JPH02119804A - スライダの繰出し装置 - Google Patents

スライダの繰出し装置

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JPH02119804A
JPH02119804A JP63270956A JP27095688A JPH02119804A JP H02119804 A JPH02119804 A JP H02119804A JP 63270956 A JP63270956 A JP 63270956A JP 27095688 A JP27095688 A JP 27095688A JP H02119804 A JPH02119804 A JP H02119804A
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slide plate
cylinder
plate
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    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B88/00Drawers for tables, cabinets or like furniture; Guides for drawers
    • A47B88/40Sliding drawers; Slides or guides therefor
    • A47B88/453Actuated drawers
    • A47B88/46Actuated drawers operated by mechanically-stored energy, e.g. by springs
    • A47B88/463Actuated drawers operated by mechanically-stored energy, e.g. by springs self-opening

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  • Drawers Of Furniture (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、スライダの繰出し装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来、この種の繰出し装置としては、前面が開放した中
空なハウジングと、このハウジングの中空部内にスライ
ド可能に保持され、その開放前面から出入りするスライ
ダと、このスライダをハウジングの開放前面から繰出す
方向に付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗
してスライダをハウジングの中空部内の格納位置に係止
する解除可能な口・ンク手段と、前記付勢手段の付勢力
を減衰する制動手段を備えたものがある。
上記制動手段には、シリンダ型ダンパーや回転ダンパー
を使用していた。
シリンダ型ダンパーを使用する場合には、ハウジングか
スライダのいずれかに一方にそのシリンダを固定すると
共に、他方にピストンロットを固定し、スライダの移動
に伴ってピストンがシリンダ中で往復動する構造を採用
していた。
又、回転ダンパーを使用する場合には、ノ\ウジングか
スライダのいずれか一方にスライダのスライド方向に沿
ってラックを設け、他方には該ラックと噛み合うクラッ
チ機構を内蔵の歯車機構と、該歯車機構と噛み合う歯車
を有する回転ダンパーとを固定し、スライダの一方向の
移動により、これと噛み合う歯車機構により回転力を回
転ダンパーに伝達して制動力を得、スライダが他方向の
移動する際には、クラッチ機構により回転力の伝達を断
ち、回転ダンパーによる制動力が働かないようにしてい
た。
[発明が解決しようとする課題] シリンダ型ダンパーを使用する場合には、一方向性のダ
ンパーを得易く、しかも連結構造を簡略化できるが、ス
ライダのスライド量がピストンのストロークにより規制
されるので、スライダのスライド量を大きくするには、
ストロークの大きいダンパーを使用しなければならない
という問題点がある。
即ち、シリンダをハウジング内に取付ける場合には、ダ
ンパーの取付はスペースをハウジングの奥行方向に確保
しなければならない。このため、ダンパーのストローク
を長くすると、シリンダの全長も長くなり、それに伴い
ハウジングの奥行が増加してしまう。
又、シリンダをスライダに取伺ける場合にも、スライダ
とハウジングとの間に取付はスペースを確保しなければ
ならない。このため、ダンパーのストロークを長くする
と、シリンダも大型化するので、ハウジングの厚みの増
加を伴う。
いずれにしても、シリンダ型ダンパーを使用する場合に
は、スライダのスライド量が大きくなると、製品が大型
化してしまうという欠点がある。
これに対し、回転ダンパーを使用する場合には、スライ
ダのスライド量を大きくできる利点はあるが、ラックを
必要とすること、正逆両回転方向において制動力が働い
てしまうので、クラッチ機構を必要とする分だけ、構造
が複雑となってしまい、又、回転ダンパーとラック及び
クラッチ機構を内蔵の歯車機構を、スライダとハウジン
