JPH0212742A - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
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- JPH0212742A JPH0212742A JP16297488A JP16297488A JPH0212742A JP H0212742 A JPH0212742 A JP H0212742A JP 16297488 A JP16297488 A JP 16297488A JP 16297488 A JP16297488 A JP 16297488A JP H0212742 A JPH0212742 A JP H0212742A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、受像管装置の偏向ヨークに係り、特にデイス
プレィ分野で使用される受像管S!置の偏向ヨークの改
良に関するものである。
プレィ分野で使用される受像管S!置の偏向ヨークの改
良に関するものである。
(従来の技術)
受像管(以下CRTという)が使用されるしのに、例え
ば、テレビやコンピュータの端末等に用いられるデイス
プレィ装置がある。このようなデイスプレィ装置におい
て、近年、例えば高品位テレビ等の実現化のために、高
解像度、高密度への要求が強くなっており、具体的には
、例えばシャドウマスク式カラーCRTの場合、シャド
ウマスクピツチの高精細化、電子ビームの小スポット化
、ミスコンバージェンスの低減化及びCRT回りの高周
波偏向化等の技術開発がなされている。
ば、テレビやコンピュータの端末等に用いられるデイス
プレィ装置がある。このようなデイスプレィ装置におい
て、近年、例えば高品位テレビ等の実現化のために、高
解像度、高密度への要求が強くなっており、具体的には
、例えばシャドウマスク式カラーCRTの場合、シャド
ウマスクピツチの高精細化、電子ビームの小スポット化
、ミスコンバージェンスの低減化及びCRT回りの高周
波偏向化等の技術開発がなされている。
これらの技術開発のうち、CRT回りの高周波偏向化は
、電子ビームを偏向するための偏向ヨーク部分に関する
改良が主であり、具体的には、水平偏向コイルのリッツ
線化及びコア材料の変更によるロスの低減化が試みられ
てきている。
、電子ビームを偏向するための偏向ヨーク部分に関する
改良が主であり、具体的には、水平偏向コイルのリッツ
線化及びコア材料の変更によるロスの低減化が試みられ
てきている。
そして、シャドウマスク式カラーCRTの偏向ヨークに
は、一般に、セルフコンバージェンス方式のものが使用
されており、この方式の偏向ヨークは、くら形水平偏向
コイルの作る磁界をビンクツション形磁界に設定すると
ともに、トロイダル形垂直偏向コイルの作る磁界をバレ
ル磁界にすることにより、ミスコンバージェンス及び偏
向歪みの補正を行うようにしている。
は、一般に、セルフコンバージェンス方式のものが使用
されており、この方式の偏向ヨークは、くら形水平偏向
コイルの作る磁界をビンクツション形磁界に設定すると
ともに、トロイダル形垂直偏向コイルの作る磁界をバレ
ル磁界にすることにより、ミスコンバージェンス及び偏
向歪みの補正を行うようにしている。
第7図ないし第9図は、上述のような偏向ヨーク1の従
来例を示している。これらの図中、2はコイルセパレー
タ・コーン部であり、その内周面には、くら形水平偏向
コイル3が設置されている。
来例を示している。これらの図中、2はコイルセパレー
タ・コーン部であり、その内周面には、くら形水平偏向
コイル3が設置されている。
コイルセパレータ・コーン部2は、ポリプロピレン樹脂
等の射出成形品が用いられ、その弾性力により、くら形
水平偏向コイル3を押え込み、ずれが起らないように固
定している。また、コイルセパレータ・コーン部2の外
周部には、フェライトコア4に直接巻回されたトロイダ
