JPH02120533A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

ディスクブレーキ装置

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JPH02120533A
JPH02120533A JP1239741A JP23974189A JPH02120533A JP H02120533 A JPH02120533 A JP H02120533A JP 1239741 A JP1239741 A JP 1239741A JP 23974189 A JP23974189 A JP 23974189A JP H02120533 A JPH02120533 A JP H02120533A
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JP
Japan
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bridge
brake device
disc brake
cylinder
disc
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Pending
Application number
JP1239741A
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English (en)
Inventor
Nui Wang
ヌイ・ワン
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Brake and Clutch Industries Australia Pty Ltd
Original Assignee
Brake and Clutch Industries Australia Pty Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はディスクブレーキ装置、特に、ディスクブレー
キ装置のキャリパに関する。本発明は特にパッド案内式
のブレーキ装置について説明するが、本発明は例えば、
ビン案内式のブレーキ装置のような他の型式のブレーキ
装置に適用可能である。
(従来の技術及び解決しようとする課題)自動車にブレ
ーキをかけた場合、ブレーキの構成要素には非常な応力
が生じ、その結果、特定の構成要素の性質及びそれに加
わる荷重いかんにより、その構成要素が多かれ少なかれ
屈曲する。ディスクブレーキ装置は特別なものではなく
、添付図面の第1図には、ブレーキ作動状態下にある従
来技術によるディスクブレーキが線図的に図示されてい
る。第1図に図示するように、このディスクブレーキ装
置lはキャリパ2を備え、該キャリパ2の内側にはシリ
ンダ3が一体に形成されている。
ビストン(図示せず)がシリンダ3内にて摺動可能であ
り、内側パッド組立体4に接続されている。
外側パッド組立体5がキャリパ2の外側に接続される一
方、これら2つのパッド組立体4.5はブレーキ装置1
が取り付けられる自動車に対して回転可能に取り伺けら
れたディスク6を締め付は得るように配設される。固定
ブラケット7が自動車に取り付けられ、この固定ブラケ
ット7には摺動路8が形成されている。この摺動路8は
ブレーキ状態下にてパッド組立体4.5を支持しかつ案
内する働きをする。第1図に誇張して図示するように、
固定ブラケット7は荷重下にて屈曲する傾向があり、そ
の結果、キャリパがディスクの回転軸に対して傾動し、
従って、パッド組立体により不均一な荷重が加えられる
ことになる。パッド組立体4.5の摩擦パッド9は継続
した使用の結果、テーパが生じ、その結果、ブレーキ力
が緩み、ブレーキ抗力が生じパッド圧力の偏った配分に
起因してブレーキ効果が低下する。又パッドの寿命も短
くなる。
この問題点はパッド案内式又はビン案内式構造のキャリ
パ双方に共通する。この問題点は例えば、固定ブラケッ
トの外側に接結バー(点線10にて図示)を提供するか
、又は固定ブラケットをより堅牢にすることにより、該
固定ブラケットが屈曲し得ないようにすればある程度ま
では軽減することが出来る。これら何れの解決手段を採
用しt;場合でも、固定ブラケットは望ましいよりも著
しく重い構造となり、従ってよりコスト高となる。自動
車の重量は可能な限り軽量にし、よって、自動車の運転
特性を向上させることが必要であるため、重量の7アク
タは重要である。又、これら何れの解決手段によっても
パッドの屈曲は軽減されるものの、望ましくない屈曲は
完全に解消されるものではない。
従来技術によるディスクブレーキ装置のさらに別の欠点
は製造が複雑であること、該ディスクブレーキ装置を各
種の自動車に適用する可能性が限られていること、製造
がコスト高となること及び重量が増大することである。
自動車の型式が異なることに起因するさらに別の問題点
がある。自動車はその自動車の特性に特に対応し得るよ
うにしたブレーキ装置を必要とするため、ディスクブレ
