JPH02124836A - ナフタリン抽出方法および装置 - Google Patents

ナフタリン抽出方法および装置

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Publication number
JPH02124836A
JPH02124836A JP27812588A JP27812588A JPH02124836A JP H02124836 A JPH02124836 A JP H02124836A JP 27812588 A JP27812588 A JP 27812588A JP 27812588 A JP27812588 A JP 27812588A JP H02124836 A JPH02124836 A JP H02124836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naphthalene
temperature
control valve
oil
extraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP27812588A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Kobayashi
正司 小林
Kenji Ikeda
健二 池田
Masaaki Yamamoto
雅章 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH02124836A publication Critical patent/JPH02124836A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、コークス炉ガスからナフタリンおよび粗軽
油を蒸留回収するに際し、粗軽油の収率向上を目的とし
たナフタリン抽出方法およびその装置に関する。
[従来技術] コークス炉ガス中のナフタリンとベンゾールを分離、回
収する方法は種々開発されている。その一つとして特開
昭52−33114号公報に記載される技術がある。こ
れは第4図に示すように、コークス炉ガス中のナフタリ
ンとベンゾールを吸収した含ベンゾール油1を熱交換器
により加熱して、脱水塔2で脱水するものである。脱水
された含ベンゾール油、を加熱炉3で200℃に加熱し
、ベンゾールストリッパー4に入れる。ベンゾールスト
リッパー4で水蒸気加熱された含ベンゾール油は塔頂よ
り粗軽油およびナフタリンの留出物5が晋出し、塔底よ
り脱ベンゾール油6が缶出する。脱ベンゾール油6は、
吸収油として再使用される。粗軽油およびナフタリンの
留出物5は、加熱炉7で100℃に加熱されナフタリン
ストリッパー8に送られる。粗軽油およびナフタリンの
留出物5は、ナフタリンストリッパー8で水蒸気蒸留さ
れ、塔頂から粗軽油9が留出し、塔底からはナフタリン
に富むナフタリン油10が缶出する。
留出した粗軽油9は熱交換器で冷却凝縮され、還流タン
ク11で水と分離され、一部は塔頂に還流され、残りは
粗軽油タンクにおくられ、これからベンゾールが分留さ
れる。ナフタリン油10は精留して精製ナフタリンとな
るというものである。
この方法は、ベンゾールストリッパーとナフタリンスト
リッパーの二つの蒸留塔を必要とするから、設備費が高
くなるという問題点を有する。
他の方法として、含ベンゾール油を蒸留塔で水蒸気蒸留
して粗軽油を塔頂より留出さ せ、ナフタリンを側留(
サイドカット)により抽出し、吸収油を塔底より缶出す
る常圧1段蒸留方法がある。この方法は、蒸留塔が1塔
でよいから設備費が安いという利点がある。ナフタリン
の抽出量は、抽出されたナフタリンの凝固点を人が測定
して調節していた。
[発明が解決しようとする課題] 前記、常圧1段芹留方法では、ナフタリンの抽出量は、
抽出されたナフタリンの凝固点を人が測定して調節して
いたが、抽出するナフタリンの量が適当でないと、ナフ
タリンが抽出中に凝固して配管を閉塞して操業が中断さ
れることがあった。
また、側留するナフタリン中には多量の吸収油や粗軽油
が含まれているため、抽出するナフタリンの量が多すぎ
ると粗軽油の収率および吸収油の回収率が悪くなるとい
う問題点があった。
[課題を解決するための手段〕 この発明は以上のような問題点を解決しようとするもの
で、一つはコークス炉ガスのナフタリンおよびベンゾー
ルを吸収油に吸収させ、蒸留によりナフタリンと粗軽油
を得るに際し、蒸留塔のナフタリン抽出段の温度を16
0〜170°Cになるように、ナフタリンの抽出量を制
御することを特徴とするナフタリン抽出方法である。
他の一つはコークス炉ガスのナフタリンおよびベンゾー
ルを吸収油に吸収させ、蒸留によりナフタリンと粗軽油
を得る蒸留塔のナフタリン抽出段付近に設けた温度検出
器と、ナフタリン抽出配管に設けられ、前記温度検出器
の信号により作動する制御弁とを備えたことを特徴とす
るナフタリン抽出装置である。
[作用] 蒸留塔のナフタリン抽出段付近に設けた温度検出器とナ
フタリンの抽出配管に設けた制御弁を使用して、ナフタ
リンの抽出量を制御することによりナフタリン抽出段の
温度を160〜170℃にすると、ナフタリン・の凝固
点が45〜55℃となり、ナフタリンの凝固による操業
の中断がなくなり、また、吸収油の含有量が少なくなる
抽出段の温度を160℃以上としたのは、160℃未満
であるとナフタリン中に入る粗軽油の量が多くなり、1
70℃以下としたのは、170℃を越えるとナフタリン
中に入る吸収油の量が多くなるからである。
[実施例] 本発明の実施例を以下に図面に基づいて説明する。第2
図は本発明を適用した常圧1段蒸留法のフローシートを
示す図、第1図は本発明のナフタリン抽出装置を示す図
である。第2図において、コークス炉ガスは2次スクラ
バー23と通った後、1次スクラバー22を通るよう流
されている。吸収油である脱ベンゾール油は脱ベンゾー
ルタンク20からポンプ2)により1次スクラバ22の
頂部に送られ、上昇してくるコークス炉ガスからベンゾ
ールおよびナフタリンを吸収して塔底に至り、ポンプに
より2次スクラバー23の頂部に送られ、コークス炉ガ
スから再びベンゾールおよびナフタリンを吸収して塔底
に至る。1・2次スクラバーで2度ベンゾールおよびナ
フタリンを吸収した脱ベンゾール油〈以下、含有ベンシ
