JPH02119984A - パイプラインに付着した油脂の洗浄方法 - Google Patents
パイプラインに付着した油脂の洗浄方法Info
- Publication number
- JPH02119984A JPH02119984A JP63273998A JP27399888A JPH02119984A JP H02119984 A JPH02119984 A JP H02119984A JP 63273998 A JP63273998 A JP 63273998A JP 27399888 A JP27399888 A JP 27399888A JP H02119984 A JPH02119984 A JP H02119984A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipeline
- cleaning
- fat
- oil
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 title claims abstract description 64
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 15
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 35
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims abstract description 32
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 36
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 claims description 27
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 abstract description 16
- 239000007924 injection Substances 0.000 abstract description 16
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 20
- 239000003925 fat Substances 0.000 description 13
- 235000014593 oils and fats Nutrition 0.000 description 12
- 239000010779 crude oil Substances 0.000 description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 2
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 235000002597 Solanum melongena Nutrition 0.000 description 1
- 244000061458 Solanum melongena Species 0.000 description 1
- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 description 1
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001804 emulsifying effect Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000010763 heavy fuel oil Substances 0.000 description 1
- 239000002075 main ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000002736 nonionic surfactant Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000004094 surface-active agent Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、パイプラインに付着した油脂、特に可燃性
油脂の洗浄方法に関する。
油脂の洗浄方法に関する。
例えば火力発電所、工場等にて油脂、特に重油あるいは
重油等の燃料を搬送する供給管、あるいは原油粕製設猫
にてナスυ等の可燃性油脂を搬送するパイプラインは、
一般に口径が約IQinch以上で良さが約100m以
上に達している。、このような長尺のパイプラインを撤
去する場合、ガス溶断あるいはカッターソー等により適
宜長さ毎に切断しながら解体を行っている。しかし、上
記撤去作業を伴うガス溶断あるいは切断時に発生する火
花等が該パイプライン内に付着した可燃性油脂あるいは
気化した可燃性ガスに引火する恐れを有している。一般
に、消防法ではパイプライン内の残留ガス濃度が14.
000PPM以下であることが要求されている。このた
め、切断作業に先立つて内部に付着した可燃性油脂及び
可燃性ガスを除去して残留ガス濃度を低くするため、ビ
グを使用した洗浄方法が採用されている。すなわら、パ
イプライン内に対して洗浄区間に応じてビグを挿入し、
該ビグよりf面側のパイプライン内に洗浄液を噴射して
付着した油脂を洗浄したのち、前記ビグにより非洗浄区
間のパイプラインの閉鎖状態を保持して可燃性ガスの流
出を防止しながら洗浄されたパイプラインの一部を切断
している。
重油等の燃料を搬送する供給管、あるいは原油粕製設猫
にてナスυ等の可燃性油脂を搬送するパイプラインは、
一般に口径が約IQinch以上で良さが約100m以
上に達している。、このような長尺のパイプラインを撤
去する場合、ガス溶断あるいはカッターソー等により適
宜長さ毎に切断しながら解体を行っている。しかし、上
記撤去作業を伴うガス溶断あるいは切断時に発生する火
花等が該パイプライン内に付着した可燃性油脂あるいは
気化した可燃性ガスに引火する恐れを有している。一般
に、消防法ではパイプライン内の残留ガス濃度が14.
