JPH021275B2 - - Google Patents
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- JPH021275B2 JPH021275B2 JP8144979A JP8144979A JPH021275B2 JP H021275 B2 JPH021275 B2 JP H021275B2 JP 8144979 A JP8144979 A JP 8144979A JP 8144979 A JP8144979 A JP 8144979A JP H021275 B2 JPH021275 B2 JP H021275B2
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- Electric Clocks (AREA)
Description
本発明は報音時刻メモリの内容が表示されてい
る際における時刻設定キーの作動を生じさせても
報音時刻を誤設定させない電子時計の報音時刻誤
設定防止装置に関する。 従来の電子時計のアラームメモリ、スヌーブメ
モリの時刻の表示中に時刻設定キーを作動させる
と、このキーの作動によりアラームメモリ、スヌ
ーズメモリの時刻が替わつてしまうという不具合
があつた。 本発明の目的は報音メモリに既に時刻が設定さ
れているか否かの判定結果に従つてたとえ報音メ
モリの内容の表示中にあつても設定手段の設定動
作を有効又は無効にして報音メモリに誤つて時刻
が設定されることを防止する電子時計の報音時刻
誤設定防止装置を提供するにある。 本発明によれば、報音メモリに時刻が設定され
ているか否かを判定し、その結果を記憶してお
き、たとえ報音メモリの内容表示中に設定手段の
作動を生じさせた場合にその作動が有効にするか
無効にするかは上記結果に依存しめるようになす
ことによつて、その目的を達成している。 以下、添付図面に従つて本発明の好適実施例を
説明する。 第1図は本発明の第1の実施例を示す。1は電
子時計の報音時刻誤設定防止装置を示す。その設
定手段Sの出力はアンドゲート回路Aを経て報音
メモリMへ接続されている。メモリMは判定手段
D及び表示メモリS2,S3へ接続されている。判定
手段Dは設定手段S内に後述する判定結果(表
示)メモリS3へ接続されている。表示制御手段
DCへは又設定手段Sの出力及び制御出力が接続
されている。表示制御手段は表示管5へ接続さ
れ、その表示制御を行う。 設定手段Sは設定制御手段S1、並びに表示メモ
リS2及びS3から成る。この表示メモリの内容は時
刻設定用メモリであり、その設定動作の詳細は本
発明の要部ではないので、その説明は省略する。
S3は前述したように判定手段Dの判定結果も又貯
える。 アンドゲート回路AはS1の出力、S2の出力及び
反転器Iを経てS3の出力へ接続されている。 以上の如く構成される本発明の電子時計の報音
時刻誤設定防止装置1の動作を以下に説明する。 今、報音メモリMに報音時刻が既に設定されて
おり、表示メモリS2及びS3に上述のように報音メ
モリMの内容が設定された状態にあるものとす
る。 報音メモリMの報音時刻の判定手段Dにおいて
判定され、報音時刻設定済という判定結果が判定
結果(表示)メモリS3に貯えられる。 従つて、たとえ設定制御手段S1を作動させて
も、メモリS3の出力は反転されてアンドゲート回
路Aへ供給されているので、設定手段Sの表示メ
モリS2及びS3の内容は報音メモリへ転送され記憶
されることはない。 又、判定結果(表示)メモリS3に設定される内
容は図示しない報音メモリから表示メモリS2及び
S3へ転送された時刻の時桁と分桁との分離をなす
コロンを表わす内容と一致させて設定されるよう
に構成されている。 従つて、報音時刻メモリの内容の表示に制御が
切換えられた場合に、その内容が零でない即ち報
音時刻メモリに報音時刻が設定されている場合に
は、その報音時刻の時桁と分桁との分離のための
コロンが表示管5に表示される。しかしながら、
もし報音時刻メモリの内容が零である場合には、
判定結果メモリも零とされるから、コロンの表示
は消灯される。 又、報音メモリMに報音時刻が設定されていな
い場合には、判定結果(表示)メモリS3によるア
ンドゲート回路Aの阻止機能は停止されているか
ら、設定制御手段S1の作動によつて表示メモリS2
及びS3に設定された時刻の報音時刻メモリへの設
定がなされる。 このように、報音時刻メモリMに時刻が設定さ
れていると、設定手段Sの作動を生じさせても、
メモリMの設定時刻の変更は全く生じない。又、
メモリMに時刻の設定がない場合にはその表示も
他の表示手段なしに通常の時刻を表示のための表
示管上に表示される。更に、後述する所から明ら
かになるように時計メモリの時刻を報音メモリへ
設定することも出来る。 次に、第2図乃至第12図を参照して第2の実
施例を説明する。 第2図は本発明の第2の実施例(電子時計の報
音時刻誤設定防止装置1)の構成を示す図であ
る。電子時計スイツチキーマトリツクス2からの
制御入力をK入力ポートK1,K2及びK4へ受け、
又計時用信号源3からの計時信号をK入力ポート
K8へ受けるマイクロコンピユータ4の出力ポ
ート及びR出力ポート〔R10を除く。〕は第3図
の表示管5〔以下、螢光表示管5について述べ
る。〕へ接続され、上記各出力ポートから予じめ
決められた順序で発生される夫々の出力によつて
表示管5に各種の時間情報が表示される一方、R
出力ポートR10の出力は音量切換スイツチ6aを
経、そして強音量用抵抗6b及び低音量用抵抗6
cを介してブザー回路6へ接続され、後述する如
き態様の報音がブザー回路6から発生されるよう
に構成されている。マイクロコンピユータ4の各
入力及び各出力は正論理レベルでアクテイブとさ
れる。具体的に云えば、R0〜R5が論理“1”に
あり、0〜6が論理“1”にあるとき表示管5
の対応する桁端子G1〜G6及びセグメント端子a
〜gをアクテイブにし、R3〜R8が論理“1”に
あるときスイツチマトリツクス2の対応するライ
ンをアクテイブにし、このマトリツクス2の出力
も同様である。又、K8及びR10についても同じで
ある。 マイクロコンピユータ4は第4図に示されるよ
うに記憶位置が仕切られ後述するようにアドレス
されるRAMと、後述の如き各ステツプを順次に
遂行させるためのプログラムを貯えるROM、及
び各演算をなすに必要な回路とから成る。 RAMはXレジスタ及びYレジスタによつてア
ドレスされる。XレジスタはX方向において0か
ら5までのアドレスを、又YレジスタはY方向に
おいて0から15までのアドレスを指定する。従つ
て、RAMは全記憶区分96の記憶区分に分けら
れている。この各記憶区分は0〜3の4ビツトか
ら成つている。そして、各記憶区分はM〔X、Y〕
と、又記憶区分の各ビツトはM〔X、Y〕<b>と
表わして参照する。以下、各記憶区分別に説明す
る。 M〔0、0〕〜M〔0、5〕は表示メモリで、表
示管5のG1〜G6の各桁に表示される、対応する
値を記憶する。 M〔0、6〕は各記憶区分M〔0、0〕〜M〔0、
5〕に記憶されている値の表示形式を指定するス
テータスラツチ(以下、SLと称す)のセツト状
態を決めるものであり、このラツチが0の状態に
あるか、又は1の状態にあるかに従つて、第1表
に示す如く、M〔0、0〕〜M〔0、5〕に記憶さ
れている値は第1図の0〜6の出力上に送出さ
れ、表示管5上には最右欄に示す如き文字が表示
される。
る際における時刻設定キーの作動を生じさせても
報音時刻を誤設定させない電子時計の報音時刻誤
設定防止装置に関する。 従来の電子時計のアラームメモリ、スヌーブメ
モリの時刻の表示中に時刻設定キーを作動させる
と、このキーの作動によりアラームメモリ、スヌ
ーズメモリの時刻が替わつてしまうという不具合
があつた。 本発明の目的は報音メモリに既に時刻が設定さ
れているか否かの判定結果に従つてたとえ報音メ
モリの内容の表示中にあつても設定手段の設定動
作を有効又は無効にして報音メモリに誤つて時刻
が設定されることを防止する電子時計の報音時刻
誤設定防止装置を提供するにある。 本発明によれば、報音メモリに時刻が設定され
ているか否かを判定し、その結果を記憶してお
き、たとえ報音メモリの内容表示中に設定手段の
作動を生じさせた場合にその作動が有効にするか
無効にするかは上記結果に依存しめるようになす
ことによつて、その目的を達成している。 以下、添付図面に従つて本発明の好適実施例を
説明する。 第1図は本発明の第1の実施例を示す。1は電
子時計の報音時刻誤設定防止装置を示す。その設
定手段Sの出力はアンドゲート回路Aを経て報音
メモリMへ接続されている。メモリMは判定手段
D及び表示メモリS2,S3へ接続されている。判定
手段Dは設定手段S内に後述する判定結果(表
示)メモリS3へ接続されている。表示制御手段
DCへは又設定手段Sの出力及び制御出力が接続
されている。表示制御手段は表示管5へ接続さ
れ、その表示制御を行う。 設定手段Sは設定制御手段S1、並びに表示メモ
リS2及びS3から成る。この表示メモリの内容は時
刻設定用メモリであり、その設定動作の詳細は本
発明の要部ではないので、その説明は省略する。
S3は前述したように判定手段Dの判定結果も又貯
える。 アンドゲート回路AはS1の出力、S2の出力及び
反転器Iを経てS3の出力へ接続されている。 以上の如く構成される本発明の電子時計の報音
時刻誤設定防止装置1の動作を以下に説明する。 今、報音メモリMに報音時刻が既に設定されて
おり、表示メモリS2及びS3に上述のように報音メ
モリMの内容が設定された状態にあるものとす
る。 報音メモリMの報音時刻の判定手段Dにおいて
判定され、報音時刻設定済という判定結果が判定
結果(表示)メモリS3に貯えられる。 従つて、たとえ設定制御手段S1を作動させて
も、メモリS3の出力は反転されてアンドゲート回
路Aへ供給されているので、設定手段Sの表示メ
モリS2及びS3の内容は報音メモリへ転送され記憶
されることはない。 又、判定結果(表示)メモリS3に設定される内
容は図示しない報音メモリから表示メモリS2及び
S3へ転送された時刻の時桁と分桁との分離をなす
コロンを表わす内容と一致させて設定されるよう
に構成されている。 従つて、報音時刻メモリの内容の表示に制御が
切換えられた場合に、その内容が零でない即ち報
音時刻メモリに報音時刻が設定されている場合に
は、その報音時刻の時桁と分桁との分離のための
コロンが表示管5に表示される。しかしながら、
もし報音時刻メモリの内容が零である場合には、
判定結果メモリも零とされるから、コロンの表示
は消灯される。 又、報音メモリMに報音時刻が設定されていな
い場合には、判定結果(表示)メモリS3によるア
ンドゲート回路Aの阻止機能は停止されているか
ら、設定制御手段S1の作動によつて表示メモリS2
及びS3に設定された時刻の報音時刻メモリへの設
定がなされる。 このように、報音時刻メモリMに時刻が設定さ
れていると、設定手段Sの作動を生じさせても、
メモリMの設定時刻の変更は全く生じない。又、
メモリMに時刻の設定がない場合にはその表示も
他の表示手段なしに通常の時刻を表示のための表
示管上に表示される。更に、後述する所から明ら
かになるように時計メモリの時刻を報音メモリへ
設定することも出来る。 次に、第2図乃至第12図を参照して第2の実
施例を説明する。 第2図は本発明の第2の実施例(電子時計の報
音時刻誤設定防止装置1)の構成を示す図であ
る。電子時計スイツチキーマトリツクス2からの
制御入力をK入力ポートK1,K2及びK4へ受け、
又計時用信号源3からの計時信号をK入力ポート
K8へ受けるマイクロコンピユータ4の出力ポ
ート及びR出力ポート〔R10を除く。〕は第3図
の表示管5〔以下、螢光表示管5について述べ
る。〕へ接続され、上記各出力ポートから予じめ
決められた順序で発生される夫々の出力によつて
表示管5に各種の時間情報が表示される一方、R
出力ポートR10の出力は音量切換スイツチ6aを
経、そして強音量用抵抗6b及び低音量用抵抗6
cを介してブザー回路6へ接続され、後述する如
き態様の報音がブザー回路6から発生されるよう
に構成されている。マイクロコンピユータ4の各
入力及び各出力は正論理レベルでアクテイブとさ
れる。具体的に云えば、R0〜R5が論理“1”に
あり、0〜6が論理“1”にあるとき表示管5
の対応する桁端子G1〜G6及びセグメント端子a
〜gをアクテイブにし、R3〜R8が論理“1”に
あるときスイツチマトリツクス2の対応するライ
ンをアクテイブにし、このマトリツクス2の出力
も同様である。又、K8及びR10についても同じで
ある。 マイクロコンピユータ4は第4図に示されるよ
うに記憶位置が仕切られ後述するようにアドレス
されるRAMと、後述の如き各ステツプを順次に
遂行させるためのプログラムを貯えるROM、及
び各演算をなすに必要な回路とから成る。 RAMはXレジスタ及びYレジスタによつてア
ドレスされる。XレジスタはX方向において0か
ら5までのアドレスを、又YレジスタはY方向に
おいて0から15までのアドレスを指定する。従つ
て、RAMは全記憶区分96の記憶区分に分けら
れている。この各記憶区分は0〜3の4ビツトか
ら成つている。そして、各記憶区分はM〔X、Y〕
と、又記憶区分の各ビツトはM〔X、Y〕<b>と
表わして参照する。以下、各記憶区分別に説明す
る。 M〔0、0〕〜M〔0、5〕は表示メモリで、表
示管5のG1〜G6の各桁に表示される、対応する
値を記憶する。 M〔0、6〕は各記憶区分M〔0、0〕〜M〔0、
5〕に記憶されている値の表示形式を指定するス
テータスラツチ(以下、SLと称す)のセツト状
態を決めるものであり、このラツチが0の状態に
あるか、又は1の状態にあるかに従つて、第1表
に示す如く、M〔0、0〕〜M〔0、5〕に記憶さ
れている値は第1図の0〜6の出力上に送出さ
れ、表示管5上には最右欄に示す如き文字が表示
される。
【表】
【表】
第1表から判るように、SLが1である場合に
は、表示管5の桁G1〜G4には文字は表示されず、
G5にAM及びPMのいづれか1方又は双方が表示
されることに加えて、G6にコロンの上側部分及
び下側部分のいづれか1方又は双方が表示され
る。 M〔0、7〕は計時用信号源例えば商用周波数
電源の停電復帰後における表示管への表示及び後
述するキーのための制御ビツトを貯えるメモリで
ある。 M〔0、8〕はROMに入つているプログラム
によつて作られるループが何回目にあるかを表す
ループナンバーメモリ〔以下、LNと称す。〕で
ある。 M〔0、9〕は後述するモード切換スイツチ2
aの設定状態に従つて設定されるモードメモリ
(以下、MSと称す。)である。 M〔0、10〕は表示管5に後述する各メモリ又
は各カウンタの内のいづれの中に入つている値を
表示するかを決める表示モードメモリ(以下、
DMと称す。)である。 M〔1、0〕〜M〔1、5〕はスイツチ・キーマ
トリクス2の設定状態を記憶するメモリである。 M〔1、10〕〜M〔1、14〕は後述するキー2b
動作を制御するメモリである。 M〔2、0〕〜M〔2、9〕は時計メモリで、そ
の内のM〔2、0〕〜M〔2、4〕がこの記憶区分
順に1分台、10分台、1時台、10時台並びに最後
の記憶区分においては最高位桁から順に2つの桁
にAM及びPMの表示を貯えてなる時計カウンタ
を構成し、M〔2、5〕は予備カウンタでM〔2、
6〕〜M〔2、9〕はM〔2、5〕の値を加算する
ための10秒台以下のカウンタ〔M〔2、6〕は1/5
0/1/60秒台、M〔2、7〕は1/10秒台、M〔2、
8〕は1秒台、M〔2、9〕は10秒台〕である。 M〔2、10〕及びM〔2、11〕はR10の出力制御
をすることによりブザー回路6の動作制御をする
ためのメモリである。 M〔2、13〕<3>は商用電源3の周波数のカウ
ントを制御するためのビツトである。 M〔2、15〕はM〔2、10〕及びM〔2、11〕を
制御するメモリである。 M〔3、0〕〜M〔3、5〕はアラーム時刻を記
憶するメモリで、その内のM〔3、0〕〜M〔3、
3〕はこの記憶区分順に、1分台、10分台、1時
台、及び10時台の数値を貯えており、M〔3、4〕
<3>にAMの表示を、又M〔3、4〕<2>に
PMの表示を貯える。M〔3、5〕<3>に上コロ
ンの表示を、そしてM〔3、5〕<2>に下コロン
の表示を貯えて、これらによりアラーム時刻が設
定されているか否かを表示する。 M〔3、6〕〜M〔3、11〕はダウンカウンタで
あり、その内のM〔3、6〕〜M〔3、9〕はこの
順に1秒台、10秒台、1分台、10分台のカウント
に用いられ、M〔3、10〕はそのカウント方向の
表示を記憶し、M〔3、11〕はそのカウント動作
の停止又は開示の表示を記憶する。 M〔4、0〕〜M〔4、5〕はスヌーズ時刻を記
憶するスヌーズメモリで、その内のM〔4、0〕
〜M〔4、3〕はこの順に1分台、10分台、1時