ル油という)は、ポンプ24により含有ベンシル油タン
ク25に一時貯槽される。この含有ベンゾール油は、ポ
ンプ26により熱交換器27で70℃に加熱され、更に
熱交換器28で150℃に加熱されて脱水塔29に至り
脱水される。脱水された含有ベンゾール油は、ポンプ3
0により加熱炉31で180℃に加熱され、蒸留塔32
におくちれる。ここで、含有ベンゾール油は水蒸気蒸留
され、塔頂より粗軽油が留出し、ナフタリンが側留され
、塔底に脱ベンゾール油(吸収油)が溜る。92±0.
5℃で留出された粗軽油は、熱交換器27で放熱した後
粗軽油タンク34に貯槽される。塔底に溜った脱ベンゾ
ール油(184℃)はポンプ33により熱交換器28に
送られ、ここで放熱した後説ベンゾールタンク20に貯
槽される。
次に、本発明のナフタリン抽出方法および装置について
説明する。第2図において、本発明のナフタリン抽出装
置は、ナフタリン抽出段付近の塔内に設けられた温度検
出器38、温度指示調節計42および抽出管37に設け
られた制御弁40から成っている。そして、35は含有
ベンゾール油供給配管、36は水蒸気供給配管であり、
39は抽出ナフタリンの試料採取弁、41はナフタリン
タンクである。
本発明は、以下に述べる理由からナフタリンの抽出段の
温度を160〜170℃に制゛御することをその要旨と
するものである。第3図は、蒸留塔の20段(ナフタリ
ン抽出段付近)の温度とナフタリンの凝固点の相聞直線
を示すグラフである。
抽出するナフタリンの凝固点が55℃以上になると抽出
するナフタリン中の粗軽油の含有%が多くなり、粗軽油
の回収率が悪化する。また、凝固点が45℃以下になる
とナフタリン中の含有ベンゾールの含有%が多くなり、
含有ベンゾールの回収率が悪化する。ことが分かってい
る。従って、ナフタリンの凝固点を45〜55℃、すな
わち、ナフタリン抽出段の温度を160〜170°Cの
範囲に制御すれば、粗軽油および含有ベンゾールの回収
率がよくなり、また配管の閉塞がなくなる。
ナフタリン抽出段に留出したナフタリンは、抽出配管3
7と制御弁40を通ってナフタリンタンク34に貯槽さ
れる。このとき、温度指示調節計42は温度検出器度3
8の測定温度が170℃を越えると制御弁40に開度の
減少信号を送る。制御弁40の開度が減少すると塔内に
吹き込まれた蒸気の流れが悪くなり、抽出段の温度は1
70℃以下に降下する。測定温度が160℃未満になる
と、温度指示調節計42は制御弁40に開度増加の信号
を送る。制御弁40の開度が増加すると、塔内の蒸気の
流れが多くなり、抽出段の温度は上昇し、160°C以
上となる。このようにして、ナフタリン抽出段付近の温
度は常に160〜170℃の範囲に制御される。
[発明の効果コ 本発明は以上のように構成されているから、設備費が安
価となり、抽出するナフタリンに粗軽油および含有ベン
ゾール油が少なくなるから、これらの回収率が従来に比
較して向上する。また、凝固点を適正温度に制御するこ
とができるから、従来のように配管が閉塞して操業を中
断するようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のナフタリン抽出装置を示す図、第2図
は本発明を適用した常圧1段蒸留法のフローシートを示
す図、第3図はナフタリン抽出段付近の温度とナフタリ
ンの凝固点の相関直線を示す図、第4図は従来の2段蒸
留法のフローシートを示す図である。 32・・・蒸留塔、35・・・含有ベンゾール油供給配
管、36・・・水蒸気配管、37・・・ナフタリン抽出
配管、38・・・温度検出器、3つ・・・抽出ナフタリ
ン採取弁、40・・・制御弁、41・・・ナフタリンタ
ンク、42・・・温度指示調節計。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コークス炉ガスのナフタリンおよびベンゾーンを
    吸収油に吸収させ、蒸留によりナフタリンと粗軽油を得
    るに際し、蒸留塔のナフタリン抽出段の温度を160〜
    170℃になるように、ナフタリンの抽出量を操作する
    ことを特徴とするナフタリン抽出方法。
  2. (2)コークス炉ガスのナフタリンおよびベンゾールを
    吸収油に吸収させ、蒸留によりナフタリンと粗軽油を得
    る蒸留塔のナフタリン抽出段付近に設けた温度検出器と
    、ナフタリン抽出配管に設けられ、前記温度検出器の信
    号により作動する制御弁とを備えたことを特徴とするナ
    フタリン抽出装置。
JP27812588A 1988-11-02 1988-11-02 ナフタリン抽出方法および装置 Pending JPH02124836A (ja)

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JP27812588A JPH02124836A (ja) 1988-11-02 1988-11-02 ナフタリン抽出方法および装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5849979A (en) * 1997-03-06 1998-12-15 Uop Llc Process for cooling a hot vapor effluent of a hydrocarbon dehydrogenation zone and removing trace quantities of polynuclear aromatic compounds
KR100494997B1 (ko) * 2000-12-22 2005-06-10 주식회사 포스코 코크스오븐가스 중 나프탈렌의 제거방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5849979A (en) * 1997-03-06 1998-12-15 Uop Llc Process for cooling a hot vapor effluent of a hydrocarbon dehydrogenation zone and removing trace quantities of polynuclear aromatic compounds
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