JPH0212240Y2 - - Google Patents

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JPH0212240Y2
JPH0212240Y2 JP1985060397U JP6039785U JPH0212240Y2 JP H0212240 Y2 JPH0212240 Y2 JP H0212240Y2 JP 1985060397 U JP1985060397 U JP 1985060397U JP 6039785 U JP6039785 U JP 6039785U JP H0212240 Y2 JPH0212240 Y2 JP H0212240Y2
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JP
Japan
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floating roof
tank
side plate
limit switch
hood
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JP1985060397U
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JPS61178399U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浮屋根タンクのオーバーフロー監視
装置に関するものである。
[従来の技術] 石油精製工場等における原油或いはナフサ等の受
入れ作業にあたつては、原油船と受入れタンクと
を結ぶ輸送用配管系には流量計が無いのが通常で
あり、原油等の受入量は受入れタンクに設けられ
たフロート液面計等のタンクゲージの指示のみに
基づいて監視又はチエツクされており、特に内容
積の大きな浮屋根タンクについては受入れ原油の
オーバーフローを監視するために特別の手段が講
じられることはなかつた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、原油等の受入れ時に前記タンクゲー
ジが何らかの原因で貯蔵油量を少なめに誤指示し
た場合には、原油の受入れ作業を続行した結果、
受入油がオーバーフローしてしまう危険性がある
という問題点があり、特に受入油のオーバーフロ
ーを防止するための保安チエツク機能を有しない
浮屋根タンク等にあつては重大な事故に発展する
可能性があつた。
[考案の目的] 本考案は前記問題点を解決するためになされた
もので、タンクゲージが誤指示した場合、受入油
がオーバーフローする前に警報を発して事故の危
険を未然に防止することができる浮屋根タンクの
オーバーフロー監視装置を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 前記の目的を達成するための手段を、実施例に
対応する図面を参照して説明する。
すなわち、本考案は、浮屋根1の上面の周縁に
複数のフード板7が花弁状に連成され該フード板
7の下縁基部が摺動自在に浮屋根1上面に係着さ
れると共に該フード板7の上縁部がタンクの側板
内面に立て掛けられるように構成されたウエザシ
ールドを有する浮屋根タンクにおいて、前記浮屋
根タンクの側板3の上端部に外方に向つて水平に
設けられたフランジ状のトツプアングル10と、
前記トツプアングル10の上面に、作動端の前記
側板3のほぼ真上にくるように設けられ、浮屋根
の浮上に伴なつて上昇してきた前記フード板の上
縁部により前記作動端が押動されて作動されるリ
ミツトスイツチ12と、前記リミツトスイツチに
接続されて作動される警報装置とを具備すること
を特徴とする浮屋根タンクのオーバーフロー監視
装置にある。
[実施例] 以下、本考案を第1図及び第2図に示す実施例
によつて説明する。
第1図は、本考案の一実施例が設けられた浮屋
根タンクの断面図である。浮屋根1は外周にリン
グ状の浮力部2を有する円形の蓋体であり、貯油
量の増減に伴い側板3の内面3aに沿つて上下に
移動するよう構成されている。該浮屋根1の側面
1aと側板3との間にはシール部材4が介装され
ており、さらに浮屋根1の上面周縁には浮屋根タ
ンクT内への雨水の浸入を防止し、又貯蔵油5を
外部から遮断するためのウエザシールド6が付設
されている。
前記ウエザシールド6は、複数の方形からなる
フード板7が浮屋根1の上面の周縁に花弁状に連
成されることによつて構成されている。各フード
板7は、下端基部7aが、浮屋根1の上面に固着
された取付板8にピン9をもつて摺動自在に係着
されている。しかして、フード板7の上縁部7b
は、浮屋根タンク1の内側に向けて略半円形状に
折り曲げられており、側板3の内面3aに立て掛
けられるように構成されている。
次に、浮屋根タンクTの側板3の上端には、浮
屋根タンクTの外方に向つて水平に張り出したフ
ランジ状のトツプアングル10が周設されてい
る。第1図及び第2図aに示すように、該トツプ
アングル10の上面には、基板11に水平に固設
されたリミツトスイツチ12が設けられており、
基板11はトツプアングル10にボルト止めされ
た固定板13にボルト及びナツトを介して固定さ
れている。前記リミツトスイツチ12は、ローラ
アーム形のリミツトスイツチであつて、スイツチ
の非作動時においては、ローラアーム12aが浮
屋根タンクTの中心方向を向いて水平になると共
に、ローラアーム12aの先端部のローラ12b
が、側板のほぼ真上にくるように取付けられてい
る。なお本実施例においては、ローラアーム形の
リミツトスイツチを使用したが、この他にローラ
調整レバー形やフオークレバー形等のリミツトス
イツチを使用することもできる。
次に、第1図に示すように、側板3の外面下方
部には、警報装置としての発信器14が設けられ
ており、前記リミツトスイツチ12に配線15を
介して接続されている。図示しないが、前記リミ
ツトスイツチ12の作動時において発信器14
は、プラント内の指令センターに設けられた受信
器に警報を送るよう構成されており、受信された
警報信号は、監視担当計器室において電算機の端
末表示装置に、オーバーフローの恐れのあるタン
クとして番号表示されるよう構成されている。
次に、以上説明した構成における作用について
説明する。
まず、第2図aに示すように、受入油の受入れ
が開始され、浮屋根タンクT内の貯油量が増加し
