JPH0212675Y2 - - Google Patents

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JPH0212675Y2
JPH0212675Y2 JP19955583U JP19955583U JPH0212675Y2 JP H0212675 Y2 JPH0212675 Y2 JP H0212675Y2 JP 19955583 U JP19955583 U JP 19955583U JP 19955583 U JP19955583 U JP 19955583U JP H0212675 Y2 JPH0212675 Y2 JP H0212675Y2
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anode
arc discharge
short arc
grooves
discharge lamp
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、キセノンシヨートアーク放電灯、超
高圧水銀灯等のシヨートアーク放電灯に関するも
のである。 一般に、キセノンシヨートアーク放電灯は第1
図に示すように、石英ガラス製封体1の両端封止
部に、封体1の内部空間に伸びるリード棒21,
22を気密に封着し、このリード棒21,22の
先端に、互に対向するようそれぞれ柱状の陽極3
および陰極4を設けて構成されている。そして、
封体1は、陽極3および陰極4を包囲する球状部
11と、この球状部11の両側より水平に伸び、
リード棒21,22を包囲する筒状部12,13
とから構成され、さらに筒状部12,13内には
リード棒21,22を気密に溶着して保持する保
持部14,15が形成されている。 ところで、例えば定格消費電力が2KW以上の
大容量のシヨートアーク放電灯においては、陽極
3の温度が例えば3000℃以上にも達する高温とな
ることから、陽極3の材料物質が蒸発してこれが
封体1の内壁に付着するいわゆる黒化現象が生ず
るようになる。このような黒化現象が生ずると、
封体1の黒化部分はそうでない部分よりも光の吸
収率が相当大きいため、シヨートアーク放電灯の
光出力効率が著しく低下し、さらに黒化部分の温
度はそうでない部分より高温となるため、この部
分に歪が発生して封体1が破損するなどの問題を
生ずる。 これに対して、陽極3の体積を大きくさせてそ
の熱容量を増加させ温度が上昇しにくいものとす
ることにより、陽極3の温度上昇を抑制すること
も考えられるが、このような手段では、陽極3の
重量が大きくなるので耐振性が低下し、例えば大
きな振動を受けやすい漁船などにおいて用いられ
るシヨートアーク放電灯においては、保持部14
に衝撃力が加わつてクラツクが発生するという問
題を生ずる。 本考案は以上のような背景の下になされたもの
であつて、熱放散効率が大きく軽量な陽極を有
し、長い使用寿命を有するシヨートアーク放電灯
を提供することを目的とし、その特徴とするとこ
ろは、石英ガラス製封体内に互に対向する陽極お
よび陰極を具えて成り、前記陽極はその周面全周
に伸びる複数の溝を当該陽極の軸方向に離間して
有して成り、前記複数の溝は陽極の先端側におい
ては深さが小さく基端側においては深さが大きく
なる点にある。 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて詳細に説明する。 本実施例のシヨートアーク放電灯においては、
陽極3は、第2図に示すように、両端をテーパ状
に形成した柱体31の外周面に周面全体に伸びる
複数のリング状溝32を、当該柱体31の軸方向
に離間して形成して成り、さらにこれらの溝32
は、その深さが陽極3の先端からリード棒21が
接続された基端に向うに従つて柱体31の軸に対
して角度αをなす直線aに沿つて順次大きくなる
よう形成されている。なお、陽極3を除く他の部
分については第1図に示した構成と同様であるの
でその説明を省略する。 このような形状の陽極3を製造する方法として
は、例えば、粉末状の焼結用の陽極材料物質をプ
レスにより円柱状に成形して仮焼結し、その後切
削加工を施して溝32を形成し、最終的に完全に
焼結して陽極3を得る方法を挙げることができ
る。 なお、陽極3の外周面に、タンタル、タングス
テン、ニオブ、ジルコニウムあるいはチタンなど
の粉末を塗布して黒体化処理を施すのが、熱放散
効率を高めるうえで好ましい。 以上のような構成のシヨートアーク放電灯によ
れば、後述する点灯テストの結果からも明らかな
ように、陽極3の材料物質の蒸散による封体1の
黒化現象を有効に抑止し、長い使用寿命を得るこ
とができる。このような作用効果が得られる理由
は必ずしも明らかではないが、(イ)温度が非常に高
くなつて材料物質の蒸散が生じやすい陽極3の先
端部においては、溝32を深さの小さいものとす
ることにより、この部分における熱容量が大きく
なつて温度上昇が抑制され、また陽極3の半径方
向の断面積が大きくなるので陽極3の先端部にお
いて発生した熱が陽極の基端側に効率的に伝導さ
れること、(ロ)温度が比較的低くて材料物質の蒸散
をほとんど無視しうる陽極3の基端部において
は、溝32を深さの大きいものとすることによ
り、材料物質の蒸散を伴うことなく陽極3の先端
部より伝導された熱が効率的に放散されること、
によつて陽極3の先端部における温度上昇が効果
的に抑制され、その結果当該先端部における材料
物質の蒸散が抑止されることによるものと考えら
れる。 ちなみに、後述するように、従来の技術の構成
においては平均使用寿命が1000〜1500時間程度で
あつたのに対し、上述の本考案の実施例において
は平均使用寿命は2000時間程度まで延長された。 そしてこのように溝32を設けることにより著
しく大きな除熱効果を得ることができるので、陽
極3の重量を小さくした場合においても、熱容量
が小さくなることによる温度の上昇に比して溝3
2による除熱効果の方が大きく、このため陽極3
の重量を小さくして耐振性の向上を図ることも可
