JPH02122469A - フロッピーディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、低密度記録モードの磁気記録媒体に対して互
換性を有する高密度記録上〜ドのフロッピーディスク装
置に関する。

（従来の技術） 従来、例えば３．５インチのフロッピーディスク装置で
は、ＪＩＳ規格で規定された媒体用ケースに収納された
磁気記録媒体が使用されている。磁気記録媒体には、１
Ｍバイト（７９５８磁束反転／ラジアン）及び１．６／
２Ｍバイト（１３２６２／１５９１６磁束反転／ラジア
ン）の各記録密度のものがある。媒体用ケースは、第９
図（表面）及び第１０図（裏面）に示すように、ケース
本体ＩＯが板状のプラスチックからなり、金属製のシャ
ッタ１１を備えている。シャッタ１１にはヘッドウィン
ドウ１２が形成されており、シャッタ１１が開く方向へ
スライドすると、このヘッドウィンドウ１２を通じて磁
気記録媒体と磁気ヘッドとが接触することになる。

さらに、ケース本体ｌＯには、シャッタｌｌ側を後側に
した場合に、前側に書込み禁止用ホール（ライトプロテ
クタ）　１３及び識別用ホール１４が設けられている。

識別用ホール１４は１．６／２Ｍバイトの磁気記録媒体
を識別するためのものであり、１Ｍバイト用の媒体用ケ
ースには設けられていない。ケース本体１０の表面及び
裏面にはそれぞれラベル領域１６が設けられている。ま
た、第１０図に示すように、ケース本体１０の裏面には
、磁気記録媒体に結合された金属製のハブ１７及び位置
決め用基準ホール１８ａ　、　１８ｂが設けられている
。

このような媒体用ケースに収納された磁気記録媒体をデ
ィスクドライブに装着する場合には、第１２図に示すよ
うに、ディスクドライブ２０のレシーバ２１に挿入する
。レシーバ２１は磁気記録媒体を保持した状態で、イジ
ェクト機構２２に連動してスピンドル機構側へ落下する
。これにより、第１１図（レシーバ２１等を省略した斜
視図）に示すように、レシーバ２１に保持された磁気記
録媒体はハブ１７の部分でスピンドル機構２３にチャッ
キングされることになる。このとき、ケース本体ＩＯに
設けられた位置決め用基準ホール１８ａ　、　１８ｂが
それぞれ、第１１図に示す位置決め用ピン２４ａ　、　
２４ｂに嵌合されることにより、磁気記録媒体は正確に
スピンドル機構２３にチャッキングされることになる。

磁気記録媒体はスピンドル機構２３により回転駆動され
る。この磁気記録媒体に対してキャリッジ機構２５がそ
の半径方向へ移動することにより、キャリッジ機構２５
に搭載された磁気ヘッドがヘッドウィンドウ１２を通じ
て磁気記録媒体に接触してシークすることになる。

ところで、１Ｍバイト又は１．６／２Ｍバイトのような
低密度記録モードに対して、例えば４Ｍバイト（３１８
３１磁束反転／ラジアン）のような高密度記録モードの
磁気記録媒体及びディスクドライブが開発されている。

この高密度記録モードのディスクドライブは通常では低
密度記録モードの磁気記録媒体に対して互換性を備えて
いる。

このため、ディスクドライブには各記録モードの磁気記
録媒体が挿入されることになる。一方、４Ｍバイトのよ
うな高密度記録モードの媒体用ケースは低密度記録モー
ドのケースと同一寸法であり、識別用ホール１４等も同
一位置に設けられている。このため、高密度記録モード
の磁気記録媒体を、上位モードに対して互換性の無い低
密度記録モードのディスクドライブに誤って挿入するこ
とがある。

（発明が解決しようとする課題） 従来では、前記のように、低密度記録モード及び高密度
記録モードに対応する各磁気記録媒体は、外形寸法及び
構造のほぼ同一の媒体用ケースに収納されている。この
ため、各記録モードの磁気記録媒体を、誤って低密度記
録モード又は高密度記録モードのディスクドライブへ挿
入することがある。このため、特に上位モードに対して
互換性の無い低密度記録モードのディスクドライブに対
して、高密度記録モードの磁気記録媒体を誤って挿入し
た場合には、磁気記録媒体に予め記録されたデータが破
壊されるような事態になることがある。