台、10時台の数値を貯え、M〔4、4〕<3>は
AMの表示を、又M〔4、4〕<2>はPMの表示
を記憶する。M〔4、5〕<3>は上コロンの表示
を、又M〔4、5〕<2>は下コロンの表示を記憶
し、これらがスヌーズ時刻が設定されているか否
かを表示する。 M〔4、6〕〜M〔4、11〕はアツプカウンタで
あり、その内のM〔4、6〕〜M〔4、9〕はこの
順に1秒台、10秒台、1分台、10分台のカウント
に用いられ、M〔4、11〕はそのカウント動作の
停止又は開示の表示を記憶する。 M〔5、6〕〜M〔5、11〕はダウンカウンタに
関連して用いられるプリセツトメモリである。 スイツチキーマトリクス2はモード切換スイツ
チ2a、キー2b、輝度切換スイツチ2c、及び
周波数切換スイツチ2dから構成されている。ス
イツチ2a及び2c並びにキー2bは夫々複数の
スイツチ又はキーから構成されているが、スイツ
チ2cを除いて1時には1つのみ閉成され他は開
放されている形式のものである。 モード切換スイツチ2aはダウンカウントモー
ドスイツチ2a1、アツプカウントモードスイツチ
2a2、時計設定モードスイツチ2a3、時計表示モ
ードスイツチ2a4、アラームモードスイツチ2a5
及びスヌーズモードスイツチ2a6から成り、これ
ら各スイツチの閉成は後述する如くして、メモリ
M〔1、0〕〜M〔1、5〕の予じめ割当てられて
いる記憶区分のビツト例えば上述のスイツチの順
序においてM〔1、4〕<0>、M〔1、4〕<1
>、M〔1、4〕<2>、M〔1、5〕<0>、M
〔1、5〕<1>及びM〔1、5〕<2>に記憶され
る。 キー2bは時桁設定キー2b1、分桁設定キー2
b2、スタートストツプキー2b3、消去キー2b4及
びインプツトキー2b5から成り、これらの各キー
の閉成は後述する如くして、メモリM〔1、0〕
〜M〔1、5〕の予じめ割当てられている記憶区
分のビツト例えば上述のキーの順序においてM
〔1、0〕<0>、M〔1、0〕<1>、M〔1、1〕
<0>、M〔1、1〕<1>、及びM〔1、1〕<2
>に記憶される。 輝度切換スイツチ2cは暗輝度スイツチ2c1及
び中輝度スイツチ2c2から成り、これらのスイツ
チの閉成は後述する如くして、メモリM〔1、0〕
〜M〔1、5〕の予じめ割当てられたビツト例え
ば上述のスイツチの順序においてM〔1、2〕<0
>、及びM〔1、2〕<1>に記憶される。両スイ
ツチの閉成は明輝度での表示制御に用いられる。 周波数切換スイツチ2dは計時用信号源3の周
波数が異なる場合に用いられる例えば商用周波数
50Hzと商用周波数60Hzとを選択するのに用いられ
るスイツチであり、その開閉表示はメモリM〔1、
0〕〜M〔1、5〕の予じめ決められたビツト例
えばM〔1、3〕<2>に記憶される。 上述したスイツチ及びキーの開閉状態の、
RAM内への読込み及びその内容に従つての予じ
め決められた各動作の進行制御を遂行する手段で
あるプログラムは前以つてROMに記憶されてい
る。 以上の如く構成される電子時計の中に実施され
ている本発明の動作を以下に説明する。 第5図はROMに記憶されているプログラムに
よつて順次に遂行される各動作のフローチヤート
を示す図である。 電源が入る(又は停電から復帰する)と、
ROMに記憶されている所定のアドレスがアクセ
スされ、そのアドレスの命令から実行されていく
○St。 先ず、次のような初期設定動作が遂行される。
上記最初にアクセスされた命令はRAM内すべて
のビツトを“0”にクリアする〔〕。これは電
源が入る前にとつていた値を初期化するためのも
のである。 次に、スヌーブフラグM〔2、10〕<3>(以下、
SZFと称す。)を“1”にセツトし、フリツカフ
ラグM〔0、7〕<3>(以下、FLFと称す。)を
“1”にセツトし(“FLF”の1へのセツト後後
述する如く0.5秒間表示管5に「0000」を点灯し、
“FLF”の0へのリセツトにより0.5秒間表示管5
を消灯する。)ステータスイツチフラグM〔0、
7〕<2>以下、SLFと称す。)を“1”にセツト
し(表示管の点減制御に用いられる。“1”は消
灯、“0”は点灯である。)無効キーフラグM〔0、
7〕<1>(以下、無効Fと称す。)を“1”にセ
ツトし(この“1”でキー動作を禁止する。)〔以
上〕、そして時計カウンタを午前12時00分に設
定する即M〔2、2〕=2、M〔2、3〕=1、M
〔1、4〕=8にセツトする〔〕。 今述べた初期設定動作後に通常ルーチンへ入
る。 この通常ルーチンは表示管5の各桁への表示動
作、スイツチキーマトリクスの読込み動作、周波
数カウント動作、及びキー動作の4つを1つのル
ープとする6つのループから構成されている。 通常ルーチンへ入る最初のループ又は6回目の
ループ終了後(次回の通常ルーチンの1回目のル
ープへ入る前)において、SLFの状態が判断され
〔〕SLF=“0”であればSL=“0”とする
〔〕。最初のループにおいてはSLF=“1”とさ
れているから直ちに表示動作等へ進む。 出力ポートにM〔0、0〕の値のSLのセツト
状態に対応する出力を発生し、R出力ポートR0
に“1”を発生して表示管5のG1桁にM〔0、
0〕の値かSLのセツト状態に従つて表示され、
R出力ポートR6へ信号が発生され〔以上ステツ
プ:出力ポート←M〔0、0〕、R0ポート=
“1”、R6ポート=“1”〕、時桁設定キー2b1及び
分桁設定キー2b2の作動状態が上述したビツト位
置M〔1、0〕<0>及びM〔1、0〕<1>へ記憶
され〔ステツプ:M〔1、LN〕←K入力、M
〔1、LN〕<3>=“0”〕、スタートストツプキ
ー2b3が作動された場合にとられるべき処理(後
述の〜、、、 23−1 、 23−2 、 24
−1 、 24−2 、、、、)が遂行され
る。又周波数カウント動作(、、)も遂行
されるが、詳細に後述する。 1回目のループにおいて、LNはステツプに
おいて1だけ加算され〔LN←LN+1〕、ステツ
プにおいてLNが5以下であることを判定さ
れ、ステツプにおいてLNが3以下であること
が判定され、R出力ポートR6へ“0”を発し
〔RLN+5ポート=“0”〕(ステツプ)、ステツプ
においてLNが2以下であることが判定されR出
力ポートR7に“1”を発生し〔RLN+6=“1”〕
(ステツプ)、LNがM〔0、6〕の値以下であ
るか否かが判定されて(ステツプ)SLのセツ
トが制御された(、)後、上述したステツプ
へ入るのに先立つて即ち2回目のループへ入る
のに先立つて、R出力ポートR0に“0”を発生
し出力ポートにM〔0、1〕の値の、SLの状態
に対応する出力が発生されR出力ポートR1に
“1”を発生する〔ステツプ:RLN-1ポート=
“0”、ポート←M〔0、LN〕、RLNポート=
“1”〕。上述の如く発生される夫々の信号によつ
て、表示管5のG2桁にM〔0、1〕の値がSLのセ
ツト状態に従つて表示されると共に、R7=“1”
によつてスタートストツプキー2b3、消去キー2
b4、及びインプツトキー2b5の作動状態が上述し
たビツト位置M〔1、1〕<0>、M〔1、1〕<1
>及びM〔1、1〕<2>へ記憶され、消去キー2
b4が作動された場合に遂行されるべき処理が遂行
される。又周波数カウント動作もとられる。 同様にしてステツプ〜において処理がなさ
れた通常ルーチンの3回目のループにおいて、
出力ポートにM〔0、2〕の値の、SLのセツト状
態に対応する出力が発生されR出力ポートR2に
“1”が発生され〔〕表示管5のG3桁にM〔0、
2〕の値がSLのセツト状態に従つて表示され、
発生されたR出力ポートR8の“1”によつて暗
輝度スイツチ2c1及び中輝度スイツチ2c2の作動
状態が上述したビツト位置M〔1、2〕<0>及び
M〔1、2〕<1>へ記憶され、インプツトキー2
b5が作動された場合にとられるべき処理が遂行さ
れる。又、周波数カウント動作もとられる。 同様にしてステツプ〜において処理がなさ
れた通常ルーチンの4回目のループにおいて、
出力ポートにM〔0、3〕の値の、SLのセツト状
態に対応する出力が発生され、R出力ポートR3
に“1”が発生され〔〕表示管5のG4桁にM
〔0、3〕の値がSLのセツト状態に従つて表示さ
れ、R出力ポートR3に“1”が発生され周波数
切換スイツチ2dの作動状態が上述したビツト位
置M〔1、3〕<2>へ記憶され分桁設定キー2b2
が作動された場合にとられるべき処理が遂行され
る。又、周波数カウント動作もとられる。 通常ルーチンの5回目のループにおいて、出
力ポートにM〔0、4〕の値の、SL=1に対応す
る出力が発生されR出力ポートR4に“1”が発
生され〔〕表示管のG5桁にM〔0、4〕の値が
SL=1に従つて表示されR出力ポートR4に“1”
が発生されてダウンカウントモードスイツチ2
a1、アツプカウントモードスイツチ2a2及び時計
設定モードスイツチ2a3の作動状態が上述のビツ
ト位置即ちM〔1、4〕<0>、M〔1、4〕<1
>、及びM〔1、4〕<2>へ記憶され、時桁設定
キー2b1が作動された場合にとられるべき処理が
遂行される。又、周波数カウント動作もとられ
る。 通常ルーチンの6回目のループにおいて、出
力ポートにM〔0、5〕の値の、SL=1に対応す
る出力が発生されR出力ポートR5に“1”が発
生され〔〕表示管5のG6桁にM〔0、5〕の値
がSL=1に従つて表示され、R出力ポートR5に
“1”が発生されて時計表示モードスイツチ2a4、
アラームモードスイツチ2a5及びスヌーズモード
スイツチ2a6の作動状態が夫々、上述したビツト
位置即ちM〔1、5〕<0>、M〔1、5〕<1>、
及びM〔1、5〕<2>へ記憶される。又、周波数
カウント動作もとられる。 このような各ループ毎に暗輝度スイツチ2c1の
作動状態が記憶されているM〔1、2〕<0>(以
下、LBFと称す)が調べられ〔ステツプ〕、も
しLBR=1ならそのループにおいて表示してい
る桁の表示をさせない〔ステツプ:RLNポート
=“0”〕。例えば、LN=0の場合R0=“0”とす
る。この関係は中輝度スイツチ2c2についても同
様であり、それはステツプに対しては 23−1
及び 23−2 で、又ステツプに対しては 24−
1 及び 24−2 で示す。 上述した如く、各キーの作動状態は予じめ決め
られたループにおいて上述のビツト位置に記憶さ
れるが、それと共にキーイン状態及びキーオフ状
態の制御のための表示がスタートストツプキー2
b3についてはM〔1、10〕<3>に、消去キー2b4
についてはM〔1、11〕<3>に、インプツトキー
2b5についてはM〔1、12〕<3>に、分桁設定キ
ー2b2についてはM〔1、13〕<3>に、そして時
桁設定キー2b1についてはM〔1、14〕<3>に記
憶されているか否かを、第6図に示すように、各
キーに割当てられたループが来る度毎に調べ
〔I1:M〔1、LN+10〕<3>=1?〕、もし記憶
されていれば対応するビツト位置に“1”を記憶
させる〔I2:M〔1、LN+10〕=8〕。 そして第5図のステツプへ進む。 M〔1、LN+10〕<3>=1ならば、対応する
カウンタ即ちスタートストツプキーに対してはM
〔1、10〕<0>〜M〔1、10〕<2>、消去キーに
対してはM〔1、11〕<0>〜M〔1、11〕<2>、
インプツトキーに対してはM〔1、12〕<0>〜M
〔1、12〕<2>、分桁設定キーに対してはM〔1、
13〕<0>〜M〔1、13〕<2>、時桁設定キーに
対してはM〔1、14〕<0>〜M〔1、14〕<2>の
値が1だけ増される〔I3:M〔1、LN+10〕←M
〔1、LN+10〕+1〕。そしてステツプI4におい
て、今カウントアツプされたカウンタの値が2以
下であるか否かが調べられる〔M〔1、LN+10〕
≦2?〕。もしそうなら、第5図のステツプへ
進む。 以上においては、各ステツプの説明の後に記号
で表わした如く、本発明の要旨との関係上、詳し
く説明を要しない部分については、上記と同様の
表示形式で説明する。 ステツプ(I4)の判定が否定(ノー)であるな
ら、M〔1、LN+10〕=3〔ステツプ(I5)〕であ
ることが確められる。そして、FLF=1?〔ス
テツプ(I6)〕が調べられ、もし肯定なら、無効
F=“1”?〔ステツプ(I7)〕が調べられる。も
し肯定(イエス)なら、M〔1、10〕〜M〔1、
14〕=0〔ステツプ(I8)〕とし、第5図のステツ
プへ入る。 ステツプ(I6)の判定が否定なら、後述のキー
動作ルーチンKへ入る。 ステツプ(I7)の判定が否定なら、M〔0、7〕
=0即ちFLF=0、SLF=0とし、M〔0、9〕
=7即ちMS(後述)を時計設定モードにし、且
つM〔0、10〕=7即ち表示モードDM(後述)を
時計設定モードにする〔ステツプ(I9)〕。ステツ
プ(I10)において、M〔0、0〕〜M〔0、4〕
←M〔2、0〕〜M〔2、4〕、M〔0、5〕=12、
M〔0、6〕の設定(SL制御のための適切な値)
の各動作を生じさせる。従つて、FLF=1、無
効F=1でない場合には、フリツカ表示は停止
し、その時刻における時計カウンタの時、分の値
が表示管5に表示される。 SLのセツト状態を決めるM〔0、6〕の値は停
止表示の場合には0又は3である。停電表示以外
の場合は2又は3であり、2又は3のどちらかが
M〔0、6〕に設定される。 停電表示時において、SLF=“1”ならM〔0、
6〕=0に設定され、SLF=“0”ならM〔0、6〕
=3に設定される。このようにすれば、停電復帰
時にM〔0、0〕〜M〔0、5〕は0である故、
SLF=“1”の場合LNは常にM〔0、6〕より大
きく、従つてSL=“1”にセツトされ、表示管5
には何も表示されない。SLF=“0”の場合、
LN=3までは、LNはM〔0、6〕より小さいか
等しい関係にあり、従つてSL=“0”にセツトさ
れ、表示管5のG1、G2、G3、G4桁には「0」が
表示され、LN=4、5においては、上述の関係
からG5、G6桁には何も表示されない。SLFは上
述したように表示管の0.5秒毎の点滅制御即ちフ
リツカ表示に用いられるが、この0.5秒毎の切換
え制御は後述のタイムカウントルーチンにおいて
より詳しく説明する。 ステツプ(I10)からKへ入る。 上述したステツプ(I1)〜(I5)の処理はキー
イン状態が通常のルーチンのループについて3回
連続して生じ、完全なキーインであることを確か
めることにある。換言すればキーイン時における
チヤタリングによる誤動作を防止することにあ
る。 又、キーオフ時即ち第5図のステツプの判定
が否定であるときにも、第7図に示すようにして
キーの完全なオフが確められる。即ちM〔1、
LN+3〕<3>=1である〔ステツプ(O1)の
イエス〕なら、ループ毎にM〔1、LN+10〕←
M〔1、LN+10〕+1〔ステツプ(O2)〕となし、
次いでM〔1、LN+10〕=3?〔ステツプ(O3)〕
を調べ、その判定が肯定なら第5図のステツプ
へ入る。 ステツプ(O1)の判定が否定なら、M〔1、
LN+10〕=0〔O4〕とし、第5図のステツプへ
入る。 ステツプ(O3)の判定が否定なら、M〔1、
LN+10〕=0〔O5〕とし、LN=0?〔O6〕の判
定をし、肯定ならDM=14?〔O7〕の判定をし、
肯定ならDM=0〔O8〕とする。そして、M〔0、
0〕〜M〔0、4〕←M〔2、0〕〜M〔2、4〕、
M〔0、5〕=12、M〔0、6〕の設定をなし
〔O9〕、第5図のステツプへ入る。 ステツプ(O6)及び(O7)の判定が否定であ
るときも、第5図のステツプへ入る。 上述のようなキーインの完全性が確認された
後、上述の如くキー動作ルーチンKへ入ることに
なるが、後述するところから明らかになるように
キー動作ルーチンKの説明に先立つてモードスイ
ツチルーチンMを説明した方が全体の流れをより
よく理解出来ると思われるから第8図のモードス
イツチルーチンMについての説明をすることにす
る。 第5図から判るように、ステツプの判定が肯
定に出ると、LN←0(ステツプ〓〓)とした後モ
ードスイツチルーチンMへ入る。このルーチン以
後は通常ルーチンを構成する最終回(6回目の)
ループ内の最後のルーチン部分である。 モードスイツチルーチンMにおいては、このル
ーチンへ入るのに先立つて、上述の通常ルーチン
においてM〔1、4〕及びM〔1、5〕の対応する
ビツト位置へ予じめ読込まれてモード切換スイツ
チ2aの作動状態によつてMSが対応する値に既
に設定されているか否かを、否定(ノー)の場合
には、MS=7(時計設定モード)〔M1〕、MS=
6(アツプカウントモード)〔M2〕、MS=5(ダ
ウンカウントモード)〔M3〕、MS=2(スヌーズ
モード)〔M4〕及びMS=1(アラームモード)
〔M5〕の順に従つて、又これらのMSの内のどれ
かの判定が、肯定(イエス)の場合には、対応す
るスイツチ作動状態記憶ビツト位置即ちM〔1、
4〕<2>=0?〔M6〕、M〔1、4〕<1>=
0?〔M7〕、M〔1、4〕<0>=0?〔M8〕、M
〔1、5〕<2>=0?〔M9〕、M〔1、5〕<1>
=0?〔M10〕及びM〔1、5〕<0>=0?
