JPH0212312Y2 - - Google Patents
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- JPH0212312Y2 JPH0212312Y2 JP1980157775U JP15777580U JPH0212312Y2 JP H0212312 Y2 JPH0212312 Y2 JP H0212312Y2 JP 1980157775 U JP1980157775 U JP 1980157775U JP 15777580 U JP15777580 U JP 15777580U JP H0212312 Y2 JPH0212312 Y2 JP H0212312Y2
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- Japan
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- solenoid
- motor
- compressor
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- switch
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- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 12
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は圧縮機起動時におけるモータの負荷を
軽減しうるようにした圧縮機の起動負荷軽減装置
に関するものである。
軽減しうるようにした圧縮機の起動負荷軽減装置
に関するものである。
一般に、圧縮機の起動と同時に負荷運転を行
い、吸込行程で吸込弁を開弁し、圧縮行程を吐出
弁を開弁させることはモータの負荷が非常に大き
くなり、モータの寿命を縮めてしまう欠点があ
り、ときには起動不能による焼損事故におよぶこ
とがある。
い、吸込行程で吸込弁を開弁し、圧縮行程を吐出
弁を開弁させることはモータの負荷が非常に大き
くなり、モータの寿命を縮めてしまう欠点があ
り、ときには起動不能による焼損事故におよぶこ
とがある。
このため、従来は小型の空気圧縮機にあつて
は、電源の投入と同時に直接圧縮作用を開始して
も大丈夫なように該圧縮機の規格に比較して大型
のモータを使用していた。従つて、従来方式のも
のは圧縮機の起動負荷トルク以上のトルクを発生
させる大型のモータが必要となり、価格、電力消
費の面で高価となつてしまう欠点があつた。ま
た、大型の圧縮機にあつては手動による負荷軽減
装置のほか電磁弁を用いるもの、電磁クラツチを
用いるもの等が知られているが、構成が複雑で、
高価となつてしまう欠点があつた。
は、電源の投入と同時に直接圧縮作用を開始して
も大丈夫なように該圧縮機の規格に比較して大型
のモータを使用していた。従つて、従来方式のも
のは圧縮機の起動負荷トルク以上のトルクを発生
させる大型のモータが必要となり、価格、電力消
費の面で高価となつてしまう欠点があつた。ま
た、大型の圧縮機にあつては手動による負荷軽減
装置のほか電磁弁を用いるもの、電磁クラツチを
用いるもの等が知られているが、構成が複雑で、
高価となつてしまう欠点があつた。
一方、このような欠点を改良するために、圧縮
機本体の吸込室側に、ソレノイドと、該ソレノイ
ドが励磁することにより変位して吸込室と圧縮室
との間を連通するプランジヤとからなるソレノイ
ド機構を設け、前記ソレノイドをモータが所定回
転数に達するまで閉成して該ソレノイドを励磁す
る遠心開閉器と接続し、この間プランジヤによつ
て吸込弁を強制開弁してモータを無負荷運転状態
で起動する起動負荷軽減装置も知られている(実
公昭11−5950号)。
機本体の吸込室側に、ソレノイドと、該ソレノイ
ドが励磁することにより変位して吸込室と圧縮室
との間を連通するプランジヤとからなるソレノイ
ド機構を設け、前記ソレノイドをモータが所定回
転数に達するまで閉成して該ソレノイドを励磁す
る遠心開閉器と接続し、この間プランジヤによつ
て吸込弁を強制開弁してモータを無負荷運転状態
で起動する起動負荷軽減装置も知られている(実
公昭11−5950号)。
しかし、このように構成したものにあつては、
モータの無負荷運転時間該モータの回転数を検出