ル形垂直偏向コイル5が取付けられ、コイルセパレータ
・後部6には、差動補正コイル7が取付けられている。
等の射出成形品が用いられ、その弾性力により、くら形
水平偏向コイル3を押え込み、ずれが起らないように固
定している。また、コイルセパレータ・コーン部2の外
周部には、フェライトコア4に直接巻回されたトロイダ
ル形垂直偏向コイル5が取付けられ、コイルセパレータ
・後部6には、差動補正コイル7が取付けられている。
上述のくら形水平偏向コイル3及びトロイダル形垂直偏
向コイル5には、ホルマール線が用いられ、また、フェ
ライトコア4には、例えばMn−Zn−MO材が用いら
れている。
向コイル5には、ホルマール線が用いられ、また、フェ
ライトコア4には、例えばMn−Zn−MO材が用いら
れている。
そして、上述のような構成の偏向ヨーク1において、九
周波偏向化に伴い、32kHzの水平偏向で使用したと
ぎ、偏向ヨークの温度は、60℃の雰囲気で120〜1
30℃に上昇する。この上昇温度は、水平偏向周波数を
15.75kHzとしたときよりも、20〜30℃だけ
高い。このように、水平偏向周波数が高くなるにしたが
って偏向ヨーク1の上昇温度が高くなるのは、偏向コイ
ルでうず電流損や表皮損失が増大し、フェライトコア4
t’は、うず電流損やヒステリシス損が増大し、これ
が偏向ヨーク自体の発熱として現われるためである。し
かし、偏向ヨーク1に、このような温度上昇が生じると
、くら形水平偏向コイル3、コイルセパレータ2.6に
変形が生じ、フェライトコア4に直接巻回されたトロイ
ダル形垂直偏向コイル5との相対位置のずれから、ミス
コンバージェンスや偏向歪を引起す原因となる。
周波偏向化に伴い、32kHzの水平偏向で使用したと
ぎ、偏向ヨークの温度は、60℃の雰囲気で120〜1
30℃に上昇する。この上昇温度は、水平偏向周波数を
15.75kHzとしたときよりも、20〜30℃だけ
高い。このように、水平偏向周波数が高くなるにしたが
って偏向ヨーク1の上昇温度が高くなるのは、偏向コイ
ルでうず電流損や表皮損失が増大し、フェライトコア4
t’は、うず電流損やヒステリシス損が増大し、これ
が偏向ヨーク自体の発熱として現われるためである。し
かし、偏向ヨーク1に、このような温度上昇が生じると
、くら形水平偏向コイル3、コイルセパレータ2.6に
変形が生じ、フェライトコア4に直接巻回されたトロイ
ダル形垂直偏向コイル5との相対位置のずれから、ミス
コンバージェンスや偏向歪を引起す原因となる。
そこで、高周波偏向化に対する改良策として、最も発熱
の人きいくら形水平偏向コイル3をホルマール線からり
ッツ線に変え、また、フェライトコア4を例えばMn−
Zn−1’lJ材からMnZn材に変えてロスを低減す
る試みがなされている。しかし、このような改良策を施
しても、例えば上述の構成の偏向ヨークを用いて32k
Hzの水平偏向で使用したときのその偏向ヨークの温度
は、60℃の雰囲気で105〜115℃程度まで上昇し
てしまう。このため、さらに64kHzへの高周波化を
考えると、もはや信頼性の点で余裕がないと云わざるを
得ない。また、従来の偏向ヨークでは、その温度上昇を
抑えるために、ファンを用いて空冷を図ることもなされ
ているが、この場合には、コストの上昇、ファンモータ
の電力増加及び騒音の発生を無視することができなくな
る。
の人きいくら形水平偏向コイル3をホルマール線からり
ッツ線に変え、また、フェライトコア4を例えばMn−
Zn−1’lJ材からMnZn材に変えてロスを低減す
る試みがなされている。しかし、このような改良策を施
しても、例えば上述の構成の偏向ヨークを用いて32k
Hzの水平偏向で使用したときのその偏向ヨークの温度
は、60℃の雰囲気で105〜115℃程度まで上昇し
てしまう。このため、さらに64kHzへの高周波化を
考えると、もはや信頼性の点で余裕がないと云わざるを
得ない。また、従来の偏向ヨークでは、その温度上昇を
抑えるために、ファンを用いて空冷を図ることもなされ