ていくにつれて浮屋根1が浮上するので、フード
板7も上縁部7bを側板3の内面3aに摺接させ
た状態で上昇していく。
しかして、さらに貯油量が増加すると第2図b
に示すように、フード板7の上縁部7bは側板3
の上端部をこえてトツプアングル10の上方に到
達し、リミツトスイツチ12のローラ12bに接
触する。
さらに、貯油量が増加して浮屋根1が上昇する
と、第2図cに示すように、フード板7の側板3
に対する傾きが徐々に水平に近づくと共にフード
板7は側板3の外側斜め上方に向けて突出してい
き、リミツトスイツチ12のローラアーム12a
を施回させてスイツチを作動させ、該リミツトス
イツチ12に接続された発信器14に警報信号を
発信させる。該警報信号は、プラント内の指令セ
ンターに設けられた受信器に受信され、監視担当
計器室の電算機の端末表示装置にタンク番号と共
にオーバーフロー警報を表示させる。この時点
で、実際のタンク内の液面は、タンク頂部から平
均で1.2mは下方にあるので、オーバーフローに
到るまでには時間的余裕があり、この間に対処可
能である。すなわち、例えば、一例として100000
Klのタンク8000Kl/時〜10000Kl/時で受入れて
いる場合には、オーバーフローまで30分〜1時間
程度の余裕があることになり、この間に受入油の
送給を停止する等の方策を構ずることができる。
受入油の送給を停止するまでに、さらに液面が
上昇したときには、第2図dに示すように、ロー
ラアーム12aはアーム停止位置まで施回され、
フード板7はローラアーム12a先端のローラ1
2bに滑動自在に支持される。
また本実施例では、発信された警報信号をプラ
ント内の指令センターで受信して管理するため、
プラント内の多数の浮屋根タンクが同時に受入れ
作業を行なうような場合にも、受入れ作業の保安
管理を一箇所で集中的に行なうことが可能であ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、浮屋根
の上面の周縁に複数のフード板を下縁基部が摺動
自在となるように取り付けると共に上縁部がタン
ク側板の内側に摺動自在に立て掛けられるように
構成された雨水等の浸入防止用の既設のウエザシ
ールドの上記上縁部を利用し、浮屋根の浮上に伴
つて上方へ移動してきた上記フード板の上縁部に
よつて、タンク側板上縁外周のトツプアングル1
0上のリミツトスイツチ12の作動端を押動して
警報装置を作動させるようにしたので、上記既設
の浮屋根上面の上方に必ず突出するウエザシール
ドの上縁部を利用して浮屋根がタンクの上面に到
達してオーバーフローが生ずる相当前に警報を発
することができ、リミツトスイツチ12とこれを
作動させるフード板上縁部の上下位置の調整も必
要なく、、既設の装置を利用してオーバーフロー
する前に確実に警報を発することができる効果が
ある。
また、前記リミツトスイツチ12は、浮屋根タ
ンクの側板3の上端部に外方に向つてフランジ状
に設けられる既設のトツプアングル10上に、こ
の作動端が前側板3の真上にくるようにして設け
られ、これを作動するウエザシールドの上縁部は
上述したように既設のものであるから、既設の浮
屋根タンクに容易に取り付けることができ、この
構造も簡単安価である。また、上記リミツトスイ
ツチ12は、タンクの外周位置に取り付けられて
いることから、これが腐食してタンク内の浮屋根
上に落下して、浮屋根の損傷、火花の発生等によ
つて災害を引き起す等の危険もない。
さらに、上記リミツトスイツチ12は、上動す
る浮屋根の上面を避けたタンクの外側位置に設け
られていることから、浮屋根が急に上動すること
があつても、これによつて破損される虞れはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例が設置された浮屋
根タンクの断面図、第2図a〜dは、本実施例の
動作説明図である。 1……浮屋根、3……側板、7……フード板、
12……リミツトスイツチ、14……警報装置と
しての発信器、T……浮屋根タンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 浮屋根1の上面の周縁に複数のフード板7が花
    弁状に連成された該フード板7の下縁基部が揺動
    自在に浮屋根1上面に係着されると共に該フード
    板7の上縁部がタンクの側板内面に立て掛けられ
    るように構成されたウエザシールドを有する浮屋
    根タンクにおいて、 前記浮屋根タンクの側板3上端部に外方に向つ
    て水平に設けられたフランジ状のトツプアングル
    10と、前記トツプアングル10の上面に、作動
    端が前記側板3のほぼ真上にくるように設けら
    れ、浮屋根の浮上に伴なつて上昇してきた前記フ
    ード板の上縁部により前記作動端が押動されて作
    動されるリミツトスイツチ12と、 前記リミツトスイツチ12に接続されて作動さ
    れる警報装置とを具備することを特徴とする浮屋
    根タンクのオーバーフロー監視装置。
JP1985060397U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH0212240Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985060397U JPH0212240Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985060397U JPH0212240Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61178399U JPS61178399U (ja) 1986-11-07
JPH0212240Y2 true JPH0212240Y2 (ja) 1990-04-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131024U (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 東京計装株式会社 浮屋根式タンクの液面上限警報装置

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JPS61178399U (ja) 1986-11-07

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