することによつて得られるものであるため、機種
に応じてモータの定格回転数が異なり、汎用性に
劣る欠点があつた。また、タイマを用いてモータ
起動スイツチ投入後の無負荷運転時間を設定する
方法も考えられる。ところが、空気タンク内の圧
力を圧力スイツチにより検出してモータを起動、
停止する圧力開閉器式の圧縮機にあつては、該圧
力スイツチが作動する毎にタイマを新たに設定す
るための回路構成が複雑となるばかりでなく、タ
イマの接点が早期に損傷し、耐久性に劣る欠点が
ある。
モータの無負荷運転時間該モータの回転数を検出
することによつて得られるものであるため、機種
に応じてモータの定格回転数が異なり、汎用性に
劣る欠点があつた。また、タイマを用いてモータ
起動スイツチ投入後の無負荷運転時間を設定する
方法も考えられる。ところが、空気タンク内の圧
力を圧力スイツチにより検出してモータを起動、
停止する圧力開閉器式の圧縮機にあつては、該圧
力スイツチが作動する毎にタイマを新たに設定す
るための回路構成が複雑となるばかりでなく、タ
イマの接点が早期に損傷し、耐久性に劣る欠点が
ある。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みな
されたもので、正特性熱抵抗素子を用いることに
より、圧力開閉器式の無負荷運転機構にも好適に
用いることができるようにした圧縮機の起動負荷
軽減装置を提供することを目的とする。
されたもので、正特性熱抵抗素子を用いることに
より、圧力開閉器式の無負荷運転機構にも好適に
用いることができるようにした圧縮機の起動負荷
軽減装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案は、吸込室
から吸込弁を介して吸込んだ気体を圧縮室内で圧
縮し、吐出弁より空気タンク側に吐出せしめる圧
縮機本体と、該圧縮機本体を駆動するためのモー
タと、該モータを起動、停止する常開のモータ起
動スイツチと、前記空気タンクが所定圧力に達し
たとき開成してモータを停止せしめる圧力スイツ
チと、前記吸込室に設けられ、ソレノイドと該ソ
レノイドが作動することにより変位して前記吸込
室と圧縮室の間を連通するプランジヤとからなる
ソレノイド機構とを備えてなる圧縮機の起動負荷
軽減装置において、前記モータ起動スイツチ、圧
力スイツチ、ソレノイド及び温度上昇と共に抵抗
値が増加する正特性熱抵抗素子を電源に対して直
列に接続し、前記起動スイツチの閉成後に前記正
特性熱抵抗素子が所定の抵抗値に達するまでの間
を遅延時間としてソレノイドを作動させ、該ソレ
ノイドによりプランジヤを介して吸込室と圧縮室
とを強制連通させ、モータ起動時の負荷を軽減さ
せるように構成したことを特徴とする。
から吸込弁を介して吸込んだ気体を圧縮室内で圧
縮し、吐出弁より空気タンク側に吐出せしめる圧
縮機本体と、該圧縮機本体を駆動するためのモー
タと、該モータを起動、停止する常開のモータ起
動スイツチと、前記空気タンクが所定圧力に達し
たとき開成してモータを停止せしめる圧力スイツ
チと、前記吸込室に設けられ、ソレノイドと該ソ
レノイドが作動することにより変位して前記吸込
室と圧縮室の間を連通するプランジヤとからなる
ソレノイド機構とを備えてなる圧縮機の起動負荷
軽減装置において、前記モータ起動スイツチ、圧
力スイツチ、ソレノイド及び温度上昇と共に抵抗
値が増加する正特性熱抵抗素子を電源に対して直
列に接続し、前記起動スイツチの閉成後に前記正
特性熱抵抗素子が所定の抵抗値に達するまでの間
を遅延時間としてソレノイドを作動させ、該ソレ
ノイドによりプランジヤを介して吸込室と圧縮室
とを強制連通させ、モータ起動時の負荷を軽減さ
せるように構成したことを特徴とする。
このように構成することにより、モータ起動ス
イツチを閉成してモータを起動した後、空気タン
ク内で所定圧力に達すると圧力スイツチがこれを
検出してモータを停止せしめるが、この間正特性
熱抵抗素子が冷却して、次回のモータ起動時の遅
延時間を自己設定できる。
イツチを閉成してモータを起動した後、空気タン
ク内で所定圧力に達すると圧力スイツチがこれを
検出してモータを停止せしめるが、この間正特性
熱抵抗素子が冷却して、次回のモータ起動時の遅
延時間を自己設定できる。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に述
べる。
べる。