ているが、この場合には、コストの上昇、ファンモータ
の電力増加及び騒音の発生を無視することができなくな
る。
(発明が解決しようとする課題)
従来の偏向ヨークの構成では、高周波偏向化に伴う温度
上昇が大きく、ミスコンバージェンスや偏向歪が引起さ
れて信頼性に欠けるという問題があった。
上昇が大きく、ミスコンバージェンスや偏向歪が引起さ
れて信頼性に欠けるという問題があった。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、高周波偏
向化に伴う温度上昇を抑えて信頼性を向上させることの
できる偏向ヨークを提供することを目的とする。
向化に伴う温度上昇を抑えて信頼性を向上させることの
できる偏向ヨークを提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段〉
本発明は上記課題を解決するために、コイルセパレータ
・コーン部の内周部に水平偏向コイルを設置し外周部に
は垂直偏向コイルを設置し、前記水平偏向コイルの偏向
周波数を25kHz以上とした偏向ヨークであって、前
記コイルセパレータ・コーン部における前記水平偏向コ
イルの非設置面に該非設置面の面積に対し開口率20%
以上の孔を穿設し、前記垂直偏向コイルは複数本の導線
の並行巻としてなることを要旨とする。
・コーン部の内周部に水平偏向コイルを設置し外周部に
は垂直偏向コイルを設置し、前記水平偏向コイルの偏向
周波数を25kHz以上とした偏向ヨークであって、前
記コイルセパレータ・コーン部における前記水平偏向コ
イルの非設置面に該非設置面の面積に対し開口率20%
以上の孔を穿設し、前記垂直偏向コイルは複数本の導線
の並行巻としてなることを要旨とする。
(作用)
上記構成において、コイルセパレータ・コーン部の外周
部に設置される垂直偏向コイルの抵抗損が減少して、そ
の温度上昇が抑えられ、内周部に設置される最も発熱の
大きい水平偏向コイルとの温度差が大になる。したがっ
て、コイルセパレータ・コーン部に穿設した孔を通じて
水平偏向コイルの発熱が効率よく放熱され、高周波偏向
化に伴う温度上昇が、格別コスト上昇を伴なわずに抑え
られる。
部に設置される垂直偏向コイルの抵抗損が減少して、そ
の温度上昇が抑えられ、内周部に設置される最も発熱の
大きい水平偏向コイルとの温度差が大になる。したがっ
て、コイルセパレータ・コーン部に穿設した孔を通じて
水平偏向コイルの発熱が効率よく放熱され、高周波偏向
化に伴う温度上昇が、格別コスト上昇を伴なわずに抑え
られる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は、本発明の第1実施例を示す図で
ある。
ある。
なお、第1図、第2図及び後述の第2実施例を示す図に
おいて、前記第7図ないし第9図における部材及び部位
等と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以って
示し、田複した説明を省略する。
おいて、前記第7図ないし第9図における部材及び部位
等と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以って
示し、田複した説明を省略する。
まず、偏向ヨーク10の構成を説明すると、本実施例で
は、コイルセパレータ・コーン部2が、メルトインデッ
クス4.5 (G/10m1 n)のポリプロピレン樹
脂を用いて射出成形により形成され、そのコイルセパレ
ータ・コーン部2におけろくら形水平偏向ヨーク3の非
設置面に、その非設置面の面積に対し開口率が20%以
上の孔8が穿設されている。上記のくら形水平偏向コイ
ル3にはリッツ線が用いられている。第1図(b)は、
開口率が20%から100%まで、20%おきの開口率
の合孔8の穿設態様を示している。なお、同図中、開口
率10%の孔は、比較例として示したものである。
は、コイルセパレータ・コーン部2が、メルトインデッ
クス4.5 (G/10m1 n)のポリプロピレン樹