グとの間隔内に配置しなければならないので、その分、
製品の厚みが厚くなってしまい、製品の薄型化が困難で
あるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記した問題点を解決するものであ
って、その目的とするところは、シリンダ型のダンパー
装置を使用し、スライダのスライド量が増加しても、ハ
ウジングの奥行の増加を伴わず、しかも薄型に好適な繰
出し装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は上記目的を達成するためのものであり
、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明す
る。
本発明の制動手段は、大小数組の等長リンク(31・・
・)を夫々ピン(32・・・)をもって枢着し、その一
端のピン(例えば先端のセンターピン32a)をハウジ
ング(2)の中空部内に軸止し、他端のピン(例えば後
端のセンターピン32b)をスライダ(例えば引出し3
)に連結したパンタグラフ状の伝達装置(30)と、シ
リンダ(28)を上記両ピン(32aと32b)を結ぶ
延長線上に支持すると共に、ピストン(29)を該両ピ
ンを結ぶ連結線上に連結したシリンダ型ダンパー装置(
27)から成ることを特徴とする。
[作 用] 従って、本発明によれば、先ず、スライダ(例えば引出
し3)がハウジング(2)内に格納されている状態から
、該スライダを繰出すには、ロック手段(11)のロッ
ク状態を解除すればよい。
ロック手段を解除すると、スライダが付勢手段(10)
の付勢力によりハウジングの開放前面から次第に繰出す
。こうして、スライダが繰出すと、パンタグラフ状の伝
達装置(30)が次第に伸長し、ピストン(29)がシ
リンダ(28)から引出されることで、制動力が働く。
このため、ダンパー装置(27)の制動力により付勢手
段の付勢力が減衰され、スライダは静粛に且つゆっくり
と繰出す。
これに対し、繰出したスライダをハウジング内に格納す
るには、スライダを付勢手段の付勢力に抗して押込めば
よい。こうして、スライダをハウジング内の格納位置ま
で押込むと、スライダは付勢手段の付勢力に抗してロッ
ク手段によりハウジングの中空部内に係止される。又、
スライダの後退に伴い、伝達装置が次第に短縮し、ピス
トンがシリンダ中に押込まれるが、ダンパー装置が一方
向性であれば、その際には制動力が働かず、スライダを
比較的軽快に押込むことが可能である。
[実 施 例] 以下に本発明を図面に示した一実施例に基づき説明する
図中、1はレターケースを示し、このレターケースlは
、第2,3図に示すように、前面が上下3段に開放した
ハウジング2と、このハウジング2の各段に夫々スライ
ド可能に保持され、ハウジング2の各開放前面から出入
りするスライダとしての上下3段の引出し3・・・から
成る。
上記各引出し3は、ハウジング2の各段の底面にスライ
ド可能に保持されたスライド板4と、このスライド板4
の前縁部に軸止されて、スライド板4と一体にスライド
すると共に、前方にはr水平に倒れて開き、ハウジング
2の各開放前面を開閉する開閉扉5から成り、スライド
板4の上面には、スライド板4と一体にスライドするト
レイ6が保持され、このトレイ6にはレターセットが夫
々機能的に格納される。例えば下段のトレイ6には、第
3図に示すように、筆記用具が格納されており、7aは
筆、7bは硯、7cは墨、7dは水差し、7eは交鎖で
あって、トレイ6には各用具78〜7eに夫々対応した
窪み8a〜8eが設けられており、これ等の各窪み8a
〜8eに夫々の用具78〜7eを整理して格納できると
共に、引出し3のスライド時に用具7a〜7eが移動し
ないようにしている。又、上・中段の引出し3にも同様
にトレイ6を有し、図示しないが、上段のトレイには住
所録や切手等、中段のトレイには便箋用紙や葉書等が夫
々格納される。
次に、引出し3の繰出し装置について説明すると、この
繰出し装置は、第1図に示すように、ハウジング2の各
段の底面に固定され、引出し3のスライド板4をスライ
ド可能に保持するベース板9と、スライド板4をハウジ
ング2の開放前面から繰出す方向に付勢する付勢手段1
0と、この付勢手段10の付勢力に抗してスライド板4
をハウジング2の中空部内の格納位置に係止する解除可
能なロック手段11と、前記付勢手段10の付勢力を減
衰する制動手段12を備える。尚、上記ベース板9を省
いて、スライド板4をハウジング2の底部に摺動可能に
保持してもよい。
上記ベース板9とスライド板4の間には、摺動抵抗を軽
減するためのベアリング装置13を各所に配置する。
上記各ベアリング装置13は、ローラ14と、このロー
ラ14を回転可能に保持する保持枠15から構成し、前
記ローラ14と保持枠15は夫々がプラスチックの成形
品で、予め組付けてから取付ける。尚、ローラ14の代
りにポールベアリング等を使用してもよい。
先ず、ベース板9には2種類のベアリング装置+3a 
 、 13bを取付けてあり、その底部には前縁部の左
右両側に、夫々2つのローラ14を保持した左右一対の
ベアリング装置13a  、 13aを、そのローラ1
4を上に向けて固定する(第4,6図)。又、ベース板
9の左右両端部を上向きに折返し、両折返し側片16.