第1図において、1は空気タンク、2は該空気
タンク1の上に載置された圧縮機本体で、該圧縮
機本体2はシリンダヘツド3、シリンダ4、クラ
ンク室5、吸込フイルタ6、空気タンク1に連な
る吐出管7等から構成される。8は空気タンク1
に載置されたモータで、該モータ8は回転伝達用
ベルト9を介してクランク室5に設けられたプー
リ10と回転可能に連結されている。11は空気
タンク1に設けられた安全弁、12は該空気タン
ク1内の圧力を検出して作動する圧力スイツチ
で、該圧力スイツチ12は空気タンク1内圧力が
所定の高圧となつたとき開成し、所定の低圧とな
つたとき閉成するもので、後述する如くスイツチ
8の起動、停止を制御するものである。
タンク1の上に載置された圧縮機本体で、該圧縮
機本体2はシリンダヘツド3、シリンダ4、クラ
ンク室5、吸込フイルタ6、空気タンク1に連な
る吐出管7等から構成される。8は空気タンク1
に載置されたモータで、該モータ8は回転伝達用
ベルト9を介してクランク室5に設けられたプー
リ10と回転可能に連結されている。11は空気
タンク1に設けられた安全弁、12は該空気タン
ク1内の圧力を検出して作動する圧力スイツチ
で、該圧力スイツチ12は空気タンク1内圧力が
所定の高圧となつたとき開成し、所定の低圧とな
つたとき閉成するもので、後述する如くスイツチ
8の起動、停止を制御するものである。
そして、圧縮機本体2は第2図に詳述する如き
構成となつている。即ち、シリンダヘツド3は吸
込フイルタ6が取付けられる吸込口13と吸込室
A、吐出管7が取付けられる吐出口14と吐出室
Bを有すると共に、吸込室Aと圧縮室Cとの間に
は吸込弁15、吐出室Bと圧縮室Cとの間には吐
出弁16が設けられている。また、シリンダ4内
には該シリンダ4内を摺動するピストン17が設
けられ、該ピストン17は連接棒18を介してク
ランク室5内のクランク(図示せず)と接続さ
れ、該ピストン17が往復動することにより、吸
込室Aから吸込弁15を介して吸込んだ気体を圧
縮室C内で圧縮し、吐出弁16を介して吐出室B
に吐出せしめる。
構成となつている。即ち、シリンダヘツド3は吸
込フイルタ6が取付けられる吸込口13と吸込室
A、吐出管7が取付けられる吐出口14と吐出室
Bを有すると共に、吸込室Aと圧縮室Cとの間に
は吸込弁15、吐出室Bと圧縮室Cとの間には吐
出弁16が設けられている。また、シリンダ4内
には該シリンダ4内を摺動するピストン17が設
けられ、該ピストン17は連接棒18を介してク
ランク室5内のクランク(図示せず)と接続さ
れ、該ピストン17が往復動することにより、吸
込室Aから吸込弁15を介して吸込んだ気体を圧
縮室C内で圧縮し、吐出弁16を介して吐出室B
に吐出せしめる。
19はシリンダヘツド3に設けられたソレノイ
ド機構を示し、該ソレノイド機構119はケース
20内に設けられたソレノイド21、該ソレノイ
ド21が通電することにより吸引されるプランジ
ヤ22、該プランジヤ22を常時は図中上方に付
勢するため該プランジヤ22とケース20との間
に張設されたばね23等から構成され、前記プラ
ンジヤ22の先端22Aはシリンダヘツド3内を
突出して吸込弁15近傍に臨んでいる。そして、
ソレノイド21が通電し、プランジヤ22がばね
23に抗して吸引されることにより、その先端2
2Aが吸込弁15を押動し、強制開弁しうるよう
に構成されている。
ド機構を示し、該ソレノイド機構119はケース
20内に設けられたソレノイド21、該ソレノイ
ド21が通電することにより吸引されるプランジ
ヤ22、該プランジヤ22を常時は図中上方に付
勢するため該プランジヤ22とケース20との間
に張設されたばね23等から構成され、前記プラ
ンジヤ22の先端22Aはシリンダヘツド3内を
突出して吸込弁15近傍に臨んでいる。そして、
ソレノイド21が通電し、プランジヤ22がばね
23に抗して吸引されることにより、その先端2
2Aが吸込弁15を押動し、強制開弁しうるよう
に構成されている。
次に、第3図は本考案の電気回路図を示し、交
流電源24に対し、モータ8、手動操作のモータ
起動スイツチ25、空気タンク1内圧力を検出し
て開閉成する圧力スイツチ12が直列に接続され
ている。一方、交流電源26に対して前記起動ス
イツチ25、前記圧力スイツチ12、整流器2
7、正特性熱抵抗素子28、ソレノイド機構19
を構成するソレノイド21が直列に接続されてい