〔M11〕を調べ且つM〔1、4〕<2>=1?
〔M12〕、M〔1、4〕<2>=1?〔M13〕、M
〔1、4〕<0>=1?〔M14〕、M〔1、5〕<2
>=1?〔M15〕、M〔1、5〕<1>=1?
〔M16〕、及びM〔1、5〕<0>=1?〔M17〕を
調べていづれも“0”であるならば第5図のステ
ツプ〓〓へ進みR出力ポートのR5=0とし、後述
するタイムカウントルーチンTへ入る。 上記メモリM〔1、4〕及びM〔1、5〕の各ビ
ツト位置の調査において、最初に“1”が記憶さ
れているという判定がなされた、そのビツトに従
つてMSが設定される。即ち、M〔1、4〕<2>
=1に対してはMS=7に〔M18〕、M〔1、4〕
<1>=1に対してはMS=6に〔M19〕、M
〔1、4〕<0>=1に対してはMS=5に
〔M20〕、M〔1、5〕<2>=1に対してはMS=
2に〔M21〕、M〔1、5〕<1>=1に対しては
MS=1に〔M22〕、そしてM〔1、5〕<0>=
1に対してはMS=0に〔M23〕、設定する。 この設定動作後M〔1、10〕〜M〔1、14〕をす
べて0にする〔M24〕。これはMS設定(変更)
がなされたときには上記において概説し、より詳
しくは後述するキーインルーチンIのための設定
し直しを意味する。 然る後に、FLF=1の判定をなし〔M25〕、そ
の結果が肯定(イエス)ならば表示管5はフリツ
カ表示状態にあるから、MS=7(時計設定モー
ド)以外のモードにMSが設定されている(M26
のノー判定)ならば何んらのキー操作も受け付け
なくするために無効F=“1”に設定する
〔M27〕。M26における判定がイエスに出た場合に
は次のキー動作を受けるよう無効F=“0”に設
定する〔M28〕。M27及びM28が処理された後上
述したように、ステツプ〓〓を経てタイムカウント
ルーチンTへ入る。 M25において、FLF=“1”にない場合には、
表示モードの変更を次の如くして行う。 上述した如くして設定されたMSの値がMS=
7、MS=0、MS=6、MS=5、MS=2、及
びMS=1であるか否かがステツプ(M29)、
(M30)、〔M31〕、〔M32〕、〔M33〕において順次
に調べられ、ステツプ(M29)及び(M30)にお
いて肯定(イエス)表示が出たとき、対応する
DM即ちMS=7に対してはDM=7(時計設定モ
ード)、MS=0に対してはDM=0(時計設定モ
ード)に設定し〔M34〕、〔M35〕、次いで時計メ
モリM〔2、0〕〜M〔2、4〕の時刻を表示メモ
リM〔0、0〕〜〔0、4〕へ転送しM〔0、5〕
=12としM〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の
値に従つて2又は3に設定する〔M36〕。かくし
て、表示管5に時計メモリの時、分、コロンが表
示される。そして、ステツプ〓〓を経てタイムカウ
ントルーチンTへ入る。 モード切換スイツチ2aが時計表示モードスイ
ツチ2a4に設定されDM=0に設定されると、時
計カウンタとスヌーズメモリとの値が比較され
る。その一致が生ずると、スヌーズ動作が生じさ
せられる。 MSの値が6である〔M31〕場合には、DM=
6(アツプカウンタ表示モード)に設定し
〔M37〕、次いでアツプカウンタM〔4、6〕〜M
〔4、11〕の値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、
5〕へ転送し、M〔0、6〕を上述の如くM〔0、
3〕の値に従つて2又は3に設定する〔M38〕。
これに続いて、今転送されて来て入つたM〔0、
5〕がアツプカウンタ停止を表わす0にあれば
〔M39のイエス〕、DM=13(アツプカウンタ設定
モード)に設定し〔M40〕、M〔0、5〕が0でな
い〔M39のノー〕なら直ちに、上述のステツプ〓〓
を経てタイムカウントルーチンTへ入る。これに
より、アツプカウンタの分、秒の値をカウント動
作中、又は停止中の表示と共に表示する。 MSの値が5である〔M32〕ならば、DM=5
(ダウン表示モード)に設定し〔M41〕、次いでダ
ウンカウンタM〔3、6〕〜M〔3、11〕の値を表
示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転送し、M
〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に従つて
2又は3に設定する〔M42〕。これに続いて、今
転送されて来て入つたM〔0、5〕の値がダウン
カウンタ停止を表わす0にあれば〔M43のイエ
ス〕、DM=12(ダウンカウンタ設定モード)に設
定し〔M44〕、M〔0、5〕の値が0でなければ直
ちに、上述のステツプ〓〓を経てタイムカウントル
ーチンへ入る。このようにして、ダウンカウンタ
の分、秒の値をカウント動作中、又は停止中の表
示と共に表示管5に表示する。 MSの値が2である〔M33〕ならば、DM=2
(スヌーズ表示モード)に設定し〔M45〕、次いで
スヌーズメモリM〔4、0〕〜M〔4、5〕の時刻
を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転送
し、M〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に
従つて2又は3に設定する〔M46〕。これに続い
て、今転送されて来て入つたM〔0、4〕の値が
スヌーズメモリに何も設定されていなかつたこと
を示す0であるならば〔M47のイエス〕、DM=
9(スヌーズ設定モード)に設定し〔M48〕、M
〔0、4〕の値が0でないならば直ちに、上述の
ステツプ〓〓を経てタイムカウントルーチンTへ入
る。このようにして、スヌーズメモリの時、分が
表示管5に表示される。 M33においてMS=2でない即ちMS=1であ
る〔M33のノー〕との判定が出されると、DM=
1(アラーム表示モード)に設定し〔M49〕、次い
でアラームメモリM〔3、0〕〜M〔3、5〕時刻
を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転送し
M〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に従つ
て2又は3に設定する〔M50〕。これに続いて、
今転送されて来て入つたM〔0、4〕の値がアラ
ームメモリに何も入つていなかつたことを示す0
にあれば〔M51のイエス〕、DM=8(アラーム設
定モード)に設定し〔M52〕、M〔0、4〕の値が
0でないならば直ちに、上述のステツプ〓〓を経て
タイムカウントルーチンへ入る。このようにし
て、アラームメモリの時、分が表示管5に表示さ
れる。 上に述べて来たモードスイツチルーチンは複数
のスイツチがオンにある場合には上述の如く予じ
め決められた判定順序において最初にオンと判定
されたスイツチにつき遂行されるべき処理をなし
(優先し)、たとえ全部のスイツチがオフになつて
いる場合でもこの状態になる直前までオンになつ
ていたスイツチにつき遂行されるべき処理をなす
から、MSの値は常に一義的に設定出来、その
MSに対応する表示モードDMにおいて表示管5
の表示が継続される。 モードスイツチルーチンMを出た後、G6桁の
表示を消すようR出力ポートR5に“0”を発生
してタイムカウントルーチンTへ入る。 計時用信号源3(第1図)の商用電源3aから
の電圧波形が成形器3bで波形成形された矩形波
がK8へ入力されている一方、その周期よりも十
分に早い周期即ち矩形波の“0”から“1”への
変化を正確に検知しうる周期(通常ルーチンはこ
の速い周期で反復される)でK8入力の状態が通
常ルーチン毎に判断されている。そして、矩形波
が“0”から“1”へ変化した時、予備カウンタ
M〔2、5〕は1だけカウントアツプされる。こ
のカウントアツプは次の如くして制御される。即
ち、通常ルーチンの制御の下に、K8入力の状態
はM〔2、13〕<3>にセツトされている。従つ
て、前回のK8入力の状態が“0”で、今回のK8
入力状態が“1”であれば、、上述のカウントア
ツプが生じさせられる。 このようにして、予備カウンタで計時の基本単
位が計時される。この予備カウンタの値が第9図
のタイムカウントルーチンTで用いられる。 予備カウンタで計時された1/50/1/60秒毎に時
計メモリのM〔2、6〕(1/50/1/60秒台)の値が
1だけ増されると共に予備カウンタはクリアされ
る〔T1〕。M〔2、6〕が1/50秒台として用いら
れるか、1/60秒台として用いられるかは商用電源
が50Hzのものか〔これは周波数切換スイツチ2d
の作動でM〔1、3〕<2>に1がセツトされてい
ることによつて識別される〕、或いは商用電源が
60Hzのものかによつて決まる。次に、M〔1、3〕
<2>=1ならM〔2、6〕=5になつているか否
か又M〔1、3〕<2>=0ならM〔2、6〕=0に
なつているか否かが判定される〔T2〕。判定が否
定であるならば、後述するDM=15(秒表示モー
ド)にあるか否かの判定がなされ(T54)、この
モードになければ、第5図のステツプへ入り、
新しい通常ルーチンが開始される。 ステツプT2での判定が肯定(イエス)である
ならば、M〔2、6〕をクリアすると共にM〔2、
7〕(1/10秒台)の値を1だけ増す〔T3〕。その
時、M〔2、7〕からM〔2、8〕への桁上げがな
い〔T4のノー〕ならば、M〔2、7〕=5か否か
の判定がなされ〔T5〕、否定の判定が出た場合に
は上述のT54へ進む。 T5における判定が肯定であるならば、ブザー
回路制御用メモリM〔2、10〕<0>=0にし、従
つてR出力ポートR10に“0”が出力され、ブザ
ー回路6は駆動されないので、後述するところか
ら明らかになるように0.5秒経過するまではR10に
“1”を出力させないから0.5秒間報音は停止する
〔T6〕。そしてFLF=“0”か否かの判定がなされ
〔T7〕、その判定が肯定ならSLF=“0”、M〔0、
6〕=3にして〔T8〕第5図のステツプへ進
み、逆に否定なら後述のステツプ(T53)へ進
む。 ステツプ(T4)において肯定が出ると、M
〔2、8〕〔1秒台〕の値が1だけ増される
〔T9〕。その時、M〔2、8〕からM〔2、9〕へ
の桁上げがない〔(T10)のノー〕ならば、後述
するステツプ(T30)へ進む。 ステツプ(T10)において肯定が出ると、M
〔2、9〕〔10秒台〕の値が1だけ増される
〔T11〕。その時、M〔2、9〕からM〔2、0〕へ
の桁上げがない〔(T12)のノー〕ならば、ブザ
ー回路制御用メモリM〔2、10〕のビツトM〔2、
10〕<3>〔スヌーズ動作中であることを示すフラ
グ〕=0か否かを判定し〔T13〕その判定が否定
ならステツプ(T10)と同様、ステツプ(T30)
へ進み、逆に肯定ならメモリM〔2、10〕のビツ
ト〔2、10〕<2>(報音中であることを示すフラ
グ(以下、AMFと称す。)〕=0に設定して
〔T14〕ステツプ(T10)の否定の場合と同様、
ステツプ(T30)へ進む。 ステツプ(T13)及び(T14)が遂行する処理
は前述の(T1)〜(T4)及び(T9)〜(T12)
並びに後述するステツプ(T40)乃至(T48)の
処理との関連して、報音がスヌーズ動作中に発生
されているものではなく、アラーム動作において
10秒間ブザー回路6を駆動するべく設定されてい
たSZF及びAMFを“0”へ設定するためのもの
である。 ステツプ(T12)において肯定が出ると、M
〔2、0〕〔1分台〕の値が1だけ増され、以下同
様にしてM〔2、1〕〔10分台〕、M〔2、2〕〔1
時台〕そしてM〔2、3〕〔10時台〕への桁上げ処
理がなされる〔T15〕。 ステツプ(T15)の処理後、SZF=1で且つ
AMF=1であるか否かの判定がなされ〔T16〕、
その判定が否定であるならば、後述するスステツ
プ(T20)へ進む。 ステツプ(T16)において肯定即ちスヌーズ動
作中にあるという判定が出ると、スヌーズカウン
タM〔2、11〕に1に加算する〔ステツプ
(T17):M〔2、11〕←M〔2、11〕+1〕。そし
て、加算後のM〔2、11〕の値が3以下にあるか
否かの判定がなされ〔T18〕、その判定が否定な
ら〔(T18)のノー〕、ステツプ(T16)と同様、
ステツプ(T20)へ進む。 ステツプ(T18)において肯定が出ると、M
〔2、11〕=0、SZF=0、及びAMF=0として
〔T19〕、ステツプ(T20)へ進む。 ステツプ(T16)乃至(T19)がスヌーズカウ
ンタルーチンであり、そこで行われる処理はスヌ
ーズ動作においてブザー回路6が3分間連続して
駆動されて報音されるということを意味する。 ステツプ(T20)において、アラームメモリの
時刻と時計メモリの時刻との一致があるか否かの
判定がなされ、その判定が肯定ならアラーム制御
用ビツトM〔2、15〕<0>=“1”となして
〔T21〕、又否定なら直ちにステツプ(T22)へ進
む。 ステツプ(T21)において、スヌーズメモリの
時刻と時計メモリの時刻との一致があるか否かの
判定がなされ、その判定が肯定ならスヌーズ制御
用ビツトM〔2、15〕<1>=“1”となして
〔T23〕、又逆に否定なら直ちにステツプ(T24)
へ進む。 ステツプ(T24)においてFLF=0であるか否
かの判定がなされその判定が否定であるならステ
ツプ(T27)へ進むが、逆に肯定であるならDM
=0であるか否かの判定がなされる〔T25〕。ス
テツプ(T25)の判定が否定であるならステツプ
(T27)へ進むが、逆に肯定であるなら表示メモ
リM〔0、0〕〜M〔0、4〕の時刻と時計カウン
タM〔2、0〕〜M〔2、4〕の時刻とに相違が生
じて来ている故、M〔2、0〕〜M〔2、4〕の時
刻をM〔0、0〕〜M〔0、4〕へ転送し、M〔0、
6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に従つて設定
する。かくして、新しい時刻が表示管5に表示さ
れる。 続いて、ステツプ(T27)において時計カウン
タのM〔2、0〕が0又は5にあるか否かを判定
し、この判定が否定であるならステツプ(T30)
へ進むが逆に肯定であるならSZF=“1”である
か否かの判定が行われる〔T28〕。ステツプ
(T28)での判定が否定であるならステツプ
(T30)へ進むが、逆に肯定であるならAMF=
“1”に設定する〔T29〕。 かくして、R出力ポートR10に“1”を5分毎
に発生しうるから、スヌーズ動作中に後述する如
くキー操作によりブザー回路6の駆動を停止させ
たとしても、ブザーからの報音は5分毎に生じさ
せ得るのである。 ステツプ(T29)、並びに(T10)、(T13)、
(T14)、(T27)、及び(T28)から入るステツプ
(T30)はダウンカウンタ及びアツプカウンタの
のためルーチンの最初のステツプであり、ダウン
カウンタが動作中であることを表示するビツトM
〔3、11〕<3>=1であるか否かの判定がなさ
れ、この判定が否定(ノー)であればステツプ
(T38)へ進むが、肯定(イエス)であればダウ
ンカウンタに減算又は加算を生じさせるかを表示
するビツトM〔3、10〕<3>が“1”であるか否
かの判定がなされる〔T31〕。 ステツプ(T31)の判定が否定である即ちダウ
ンカウンタが減算動作のための表示にあるなら
ば、ステツプ(T32)においてダウンカウンタに
1の減算を生じさせ、ダウンカウンタの値=0で
あるか否かの判定がなされる〔T33〕。ステツプ
(T33)における判定が肯定ならM〔3、10〕=12
となすと共にDAF=“1”に設定し〔T34〕、ス
テツプ(T38)へ進む。 このステツプ(T34)の処理はダウンカウンタ
に予じめ設定されていた時間が経過してしまつて
即ちダウンカウンタの値は零となつているから、
超過時間を計数し得るようにするための処理であ
ることを意味する。 ステツプ(T31)での判定が肯定であるなら
ば、この場合にはダウンカウンタは加算動作とさ
れ1だけ加算し〔T35〕、その値が10であるか否
かの判定がなされ〔T36〕、その判定が肯定なら
DAF=“0”に設定し〔T37〕、逆に否定なら直
ちに、ステツプ(T38)へ進む。 ステツプ(T31)乃至(T37)の処理はステツ
プ(T13)及び(T14)に関連して述べたよう
に、ダウンカウンタの減算動作によつてその値が
0になつた時から生じさせられていた報音が10秒
間で自動的に停止されることを意味する。 ステツプ(T38)において、アツプカウンタが
動作中であることを表示するビツトM〔4、11〕<
3>が1であるか否かの判定がなされ、その判定