16の上端を更に相対向して内向きに折返して計4つの
舌片17・・・を設け、各舌片17の下面に夫々1つロ
ーラ14を保持した計4つのベアリング装置13b・・
・を、そのローラ14を下に向けて固定する。上下のベ
アリング装置13a 、 13bは、前後方向に食い違
い、下側のベアリング装置13aのローラ14の上端と
上側のベアリング装置13bのローラ14の下端が、同
一平面で考えた場合に上下に少し離れている。
対して、スライド板4にも2種類のベアリング装置13
c 、 13dを取付けてあり、その底部には後縁部の
左右両側に、夫々2つのローラ14を保持した左右一対
のベアリング装置13c 、 13cを、そのローラ1
4を下に向けて固定し、各ローラ14はペース板9の上
面と摺接する(第7図)。又、スライダ4の左右両端部
を断面り字形に左右外向きに折返し、両折退庁18,1
8の外側面に、1つローラ14を保持した左右一対のベ
アリング装置13d 、 +3dを、そのローラ14を
横に向けて固定し、各ローラ14はベース板9の左右の
側片16の内側面と摺接する。又、スライド板4の左右
の折返片18は、ベース板9の上下のベアリング装置1
3a 、 13bの間隔内に差し込まれて上下から保持
される(第6図)。
次に、前記した付勢手段10には、第1図に示すように
、定圧バネ19(コンストンバネ)を使用する。尚、定
圧バネ19に限らず、コイルバネを使用してもよい。
上記定圧バネ19は、そのバネ力で常時、ドラム20に
巻き付き、該ドラム20は両端がホルダ21に回転可能
に保持される。そして、前記ホルダ21をスライド板4
の後端部に埋設状に固定すると共に、定圧バネ19の自
由端をスライド板4の下から引出し、ベース板9の上面
を沿わせてそり前縁部に固定し、定圧バネ19がドラム
2oに巻き伯〈復元力により、スライド板4をベース板
9に対し、ハウジング2の開放前面から突出する方向に
常時に付勢する(第4図)。
前記ロック手段11は、ベース板9の上面とスライド板
4の下面の対向間隔内に設けられ、スライド板4の後部
下面から下向きに突出する係止ピン22と、ベース板9
の後部上面に一端が軸着され、他端に係止ピン22に引
っ掛がるフック部23aを有するロックプレート23か
ら成る。又、図中、24は上記ロックプレート23の取
付ベースを示し、この取付ベース24の」二面から上向
きに突出するボス24aにトーションバネ25を通して
から、ロックプレート23の−・端の軸穴23bを通し
、ネジ26をボス24aにねじ込むことで、ロックプレ
ート23の下面と取伺ベース24の−1−面との間でト
ーションバネ25を圧縮すると共に、トーションバネ2
5の一端を取付ベース24に、他端をロックプレート2
3に係止することで、トーションバネ25の巻き解く力
でロックプレート23を時計回り、即ちフック部23a
の開0方向に常時付勢する。又、ロックプレート23の
上面には、ボス24aの周囲から少し離れて上向きに突
出した係止片24bを有し、この係止片24bにロック
プレート23の一端が当ることで、トーションバネ25
の巻き解く力を受は止めて、ロックプレート23がそれ
以上回らないようにしている。そして、増刊ベース24
をベース板9の後部上面にねじ止めすることで、取付ベ
ース24を介してロックプレート23をベース板9の後
部上面に増刊ける。
ロックプレート23のフック部23aは、スライド板4
の格納位置において該係止ピン22に引っ掛かり、スラ
イド板4を定圧バネ19の復元力に抗して格納位置に係
止すると共に、スライド板4が格納位置を少し行き過ぎ
るまで押込まれた際に、係止ピン22を釈放する。尚、