脂を用いて射出成形により形成され、そのコイルセパレ
ータ・コーン部2におけろくら形水平偏向ヨーク3の非
設置面に、その非設置面の面積に対し開口率が20%以
上の孔8が穿設されている。上記のくら形水平偏向コイ
ル3にはリッツ線が用いられている。第1図(b)は、
開口率が20%から100%まで、20%おきの開口率
の合孔8の穿設態様を示している。なお、同図中、開口
率10%の孔は、比較例として示したものである。
また、第2図に示すように、トロイダル形垂直偏向コイ
ル15は、0.35mmφの導線の2本巻き(同図中(
b))、又は0.25mrnφの導線の4本巻き(同図
中(C))とされ、入力インピーダンス等の電気的特性
の条件を合わせるようにしてMn−Zn−Mg材製のフ
ェライトコア4に巻回されている。第2図中の(a)は
、Q、5mmφの導線1本巻きの場合を示したものであ
り、比較例として示したものである。
ル15は、0.35mmφの導線の2本巻き(同図中(
b))、又は0.25mrnφの導線の4本巻き(同図
中(C))とされ、入力インピーダンス等の電気的特性
の条件を合わせるようにしてMn−Zn−Mg材製のフ
ェライトコア4に巻回されている。第2図中の(a)は
、Q、5mmφの導線1本巻きの場合を示したものであ
り、比較例として示したものである。
そして、上述のような、開口率20%以上の孔8が穿設
されたコイルセパレータ・コーン部2、その内周部に設
置されたくら形水平偏向コイル3及び外周部に設置され
た複数本の導線の並行巻きからなるトロイダル形垂直偏
向コイル15等により、セルフコンバージェンス方式の
偏向ヨーク10が構成されている。
されたコイルセパレータ・コーン部2、その内周部に設
置されたくら形水平偏向コイル3及び外周部に設置され
た複数本の導線の並行巻きからなるトロイダル形垂直偏
向コイル15等により、セルフコンバージェンス方式の
偏向ヨーク10が構成されている。
次に、上述のように構成された偏向ヨーク10の作用を
説明する。まず、開口率10%の孔を有する比較例を含
めて、開口率を20%から100%まで変化させた合孔
8を有する偏向ヨーク10をシャドウマスク式カラーC
RTにそれぞれ装着し、60℃の雰囲気温度において3
2kHzの水平偏向で稼動させ、その5時間後にくら形
水平偏向コイル3とトロイダル形垂直偏向コイル15の
温度上昇の測定を1行った。その結果を比較例とともに
第3図に示す。同図中、a1〜C1の各特性線は、くら
形水平偏向コイル3の温度上昇を示し、これら特性線の
うち、C1特性線はQ、5mmφリッツ線1本巻きのも
の、b+特性線は0.35mmφリッツ線2本巻きのも
の、C1特性線は0.25mmφリッツ線4本巻きのも
のをそれぞれ示している。
説明する。まず、開口率10%の孔を有する比較例を含
めて、開口率を20%から100%まで変化させた合孔
8を有する偏向ヨーク10をシャドウマスク式カラーC
RTにそれぞれ装着し、60℃の雰囲気温度において3
2kHzの水平偏向で稼動させ、その5時間後にくら形
水平偏向コイル3とトロイダル形垂直偏向コイル15の
温度上昇の測定を1行った。その結果を比較例とともに
第3図に示す。同図中、a1〜C1の各特性線は、くら
形水平偏向コイル3の温度上昇を示し、これら特性線の
うち、C1特性線はQ、5mmφリッツ線1本巻きのも
の、b+特性線は0.35mmφリッツ線2本巻きのも
の、C1特性線は0.25mmφリッツ線4本巻きのも
のをそれぞれ示している。
また、a2〜C2の各特性線は、トロイダル形垂直偏向
コイル15の温度上界を示し、これら特性線のうち、C
2特性線はQ、5mmφ導線1本巻きの比較例、b2特
性線は0.35mmφ導線2本巻きのもの、C2特性線
は0.25mmφ導線4本巻きのものをそれぞれ示して
いる。
コイル15の温度上界を示し、これら特性線のうち、C
2特性線はQ、5mmφ導線1本巻きの比較例、b2特
性線は0.35mmφ導線2本巻きのもの、C2特性線