000PPM以下であることが要求されている。このた
め、切断作業に先立つて内部に付着した可燃性油脂及び
可燃性ガスを除去して残留ガス濃度を低くするため、ビ
グを使用した洗浄方法が採用されている。すなわら、パ
イプライン内に対して洗浄区間に応じてビグを挿入し、
該ビグよりf面側のパイプライン内に洗浄液を噴射して
付着した油脂を洗浄したのち、前記ビグにより非洗浄区
間のパイプラインの閉鎖状態を保持して可燃性ガスの流
出を防止しながら洗浄されたパイプラインの一部を切断
している。
しかし、上記パイプラインは、1パリ曲げられたり、原
油精製加熱配管にあっては蛇行状に折返されているため
、上記した洗浄方法でパイプラインを洗浄する場合、数
@中位でパイプラインをfff t!4することができ
ず、ビグの挿入及び洗浄と切断作業とを繰り返し行わな
ければなら無かった。この結果、長尺状のパイプライン
にあっては伯楽工程数が多くなって、作業期間が長くな
ると共に、作業効率が極めて悪い問題をhしている。ま
た、上記洗浄方法は、ビグにより閉鎖された区間内に洗
浄液を満たして油脂を乳化させることにより除去する方
法であり、パイプライン内面の凹所に入り込んだ油脂ま
で洗浄除去できなかった。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、少ない作業
工程数にてパイプライン内部に付着した可燃性油脂及び
可燃性ガスを効率的に洗浄除去することができ、火災発
生を回避しうるパイプラインに付着した油脂の洗浄方法
を提供することにある。
油精製加熱配管にあっては蛇行状に折返されているため
、上記した洗浄方法でパイプラインを洗浄する場合、数
@中位でパイプラインをfff t!4することができ
ず、ビグの挿入及び洗浄と切断作業とを繰り返し行わな
ければなら無かった。この結果、長尺状のパイプライン
にあっては伯楽工程数が多くなって、作業期間が長くな
ると共に、作業効率が極めて悪い問題をhしている。ま
た、上記洗浄方法は、ビグにより閉鎖された区間内に洗
浄液を満たして油脂を乳化させることにより除去する方
法であり、パイプライン内面の凹所に入り込んだ油脂ま
で洗浄除去できなかった。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、少ない作業
工程数にてパイプライン内部に付着した可燃性油脂及び
可燃性ガスを効率的に洗浄除去することができ、火災発
生を回避しうるパイプラインに付着した油脂の洗浄方法
を提供することにある。
このため請求項1記載の発明は、工場設備内に配管され
、油脂を搬送する大口径で長尺状のパイプラインを洗浄
する際、両端部が開放されたパイプラインの一端から他
端にわたって不燃性ガスと洗浄液との混合物を通過させ
ることを特徴としている。また、請求項2記載の発明は
請求項1記載の不燃性ガスを窒素ガスとすることを特徴
としている。更に請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明においてパイプラインの一端に対して混合物を他
端に向って進行しかつパイプライン内面に向って旋回運
動するように供給することを特徴としている。また更に
請求項4記載の発明は請求項1記載の発明においてパイ
プラインの一端に対して混合物を他端に向ってほぼ直状
に供給することを特徴としている。
、油脂を搬送する大口径で長尺状のパイプラインを洗浄
する際、両端部が開放されたパイプラインの一端から他
端にわたって不燃性ガスと洗浄液との混合物を通過させ
ることを特徴としている。また、請求項2記載の発明は
請求項1記載の不燃性ガスを窒素ガスとすることを特徴
としている。更に請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明においてパイプラインの一端に対して混合物を他
端に向って進行しかつパイプライン内面に向って旋回運
動するように供給することを特徴としている。また更に
請求項4記載の発明は請求項1記載の発明においてパイ
プラインの一端に対して混合物を他端に向ってほぼ直状
に供給することを特徴としている。
本発明は上記のように構成されるため、パイプライン内
部に何着した油脂、特に可燃セ油脂及び可燃性ガスを、
不燃性ガスにて搬送される洗浄液を吹き付けて除去する
ことができる。
部に何着した油脂、特に可燃セ油脂及び可燃性ガスを、
不燃性ガスにて搬送される洗浄液を吹き付けて除去する
ことができる。
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
先ず、請求項1・3及び4記載の発明を説明すると、第
1図は洗浄方法の概略を示す説明図であり、火力発電所
あるいは原油粕!ll設備等にて可燃性油脂を搬送する
パイプライン1は口径が1Qinch以上、長さが数1
00m以上(原油精製用の加熱配管にあっては数1u+
+上に達する)で、工場配置に応じて適宜折り曲げられ
たり、加熱炉内では蛇行状に折返されている。そして洗
浄fl業に先立って前記パイプライン1のその両端部が
開放切断されている。該パイプライン1における一方の
開放端部には噴射ヘッド3が取付けられ、該噴射ヘッド
3の中央部には不燃性ガスとしての窒素ガスの供給配管
5が接続されている。前記不燃性ガスとしてはコスト的
及び人気汚染防止の点から窒素ガスが適しているが、こ
