JPH0212142Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212142Y2 JPH0212142Y2 JP2370683U JP2370683U JPH0212142Y2 JP H0212142 Y2 JPH0212142 Y2 JP H0212142Y2 JP 2370683 U JP2370683 U JP 2370683U JP 2370683 U JP2370683 U JP 2370683U JP H0212142 Y2 JPH0212142 Y2 JP H0212142Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- cylinder
- vehicle
- cylinder chamber
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はオフロードの大型車両のパワーステア
リング装置に関するものである。
リング装置に関するものである。
オフロード大型車両といえども近年増々高速化
し高速走行時の操向性(感覚)が問題となりつつ
ある。
し高速走行時の操向性(感覚)が問題となりつつ
ある。
従来のこの種のパワーステアリング装置におい
ては、第1図に示すようにハンドル1を回すとレ
バー2が動きリング3に伝わる。タイヤ4にかか
つている負荷は非常に大きいので、リンク3のポ
イント5は動かずに、ハンドル1の回転はリンク
3のポイント6を動し、ステアリングバルブ7の
レバー8を回転させる。レバー8はステアリング
バルブ7のスプール9を動かして油圧ポンプ10
から送られる油をステアリングシリンダ11に導
びき、油圧力でタイヤ4を操向する。タイヤ4の
動きはリンク12を介してポイント5に伝わり、
ポイント6をスプール9が中立になるように動か
す。すなわち、ハンドル1の回転を止めればタイ
ヤ4の操向も止まる。この場合、問題はハンドル
1を操作する時の反力がステアリングバルブ7の
センタリングスプリング13によつて決まること
である。このセンタリングスプリング13の反力
は、オフロード大型車両の使われ方の特殊性(直
線コースが少なく、作業のための切換しが多い)
のため低くセツトされてきた。一般にハンドル操
作力で1〜3Kgであつたが、近年鉱山の大型化な
どにより高速直線走行がおこなわれるようになつ
てくると直進性の悪さという不具合をもたらし
た。すなわちハンドルが軽すぎてふらつき易くな
つていた。
ては、第1図に示すようにハンドル1を回すとレ
バー2が動きリング3に伝わる。タイヤ4にかか
つている負荷は非常に大きいので、リンク3のポ
イント5は動かずに、ハンドル1の回転はリンク
3のポイント6を動し、ステアリングバルブ7の
レバー8を回転させる。レバー8はステアリング
バルブ7のスプール9を動かして油圧ポンプ10
から送られる油をステアリングシリンダ11に導
びき、油圧力でタイヤ4を操向する。タイヤ4の
動きはリンク12を介してポイント5に伝わり、
ポイント6をスプール9が中立になるように動か
す。すなわち、ハンドル1の回転を止めればタイ
ヤ4の操向も止まる。この場合、問題はハンドル
1を操作する時の反力がステアリングバルブ7の
センタリングスプリング13によつて決まること
である。このセンタリングスプリング13の反力
は、オフロード大型車両の使われ方の特殊性(直
線コースが少なく、作業のための切換しが多い)
のため低くセツトされてきた。一般にハンドル操
作力で1〜3Kgであつたが、近年鉱山の大型化な
どにより高速直線走行がおこなわれるようになつ
てくると直進性の悪さという不具合をもたらし
た。すなわちハンドルが軽すぎてふらつき易くな
つていた。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは、車速に応じて吐出
量を変化する油圧ポンプとオリフイスの組合せに
よる油圧を利用してステアリングバルブのセンタ
リングスプリングを圧縮するようにして低速時に
はハンドルの操作力を軽く、高速になるに従い重
く安定したステアリング感覚を得られるようにし
て高速時の直進性を改善することにある。
て、その目的とするところは、車速に応じて吐出
量を変化する油圧ポンプとオリフイスの組合せに
よる油圧を利用してステアリングバルブのセンタ
リングスプリングを圧縮するようにして低速時に
はハンドルの操作力を軽く、高速になるに従い重
く安定したステアリング感覚を得られるようにし
て高速時の直進性を改善することにある。
以下、本考案を第2図および第3図を参照して
説明する。
説明する。
図面中20はハンドルでありハンドル20の回
転で揺動操作されるレバー21は連結部材22を
介してリンク23に連結してあり、リンク23に
はレバー24が設けてあり、レバー24のポイン
ト25は連結部材26を介してレバー27に連結
してあり、レバー27は連結部材28を介してタ
イヤ29のレバー30に連結してある。レバー3
0にはステアリングシリンダ31のロツド32が
連結してある。レバー24のポイント33は連結
部材34を介してステアリングバルブ35の作動
レバー36に連結してある。
転で揺動操作されるレバー21は連結部材22を
介してリンク23に連結してあり、リンク23に
はレバー24が設けてあり、レバー24のポイン
ト25は連結部材26を介してレバー27に連結
してあり、レバー27は連結部材28を介してタ
イヤ29のレバー30に連結してある。レバー3