は0.25mmφ導線4本巻きのものをそれぞれ示して
いる。
上述の第3図の結果から、コイルセパレータ・コーン部
2の孔8の開口率が増すことにより、くら形水平偏向コ
イル3の温度が低下し、また、トロイダル形垂直偏向コ
イル15の並行巻きの本数が増えると、温度低下がさら
に大きくなっている。
2の孔8の開口率が増すことにより、くら形水平偏向コ
イル3の温度が低下し、また、トロイダル形垂直偏向コ
イル15の並行巻きの本数が増えると、温度低下がさら
に大きくなっている。
しかし、コイルセパレータ・コーン部2の孔の開口率が
10%では、従来のコイルセパレータ・コーン部(開口
率O%)を用いたものと差はなく、この効果を得るには
、孔8の開口率は20%以上が必要であることがわかる
。
10%では、従来のコイルセパレータ・コーン部(開口
率O%)を用いたものと差はなく、この効果を得るには
、孔8の開口率は20%以上が必要であることがわかる
。
次いで、60℃の雰囲気温度において水平偏向周波数を
15.75〜90kHzの範囲で変化させて稼動し、5
時間後にくら形水平偏向コイル3の温度上昇を測定した
結果を、比較例とともに第4図に示す。同図中、d特性
線は、開口率100%の孔8を有するコイルセパレータ
・コーン部2と0.25mmφ導線4本巻きのトロイダ
ル形垂直偏向コイル15の組合わせで構成した本実施例
の偏向ヨークの場合、e特性線は、前記第8図に示した
コイルセパレータ・コーン部(開口率0%〉と第2図中
<a>で示したQ、5mmφ導線1本巻きのトロイダル
形垂直偏向コイルの組合わせで構成した比較例としての
偏向ヨークの場合をそれぞれ示している。
15.75〜90kHzの範囲で変化させて稼動し、5
時間後にくら形水平偏向コイル3の温度上昇を測定した
結果を、比較例とともに第4図に示す。同図中、d特性
線は、開口率100%の孔8を有するコイルセパレータ
・コーン部2と0.25mmφ導線4本巻きのトロイダ
ル形垂直偏向コイル15の組合わせで構成した本実施例
の偏向ヨークの場合、e特性線は、前記第8図に示した
コイルセパレータ・コーン部(開口率0%〉と第2図中
<a>で示したQ、5mmφ導線1本巻きのトロイダル
形垂直偏向コイルの組合わせで構成した比較例としての
偏向ヨークの場合をそれぞれ示している。
第4図の結果から、比較例では、水平偏向周波数の増加
に伴い、くう膨水平偏向コイル3の温度が高くなり、特
に、25〜64kl−1zの周波数範囲での温度上昇が
大きい。これに対し、本実施例では、水平偏向周波数が
高くなるほど比較例との温度差が大になり、25kHz
以上の周波数における放熱効果が大きくなっていること
がわかる。
に伴い、くう膨水平偏向コイル3の温度が高くなり、特
に、25〜64kl−1zの周波数範囲での温度上昇が
大きい。これに対し、本実施例では、水平偏向周波数が
高くなるほど比較例との温度差が大になり、25kHz
以上の周波数における放熱効果が大きくなっていること
がわかる。
次に、第5図及び第6図には、本発明の第2実施例を示
す。本実施例は、コイルセパレータ・コーン部におけろ
くら膨水平偏向コイルの非設置面に、その非設置面の面
積に対し、開口率が合計で1〜95%になるように複数
の丸孔からなる開口のみを設けたものである。
す。本実施例は、コイルセパレータ・コーン部におけろ
くら膨水平偏向コイルの非設置面に、その非設置面の面
積に対し、開口率が合計で1〜95%になるように複数
の丸孔からなる開口のみを設けたものである。
即ち、第6図に示す例では、コイルセパレータ・コーン
部2がメルトインデックス4.5 (g/10m1n)
のボリブOピレン樹脂を用いて射出成形により形成され
、そのコイルセパレータ・コーン部2の片半分づつの形
成部材2a、2bのそれぞれに対し、くら膨水平偏向コ
イル3の非設置面となる部分に、その非設置面の面積に
対して開口率が8%の丸孔9が9個穿設され、合計で開
口率が72%となるように開口されている。