ーキが使用される場合、ディスクの直径及びブレーキの
構成要素は自動車の特定の各型式に対応し得るように選
択される。現在、自動車製造業者は重量及び速度の異な
る多数の型式の自動車を製造しているため、多数の型式
のディスクブレーキを製造することが必要である。かか
る多数の型式のブレーキ装置を提供することが必要であ
る結果、特別のブレーキ装置を製造するのに必要とされ
る資本の控除は極く限られた数の部品から行わなければ
ならないため、特に、特別のブレーキ装置が少量生産の
車用としてだけ必要とされる場合、ブレーキ装置の製造
コストは著しく増大する。
従って、本発明の目的は上述のパッドのテーパの問題が
非常な程度まで軽減されたディスクブレーキ装置を提供
することである。
本発明のさらに別の目的は軽量なディスクブレーキ装置
を可能にするキャリパを提供することである。
本発明のさらに別の目的は異なる自動車に対して最小限
度の改造により各種の自動車の使用に適するディスクブ
t・−キ装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明に依ると、自動車に回転可能に取り付けられると
共に、自動車に対し固定状態に取り付けられた固定ブラ
ケット上に支持されるディスクに係合可能であるディス
クブレーキ装置であって、ディスクの両側における内側
部分及び外側部分であって、中央部分により接続された
前記内側部分及び外側部分を有するキャリパと、前記内
側部分に取り付けられたシリンダと、前記シリンダ内に
摺動可能に取り付けられたビストンと、ディスクの両面
に摩擦係合し得るようにした平坦面を有する内側及び外
側摩擦パッドと、を備えるディスクブレーキ装置にして
、 前記ブリッジハウジングの外側部分がブレーキ状態下に
て、前記摩擦パッドと前記ディスクが係合する領域にて
前記シリンダの軸線に対して直角でかつ前記ディスクが
動く方向に対し平行な方向に弾性的に屈曲可能であるこ
とを特徴とするディスクブレーキ装置が提供される。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら、本発明の各種の実施例
について詳細に説明する。
本発明に依るディスクブレーキ装置は各種の方法にて構
成することが出来る。第2図に図示するように、キャリ
パ11は内側部分13及び外側部分14を有するブリッ
ジ12を備え、これら内側部分13及び外側部分14は
中央部分15により接続される。第2図に図示したブリ
ッジ12の形態は略対称状部分16.17(その各々は
略逆U字形の形状である)を有しており、これら2つの
部分16.17はウェブ18によりブリッジ12の外側
部分14にて互いに接続されている。ブリッジの内側部
分13は一般にポットとして公知のシリンダ19が取り
付けられている。ポット19はシリンダに圧力流体を供
給する接続具20を有している。ビストン21はシリン
ダ内を摺動し、ブレーキを作動させることが出来る。キ
ャリパ11は内側摩擦パッド組立体22及び外側摩擦パ
ッド組立体23を備えている。固定ブラケット24は取
り付は穴25により自動車に取り付は得るようにされて
おり、ブラケット24はその両側に摺動路26が形成さ
れており、この摺動路26内にてパッド組立体22.2
3の端部27が摺動する。
ブリッジ12は弾性的な鋼材料にて形成し、中央部分1
5がブレーキ状態下にてパッドに対して平行な方向に屈
曲し得るようにすることが望ましい。第3図には、ブリ
ッジ12が屈曲し得る状態が図示されているが、この第
3図の屈曲状態は説明の便宜上、誇張して図示されてい
る。
本明細書において、ブリッジ12の屈曲は「横方向」の
屈曲として説明する。「横方向」という表現はブレーキ
装置に使用されるディスクの回転軸に対して略直交する
方向、及びパッド組立体がディスクに接触する領域にて
ディスクの円周に対して略平行な方向を意味するものと
する。一方、「軸方向」の屈曲は横方向の屈曲に対して
垂直でかつディスクの軸線に対して平行な方向、即ち、
キャリパシリンダの軸線方向を意味するものとする。軸
方向の屈曲は小さく維持することが望ましい。
第3図に図示するように、内側及び外側パッド組立体2
2.23は矢印30の方向に回転するディスク29上に
締め付けられる。固定ブラケット24の片持ち状の性質
のため、パッド組立体の端部27が圧接する摺動路26
はディスク29の回転軸に対して傾動する。このため、
外側パッド組立体23の動く距離は摺動路26の屈曲す
る距離に等しいが、摺動路26が傾動するため、外側パ
ッド23が動く距離は内側パッド22が動く距離よりも
長い。これら2つのパッド22.23が動く距離の差は
第3図に寸法りとして図示されている。
この動く距離の差に対応するため、ブリッジ12の中央
部分14が屈曲する。外側部分14は内側部分13より
も屈曲する距離が長く、これら屈曲する距離の差は寸法
dとして図示されている。寸法り及びdは等しく、摩擦
パッド組立体22.23はディスク29の面に対して平
行状態を保つようにすることが望ましい。このようにし
て、各パッド組立体により加えられる力の中心線31.