0にはステアリングシリンダ31のロツド32が
連結してある。レバー24のポイント33は連結
部材34を介してステアリングバルブ35の作動
レバー36に連結してある。
ステアリングバルブ35はバルブ本体37を備
えており、このバルブ本体37には接続ポート3
8,39とポンプポート40とドレンポート41
とが設けてある。接続ポート38,39は管路4
2,43を介してステアリングシリンダ31に接
続してあり、ポンプポート40はポンプ44の吐
出側に接続してあり、ドレンポート41はタンク
45に通じている。
えており、このバルブ本体37には接続ポート3
8,39とポンプポート40とドレンポート41
とが設けてある。接続ポート38,39は管路4
2,43を介してステアリングシリンダ31に接
続してあり、ポンプポート40はポンプ44の吐
出側に接続してあり、ドレンポート41はタンク
45に通じている。
バルブ本体37には前記作動レバー36によつ
て作動されてポンプ44の吐出油のステアリング
シリンダ31への供給の切換えを行うスプール4
6が設けてある。
て作動されてポンプ44の吐出油のステアリング
シリンダ31への供給の切換えを行うスプール4
6が設けてある。
バルブ本体37の端部にはシリンダ部47が形
成してある。
成してある。
このシリンダ部47はバルブ本体37の端部に
固設された外筒体48内に内筒体49を設け、こ
の内筒体49の鍔部50の周部をOリング51を
介して外筒体48の内周面に当接して構成されて
いる。シリンダ部47内には環状のピストン52
が嵌挿してある。また内筒体49内には中空な軸
体53が挿入してあり、この軸体53はボルト5
4で前記スプール46に取付けられていて、この
軸体53にはばね座体55が移動可能に設けてあ
り、軸体53にはばね座体55の抜け止め部材5
6が設けてある。そしてばね座体55とピストン
52との間にセンタリングスプリング57が介装
してあり、内筒体49は前記スプール46の端面
に当接している。
固設された外筒体48内に内筒体49を設け、こ
の内筒体49の鍔部50の周部をOリング51を
介して外筒体48の内周面に当接して構成されて
いる。シリンダ部47内には環状のピストン52
が嵌挿してある。また内筒体49内には中空な軸
体53が挿入してあり、この軸体53はボルト5
4で前記スプール46に取付けられていて、この
軸体53にはばね座体55が移動可能に設けてあ
り、軸体53にはばね座体55の抜け止め部材5
6が設けてある。そしてばね座体55とピストン
52との間にセンタリングスプリング57が介装
してあり、内筒体49は前記スプール46の端面
に当接している。
図面中58はトランスミツシヨン出力又はデフ
レンシヤル入力59に取付けられた油圧ポンプで
あり、油圧ポンプ58の吐出側は管路60を介し
てシリンダ室61に通じており、また油圧ポンプ
58の吐出側はオリフイス62を備えた管路63
を介してタンク45に通じている。
レンシヤル入力59に取付けられた油圧ポンプで
あり、油圧ポンプ58の吐出側は管路60を介し
てシリンダ室61に通じており、また油圧ポンプ
58の吐出側はオリフイス62を備えた管路63
を介してタンク45に通じている。
しかして、油圧ポンプ58は車速に応じて吐出
量を増すからオリフイス62によつて絞られた油
圧も車速によつて増加する。つまり車速が増す
と、ピストン52が油圧によつて動かされセンタ
リングスプリング57を縮める。この状態でハン
ドル20を切ろうとすれば、その操作力は縮めら
れたセンタリングスプリング57の反力に対する
ものとなり、ハンドル操作力が重くなる。
量を増すからオリフイス62によつて絞られた油
圧も車速によつて増加する。つまり車速が増す
と、ピストン52が油圧によつて動かされセンタ
リングスプリング57を縮める。この状態でハン
ドル20を切ろうとすれば、その操作力は縮めら
れたセンタリングスプリング57の反力に対する
ものとなり、ハンドル操作力が重くなる。
すなわち、低速時にはハンドル操作が軽くて高
速になるに従つて重く安定したステアリング感覚
が得られる。
速になるに従つて重く安定したステアリング感覚
が得られる。
本考案は以上詳述したように、ハンドル操作に
よつてスプール46を作動してポンプ44の吐出
油のステアリングシリンダ31への給排を行い、
かつ上記スプール46の一端部に、このスプール
46を中立方向に付勢するセンタリングスプリン
グ57を連結した車両のパワーステアリング装置
において、上記スプール46を嵌合するバルブ本
体37に、スプール46の一端部をカバーする外
筒体48を固着し、この外筒体48内に、スプー
ル46の先端部に軸方向に移動自在に、かつ抜け
方向に係合して連結したばね受体55を設けると
共に、このばね受体55より外筒体48の基端側
に、スプール46に追随して移動し、かつ鍔部5
0を有する内筒体49を設け、この内筒体49と
外筒体48の間に、上記鍔部50に対接する環状
のピストン52を嵌合してこのピストン52と上
記鍔部50の間にシリンダ室61を構成すると共
に、このピストン52と上記ばね受体55との間
にセンタリングスプリング57を介装し、上記シ
リンダ室61に、車速に応じて吐出量を変化する
油圧ポンプ58の吐出側を接続すると共に、この
接続回路の上記シリンダ室61より上流側をオリ
フイス62を介してタンク45に連通したことを
特徴とする車両のパワーステアリング装置であ
る。
よつてスプール46を作動してポンプ44の吐出
油のステアリングシリンダ31への給排を行い、