る。29はソレノイド21と並列に挿入された開
成時の逆起電圧消去用のダイオードである。
流電源24に対し、モータ8、手動操作のモータ
起動スイツチ25、空気タンク1内圧力を検出し
て開閉成する圧力スイツチ12が直列に接続され
ている。一方、交流電源26に対して前記起動ス
イツチ25、前記圧力スイツチ12、整流器2
7、正特性熱抵抗素子28、ソレノイド機構19
を構成するソレノイド21が直列に接続されてい
る。29はソレノイド21と並列に挿入された開
成時の逆起電圧消去用のダイオードである。
ここで、前記正特性熱抵抗素子28は第4図に
示す如く温度の上昇と共に正方向に抵抗値を増加
させるもので、例えば正特性サーミスタが用いら
れる。従つて、正特性熱抵抗素子28が通電して
第4図に示す抵抗変化を起すまでの熱的遅れ時間
の間のみソレノイド21に第5図に示すような電
圧が印加される。
示す如く温度の上昇と共に正方向に抵抗値を増加
させるもので、例えば正特性サーミスタが用いら
れる。従つて、正特性熱抵抗素子28が通電して
第4図に示す抵抗変化を起すまでの熱的遅れ時間
の間のみソレノイド21に第5図に示すような電
圧が印加される。
即ち、正特性熱抵抗素子28に通電直後はソレ
ノイド21に約80ボルトが印加され、この印加電
圧により該ソレノイド21が励磁してプランジヤ
22を吸引し、その先端22Aで吸込弁15を押
動して強制開弁する。この結果、圧縮機は無負荷
運転状態となり、モータ8駆動時の負荷トルクを
軽減する。然るに、正特性熱抵抗素子28に通電
後1秒後はソレノイド21への印加電圧は約50ボ
ルト、2秒後は該抵抗素子28の内部抵抗が増加
して印加電圧は0ボルトとなる。この結果、ソレ
ノイド21は消磁し、プランジヤ22はばね23
により復帰し、圧縮機は負荷運転状態となる。
ノイド21に約80ボルトが印加され、この印加電
圧により該ソレノイド21が励磁してプランジヤ
22を吸引し、その先端22Aで吸込弁15を押
動して強制開弁する。この結果、圧縮機は無負荷
運転状態となり、モータ8駆動時の負荷トルクを
軽減する。然るに、正特性熱抵抗素子28に通電
後1秒後はソレノイド21への印加電圧は約50ボ
ルト、2秒後は該抵抗素子28の内部抵抗が増加
して印加電圧は0ボルトとなる。この結果、ソレ
ノイド21は消磁し、プランジヤ22はばね23
により復帰し、圧縮機は負荷運転状態となる。
このように構成される圧縮機の起動負荷軽減装
置において、まず空気タンク1内残圧がない場
合、圧力スイツチ12は閉成して第3図の状態に
あるから、手動操作の起動スイツチ25を投入す
ると、モータ8が起動すると共に、正特性熱抵抗
素子28を介してソレノイド21が励磁される。
しかし、前記熱抵抗素子28は第4図のような特
性を有するから、抵抗変化を起すまでの熱的な遅
れが遅延時間となつてソレノイド21に第5図の
如き電圧が印加される。この印加電圧によつて遅
延時間の間のみソレノイド21によりプランジヤ
22が吸引され、吸込弁15を強制開弁し、この
間モータ8は定格回転まで回転数が増加し、起動
時の負荷トルクが軽減される。
置において、まず空気タンク1内残圧がない場
合、圧力スイツチ12は閉成して第3図の状態に
あるから、手動操作の起動スイツチ25を投入す
ると、モータ8が起動すると共に、正特性熱抵抗
素子28を介してソレノイド21が励磁される。
しかし、前記熱抵抗素子28は第4図のような特
性を有するから、抵抗変化を起すまでの熱的な遅
れが遅延時間となつてソレノイド21に第5図の
如き電圧が印加される。この印加電圧によつて遅
延時間の間のみソレノイド21によりプランジヤ
22が吸引され、吸込弁15を強制開弁し、この
間モータ8は定格回転まで回転数が増加し、起動
時の負荷トルクが軽減される。
一方、空気タンク1内が所定の高圧となると圧
力スイツチ12がこれを検出して開成し、起動ス
イツチ25が閉成していてもモータ8を停止す
る。空気タンク1内圧力が消費され所定の低圧と
なると、圧力スイツチ12が再び閉成し、モータ
8を再起動する。従つて、開閉器式圧縮機として
作動する。
力スイツチ12がこれを検出して開成し、起動ス
イツチ25が閉成していてもモータ8を停止す
る。空気タンク1内圧力が消費され所定の低圧と
なると、圧力スイツチ12が再び閉成し、モータ
8を再起動する。従つて、開閉器式圧縮機として
作動する。
このように、圧力スイツチ12が開成すると、