ロック手段11としては、同様の動作をするいわゆる浮
き出しラッチ等を使用してもよい。
前記制動手段12には、第1図に示すように、ピストン
シリンダ型のエアダンパー装置27を使用する。尚、ダ
ンパー装置27は、エアに限らず、オイルやガス注入式
のダンパーを使用してもよい。
上記ダンパー装置27は、第4,5図に示すように、ベ
ース板9の後部J−面にシリンダ28の開口端を前に向
け、且つスライド板4のスライド方向に平行に固定し、
そのピストン29とスライド板4をパンタグラフ状の伝
達装置30を介して相互に連結する。
前記伝達装置30は、第1図に示すように、大小数組の
等長リンク31・・・を夫々ピン32・・・で枢着して
成る。そして、先端のセンターピン32aをスライド板
4の後部上面、こ〜では定圧バネ19のホルダ21の後
端部に軸着し、後端のセンターピン32bをベース板9
の後部上面に軸着すると共に、該後端のセンターピン3
2bの次の中間のセンターピン32cに連結ロッド33
の一端を軸支し、該連結ロッド33の他端をピストン2
9に軸支する(第4゜5図)。又、図中、34は伝達装
置30のセンターピン32a〜29dの下端が摺接する
ガイドブレートを示し、このガイドプレー1・34はベ
ース板9の中央上面にねじ止めされ、その後端部に前記
後端のセンタービン32bを軸着している。
伝達装置30は、スライド板4が定圧バネ19の復元力
で繰出される際に、その等長リンク31が直線的に延び
て、センターピン32a〜29dの相互の間隔が離隔す
ることから、連結ロッド33を介してピストン29がシ
リンダ28から引出され、その際に制動力が働く(第8
図(C)及び第9,10図)。
これに対し、スライド板4が定圧バネ19の復元力に抗
して押込まれる際には、等長リンク31が座屈して、セ
ンターピン32a〜29dの相互の間隔が接近すること
から、連結ロッド33を介してピストン29がシリンダ
28中に押込まれる(第4,5図及び第8図(d))。
その際には、ピストン29のリング溝29′が0リング
35より前後に幅広に形成しであることから、0リング
35がリング溝29′中で後退する。このため、リング
溝29′には、0リング35の後退位置に、凹状の空気
の逃げ溝36.36を設けであることから、該逃げ溝3
6を通ってシリンダ28内の空気が外に逃げるので、制
動力は働かず、ダンパー装置30の制動力によりスライ
ド板4の押込み力が増加するのを防いでいる(第8図(
a) 、 (b) 。
(d))。
次に、開閉扉5の取付構造を説明すると、開閉扉5の内
面には、第1図に示すように、後向きに突出した舌片状
の左右一対の軸受片37.37を設け、両軸受片37か
らスライド板4の前縁部の左右両端の軸受部38.38
に回転軸39.39を夫々横一連に通すことで、開閉扉
5がスライド板4に対して手前に倒れて開くようにする
(第3,9図)。
尚、開閉扉5をスライド板4の前縁部には釘直立した状
態に固定して設けてもよい。
又、スライド板4の前縁部には、第1図に示すように、
そのはy中央に一つのシリンダ40を固定し、このシリ
ンダ40の開口端から圧縮バネ41を収め、該圧縮バネ
41をピストン42とシリンダ40の閉止端の間で圧縮
する。そして、各ピストン29をジヨイント43を介し
て開閉扉5の下枠35の内面に連結する。前記ジヨイン
ト43は、その一端を開閉扉5の下枠35の内面に、他
端をピストン29に夫々軸支し、ジヨイント43の一端
の浮動軸43aが、開閉扉5の回転軸39とジヨイント
43の他端の固定軸43bとを結んだ仮想縄文を挟んで
上下に移動するようにする。
従って、圧縮バネ41の復元力と相持って、浮動軸43