32が共直線性でない場合であっても、パッド組立体の
摩擦面のテーパ状の摩耗は少なくとも略防止出来る。
ブリッジ12は軸方向に略剛性であること、即ち、パッ
ド組立体の裏当て板35の面は平行でなければならない
ことが重要である。ブリッジ12の内側及び外側部分が
荷重下にて外側に広がることが出来るならば、摩擦面3
2の半径方向外端縁36は半径方向内端縁よりも急速に
摩耗する傾向となる。第2図及び第3図に示したブリッ
ジ12はその形成方法により軸方向の剛性を得ることが
出来る。2つの部分16.17各々の中央部分15の深
さ(半径方向に測定した場合)はこれらの部分は16.
17の幅(円周方向又は横方向に測定した場合)よりも
大きい。又、これら2つの部分は互いに僅かに斜めに配
設されているため、各部分16.17の面はブレーキ装
置が使用されるディスクの半径と略整合される。
本発明のさらに別の特徴はブリッジ12をポット又はシ
リンダ19に接続する方法である。内側部分13はポッ
ト19をその間に保持する一対のクランク状アーム37
の方法にて形成することが望ましい。ポット19を保持
する方法は変えることが出来る。但し、ポットが2つの
接続当接部を接続する軸を中心としてブリッジ12に対
して傾動し得ないようにすることが重要である。一つの
好適な形態において、クランク状アーム37は互いに偏
倚され、その間にポット19を締め付ける。
第2図に図示するように、ブリッジ12はC字形に切り
、所定の形状に屈曲させた均一な肉厚の鋼板から形成さ
れる。そのC字形の自由端はクランク状アーム37を形
成する。ブリッジ12のアーム37はポット19に組み
付けられる前に、ポットの幅より短い間隔にて離間して
配設する。ポット19がアーム37間の位置に付勢され
たならば、ブリッジを形成する材料の弾性により、ポッ
ト19はクランク状アーム37間にしっかりと締め付け
られる。
第4図A及び第4図Bには、組立て方法が図示されてい
る。第4図A及び第4図Bに図示するように、ポット1
9は2つの部分16.17間に位置決めされ、矢印40
の方向に押し出される。ポット19の内側部分のテーパ
付き表面41により、クランク状アーム37は付勢され
て別離しく矢印38を参照)、ポット19をアーム37
間に位置決めすることができる。ポット19の両側部に
は凹所42が形成され、ボッ1−19を元の位置に押し
込んだ時、アーム37がこれらの凹所42内にばち2と
嵌まる。
各凹所42の内側部分のテーパ付き表面43は各クラン
ク状アームに係合しく第3図の拡大図に図示するように
)、各アーム37の整合面45をポット19の各側部の
当接面46に付勢させる。
かくて、2つのアーム37上における相互の偏倚力はテ
ーパ表面43により導かれ、各アームの整合面45をポ
ット19の当接面46にしっかりと係合させかつ着座さ
せる。矢印47はこの力の作用状態を示す。
上述のように、ポット19はブリッジ12に対して四角
となるように、即ち、ボット内のシリンダの軸が裏当て
板35の面に対して垂直となるように保持することが重
要である。表面45.46間の係合によりポットはブリ
ッジに対して四角となるように保持される。
第5図には本発明を実現するための別の実施例が図示さ
れている。図示するように、右側クランク状アーム49
の整合面50は僅かに凸型の形状であり、このため、表
面50は単一の小さい領域にてポットの当接面に接触す
るだけである。しかし、左側当接面51は四角であり、
ポットの左側部の当接面46に四角となるようように保
持される。上述の偏倚力は2つの整合面50.51をそ
れぞれの当接面46にしっかりと係合した状態に保持し
、よって、ポットはブリッジと正確な整合状態となる。
整合面50が丸形であることは、表面50.51の何れ
か一方のみをポットに対して直角となるように機械加工
すればよいことを意味する。凸型表面50はその当接面
46にしっかりと接触するが、2つの表面50.51は
互いに四角となる必要はなく、又2つの当接面は僅かに
傾斜させることが出来る。整合面51が適正に四角であ
るならば、ブリッジ12はポット19に対して正確に整
合される。
本発明はポット及びブリッジをクリック嵌めすることに
より、部品数を軽減し、製造及び組み立てを簡単化する
ことを目的とするが、ビン、リベ・ントまたはねじのよ
うな通光な締結具を使用して、希望するならば、ブリッ
