JPH021223Y2 - - Google Patents

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JPH021223Y2
JPH021223Y2 JP20333786U JP20333786U JPH021223Y2 JP H021223 Y2 JPH021223 Y2 JP H021223Y2 JP 20333786 U JP20333786 U JP 20333786U JP 20333786 U JP20333786 U JP 20333786U JP H021223 Y2 JPH021223 Y2 JP H021223Y2
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JP
Japan
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outer winding
ring band
paper container
openings
bodies
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JP20333786U
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JPS63102613U (ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、商品収容部が上下に分離可能とな
る紙容器に関する。
(従来の技術) 周知紙容器の内、容器胴部が円筒、又は円錐筒
状を成す丸形紙容器は、実公昭42−7269号、実公
昭45−11029号、実公昭52−10679号の如く、容器
本体とその上部に嵌合する紙蓋より構成される
か、実開昭60−110289号の如く胴部をミシン孔に
沿つて上下に切離し得るように構成されていた。
又1つの丸形紙容器に二種類以上の商品を収納す
る場合、容器本体に縦仕切りを設け、本体内を数
室に区分して収納していた。
(考案が解決しようとする問題点) 商品を1個づつ収容する丸形紙容器にあつて
は、容器本体内に商品がスツポリ納まるため、商
品の出し入れが困難であつた。又容器本体内を数
室に仕切る丸形紙容器にあつては、数種類収容さ
れている商品から、1種類の商品のみを取出すこ
とが困難であつた。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 紙容器を上下に分離可能となる上本体と下本
体、上下本体を重なる状態で離脱不能に係止する
環帯より構成したものである。
(作用) 紙容器を構成する上本体と下本体を分離すれ
ば、商品の出し入れが容易になるし、容器内を仕
切壁にて上下二室に区分すれば、二商品を区分し
て取出すことができる。
(実施例) 以下、本案紙容器の構造を実施例の図面により
説明すると、1は上部に向けて開口する有底下本
体で、下本体1は下部が先細となる円錐筒側壁2
の上縁部外周に、側壁上端部2aを外側に巻込ん
だ外巻込口3を設け、側壁2の上部に外周向きに
膨出する係止部13、又は上部より1回り小径の
段状係止部13を設け、側壁2の下端部に底壁4
を着設している。底壁4は外周に上方、又は下方
に屈曲する脚片4aを設け、該脚片4aを側壁2
の下端部内面に着設するか、側壁下端部2bを内
周側に折返し、その折返片12と側壁2の間に脚
片4aを挿入してサンドイツチに固着し、或は側
壁下端部2bとその内面に着設した脚片12の内
周巻込みにより、側壁2の下縁部内周に糸底14
を形成する。6は上部が塞がれている下部開口形
の上本体で、上本体6は上部が先細となる円錐筒
側壁7の下縁部外周に、側壁7の下端部7aを外
側に巻込んだ外巻込口8を設け、側壁7の上部開
口側に端板9を着設し、前記下本体1と高さが異
なる以外、略上下に対称構造を成し、上本体6の
外巻込口8と下本体1の外巻込口3が同口径R、
又は略同口径Rに形成されている。10は上本体
6に設ける持手で、持手10は天板9の上部に持
手片11を着設するか、天板10の一部を切起し
可能な持手片11と成すもので、切起式の持手片
11にあつては、天板10の裏面に持手片11の
切起しにて生ずる切起口9aを塞ぐ裏板19を着
設している。5は下本体1の外巻込口3とその上
部に重なる上本体6の外巻込口8に跨つて係止す
る環帯で、環帯5は帯板15の両端を着設し、そ
の上下端部5a,5bを内周に巻込んで、上部内
周に上本体6の外巻込口8に係止する内巻込口2
8と、下部内周に下本体1の外巻込口3に係止す
る内巻込口23を設け、環帯5の一部に縦切断可
能となる破断部25を有している。環帯5の破断
部25は、帯板15に縦列するミシン孔26と、
ミシン孔26に連続して延長する舌片27より形
成されるか、帯板15の一端に、他端に着設しな
い延長舌片27を設けたものである。30は上下
本体6,1によつて形成される収納室A内を上下
2室に区分する仕切板で、仕切板30は下本体1
の係止部13に挿入係止するよう、又は下本体係
止部13に載置するよう円板を成し、その外周に
離脱用の摘み32を突設するか、下本体1の外巻
込口8に落し蓋の如く嵌合係止する。35は下本
体1内に挿入する中仕切。上記仕切板30と環帯
5、及び上下本体6,1は、何れも防水加工板紙
や弾性板紙等にて形成されている。
本案の紙容器は上記構成であるから、外巻込口
8,3の口径Rが略同一となる上本体6と下本体
1を形成すると共に、外巻込口3,8の大きさに
応じた環帯5を形成しておく。
上記上下本体6,1と環帯5を用いて、下本体
1より高い一商品Bを包装するには、先ず有底下
本体1に上部より商品Bを入れ、次いで下部が開
口している上本体6を、下本体1の上部に上方よ