aが前記仮想縄文より下降位置で安定状態となって、開
閉扉5を直立状態に保持しく第4図)、又、開閉扉5を
開く際には、浮動軸43aが仮想縄文を越えて上に行き
過ぎ、その際にクリック感を伴って、開閉扉5はスライ
ド板7とはぐ水平に開く(第9図)。
一方、第1図中、44はスライド板4の上に取付けるカ
バーであって、この」二にトレイ6が載る(第4図)。
又、45はトレイ6を保持するガイド枠45であって、
このガイド枠45はスライド板4の前縁部上面に一対の
取付片46.46で固定され、トレイ6の折返し縁6′
が載り、トレイ6がスライド板4と一体にスライドする
ようにすると共に、トレイ6がガイド枠45に当って手
前に飛び出さないようにしている(第1.4.5図)。
次に、上記構成を有する繰出し装置の動作を説明する。
先ず、第4,5図に示すように、ハウジング2内に収納
された状態の引出し3を引出すには、開閉扉5の前面を
ハウジング2内に少し押込めばよい。
開閉扉5を押込むと、スライド板4が後退し、これに伴
って係止ピン22が少し後退することで、係止ピン22
に押されてロックプレート23が少し回転し、フック部
23aから係止ピン22を釈放する。
このため、繰出されていた定圧バネ19がドラム20に
巻き付こうとする復元力により、スライド板4がハウジ
ング2の開放前面から次第に突出する(第9図)。
スライド板4の前進に伴い、パンタグラフ状の伝達装置
30が伸長し、ピストン29をシリンダ28から引出す
ため、シリンダ2日中にそのオリフィス28′を通して
外気を取り入れ、ピストン29の動きを制動する(第9
,10図)。このため、定圧バネ19によるスライド板
4の動きが制動され、スライド板5は静粛に且つゆっく
り前進する。
そうして、定圧バネ19がドラム20にほぐ巻き付くと
、スライド板4の前進が止り、この位置がスライド板4
の最前進位置となって、トレイ6もスライド板4と一体
的に前進した位置で静止する(第3 、9 、10図)
次に、開閉扉5を開くには、開閉扉5を持って手前に倒
せばよく、開閉扉5はは(水平位置まで開き、又、開く
際に使用者にクリック感を与える(第3,9図)。
一方、引出した引出し3をハウジング2内に収容するに
は、開閉扉5を閉じてから、開閉扉5の前面をハウジン
グ2内に向って押込めばよい。
先ず、開閉扉5を下から」−に引き上げると、その際に
開くときと同様にクリック感があり、このクリ−2り感
を感じたならば開閉扉5から手を離しても、開閉扉5は
ジヨイント43の浮動軸43aの移動により直立状態に
保持される(@4図)。
次に、開閉扉5の前面をハウジング2の中空部に向って
押込むと、スライド板4がトレイ6と一体に後退し、そ
の際にドラム20に巻き付いている定圧バネ19がその
バネ力に抗して徐々に繰出される。従って、定圧バネ1
9のバネ力に抗して押込むことが必要であり、やがて開
閉扉5の下端部内面がガイド枠45の前縁に当って、開
閉扉5をそれ以上、奥に押込めなくなるので、その位置
で開閉扉6を押すのを止めると、スライド板4が定圧バ
ネ19の復元力で少し押し戻される。これにより、係止
ビン22がロックプレート23のフック123a中に引
っ掛かって、定圧バネ19の復元力を受は止めることで
、スライド板4をハウジング2の中空部内の格納位置に
係止する。
従って、ハウジング2の開放前面は直立状態に閉じた開
閉扉5により閉塞され、トレイ6はハウジング2の中空
部内の格納される。
尚、スライド板4が後退する際に、パンタグラフ状の伝
達装M30が折り畳まれて短縮し、ピストン29が連結
ロッド33を介してシリンダ28中に押込まれるが、そ
の際には、先に説明したように制動力が働かない。