が肯定であるならアツプカウンタの値を1だけ増
し〔T39〕、逆に否定なら直ちに、ステツプ
(T40)へ済む。 ステツプ(T40)において、上述した如くスヌ
ーズメモリの時刻と時計カウンタの時刻との一致
があつたことを表示する“1”にM〔2、15〕<1
>が設定されているか否かの判定がなされ、その
判定が肯定(イエス)(スヌーズ動作の開始)で
あるならSZF=“1”、AMF=“1”、及びM〔2、
10〕=0に設定し〔T41〕、ステツプ(T44)へ進
む。 ステツプ(T40)の判定が否定であるなら上述
した如くアラームメモリの時刻と時計カウンタの
時刻との一致があつたことを表示する“1”にM
〔2、15〕<0>が設定されているか否かの判定が
なされ〔T42〕その判定が肯定(アラーム動作の
開始)ならAMF=“1”及びM〔2、11〕=0に設
定し〔T43〕、逆に否定なら直ちに、ステツプ
(T44)へ進む。 ステツプ(T40)及び(T42)での判定がいず
れも否定に出たことはスヌーズメモリの時刻も又
アラームメモリの時刻も時計カウタンの時刻と一
致しなかつたか、或いはいずれか一方に一致はあ
つたが、時刻が時計メモリのM〔2、6〕〜M
〔2、9〕で表わされうる時間以内の経過しかし
ていないことを表わす。 ステツプ(T44)においてM〔2、15〕=0に設
定した後、AMF=“1”又はDAF=“1”にある
か否かの判定がなされ〔T45〕、その判定が肯定
なら、R出力ポートR10に“1”を発生せしめる
“1”へM〔2、10〕<0>(以下、ON/OFFと称
す。)を設定してR10に“1”を発生し〔T46〕、
逆に否定なら直ちに、ステツプ(T47)へ進む。 ステツプ(T46)におけるON/OFF=“1”
への設定でR出力ポートR10へ“1”を発生して
ブザー回路6を駆動して報音し、この報音開始時
から0.5秒経過後(T5による判定)、T6において
ON/OFF=“0”への設定でR10へ“0”を発生
してブザー回路6の駆動を停止して報音させなく
する。従つて、報音は0.5秒毎に発生される。 ステツプ(T47)において、FLF=“1”であ
るか否かの判定がなされ、その判定が肯定である
なら、表示はフリツカ状態にあり、従つてSLF=
“1”、M〔0、6〕=0とし〔T48〕、第5図のス
テツプへ進む。 ステツプ(T48)でのSLF=“1”及びM〔0、
6〕=0への設定により表示管5には何も表示さ
れず、この無表示状態が0.5秒間続く(この0.5秒
はT5によ判定される。)と、T8においてSLF=
“0”及びM〔0、6〕=3へ設定されるので、上
述した如く「0000」が表示される。従つて、0.5
秒毎に表示管5に「0000」がフリツカ表示され
る。 ステツプ(T47)での判定が否定であるなら、
DM=6(アツプカウンタ表示モード)であるか
否かの判定がなされ〔T49〕、その判定が肯定で
あるなら、アツプカウンタM〔4、6〕〜M〔4、
11〕の値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕
へ転送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕
の値に従つてM〔0、6〕を設定し〔T50〕、そし
て第5図のステツプへ進む。 ステツプ(T49)での判定が否定であるなら、
DM=5(ダウンカウンタ表示モード)であるか
否かの判定がなされ〔T51〕、その判定が肯定で
あるなら、ダウンカウンタM〔3、6〕〜M〔3、
11〕の値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕
へ転送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕
の値に従つてM〔0、6〕を設定し〔T52〕、そし
て第5図のステツプへ進む。 ステツプ(T51)での判定が否定と出ると、
(T7)と同様、ステツプ(T53)へ入り、DM=
15(秒表示モード)にあるか否かの判定がなされ、
その判定が肯定(イエス)であるならステツプ
(T54)でのDM=15?の判定(1秒以下での桁
上げのない場合の秒表示)と同様、時計メモリの
M〔2、6〕〜M〔2、9〕の値が表示メモリM
〔0、0〕〜M〔0、3〕へ転送され、今転送され
て来て入つたM〔0、3〕の値に従つてM〔0、
6〕が設定され〔T55〕、そして第5図のステツ
プへ進む。 ステツプ(T53)での判定が否定であると、
DMが7、8、9、12及び13の内のいづれかの設
定モードにあるか否かの判定がなされ〔T56〕、
その判定が否定であると、第5図のステツプへ
進み、逆に肯定(イエス)であると、M〔1、14〕
<3>=1であるか否かの判定がなされる
〔T57〕。 ステツプ(T57)の判定が否定に出ると、ステ
ツプ(T63)へ進み、逆に時桁設定キー2b1の閉
成があつたことを意味する肯定に出ると、DM=
13(アツプカウンタ設定モード)にあるか否かの
判定が出る〔T58のイエス〕と、M〔0、3〕の
10分桁を10進形式で1だけ増し〔T59〕、ステツ
プ(T63)へ進む。 ステツプ(T58)の判定が否定に出ると、DM
=12(ダウンカウンタ設定モード)にあるか否か
の判定がなされ〔T60〕、その判定が肯定に出る
と、M〔0、3〕の10分桁を10進形式で1だけ減
らし〔T61〕ステツプ(T63)へ進み、逆に否定
である即ちDMが12及び13以外のつまり7、8、
9の内のいづれかの設定モードにあると、M〔0、
2〕、M〔0、3〕、M〔0、4〕によつて構成され
る時桁を24進形式で1だけ増し〔T62〕、ステツ
プ(T63)へ進む。 ステツプ(T63)において、分桁設定キー2b2
の閉成が生じさせられていることを表わす“1”
がM〔1、13〕<3>に設定されているか否かの判
定がなされその判定が否定に出ると、ステツプ
(T69)へ進み、逆に肯定と出ると、DM=13(ア
ツプカウンタ設定モード)にあるか否かの判定が
なされ〔T64〕、その判定が肯定であるなら、M
〔0、2〕の1分桁を10進形式で1だけ増した
〔ステツプ(T65)〕後、ステツプ(T69)へ進
む。 ステツプ(T64)での判定が否定に出ると、
DM=12(ダウンカウンタ設定モード)にあるか
否かの判定がなされ〔T66〕、その判定が肯定で
あるならM〔0、2〕の1分桁を10進形式で1だ
け減らした〔T67〕後、ステツプ(T69)へ進
む。 ステツプ(T66)での判定が否定に出る即ち
DMが13及び12以外の設定モード7、8、及び9
の内のいづれかの設定モードにあると、M〔0、
0〕及びM〔0、1〕によつて構成される秒桁を
60進形式で1だけ増した〔T68〕後、ステツプ
(T69)へ進む。 ステツプ(T69)において、M〔0、6〕を上
述した如くM〔0、3〕の値に従つて設定した後、
第5図のステツプへ進む。 説明の都合上、後廻にしたキー動作ルーチンを
以下に説明する。 このルーチンにおいては、上記において概説し
た如く、各キーが閉成された場合にとられるべき
処理が対応するLNによつて遂行される。 今、LN=3若しくは4であるとすると、第1
0図のキー動作ルーチンKへ入り、LN=3、
4?を判定するステツプ(K1)において肯定の
判定が出される即ち時桁設定キー2b1又は分桁設
定キー2b2の閉成が生ぜしめられているループに
対応すると、DM=8又は9にあるか否かの判定
がなされ〔K2〕、その判定が否定であるとステツ
プ(K5)へ進み、逆に肯定であるとAM又はPM
桁を表示するM〔0、4〕が0であるか否かの判
定がなされ〔K3〕、もしそうなら表示メモリM
〔0、0〕〜M〔0、4〕には何も設定されていな
いので時計カウンタM〔2、0〕〜M〔2、4〕の
時刻を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、4〕へ転
送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕の値
に従つてM〔0、6〕を設定し且つM〔0、5〕=
0に設定し〔K4〕、逆にステツプ(K3)の判定
が否定なら直ちに、第5図のステツプへ進む。 ステツプ(K5)において、DM=6(アツプカ
ウンタ表示モード)にあるか否かの判定がなさ
れ、その判定が否定ならステツプ(K8)へ進み、
逆に肯定ならDM=13(アツプカウンタ設定モー
ド)に設定し〔K6〕、次いでカウント動作を停止
させるためM〔4、11〕=0としM〔0、0〕(1秒
台)及びM〔0、1〕(10秒台)を0にクリアし、
アツプカウンタ動作を示すべくM〔0、4〕=0に
設定し、そしてカウント動作停止を示すためにM
〔0、5〕=0に設定し〔K7〕、第5図のステツプ
へ進む。 ステツプ(K8)において、DM=5(ダウンカ
ウンタ表示モード)にあるか否かの判定がなさ
れ、その判定が否定であれば直ちに第5図のステ
ツプへ進む。逆に肯定であると、DM=12(ダ
ウンカウンタ設定モード)に設定し〔K9〕、次い
でカウント動作を停止させるべくM〔3、11〕=0
とし且つ超過時間計数動作にあるか否かを問わ
ず、ダウンカウンタにダウンカウント動作を生じ
させるべくM〔3、10〕=0に設定し、M〔0、0〕
(1秒台)及びM〔0、1〕(10秒台)を0にクリ
アし、ダウンカウント動作を示すべくM〔0、4〕
=0に設定し、そしてカウント動作停止中を表示
すべくM〔0、5〕=0に設定し〔K10〕、第5図
のステツプへ進む。 このような、ステツプ(K1)乃至(K10)の
処理がなされた後、上述のモードスイツチルーチ
ン(M)を経たタイムカウントルーチンのステツ
プ(T56)乃至(T69)において、時桁設定キー
2b1及び分桁設定キー2b2の閉成に対してとられ
るべき処理が上述した如くして遂行される。 ステツプ(K1)において、否定(ノー)の判
定が出ると、ステツプ(K11)へ進み、LN=
2?であるか否かの判定がなされ、その判定が肯
定に出ると、第11図のインプツトキー動作
(IP)へ入る。 インプツトキー動作ルーチン(IP)へ入ると、
先ずDM=15(秒表示モード)又は14(再報知表示
モード)にあるか否かの判定がなされ〔IP1〕、
その判定が否定であるならステツプ(IP4)へ進
み、逆に肯定なら、DM=0(時計表示モード)
とし〔IP2〕、次いで時計カウンタM〔2、0〕〜
M〔2、4〕の時刻を表示メモリM〔0、0〕〜M
〔0、4〕へ転送し、今転送されて来て入つたM
〔0、3〕の値に従つてM〔0、6〕を2又は3に
設定し、M〔0、5〕=12に設定して〔IP3〕第5
図のステツプへ進む。 これらのステツプ(IP1)、(IP2)及び(IP3)
はMS=0(時計表示モード)において、DM=
0、14、及び15の3つの表示モードがあるが、
DM=14又は15にあつてインプツトキーの閉成が
あれば時計表示モードに戻す処理をしている。 ステツプ(IP4)において、DM=5(ダウンカ
ウンタ表示モード)又は12(ダウンカウンタ設定
モード)にあるか否かの判定をなし、その判定が
否定であるならステツプ(IP8)へ進み、逆に肯
定ならDM=12に設定し〔IP5〕、次いでプリセツ
トメモリM〔5、6〕〜M〔5、11〕の設定値をダ
ウンカウンタM〔3、6〕〜M〔3、11〕へ転送し
〔IP6〕、これに続いてダウンカウンタへ入れられ
た値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転
送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕の値
に従つてM〔0、6〕の設定をなし〔IP6′〕、第5
図のステツプへ進む。 ステツプ(IP4)乃至(IP6′)の処理はダウン
カウンタの、アツプカウント及びダウンカウント
を問わないカウント動作中にあつても、又カウン
ト動作停止中にあつても、ダウンカウンタをダウ
ンカウント動作での停止の状態にして、ダウンカ
ウンタ及び表示メモリの内容を前以つて設定され
ていたプリセツトメモリの値へ変更することにあ
る。 ステツプ(IP7)において、DM=9(スヌーズ
設定モード)又は8(アラーム設定モード)にあ
るか否かの判定がなされ、その判定が否定である
とステツプ(IP14)へ進み、逆に肯定に出ると、
表示メモリに時刻が設定されていないことを表わ
している“0”にM〔0、4〕があるか否かの判
定がなされ〔IP8〕、その判定が否定に出ると直
ちに第5図のステツプへ進み、逆に肯定に出る
と、DM=9にあるか否かの判定をなし〔IP9〕、
その判定が肯定なら、表示メモリの時刻がスヌー
ズメモリへ設定されることを表わす12にM〔0、
5〕を設定すると共にDM=2(スヌーズ表示モ
ード)に設定し〔IP10〕、次いで表示メモリM
〔0、0〕〜M〔0、5〕の時刻をスヌーズメモリ
M〔4、0〕〜M〔4、5〕へ転送し〔IP11〕、第
5図のステツプへ進む。 ステツプ(IP9)での判定が否定に出る即ち
DM=8であると、M〔0、5〕=12、DM=1に
設定し〔IP12〕、次いで表示メモリM〔0、0〕
〜M〔0、5〕の時刻をアラームメモリM〔3、
0〕〜M〔3、5〕へ転送し〔IP13〕、第5図の
ステツプへ進む。 ステツプ(IP8)乃至(IP13)における処理に
おいてM〔0、4〕を調べ表示メモリ“0”があ
ることを換言すれば報音メモリに“0”が入つて
いることによつて初めて表示メモリの値を報音メ
モリ(スヌーズメモリ、アラームメモリ)へ転送
し得る。従つて、インプツトキーの操作によつて
報音メモリの値の変更を防止している。 ステツプ(IP14)において、DM=7(時計設
定モード)にあるか否かの判定がなされ、その判
定が否定であると、ステツプ(IP17)へ進み、
逆に肯定に出ると、表示メモリM〔0、0〕〜M
〔0、4〕の時刻が時計カウンタM〔2、0〕〜M
〔2、4〕へ転送され〔IP15〕、次いで、この転
送されて来た時刻から、時計メモリの他の部分を
カウントアツプさせるためにこの他の部分即ち10
秒以下のカウンタM〔2、5〕〜M〔2、9〕、ブ
ザー回路制御用メモリM〔2、10〕及びM〔2、
11〕及びM〔2、13〕<3>〔K8F〕を0にクリア
し〔IP16〕、第5図のステツプへ進む。 ステツプ(IP17)において、DM=0(時計表
示モード)にあるか否かの判定がなされ、その判
定が否定であると直ちに第5図のステツプへ進
み、逆に肯定であると、DM=15(秒表示モード)
に設定し〔IP18〕、10秒以下のカウンタM〔2、
6〕〜M〔2、9〕の値を表示メモリM〔0、0〕
〜M〔0、3〕へ転送し、M〔0、4〕=0、M
〔0、5〕=12、M〔0、6〕を設定し〔IP19〕、
そして第5図のステツプへ進む。 従つて、MS=0においてインプツトキーの閉
成を生じさせれば、DM=0で時計表示とし、
DM=15で秒表示とする如く、これら両表示を切
換え表示する機能を果す。 第10図のステツプ(K11)での判定が否定に
出るとLN=1であるか否かの判定がなされ
〔K12〕、その判定が否定である即ちLN=0であ
ると、スタートストツプキー動作ルーチン(S)
へ入るが、逆に肯定に出ると、MS=6、5、
2、及び1の順にその判定がその順にステツプ
(K13)、(K14)、(K15)、(K16)においてなさ
れ、判定が肯定に出たとき対応するメモリが上記
順においてステツプ(K17)、(K18)、(K19)、
(K20)でクリアされ、これに加えてステツプ
(K14)での判定が肯定に出たときにはステツプ
(K18)に先立つてステツプ(K21)でプリセツ
トメモリがクリアされた後、上記肯定に対応して
対応するDM即ちMS=6に対してはDM=13、
MS=5に対してはDM=12、MS=2に対しては
DM=9、MS=1に対してはDM=8がこの順
に対応するステツプ(K21′)、(K22)、(K23)、
(K24)において設定された後、M〔0、0〕〜M
〔0、5〕=0、M〔0、6〕=2に設定し〔K25〕、
そして第5図のステツプへ進む。 ステツプ(K12)での判定が否定に出ると、第
12図のスタートストツプキー動作ルーチン
(S)へ入り、MS=7であるか否かの判定が肯
定に出た〔S1のイエス〕場合、並びにMS=7で
はない〔S1のノー〕がMS=6若しくは5であり
〔S2のイエス〕且つAMF=1又はDAF=1であ
る〔S3のイエス〕場合には、ステツプ(S4)に
おいてM〔2、10〕=0、M〔2、11〕=0と、R出
力ポートR10に“0”を発生する〔S5〕。従つて、
たとえスヌーズ動作中であつても、報音は上述し
た如く、上記条件の下では完全に停止する。ステ
