JPH0212011Y2 - - Google Patents

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JPH0212011Y2
JPH0212011Y2 JP4721886U JP4721886U JPH0212011Y2 JP H0212011 Y2 JPH0212011 Y2 JP H0212011Y2 JP 4721886 U JP4721886 U JP 4721886U JP 4721886 U JP4721886 U JP 4721886U JP H0212011 Y2 JPH0212011 Y2 JP H0212011Y2
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JP
Japan
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collet
outer diameter
centrifugal force
gripping
chuck
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JP4721886U
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JPS62159209U (ja
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は旋盤等の主軸に取り付けるコレツトチ
ヤツクに関する。
従来技術 軸物、フランジ物若しくは管状薄物工作物で寸
法差が少なく多量生産する場合には、コレツトチ
ヤツクが広く用いられている。近年切削工具の性
能の向上にともない旋盤の主軸回転は高速化並び
に高精度化に指向されている。
考案が解決しようとする問題点 今までのあまり高くない回転域では第7図下側
のように特にチヤツク性能に及ぼす影響は問題に
ならなかつたが、高速、超高速化につれてチヤツ
クの把持爪部にかかる遠心力が大きくなり第7図
上側のように大きな遠心力によつてテーパ接触点
が内側のみとなり把持力が安定せず且つ遠心力に
よつて実効把持力の低下により安全上の問題が大
きく浮かび上がつてきた。
問題点を解決するための手段 外径テーパ面をチヤツク本体1のテーパ穴1b
との母線上の接触部Sが、点または小幅の線とな
るように前記コレツト2の外径テーパ面2aを円
錐ビヤ樽形若しくはクラウニングをし、前記コレ
ツト2の工作物把持爪部2dに対応した基部にU
字形の切り割りを該把持爪部に向かつて削設して
片持突片3を形成してなり、チヤツクの高速回転
によつて発生する把持爪部に働く遠心力と前記片
持突片に働く遠心力とが前記接触部の両側で作用
するようになしたものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。主軸端に同心に嵌着される中空のコレツト本
体1は中心円筒部1aが突出しており、中心穴は
外口部の外開きのテーパ穴1bに続き中央部がぬ
すみ穴1cで内口部がストレート穴1dに形成さ
れている。この中心穴にコレツト2が嵌装され図
示しない主軸中心に挿通されエアシリンダのピス
トンと連結したドローチユーブによつて軸方向に
移動されるようになつている。コレツト2はチヤ
ツク本体1のテーパ穴1bに接触する外径テーパ
2aに続き薄肉となる胴部2b、ストレートのコ
レツト基部2cに形成する外形に対して、内径は
工作物把持爪部2d、テーパの内側で厚肉部小径
2e、薄肉とするぬすみ2f次いで基部の肉厚部
の小径2gで形成されている。そしてドローチユ
ーブはコレツト基部20の外径ねじと螺合してい
るものである。このコレツト2の外径テーパ2a
がストレートの母線を有するテーパでなく、ゆる
やかな円弧線の母線で円錐ビヤ樽形若しくはクラ
ウニングしたテーパに形成されている。さらにコ
レツトとして作用させるための切り割は、外端の
把持爪部側から数等角度本例では6等角度位置に
おいて軸方向に薄肉部2bの終わりまで切り割り
2hが削設されている。一方切り割2hの中間に
はコレツト基部2cの一部にかかる位置から、円
周方向の切り割2kを削設したあとその端から軸
方向にコレツト外端に向かつて工作物把持爪部2
d手前まで切り割2m,2nを削設することによ
り、このU字形切り割部の内側に片持突片3が工
作物把持爪部に対するバランスウエイト的な役と
して形成されている。
作 用 ドローチユーブの前進によりコレツト2が押し
出しれてチヤツク本体1のテーパ穴1bとコレツ
ト2の外径テーパ2aとの接触が離れ、工作物把
持爪部2dを開ける。この状態において、工作物
Wが挿入され、ドローチユーブが後退してコレツ
ト2が引かれると外径テーパ2aはチヤツク本体
1のテーパ穴1bに接触して内方に押さえられ工
作物Wを把持力PAで強く把持する。図示しない
主軸が高速回転され、工具による加工が行われ
る。このとき高速回転によりチヤツクの各部に遠
心力が作用し工作物把持爪部2dには切り割られ
ているため各爪部には遠心力PBが作用して開き
勝手となり、把持力PAが逆方向に作用して把持
力を弱めるように作用する。一方内側突片3は片
持ち状態にあり、遠心力Pcが作用する。コレツト
の外径テーパ2aが円錐ビヤ樽形若しくはクラウ
ニングされているため接触部Sの内方の移動は極
く少ない。この遠心力PA,PBはテーパ面の接触
部Sに対して反対側に位置するため遠心力PB
PCで相殺され把持力PAの減少を最小限として、
工作物の確実な把持が維持される。
効 果 以上詳述したように本考案はコレツトを締め込
むテーパ面の母線上の接触部が点若しくは小幅で
あるため、遠心力による接触部の移動を少なく押
さえることにができ把持力を安定させることがで
きる。またコレツト内部に片持突片を形成してバ
ランスウエイト的な役を持たせたので工作物把持
爪部に把持力と逆方向に作用する遠心力を相殺さ
せて把持力の低下を防止できて高速回転において
確実な把持を維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本コレツトの縦断面図、第2図は本考
案のコレツトの切り割を示す図、第3図は従来の
コレツトの縦断面図、第4図は従来のコレツトの
外端面図、第5図は従来のコレツトの切り割の
図、第6図は従来のコレツトで高速回転時と低速
回転時での遠心力作用状態を上下に分けて示した
図である。 1……チヤツク本体、2……コレツト、1b…
…テーパ穴、2a……外径テーパ、2d……工作
物把持部、2h,2k,2m,2n……切り割、
S……接触部、PA……把持力、PB,PC……遠心
力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外径把持の内張りコレツトチヤツクにおいて、
    工作物の把持力を与えるためコレツトを締める外
    径テーパ面とチヤツク本体のテーパ穴との母線上
    の接触部が、点または小幅の線となるように前記
    コレツト外径テーパ面を円錐ビヤ樽形若しくはク
    ラウニングをし、前記コレツトの工作物把持爪部
    に対応した基部にU字形の切り割りを該把持爪部
    に向けて削設して片持突片を形成してなり、チヤ
    ツクの高速回転によつて発生する把持爪部に働く
    遠心力と片持突片に働く遠心力とが前記接触部の
    両側で作用するようになしたことを特徴とするコ
    レツトチヤツク。
JP4721886U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0212011Y2 (ja)

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JP4721886U JPH0212011Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP4721886U JPH0212011Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62159209U JPS62159209U (ja) 1987-10-09
JPH0212011Y2 true JPH0212011Y2 (ja) 1990-04-04

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JPS62159209U (ja) 1987-10-09

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