又、伝達装置30を構成する等長リンク31の塔長さや
数は、図面に示した実施例に限定されず、伝達装置30
の伸長時の長さを同じくじ、等長リンクを短くしてその
数を増加することで、各センターピンの間隔を短くでき
、逆に等長リンクを長くしてその数を減少することで、
各センターピンの間隔を長くできるので、等長リンクの
数や長さを変えることで、ダンパー装置30のストロー
クを自由に調節することができる。例えば、スライド板
4のスライド距離を長くするには、等長リンクの長ざを
変えることなく、その数を増加することで、同じストロ
ークで制動力を得ることができる。又、スライド板4の
スライド距離を短くする場合にも、各等長リンクの長さ
を変えることなく、その数を減少することで、ダンパー
のストロークを変えずに済む。逆に等長リンクの数を変
化させずに、各等長リンクの長さを短くすれば、より短
いストロークで制動力を得ることができる。更に、等長
リンクの数や長さを変えることなく、伸長時の長さや短
縮時の長さの−・方或は両方を制限することでも、ダン
パー装置30のストロークを:A箇できる。
又、図面に示した実施例では、レターケース1の引出し
3の繰出し装置を例に挙げで説明したが、このほか車室
内の灰皿や小物入れ、或は家具や家電製品等の各種スラ
イダの繰出し装置に活用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、パンタグラフ状の
伝達装置を使用することで、シリンダ型のダンパー装置
のストロークを自由に調節でき、スライダの繰出し量が
比較的大きく、それでいてハウジングの奥行を短くでき
、且つ薄型の製品に好適な繰出し装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2図はレターケースの斜視図、第3図はトレイ
の説明図、第4図は引出しを収容した状態を示す縦断面
図、第5図は同−Lの横断面図、第6図は第4図のVI
−VI線に沿う断面図、第7図はt54図の■−■線に
沿う断面図、第8図(a)〜(d)はピストンの説明図
、第9図は引出しが繰出し、且つ開閉扉が開いた状態を
示す縦断面図、第10図は同上の横断面図である。 2・・・ハウジング、3・・・スライダとしての引出し
、10・・・付勢手段、11・・・ロック手段、12・
・・制動手段、31・・・等長リンク、32・・・ピン
。 特 許 出 願 人 株式会社ニフコ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  前面が開放した中空なハウジングと、このハウジング
    の中空部内にスライド可能に保持され、その開放前面か
    ら出入りするスライダと、このスライダをハウジングの
    開放前面から繰出す方向に付勢する付勢手段と、この付
    勢手段の付勢力に抗してスライダをハウジングの中空部
    内の格納位置に係止する解除可能なロック手段と、前記
    付勢手段の付勢力を減衰する制動手段を備えたスライダ
    の繰出し装置において、 上記制動手段は、大小数組の等長リンクを夫々ピンをも
    って枢着し、その一端のピンをハウジングの中空部内に
    軸止し、他端のピンをスライダに連結したパンタグラフ
    状の伝達装置と、シリンダを上記両ピンを結ぶ延長線上
    に支持すると共に、ピストンを該両ピンを結ぶ連結線上
    に連結したシリンダ型ダンパー装置から成ることを特徴
    とするスライダの繰出し装置。
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