JPH02120628A - 滴下監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、医療分野における点滴装置等に用いて好適
な滴下監視装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は従来の点滴装置を示す構成図であり、図におい
て、１は輸液瓶、２は輸液瓶１に収納された薬液等の輸
液、３は輸液瓶１の底部開口に嵌め込まれた栓、４は栓
３に挿し込まれた空気供給用のピン、５は栓３に挿し込
まれた輸液輸送用のパイプ、６はパイプ５で輸送された
輸液２が滴下される輸液溜、７は輸液溜６の輸液２を輸
送するパイプ、８はパイプ７で輸送される輸液２の輸送
量を調節するコントローラ、９はコントローラ８で調整
された輸液２を輸送するパイプ、１０はパイプ９の先端
に設けられた針、１１は針１０が刺されて輸液２０点滴
を受けている患者の腕である。

次に動作について説明する。輸液瓶１に蓄えられた輸液
２は栓３に挿し込まれたピン４により供給される空気に
代ってパイプ５を通じて輸液溜６に水滴となって滴下す
る。この滴下量はコントローラ８により調節され、輸液
２はパイプ７．９及び患者の腕１１の静脈に刺された針
１０を通じて患者の体内に送り込まれる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の点滴装置は以上のように構成されているので、連
続点滴を行う場合、１本の輸液瓶１で１２時間を超える
ものもあるため、点滴が終了したことに気が付かないこ
とがあり、そのため輸液溜６が空になると、装置を再構
成するのに手間がかかり、また点滴終了後長時間放置さ
れた場合は、針１０の穴が塞がるので針１０を刺し直す
必要があリ、さらに点滴途中で患者が動いたりして針１
０の位置が変り、点滴が中断した場合は、発見が困難で
そのまま放置されることもあり、またさらに点滴の速度
（滴下量）を正しく設定することが困難である等の問題
点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するために成され
たもので、点滴の終了や中断を速やかに検出して、周囲
へ知らせることができると共に、点滴速度を正確に設定
することのできる滴下監視装置を得ることを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る滴下監視装置は、輸液溜に滴下される輸
液を検出する滴下検出手段と、所定時間に滴下が無いこ
とを検出する検出手段とを設けたものである。

〔作　用〕

この発明における滴下監視装置は、所定時間に輸液溜に
輸液が滴下されなかったとき検出信号が得られ、この検
出信号に基づいて警報等を発生することができる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図釦ついて説明する。第１
図においては第２図と同一部分には同一符号を付して説
明を省略する。２１は輸液溜６に近接して設けられた滴
下検出手段で、この実施例では輸液溜６に接着されたマ
イクロホン２１が用いられている。２２はマイクロホン
２１から得られる検出信号を伝送する信号線、２０は制
御部である。制御部２０において、２３は信号線２２が
接続される入力端子、２４は入力端子２３から入力され
る検出信号を増幅するアンプ、２５はアンプ２４で増幅
された検出信号をパルス化し波形整形するパルス生成回
路、２６はパルス生成回路２５からパルス信号が所定時
間以上出力されないとき検出信号を出力するタイマ回路
、２７はタイマ回路２６の検出信号により動作されるリ
レー　２８゜２９はリレー２７の接点、３０は接点２８
のオンにより動作されるブザー　３１．３２は接点２９
が接続される外部出力用の出力端子、３３はパルス生成
回路２５で発生するパルス信号を所定時間にカウントし
てそのカウント値を表示する表示部である。なお、パル
ス生成回路２５及びタイマ回路２６により、マイクロホ
ン２１から所定時間に検出信号が出力されないことを検
出する検出手段が構成される。

次に動作について説明する。点滴が正常に行われている
状態では、輸液瓶１からの輸液２がパイプ５を通じて水
滴となり、一定時間間隔で輸液溜６に滴下している。こ
の滴下音がマイクロホン２１で検出され、この検出信号
が信号線２２及び入力端子２３を通じて制御部２０に加
えられ、アンプ２４で増幅されてパルス生成回路２５に
加えられる。パルス生成回路２５は検出信号を基準電位
と比較することにより、“１”　、”０”のディジタル
信号に変換し、波形整形してパルス信号と成す。

このパルス信号は表示部３３により、所定時間（例えば
３０秒間）にカウントされ、そのカウント値が表示され
る。これにより滴下量を知ることができる。これと共に
パルス信号はタイマ回路２６に加えられて、所定時間（
例えば１０秒間）におけるパルス信号の有無が検出され
る。点滴が終了するか、あるいは点滴の異常が発生する
と、所定時間にパルス信号が出力されなくなり、このと
きタイマ回路２６は検出信号を出力する。これによって
リレ〜２７が駆動され、接点２８．２９が夫々オンとな
る。接点２８のオンによりブザー３０が駆動されてブザ
ー音が発生し、また接点２９０オンにより、出力端子３
１．３２を通じて、遠方（例えばナースステーション）
に異常が発生したことを知らせる。

なお、上記実施例では滴下検出手段２１にマイクロホン
２１を用いたが、振動検出器、超音波検出器、光透過量
検出器等を用いてもよし・１、〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば輸液溜への輸液の滴下
が所定時間無いことを検出するように構成したので、点
滴の終了、中断等を確実に検出Ｌ２て警報を発生するこ
とができると共に、滴下量を正確に設定することができ
る効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による滴下監視装置を示す
ブロック図、第２図はこの発明を適用し得る従来の点滴
装置を示す構成図である。 ６は輸液溜、２１はマイクロホン、２５はパルス生成回
路、２６はタイマ回路。 なお、図中、同一符号は同一　又は相当部分を示す。 特許出願人　　三菱電機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輸液溜に近接して設けられこの輸液溜に滴下される輸液
   を検出する滴下検出手段と、この滴下検出手段から所定
   時間に検出信号が出力されないことを検出する検出手段
   とを備えた滴下監視装置。