JPH02121753A - 連続鋳造鋳片の縦割れ防止方法 - Google Patents

連続鋳造鋳片の縦割れ防止方法

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JPH02121753A
JPH02121753A JP27247788A JP27247788A JPH02121753A JP H02121753 A JPH02121753 A JP H02121753A JP 27247788 A JP27247788 A JP 27247788A JP 27247788 A JP27247788 A JP 27247788A JP H02121753 A JPH02121753 A JP H02121753A
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JP
Japan
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tundish
molten steel
mold
steel
degree
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Pending
Application number
JP27247788A
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English (en)
Inventor
Takashi Kanazawa
敬 金沢
Takeshi Nakai
中井 健
Tsutomu Sakashita
坂下 勉
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭素含有量が0.09〜0.15重量%の中
炭素鋼スラブを連続鋳造する際に、スラブの長辺面に発
生する縦割れ防止方法に関する。
〔従来の技術〕
炭素含有量が0.09〜0.15重量%の中炭素鋼スラ
ブを連続鋳造する場合、高速鋳造となるほど、スラブの
長辺表面に縦割れが発生することが多い。
特に、第1図のように、鋳込初期の1〜2チヤージ(c
h)目に多発する傾向がある(○、△の2回試行)。こ
の縦割れが生じると、鋳片の手入れ工程が必要となり、
ひいては、熱間直送加熱(ホットチャージ)、熱間直送
圧延(ダイレクトロール)ができず、省エネルギー化の
大きな支障となっている。
中炭素鋼が割れ易い原因は、C含有量が0.09〜0.
15重量%であると、包晶凝固となり、凝固時の収縮量
が大きいため鋳型と凝固シェルの間に局部的な隙間がで
き、不均一凝固シェルが生成し易く、その結果、熱応力
により割れに至るためと考えられる。
そこで、かかる縦割れを防止するために、従来、次のよ
うな手段が採られていた。すなわち、(1)モールドパ
ウダー自体の特性や鋳型振動条件を調整する。(2)鋳
込初期の鋳造速度を低下させる。(3)パウダーの粘度
を適正化し、パウダーの均一流入を図る。(4)鋳型銅
板の内面に低熱伝導率の金属を接合したり、あるいは溝
を形成することによって、溶鋼からの抜熱量を低減する
。(5)浸漬ノズルと鋳型長辺との間の溶湯を、撹拌し
て流動化させたり(特開昭61−172663号公報参
照)、外部から電極を挿入して直接加熱する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記各手段にはそれぞれ次のような難点がある
上記(11法;縦割れの根本的防止策とはならない。
上記(2)法;鋳造速度の低下は、同時に生産性をも低
下させてしまう。
上記(3)法;パウダー物性の変動やロフト毎のバラツ
キ等が大きく、不安定要素が大きい。
上記(4)法;抜熱量を低減させると高速鋳造時に疑問
シェルが薄くなりすぎ、ブレークアウトする危険性が高
くなる。
上記(5)法;モールド内溶鋼の撹拌では、溶鋼全体の
温度が低いときは意味がない、また、電極による加熱で
は溶鋼の清浄性が悪化する。
そこで本発明の主目的は、上記難点を一挙に解決し、前
記縦割れ発生を有効に防止しうる方法を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は縦割れの発生原因について種々の角度から検
討した。その結果、■第1図に示すように、縦割れは、
鋳込初期に多発すること、■第2図に示すように、縦割
れは、タンディツシュ開口重量(タンディツシュ開口部
における溶鋼重量)が少ないときに多発すること、■第
3図に示すように、モールド内溶鋼温度が低い場合に、
縦割れが多発すること、などが判明した。
これら■〜■はいずれもタンディツシュ内の溶鋼過熱度
との関連性を示唆している。そこで、縦割れ発生率とタ
ンディツシュ内溶鋼過熱度との関係を調べたところ、第
4図に示すように、タンディツシュ内溶鋼過熱度(溶鋼
温度一液相vA湯温度が5℃以上であれば縦割れ発生率
が激減することを見い出し、本発明を完成したものであ
る。
すなわち、本発明は、炭素を0.09〜0.15重量%
含有する中炭素鋼を連続鋳造により製造するに際し、タ
ンディツシュ内への注湯初期において、そのタンディツ
シュ内の溶鋼温度をタンディツシュの底から200mの
位置で測温したときにおける溶鋼加熱度を基準とし、そ
の溶鋼過熱度が5℃以上である時にタンディツシュを開
口し、モールド内に注湯することを特徴とするものであ
る。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明は、タンディツシュ内の溶鋼過熱度がタンディツ
シュの底から200fiの位置を基準に測温したときに
、5℃以上であるときにタンディツシュを開口し、モー
ルド内に注湯することをを特徴としている。すなわち、
上記溶鋼過熱度が5℃以上の場合は、そのまますぐ開口
して鋳込みを行えばよい。また、溶鋼過熱度が5℃未満
の場合には、タンディツシュ内の溶鋼重量を溶鋼−・ラ
ドで600〜800flまで増加させ、タンディツシュ
