JPH0212080Y2 - - Google Patents

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JPH0212080Y2
JPH0212080Y2 JP1985122446U JP12244685U JPH0212080Y2 JP H0212080 Y2 JPH0212080 Y2 JP H0212080Y2 JP 1985122446 U JP1985122446 U JP 1985122446U JP 12244685 U JP12244685 U JP 12244685U JP H0212080 Y2 JPH0212080 Y2 JP H0212080Y2
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JP
Japan
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cutting
plywood
wood
blade
veneer
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JP1985122446U
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JPS6232800U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は、各種の薄板に対し打抜加工を行うた
めの抜型を形成するのに好適な合板に係るもので
ある。
考案の背景・先行技術: たとえば、紙器に組成するブランクを原反から
加工するときには、切刃及び罫押刃を定着した刃
型板とこれを受ける面板とを組合せた抜型が使用
されている。特に上方に位置する刃型板は、得ん
とするブランクに合せて切刃及び罫押刃を定着す
るために、これらを差込む溝を切つてある。この
刃型板の板自体は殆んどの場合、合板が使われる
が、材出的には、内地材のぶな、しな等や、輸入
材のラワン等が木質の典型的なもので、他に合成
樹脂の材料を加えたものもある。
しな材は色が白く、緻密な木質であるから、す
ぐれたベニヤが採れ、均質な合板が得られるが、
資源的に無制限な使用はできず、品薄で高価にな
つている。又、ラワン材は所要量が大径の原木で
輸入され、価格は有利であるが、色が赤味を帯び
木質も上記しな材に比べて粗雑である。
一方、切刃及び罫押刃を定着する溝は、これら
の刃体の厚さに合致させて糸鋸で切られていた
が、最近では細い溝が精度よくカツトできる点が
評価されてレーザービームによる溝のカツテイン
グが主流となつている。
合板に切刃及び罫押刃を定着して刃型板を形成
するに際し、しな材又は殆んどしな材からなる合
板は、溝のカツテイングにレーザービームを使用
しても、上記のような木質であるためカツテイン
グ時の発熱があつても、合板自体又は溝局部が焦
げる等の変化は殆んどない。これに反し、数量的
にもコスト的にも有利なラワン材を用いた合板
は、レーザービームによる溝カツテイング時の発
熱で、カツト面が焦げさらにこの部分から燃えだ
すことさえあつた。
これはラワン材の木質が粗雑で、1体化した木
理とはならずに、繊維が多数集合して気孔率がが
高い状態で、特に表層形成部も同じ状態でカツテ
イング部へ空気が伝達され易いのが原因となつて
いる。
また、合成樹脂質の合板は緻密で均一な材状が
得られるが、レーザービームによる溝カツテイン
グ時に悪臭を発し、場合によつては有害ガスを発
生することもあつた。
考案の目的: 本考案は、斯かる現況に鑑みなされたもので、
レーザービームによる溝カツテイングが、しな材
系合板に対すると同様に施工でき、かつ、切刃若
しくは罫押刃の定着具合が安定する溝が得られ、
しかも、資源数量的にも有利なラワン材を活用で
きる抜型用合板を提供し、材質上の要請と資源の
枯渇とが反目し合う従来の問題点を解消すること
を目的としている。
考案の構成・実施例: 以下、本考案の1実施例を図面に基づき説明す
る。第1図に示すように、本考案の合板10はラ
ワン材等の粗木質単板11を木目が直交するよう
に積層接合し、抜型の刃型板として使用される際
の少くとも面板に対向する側の表面にはフアイバ
ー単板12を接着してある。このフアイバー単板
12は屑パルプ、のこ屑等から得られる植物繊維
を抄造圧縮して板状にしたもので、JIS規格の硬
質繊維板又は半硬質繊維板が使用できる。
第2図に示す実施例は、面板に対向する表層及
び向背側の表層の両表面にフアイバー単板12を
それぞれ接着してある。他の実施例では、第3図
又は第4図Cに示すように、粗木質単板11の積
層の中間部にもフアイバー単板12を設けること
もできる。
考案の作用・効果: 第6図に示す従来の粗木質単板11の積層のみ