れに制限されるものではない。この供給配管5には制御
マニホールド、蒸発器及び液体窒素タンク(何れも図示
′t!f)が接続され、所定流量の窒素ガスが前記噴射
ヘッド3を経て前記パイプライン1の一端側に供給され
るようになっている。また、該噴射ヘッド3の端部には
洗浄液供給ノズル7が取付けられ、該洗浄液供給ノズル
7には洗浄液タンクびからの供給配管11が接続され、
前記噴射ヘッド3に対して所定間の洗浄液が供給される
ようになっている。この洗浄液としては、例えばアルキ
ル系特殊非イオン界面活性剤を主成分とする「スノーラ
ップ」 (日産化学製)が適しているが、本発明で使用
する洗浄液は油脂を乳化する作用を有する界面活性剤で
あればよく、これに限定されるものではない。 そしてこの洗浄液は洗浄除去する油脂の種類に応じて水
により、約20〜100容吊%に調整される。 上記のように構成された噴射ヘッド3に対して所要の流
速及び流量の窒素ガスが第1図に示す実線矢印へ方向へ
供給されると、該噴射ヘッド3内の端部側が口圧になり
、洗浄液供給ノズル7から洗浄液が噴射ヘッド内へ吸引
されて前記窒素ガスと混合形成されたのら、この窒素ガ
スと洗浄液との混合物がパイプライン1内部に供給され
る。そして前記パイプライン1内面に(=Itlfした
可燃性油脂が洗浄液により乳化されながら剥離されて該
パイプライン1の他端開口から外部へ11出される。 このとき、前記パイプライン1内部にて気化した可燃性
ガスも窒素ガスの圧力により外部へ押し出されると共に
、パイプライン1内面の凹所に付着した可燃性油脂は窒
素ガスの圧力により凹所から押し出されて乳化されたの
ち、外部へ排出される。 これによりパイプライン1内部に付着した可燃性油脂を
不燃性ガスとしての窒素ガス及び洗浄液を使用して洗浄
除去し、その残留ガス濃度が消防法に規定された安全基
準である14.0OOPPH以下にづることができる。 なお、パイプライン1他端の開孔から性用された乳化状
態の油脂及び気化ガスは回収装首(図示t!チ)により
回収され、外部の汚染を防止している。また、上記説明
は、噴射ヘッド3内に対して窒素ガスの通過に伴う負圧
により洗浄液を噴射ヘッド3内へ吸い込むものとしたが
、窒素ガスの一部の利用して洗浄液を加圧し、前記噴射
ヘッド3内に対して洗浄液を所定量づつ供給する態様で
あってらよい。更に、図面に示す実施例は、噴射ヘッド
3のパイプライン1側に窒素ガスの供給配管5を接続す
ると共に、その端部に洗浄液の供給配管11を設置ノる
ものとしたが、端部に窒素ガスの供給配管5を設けると
共に、中間部に洗浄液の供給配管11を設け、噴射ヘッ
ド3内における窒素ガスの流通に伴って生じる負圧によ
り洗浄液を噴射ヘッド内に吸引するものであってもよい
。 実験例 パイプラインの口径及び長さ 161nch−・・=−−1、18Qm油脂の種類 燃料油(ナフサ〉 窒素ガスの流速 30〜70m/sec 洗浄液 「スノーラップ」 (日産化学製)及び水の混合率 50容吊% 洗浄回数 5回 洗浄後の残留ガス濃度 100〜200 PPM洗浄後
に水洗処理した場合の残留ガス澹庶 PPM 次に、請求項2記載の発明を説明する。 第2図は噴射ヘッドの概略を示す一部破断斜視図であり
、前記パイプライン1の一端側にはほぼ円筒状の噴射ヘ
ッド21が取付けられ、該噴射ヘッド21内にはパイプ
ライン1の反対側端部から延出する洗浄液供給ノズル2
7が設けられている。 そして該洗浄液供給ノズル27の・一部には前記噴射ヘ
ッド21の内径に応じた大きさの邪魔板23が設けられ
ている。該邪魔板23はほぼ円盤状で中心から放射方向
へ延びる複数のスリット23aが形成されると共に、該
スリット23aに応じた邪魔板23の一部が軸線方向及
び放射方向へ向うように折曲形成されている。また、前
記噴射ヘッド21には窒素ガスの供給配管29が噴射ヘ
ッド21の端部と前記邪魔板23との間に設けられ、該
供給配管29から供給された窒素ガスは前記邪魔板23
のスリット23aりの通過に伴って軸線方向へ進行する
と共に、軸線回りを旋回する旋回ガス流に形成される。 そして噴射ヘッド21内にて窒素ガスが旋回形成される
と、この旋回ガス流れに対して洗浄液が洗浄液供給ノズ
ル27が供給されて混合される。 上記噴射ヘッド21を使用してパイプライン1内部に付
着した可燃性油脂を洗浄する場合、可燃性油脂はパイプ
ライン1内を旋回運動する窒素ガスによりパイプライン
1内面に対してほぼ全体に塗り付けられると共に、該窒
素ガスと共にnmする洗浄液により乳化されたのち、窒
素ガスの圧力によりパイプライン1の他端に向ってその
内面に沿いながら押し出される。このとき、窒素ガスと
洗浄液とが旋回運動しているため、パイプライン1の始
端から上記作用を達成している。このため、パイプライ
ン1内に対して窒素ガス及び洗浄液の混合流をストレー
トに供給する場合に比べ、パイプライン1内の上部に溜
まった可燃性油脂をパイプライン1の上部側へ塗り付け
て内部に対して油脂の付着状態を均一化しながら洗浄す
ることができ、洗浄時間を短縮することが可能である。 このように窒素ガスと洗浄液との混合流を旋回運動させ
ることにより可燃性油脂をパイプライン1内部にて全体
的に押し広げながら洗浄することができ、洗浄時間を大
幅に短縮することが可能である。 上記説明は、洗浄液による洗浄によりパイプライン1に
イーIPtした可燃性油脂及びこれから発生した可燃性