ジ及びボット同士を恒久的に固着することも出来る。
ポット19及びブリッジ12を別個の構成要素として形
成することの利点は1つの構成要素を変えるだけで、自
動車の型式の差に対応するのに必要なブレーキ装置の変
更を実現し得ることである。
好適な配設形態において、ポット19は特定の自動車に
合うように変えることが出来る一方、ブリッジ12は各
種のディスク直径及び肉厚をカバーする範囲の自動車に
対して変更を加えないままとする。例えば、高ブレーギ
カが必要とされる場合、これはポット19内のシリンダ
をより大きい径に穿孔し、これに、応じてより大きいビ
ストン21を使用することにより実現出来る。一般に、
殆どの従来の型式は単にボット19内のシリンダを希望
の径に穿孔し、又は異なる位置にてポットに当接部を鋳
造成形することで対応し得ることが分かる。ポット19
及びブリッジ12は異なる材料にて形成することが出来
るが、これは通常ボットを鋳造するのに使用される高価
な合金材料を節約することになる。ポットにブリッジが
存在しないことはポットの穿孔を容易にし、ビストンの
挿入及び試験手順を簡単にする。
ポット及びブリッジ12が適正な整合状態にあるように
するための別の配設形態が第6図及び第7図に図示され
ている。第6図には、ポットの突起55がブリッジ12
のクランク状アーム59の凹所58の下側に形成された
整合面57に対する当接面として機能する上面56を有
する形態が図示されている。第7図には、ポンド19の
突起19の当接面62がブリッジ12の中央部分の下側
に形成された整合面61に係合する形態が図示されてい
る。勿論、これ以外の形態も可能である。
第8図及び第9図には、ブリッジの別の形態及びブリッ
ジをポットに固着する寸法の別の形態が図示されている
。図示するように、上述の形態と同様の形態のポット7
0は時間−の2つの部分72.73から成るブリッジ7
1に接続されている。
これら2つの部分72.73は内側部分74と中央部分
75と及び外側部分76とを備えている。
この外側部分76の各々は外側の裏当て板に係合する下
方を向いI;フィンガ77を有する一方、内側部分74
の各々はポット70の両側に取り付けられたクランク状
アーム7Bを有している。同様に、ブリッジの2つの部
分は軸方向に剛性である、即ち、フィンガ77及びクラ
ンク状アーム78がブレーキ荷重下、動いて離反し得な
い程度の剛性を備えている。
ブリッジ71は枢動可能なようにポット70に接続され
ている。このことは、第9図を参照するとより一層明確
に理溶出来る。各クランク状アーム78は高強度のスタ
ッド79によりポット70のそれぞれの側部に保持され
ている。スタッド79は弾性的に屈曲可能であり、中空
とすることが出来、ポットと一体の側部出張り部81の
穴80内に位置決めされる。この出張り部81の内側面
82はブリッジ71に対する当接面としての働きをする
。各クランク状アーム78の各面83は細長で凸状丸形
の凹所84を有し、各アーム78上にて、スタッド79
がこの凹所84内に位置し、アーム78をポット70の
側部に保持する。ポットとアーム78間の接触は第9図
に図示するように内側の丸形凹所84に対して行われる
。ブリッジ71はスタッド79の可撓性のため、ポット
70に対して傾動し得ることが理解されよう。凹所84
が円形の形態であるため、その組立ては容易である。
第8図及び第9図に示した構造において、ポットとブリ
ッジ間には横方向の可撓性が提供され、そのため、パッ
ド組立体(図示せず)の平行運動及び係合が可能となり
、これらパッド組立体は第1図に関して上述したテーパ
状の厚耗という問題を回避することが出来る。しかし、
軸方向の剛性により、半径方向のテーパは全く生じない
第10図には、さらに別の実施例が図示されている。こ
の図に示すように、ポット90及びブリッジ91は一体
にすることが出来る。ブリッジ91は幅よりも大きい値
の深さを有する平行な一体の2つのブリッジ要素又はビ
ーム93から成る中央部分92を備えることが出来る。
このためこれらブリッジ要素等は軸方向よりも横方向に
より可撓性である。フィンガ94はブリッジ91の外側
部分の中央部分92と一体に形成される。
第11図には第11図に示したものと同様であるが、第
11図のブリッジ95は第10図のものより複雑な構造
である。キャリパ95は多数の構成要素から成るフレー
ム状の構造の中央部分96を有している。キャリパ95
