JPH0318120Y2 - - Google Patents

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JPH0318120Y2
JPH0318120Y2 JP19651782U JP19651782U JPH0318120Y2 JP H0318120 Y2 JPH0318120 Y2 JP H0318120Y2 JP 19651782 U JP19651782 U JP 19651782U JP 19651782 U JP19651782 U JP 19651782U JP H0318120 Y2 JPH0318120 Y2 JP H0318120Y2
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blade
base metal
shaped
grindstone
grinding
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木工機械に使う超硬刃物を研磨する機
械に関する。
従来、木工用刃物研磨機として、刃物に対する
カツプ形砥石車の傾き角を変え、刃物を任意の刃
先角に研磨するものが、特開昭54−52389号公報
により公知であり、このものは、刃物保持体に支
持させた刃物の刃面を研削するカツプ形砥石車の
保持体を、基盤へ前後傾斜可能に取付け、この保
持体を傾斜角度調整機構により所望の角度の範囲
内において傾斜させ、刃物に対する砥石車の接触
角を変化させて、砥石車を刃先角の変化に自由に
順応させる様にしたものである。
従つて、カツプ形砥石車をその中心を刃物上に
おいて、刃物の刃先角へ自由に馴染ませ、刃先角
の違うあらゆる刃物の正確な仕上砥ぎを行うこと
ができた。
しかし、この研磨機は、円板形砥石車の垂直軸
心と、カツプ形砥石車の垂直軸心とを一致させて
あるため、超硬刃物の研磨に使用するときは、第
1図に示す様に円板形砥石車1により刃物2の台
金aを研削させ、円板形砥石車1が付刃bに当り
始めれば、台金aの研削を中止して、第2図に示
す様にダイヤモンドのカツプ形砥石車3により付
刃bを研削させ、カツプ形砥石車3が台金aに当
り始めれば、付刃bの研削を中止し、又、円板形
砥石車1による台金aの研削を行い、次にカツプ
形砥石車3による付刃bの研削を行う操作を交互
に何回も繰返さなければならないから、操作が面
倒で、且つ人手を要するだけでなく、研磨に長時
間を要する問題点があつた。
そこで、本考案は、台金用のデイスク形の砥石
の垂直軸心を付刃用のカツプ形の砥石の軸心より
も超硬刃物の刃元側へ偏倚させて、台金用のデイ
スク形の砥石は、超硬刃物の台金だけを研削し、
付刃用のカツプ形の砥石は、付刃だけを研削させ
る様にすると共に、この台金研削と付刃研削を併
行的に行なわせて、前記した従来の問題点を解決
したものである。
次に本考案に関する木工用の超硬刃物研磨機の
実施の一例を図面に基いて説明する。
図面第3図及び第4図において1は木工用刃物
研磨機における機体で、その上部に水平のベツト
2を設け、このベツト2上にモータ3により駆動
されるピニオン・ラツク等の往復手段4によつて
左右に往復運動される往復台5を設け、この往復
台5上には左右一対の軸受6,6に回転自在に支
持させ、ウオーム・ウオーム歯車等の角度調整手
段7により角度調整される刃物保持体8を設け、
この刃物保持体8上へ刃面を上に向けて抑え片9
により軟鋼の台金aへ超硬の付刃bをろう付けし
た図面第10図に示す超硬刃物10を取付ける様
にしてある。11,11,11は機体1の後側に
樹立した3つのガイドで、昇降盤12,12,1
2を各別に支持させ、図面第3図において左側の
昇降盤12にモータ13を水平に取付けて、その
軸に台金用のデイスク形の砥石14(デイスク形
の砥石14の研削面は、砥石14の側面)を取付
け、中央の昇降盤12にモータ13を垂直に取付
けて、その軸にカツプ形の付刃b用の荒砥石15
を取付け、右側の昇降盤12にはモータ13を垂
直に取付けて、その軸に付刃用のカツプ形の砥石
16(カツプ形の砥石16の研削面は、砥石16
の端面)を取付けたものであり、前記した台金a
用の砥石14と、付刃b用の砥石15,16と
は、第4図に示す様に砥石14の回転軸の中心を
垂直に通る垂直軸心S1が、砥石15,16の回転
軸の中心を通る軸心S2よりもlだけ超硬刃物10
の刃元側へ偏倚して、砥石14は刃物10の台金
aに当接し、砥石115,16は付刃bに当接す
る様にしてある。尚、前記した台金用の砥石14
