JPH0212037Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212037Y2 JPH0212037Y2 JP4797782U JP4797782U JPH0212037Y2 JP H0212037 Y2 JPH0212037 Y2 JP H0212037Y2 JP 4797782 U JP4797782 U JP 4797782U JP 4797782 U JP4797782 U JP 4797782U JP H0212037 Y2 JPH0212037 Y2 JP H0212037Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- whetstone
- cutter
- rough
- finishing
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、刃物の支持角度を変えることなく、
荒砥ぎと仕上砥ぎを異つた角度で行い得る木工用
刃物研磨機に関する。
荒砥ぎと仕上砥ぎを異つた角度で行い得る木工用
刃物研磨機に関する。
従来、刃物保持体に支持される刃物と、この刃
物を研磨する荒及び仕上砥石とを対応的に設け、
その一方を往復手段によつて往復動させて、砥石
による刃物の荒砥ぎと仕上砥ぎとを行わせる木工
用刃物研磨機は、特開昭56−139863号公報により
公知である。
物を研磨する荒及び仕上砥石とを対応的に設け、
その一方を往復手段によつて往復動させて、砥石
による刃物の荒砥ぎと仕上砥ぎとを行わせる木工
用刃物研磨機は、特開昭56−139863号公報により
公知である。
しかし、このものは図面第２図及び第３図の記
載より明かな通り、荒砥石及び仕上砥石をその水
平方向の中心線が刃物の被研削部の巾の中心に一
致する様に配設してあるから、図面第１０図Ａに
示す様に荒砥石で刃物の刃表部（しのぎ面）を研
削し、刃先部分の欠け等を完全に削除してから、
同図Ｂに示す様にカツプ状の仕上砥石によつて僅
かに刃先先端部に鋭利に刃付けを行うためには、
第１０図Ａ，Ｂの記載より明かな通り、荒砥ぎの
場合と、仕上砥ぎの場合とで刃物の支持角を変え
なければならないので、操作が面倒であつて作業
能率が低く、又、刃物の支持角を変えて刃砥ぎ角
の調整を行う場合は、調整の都度若干の角度誤差
を生じ、刃砥ぎ角にばらつきを生ずる問題点があ
つた。
載より明かな通り、荒砥石及び仕上砥石をその水
平方向の中心線が刃物の被研削部の巾の中心に一
致する様に配設してあるから、図面第１０図Ａに
示す様に荒砥石で刃物の刃表部（しのぎ面）を研
削し、刃先部分の欠け等を完全に削除してから、
同図Ｂに示す様にカツプ状の仕上砥石によつて僅
かに刃先先端部に鋭利に刃付けを行うためには、
第１０図Ａ，Ｂの記載より明かな通り、荒砥ぎの
場合と、仕上砥ぎの場合とで刃物の支持角を変え
なければならないので、操作が面倒であつて作業
能率が低く、又、刃物の支持角を変えて刃砥ぎ角
の調整を行う場合は、調整の都度若干の角度誤差
を生じ、刃砥ぎ角にばらつきを生ずる問題点があ
つた。
そこで、本考案は荒砥石と仕上砥石との刃物の
被研削面に対応する中心線を刃元側と刃先側に若
干偏倚させることにより、前記した従来の問題点
を解決させた木工用刃物研磨機を提供するもので
ある。
被研削面に対応する中心線を刃元側と刃先側に若
干偏倚させることにより、前記した従来の問題点
を解決させた木工用刃物研磨機を提供するもので
ある。
次に本考案に関する木工用刃物研磨機の実施の
一例を図面に付き説明すれば下記の通りである。
一例を図面に付き説明すれば下記の通りである。
図面第１図において１は研磨機の機体で、摺動
面２上に往復台３を係合させ、この往復台３上に
支軸５を支持体４に支持させた刃物保持体６を設
け、この刃物保持体６に刃物７を電磁石８か、押
え具（図面には示してない）により固定する様に
してある。９，１０は前記した刃物保持体６の上
方に配設した荒砥石と仕上砥石で、荒砥石９は第
２図に示す様なデイスク形を用い、仕上砥石１０
はカツプ形を用いるものであり、その荒砥石９を
駆動するモータ１１と、仕上砥石１０を駆動する
モータ１２とを荒砥石９の垂直方向の中心線が、
仕上砥石１０の垂直方向の中心線よりもｌだけ刃
元側へ偏倚する様に保持体１３及び１４へ取付け