本発明の目的は、低密度記録モードに対して互換性をＨ
する高密度記録モードのディスクドライブにおいて、各
モードの磁気記録媒体を確実に駆動し、かつ高密度記録
モードとして使用する磁気記録媒体を互換性の無い低密
度記録モードのディスクドライブに対して誤って装置さ
れるような事態を確実に防止できるようにしたフロッピ
ーディスク装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、高密度記録モードのフロッピーディスク装置
において、位置決め用基準ホールが所定の二箇所に設け
られた低密度記録モードの媒体用ケースに収納された磁
気記録媒体に対して、各位置決め用、！！準ホールの一
方が所定の材料で埋込まれた状態の検出用位置を有し、
他方の位置決め用基零ホールのみが設けられた媒体用ケ
ースに収納された高密度記録モードの磁気記録媒体を使
用し、この高密度記録モード及び低密度記録モードの各
磁気記録媒体の着脱を行なうディスク着脱機構を備えた
装置である。さらに、本装置は、高密度記録モード用の
媒体用ケースが挿入された際に、前記検出位置を検出し
て高密度記録モードの磁気記録媒体を識別するための識
別手段を備えたものである。

このような構成により、低密度記録モードに対する互換
性をＨするディスクドライブに対して、低密度記録モー
ド及び高密度記録モードの各磁気記録媒体を確実に着脱
することが可能となる。また、低密度記録モード及び高
密度記録モードの各媒体用ケースでは位置決め用基準ホ
ールの構成が異なるため、高密度記録モードの磁気記録
媒体たを互換性の無い低密度記録モードのディスクドラ
イブに対して誤って装着するような事態を防止すること
が可能となる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図は
本発明の第１の実施例に係わる媒体用ケースの構成を示
す平面図であり、第５図及び第６図は同実施例のディス
クドライブの構成を示す概念図である。同実施例の媒体
用ケースは例えば４Ｍバイトの高密度記録モードの磁気
記録媒体を収納するためのケースであり、第１図（裏面
）に示すように、低密度記録モードにおける位置決め用
基準ホール１８ａ　、　１８ｂの一方１８ａのみを備え
ている。他方の位置決め用基準ホールに相当する位置は
、例えばケース本体１０と同一材料で埋込まれた状態の
検出用位置３０として設定されている。

なお、同実施例のケース本体１０の表面は、前記第９図
に示すものと同様である。

一方、同実施例の高密度記録モードのディスクドライブ
では、第５図（平面図）及び第６図（側面図）に示すよ
うに、装置本体を構成するフレーム３１に、スピンドル
機構２３、書込み禁止センサ３３、識別センサ３４、位
置決め用ビン２４ａ１　ビンの無い凸部３５及び−組の
凸部３２ａ　、　３２ｂが設けられている。なお、レシ
ーバ及びキャリッジ機構等は省略されており、他の構成
は前記第１１図及び第１２図に示すものと同様である。

ここで、凸部３５は、前記第１１図に示す低密度記録モ
ードのディスクドライブ２０に設けられた位置決め用ビ
ン２４ｂの位置に相当する位置に設けられており、位置
決め用ビン２４ａに対応するピン台部材に相当する。こ
の凸部３５に、第８図に示すように、例えばマイクロス
イッチ３６が組込まれている。マイクロスイッチ３６は
、第１図に示すケース本体１０が挿入された際に、検出
用位置３０に接触して動作し、高密度記録モードである
ことを識別するための識別信号を制御回路（図示しない
）に出力する。

次に、同実施例の動作を説明する。先ず、高密度記録モ
ードのディスクドライブに対して、第１図に示す媒体用
ケースに収納された高密度記録モード（例えば４Ｍバイ
ト）の磁気記録媒体が挿入されたとする（第５図の矢印
Ａ）。この場合、第１２図を参照して説明したように、
磁気記録媒体はレシーバ２１に挿入されて保持されるこ
とになる。

ディスクドライブでは、磁気記録媒体が完全に挿入され
ると、レシーバの落下動作により、磁気記録媒体のハブ
１７がスピンドル機構２３にチャッキングされることに
なる。