ガスを除去するものとしたが、十記負業後に洗浄後にパ
イプライン内を水洗すると共に、水洗されたパイプライ
ン内を研磨材ににり付着した油脂を除去するものであっ
てしよい。 【発明の効果1 このように本発明は、少ない作業−[程数にてパイプラ
イン内部に付着した可燃性油脂及び可燃性ガスを効率的
に洗浄除去することができ、火災発生を回避しうるパイ
プラインに(=JWした油脂の洗浄方法を提供すること
が可能である。
1図は洗浄方法の概略を示す説明図であり、火力発電所
あるいは原油粕!ll設備等にて可燃性油脂を搬送する
パイプライン1は口径が1Qinch以上、長さが数1
00m以上(原油精製用の加熱配管にあっては数1u+
+上に達する)で、工場配置に応じて適宜折り曲げられ
たり、加熱炉内では蛇行状に折返されている。そして洗
浄fl業に先立って前記パイプライン1のその両端部が
開放切断されている。該パイプライン1における一方の
開放端部には噴射ヘッド3が取付けられ、該噴射ヘッド
3の中央部には不燃性ガスとしての窒素ガスの供給配管
5が接続されている。前記不燃性ガスとしてはコスト的
及び人気汚染防止の点から窒素ガスが適しているが、こ
れに制限されるものではない。この供給配管5には制御
マニホールド、蒸発器及び液体窒素タンク(何れも図示
′t!f)が接続され、所定流量の窒素ガスが前記噴射
ヘッド3を経て前記パイプライン1の一端側に供給され
るようになっている。また、該噴射ヘッド3の端部には
洗浄液供給ノズル7が取付けられ、該洗浄液供給ノズル
7には洗浄液タンクびからの供給配管11が接続され、
前記噴射ヘッド3に対して所定間の洗浄液が供給される
ようになっている。この洗浄液としては、例えばアルキ
ル系特殊非イオン界面活性剤を主成分とする「スノーラ
ップ」 (日産化学製)が適しているが、本発明で使用
する洗浄液は油脂を乳化する作用を有する界面活性剤で
あればよく、これに限定されるものではない。 そしてこの洗浄液は洗浄除去する油脂の種類に応じて水
により、約20〜100容吊%に調整される。 上記のように構成された噴射ヘッド3に対して所要の流
速及び流量の窒素ガスが第1図に示す実線矢印へ方向へ
供給されると、該噴射ヘッド3内の端部側が口圧になり
、洗浄液供給ノズル7から洗浄液が噴射ヘッド内へ吸引
されて前記窒素ガスと混合形成されたのら、この窒素ガ
スと洗浄液との混合物がパイプライン1内部に供給され
る。そして前記パイプライン1内面に(=Itlfした
可燃性油脂が洗浄液により乳化されながら剥離されて該
パイプライン1の他端開口から外部へ11出される。 このとき、前記パイプライン1内部にて気化した可燃性
ガスも窒素ガスの圧力により外部へ押し出されると共に
、パイプライン1内面の凹所に付着した可燃性油脂は窒
素ガスの圧力により凹所から押し出されて乳化されたの
ち、外部へ排出される。 これによりパイプライン1内部に付着した可燃性油脂を
不燃性ガスとしての窒素ガス及び洗浄液を使用して洗浄
除去し、その残留ガス濃度が消防法に規定された安全基
準である14.0OOPPH以下にづることができる。 なお、パイプライン1他端の開孔から性用された乳化状
態の油脂及び気化ガスは回収装首(図示t!チ)により
回収され、外部の汚染を防止している。また、上記説明
は、噴射ヘッド3内に対して窒素ガスの通過に伴う負圧
により洗浄液を噴射ヘッド3内へ吸い込むものとしたが
、窒素ガスの一部の利用して洗浄液を加圧し、前記噴射
ヘッド3内に対して洗浄液を所定量づつ供給する態様で
あってらよい。更に、図面に示す実施例は、噴射ヘッド
3のパイプライン1側に窒素ガスの供給配管5を接続す
ると共に、その端部に洗浄液の供給配管11を設置ノる
ものとしたが、端部に窒素ガスの供給配管5を設けると
共に、中間部に洗浄液の供給配管11を設け、噴射ヘッ
ド3内における窒素ガスの流通に伴って生じる負圧によ
り洗浄液を噴射ヘッド内に吸引するものであってもよい
。 実験例 パイプラインの口径及び長さ 161nch−・・=−−1、18Qm油脂の種類 燃料油(ナフサ〉 窒素ガスの流速 30〜70m/sec 洗浄液 「スノーラップ」 (日産化学製)及び水の混合率 50容吊% 洗浄回数 5回 洗浄後の残留ガス濃度 100〜200 PPM洗浄後
に水洗処理した場合の残留ガス澹庶 PPM 次に、請求項2記載の発明を説明する。 第2図は噴射ヘッドの概略を示す一部破断斜視図であり
、前記パイプライン1の一端側にはほぼ円筒状の噴射ヘ
ッド21が取付けられ、該噴射ヘッド21内にはパイプ
ライン1の反対側端部から延出する洗浄液供給ノズル2
7が設けられている。 そして該洗浄液供給ノズル27の・一部には前記噴射ヘ
ッド21の内径に応じた大きさの邪魔板23が設けられ
ている。該邪魔板23はほぼ円盤状で中心から放射方向
へ延びる複数のスリット23aが形成されると共に、該
スリット23aに応じた邪魔板23の一部が軸線方向及
び放射方向へ向うように折曲形成されている。また、前
記噴射ヘッド21には窒素ガスの供給配管29が噴射ヘ
ッド21の端部と前記邪魔板23との間に設けられ、該
供給配管29から供給された窒素ガスは前記邪魔板23
のスリット23aりの通過に伴って軸線方向へ進行する
と共に、軸線回りを旋回する旋回ガス流に形成される。 そして噴射ヘッド21内にて窒素ガスが旋回形成される
と、この旋回ガス流れに対して洗浄液が洗浄液供給ノズ