り重ね、下本体1より上方に露出していた商品B
の上部を、上本体6によつて覆つた後、重なり合
う上下本体6,1の外巻込口8,3の外周に、上
方より環帯5を挿入係止するか、環帯5を予め上
本体6に嵌挿しておき、上下本体6,1を重ねた
後、上本体6に嵌挿した環帯5を下向きに押圧
し、環帯5の下内巻込口23を下本体外巻込口3
の下方まで嵌挿し、上下外巻込口8,3に跨つて
嵌挿係止する環帯5により、上下本体6,1を離
脱不能に連結する。
又本案紙容器によつて二種類の商品B1,B2
包装するには、先ず下本体1に上部より商品B1
を入れた後、仕切板30を挿入係止するか載置
し、仕切板30の上に商品B2を載せ、次いで上
本体6を下本体1の上に重ね、上本体6にて商品
B2を覆い、上下に重なつた外巻込口8,3の外
周に環帯5を前記の如く嵌合係止する。
上下本体6,1の外巻込口8,3は外巻にカー
ルし、環帯5の内巻込口28,23は内巻にカー
ルしているため、両巻込口8,3と28,23の
巻込方向に環帯5は嵌挿可能となるが、上下外巻
込口8,3の外周に環帯5が跨つて嵌挿係止し、
環帯5の内巻込口23と28間に上下外巻込口
8,3が嵌挿する状態から、環帯5又は上下本体
6,1を離脱しようとしても、外巻込口8,3と
環帯5の内巻込口28,23が戻り方向に変形す
るため、環帯5と上下本体6,1は離脱下能とな
る。環帯5の嵌挿によつて係止された上下本体
6,1は、環帯5を取外さない限り分離不能とな
るので、上本体6の持手10を把持して持ち運ぶ
ことができる。
本案紙容器より収容商品Bを取出すには、先ず
上下本体6,1の外巻込口8,3に跨つて嵌挿係
止している環帯5を、破断部25の舌片27を引
いて切断し、その切断端部を上下外巻込口8,3
より外側に向けて剥ぐようにして取外す。環帯5
を取外せば、上下本体6,1は係止状態より開放
されるので、上下本体6,1を自由に分離して商
品Bを取出すことができる。仕切板30を挿入係
止した紙容器にあつては、上本体6の取外し後、
仕切板30の摘み32を把持して抜き取る。
尚、本案の紙容器は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば上下本体6,1の外巻込口
8,3が略同径Rであれば、上本体6の側壁7を
下本体1と同様に下部が先細となるように形成す
ることもできるし、上本体6の下部開口部を天板
9で塞ぎ、上本体6を上部開口型とし、上本体6
の上部に蓋16を嵌合するようにしても同様の目
的を達する。又仕切板30は収容商品Bに応じて
選択的に使用するものであるし、上本体6の持手
10と下本体1に設ける係止部13の一つ以上を
省略することもできるばかりか、上下本体6,1
と環帯5の形状構造、及び環帯5の嵌挿手段等
は、本案の要旨に反しない限り適宜変更可能であ
る。
〔考案の効果〕
従つて本案の紙容器は、商品収容室を分離可能
となる上本体と下本体にて構成するものであるか
ら、二種類の商品を上下に分割して収容し得るは
勿論、クリスマスケーキやカステラの如く商品を
1個づつ包装する際、下本体より露出する商品上
部を持つて出し入れし得るので、商品の出し入れ
が著しく容易になる。しかも上下本体は外巻込口
を重ね、その外周に環帯を嵌挿するだけで離反不
能に係止し得るので、一体の紙容器として取扱う
ことができるし、持手を把持して持ち運ぶことも
できる。又環帯の嵌挿によつて一体に係止した上
下本体であつても、環帯の破断部を切断して切れ
ば、簡単に係止を解除して分離し得る。更に上下
本体は高さ以外同様の構造を成しているので、製
造工程の主要部を兼用し得るし、上下本体の側壁
が共にテーパーを成すので、上下本体を別々に嵌
合して重ねたり、下本体内に上本体を反転して嵌
合し、重なる状態で保管したり輸送し得る等、本
案の紙容器は上下に分離して商品の出し入れを容
易にした前記特徴と共に、各種商品の包装に有益
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案紙容器の一部切欠正面図、第2図
と第3図は類例紙容器の分解状態における一部切
欠正面図、第4図と第5図は下本体の構造例を示
す一部切欠正面図、第6図と第7図は上本体の構
造例を示す一部切欠正面図、第8図イ,ロと第9
図イ,ロは本案紙容器の使用例を示す縦断面図で
ある。 1,6……本体、2,7……側壁、3,8……
外巻込口、4……底壁、5……環帯、9……端
板、10……持手、11……持手片、13……係
止部、15……帯板、19……裏板、23,28
……内巻込口、25……破断部、30……仕切
板、35……中仕切、A……収容室、B,B1
B2……商品、R……外巻込口の口径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 有底下本体1の上縁部外周と、上下開口部の
    少なくとも一方を塞いだ上本体6の下縁部外周
    に、略同口径Rの外巻込口3,8を設け、上下
    本体の外巻込口を重ね得るようにする一方、重
    なり合う外巻込口の外周に環帯5を跨つて嵌挿
    係止し、環帯の一部に破断部25を設けた紙容
    器。 2 環帯5の上下内周に上下本体1,6の外巻込
    口3,8と係止する内巻込口23,28を設
    け、上本体6の上部開口部を端板9で塞ぎ、該
    端板に持手10を設けた実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の紙容器。 3 上下本体1,6の少なくとも一方に、収容室
    Aを仕切板30にて上下に区分する実用新案登
    録請求の範囲第1項、又は第2項に記載の紙容
    器。
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