ツプ(S5)から第5図のステツプへ進む。 又、ステツプ(S2)において否定の判定が出
ても、MS=0(時計表示モード)にないとの判
定が出されても〔S6のノー〕又(S6)の判定が
肯定でSZF=1でなくても〔S7のノー〕、ステツ
プ(S1)〜(S3)でなされた判定と同様、ステ
ツプ(S4)へ進み、同様の作用効果を生ぜしめ
られる。 ステツプ(S7)での判定が肯定に出ると、R
出力ポートR10に“0”を発生する〔S8〕。従つ
て、報音は停止する。そして、ステツプ(S9)
において、M〔2、10〕=8、M〔2、11〕=0、M
〔0、0〕〜M〔0、3〕の各々に10をセツトし、
M〔0、4〕=0、M〔0、5〕=0、M〔0、6〕=
3、DM=14に設定し〔S9〕、そして第5図のス
テツプへ進む。 ステツプ(S1)、(S2)、(S6)乃至(S9)の処
理とタイムカウントルーチンにおいて述べたステ
ツプ(T16)乃至(T29)の処理とがステツプ
(S8)での報音停止から5分経過毎に報音の反復
を生ぜしめるのである。この動作状態にあると、
表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、3〕の各々は10
にあるから表示管5には「AAAA」が表示され
再報知表示モードであることが知らされる。 この再報知表示モードはスタートストツプキー
の閉成で生ぜしめられており、スタートストツプ
キーが開かれるとキーオフルーチンにおいて述べ
た如く、DM=0(時計表示モード)へ戻される。 ステツプ(S3)での判定が否定に出ると、DM
=13(アツプカウンタ設定モード)にある〔ステ
ツプ(S10)のイエス〕と、DM=13では、アツ
プカウンタは停止していたからカウントアツプ表
示を意味する12にM〔0、5〕を設定し且つDM
=6とし〔S11〕、この時のカウント開始値とし
て表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕をアツプ
カウンタM〔4、6〕〜M〔4、11〕へ転送し、そ
れから第5図のステツプへ進む。 ステツプ(S10)での判定が否定に出ると、
DM=12の判定がなされ〔S13〕、肯定であると停
止していたダウンカウンタのカウントダウン動作
を生じさせるべくM〔0、5〕=12とし且つDM=
5とし〔S14〕、次いでこの時のカウント開始値
として表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕〔M
〔0、4〕はカウントの方向を表わす〕をダウン
カウンタM〔3、6〕〜M〔3、11〕へ転送する
〔S15〕。そして転送されて来て入つたM〔3、10〕
の値がダウン方向を表わす0にない〔S16のノ
ー〕ならば直ちに第5図のステツプへ進み、逆
に0にあり〔S16のイエス〕且つプリセツトメモ
リM〔5、6〕〜M〔5、11〕に何も入つていなけ
れば〔S17のイエス〕、ダウンカウンタM〔3、
6〕〜M〔3、9〕の値、カウント開始値をプリ
セツトメモリM〔5、6〕〜M〔5、9〕へ転送し
〔S18〕、それから第5図のステツプへ進む。ス
テツプ(S17)での否定の場合にも第5図のステ
ツプへ進む。 ステツプ(S13)での判定が否定に出ると、
DM=6にあるか否かの判定がなされ、その判定
が肯定であるなら今まで動作中にあつたアツプカ
ウンタを停止させるべくM〔4、11〕=0とし且つ
その表示を表示管5になすためM〔0、5〕=0と
し〔S20〕、それから第5図のステツプへ進む。 ステツプ(S19)での判定が否定に出る即ち
DM=5にあると、今までカウント動作中にあつ
たダウンカウンタを停止させるべくM〔3、11〕=
0とし、その表示を表示管5に表示させるべくM
〔0、5〕=0とし〔S21〕、それから第5図のス
テツプへ進む。 上述して来たように、報音時刻メモリ(アラー
ムメモリ、スヌーズメモリ)に既に報音時刻が設
定されていると、その表示を貯える手段によつ
て、表示モードにあつて時間桁設定キー及び分桁
設定キーの操作があつても、上記報音時刻の設定
変更は防止される。又設定なき表示が時刻のため
の表示器に表示される。 以上の説明から明らかな如く、本発明によれ
ば、次のような効果が得られる。 報音時刻メモリの設定変更を防止しうる。 報音時刻メモリに時刻が設定されてない場合
に設定操作を行なうと、時刻メモリの時刻が表
示メモリに転送され、操作に便利である。
は、表示管5の桁G1〜G4には文字は表示されず、
G5にAM及びPMのいづれか1方又は双方が表示
されることに加えて、G6にコロンの上側部分及
び下側部分のいづれか1方又は双方が表示され
る。 M〔0、7〕は計時用信号源例えば商用周波数
電源の停電復帰後における表示管への表示及び後
述するキーのための制御ビツトを貯えるメモリで
ある。 M〔0、8〕はROMに入つているプログラム
によつて作られるループが何回目にあるかを表す
ループナンバーメモリ〔以下、LNと称す。〕で
ある。 M〔0、9〕は後述するモード切換スイツチ2
aの設定状態に従つて設定されるモードメモリ
(以下、MSと称す。)である。 M〔0、10〕は表示管5に後述する各メモリ又
は各カウンタの内のいづれの中に入つている値を
表示するかを決める表示モードメモリ(以下、
DMと称す。)である。 M〔1、0〕〜M〔1、5〕はスイツチ・キーマ
トリクス2の設定状態を記憶するメモリである。 M〔1、10〕〜M〔1、14〕は後述するキー2b
動作を制御するメモリである。 M〔2、0〕〜M〔2、9〕は時計メモリで、そ
の内のM〔2、0〕〜M〔2、4〕がこの記憶区分
順に1分台、10分台、1時台、10時台並びに最後
の記憶区分においては最高位桁から順に2つの桁
にAM及びPMの表示を貯えてなる時計カウンタ
を構成し、M〔2、5〕は予備カウンタでM〔2、
6〕〜M〔2、9〕はM〔2、5〕の値を加算する
ための10秒台以下のカウンタ〔M〔2、6〕は1/5
0/1/60秒台、M〔2、7〕は1/10秒台、M〔2、
8〕は1秒台、M〔2、9〕は10秒台〕である。 M〔2、10〕及びM〔2、11〕はR10の出力制御
をすることによりブザー回路6の動作制御をする
ためのメモリである。 M〔2、13〕<3>は商用電源3の周波数のカウ
ントを制御するためのビツトである。 M〔2、15〕はM〔2、10〕及びM〔2、11〕を
制御するメモリである。 M〔3、0〕〜M〔3、5〕はアラーム時刻を記
憶するメモリで、その内のM〔3、0〕〜M〔3、
3〕はこの記憶区分順に、1分台、10分台、1時
台、及び10時台の数値を貯えており、M〔3、4〕
<3>にAMの表示を、又M〔3、4〕<2>に
PMの表示を貯える。M〔3、5〕<3>に上コロ
ンの表示を、そしてM〔3、5〕<2>に下コロン
の表示を貯えて、これらによりアラーム時刻が設
定されているか否かを表示する。 M〔3、6〕〜M〔3、11〕はダウンカウンタで
あり、その内のM〔3、6〕〜M〔3、9〕はこの
順に1秒台、10秒台、1分台、10分台のカウント
に用いられ、M〔3、10〕はそのカウント方向の
表示を記憶し、M〔3、11〕はそのカウント動作
の停止又は開示の表示を記憶する。 M〔4、0〕〜M〔4、5〕はスヌーズ時刻を記
憶するスヌーズメモリで、その内のM〔4、0〕
〜M〔4、3〕はこの順に1分台、10分台、1時
台、10時台の数値を貯え、M〔4、4〕<3>は
AMの表示を、又M〔4、4〕<2>はPMの表示
を記憶する。M〔4、5〕<3>は上コロンの表示
を、又M〔4、5〕<2>は下コロンの表示を記憶
し、これらがスヌーズ時刻が設定されているか否
かを表示する。 M〔4、6〕〜M〔4、11〕はアツプカウンタで
あり、その内のM〔4、6〕〜M〔4、9〕はこの
順に1秒台、10秒台、1分台、10分台のカウント
に用いられ、M〔4、11〕はそのカウント動作の
停止又は開示の表示を記憶する。 M〔5、6〕〜M〔5、11〕はダウンカウンタに
関連して用いられるプリセツトメモリである。 スイツチキーマトリクス2はモード切換スイツ
チ2a、キー2b、輝度切換スイツチ2c、及び
周波数切換スイツチ2dから構成されている。ス
イツチ2a及び2c並びにキー2bは夫々複数の
スイツチ又はキーから構成されているが、スイツ
チ2cを除いて1時には1つのみ閉成され他は開
放されている形式のものである。 モード切換スイツチ2aはダウンカウントモー
ドスイツチ2a1、アツプカウントモードスイツチ
2a2、時計設定モードスイツチ2a3、時計表示モ
ードスイツチ2a4、アラームモードスイツチ2a5
及びスヌーズモードスイツチ2a6から成り、これ
ら各スイツチの閉成は後述する如くして、メモリ
M〔1、0〕〜M〔1、5〕の予じめ割当てられて
いる記憶区分のビツト例えば上述のスイツチの順
序においてM〔1、4〕<0>、M〔1、4〕<1
>、M〔1、4〕<2>、M〔1、5〕<0>、M
〔1、5〕<1>及びM〔1、5〕<2>に記憶され
る。 キー2bは時桁設定キー2b1、分桁設定キー2
b2、スタートストツプキー2b3、消去キー2b4及
びインプツトキー2b5から成り、これらの各キー
の閉成は後述する如くして、メモリM〔1、0〕
〜M〔1、5〕の予じめ割当てられている記憶区
分のビツト例えば上述のキーの順序においてM
〔1、0〕<0>、M〔1、0〕<1>、M〔1、1〕
<0>、M〔1、1〕<1>、及びM〔1、1〕<2
>に記憶される。 輝度切換スイツチ2cは暗輝度スイツチ2c1及
び中輝度スイツチ2c2から成り、これらのスイツ
チの閉成は後述する如くして、メモリM〔1、0〕
〜M〔1、5〕の予じめ割当てられたビツト例え
ば上述のスイツチの順序においてM〔1、2〕<0
>、及びM〔1、2〕<1>に記憶される。両スイ
ツチの閉成は明輝度での表示制御に用いられる。 周波数切換スイツチ2dは計時用信号源3の周
波数が異なる場合に用いられる例えば商用周波数
50Hzと商用周波数60Hzとを選択するのに用いられ
るスイツチであり、その開閉表示はメモリM〔1、
0〕〜M〔1、5〕の予じめ決められたビツト例
えばM〔1、3〕<2>に記憶される。 上述したスイツチ及びキーの開閉状態の、
RAM内への読込み及びその内容に従つての予じ
め決められた各動作の進行制御を遂行する手段で
あるプログラムは前以つてROMに記憶されてい
る。 以上の如く構成される電子時計の中に実施され
ている本発明の動作を以下に説明する。 第5図はROMに記憶されているプログラムに
よつて順次に遂行される各動作のフローチヤート
を示す図である。 電源が入る(又は停電から復帰する)と、
ROMに記憶されている所定のアドレスがアクセ
スされ、そのアドレスの命令から実行されていく
○St。 先ず、次のような初期設定動作が遂行される。
上記最初にアクセスされた命令はRAM内すべて
のビツトを“0”にクリアする〔〕。これは電
源が入る前にとつていた値を初期化するためのも
のである。 次に、スヌーブフラグM〔2、10〕<3>(以下、
SZFと称す。)を“1”にセツトし、フリツカフ
ラグM〔0、7〕<3>(以下、FLFと称す。)を
“1”にセツトし(“FLF”の1へのセツト後後
述する如く0.5秒間表示管5に「0000」を点灯し、
“FLF”の0へのリセツトにより0.5秒間表示管5
を消灯する。)ステータスイツチフラグM〔0、
7〕<2>以下、SLFと称す。)を“1”にセツト
し(表示管の点減制御に用いられる。“1”は消
灯、“0”は点灯である。)無効キーフラグM〔0、
7〕<1>(以下、無効Fと称す。)を“1”にセ
ツトし(この“1”でキー動作を禁止する。)〔以
上〕、そして時計カウンタを午前12時00分に設
定する即M〔2、2〕=2、M〔2、3〕=1、M
〔1、4〕=8にセツトする〔〕。 今述べた初期設定動作後に通常ルーチンへ入
る。 この通常ルーチンは表示管5の各桁への表示動
作、スイツチキーマトリクスの読込み動作、周波
数カウント動作、及びキー動作の4つを1つのル
ープとする6つのループから構成されている。 通常ルーチンへ入る最初のループ又は6回目の
ループ終了後(次回の通常ルーチンの1回目のル
ープへ入る前)において、SLFの状態が判断され
〔〕SLF=“0”であればSL=“0”とする
〔〕。最初のループにおいてはSLF=“1”とさ
れているから直ちに表示動作等へ進む。 出力ポートにM〔0、0〕の値のSLのセツト
状態に対応する出力を発生し、R出力ポートR0
に“1”を発生して表示管5のG1桁にM〔0、
0〕の値かSLのセツト状態に従つて表示され、
R出力ポートR6へ信号が発生され〔以上ステツ
プ:出力ポート←M〔0、0〕、R0ポート=
“1”、R6ポート=“1”〕、時桁設定キー2b1及び
分桁設定キー2b2の作動状態が上述したビツト位
置M〔1、0〕<0>及びM〔1、0〕<1>へ記憶
され〔ステツプ:M〔1、LN〕←K入力、M
〔1、LN〕<3>=“0”〕、スタートストツプキ
ー2b3が作動された場合にとられるべき処理(後
述の〜、、、 23−1 、 23−2 、 24
−1 、 24−2 、、、、)が遂行され
る。又周波数カウント動作(、、)も遂行
されるが、詳細に後述する。 1回目のループにおいて、LNはステツプに
おいて1だけ加算され〔LN←LN+1〕、ステツ
プにおいてLNが5以下であることを判定さ
れ、ステツプにおいてLNが3以下であること
が判定され、R出力ポートR6へ“0”を発し
〔RLN+5ポート=“0”〕(ステツプ)、ステツプ
においてLNが2以下であることが判定されR出
力ポートR7に“1”を発生し〔RLN+6=“1”〕
(ステツプ)、LNがM〔0、6〕の値以下であ
るか否かが判定されて(ステツプ)SLのセツ
トが制御された(、)後、上述したステツプ
へ入るのに先立つて即ち2回目のループへ入る
のに先立つて、R出力ポートR0に“0”を発生
し出力ポートにM〔0、1〕の値の、SLの状態
に対応する出力が発生されR出力ポートR1に
“1”を発生する〔ステツプ:RLN-1ポート=
“0”、ポート←M〔0、LN〕、RLNポート=
“1”〕。上述の如く発生される夫々の信号によつ
て、表示管5のG2桁にM〔0、1〕の値がSLのセ
ツト状態に従つて表示されると共に、R7=“1”
によつてスタートストツプキー2b3、消去キー2
b4、及びインプツトキー2b5の作動状態が上述し
たビツト位置M〔1、1〕<0>、M〔1、1〕<1
>及びM〔1、1〕<2>へ記憶され、消去キー2
b4が作動された場合に遂行されるべき処理が遂行
される。又周波数カウント動作もとられる。 同様にしてステツプ〜において処理がなさ
れた通常ルーチンの3回目のループにおいて、
出力ポートにM〔0、2〕の値の、SLのセツト状
態に対応する出力が発生されR出力ポートR2に
“1”が発生され〔〕表示管5のG3桁にM〔0、
2〕の値がSLのセツト状態に従つて表示され、
発生されたR出力ポートR8の“1”によつて暗
輝度スイツチ2c1及び中輝度スイツチ2c2の作動
状態が上述したビツト位置M〔1、2〕<0>及び
M〔1、2〕<1>へ記憶され、インプツトキー2
b5が作動された場合にとられるべき処理が遂行さ
れる。又、周波数カウント動作もとられる。 同様にしてステツプ〜において処理がなさ
れた通常ルーチンの4回目のループにおいて、
出力ポートにM〔0、3〕の値の、SLのセツト状
態に対応する出力が発生され、R出力ポートR3
に“1”が発生され〔〕表示管5のG4桁にM
〔0、3〕の値がSLのセツト状態に従つて表示さ
れ、R出力ポートR3に“1”が発生され周波数
切換スイツチ2dの作動状態が上述したビツト位
置M〔1、3〕<2>へ記憶され分桁設定キー2b2
が作動された場合にとられるべき処理が遂行され
る。又、周波数カウント動作もとられる。 通常ルーチンの5回目のループにおいて、出
力ポートにM〔0、4〕の値の、SL=1に対応す
る出力が発生されR出力ポートR4に“1”が発
生され〔〕表示管のG5桁にM〔0、4〕の値が
SL=1に従つて表示されR出力ポートR4に“1”
が発生されてダウンカウントモードスイツチ2
a1、アツプカウントモードスイツチ2a2及び時計
設定モードスイツチ2a3の作動状態が上述のビツ
ト位置即ちM〔1、4〕<0>、M〔1、4〕<1
>、及びM〔1、4〕<2>へ記憶され、時桁設定
キー2b1が作動された場合にとられるべき処理が
遂行される。又、周波数カウント動作もとられ
る。 通常ルーチンの6回目のループにおいて、出
力ポートにM〔0、5〕の値の、SL=1に対応す
る出力が発生されR出力ポートR5に“1”が発