ル27が供給されて混合される。 上記噴射ヘッド21を使用してパイプライン1内部に付
着した可燃性油脂を洗浄する場合、可燃性油脂はパイプ
ライン1内を旋回運動する窒素ガスによりパイプライン
1内面に対してほぼ全体に塗り付けられると共に、該窒
素ガスと共にnmする洗浄液により乳化されたのち、窒
素ガスの圧力によりパイプライン1の他端に向ってその
内面に沿いながら押し出される。このとき、窒素ガスと
洗浄液とが旋回運動しているため、パイプライン1の始
端から上記作用を達成している。このため、パイプライ
ン1内に対して窒素ガス及び洗浄液の混合流をストレー
トに供給する場合に比べ、パイプライン1内の上部に溜
まった可燃性油脂をパイプライン1の上部側へ塗り付け
て内部に対して油脂の付着状態を均一化しながら洗浄す
ることができ、洗浄時間を短縮することが可能である。 このように窒素ガスと洗浄液との混合流を旋回運動させ
ることにより可燃性油脂をパイプライン1内部にて全体
的に押し広げながら洗浄することができ、洗浄時間を大
幅に短縮することが可能である。 上記説明は、洗浄液による洗浄によりパイプライン1に
イーIPtした可燃性油脂及びこれから発生した可燃性
ガスを除去するものとしたが、十記負業後に洗浄後にパ
イプライン内を水洗すると共に、水洗されたパイプライ
ン内を研磨材ににり付着した油脂を除去するものであっ
てしよい。 【発明の効果1 このように本発明は、少ない作業−[程数にてパイプラ
イン内部に付着した可燃性油脂及び可燃性ガスを効率的
に洗浄除去することができ、火災発生を回避しうるパイ
プラインに(=JWした油脂の洗浄方法を提供すること
が可能である。
第1図は洗浄方法の概略を示づ説明図、第2図は噴射ヘ
ッドの概略を丞す一部破断斜視図である。 図中1はパイプラインである。。 特許出願人 日本施設保全株式会社 代理人 弁理士 伊 藤 研 − 第2図 第1図
ッドの概略を丞す一部破断斜視図である。 図中1はパイプラインである。。 特許出願人 日本施設保全株式会社 代理人 弁理士 伊 藤 研 − 第2図 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、工場設備内に配管され、油脂を搬送する大口径で長
尺状のパイプラインを洗浄する際、 両端部が開放されたパイプラインの一端から他端にわた
って不燃性ガスと洗浄液との混合物を通過させることを
特徴とするパイプラインに付着した油脂の洗浄方法。 2、前記不燃性ガスは窒素ガスである請求項1記載のパ
イプラインに付着した油脂の洗浄方法。 3、前記パイプラインの一端に対して不燃性ガスと洗浄
液との混合物を供給する際、該混合物を他端に向って進
行しかつパイプライン内面に沿つて旋回運動するように
供給する請求項1記載のパイプラインに付着した油脂の
洗浄方法。 4、前記パイプラインの一端に対して不燃性ガスと洗浄
液との混合物を供給する際、該混合物を他端に向ってほ
ぼ直状に供給する請求項1記載のパイプラインに付着し
た油脂の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63273998A JPH0632799B2 (ja) | 1988-10-29 | 1988-10-29 | パイプラインに付着した油脂の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63273998A JPH0632799B2 (ja) | 1988-10-29 | 1988-10-29 | パイプラインに付着した油脂の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119984A true JPH02119984A (ja) | 1990-05-08 |
JPH0632799B2 JPH0632799B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=17535524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63273998A Expired - Lifetime JPH0632799B2 (ja) | 1988-10-29 | 1988-10-29 | パイプラインに付着した油脂の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632799B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102974582A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-03-20 | 中冶焦耐工程技术有限公司 | 一种清洁高温焦炉荒煤气管道的脉冲喷嘴 |
CN103264027A (zh) * | 2013-05-28 | 2013-08-28 | 北京航天试验技术研究所 | 一种液体火箭发动机试验管路清洗装置 |