は多数構成要素から成るフレーム状の構造を有し、その
フレーム構成要素97は比較的小さい断面積を有してい
る。図示するように、フレーム要素97は各々、その中
間部が略四角の断面形状を有している。各フレーム要素
97はそれ自体、横方向よりも半径方向に大きい剛性を
備えるとは限らない。しかし、構成要素の相互作用的形
態により、キャリパは横方向よりも半径方向の方がはる
かに大きい剛性を備えている。フレーム要素97は複合
状態に作用し、よってブレーキ荷重下、横方向への屈曲
を許容する。ブリッジ95のフィンガ98はフレーム要
素97よりも著しく大きい断面厚みを備え、この大きい
肉厚によりブリッジは軸方向への剛性を備えるに至る。
横方向ビーム99も又ブリッジ95の外側部分の断面が
大きく、このため、フレーム要素97は複合状態に作用
する。ブリッジ95はポット100と一体であり、望ま
しくは軽量金属又は合金から形成する。
第12図及び第13図には、ディスクブレーキ装置の異
なる形態が図示されており、第12図は、肉厚の薄いデ
ィスク110に使用するブレーキ装置105を図示する
一方、第13図は肉厚の厚いディスク111に使用する
ブレーキ装置106を示している。これら2つの各ブレ
ーキ装置105.106において、ブリッジ107は同
一である。
ディスクの肉厚の差はブリッジ107をそれぞれのポッ
ト108又は109に取り付ける方法により対応する。
第12図に図示するように、ブリッジはポット108の
内側部分112の方向に向いた位置にてポット108に
接続する。位置決め突起113及び当接部114により
ブリッジ107及びポット108は上述の方法にて適正
に整合される。かくて、ビストン115はブリッジ10
7の外側部分のブリッジ107のフィンガ116に比較
的近接して位置決めされる。
第13図に図示した形態はブリッジ107とボット11
7間の接続部がポット109の中心方向を向いている点
にて上述の形態と異なっている。このため、ポット10
9は第12図の形態と比べ、キャリパの外側部分のフィ
ンガ117よりもさらに遠方に位置し、より幅の広いデ
ィスク111の使用を可能にする。
当然、ディスクの幅の差は例えば、長さの異なるビスト
ンを使用することにより各種の方法にて対応することが
出来る。しかし、第12図及び第13図の突起の位置の
相違はポットを鋳造するときに容易に対応することが出
来る。
第14図には、上記一般的形式のブリッジ120を径の
異なるディスク121.122に使用する方法が図示さ
れている。
第15図A及び第15図Bには、外側パッド組立体13
0をブリッジ131の外側部に接続する方法が示されて
いる。ブリッジ131は上記の第2図乃至第7図につい
て説明したものと同様である。ブリッジ131はその外
側にウェブ133により接続された一対のフィンガ13
2を備えている。これらフィンガ132の各々の内側面
には矩形形の溝134が形成されており、これらの溝1
34はキャリパ13・lが使用されるディスクの円周と
略平行な方向に整合されている。パッド組立体130の
裏当て板137の背面136に取り付けられたばねクリ
ップ135を利用してパッド組立体130をウェブ13
3に接続する。2つの突起139が裏当て板137の背
面136上に形成されており、これらの突起139は溝
134内に位置するように配設されている。突起139
と溝134間の相互作用によりパッド組立体130がブ
リッジ131に対して動き得る程度が制限される。第1
5図Bに図示するように、パッド組立体130はブリッ
ジ131に対して回転しかつ僅かに半径方向に動くこと
が出来、その回転及び並進の限界は溝134及び突起1
39の相対的寸法により決まる。
裏当て板137は、又、外側方向に伸長し、組立てた状
態のとき、フィンガ132間に位置するフランジ140
を有している。フィンガ132とフランジ140間の相
互作用により外側パッド組立体130がブリッジ131
に対して横方向に動き得る程度が制限される。上述の回
転及び並進動作は共に、取り付は時、パッドをブリッジ
に対して最初に整合させるために必要である。
第15図A及び第15図Bに示したものと別の形態が第
16図に図示されている。図示するように、ブリッジ1
50は裏当て板152を有するパッド組立体151を支
持する。裏当て板152はリベットI55により裏当て