部2がメルトインデックス4.5 (g/10m1n)
のボリブOピレン樹脂を用いて射出成形により形成され
、そのコイルセパレータ・コーン部2の片半分づつの形
成部材2a、2bのそれぞれに対し、くら膨水平偏向コ
イル3の非設置面となる部分に、その非設置面の面積に
対して開口率が8%の丸孔9が9個穿設され、合計で開
口率が72%となるように開口されている。
次いで、上述のように開口率が合計で72%となるよう
な複数の丸孔9が開口されたコイルセパレータ・コーン
部2を有する偏向ヨーク20をシャドウマスク式カラー
CRT (30インチ)に装着し、60℃の雰囲気温度
において32kHzの水平偏向で稼動させたときの各構
成部材部分の温度上昇の測定結果を比較例とともに第1
表に示す。
な複数の丸孔9が開口されたコイルセパレータ・コーン
部2を有する偏向ヨーク20をシャドウマスク式カラー
CRT (30インチ)に装着し、60℃の雰囲気温度
において32kHzの水平偏向で稼動させたときの各構
成部材部分の温度上昇の測定結果を比較例とともに第1
表に示す。
比較例は、前記第9図に示したようにコイルセパレータ
・コーン部の開口率が0%のもので構成した偏向ヨーク
である。
・コーン部の開口率が0%のもので構成した偏向ヨーク
である。
第
表
上記第1表の結果から、本実施例のものは、比較例のも
のよりも温度上昇が低減されていることがわかる。そし
て、本実施例の偏向ヨーク20は、そのコイルセパレー
タ・コーン部2が、射出成形における金型形状の一部変
更により容易に作成することができて製造の手間がかか
らず、また、開口部を複数の孔とすることにより、コイ
ルセパレータの強度については、従来のものとほぼ同様
の特性を維持させることができる。
のよりも温度上昇が低減されていることがわかる。そし
て、本実施例の偏向ヨーク20は、そのコイルセパレー
タ・コーン部2が、射出成形における金型形状の一部変
更により容易に作成することができて製造の手間がかか
らず、また、開口部を複数の孔とすることにより、コイ
ルセパレータの強度については、従来のものとほぼ同様
の特性を維持させることができる。
なお、上述の各実施例で示した偏向ヨークは、セミトロ
イダルタイプと呼ばれる型式のものであるが、本発明は
サドル−サドルタイプ等のその他のタイプのものにも適
用することができる。
イダルタイプと呼ばれる型式のものであるが、本発明は
サドル−サドルタイプ等のその他のタイプのものにも適
用することができる。
[発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、コイルセパレー
タ・コーン部における水平偏向コイルの非設置面にその
面の面積に対し開口率20%以上の孔を穿設し、垂直偏
向コイルは複数本の導線の並行巻としたので、垂直偏向
コイルの抵抗屓が減少してその温度上昇が抑えられ、内
側に設置される水平偏向コイルとの温度差が大になって
上記の孔を通じて水平偏向コイルの発熱を効率よく放熱
させることができる。したがって高周波偏向化に伴う温
度上昇を、格別コスト上昇を伴なわずに抑えることがで
きて信頼性及び経済性を向上させることができるという
利点がある。
タ・コーン部における水平偏向コイルの非設置面にその
面の面積に対し開口率20%以上の孔を穿設し、垂直偏
向コイルは複数本の導線の並行巻としたので、垂直偏向
コイルの抵抗屓が減少してその温度上昇が抑えられ、内
側に設置される水平偏向コイルとの温度差が大になって
上記の孔を通じて水平偏向コイルの発熱を効率よく放熱
させることができる。したがって高周波偏向化に伴う温
度上昇を、格別コスト上昇を伴なわずに抑えることがで
きて信頼性及び経済性を向上させることができるという
利点がある。
第1図ないし第4図は本発明に係る偏向ヨークの第1実
施例を示すもので、第1図はコイルセパレータ・コーン
部の縦断面図、第2図は垂直偏向コイル部分の斜視図、
第3図は孔の開口率を変化させたとぎの各偏向コイル部
分の温度上昇を比較例とともに示す特性図、第4図は水