これと直列接続された正特性熱抵抗素子28への
通電も断たれるから、該熱抵抗素子28は冷却さ
れた内部抵抗が減少する。従つて、空気タンク1
内圧力が低下して圧力スイツチ12が再び閉成し
たときには前述したと同様に正特性熱抵抗素子2
8の内部抵抗が増加するまでの間を遅延時間とし
て自己設定してソレノイド21を励磁し、モータ
8を無負荷運転する。
これと直列接続された正特性熱抵抗素子28への
通電も断たれるから、該熱抵抗素子28は冷却さ
れた内部抵抗が減少する。従つて、空気タンク1
内圧力が低下して圧力スイツチ12が再び閉成し
たときには前述したと同様に正特性熱抵抗素子2
8の内部抵抗が増加するまでの間を遅延時間とし
て自己設定してソレノイド21を励磁し、モータ
8を無負荷運転する。
次に、第6図は本考案の第2の実施例を示すも
ので、第1の実施例と同一構成要素には同一符号
を付すものとするに、その特徴とするところはプ
ランジヤ22の先端に弁体30を設け、シリンダ
ヘツド3にはプランジヤ22が貫通する通気孔3
1を穿設し、該プランジヤ22がばね23により
図中上方に付勢されているときは、弁体30によ
つて通気孔31を閉塞するように構成したことに
ある。
ので、第1の実施例と同一構成要素には同一符号
を付すものとするに、その特徴とするところはプ
ランジヤ22の先端に弁体30を設け、シリンダ
ヘツド3にはプランジヤ22が貫通する通気孔3
1を穿設し、該プランジヤ22がばね23により
図中上方に付勢されているときは、弁体30によ
つて通気孔31を閉塞するように構成したことに
ある。
従つて、ソレノイド21によつてプランジヤ2
2が吸引されたときには弁体30が離座するから
吸込室Aと圧縮室Cとを連通し、モータ8を無負
荷運転状態としうる。その他の構成については変
るところがないので省略する。
2が吸引されたときには弁体30が離座するから
吸込室Aと圧縮室Cとを連通し、モータ8を無負
荷運転状態としうる。その他の構成については変
るところがないので省略する。
なお、本考案の圧縮機としては第1〜第2図に
示す往復動型圧縮機に限ることなく、例えばベー
ン型圧縮機であつてもよく。要は吸込弁と吐出弁
とを有する圧縮機の吸込室側にソレノイドとプラ
ンジヤとからなるソレノイド機構が設けられれば
よいものである。
示す往復動型圧縮機に限ることなく、例えばベー
ン型圧縮機であつてもよく。要は吸込弁と吐出弁
とを有する圧縮機の吸込室側にソレノイドとプラ
ンジヤとからなるソレノイド機構が設けられれば
よいものである。
本考案に係る圧縮機の起動負荷軽減装置は以上
詳細に述べた如くであつて、モータ起動スイツ
チ、圧力スイツチ、ソレノイド及び温度上昇と共
に抵抗値が増加する正特性熱抵抗素子を電源に対
して直列に接続し、前記起動スイツチの閉成後に
前記正特性熱抵抗素子が所定の抵抗値に達するま
での間を遅延時間としてソレノイド機構を作動さ
せ、モータ起動時の負荷を軽減させる構成とした
から、モータ起動時の焼損事故をなくすことがで
きるばかりでなく、圧力スイツチの開、閉成に応
動してモータを起動、停止する圧力開閉器式の圧
縮機にあつても、該圧力スイツチと直列接続され
た正特性熱抵抗素子は当該圧力スイツチを開成し
ている間に次回起動時の遅延時間を自己設定する
ことができ、回路構成が簡単となり、しかも圧力
スイツチが開成している間は通電されないから、
節電、耐久性の向上を図ることができる等の効果
を奏する。
詳細に述べた如くであつて、モータ起動スイツ
チ、圧力スイツチ、ソレノイド及び温度上昇と共
に抵抗値が増加する正特性熱抵抗素子を電源に対
して直列に接続し、前記起動スイツチの閉成後に
前記正特性熱抵抗素子が所定の抵抗値に達するま
での間を遅延時間としてソレノイド機構を作動さ
せ、モータ起動時の負荷を軽減させる構成とした
から、モータ起動時の焼損事故をなくすことがで
きるばかりでなく、圧力スイツチの開、閉成に応
動してモータを起動、停止する圧力開閉器式の圧
縮機にあつても、該圧力スイツチと直列接続され
た正特性熱抵抗素子は当該圧力スイツチを開成し
ている間に次回起動時の遅延時間を自己設定する
ことができ、回路構成が簡単となり、しかも圧力
スイツチが開成している間は通電されないから、
節電、耐久性の向上を図ることができる等の効果
を奏する。
第1図は本考案に係る圧縮機の外観図、第2図
は第1図中の圧縮機本体の要部縦断面図、第3図
は電気回路図、第4図は正特性熱抵抗素子の抵抗