板に固着されたばね154によりブリッジのウェブ15
3に接続されかつ偏倚される。裏当て板152とウェブ
153間の相対的動きに対応する摩擦抵抗はこれら2つ
の構成要素間に滑り継手を提供する。裏当て板152は
ばね154のU字形の下方部分156により上方への動
きが阻止されかっばね154の側部分157により下方
への動きが阻止される。しかし、ばね154とウェブ1
57間には所定の隙間が存在するため、裏当て板152
の幾分恒久的な上方及び下方への動きが可能となる。裏
当て板152の上方端縁上の直立突起15gは側部隙間
を伴ってブリッジ150の中央部分160に係合し、パ
ッド組立体151がブリッジに対して横方向に動くのを
制限する。がたつき防止ばね161が固定ブラケット1
62とこれら直立突起158の1つの突起間にて作用す
る。裏当て板152の端部163は固定ブラケント16
2に形成されj;摺動路164内を摺動する。
第17図には、ブレーキ装置の高性能の適用例が図示さ
れている。図示するように、固定ブラケット170は比
較的広い幅にて離間させた2つの摺動路171を有して
いる。一対の細長いパッド組立体172はこれらの摺動
路171内を摺動する端部173を有している。2組み
のブリッジ174及びポット175はパッド組立体上に
て作用する。ブリッジ174は第2図乃至第7図に図示
するものと略凹−の形態とすることが出来、ブリッジ1
74とポット175間の取り付は方法は上述の形態と同
様にすることが出来る。
最後に、第18図に図示するように、ヨーク型式のキャ
リパ180について説明する。キャリパ180は内側部
分181と、中央部分182と、及び外側部分183と
から成る金属板にて形成する。シリンダ組立体184が
内側部分181に取り付けられ、摩擦パッド組立体18
5はディスク又はロータ186の両面に係合し得るよう
に配設される。細長いスロット187がキャリパ180
に形成され、図示するように、キャリパ180がディス
ク186上に嵌まり得るようにする。中央部分182は
スロット187の各端にて2つのウェブ状条片188に
より形成される。条片188は内側部分181及び外側
部分183と一体であり、これらの内側部分181及び
外側部分183と同一肉厚の金属板にて形成される。し
かし、寸法線rdJにより示した条片188の幅はこの
型式の従来のヨークよりも著しく狭く、このため、ブレ
ーキ状態下、キャリパ180の外側部分183はその内
側部分181に対して横方向に弾性的に屈曲可能である
。この条片188の幅はキャリパが必要とする可撓性及
び強度の程度により決まる。
特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、上述の部品の構造及び構成に幾多の変
形例を加えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は線図的な平面図において従来技術のディスクブ
レーキ装置を示す図面、第2図は本発明によるディスク
ブレーキ装置の一実施偶の斜視図、第3図はブレーキ状
態下における第2図のブレーキ装置の平面図、第4図A
及び第4図Bはブリッジ・ポット組立て中及び組立て後
のブリッジ・ポット組立体の平面図、第5図はブリッジ
とポット間の接続を示す、本発明によるブリッジの拡大
斜視図、$6図及び第7図はブリッジ・ポット間の当接
部の別の位置を示す側面図、第8図は本発明の第2実施
例を示す斜視図、第9図は第8図の線■−IVに沿った
断面図、第10図は本発明の第3実施例の斜視図、第1
1図は本発明の第4!!!施例の斜視図、第12図は幅
の狭いディスクと共に作用可能な本発明によるディスク
ブレーキ装置の側面図、第13図は幅の広いディスクと
共に作用可能なディスクブレーキ装置の側面図、第14
図は本発明によるブリッジの断面端面図、第15図A乃
至第15図Bは外側裏当て材をブリッジに取り付ける方
法を示す図、第16図は外側裏当て材をブリッジに取り
付けるざらにE+1の方法を示すディスクブレーキ装置
の端面図、第17図は2つのキャリパブレーキ装置の端
面図、及び第18図は本発明によるヨーク型キャリパの
斜視図である。 11:キャリパ   12ニブリッジ 13:内側部分   14:外側部分 :中央部分   16.17:略対称部分:ウェブ  