生され〔〕表示管5のG6桁にM〔0、5〕の値
がSL=1に従つて表示され、R出力ポートR5に
“1”が発生されて時計表示モードスイツチ2a4、
アラームモードスイツチ2a5及びスヌーズモード
スイツチ2a6の作動状態が夫々、上述したビツト
位置即ちM〔1、5〕<0>、M〔1、5〕<1>、
及びM〔1、5〕<2>へ記憶される。又、周波数
カウント動作もとられる。 このような各ループ毎に暗輝度スイツチ2c1の
作動状態が記憶されているM〔1、2〕<0>(以
下、LBFと称す)が調べられ〔ステツプ〕、も
しLBR=1ならそのループにおいて表示してい
る桁の表示をさせない〔ステツプ:RLNポート
=“0”〕。例えば、LN=0の場合R0=“0”とす
る。この関係は中輝度スイツチ2c2についても同
様であり、それはステツプに対しては 23−1
及び 23−2 で、又ステツプに対しては 24−
1 及び 24−2 で示す。 上述した如く、各キーの作動状態は予じめ決め
られたループにおいて上述のビツト位置に記憶さ
れるが、それと共にキーイン状態及びキーオフ状
態の制御のための表示がスタートストツプキー2
b3についてはM〔1、10〕<3>に、消去キー2b4
についてはM〔1、11〕<3>に、インプツトキー
2b5についてはM〔1、12〕<3>に、分桁設定キ
ー2b2についてはM〔1、13〕<3>に、そして時
桁設定キー2b1についてはM〔1、14〕<3>に記
憶されているか否かを、第6図に示すように、各
キーに割当てられたループが来る度毎に調べ
〔I1:M〔1、LN+10〕<3>=1?〕、もし記憶
されていれば対応するビツト位置に“1”を記憶
させる〔I2:M〔1、LN+10〕=8〕。 そして第5図のステツプへ進む。 M〔1、LN+10〕<3>=1ならば、対応する
カウンタ即ちスタートストツプキーに対してはM
〔1、10〕<0>〜M〔1、10〕<2>、消去キーに
対してはM〔1、11〕<0>〜M〔1、11〕<2>、
インプツトキーに対してはM〔1、12〕<0>〜M
〔1、12〕<2>、分桁設定キーに対してはM〔1、
13〕<0>〜M〔1、13〕<2>、時桁設定キーに
対してはM〔1、14〕<0>〜M〔1、14〕<2>の
値が1だけ増される〔I3:M〔1、LN+10〕←M
〔1、LN+10〕+1〕。そしてステツプI4におい
て、今カウントアツプされたカウンタの値が2以
下であるか否かが調べられる〔M〔1、LN+10〕
≦2?〕。もしそうなら、第5図のステツプへ
進む。 以上においては、各ステツプの説明の後に記号
で表わした如く、本発明の要旨との関係上、詳し
く説明を要しない部分については、上記と同様の
表示形式で説明する。 ステツプ(I4)の判定が否定(ノー)であるな
ら、M〔1、LN+10〕=3〔ステツプ(I5)〕であ
ることが確められる。そして、FLF=1?〔ス
テツプ(I6)〕が調べられ、もし肯定なら、無効
F=“1”?〔ステツプ(I7)〕が調べられる。も
し肯定(イエス)なら、M〔1、10〕〜M〔1、
14〕=0〔ステツプ(I8)〕とし、第5図のステツ
プへ入る。 ステツプ(I6)の判定が否定なら、後述のキー
動作ルーチンKへ入る。 ステツプ(I7)の判定が否定なら、M〔0、7〕
=0即ちFLF=0、SLF=0とし、M〔0、9〕
=7即ちMS(後述)を時計設定モードにし、且
つM〔0、10〕=7即ち表示モードDM(後述)を
時計設定モードにする〔ステツプ(I9)〕。ステツ
プ(I10)において、M〔0、0〕〜M〔0、4〕
←M〔2、0〕〜M〔2、4〕、M〔0、5〕=12、
M〔0、6〕の設定(SL制御のための適切な値)
の各動作を生じさせる。従つて、FLF=1、無
効F=1でない場合には、フリツカ表示は停止
し、その時刻における時計カウンタの時、分の値
が表示管5に表示される。 SLのセツト状態を決めるM〔0、6〕の値は停
止表示の場合には0又は3である。停電表示以外
の場合は2又は3であり、2又は3のどちらかが
M〔0、6〕に設定される。 停電表示時において、SLF=“1”ならM〔0、
6〕=0に設定され、SLF=“0”ならM〔0、6〕
=3に設定される。このようにすれば、停電復帰
時にM〔0、0〕〜M〔0、5〕は0である故、
SLF=“1”の場合LNは常にM〔0、6〕より大
きく、従つてSL=“1”にセツトされ、表示管5
には何も表示されない。SLF=“0”の場合、
LN=3までは、LNはM〔0、6〕より小さいか
等しい関係にあり、従つてSL=“0”にセツトさ
れ、表示管5のG1、G2、G3、G4桁には「0」が
表示され、LN=4、5においては、上述の関係
からG5、G6桁には何も表示されない。SLFは上
述したように表示管の0.5秒毎の点滅制御即ちフ
リツカ表示に用いられるが、この0.5秒毎の切換
え制御は後述のタイムカウントルーチンにおいて
より詳しく説明する。 ステツプ(I10)からKへ入る。 上述したステツプ(I1)〜(I5)の処理はキー
イン状態が通常のルーチンのループについて3回
連続して生じ、完全なキーインであることを確か
めることにある。換言すればキーイン時における
チヤタリングによる誤動作を防止することにあ
る。 又、キーオフ時即ち第5図のステツプの判定
が否定であるときにも、第7図に示すようにして
キーの完全なオフが確められる。即ちM〔1、
LN+3〕<3>=1である〔ステツプ(O1)の
イエス〕なら、ループ毎にM〔1、LN+10〕←
M〔1、LN+10〕+1〔ステツプ(O2)〕となし、
次いでM〔1、LN+10〕=3?〔ステツプ(O3)〕
を調べ、その判定が肯定なら第5図のステツプ
へ入る。 ステツプ(O1)の判定が否定なら、M〔1、
LN+10〕=0〔O4〕とし、第5図のステツプへ
入る。 ステツプ(O3)の判定が否定なら、M〔1、
LN+10〕=0〔O5〕とし、LN=0?〔O6〕の判
定をし、肯定ならDM=14?〔O7〕の判定をし、
肯定ならDM=0〔O8〕とする。そして、M〔0、
0〕〜M〔0、4〕←M〔2、0〕〜M〔2、4〕、
M〔0、5〕=12、M〔0、6〕の設定をなし
〔O9〕、第5図のステツプへ入る。 ステツプ(O6)及び(O7)の判定が否定であ
るときも、第5図のステツプへ入る。 上述のようなキーインの完全性が確認された
後、上述の如くキー動作ルーチンKへ入ることに
なるが、後述するところから明らかになるように
キー動作ルーチンKの説明に先立つてモードスイ
ツチルーチンMを説明した方が全体の流れをより
よく理解出来ると思われるから第8図のモードス
イツチルーチンMについての説明をすることにす
る。 第5図から判るように、ステツプの判定が肯
定に出ると、LN←0(ステツプ〓〓)とした後モ
ードスイツチルーチンMへ入る。このルーチン以
後は通常ルーチンを構成する最終回(6回目の)
ループ内の最後のルーチン部分である。 モードスイツチルーチンMにおいては、このル
ーチンへ入るのに先立つて、上述の通常ルーチン
においてM〔1、4〕及びM〔1、5〕の対応する
ビツト位置へ予じめ読込まれてモード切換スイツ
チ2aの作動状態によつてMSが対応する値に既
に設定されているか否かを、否定(ノー)の場合
には、MS=7(時計設定モード)〔M1〕、MS=
6(アツプカウントモード)〔M2〕、MS=5(ダ
ウンカウントモード)〔M3〕、MS=2(スヌーズ
モード)〔M4〕及びMS=1(アラームモード)
〔M5〕の順に従つて、又これらのMSの内のどれ
かの判定が、肯定(イエス)の場合には、対応す
るスイツチ作動状態記憶ビツト位置即ちM〔1、
4〕<2>=0?〔M6〕、M〔1、4〕<1>=
0?〔M7〕、M〔1、4〕<0>=0?〔M8〕、M
〔1、5〕<2>=0?〔M9〕、M〔1、5〕<1>
=0?〔M10〕及びM〔1、5〕<0>=0?
〔M11〕を調べ且つM〔1、4〕<2>=1?
〔M12〕、M〔1、4〕<2>=1?〔M13〕、M
〔1、4〕<0>=1?〔M14〕、M〔1、5〕<2
>=1?〔M15〕、M〔1、5〕<1>=1?
〔M16〕、及びM〔1、5〕<0>=1?〔M17〕を
調べていづれも“0”であるならば第5図のステ
ツプ〓〓へ進みR出力ポートのR5=0とし、後述
するタイムカウントルーチンTへ入る。 上記メモリM〔1、4〕及びM〔1、5〕の各ビ
ツト位置の調査において、最初に“1”が記憶さ
れているという判定がなされた、そのビツトに従
つてMSが設定される。即ち、M〔1、4〕<2>
=1に対してはMS=7に〔M18〕、M〔1、4〕
<1>=1に対してはMS=6に〔M19〕、M
〔1、4〕<0>=1に対してはMS=5に
〔M20〕、M〔1、5〕<2>=1に対してはMS=
2に〔M21〕、M〔1、5〕<1>=1に対しては
MS=1に〔M22〕、そしてM〔1、5〕<0>=
1に対してはMS=0に〔M23〕、設定する。 この設定動作後M〔1、10〕〜M〔1、14〕をす
べて0にする〔M24〕。これはMS設定(変更)
がなされたときには上記において概説し、より詳
しくは後述するキーインルーチンIのための設定
し直しを意味する。 然る後に、FLF=1の判定をなし〔M25〕、そ
の結果が肯定(イエス)ならば表示管5はフリツ
カ表示状態にあるから、MS=7(時計設定モー
ド)以外のモードにMSが設定されている(M26
のノー判定)ならば何んらのキー操作も受け付け
なくするために無効F=“1”に設定する
〔M27〕。M26における判定がイエスに出た場合に
は次のキー動作を受けるよう無効F=“0”に設
定する〔M28〕。M27及びM28が処理された後上
述したように、ステツプ〓〓を経てタイムカウント
ルーチンTへ入る。 M25において、FLF=“1”にない場合には、
表示モードの変更を次の如くして行う。 上述した如くして設定されたMSの値がMS=
7、MS=0、MS=6、MS=5、MS=2、及
びMS=1であるか否かがステツプ(M29)、
(M30)、〔M31〕、〔M32〕、〔M33〕において順次
に調べられ、ステツプ(M29)及び(M30)にお
いて肯定(イエス)表示が出たとき、対応する
DM即ちMS=7に対してはDM=7(時計設定モ
ード)、MS=0に対してはDM=0(時計設定モ
ード)に設定し〔M34〕、〔M35〕、次いで時計メ
モリM〔2、0〕〜M〔2、4〕の時刻を表示メモ
リM〔0、0〕〜〔0、4〕へ転送しM〔0、5〕
=12としM〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の
値に従つて2又は3に設定する〔M36〕。かくし
て、表示管5に時計メモリの時、分、コロンが表
示される。そして、ステツプ〓〓を経てタイムカウ
ントルーチンTへ入る。 モード切換スイツチ2aが時計表示モードスイ
ツチ2a4に設定されDM=0に設定されると、時
計カウンタとスヌーズメモリとの値が比較され
る。その一致が生ずると、スヌーズ動作が生じさ
せられる。 MSの値が6である〔M31〕場合には、DM=
6(アツプカウンタ表示モード)に設定し
〔M37〕、次いでアツプカウンタM〔4、6〕〜M
〔4、11〕の値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、
5〕へ転送し、M〔0、6〕を上述の如くM〔0、
3〕の値に従つて2又は3に設定する〔M38〕。
これに続いて、今転送されて来て入つたM〔0、
5〕がアツプカウンタ停止を表わす0にあれば
〔M39のイエス〕、DM=13(アツプカウンタ設定
モード)に設定し〔M40〕、M〔0、5〕が0でな
い〔M39のノー〕なら直ちに、上述のステツプ〓〓
を経てタイムカウントルーチンTへ入る。これに
より、アツプカウンタの分、秒の値をカウント動
作中、又は停止中の表示と共に表示する。 MSの値が5である〔M32〕ならば、DM=5
(ダウン表示モード)に設定し〔M41〕、次いでダ
ウンカウンタM〔3、6〕〜M〔3、11〕の値を表
示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転送し、M
〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に従つて
2又は3に設定する〔M42〕。これに続いて、今
転送されて来て入つたM〔0、5〕の値がダウン
カウンタ停止を表わす0にあれば〔M43のイエ
ス〕、DM=12(ダウンカウンタ設定モード)に設
定し〔M44〕、M〔0、5〕の値が0でなければ直
ちに、上述のステツプ〓〓を経てタイムカウントル
ーチンへ入る。このようにして、ダウンカウンタ
の分、秒の値をカウント動作中、又は停止中の表
示と共に表示管5に表示する。 MSの値が2である〔M33〕ならば、DM=2
(スヌーズ表示モード)に設定し〔M45〕、次いで
スヌーズメモリM〔4、0〕〜M〔4、5〕の時刻
を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転送
し、M〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に
従つて2又は3に設定する〔M46〕。これに続い
て、今転送されて来て入つたM〔0、4〕の値が
スヌーズメモリに何も設定されていなかつたこと
を示す0であるならば〔M47のイエス〕、DM=
9(スヌーズ設定モード)に設定し〔M48〕、M
〔0、4〕の値が0でないならば直ちに、上述の
ステツプ〓〓を経てタイムカウントルーチンTへ入
る。このようにして、スヌーズメモリの時、分が
表示管5に表示される。 M33においてMS=2でない即ちMS=1であ
る〔M33のノー〕との判定が出されると、DM=
1(アラーム表示モード)に設定し〔M49〕、次い
でアラームメモリM〔3、0〕〜M〔3、5〕時刻
を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転送し
M〔0、6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に従つ
て2又は3に設定する〔M50〕。これに続いて、
今転送されて来て入つたM〔0、4〕の値がアラ
ームメモリに何も入つていなかつたことを示す0
にあれば〔M51のイエス〕、DM=8(アラーム設
定モード)に設定し〔M52〕、M〔0、4〕の値が
0でないならば直ちに、上述のステツプ〓〓を経て
タイムカウントルーチンへ入る。このようにし
て、アラームメモリの時、分が表示管5に表示さ
れる。 上に述べて来たモードスイツチルーチンは複数
のスイツチがオンにある場合には上述の如く予じ
め決められた判定順序において最初にオンと判定
されたスイツチにつき遂行されるべき処理をなし
(優先し)、たとえ全部のスイツチがオフになつて
いる場合でもこの状態になる直前までオンになつ
ていたスイツチにつき遂行されるべき処理をなす
から、MSの値は常に一義的に設定出来、その
MSに対応する表示モードDMにおいて表示管5
の表示が継続される。 モードスイツチルーチンMを出た後、G6桁の
表示を消すようR出力ポートR5に“0”を発生
してタイムカウントルーチンTへ入る。 計時用信号源3(第1図)の商用電源3aから
の電圧波形が成形器3bで波形成形された矩形波
がK8へ入力されている一方、その周期よりも十
分に早い周期即ち矩形波の“0”から“1”への
変化を正確に検知しうる周期(通常ルーチンはこ
の速い周期で反復される)でK8入力の状態が通
常ルーチン毎に判断されている。そして、矩形波
が“0”から“1”へ変化した時、予備カウンタ
M〔2、5〕は1だけカウントアツプされる。こ
のカウントアツプは次の如くして制御される。即
ち、通常ルーチンの制御の下に、K8入力の状態
はM〔2、13〕<3>にセツトされている。従つ
て、前回のK8入力の状態が“0”で、今回のK8
入力状態が“1”であれば、、上述のカウントア
ツプが生じさせられる。 このようにして、予備カウンタで計時の基本単
位が計時される。この予備カウンタの値が第9図
のタイムカウントルーチンTで用いられる。 予備カウンタで計時された1/50/1/60秒毎に時
計メモリのM〔2、6〕(1/50/1/60秒台)の値が
1だけ増されると共に予備カウンタはクリアされ
る〔T1〕。M〔2、6〕が1/50秒台として用いら
れるか、1/60秒台として用いられるかは商用電源
が50Hzのものか〔これは周波数切換スイツチ2d
の作動でM〔1、3〕<2>に1がセツトされてい
ることによつて識別される〕、或いは商用電源が
60Hzのものかによつて決まる。次に、M〔1、3〕