て、図面第３図に示す様に荒砥石９による刃砥ぎ
角d1と仕上砥石１０による刃砥ぎ角d2とが得られ
る様にする。ｂは刃物保持体６の一側に設けた保
持体６の傾斜角度設定手段で、刃物保持体６の支
軸５に固定したウオームホイール１５にハンドル
１６により回転されるウオーム１７を噛合させ、
ハンドル１６の操作により刃物保持体６を之に支
持させる刃物７の刃先が砥石９及び１０へ希望角
度で接する様に調整する。１８及び１９は砥石９
及び１０の保持体１３及び１４をガイド２０及び
２１に沿つて昇降させ、砥石９，１０の刃物７に
対する切込みを行わせる送り手段で、自動の場合
は図面第１図に示すモータを用い、手動の場合は
図面には示してないがハンドルを用いる。２２は
往復台３に連係させた往復手段で、モータ２４に
より駆動されるピニオン・ラツク等を用い、この
ピニオン・ラツク２２を手動ハンドルにより回転
しても良いものである。
面２上に往復台３を係合させ、この往復台３上に
支軸５を支持体４に支持させた刃物保持体６を設
け、この刃物保持体６に刃物７を電磁石８か、押
え具（図面には示してない）により固定する様に
してある。９，１０は前記した刃物保持体６の上
方に配設した荒砥石と仕上砥石で、荒砥石９は第
２図に示す様なデイスク形を用い、仕上砥石１０
はカツプ形を用いるものであり、その荒砥石９を
駆動するモータ１１と、仕上砥石１０を駆動する
モータ１２とを荒砥石９の垂直方向の中心線が、
仕上砥石１０の垂直方向の中心線よりもｌだけ刃
元側へ偏倚する様に保持体１３及び１４へ取付け
て、図面第３図に示す様に荒砥石９による刃砥ぎ
角d1と仕上砥石１０による刃砥ぎ角d2とが得られ
る様にする。ｂは刃物保持体６の一側に設けた保
持体６の傾斜角度設定手段で、刃物保持体６の支
軸５に固定したウオームホイール１５にハンドル
１６により回転されるウオーム１７を噛合させ、
ハンドル１６の操作により刃物保持体６を之に支
持させる刃物７の刃先が砥石９及び１０へ希望角
度で接する様に調整する。１８及び１９は砥石９
及び１０の保持体１３及び１４をガイド２０及び
２１に沿つて昇降させ、砥石９，１０の刃物７に
対する切込みを行わせる送り手段で、自動の場合
は図面第１図に示すモータを用い、手動の場合は
図面には示してないがハンドルを用いる。２２は
往復台３に連係させた往復手段で、モータ２４に
より駆動されるピニオン・ラツク等を用い、この
ピニオン・ラツク２２を手動ハンドルにより回転
しても良いものである。
次に本考案に関する木工用刃物研磨機の作用効
果に付いて説明する。
果に付いて説明する。
図面第２図及び第３図に示す様にデイスク形の
荒砥石９とカツプ形の仕上砥石１０とを用いる場
合には、荒砥石９が刃砥ぎ角d1で刃物７の被研削
面に対応し、仕上砥石１０が刃砥ぎ角dxで刃物７
の被研削面に対応する様に荒砥石９を駆動するモ
ータ１１と仕上砥石１０を駆動するモータ１２を
荒砥石９の被研削面に対応する中心線が、仕上砥
石１０の被研削面に対応する中心線よりもｌだけ
刃元側へ偏倚する様に、保持体１３と保持体１４
とへ取付けて置けば、刃物７の研磨に際し、先ず
荒砥石９を刃物７に対して送り、刃先を荒砥ぎし
た後、荒砥石９を引上げて仕上砥石１０を刃物７
に対して送り、刃先を仕上砥ぎすれば、刃物７を
一定の角度に保持したままで、刃物７を荒砥ぎは
d1仕上砥ぎはd2の角度で簡単確実に研磨できるも
のである。
荒砥石９とカツプ形の仕上砥石１０とを用いる場
合には、荒砥石９が刃砥ぎ角d1で刃物７の被研削
面に対応し、仕上砥石１０が刃砥ぎ角dxで刃物７
の被研削面に対応する様に荒砥石９を駆動するモ
ータ１１と仕上砥石１０を駆動するモータ１２を
荒砥石９の被研削面に対応する中心線が、仕上砥
石１０の被研削面に対応する中心線よりもｌだけ
刃元側へ偏倚する様に、保持体１３と保持体１４
とへ取付けて置けば、刃物７の研磨に際し、先ず
荒砥石９を刃物７に対して送り、刃先を荒砥ぎし
た後、荒砥石９を引上げて仕上砥石１０を刃物７
に対して送り、刃先を仕上砥ぎすれば、刃物７を
一定の角度に保持したままで、刃物７を荒砥ぎは
d1仕上砥ぎはd2の角度で簡単確実に研磨できるも
のである。
前述の様に本考案に関する木工用刃物研磨機
は、刃物保持体により所定の角度に保持される刃
物上に対設した荒砥石と仕上砥石とを、荒砥石の
被研削面に対応する中心線が、仕上砥石の被研削