CN109604284A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-04-12 | 徐州易尚饰家装饰工程有限责任公司 | 一种液压缸内壁清洁器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101520876B1 (ko) * | 2014-01-14 | 2015-06-15 | 전연자 | 배관세척시스템 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49102159A (ja) * | 1973-02-01 | 1974-09-26 | ||
JPS5372379A (en) * | 1976-12-09 | 1978-06-27 | Kawasaki Steel Corp | Method of removing scale attached to the inside wall of water pipe |
JPS57116200A (en) * | 1981-01-09 | 1982-07-20 | Hitachi Ltd | Outer casing of axial flow type hydraulic machine |
JPS57117379A (en) * | 1981-01-09 | 1982-07-21 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of washing piping with water |
JPS57146200A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-09 | Tokyo Shibaura Electric Co | Cleaning system of decontaminated equipment |
JPS583990U (ja) * | 1976-11-22 | 1983-01-11 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | パイプライン入口部の浄化作用を改善する為の装置 |
JPS59225788A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | 日本軽金属株式会社 | パイプ洗浄方法 |
JPS6031835U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-04 | ニツスイ工業株式会社 | ストロ−内蔵水筒 |
JPS60256100A (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-17 | 株式会社東芝 | 原子炉系配管の除染方法 |
JPS6214981A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-23 | 株式会社荏原製作所 | 配管清掃方法 |
JPS62117689A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-05-29 | 株式会社 トムコ | 冷却水管の洗浄装置 |
-
1988
- 1988-10-29 JP JP63273998A patent/JPH0632799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49102159A (ja) * | 1973-02-01 | 1974-09-26 | ||
JPS583990U (ja) * | 1976-11-22 | 1983-01-11 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | パイプライン入口部の浄化作用を改善する為の装置 |
JPS5372379A (en) * | 1976-12-09 | 1978-06-27 | Kawasaki Steel Corp | Method of removing scale attached to the inside wall of water pipe |
JPS57116200A (en) * | 1981-01-09 | 1982-07-20 | Hitachi Ltd | Outer casing of axial flow type hydraulic machine |
JPS57117379A (en) * | 1981-01-09 | 1982-07-21 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of washing piping with water |
JPS57146200A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-09 | Tokyo Shibaura Electric Co | Cleaning system of decontaminated equipment |
JPS59225788A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | 日本軽金属株式会社 | パイプ洗浄方法 |
JPS6031835U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-04 | ニツスイ工業株式会社 | ストロ−内蔵水筒 |
JPS60256100A (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-17 | 株式会社東芝 | 原子炉系配管の除染方法 |