<2>=1ならM〔2、6〕=5になつているか否
か又M〔1、3〕<2>=0ならM〔2、6〕=0に
なつているか否かが判定される〔T2〕。判定が否
定であるならば、後述するDM=15(秒表示モー
ド)にあるか否かの判定がなされ(T54)、この
モードになければ、第5図のステツプへ入り、
新しい通常ルーチンが開始される。 ステツプT2での判定が肯定(イエス)である
ならば、M〔2、6〕をクリアすると共にM〔2、
7〕(1/10秒台)の値を1だけ増す〔T3〕。その
時、M〔2、7〕からM〔2、8〕への桁上げがな
い〔T4のノー〕ならば、M〔2、7〕=5か否か
の判定がなされ〔T5〕、否定の判定が出た場合に
は上述のT54へ進む。 T5における判定が肯定であるならば、ブザー
回路制御用メモリM〔2、10〕<0>=0にし、従
つてR出力ポートR10に“0”が出力され、ブザ
ー回路6は駆動されないので、後述するところか
ら明らかになるように0.5秒経過するまではR10に
“1”を出力させないから0.5秒間報音は停止する
〔T6〕。そしてFLF=“0”か否かの判定がなされ
〔T7〕、その判定が肯定ならSLF=“0”、M〔0、
6〕=3にして〔T8〕第5図のステツプへ進
み、逆に否定なら後述のステツプ(T53)へ進
む。 ステツプ(T4)において肯定が出ると、M
〔2、8〕〔1秒台〕の値が1だけ増される
〔T9〕。その時、M〔2、8〕からM〔2、9〕へ
の桁上げがない〔(T10)のノー〕ならば、後述
するステツプ(T30)へ進む。 ステツプ(T10)において肯定が出ると、M
〔2、9〕〔10秒台〕の値が1だけ増される
〔T11〕。その時、M〔2、9〕からM〔2、0〕へ
の桁上げがない〔(T12)のノー〕ならば、ブザ
ー回路制御用メモリM〔2、10〕のビツトM〔2、
10〕<3>〔スヌーズ動作中であることを示すフラ
グ〕=0か否かを判定し〔T13〕その判定が否定
ならステツプ(T10)と同様、ステツプ(T30)
へ進み、逆に肯定ならメモリM〔2、10〕のビツ
ト〔2、10〕<2>(報音中であることを示すフラ
グ(以下、AMFと称す。)〕=0に設定して
〔T14〕ステツプ(T10)の否定の場合と同様、
ステツプ(T30)へ進む。 ステツプ(T13)及び(T14)が遂行する処理
は前述の(T1)〜(T4)及び(T9)〜(T12)
並びに後述するステツプ(T40)乃至(T48)の
処理との関連して、報音がスヌーズ動作中に発生
されているものではなく、アラーム動作において
10秒間ブザー回路6を駆動するべく設定されてい
たSZF及びAMFを“0”へ設定するためのもの
である。 ステツプ(T12)において肯定が出ると、M
〔2、0〕〔1分台〕の値が1だけ増され、以下同
様にしてM〔2、1〕〔10分台〕、M〔2、2〕〔1
時台〕そしてM〔2、3〕〔10時台〕への桁上げ処
理がなされる〔T15〕。 ステツプ(T15)の処理後、SZF=1で且つ
AMF=1であるか否かの判定がなされ〔T16〕、
その判定が否定であるならば、後述するスステツ
プ(T20)へ進む。 ステツプ(T16)において肯定即ちスヌーズ動
作中にあるという判定が出ると、スヌーズカウン
タM〔2、11〕に1に加算する〔ステツプ
(T17):M〔2、11〕←M〔2、11〕+1〕。そし
て、加算後のM〔2、11〕の値が3以下にあるか
否かの判定がなされ〔T18〕、その判定が否定な
ら〔(T18)のノー〕、ステツプ(T16)と同様、
ステツプ(T20)へ進む。 ステツプ(T18)において肯定が出ると、M
〔2、11〕=0、SZF=0、及びAMF=0として
〔T19〕、ステツプ(T20)へ進む。 ステツプ(T16)乃至(T19)がスヌーズカウ
ンタルーチンであり、そこで行われる処理はスヌ
ーズ動作においてブザー回路6が3分間連続して
駆動されて報音されるということを意味する。 ステツプ(T20)において、アラームメモリの
時刻と時計メモリの時刻との一致があるか否かの
判定がなされ、その判定が肯定ならアラーム制御
用ビツトM〔2、15〕<0>=“1”となして
〔T21〕、又否定なら直ちにステツプ(T22)へ進
む。 ステツプ(T21)において、スヌーズメモリの
時刻と時計メモリの時刻との一致があるか否かの
判定がなされ、その判定が肯定ならスヌーズ制御
用ビツトM〔2、15〕<1>=“1”となして
〔T23〕、又逆に否定なら直ちにステツプ(T24)
へ進む。 ステツプ(T24)においてFLF=0であるか否
かの判定がなされその判定が否定であるならステ
ツプ(T27)へ進むが、逆に肯定であるならDM
=0であるか否かの判定がなされる〔T25〕。ス
テツプ(T25)の判定が否定であるならステツプ
(T27)へ進むが、逆に肯定であるなら表示メモ
リM〔0、0〕〜M〔0、4〕の時刻と時計カウン
タM〔2、0〕〜M〔2、4〕の時刻とに相違が生
じて来ている故、M〔2、0〕〜M〔2、4〕の時
刻をM〔0、0〕〜M〔0、4〕へ転送し、M〔0、
6〕を上述の如くM〔0、3〕の値に従つて設定
する。かくして、新しい時刻が表示管5に表示さ
れる。 続いて、ステツプ(T27)において時計カウン
タのM〔2、0〕が0又は5にあるか否かを判定
し、この判定が否定であるならステツプ(T30)
へ進むが逆に肯定であるならSZF=“1”である
か否かの判定が行われる〔T28〕。ステツプ
(T28)での判定が否定であるならステツプ
(T30)へ進むが、逆に肯定であるならAMF=
“1”に設定する〔T29〕。 かくして、R出力ポートR10に“1”を5分毎
に発生しうるから、スヌーズ動作中に後述する如
くキー操作によりブザー回路6の駆動を停止させ
たとしても、ブザーからの報音は5分毎に生じさ
せ得るのである。 ステツプ(T29)、並びに(T10)、(T13)、
(T14)、(T27)、及び(T28)から入るステツプ
(T30)はダウンカウンタ及びアツプカウンタの
のためルーチンの最初のステツプであり、ダウン
カウンタが動作中であることを表示するビツトM
〔3、11〕<3>=1であるか否かの判定がなさ
れ、この判定が否定(ノー)であればステツプ
(T38)へ進むが、肯定(イエス)であればダウ
ンカウンタに減算又は加算を生じさせるかを表示
するビツトM〔3、10〕<3>が“1”であるか否
かの判定がなされる〔T31〕。 ステツプ(T31)の判定が否定である即ちダウ
ンカウンタが減算動作のための表示にあるなら
ば、ステツプ(T32)においてダウンカウンタに
1の減算を生じさせ、ダウンカウンタの値=0で
あるか否かの判定がなされる〔T33〕。ステツプ
(T33)における判定が肯定ならM〔3、10〕=12
となすと共にDAF=“1”に設定し〔T34〕、ス
テツプ(T38)へ進む。 このステツプ(T34)の処理はダウンカウンタ
に予じめ設定されていた時間が経過してしまつて
即ちダウンカウンタの値は零となつているから、
超過時間を計数し得るようにするための処理であ
ることを意味する。 ステツプ(T31)での判定が肯定であるなら
ば、この場合にはダウンカウンタは加算動作とさ
れ1だけ加算し〔T35〕、その値が10であるか否
かの判定がなされ〔T36〕、その判定が肯定なら
DAF=“0”に設定し〔T37〕、逆に否定なら直
ちに、ステツプ(T38)へ進む。 ステツプ(T31)乃至(T37)の処理はステツ
プ(T13)及び(T14)に関連して述べたよう
に、ダウンカウンタの減算動作によつてその値が
0になつた時から生じさせられていた報音が10秒
間で自動的に停止されることを意味する。 ステツプ(T38)において、アツプカウンタが
動作中であることを表示するビツトM〔4、11〕<
3>が1であるか否かの判定がなされ、その判定
が肯定であるならアツプカウンタの値を1だけ増
し〔T39〕、逆に否定なら直ちに、ステツプ
(T40)へ済む。 ステツプ(T40)において、上述した如くスヌ
ーズメモリの時刻と時計カウンタの時刻との一致
があつたことを表示する“1”にM〔2、15〕<1
>が設定されているか否かの判定がなされ、その
判定が肯定(イエス)(スヌーズ動作の開始)で
あるならSZF=“1”、AMF=“1”、及びM〔2、
10〕=0に設定し〔T41〕、ステツプ(T44)へ進
む。 ステツプ(T40)の判定が否定であるなら上述
した如くアラームメモリの時刻と時計カウンタの
時刻との一致があつたことを表示する“1”にM
〔2、15〕<0>が設定されているか否かの判定が
なされ〔T42〕その判定が肯定(アラーム動作の
開始)ならAMF=“1”及びM〔2、11〕=0に設
定し〔T43〕、逆に否定なら直ちに、ステツプ
(T44)へ進む。 ステツプ(T40)及び(T42)での判定がいず
れも否定に出たことはスヌーズメモリの時刻も又
アラームメモリの時刻も時計カウタンの時刻と一
致しなかつたか、或いはいずれか一方に一致はあ
つたが、時刻が時計メモリのM〔2、6〕〜M
〔2、9〕で表わされうる時間以内の経過しかし
ていないことを表わす。 ステツプ(T44)においてM〔2、15〕=0に設
定した後、AMF=“1”又はDAF=“1”にある
か否かの判定がなされ〔T45〕、その判定が肯定
なら、R出力ポートR10に“1”を発生せしめる
“1”へM〔2、10〕<0>(以下、ON/OFFと称
す。)を設定してR10に“1”を発生し〔T46〕、
逆に否定なら直ちに、ステツプ(T47)へ進む。 ステツプ(T46)におけるON/OFF=“1”
への設定でR出力ポートR10へ“1”を発生して
ブザー回路6を駆動して報音し、この報音開始時
から0.5秒経過後(T5による判定)、T6において
ON/OFF=“0”への設定でR10へ“0”を発生
してブザー回路6の駆動を停止して報音させなく
する。従つて、報音は0.5秒毎に発生される。 ステツプ(T47)において、FLF=“1”であ
るか否かの判定がなされ、その判定が肯定である
なら、表示はフリツカ状態にあり、従つてSLF=
“1”、M〔0、6〕=0とし〔T48〕、第5図のス
テツプへ進む。 ステツプ(T48)でのSLF=“1”及びM〔0、
6〕=0への設定により表示管5には何も表示さ
れず、この無表示状態が0.5秒間続く(この0.5秒
はT5によ判定される。)と、T8においてSLF=
“0”及びM〔0、6〕=3へ設定されるので、上
述した如く「0000」が表示される。従つて、0.5
秒毎に表示管5に「0000」がフリツカ表示され
る。 ステツプ(T47)での判定が否定であるなら、
DM=6(アツプカウンタ表示モード)であるか
否かの判定がなされ〔T49〕、その判定が肯定で
あるなら、アツプカウンタM〔4、6〕〜M〔4、
11〕の値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕
へ転送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕
の値に従つてM〔0、6〕を設定し〔T50〕、そし
て第5図のステツプへ進む。 ステツプ(T49)での判定が否定であるなら、
DM=5(ダウンカウンタ表示モード)であるか
否かの判定がなされ〔T51〕、その判定が肯定で
あるなら、ダウンカウンタM〔3、6〕〜M〔3、
11〕の値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕
へ転送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕
の値に従つてM〔0、6〕を設定し〔T52〕、そし
て第5図のステツプへ進む。 ステツプ(T51)での判定が否定と出ると、
(T7)と同様、ステツプ(T53)へ入り、DM=
15(秒表示モード)にあるか否かの判定がなされ、
その判定が肯定(イエス)であるならステツプ
(T54)でのDM=15?の判定(1秒以下での桁
上げのない場合の秒表示)と同様、時計メモリの
M〔2、6〕〜M〔2、9〕の値が表示メモリM
〔0、0〕〜M〔0、3〕へ転送され、今転送され
て来て入つたM〔0、3〕の値に従つてM〔0、
6〕が設定され〔T55〕、そして第5図のステツ
プへ進む。 ステツプ(T53)での判定が否定であると、
DMが7、8、9、12及び13の内のいづれかの設
定モードにあるか否かの判定がなされ〔T56〕、
その判定が否定であると、第5図のステツプへ
進み、逆に肯定(イエス)であると、M〔1、14〕
<3>=1であるか否かの判定がなされる
〔T57〕。 ステツプ(T57)の判定が否定に出ると、ステ
ツプ(T63)へ進み、逆に時桁設定キー2b1の閉
成があつたことを意味する肯定に出ると、DM=
13(アツプカウンタ設定モード)にあるか否かの
判定が出る〔T58のイエス〕と、M〔0、3〕の
10分桁を10進形式で1だけ増し〔T59〕、ステツ
プ(T63)へ進む。 ステツプ(T58)の判定が否定に出ると、DM
=12(ダウンカウンタ設定モード)にあるか否か
の判定がなされ〔T60〕、その判定が肯定に出る
と、M〔0、3〕の10分桁を10進形式で1だけ減
らし〔T61〕ステツプ(T63)へ進み、逆に否定
である即ちDMが12及び13以外のつまり7、8、
9の内のいづれかの設定モードにあると、M〔0、
2〕、M〔0、3〕、M〔0、4〕によつて構成され
る時桁を24進形式で1だけ増し〔T62〕、ステツ
プ(T63)へ進む。 ステツプ(T63)において、分桁設定キー2b2
の閉成が生じさせられていることを表わす“1”
がM〔1、13〕<3>に設定されているか否かの判
定がなされその判定が否定に出ると、ステツプ
(T69)へ進み、逆に肯定と出ると、DM=13(ア
ツプカウンタ設定モード)にあるか否かの判定が
なされ〔T64〕、その判定が肯定であるなら、M
〔0、2〕の1分桁を10進形式で1だけ増した
〔ステツプ(T65)〕後、ステツプ(T69)へ進
む。 ステツプ(T64)での判定が否定に出ると、
DM=12(ダウンカウンタ設定モード)にあるか
否かの判定がなされ〔T66〕、その判定が肯定で
あるならM〔0、2〕の1分桁を10進形式で1だ
け減らした〔T67〕後、ステツプ(T69)へ進
む。 ステツプ(T66)での判定が否定に出る即ち
DMが13及び12以外の設定モード7、8、及び9
の内のいづれかの設定モードにあると、M〔0、
0〕及びM〔0、1〕によつて構成される秒桁を
60進形式で1だけ増した〔T68〕後、ステツプ
(T69)へ進む。 ステツプ(T69)において、M〔0、6〕を上
述した如くM〔0、3〕の値に従つて設定した後、
第5図のステツプへ進む。 説明の都合上、後廻にしたキー動作ルーチンを
以下に説明する。 このルーチンにおいては、上記において概説し
た如く、各キーが閉成された場合にとられるべき
処理が対応するLNによつて遂行される。 今、LN=3若しくは4であるとすると、第1
0図のキー動作ルーチンKへ入り、LN=3、
4?を判定するステツプ(K1)において肯定の
判定が出される即ち時桁設定キー2b1又は分桁設
定キー2b2の閉成が生ぜしめられているループに
対応すると、DM=8又は9にあるか否かの判定
がなされ〔K2〕、その判定が否定であるとステツ
プ(K5)へ進み、逆に肯定であるとAM又はPM
桁を表示するM〔0、4〕が0であるか否かの判
定がなされ〔K3〕、もしそうなら表示メモリM
〔0、0〕〜M〔0、4〕には何も設定されていな
いので時計カウンタM〔2、0〕〜M〔2、4〕の
時刻を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、4〕へ転
送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕の値
に従つてM〔0、6〕を設定し且つM〔0、5〕=
0に設定し〔K4〕、逆にステツプ(K3)の判定
が否定なら直ちに、第5図のステツプへ進む。 ステツプ(K5)において、DM=6(アツプカ
ウンタ表示モード)にあるか否かの判定がなさ
れ、その判定が否定ならステツプ(K8)へ進み、
逆に肯定ならDM=13(アツプカウンタ設定モー
ド)に設定し〔K6〕、次いでカウント動作を停止
させるためM〔4、11〕=0としM〔0、0〕(1秒
台)及びM〔0、1〕(10秒台)を0にクリアし、
アツプカウンタ動作を示すべくM〔0、4〕=0に
設定し、そしてカウント動作停止を示すためにM
〔0、5〕=0に設定し〔K7〕、第5図のステツプ
へ進む。 ステツプ(K8)において、DM=5(ダウンカ
ウンタ表示モード)にあるか否かの判定がなさ
