材11の先端のアール
部13の直径よりも大きな径の凹部15が形成されてい
る。さらにこの凹状部材14は前記ピン状部材11の先
端が陥没しないように硬化処理例えば焼き入れ処理が施
されている。また、この凹状部材14はギター本体9に
固定するために、ネジ17. ]、7.17を介して
ギター本体9上に固着された固定部材16に埋設されて
いる。
次に上記実施例の作用を説明する。トレモロ装置1を使
用せずに通常の演奏を行う場合、複数の弦7,7.・・
・・・・の張力とスプリング8との張力は同等のためト
レモロ装置1はゼロバランス状態いわゆるフローティン
グ状態で維持される。トレモロ装置1を使用する場合い
わゆるアーミングを行う場合はトレモロアーム6を任意
に上下動操作する。この操作により弦7,7.・・・・
・・とスプリング8との張力のバランスはくずれすなわ
ち弦7,7゜・・・・・・の張力は強くなったり弱くな
ったりして音程は上下する。
用せずに通常の演奏を行う場合、複数の弦7,7.・・
・・・・の張力とスプリング8との張力は同等のためト
レモロ装置1はゼロバランス状態いわゆるフローティン
グ状態で維持される。トレモロ装置1を使用する場合い
わゆるアーミングを行う場合はトレモロアーム6を任意
に上下動操作する。この操作により弦7,7.・・・・
・・とスプリング8との張力のバランスはくずれすなわ
ち弦7,7゜・・・・・・の張力は強くなったり弱くな
ったりして音程は上下する。
このアーミング操作は回動支点10.10を支点として
プレート部2が回動することにより行われるが、この回
動支点10.10は、先端にアール部13を形成したピ
ン状部材11と前記アール部13の直径よりも大きな径
の凹部15を有する凹状部材14とにより構成されてい
るため、この支点における接触可動抵抗は著しく小さく
従ってアーミングはスムースに行われまた使用後もトレ
モロアーム6より手を離すのみで正確にアーミング操作
前の位置すなわち正常チューニング位置へ復元される。
プレート部2が回動することにより行われるが、この回
動支点10.10は、先端にアール部13を形成したピ
ン状部材11と前記アール部13の直径よりも大きな径
の凹部15を有する凹状部材14とにより構成されてい
るため、この支点における接触可動抵抗は著しく小さく
従ってアーミングはスムースに行われまた使用後もトレ
モロアーム6より手を離すのみで正確にアーミング操作
前の位置すなわち正常チューニング位置へ復元される。
次に図面第4図を参照して本発明ギター用トレモロ装置
の回動支点の第2の実施例を説明する。
の回動支点の第2の実施例を説明する。
図において20は回動支点を示し、21は凹状部材、2
2はピン状部材を示す。このピン状部材22は、その先
端部に略半球状のアール部23を有しており、また凹状
部材21は前記アール部23の直径よりも大きな径の凹
部24を有している。
2はピン状部材を示す。このピン状部材22は、その先
端部に略半球状のアール部23を有しており、また凹状
部材21は前記アール部23の直径よりも大きな径の凹
部24を有している。
本実施例の作用は上記第1の実施例と同一のためその説
明を省略する。
明を省略する。
次に図面第5図を参照して本発明ギター用トレモロ装置
の回動支点の第3の実施例を説明する。
の回動支点の第3の実施例を説明する。
図において30は回動支点を示し、31は凹状部材、3
2はピン状部材を示す。このピン状部材32は、ボール
受ピン33と鋼球34とで構成されている。すなわちピ
ン状部材32の先端はこの鋼球34により略半球状のア
ール部35が形成される。前記凹状部材31には、前記
ピン状部材32の先端のアール部35である鋼球34の
直径よりも大きな径の四部36が形成されている。
2はピン状部材を示す。このピン状部材32は、ボール
受ピン33と鋼球34とで構成されている。すなわちピ
ン状部材32の先端はこの鋼球34により略半球状のア
ール部35が形成される。前記凹状部材31には、前記
ピン状部材32の先端のアール部35である鋼球34の
直径よりも大きな径の四部36が形成されている。
本実施例の作用は上記第1の実施例と同一のためその説
明を省略する。
明を省略する。
なお、上記実施例の説明においては、回動支点であるピ
ン状部材及び凹状部材は別部品とし、各々プレート部材
及び固定部材に埋設した例についで説明したが、これに
限定されるものではなく、プレート部材及び固定部材に
一体に形成したものであっても良い。また、口開支点の
可動部側をピン状部tイ、固定部側を凹状部材とした例
について説明したが、この配置は逆にしたものであって
も良い。さらに、回動支点はギター本体の表面上に設定