JPS6214981A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-23 | 株式会社荏原製作所 | 配管清掃方法 |
JPS62117689A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-05-29 | 株式会社 トムコ | 冷却水管の洗浄装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102974582A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-03-20 | 中冶焦耐工程技术有限公司 | 一种清洁高温焦炉荒煤气管道的脉冲喷嘴 |
CN103264027A (zh) * | 2013-05-28 | 2013-08-28 | 北京航天试验技术研究所 | 一种液体火箭发动机试验管路清洗装置 |
CN103264027B (zh) * | 2013-05-28 | 2016-06-22 | 北京航天试验技术研究所 | 一种液体火箭发动机试验管路清洗装置 |
CN109604284A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-04-12 | 徐州易尚饰家装饰工程有限责任公司 | 一种液压缸内壁清洁器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0632799B2 (ja) | 1994-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7985379B2 (en) | Reactor design to reduce particle deposition during process abatement | |
EP0803042B1 (de) | Vorrichtung zur reinigung von abgasen | |
EP1143197B1 (en) | Exhaust gas treating device | |
US5693293A (en) | Apparatus for the purification of waste gas | |
DE102009025860B4 (de) | Detonationsbrennkammer-Reinigungsvorrichtung und Verfahren zum Reinigen eines Kessels mit einer Detonationsbrennkammer-Reinigungsvorrichtung | |
JP2016197009A (ja) | 排ガス処理装置 | |
CN103252349A (zh) | 用于轧辊润滑的方法和装置 | |
JPH10503967A (ja) | 高温フィルタから微粒子堆積物を除去するための装置及び方法 | |
CN105214847A (zh) | 餐饮油烟净化机电场自动清洗系统 | |
JPH02119984A (ja) | パイプラインに付着した油脂の洗浄方法 | |
US3630777A (en) | An improved method of cleaning equipment for supplying liquid | |
CN109028114B (zh) | 一种用于协同治理锅炉积灰和结焦的装置及其工作方法 | |
AU685548B2 (en) | Device for cleansing welding torches | |
JP6659461B2 (ja) | 排ガス処理装置 | |
JP2004239072A (ja) | パティキュレートフィルタの洗浄方法及び装置 | |
US5670026A (en) | In-service cleaning of columns | |
JP3851234B2 (ja) | 排気設備 | |
US6196301B1 (en) | Device for injecting pressurized fluids into a multiplate heat exchanger and method of cleaning such an injection device | |
CH636023A5 (en) | Pipe for injecting and spraying liquid waste (residues) | |
WO2013082730A1 (de) | Vorrichtung und verfahren zum reinigen von verbrennungseinrichtungen | |
JP2006064187A (ja) | バーナ先端部の掃除装置及び掃除方法 | |
KR102671910B1 (ko) | 보일러의 공기예열기 세척액 배출장치 | |
CH695117A5 (de) | Verfahren zum Reinigen von Verbrennungseinrichtungen. | |
DD284616A5 (de) | Verfahren und vorrichtung zur thermischen rohrinnenreinigung | |
JPH09287889A (ja) | 流体加熱器のスートブロワ装置 |