  19ニジリンダ :接続具    21;ビストン :内側摩擦パッド組立体 :外側摩擦パッド組立体 :固定ブラケット :取り付は穴 =1g動路 :ディスク :摩擦面 :裏当て板   36 :クランク状アーム :テーパ付き表面 :凹所 :テーパ付き表面 :整合面 :当接面    49 :整合面    51 :ポットの突起 56 :整合面    58 27:端部 二外端縁 :クランク状アーム :左側当接面 二上面 :凹所 31:中心線 59:クランク状アーム 61:整合面    62:当接面 70:ポ・ント     71ニブリッジ74:内側部
分   75:中央部分 76:外側部分   77:フインガ 78:クランク状アーム 79:スタッド   80:六 81:側部比っ張り部 83:各面 84:凹所 91ニブリツジ 90:ポット 92:中央部分 (外4名) i63

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自動車に回転可能に取り付けられるディスクに係合
    可能であり、自動車に対して固定状態に取り付けられる
    固定ブラケット上に支持され、ブリッジ及びシリンダを
    有するキャリパを備え、ブリッジがディスクの両側に内
    側部分及び外側部分を有し、内側部分及び外側部分が中
    央部分により接続され、シリンダが該内側部分に取り付
    けられ、ビストンが該シリンダ内に摺動可能に取り付け
    られ、内側及び外側摩擦パッド組立体がディスクの両面
    に摩擦係合し得る平坦面を有するディスクブレーキ装置
    にして、 ブレーキ状態下、前記摩擦パッド組立体が前記ディスク
    に係合する領域にて、前記キャリパの外側部分が前記シ
    リンダの軸線に直角の方向及び前記ディスクの運動方向
    に平行な方向において前記内側部分に対し弾性的に屈曲
    可能であることを特徴とするディスクブレーキ装置。 2、比較的離間させた一対の摺動路がディスクの軸線に
    略平行でかつ互いに対面するように配設される前記固定
    ブラケット上に形成され、内側及び外側裏当て板がそれ
    ぞれの摩擦パッドに支持状態に取り付けられ、各裏当て
    板が前記摺動路の1つの摺動路内にて摺動可能な当接部
    分に端末のある端部分を有し、前記固定ブラケットが前
    記裏当て板により加えられる荷重下、弾性的に屈曲し、
    荷重下の前記摺動路が動いて前記ディスクの軸線に平行
    な整合状態を脱し、前記キャリパが弾性的に屈曲し、前
    記摩擦パッド組立体の前記平坦面がディスクのそれぞれ
    の面に対し平行に維持される一方、前記当接部が前記非
    整合状態の摺動路との接続状態を維持することを特徴と
    する請求項1記載のディスクブレーキ装置。3、前記中
    央部分が弾性的に屈曲可能であることを特徴とする請求
    項1記載のディスクブレーキ装置。 4、前記キャリパの前記内側部分が弾性的に偏倚された
    枢着継手により前記シリンダに取り付けられ、前記継手
    の弾性的偏倚力が前記内側部分及び外側部分を偏倚させ
    て前記シリンダの軸線に整合させることを特徴とする請
    求項1記載のディスクブレーキ装置。 5、ブリッジの軸方向の剛性がブリッジの横方向の剛性
    より著しく大きいことを特徴とする請求項1記載のディ
    スクブレーキ装置。 6、ブリッジが適当な形状に曲げられた金属板材料から
    形成されることを特徴とする請求項1記載のディスクブ
    レーキ装置。 7、前記ブリッジの内側部分が、ある寸法だけ離間して
    配設されかつ前記内側部分から遠方の位置にて互いに接
    続された一対のアームを備え、前記シリンダが前記ある
    寸法より大きい横方向の寸法を有し、前記アームが前記
    シリンダの両側を弾性的に締め付け、その間に前記シリ
    ンダを保持することにより、前記シリンダが前記ブリッ
    ジに取り付けられることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクブレーキ装置。 8、前記シリンダがその上に形成された一対のショルダ
    部を有し、前記各ショルダ部の上に当接部が形成され、
    及び前記アームの各々がその上に形成された整合面を有
    し、前記整合面が前記当接面と係合し、よって、前記シ
    リンダ及び前記ブリッジを作用可能に整合させることを