かつ上記スプール46の一端部に、このスプール
46を中立方向に付勢するセンタリングスプリン
グ57を連結した車両のパワーステアリング装置
において、上記スプール46を嵌合するバルブ本
体37に、スプール46の一端部をカバーする外
筒体48を固着し、この外筒体48内に、スプー
ル46の先端部に軸方向に移動自在に、かつ抜け
方向に係合して連結したばね受体55を設けると
共に、このばね受体55より外筒体48の基端側
に、スプール46に追随して移動し、かつ鍔部5
0を有する内筒体49を設け、この内筒体49と
外筒体48の間に、上記鍔部50に対接する環状
のピストン52を嵌合してこのピストン52と上
記鍔部50の間にシリンダ室61を構成すると共
に、このピストン52と上記ばね受体55との間
にセンタリングスプリング57を介装し、上記シ
リンダ室61に、車速に応じて吐出量を変化する
油圧ポンプ58の吐出側を接続すると共に、この
接続回路の上記シリンダ室61より上流側をオリ
フイス62を介してタンク45に連通したことを
特徴とする車両のパワーステアリング装置であ
る。
したがつて、車速に応じて吐出量を変化する油
圧ポンプ58とオリフイス62の組合せによる油
圧を利用してステアリングバルブ35のセンタリ
ングスプリング57を圧縮することができるので
低速時にはハンドルの操作力は軽く、高速になる
に従い重く安定したステアリング感覚が得られ高
速時の直進性が良好になる。
圧ポンプ58とオリフイス62の組合せによる油
圧を利用してステアリングバルブ35のセンタリ
ングスプリング57を圧縮することができるので
低速時にはハンドルの操作力は軽く、高速になる
に従い重く安定したステアリング感覚が得られ高
速時の直進性が良好になる。
第1図は従来の車両のパワーステアリング装置
の構成説明図、第2図は本考案一実施例の構成説
明図、第3図は第2図部の拡大図である。 35はステアリングバルブ、46はスプール、
47はシリンダ部、52はピストン、55はばね
受体、57はセンタリングスプリング、58は油
圧ポンプ。
の構成説明図、第2図は本考案一実施例の構成説
明図、第3図は第2図部の拡大図である。 35はステアリングバルブ、46はスプール、
47はシリンダ部、52はピストン、55はばね
受体、57はセンタリングスプリング、58は油
圧ポンプ。
Claims (1)
- ハンドル操作によつてスプール46を作動して
ポンプ44の吐出油のステアリングシリンダ31
への給排を行い、かつ上記スプール46の一端部
に、このスプール46を中立方向に付勢するセン
タリングスプリング57を連結した車両のパワー
ステアリング装置において、上記スプール46を
嵌合するバルブ本体37に、スプール46の一端
部をカバーする外筒体48を固着し、この外筒体
48内に、スプール46の先端部に軸方向に移動
自在に、かつ抜け方向に係合して連結したばね受
体55を設けると共に、このばね受体55より外
筒体48の基端側に、スプール46に追随して移
動し、かつ鍔部50を有する内筒体49を設け、
この内筒体49と外筒体48の間に、上記鍔部5
0に対接する環状のピストン52を嵌合してこの
ピストン52と上記鍔部50の間にシリンダ室6
1を構成すると共に、このピストン52と上記ば
ね受体55との間にセンタリングスプリング57
を介装し、上記シリンダ室61に、車速に応じて
吐出量を変化する油圧ポンプ58の吐出側を接続
すると共に、この接続回路の上記シリンダ室61
より上流側をオリフイス62を介してタンク45
に連通したことを特徴とする車両のパワーステア
リング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2370683U JPS59129670U (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | 車両のパワ−ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2370683U JPS59129670U (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | 車両のパワ−ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59129670U JPS59129670U (ja) | 1984-08-31 |
JPH0212142Y2 true JPH0212142Y2 (ja) | 1990-04-05 |
Family
ID=30154776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2370683U Granted JPS59129670U (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | 車両のパワ−ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59129670U (ja) |
-
1983
- 1983-02-22 JP JP2370683U patent/JPS59129670U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59129670U (ja) | 1984-08-31 |
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