平偏向周波数を変えたときの水平偏向コイルの温度上昇
を比較例とともに示す特性図、第5図は本発明の第2実
施例をコイルセパレータ・コーン部を破断して示す斜視
図、第6図は同上第2実施例におけるコイルセパレータ
・コーン部を2分して示す斜視図、第7図ないし第9図
は従来の偏向ヨークを示すもので、第7図はコイルセパ
レータ・コーン部を破断して示す斜視図、第8図はコイ
ルセパレータ・コーン部の縦断面図、第9図はコイルセ
パレータ部分の斜視図である。 2:コイルセパレータ・コーン部、 3:くら形水平偏向コイル、 8.9:孔、 15ニドロイダル形垂直偏向コイル、 10.20:Q内ヨーク。
施例を示すもので、第1図はコイルセパレータ・コーン
部の縦断面図、第2図は垂直偏向コイル部分の斜視図、
第3図は孔の開口率を変化させたとぎの各偏向コイル部
分の温度上昇を比較例とともに示す特性図、第4図は水
平偏向周波数を変えたときの水平偏向コイルの温度上昇
を比較例とともに示す特性図、第5図は本発明の第2実
施例をコイルセパレータ・コーン部を破断して示す斜視
図、第6図は同上第2実施例におけるコイルセパレータ
・コーン部を2分して示す斜視図、第7図ないし第9図
は従来の偏向ヨークを示すもので、第7図はコイルセパ
レータ・コーン部を破断して示す斜視図、第8図はコイ
ルセパレータ・コーン部の縦断面図、第9図はコイルセ
パレータ部分の斜視図である。 2:コイルセパレータ・コーン部、 3:くら形水平偏向コイル、 8.9:孔、 15ニドロイダル形垂直偏向コイル、 10.20:Q内ヨーク。
Claims (1)
- コイルセパレータ・コーン部の内周部に水平偏向コイル
を設置し外周部には垂直偏向コイルを設置し、前記水平
偏向コイルの偏向周波数を25kHz以上とした偏向ヨ
ークであつて、前記コイルセパレータ・コーン部におけ
る前記水平偏向コイルの非設置面に該非設置面の面積に
対し開口率20%以上の孔を穿設し、前記垂直偏向コイ
ルは複数本の導線の並行巻としてなることを特徴とする
偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16297488A JPH0212742A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16297488A JPH0212742A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0212742A true JPH0212742A (ja) | 1990-01-17 |
Family
ID=15764821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16297488A Pending JPH0212742A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212742A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62274535A (ja) * | 1986-05-21 | 1987-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | 偏向ヨ−ク |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP16297488A patent/JPH0212742A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62274535A (ja) * | 1986-05-21 | 1987-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | 偏向ヨ−ク |
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