この磁気記録媒体の装管動作において、書込み禁止用ホ
ール１３及び識別用ホール１４はそれぞれ書込み禁止セ
ンサ３３及び識別センサ３４により検出されることにな
る。さらに、媒体用ケースの位置決め用基準ホールＬ８
ａが位置決め用ビン２４ａに嵌合される。ここで、位置
決め用基準ホール１８ａは、第３図（第１図１−Ｉの側
面断面図）に示すような孔が形成されており、位置決め
用ビン２４ａのピン部（第７図の３７）が嵌合されるよ
うに構成されている。さらに、媒体用ケースは、各ホー
ル１３゜１４の近傍が各センサ３３．３４の近傍に配置
された凸部３２ａ　、　３２ｂにより支持されて、特に
上下方向の位置決めがなされることになる。

一方、媒体用ケースの検出用位置３０は凸部３５に係合
して、第８図に示すマイクロスイッチ３６に接触するこ
とになる。マイクロスイッチ３６は媒体用ケースの検出
用位置３０を検出して、高密度記録モトの磁気記録媒体
の識別信号をディスクドライブの制御回路に出力するこ
とになる。これにより、ディスクドライブを制御するホ
ストシステム（コントローラ）は、高密度記録モードの
磁気記録媒体がディスクドライブに装着されたことを認
識することが可能となる。

ところで、高密度記録モードのディスクドライブは低密
度記録モードに対して互換性を有するため、低密度記録
モードの磁気記録媒体をスピンドル機構２３にチャッキ
ングすることができる。この場合、第１０図に示すよう
に、低密度記録モードの媒体用ケースには位置決め用基
準ホール１８ａ　。

＋８ｂが二箇所に設けられている。このため、一方の位
置決め用基準ホール１８ａは位置決め用ビン２４ａに嵌
合されて位置決めされるが、他方の位置決め用基準ホー
ル１８ｂによりマイクロスイッチ３６は動作しないこと
になる。即ち、マイクロスイッチ３６は位置決め用基準
ホール１８ｂに嵌合する状態になるため、ケース本体１
０とは接触しないことになる。したがって、マイクロス
インチ３６から識別信号は出力されず、ホストシステム
側は低密度記録モードの磁気記録媒体が装着されたこと
を認識することが可能となる。この場合、媒体用ケース
は位置決め用基準ホール１８ｂの近傍が凸部３５により
支持されるため、確実に位置決めされることになる。

一方、高密度記録モードの磁気記録媒体を、第１１図に
示すような低密度記録モードのディスクドライブ２０に
挿入した場合を想定する。高密度記録モードの媒体用ケ
ースには、第１図に示すように、一方の位置決め用基準
ホール１８ａのみが設けられているため、ディスクドラ
イブ２０の位置決め用ビン２４ｂが媒体用ケースの検出
用位置３０に接触して嵌合されない状態となる。このた
め、磁気記録媒体の装着は不完全な状態となり、スピン
ドル機構２３に対するチャッキングが不可能となる。こ
れにより、互換性の無い低密度記録モードのディスクド
ライブ２０に対して、同実施例の高密度記録モードの磁
気記録媒体を誤って装管するような事態を確実に防止す
ることが可能となる。

第２図は本発明の第２の実施例に係わる高密度記録モー
ドの媒体用ケースの構成を示す平面図である。第２の実
施例では、前記第１図の検出用位置３０に相当する位置
には、第４図（第２図■−■の側面断面図）に示すよう
に、例えば鉄等の金属材料４０が埋込まれている。さら
に、第２の実施例では、前記第５図の高密度記録モード
のディスクドライブにおいて、凸部３５にはマイクロス
イッチ３６の代わりに、金属材料４０を検出するための
金属検出用センサが設けられる。これにより、高密度記
録モードの磁気記録媒体がディスクドライブに装着され
た場合に、金属検出用センサが媒体用ケスの金属材料４
０を検出して、高密度記録モードの識別信号を制御回路
へ出力することになる。なお、他の構成及び作用効果は
前記第１の実施例の場合と同様のため説明を省略する。