面に対応する中心線よりも刃物の刃元側へ偏倚す
る様に保持体に支持させたものであるから、刃物
を固定して置いて之に荒砥石と、仕上砥石とを切
込ませるだけで、刃物に異なつた角度で荒砥ぎと
仕上砥ぎとを施して、理想的な刃付けを行う操作
を簡便に然も能率良く行うことが出来るばかりで
なく、荒砥石と仕上砥石の保持体への取付け状態
で刃砥ぎ角を設定する場合は、荒砥ぎと仕上砥ぎ
の角度が常に一定に揃つてばらつきを生ずること
がなく、又、刃物保持体の傾きを加減して刃先角
を変えることも荒砥ぎと仕上砥ぎの角度差が一定
される特有の効果を奏するものである。
は、刃物保持体により所定の角度に保持される刃
物上に対設した荒砥石と仕上砥石とを、荒砥石の
被研削面に対応する中心線が、仕上砥石の被研削
面に対応する中心線よりも刃物の刃元側へ偏倚す
る様に保持体に支持させたものであるから、刃物
を固定して置いて之に荒砥石と、仕上砥石とを切
込ませるだけで、刃物に異なつた角度で荒砥ぎと
仕上砥ぎとを施して、理想的な刃付けを行う操作
を簡便に然も能率良く行うことが出来るばかりで
なく、荒砥石と仕上砥石の保持体への取付け状態
で刃砥ぎ角を設定する場合は、荒砥ぎと仕上砥ぎ
の角度が常に一定に揃つてばらつきを生ずること
がなく、又、刃物保持体の傾きを加減して刃先角
を変えることも荒砥ぎと仕上砥ぎの角度差が一定
される特有の効果を奏するものである。
第１図は本考案に関する木工用刃物研磨機のデ
イスク形荒砥石とカツプ形仕上砥石を用いた正面
図。第２図は同上の側面図。第３図は同上の荒砥
石と仕上砥石の刃砥ぎ角の設定状態を示す説明
図。 図中６は刃物７の保持体、９は荒砥石、１０は
仕上砥石、１３及び１４は砥石９及び１０の保持
体である。
イスク形荒砥石とカツプ形仕上砥石を用いた正面
図。第２図は同上の側面図。第３図は同上の荒砥
石と仕上砥石の刃砥ぎ角の設定状態を示す説明
図。 図中６は刃物７の保持体、９は荒砥石、１０は
仕上砥石、１３及び１４は砥石９及び１０の保持
体である。
Claims (1)
- 刃物保持体に支持される刃物と、この刃物を研
磨する荒及び仕上砥石とを対応的に設け、その一
方を往復手段により往復動させて、砥石による刃
物の荒砥ぎと仕上砥ぎとを行わせる木工用刃物研
磨機において、前記した荒砥石の刃物の被研削面
に対応する中心線を、仕上砥石の刃物の被研削面
に対応する中心線よりも刃物の刃元側へ偏倚させ
たことを特徴とする木工用刃物研磨機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4797782U JPS58150448U (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 木工用刃物研磨機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4797782U JPS58150448U (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 木工用刃物研磨機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58150448U JPS58150448U (ja) | 1983-10-08 |
| JPH0212037Y2 true JPH0212037Y2 (ja) | 1990-04-04 |
Family
ID=30058917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4797782U Granted JPS58150448U (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 木工用刃物研磨機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58150448U (ja) |
-
1982
- 1982-04-01 JP JP4797782U patent/JPS58150448U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58150448U (ja) | 1983-10-08 |
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