した構成について説明したが、これに限定されるもので
はなく、本発明による回動支点は極めて微小面積でこと
足りるため、例えばギター本体の内部または裏面に近い
側に位置させたものであっても良い。また、トレモロ装
置全体の形状の例としてシンクロナイズドトレモロと同
様の機構の例について説明したが、これに限定されるも
のではなく、他の種々機構のトレモロ装置に適用したも
のであってもよい。
ン状部材及び凹状部材は別部品とし、各々プレート部材
及び固定部材に埋設した例についで説明したが、これに
限定されるものではなく、プレート部材及び固定部材に
一体に形成したものであっても良い。また、口開支点の
可動部側をピン状部tイ、固定部側を凹状部材とした例
について説明したが、この配置は逆にしたものであって
も良い。さらに、回動支点はギター本体の表面上に設定
した構成について説明したが、これに限定されるもので
はなく、本発明による回動支点は極めて微小面積でこと
足りるため、例えばギター本体の内部または裏面に近い
側に位置させたものであっても良い。また、トレモロ装
置全体の形状の例としてシンクロナイズドトレモロと同
様の機構の例について説明したが、これに限定されるも
のではなく、他の種々機構のトレモロ装置に適用したも
のであってもよい。
(発明の効果)
以上の説明で明かなように、本発明ギター用トレモロ装
置によれば、回動支点をピン状部材と凹状部材とにより
構成したため、アーミング時の接触可動抵抗は著しく低
減し、演奏性を全く阻害しないスムースなアーミングが
可能となる効果を有する。また、接触可動抵抗が少ない
ためアーミング後の元の位置すなわち正常チューニング
位置への復元性も極めて良好になる効果も併せ有する。
置によれば、回動支点をピン状部材と凹状部材とにより
構成したため、アーミング時の接触可動抵抗は著しく低
減し、演奏性を全く阻害しないスムースなアーミングが
可能となる効果を有する。また、接触可動抵抗が少ない
ためアーミング後の元の位置すなわち正常チューニング
位置への復元性も極めて良好になる効果も併せ有する。
さらにピン状部材の先端に略半球状のアール部を形成し
、また凹状部材に前記アール部の直径よりも大きな径の
凹部を形成したため、ピン状部材が凹状部材に陥没する
こともなく、また大きくアーミングしても外れることの
ない効果を有する。さらに本発明による回動支点の面積
は極めて微小でこと足りるため、その位置はギター本体
の表面に限らず種々の位置に設定することが可能となる
ため、アーミングの操作応力カーブや操作フィーリング
といった要素をも加味することが可能となる効果を有す
る。
、また凹状部材に前記アール部の直径よりも大きな径の
凹部を形成したため、ピン状部材が凹状部材に陥没する
こともなく、また大きくアーミングしても外れることの
ない効果を有する。さらに本発明による回動支点の面積
は極めて微小でこと足りるため、その位置はギター本体
の表面に限らず種々の位置に設定することが可能となる
ため、アーミングの操作応力カーブや操作フィーリング
といった要素をも加味することが可能となる効果を有す
る。
特に第1及び第3の実施例のように、ピン状部材の先端
のアール部を鋼球を利用して形成したものにすると、硬
強度を有する高性能で正確な半球状の先端が簡単に得ら
れる効果を有する。また、実施例のようにピン状部材及
び凹状部材を別部品で形成し、それぞれプレート部材及
び固定部材に埋設した構成にすると、強度を増すための
硬化処理は凹状部材のみでこと足りるようになるため、
その製造も著しく容易になりさらにそのコストも低減す
ることが可能となる効果を有する。またその場合、プレ
ート部材に特に硬強度部材を使用したり硬化処理を施す
必要がないため、その材質は任意に選定することが可能
となり、種々の音質に対する材質上の選定が簡単に可能
となる従来に無い著効も併せ有するものである。
のアール部を鋼球を利用して形成したものにすると、硬
強度を有する高性能で正確な半球状の先端が簡単に得ら
れる効果を有する。また、実施例のようにピン状部材及
び凹状部材を別部品で形成し、それぞれプレート部材及
び固定部材に埋設した構成にすると、強度を増すための
硬化処理は凹状部材のみでこと足りるようになるため、
その製造も著しく容易になりさらにそのコストも低減す
ることが可能となる効果を有する。またその場合、プレ
ート部材に特に硬強度部材を使用したり硬化処理を施す
必要がないため、その材質は任意に選定することが可能
となり、種々の音質に対する材質上の選定が簡単に可能
となる従来に無い著効も併せ有するものである。
図面第1図乃至第3図は本発明ギター用トレモロ装置の
第1の実施例を示し、第1図はその平面図、第2図はそ