    特徴とする請求項7記載のディスクブレーキ装置。 9、前記シリンダの各側部が前記当接面の方向を向いた
    テーパ付きの表面を有し、及び前記テーパ付きの表面が
    前記アーム上にて作用し、前記整合面を付勢して前に当
    接面に係合させることを特徴とする請求項8記載のディ
    スクブレーキ装置。 10、前記整合面の一方が平坦であり、他方の整合面が
    凸型であることを特徴とする請求項9記載のディスクブ
    レーキ装置。 11、前記ブリッジ及びシリンダが一体に形成され、前
    記ブリッジの前記内側部分、外側部分及び中央部分が、
    互いに一体に形成されて複合状態に作用し得るようにし
    たフレーム要素を備えることを特徴とする請求項1記載
    のディスクブレーキ装置。 12、前記中央部分がブリッジの内側部分にて前記シリ
    ンダに一体に接続された少なくとも3つの平行なフレー
    ム要素であって、該フレーム要素の長さに対して直角に
    伸長するビームにより外側部分にて互いに接続された前
    記少なくとも3つの平行なフレーム要素を備え、前記ビ
    ームが前記ディスクの軸線に直角な方向に対し前記フレ
    ーム要素より大きい剛性を備えることを特徴とする請求
    項11記載のディスクブレーキ装置。 13、前記外側パッド組立体が前記ブレーキ装置が使用
    されるディスクの軸線に平行な軸線を中心として制限さ
    れた程度、前記ブリッジに対して回転可能であることを
    特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ装置。 14、前記外側部分が互いに接続された一対のフィンガ
    を備え、及び前記各フィンガの内側部分が形成された溝
    を有し、外側パッド組立体の外側部分が各々、前記溝の
    それぞれ1つに位置する外方向を向いた一対の突起を有
    し、前記突起及び溝が協働して、前記ブリッジに対する
    前記外側パッド組立体の回転及び半径方向への動きを制
    限することを特徴とする請求項13記載のディスクブレ
    ーキ装置。 15、前記外側パッド組立体が外方向を向いたフランジ
    を備え、前記フランジが前記フィンガ間に位置し、前記
    パッド組立体が前記ブリッジに対して横方向に動き得る
    程度を制限することを特徴とする請求項14記載のディ
    スクブレーキ装置。 16、偏倚ばねが前記外側部分と前記外側裏当て板間に
    て作用し、前記外側裏当て板を付勢して前記外側部分と
    摩擦係合させ、前記偏倚ばねが前記外側部分に対する前
    記裏当て板の半径方向及び軸方向への回転を制御する機
    能を果たすことを特徴とする請求項13記載のディスク
    ブレーキ装置。
JP1239741A 1988-09-14 1989-09-14 ディスクブレーキ装置 Pending JPH02120533A (ja)

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AU0418 1985-05-03
AU41888 1988-09-14

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ID=3691186

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JP1239741A Pending JPH02120533A (ja) 1988-09-14 1989-09-14 ディスクブレーキ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110967200A (zh) * 2019-12-31 2020-04-07 河南职业技术学院 一种汽车制动性能测试装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6372925A (ja) * 1986-08-01 1988-04-02 ベンデイツクス アルテクナ エス.ピ−.エイ. デイスクブレ−キキヤリパ

Patent Citations (1)

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