は、刃物10の刃先角度の変化に合せて支持角を
変えると前後に位置ずれするから、之に合せて位
置を調整するためモータ13の取付台17を一端
で昇降盤12に軸18着、他端に弧状長孔19を
設けて、この長孔19に昇降盤12への締結ねじ
20を係合させてある。21,21,21は前記
した3つのガイド11,11,11の上部から前
記昇降盤12,12,12へ向つて吊設した送り
ねじで、その上端に変速容易なブレーキ付モータ
22,22,22を結合して正逆に回転させる様
にしてある。23は左側の昇降盤12に附設して
前記送りねじ21を内包させた筒体で、その内部
に図面第5図に示す様に送りねじ21へ若干離隔
させて螺合した2個の非回転ナツト24,24′
を収容し、上側のナツト24の上面を筒体23の
上部に設けた上受面25に当接させ、下側のナツ
ト24′の下面と筒体23の下部に設けた下受面
26との間にばね27を装入してある。28は前
記したばね27の弾力を調整する調整螺環で、同
図に示す様に筒体23下部に螺合させて、下受面
26を兼ねさせる。29は前記筒体23の上部に
設けた切欠内において、下側の非回転ナツト2
4′に取付けたスイツチ操作子で、その下側に送
りねじの停止スイツチ30を対設し、送りねじ2
1による昇降盤12の送りに際し、昇降盤12に
抵抗が加わらなければ、停止スイツチ30のオン
接点cをオンの状態に保持し、刃物10へ砥石1
4が当つて昇降盤12を停止させると、ばね27
を緊縮させて下降し、停止スイツチ30のオン接
点cをオフとして送りねじ21を駆動するモータ
22の回転を止める。31は昇降盤12の戻し手
段で、図面第7図に示す様に停止スイツチ30の
オフ接点を利用し、前記オン接点cがオフになる
とオンし、モータ22を逆回転させ、昇降盤12
が惰性降下分だけ引上げられると、オフとなりモ
ータ22を停止させる様にするか、前記したオフ
接点に図面第3図に示す様に送りねじ21の駆動
モータ22の回転に基いて作動するカウンタ32
を組合せて、これの計数によりモータ22の逆転
する時間を規制させて戻し量の精度を出す様にす
る。尚、前述のカウンタ32の代りに図面第8図
に示す様にタイマー33を用いて時間規制をさせ
ても良い。図面第9図において34は付刃用砥石
15,16の送りねじ21を停止させる停止スイ
ツチで、付刃用の砥石15,16を駆動するモー
タ13の軸35の後端にベアリング36を介して
取付け、回り止め37により回転しない様にした
スイツチ操作子38に対応させて取付けられ、送
りねじ21による昇降盤12の送りに際し、昇降
盤12に抵抗が加わらなければ、この停止スイツ
チ34のオン接点cはオンの状態を保持し、刃物
10へ砥石15か16が当つて昇降盤12を停止
させると、スイツチ操作子38に作動され、オン
接点cがオフとなつて送りねじ21を駆動するモ
ータ22の回転を止める。尚、この停止スイツチ
34は前記した停止スイツチ30と同じく、図面
第7図に示す様にオフ接点を昇降盤12の戻し手
段31とし、これにより一旦停止したモータ22
を逆回転させ、昇降盤12の惰性降下分だけ引上
げを行わせるもので、これに図面第8図に示す通
りタイマー33か、図面第3図の中央及び右側に
示される送りねじ21,21の駆動モータ22,
22の回転に基いて作動するカウンタ32を組合
せて、正確な時間規制が行われる様にする場合も
ある。
前記の様に構成される研磨機において、刃物保
持体8に超硬刃物10を支持させ、この刃物10
の軟鋼の台金aに台金用の砥石14を対応させ、
超硬の付刃bに付刃用の荒砥石15を対応させ
て、台金用の砥石14を送りねじ21により前記
台金aへ向つて送ると、砥石14は台金aへ当
り、之に伴い昇降盤12は止るがナツト24′は
ばね圧縮して下降し、このナツト24′に附設し
たスイツチ操作子29により、停止スイツチ30
を操作してそのオン接点cをオフにし、モータ2
2の回転を停止させると共に、オフ接点を利用し
た戻し手段31をオンとし、モータ22を逆転さ
せて砥石14を惰性降下分だけ引上げ、砥石14
が台金aすれすれに位置付けされたとき、モータ
22を停止させて砥石14の基準位置設定を終
る。又、付刃用の砥石15を送りねじ21により
付刃bへ向つて送ると、砥石15は付刃bへ当
り、之に伴いモータ13の軸35は止るが、モー
タ13のケースは下降するため、ケースに取付け
られた停止スイツチ34が操作子38に操作され
て、オン接点cのオフによりモータ22の回転を
停止させると共に、オフ接点を利用した戻し手段
31をオンとし、モータ22を逆回転させて砥石