の断面図、第3図はその要部拡大断面図を示す。第4図
は回動支点の第2の実施例を示す拡大断面図である。第
5図は回動支点の第3の実施例を示す拡大断面図である
。 1・・・・・・トレモロ装置、2・・・・・・プレート
部材、6・・・・・・トレモロアーム、7,7.・・・
・・・・・・弦、8・・・・・・スプリング、9・・
・・・・ギター本体、10.10・・・・・・回動支点
、12・・・・・・鋼球、11、II・・・・・・ピン
状部材、13・・・・・・アール部、14.1.4・・
・・・・凹状部材、15・・・・・・凹部、16・・・
・・・固定部材、2o・・・・・・回動支点、21・・
・内凹状部材、22・・・・・・ピン状部材、23・・
・用アール部、24・・・・・・凹部、39・・・・・
・回動支点、31・・・・・・凹状部材、32・・・・
・・ピン状部材、35・・・・・・アール部、36・・
・・・・凹部。
第1の実施例を示し、第1図はその平面図、第2図はそ
の断面図、第3図はその要部拡大断面図を示す。第4図
は回動支点の第2の実施例を示す拡大断面図である。第
5図は回動支点の第3の実施例を示す拡大断面図である
。 1・・・・・・トレモロ装置、2・・・・・・プレート
部材、6・・・・・・トレモロアーム、7,7.・・・
・・・・・・弦、8・・・・・・スプリング、9・・
・・・・ギター本体、10.10・・・・・・回動支点
、12・・・・・・鋼球、11、II・・・・・・ピン
状部材、13・・・・・・アール部、14.1.4・・
・・・・凹状部材、15・・・・・・凹部、16・・・
・・・固定部材、2o・・・・・・回動支点、21・・
・内凹状部材、22・・・・・・ピン状部材、23・・
・用アール部、24・・・・・・凹部、39・・・・・
・回動支点、31・・・・・・凹状部材、32・・・・
・・ピン状部材、35・・・・・・アール部、36・・
・・・・凹部。
Claims (1)
- 少なくとも2つの回動支点を中心に回動させることによ
り弦の張力を変化させ任意に音程を上下させるように構
成したギター用トレモロ装置において、前記回動支点の
固定部側または可動部側のいずれか一方を先端に略半球
状のアール部を形成したピン状部材とし、また他方を前
記ピン状部材の先端のアール部の直径よりも大きな径の
凹部を有する凹状部材としたことを特徴とするギター用
トレモロ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63280383A JPH02127690A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ギター用トレモロ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63280383A JPH02127690A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ギター用トレモロ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02127690A true JPH02127690A (ja) | 1990-05-16 |
Family
ID=17624256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63280383A Pending JPH02127690A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ギター用トレモロ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02127690A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6039095B2 (ja) * | 1978-11-06 | 1985-09-04 | 信越化学工業株式会社 | 光硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
-
1988
- 1988-11-08 JP JP63280383A patent/JPH02127690A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6039095B2 (ja) * | 1978-11-06 | 1985-09-04 | 信越化学工業株式会社 | 光硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
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