からなる合板10′では、レーザービームを用い
る溝カツテイング時に、溝巾Wより大きいふくら
み部4又は拡巾部5をもつ溝3′となる。
本考案の合板10は、上記のごとく構成される
から、フアイバー板12の側からレーザービーム
を用いてカツテイングすれば、レーザービームが
先づフアイバー板12を切断すると共に、この切
断開口線が溝巾の定規となり、しかも切断局所へ
の空気の供給を抑制する。従つて、フアイバー単
板12を付帯させることにより、粗木質単板11
を多く積層した合板10であつても、溝巾Wより
大きいふくらみ部又は開口部を生ずることなく、
正しい形の溝3をカツトできる。正しい形の溝3
には、第1〜3図に示すように切刃1又は罫押刃
2を安定な状態で定着し、刃型板を形成できる。
本考案の抜型用合板10は、レーザービームに
よるカツテイングでも、緻密な木質単板よりなる
合板と同様な作業で同様な溝が得られる施工上の
長所の他に、第4図に示すように正確な溝巾にカ
ツトされたフアイバー単板12の対向縁辺が、切
刃1(罫押刃2の場合でも同様。)に対する保持
力Fを及ぼし、その腹板部を挾持し安定させる効
果をもたらす。第4図はフアイバー単板12の付
帯接着部位を例示しており、基本的なaの他に、
bは両表層に接着したもので、a,bは共に切刃
のぐらつきの防止に効果がある。c,dは中間層
部にも何層かのフアイバー単板12を追加(図は
1層の場合を示している。)した例で、これらの
タイプは切刃の腹板の撓みを防ぎ、切刃の安定と
堅牢性を向上させるのに効果的である。このよう
な強靭な保持力Fを切刃1又は罫押刃2に付与す
る本考案の抜型用合板は、平板で使用するは勿論
のこと、第5図に例示すようような、特に強固な
各刃保持力を要するロータリー抜型に使用すると
すぐれた機能を発揮する。
要約すると、本考案の合板は、 (a) 合板自体の強度を向上し、堅牢なものとでき
る、 (b) 切刃、罫押刃等の刃物の固持力にすぐれ、刃
物の強度発現に有利である、 (c) しな、ぶな等の緻密な木質の単板の使用を不
要とし、代替材の活用により資源を保全する。
(d) レーザービームによるカツテイングの時に
も、作業環境の悪化がない、 (e) 耐吸湿性にすぐれ、寸法精度が高くなり、抜
型の厚さ合せの問題が解消する、 (f) (a),(b)の特性をもつから、木質合板でありな
がらラベール・シールの抜型にも使える、 (g) フアイバー単板の色彩選択が容易で、抜型の
分類整理のためのカラーコンデイシヨニングが
できる、 等の作用、効果があり、産業上の利用性は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の要部断面図、第
2,3図は他の実施例の要部断面図、第4図a,
b,c,dは本考案の機能説明図、第5図はロー
タリー抜型の説明図、第6図は従来列を示す図で
ある。 1……切刃、2……罫押刃、3……溝、4……
ふくらみ部、5……拡巾部、10,10′……合
板、11……粗木質単板、12……フアイバー単
板、F……保持力、W……溝巾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刃型板と面板とを対位させてなる抜型に使用す
    る合板において、ラワン材等の粗木質単板を積層
    接合し、抜型の刃型板として使用される際の少く
    とも面板に対向する側の表面にフアイバー単板を
    接着した構造を特徴とする抜型用合板。
JP1985122446U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPH0212080Y2 (ja)

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JP1985122446U JPH0212080Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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JPS6232800U JPS6232800U (ja) 1987-02-26
JPH0212080Y2 true JPH0212080Y2 (ja) 1990-04-04

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ID=31012640

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2793146B2 (ja) * 1995-03-06 1998-09-03 株式会社レザック 円筒状ダイボードの製法及び溝加工装置
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