15を惰性降下分だけ引上げ、砥石15が付刃b
すれすれに位置付けされたとき、モータ22を停
止させて砥石15の基準位置設定を終る。この様
に両砥石14,15の基準位置設定を終れば、砥
石14,15を回転させると同時に、往復手段4
により刃物保持体8を往復させながら、送りねじ
21,21により砥石14と15を送り、超硬刃
物10の中央部において砥石14と15を各々に
適した切込み量ずつ台金aと付刃bへ切込ませれ
ば、図面第10図に示す様に砥石14による台金
aの研削と、砥石15による付刃bの研削とが併
行的に行われる。従つて、台金aと付刃bを交互
に砥ぐ場合の半分の時間で超硬刃物10が荒砥ぎ
されるので、荒砥ぎを終れば付刃用の仕上砥石1
6を付刃bに切込ませ、仕上砥ぎを行うものとす
る。
尚、超硬の付刃b用の砥石は必ずしも、前述の
様に荒砥石15と仕上砥石16の両方を用いる必
要はなく、荒と仕上げの中間粒度のものを用いて
付刃bの研磨を一回としても良いものである。
本考案の木工用の超硬刃物研磨機は、超硬刃物
を支持する刃物保持体と、前記超硬刃物のしのぎ
面を研削する台金用と付刃用の砥石とを前記しの
ぎ面に対応的に設け、その一方を往復手段により
往復動させて、砥石による刃物の台金砥ぎと付刃
砥ぎとを行わせる木工用の超硬刃物研磨機におい
て、前記台金用の砥石をデイスク形、前記付刃用
の砥石をカツプ形とし、前記台金用のデイスク形
の砥石と、付刃用のカツプ形の砥石の間隔を、両
砥石が同じ超硬刃物に接触して同時研削を行い得
る様に定めて、両砥石の保持体に個別に送り手段
を連係させると共に、前記台金用のデイスク形の
砥石の垂直軸心を付刃用のカツプ形の砥石の軸心
よりも超硬刃物の刃元側へ偏倚させて、台金用の
デイスク形の砥石はしのぎ面の台金に、付刃用の
カツプ形の砥石はしのぎ面の付刃に当接させる様
にしたから、台金の研削と付刃の研削とを併行的
に行わせることができ、台金と付刃を交互に研磨
した従来の研磨機に比べて研磨能率が向上する特
有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超硬刃物研磨機により台金を研
削する状態の説明図。第2図は同上により付刃を
研削する状態の説明図。第3図は本考案に関する
木工用の超硬刃物研磨機の正面図。第4図は同上
の側面図。第5図は同上における台金用砥石の基
準位置設定手段の一部縦断正面図。第6図は同上
における台金用砥石の位置調整手段の平面図。第
7図は同上における戻し手段の概念的構造図。第
8図は同上のタイマーを組合せた例を示す概念
図。第9図は付刃用砥石の基準位置設定手段の一
部縦断正面図。第10図は同上による台金と付刃
の同時研削状態の説明図である。 図中10は超硬刃物、8は刃物保持体、4は往
復手段、14は台金a用の砥石、15は付刃b用
の砥石、21は送り手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超硬刃物を支持する刃物保持体と、前記超硬刃
    物のしのぎ面を研削する台金用と付刃用の砥石と
    を前記しのぎ面に対応的に設け、その一方を往復
    手段により往復動させて、砥石による刃物の台金
    砥ぎと付刃砥ぎとを行わせる木工用の超硬刃物研
    磨機において、前記台金用の砥石をデイスク形、
    前記付刃用の砥石をカツプ形とし、前記台金用の
    デイスク形の砥石と、付刃用のカツプ形の砥石の
    間隔を、両砥石が同じ超硬刃物に接触して同時研
    削を行い得る様に定めて、両砥石の保持体に個別
    に送り手段を連係させると共に、前記台金用のデ
    イスク形の砥石の垂直軸心を付刃用のカツプ形の
    砥石の軸心よりも超硬刃物の刃元側へ偏倚させ
    て、台金用のデイスク形の砥石はしのぎ面の台金
    に、付刃用のカツプ形の砥石はしのぎ面の付刃に
    当接させる様にしたことを特徴とする木工用の超
    硬刃物研磨機。
JP19651782U 1982-12-25 1982-12-25 木工用の超硬刃物研磨機 Granted JPS59100549U (ja)

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JPS59100549U JPS59100549U (ja) 1984-07-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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