へ後続の高温溶鋼を注ぎ撹拌させながら、溶鋼過熱度を
5℃以上に上昇させるか、タンディツシュを外部から強
制加熱して上記過熱度を5℃以上とした後、モールドへ
注湯する。この場合、溶鋼の力l′L熱にあたり、外部
から加熱することとしたのは、内部から強制加熱する場
合に比べて、溶鋼の清浄性を悪化させることがないから
である。
本発明における溶EiU熱度の検知には、例えば第5図
に示したように、タンディツシュ1内の溶鋼2の中に挿
入した熱電対3を用いることができる。4はモールドへ
の浸漬ノズルである。
一方、タンディツシュ開口不能などのトラブル等を招か
ないためには、低重量での開口が望ましい(溶鋼ヘッド
の高まりに伴って開口不能を招く)。
したがって、溶鋼重量として約5トンの低重量状態で、
開口を行うか否かを判定するために、上記熱電対による
測定位置はタンディツシュの底から200±201A■
とするのがよい。
本発明におけるタンディツシュの開口に当っては、たと
えば第6図に示すように、タンディツシュl内の溶鋼2
中のタンディツシュ開口部に対応する位置に設けたスト
ッパー5により行うことができる。また浸漬ノズル4に
スライディングノズル6を設けることにより、溶鋼重量
を調整しながら開口するようにしたもの、あるいは両者
の併用であってもよい。
〔実施例〕
次に実施例により本発明の効果を明らかにする。
(実施例1) 湾曲型連鋳機において、鋳片断面サイズが250■IX
 1800重層のスラブを鋳造速度1.7m/minで
鋳造した。このときの鋼成分は、C:0.10〜0.1
6%、 Si : 0.17〜0.20%、Mn:0.
50〜0.85%、P:0.015〜0.020%。
S:0.007〜0.010%、八1 :o、o 2o
%で、4チヤージの連続鋳造を実施した。タンディツシ
ュは、第1ストランドは従来のパイプによる開口方式、
第2ストランドにはストッパーを設けた本発明法による
開口方式を可能とした。
タンディツシュ底から200酊位置に熱電対を挿入して
測温可能とした。レードルからの注入液が入った後、第
1ストランドは約8トンで自然開口し、モールド内に注
湯を開始した。その際の熱電対の指示はΔT=3℃であ
った。第2ストランドについてはン容鋼ヘッドで約60
0鰭、タンテ゛イノシュ重〒約15トンでストッパーに
より開口した。この時の溶鋼温度はΔT(溶鋼過熱度以
下同様)−10“Cと温度が上昇しており、第2ストラ
ンドはこの後モールドに注湯が開始された。両ストラン
ドでの縦割れ発生率を比較すると、第1ストランドでは
5.6%(スラブ枚数比率)縦割れが発生したが、第2
ストランドでは縦割れは発生しておらず、本発明の効果
が明らかとなった。
(実施例2) 実施例1と同様のスラブサイズ、@種、鋳造速度で鋳込
を実施するにあたり、タンディツシュにセラミックヒー
タ−を挿入して溶鋼を強制加熱した。タンディツシュ重
量7トンで第1ストランドは自然開口したが、その際の
溶鋼温度はΔT=12°Cであった。第2ストランドは
実施例1と同様、タンディツシュ重量15トンで開口し
、その際の溶鋼温度はΔT=15℃であった。縦割れは
両ストランド共に発生しておらず、タンディツシュ重量
が少い場合でも、外部加熱により温度を与えれば縦割れ
は発生しないことが明らかとなった。
〔発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、炭素含有量が0.09〜
0.15重量%の中炭素鋼スラブの縦割れ発生を有効に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鋳込長と縦割れ発生率との関係を示す図、第
2図は、タンディツシュ開口重量と縦割れ発生率との関
係を示す図、第3図は、モールド内溶鋼過熱度と縦割れ
発生率との関係を示す図。 第4図はタンディツシュ内溶鋼過熱度と縦割れ発生率と
の関係を示す図、第5図はタンディツシュ内の溶鋼過熱
度の測定装置例を示す図、第6図はタンディツシュ開口
装置例を示す図である。 1・・・タンディツシュ、2・・・溶鋼、3・・・熱電
対、4・・・浸漬ノズル、5・・・ストッパー 6・・
・スライディングノズル。 第1図 第2図 タン肴ッシi関1量(トン) 第 図 第 図 タンテ局シニ?七嘴岡ヌしに9蜆L(”C1第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素を0.09〜0.15重量%含有する中炭素
    鋼を連続鋳造により製造するに際し、 タンディッシュ内への注湯初期において、そのタンディ
    ッシュ内の溶鋼温度をタンディッシュの底から200±
    20mmの位置で測温したときにおける溶鋼加熱度を基
    準とし、その溶鋼過熱度が5℃以上である時にタンディ
    ッシュを開口し、モールド内に注湯することを特徴とす
    る連続鋳造鋳片の縦割れ防止方法。
JP27247788A 1988-10-28 1988-10-28 連続鋳造鋳片の縦割れ防止方法 Pending JPH02121753A (ja)

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JP27247788A JPH02121753A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 連続鋳造鋳片の縦割れ防止方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100940736B1 (ko) * 2002-12-20 2010-02-04 주식회사 포스코 연속주조 슬라브 주편의 중심편석 저감방법
CN102266928A (zh) * 2011-08-16 2011-12-07 秦皇岛首秦金属材料有限公司 实现特厚板坯低拉速浇注与连铸保护渣消耗匹配的方法

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