能である。 以下本考案の効果を確認するために、第3図A
〜Gに示す種々の形態の陽極3を有するシヨート
アーク放電灯の使用寿命に関して行なつた点灯テ
ストの結果について述べる。陽極3の寸法条件な
らびに点灯テストの結果を第1表に示す。この第
1表において、陽極3の「大きさ」とは陽極3を
構成する円柱の外径φと長さlとを示し、「表面
積」とは陽極3の外周面におけるそれを示し、
「溝の深さ」とは陽極3の先端側の溝の深さSお
よび基端側の溝の深さS′を示し、「使用寿命」と
はシヨートアーク放電灯の光量が電流値180Aに
おける点灯によつて初期の値の90%まで減少する
までの点灯時間を示す。 テストに用いたシヨートアーク放電灯A〜Gの
陽極は次のとおりである。 A 第3図Aに示す、本考案における陽極 B 第3図Bに示す、本考案における陽極であつ
て、上記Aのものとは溝32の深さの変化率を
示す直線aの傾きαの値が異なるもの C 第3図Cに示す、本考案に該当しない陽極で
あつて、上記Aの陽極の先端と基端を逆転した
状態のもの D 第3図Dに示す、本考案に該当しない陽極で
あつて、上記Bの陽極の先端と基端を逆転した
状態のもの E 第3図Eに示す、本考案に該当しない陽極で
あつて、同じ深さの溝32を有するもの F 第3図Fに示す、本考案に該当しない陽極で
あつて、外周面に帯状の幅広溝33が形成され
ているもの G 第3図Gに示す、本考案に該当しない円柱型
のもの なお、上記陽極A〜Fには黒体化処理が施され
ている。
【表】 以上の結果より、本考案に係るシヨートアーク
放電灯A,Bは他のものに比して使用寿命が格段
に長いことが確認された。 以上のように、本考案は、石英ガラス製封体内
に互に対向する陽極および陰極を具えて成り、前
記陽極はその周面全周に伸びる複数の溝を当該陽
極の軸方向に離間して有して成り、前記複数の溝
は陽極の先端側においては深さが小さく基端側に
おいては深さが大きくなることを特徴とするシヨ
ートアーク放電灯であるので、熱放散効率が大き
くて軽量な陽極を有し、長い使用寿命を有し、特
に漁業用放電灯として実用性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシヨートアーク放電灯の一例を
示す説明用断面図、第2図は本考案に係るシヨー
トアーク放電灯を構成する陽極を示す外観図、第
3図A〜Gはそれぞれ点灯テストに用いたシヨー
トアーク放電灯を構成する陽極の外観図である。 1……封体、11……球状部、12,13……
筒状部、14,15……保持部、21,22……
リード棒、3……陽極、31……柱体、32,3
3……溝、4……陰極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 石英ガラス製封体内に互に対向する陽極および
    陰極を具えて成り、前記陽極はその周面全周に伸
    びる複数の溝を当該陽極の軸方向に離間して有し
    て成り、前記複数の溝は陽極の先端側においては
    深さが小さく基端側においては深さが大きくなる
    ことを特徴とするシヨートアーク放電灯。
JP19955583U 1983-12-28 1983-12-28 シヨ−トア−ク放電灯 Granted JPS60110973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19955583U JPS60110973U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 シヨ−トア−ク放電灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19955583U JPS60110973U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 シヨ−トア−ク放電灯

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Publication Number Publication Date
JPS60110973U JPS60110973U (ja) 1985-07-27
JPH0212675Y2 true JPH0212675Y2 (ja) 1990-04-10

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ID=30759584

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JP19955583U Granted JPS60110973U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 シヨ−トア−ク放電灯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09231946A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Ushio Inc ショートアーク型放電ランプ
JP4512968B2 (ja) * 2000-08-03 2010-07-28 ウシオ電機株式会社 ショートアーク型高圧放電ランプ
JP3846282B2 (ja) * 2001-11-21 2006-11-15 ウシオ電機株式会社 ショートアーク型高圧放電ランプ
JP4295527B2 (ja) * 2003-02-27 2009-07-15 株式会社アライドマテリアル 放電ランプ及びその電極構造
JP6197999B2 (ja) * 2013-10-10 2017-09-20 ウシオ電機株式会社 ショートアーク型放電ランプ

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JPS60110973U (ja) 1985-07-27

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