JPH02121233A - イオン源 - Google Patents

イオン源

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JPH02121233A
JPH02121233A JP63273642A JP27364288A JPH02121233A JP H02121233 A JPH02121233 A JP H02121233A JP 63273642 A JP63273642 A JP 63273642A JP 27364288 A JP27364288 A JP 27364288A JP H02121233 A JPH02121233 A JP H02121233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
ion
plasma generation
generation chamber
generating chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP63273642A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Ishida
寿則 石田
Tsuyoshi Nakamura
強 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオン源に関し、特に電子衝撃型イオン源に関
する。
〔従来の技術〕
イオンビーム装置に従来から用いられているイオン源の
一つとしてフリーマン型イオン源、カウフマン型イオン
源などの電子衝撃型イオン源がある。これらのイオン源
は、プラズマ生成室内に配置したフィラメントから放出
される熱電子とイオン化ガスとの衝突電離を利用してプ
ラズマ生成を行なっている。(石川順三著、「イオン源
工学」、アイオニクス、411〜420頁(1986)
参照)。この型のイオン源は、通常、熱電子のエネルギ
としてイオン化ガスの電離断面積が最大となる数10〜
数100eVを利用するため比較的高密度のプラズマを
生成することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来のイオン源では、プラズマ生
成室内にフィラメントが配置されているために、生成さ
れたイオンがフィラメント周囲に形成されるイオンシー
スを通してフィラメントを衝撃する事になる。従ってフ
ィラメント寿命がきわめて短いという欠点を有していた
本発明の目的は、このような欠点を除去し、長寿命の電
子衝撃型イオン源を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のイオン源は、第1の真空排気手段により排気さ
れる真空室に、電子ビーム発生手段としてフィラメント
カソードと、このカソードに続いてウェネルトおよびア
ノードとを備えた第1の領域と、 この第1の領域で発生した電子ビームを通過させ前記第
1の真空室と連結された細管と、この細管の外周に設け
られ前記電子ビームを集束せしめる複数個のソレノイド
コイルとからなる第2の領域と、 第2の真空排気手段により排気され前記細管と連結した
プラズマ生成室と、このプラズマ生成室の前記細管との
連結部に設けられた減速電極と、前記プラズマ生成室に
イオン化ガスを導入する手段と、前記プラズマ生成室外
周に配置されたソレノイドコイルと、前記プラズマ生成
室から生成イオンを導入するイオン引出し機構とを備え
た第3の領域とにより構成されることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明のイオン源において、フィラメントから射出され
た電子ビームは、比較的高電圧で加速され、ソレノイド
コイルにより集束されて細管を通過する。そしてプラズ
マ生成室に突入する直前に減速され、プラズマ生成室内
でイオン化ガスを衝突電離する。このような加速・減速
方式を用いて、電子ビームをイオン化ガスの電離断面積
が最大となるようなエネルギにすることにより比較的高
密度のプラズマが形成される。このとき細管を流量抵抗
とする差動排気方式を用いて排気するため、フィラメン
ト付近を高真空に保つことができる。従ってフィラメン
トのイオン衝撃がほとんどなく長寿命のイオン源を得る
ことができる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例を模式的に示す断面図である
。2500°に以上に通電加熱されたフィラメント1に
は0〜−10kVの加速電源12の電圧が印加されてお
り、電子ビーム18を発生・加速する。この電子ビーム
電流量はウェネルト2に印加するバイアス電源13の電
圧によって調整する。このように比較的高電圧で電子ビ
ームを加速するのは大電流を得るとともに、後述する細
管10などの差動排気のための流量抵抗中の輸送を効率
よく行なうためである0発生した電子ビームは、ソレノ
イドコイル6によって集束されてアノード3、細管10
を通過し、プラズマ生成室に突入する。輸送途中を無電
界空間とするために、図に示すようにアノー゛ドの一部
が細管10の内面を覆う構造となっている。
電子ビームがプラズマ生成室に突入する際、減速電極4
に印加された減速電源14の電圧により、電子ビームは
イオン化ガスの電離断面積が最大となる数lO〜数10
0eVに減速される。このとき電子ビームは発散する方
向に力を受けるが、ソレノイドコイル8によって発散の
程度を調整することができる。この発散を抑えるのはソ
レノイドコイル8による必要はなく、例えばソレノイド
コイル6を減速電極付近のみ強磁界になるように構成す
ればソレノイドコイル8は無くともよい 数10〜数100eVに減速された電子ビームは、イオ
ン化ガス導入装置11によってプラズマ生成室9に導入
されたイオン化ガスを衝突電離し、プラズマを形成する
。ソレノイドコイル7は、形成されたプラズマを閉じこ
めるとともに、プラズマ生成室9に突入した電子ビーム
の発散を抑える役目を果たしている。引出し電8i!5
に引出し電源15の電圧を印加することによりイオンビ
ーム19が引き出される。
プラズマ生成室に導入されるガス圧は、高密度のプラズ
マを形成させるため10−3〜10−’Torrと比較
的高い。しかし、細管10、アノード3、減速電極4を
流量抵抗とする差動排気により、フィラメント1、ウェ
ネルト2などが配置されている第1の領域の真空度はI
 X 10−’Torr以下に保つことができる。この
ような差動排気の流量抵抗中を低速度で大電流の電子ビ
ームを輸送することは困難であるが、加速・減速方式に
より細管10中では比較的高速度であるので効率よく電
子ビームを輸送することができる。
イオン生成室で生成されたイオンは、電子ビームの加速
・減速方式により細管に進入することができないため、
フィラメントを衝撃する事はない。従ってフィラメント
を衝撃するイオンは第1の領域で生成されたものだけで
あるが、上述したように第1の領域は高真空に保たれて
いるためほとんとイオン生成されず、フィラメントがイ
オン衝撃されることはほとんどない。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明のイオン源によれば、電子ビー
ムの加速・減速方式により従来と変わらぬ高密度プラズ
マを得ることができ、かつフィラメントがイオン衝撃さ
れることがほとんどないために従来の電子衝撃型イオン
源と比較して格段に長寿命のイオン源を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を模式的に示した断面図であ
る。 1・・・フィラメント、2・・・ウェネルト、3・・・
アノード、4・・・減速電極、5・・・引出し電極、6
,7゜8・・・ソレノイドコイル、9・・・プラズマ生
成室、10・・・細管、11・・・イオン化ガス導入装
置、12・・・加速電源、13・・・バイアス電源、1
4・・・減速電源、15・・・引出し電源、16.17
・・・排気口、18・・・電子ビーム、19・・・イオ
ンビーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  第1の真空排気手段により排気される真空室に、電子
    ビーム発生手段としてフィラメントカソードと、このカ
    ソードに続いてウェネルトおよびアノードとを備えた第
    1の領域と、 この第1の領域で発生した電子ビームを通過させ前記第
    1の真空室と連結された細管と、この細管の外周に設け
    られ前記電子ビームを集束せしめる複数個のソレノイド
    コイルとからなる第2の領域と、 第2の真空排気手段により排気され前記細管と連結した
    プラズマ生成室と、このプラズマ生成室の前記細管との
    連結部に設けられた減速電極と、前記プラズマ生成室に
    イオン化ガスを導入する手段と、前記プラズマ生成室外
    周に配置されたソレノイドコイルと、前記プラズマ生成
    室から生成イオンを導入するイオン引出し機構とを備え
    た第3の領域とにより構成されることを特徴とするイオ
    ン源。
JP63273642A 1988-10-28 1988-10-28 イオン源 Pending JPH02121233A (ja)

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