−温度特性線図、第5図はソレノイドの電圧−時
間特性線図、第6図は本考案の他の実施例を示す
第2図と同様の要部縦断面図である。 1……空気タンク、2……圧縮機本体、3……
シリンダヘツド、4……シリンダ、5……クラン
ク室、8……モータ、12……圧力スイツチ、1
5……吸込弁、16……吐出弁、19……ソレノ
イド機構、21……ソレノイド、22……プラン
ジヤ、23……ばね、25……モータ起動スイツ
チ、27……整流器、28……正特性熱抵抗素
子、30……弁体、31……通気孔。
は第1図中の圧縮機本体の要部縦断面図、第3図
は電気回路図、第4図は正特性熱抵抗素子の抵抗
−温度特性線図、第5図はソレノイドの電圧−時
間特性線図、第6図は本考案の他の実施例を示す
第2図と同様の要部縦断面図である。 1……空気タンク、2……圧縮機本体、3……
シリンダヘツド、4……シリンダ、5……クラン
ク室、8……モータ、12……圧力スイツチ、1
5……吸込弁、16……吐出弁、19……ソレノ
イド機構、21……ソレノイド、22……プラン
ジヤ、23……ばね、25……モータ起動スイツ
チ、27……整流器、28……正特性熱抵抗素
子、30……弁体、31……通気孔。
Claims (1)
- 吸込室から吸込弁を介して吸込んだ気体を圧縮
室内で圧縮し、吐出弁より空気タンク側に吐出せ
しめる圧縮機本体と、該圧縮機本体を駆動するた
めのモータと、該モータを起動、停止する常開の
モータ起動スイツチと、前記空気タンクが所定圧
力に達したとき開成してモータを停止せしめる圧
力スイツチと、前記吸込室側に設けられ、ソレノ
イドと該ソレノイドが作動することにより変位し
て前記吸込室と圧縮室の間を連通するプランジヤ
とからなるソレノイド機構とを備えてなる圧縮機
の起動負荷軽減装置において、前記モータ起動ス
イツチ、圧力スイツチ、ソレノイド及び温度上昇
と共に抵抗値が増加する正特性熱抵抗素子を電源
に対して直列に接続し、前記起動スイツチの閉成
後に前記正特性熱抵抗素子が所定の抵抗値に達す
るまでの間を遅延時間としてソレノイドを作動さ
せ、該ソレノイドによりプランジヤを介して吸込
室と圧縮室とを強制連通させ、モータ起動時の負
荷を軽減させるように構成してなる圧縮機の起動
負荷軽減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980157775U JPH0212312Y2 (ja) | 1980-11-04 | 1980-11-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980157775U JPH0212312Y2 (ja) | 1980-11-04 | 1980-11-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5780689U JPS5780689U (ja) | 1982-05-18 |
JPH0212312Y2 true JPH0212312Y2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=29516873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980157775U Expired JPH0212312Y2 (ja) | 1980-11-04 | 1980-11-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212312Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983003A (ja) * | 1972-12-14 | 1974-08-09 |
-
1980
- 1980-11-04 JP JP1980157775U patent/JPH0212312Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983003A (ja) * | 1972-12-14 | 1974-08-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5780689U (ja) | 1982-05-18 |
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