なお、前記第１及び第２の実施例において、高密度記録
モードの識別用として、位置決め用基準ホールの位置に
ケース本体１０と同−材料又は金属材料４０が埋込まれ
た状態の場合について説明したが、これに限ることはな
い。即ち、位置決め用基準ホールの位置（検出用位置３
０）に識別用マークを設けて、ディスクドライブの凸部
３５にその識別用マークを検出するための例えば光電セ
ンサを設けた構成でもよい。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、低密度記録モード
に対して互換性を有する高密度記録モードのフロッピー
ディスク装置において、低密度記録モード及び高密度記
録モードに対応する各磁気記録媒体を確実に駆動し、か
つ高密度記録モードに対応する磁気記録媒体の装着を識
別することができる。したがって、装着されたモードの
磁気記録媒体に応じたリード／ライトを確実に実行する
ことができる。さらに、高密度記録モードとして使用す
る磁気記録媒体を、互換性の無い低密度記録モードのデ
ィスクドライブに対して誤って装着されるような事態を
確実に防止できる。これにより、高密度記録モードの磁
気記録媒体を互換性の無い低密度記録モードのディスク
ドライブに誤って装着して、磁気記録媒体のデータが破
壊されるような事態を防止することができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例に係わる媒体用ケースの
構成を示す平面図、第２図は本発明の第２の実施例に係
わる媒体用ケースの構成を示す平面図、第３図は第１図
１−１の側面断面図、第４図は第２図■−■の側面断面
図、第５図及び第６図はそれぞれ第１の実施例に係わる
ディスクドライブの構成を示す概念図、第７図及び第８
図はそれぞれ第１の実施例に係わるディスクドライブの
部分的構成を示す概念図、第９図及び第１０図はそれぞ
れ従来の媒体用ケースの構成を示す平面図、第１１図及
び第１２図はそれぞれ従来のディスクドライブの構成を
示す斜視図である。 ＩＯ・・・ケース本体、Ｌ８ａ　、　１８ｂ・・・位置
決め用基準ホール、２１・・・レシーバ、２３・・・ス
ピンドル機構、２４ａ　、　２４ｂ・・・位置決め用ピ
ン、３０・・・検出用位置、３５・・・凸部、３６・・
・マイクロスイッチ、４０・・・金属材料。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ル ホ 第 図 ル 第 図 第 図 第９ 図 第１０図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスクドライブのスピンドル機構に装着される
   際の位置決め用基準ホールが所定の二箇所に設けられた
   低密度記録モードの媒体用ケースに収納された第１の磁
   気記録媒体に対して、前記各位置決め用基準ホールの一
   方が所定の材料で埋込まれた状態の検出用位置を有し、
   他方の位置決め用基準ホールのみが設けられた高密度記
   録モードの媒体用ケースに収納された第２の磁気記録媒
   体と、 この第２の磁気記録媒体が前記ディスクドライブに挿入
   された際に前記媒体用ケースの前記検出用位置に基づい
   て前記第２の磁気記録媒体を識別する識別手段と、 前記ディスクドライブに挿入された前記第１又は第２の
   磁気記録媒体を前記スピンドル機構に対して着脱するた
   めの着脱機構とを具備したことを特徴とするフロッピー
   ディスク装置。
2. （２）ディスクドライブのスピンドル機構に装着される
   際の位置決め用基準ホールが所定の二箇所に設けられた
   低密度記録モードの媒体用ケースに収納された第１の磁
   気記録媒体に対して、前記各位置決め用基準ホールの一
   方が金属材料で埋込まれた状態の検出用位置を有し、他
   方の位置決め用基準ホールのみが設けられた高密度記録
   モードの媒体用ケースに収納された第２の磁気記録媒体
   と、 この第２の磁気記録媒体が前記ディスクドライブに挿入
   された際に前記媒体用ケースの前記検出用位置の前記金
   属材料を検出するセンサを備えて前記第２の磁気記録媒
   体を識別する識別手段と、前記ディスクドライブに挿入
   された前記第１又は第２の磁気記録媒体を前記スピンド
   ル機構に対して着脱するための着脱機構とを具備したこ
   とを特徴とするフロッピーディスク装置。
3. （３）ディスクドライブのスピンドル機構に装着される
   際の位置決め用基準ホールが所定の二箇所に設けられた
   低密度記録モードの媒体用ケースに収納された第１の磁
   気記録媒体に対して、前記各位置決め用基準ホールの一
   方が所定の材料で埋込まれた状態の検出用位置を有し、
   他方の位置決め用基準ホールのみが設けられた高密度記
   録モードの媒体用ケースに収納された第２の磁気記録媒
   体と、 この第２の磁気記録媒体が前記ディスクドライブに挿入
   された際に前記媒体用ケースの前記検出用位置に接触し
   て検出するスイッチ手段を備えて前記第２の磁気記録媒
   体を識別するための識別手段と、 前記ディスクドライブに挿入された前記第１又は第２の
   磁気記録媒体を前記スピンドル機構に対して着脱するた
   めの着脱機構とを具備したことを特徴とするフロッピー
   ディスク装置。