れ、その判定が否定であれば直ちに第5図のステ
ツプへ進む。逆に肯定であると、DM=12(ダ
ウンカウンタ設定モード)に設定し〔K9〕、次い
でカウント動作を停止させるべくM〔3、11〕=0
とし且つ超過時間計数動作にあるか否かを問わ
ず、ダウンカウンタにダウンカウント動作を生じ
させるべくM〔3、10〕=0に設定し、M〔0、0〕
(1秒台)及びM〔0、1〕(10秒台)を0にクリ
アし、ダウンカウント動作を示すべくM〔0、4〕
=0に設定し、そしてカウント動作停止中を表示
すべくM〔0、5〕=0に設定し〔K10〕、第5図
のステツプへ進む。 このような、ステツプ(K1)乃至(K10)の
処理がなされた後、上述のモードスイツチルーチ
ン(M)を経たタイムカウントルーチンのステツ
プ(T56)乃至(T69)において、時桁設定キー
2b1及び分桁設定キー2b2の閉成に対してとられ
るべき処理が上述した如くして遂行される。 ステツプ(K1)において、否定(ノー)の判
定が出ると、ステツプ(K11)へ進み、LN=
2?であるか否かの判定がなされ、その判定が肯
定に出ると、第11図のインプツトキー動作
(IP)へ入る。 インプツトキー動作ルーチン(IP)へ入ると、
先ずDM=15(秒表示モード)又は14(再報知表示
モード)にあるか否かの判定がなされ〔IP1〕、
その判定が否定であるならステツプ(IP4)へ進
み、逆に肯定なら、DM=0(時計表示モード)
とし〔IP2〕、次いで時計カウンタM〔2、0〕〜
M〔2、4〕の時刻を表示メモリM〔0、0〕〜M
〔0、4〕へ転送し、今転送されて来て入つたM
〔0、3〕の値に従つてM〔0、6〕を2又は3に
設定し、M〔0、5〕=12に設定して〔IP3〕第5
図のステツプへ進む。 これらのステツプ(IP1)、(IP2)及び(IP3)
はMS=0(時計表示モード)において、DM=
0、14、及び15の3つの表示モードがあるが、
DM=14又は15にあつてインプツトキーの閉成が
あれば時計表示モードに戻す処理をしている。 ステツプ(IP4)において、DM=5(ダウンカ
ウンタ表示モード)又は12(ダウンカウンタ設定
モード)にあるか否かの判定をなし、その判定が
否定であるならステツプ(IP8)へ進み、逆に肯
定ならDM=12に設定し〔IP5〕、次いでプリセツ
トメモリM〔5、6〕〜M〔5、11〕の設定値をダ
ウンカウンタM〔3、6〕〜M〔3、11〕へ転送し
〔IP6〕、これに続いてダウンカウンタへ入れられ
た値を表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕へ転
送し、今転送されて来て入つたM〔0、3〕の値
に従つてM〔0、6〕の設定をなし〔IP6′〕、第5
図のステツプへ進む。 ステツプ(IP4)乃至(IP6′)の処理はダウン
カウンタの、アツプカウント及びダウンカウント
を問わないカウント動作中にあつても、又カウン
ト動作停止中にあつても、ダウンカウンタをダウ
ンカウント動作での停止の状態にして、ダウンカ
ウンタ及び表示メモリの内容を前以つて設定され
ていたプリセツトメモリの値へ変更することにあ
る。 ステツプ(IP7)において、DM=9(スヌーズ
設定モード)又は8(アラーム設定モード)にあ
るか否かの判定がなされ、その判定が否定である
とステツプ(IP14)へ進み、逆に肯定に出ると、
表示メモリに時刻が設定されていないことを表わ
している“0”にM〔0、4〕があるか否かの判
定がなされ〔IP8〕、その判定が否定に出ると直
ちに第5図のステツプへ進み、逆に肯定に出る
と、DM=9にあるか否かの判定をなし〔IP9〕、
その判定が肯定なら、表示メモリの時刻がスヌー
ズメモリへ設定されることを表わす12にM〔0、
5〕を設定すると共にDM=2(スヌーズ表示モ
ード)に設定し〔IP10〕、次いで表示メモリM
〔0、0〕〜M〔0、5〕の時刻をスヌーズメモリ
M〔4、0〕〜M〔4、5〕へ転送し〔IP11〕、第
5図のステツプへ進む。 ステツプ(IP9)での判定が否定に出る即ち
DM=8であると、M〔0、5〕=12、DM=1に
設定し〔IP12〕、次いで表示メモリM〔0、0〕
〜M〔0、5〕の時刻をアラームメモリM〔3、
0〕〜M〔3、5〕へ転送し〔IP13〕、第5図の
ステツプへ進む。 ステツプ(IP8)乃至(IP13)における処理に
おいてM〔0、4〕を調べ表示メモリ“0”があ
ることを換言すれば報音メモリに“0”が入つて
いることによつて初めて表示メモリの値を報音メ
モリ(スヌーズメモリ、アラームメモリ)へ転送
し得る。従つて、インプツトキーの操作によつて
報音メモリの値の変更を防止している。 ステツプ(IP14)において、DM=7(時計設
定モード)にあるか否かの判定がなされ、その判
定が否定であると、ステツプ(IP17)へ進み、
逆に肯定に出ると、表示メモリM〔0、0〕〜M
〔0、4〕の時刻が時計カウンタM〔2、0〕〜M
〔2、4〕へ転送され〔IP15〕、次いで、この転
送されて来た時刻から、時計メモリの他の部分を
カウントアツプさせるためにこの他の部分即ち10
秒以下のカウンタM〔2、5〕〜M〔2、9〕、ブ
ザー回路制御用メモリM〔2、10〕及びM〔2、
11〕及びM〔2、13〕<3>〔K8F〕を0にクリア
し〔IP16〕、第5図のステツプへ進む。 ステツプ(IP17)において、DM=0(時計表
示モード)にあるか否かの判定がなされ、その判
定が否定であると直ちに第5図のステツプへ進
み、逆に肯定であると、DM=15(秒表示モード)
に設定し〔IP18〕、10秒以下のカウンタM〔2、
6〕〜M〔2、9〕の値を表示メモリM〔0、0〕
〜M〔0、3〕へ転送し、M〔0、4〕=0、M
〔0、5〕=12、M〔0、6〕を設定し〔IP19〕、
そして第5図のステツプへ進む。 従つて、MS=0においてインプツトキーの閉
成を生じさせれば、DM=0で時計表示とし、
DM=15で秒表示とする如く、これら両表示を切
換え表示する機能を果す。 第10図のステツプ(K11)での判定が否定に
出るとLN=1であるか否かの判定がなされ
〔K12〕、その判定が否定である即ちLN=0であ
ると、スタートストツプキー動作ルーチン(S)
へ入るが、逆に肯定に出ると、MS=6、5、
2、及び1の順にその判定がその順にステツプ
(K13)、(K14)、(K15)、(K16)においてなさ
れ、判定が肯定に出たとき対応するメモリが上記
順においてステツプ(K17)、(K18)、(K19)、
(K20)でクリアされ、これに加えてステツプ
(K14)での判定が肯定に出たときにはステツプ
(K18)に先立つてステツプ(K21)でプリセツ
トメモリがクリアされた後、上記肯定に対応して
対応するDM即ちMS=6に対してはDM=13、
MS=5に対してはDM=12、MS=2に対しては
DM=9、MS=1に対してはDM=8がこの順
に対応するステツプ(K21′)、(K22)、(K23)、
(K24)において設定された後、M〔0、0〕〜M
〔0、5〕=0、M〔0、6〕=2に設定し〔K25〕、
そして第5図のステツプへ進む。 ステツプ(K12)での判定が否定に出ると、第
12図のスタートストツプキー動作ルーチン
(S)へ入り、MS=7であるか否かの判定が肯
定に出た〔S1のイエス〕場合、並びにMS=7で
はない〔S1のノー〕がMS=6若しくは5であり
〔S2のイエス〕且つAMF=1又はDAF=1であ
る〔S3のイエス〕場合には、ステツプ(S4)に
おいてM〔2、10〕=0、M〔2、11〕=0と、R出
力ポートR10に“0”を発生する〔S5〕。従つて、
たとえスヌーズ動作中であつても、報音は上述し
た如く、上記条件の下では完全に停止する。ステ
ツプ(S5)から第5図のステツプへ進む。 又、ステツプ(S2)において否定の判定が出
ても、MS=0(時計表示モード)にないとの判
定が出されても〔S6のノー〕又(S6)の判定が
肯定でSZF=1でなくても〔S7のノー〕、ステツ
プ(S1)〜(S3)でなされた判定と同様、ステ
ツプ(S4)へ進み、同様の作用効果を生ぜしめ
られる。 ステツプ(S7)での判定が肯定に出ると、R
出力ポートR10に“0”を発生する〔S8〕。従つ
て、報音は停止する。そして、ステツプ(S9)
において、M〔2、10〕=8、M〔2、11〕=0、M
〔0、0〕〜M〔0、3〕の各々に10をセツトし、
M〔0、4〕=0、M〔0、5〕=0、M〔0、6〕=
3、DM=14に設定し〔S9〕、そして第5図のス
テツプへ進む。 ステツプ(S1)、(S2)、(S6)乃至(S9)の処
理とタイムカウントルーチンにおいて述べたステ
ツプ(T16)乃至(T29)の処理とがステツプ
(S8)での報音停止から5分経過毎に報音の反復
を生ぜしめるのである。この動作状態にあると、
表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、3〕の各々は10
にあるから表示管5には「AAAA」が表示され
再報知表示モードであることが知らされる。 この再報知表示モードはスタートストツプキー
の閉成で生ぜしめられており、スタートストツプ
キーが開かれるとキーオフルーチンにおいて述べ
た如く、DM=0(時計表示モード)へ戻される。 ステツプ(S3)での判定が否定に出ると、DM
=13(アツプカウンタ設定モード)にある〔ステ
ツプ(S10)のイエス〕と、DM=13では、アツ
プカウンタは停止していたからカウントアツプ表
示を意味する12にM〔0、5〕を設定し且つDM
=6とし〔S11〕、この時のカウント開始値とし
て表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕をアツプ
カウンタM〔4、6〕〜M〔4、11〕へ転送し、そ
れから第5図のステツプへ進む。 ステツプ(S10)での判定が否定に出ると、
DM=12の判定がなされ〔S13〕、肯定であると停
止していたダウンカウンタのカウントダウン動作
を生じさせるべくM〔0、5〕=12とし且つDM=
5とし〔S14〕、次いでこの時のカウント開始値
として表示メモリM〔0、0〕〜M〔0、5〕〔M
〔0、4〕はカウントの方向を表わす〕をダウン
カウンタM〔3、6〕〜M〔3、11〕へ転送する
〔S15〕。そして転送されて来て入つたM〔3、10〕
の値がダウン方向を表わす0にない〔S16のノ
ー〕ならば直ちに第5図のステツプへ進み、逆
に0にあり〔S16のイエス〕且つプリセツトメモ
リM〔5、6〕〜M〔5、11〕に何も入つていなけ
れば〔S17のイエス〕、ダウンカウンタM〔3、
6〕〜M〔3、9〕の値、カウント開始値をプリ
セツトメモリM〔5、6〕〜M〔5、9〕へ転送し
〔S18〕、それから第5図のステツプへ進む。ス
テツプ(S17)での否定の場合にも第5図のステ
ツプへ進む。 ステツプ(S13)での判定が否定に出ると、
DM=6にあるか否かの判定がなされ、その判定
が肯定であるなら今まで動作中にあつたアツプカ
ウンタを停止させるべくM〔4、11〕=0とし且つ
その表示を表示管5になすためM〔0、5〕=0と
し〔S20〕、それから第5図のステツプへ進む。 ステツプ(S19)での判定が否定に出る即ち
DM=5にあると、今までカウント動作中にあつ
たダウンカウンタを停止させるべくM〔3、11〕=
0とし、その表示を表示管5に表示させるべくM
〔0、5〕=0とし〔S21〕、それから第5図のス
テツプへ進む。 上述して来たように、報音時刻メモリ(アラー
ムメモリ、スヌーズメモリ)に既に報音時刻が設
定されていると、その表示を貯える手段によつ
て、表示モードにあつて時間桁設定キー及び分桁
設定キーの操作があつても、上記報音時刻の設定
変更は防止される。又設定なき表示が時刻のため
の表示器に表示される。 以上の説明から明らかな如く、本発明によれ
ば、次のような効果が得られる。 報音時刻メモリの設定変更を防止しうる。 報音時刻メモリに時刻が設定されてない場合
に設定操作を行なうと、時刻メモリの時刻が表
示メモリに転送され、操作に便利である。
第1図は本発明の第1の実施例を示す図、第2
図乃至第4図は本発明の第2の実施例の構成を示
す図、第5図は第2の実施例の動作説明に用いる
全体のフローチヤート、第6図はキーインルーチ
ンのフローチヤート、第7図はキーオフルーチン
のフローチヤート、第8図はモードスイツチルー
チンのフローチヤート、第9図はタイムカウント
ルーチンのフローチヤート、第10図はキー動作
ルーチンのフローチヤート、第11図はインプツ
トキー動作ルーチンのフローチヤート、第12図
はスタートストツプキー動作ルーチンのフローチ
ヤートである。 図中、1は報音時刻誤設定防止装置、Mは報音
時刻メモリ、Sは設定手段、Dは判定手段、S3
は判定結果(表示)メモリ、I及びAは制御手段
である。
図乃至第4図は本発明の第2の実施例の構成を示
す図、第5図は第2の実施例の動作説明に用いる
全体のフローチヤート、第6図はキーインルーチ
ンのフローチヤート、第7図はキーオフルーチン
のフローチヤート、第8図はモードスイツチルー
チンのフローチヤート、第9図はタイムカウント
ルーチンのフローチヤート、第10図はキー動作
ルーチンのフローチヤート、第11図はインプツ
トキー動作ルーチンのフローチヤート、第12図
はスタートストツプキー動作ルーチンのフローチ
ヤートである。 図中、1は報音時刻誤設定防止装置、Mは報音
時刻メモリ、Sは設定手段、Dは判定手段、S3
は判定結果(表示)メモリ、I及びAは制御手段
である。
Claims (1)
- 1 報音時刻メモリと、該報音時刻メモリへ時刻
を設定する手段とを有し、報音時刻の誤設定を防
止しうる電子時計の報音時刻誤設定防止装置にお
いて、前記報音時刻メモリ内の報音時刻の有無を
判定する判定手段と、該判定手段の結果を記憶す
る判定結果メモリと、前記判定結果メモリに前記
判定結果にもとずく報音時刻有りの情報が記憶さ
れている時は、前記報音時刻メモリへの時刻設定
を無効化し、報音時刻無しの情報が記憶されてい
る時は、前記報音時刻メモリへの時刻設定を有効
化する制御手段とを具備して成ることを特徴とす
る電子時計の報音時刻誤設定防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8144979A JPS567089A (en) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | Preventing device for erroneous sounding time setting on electronic time-keeper |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8144979A JPS567089A (en) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | Preventing device for erroneous sounding time setting on electronic time-keeper |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS567089A JPS567089A (en) | 1981-01-24 |
JPH021275B2 true JPH021275B2 (ja) | 1990-01-10 |
Family
ID=13746703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8144979A Granted JPS567089A (en) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | Preventing device for erroneous sounding time setting on electronic time-keeper |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS567089A (ja) |
-
1979
- 1979-06-29 JP JP8144979A patent/JPS567089A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS567089A (en) | 1981-01-24 |
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