JP2004033605A - 棚配設用収納装置 - Google Patents
棚配設用収納装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004033605A JP2004033605A JP2002197215A JP2002197215A JP2004033605A JP 2004033605 A JP2004033605 A JP 2004033605A JP 2002197215 A JP2002197215 A JP 2002197215A JP 2002197215 A JP2002197215 A JP 2002197215A JP 2004033605 A JP2004033605 A JP 2004033605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- pressing portion
- storage
- closing body
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
Abstract
【課題】上記先願よりもコスト安に製作でき、しかも閉塞体の開き角が先願よりも小さくなって収納体引き出し時の威圧感も軽減することになる画期的な棚配設用収納装置を提供すること。
【解決手段】収納体2を棚1内から前側下方へ引き出し配設する棚配設用収納装置において、この棚1の上部に閉塞体5を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体5で収納体2の前面開口部2Aを閉塞し得るように構成し、この閉塞体5の上部枢着部6は棚1の前方外側へ向かってスライド自在に設け、この閉塞体5の内面に当接してこの閉塞体5を棚1前方へ押動せしめる押圧部8を前記収納体2に設けると共に、この押圧部8は閉塞体5の内面に沿って摺動自在に設ける。
【選択図】 図7
【解決手段】収納体2を棚1内から前側下方へ引き出し配設する棚配設用収納装置において、この棚1の上部に閉塞体5を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体5で収納体2の前面開口部2Aを閉塞し得るように構成し、この閉塞体5の上部枢着部6は棚1の前方外側へ向かってスライド自在に設け、この閉塞体5の内面に当接してこの閉塞体5を棚1前方へ押動せしめる押圧部8を前記収納体2に設けると共に、この押圧部8は閉塞体5の内面に沿って摺動自在に設ける。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチンの吊戸棚内に備え付けられる棚配設用収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
出願人は、この種の棚配設用収納装置として特開2002−142880号を既に出願している。
【0003】
この先願について簡単に説明すると、前面開放型の棚内に配設される収納体の左右側部に夫々支持腕体を枢着し、この各支持腕体の先端部を棚の内面に設けた取付部に枢着し、前記支持腕体の回動によりこの収納体を棚内からこの棚底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設できるように構成し、この棚の上部に閉塞体を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体で少なくとも棚内に配設された収納体の前面開口部を閉塞し得るように構成し、この閉塞体の上部枢着部はスライドガイドに沿って棚の前方外側へ向かってスライド自在に設け、閉塞体の下部は長さのある連結腕体を介して前記収納体の上部と連結して、この収納体を棚内から引き出すと、この閉塞体の上部枢着部がスライドガイドに沿って棚前方外側へスライド移動した後、閉塞体の下部が上方へ起動回動して閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない位置にまで退避するように構成したものである。
【0004】
そして、この先願によれば、収納体の棚からの引き出し入れ作動に応じて自動的に閉塞体が開閉する非常に便利な棚配設用収納装置となり、しかも収納体の引き出しに際しては上記したように閉塞体が棚の前方外側へスライド移動した後、この閉塞体の下部が上方へ起動回動するから、閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない棚前方外側位置にまで確実に回動退避することになり、これにより閉塞体が収納体の出し入れの妨げになることがなく、スムーズな引き出し入れ作動が行われることになり、その上、閉塞体の上部枢着部が棚前方へスライドする構造も、例えば単に棚内面にスライドガイドを設けこのスライドガイドにスライド体をスライド装着してこのスライド体に閉塞体の上部を枢着するような構造で良いため、簡易に設計実現可能で安価な製品を提供できることになるという作用・効果を奏するものであった。
【0005】
本発明は、この先願の改良出願に係るもので、閉塞体の下部と収納体の上部とを連結する長い連結腕体が不要な構造とすることで製作コストを削減し、且つ閉塞体の開き角が先願よりも小さくなって収納体引き出し時の威圧感が軽減することになる画期的な棚配設用収納装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0007】
前面開放型の棚1内に配設される収納体2の左右側部に夫々支持腕体3を枢着し、この各支持腕体3の先端部を棚1の内面に設けた取付部4に枢着し、前記支持腕体3の回動によりこの収納体2を棚1内からこの棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設できるように構成し、この棚1の上部に閉塞体5を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体5で少なくとも棚1内に配設された収納体2の前面開口部2Aを閉塞し得るように構成し、この閉塞体5の上部枢着部6はスライドガイド7に沿って棚1の前方外側へ向かってスライド自在に設け、この閉塞体5の内面に当接してこの閉塞体5を棚1前方へ押動せしめる押圧部8を前記収納体2に設けると共に、この押圧部8は閉塞体5の内面に沿って摺動自在に設けて、この収納体2を棚1内から引き出すと、押圧部8が閉塞体5を棚1前方へ押動することで閉塞体5の上部枢着部6がスライドガイド7に沿って棚1前方外側へスライド移動した後、収納体2が棚1の前側下方へ引き出されるにつれて押圧部8が閉塞体5の内面を摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押動して、閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで退避するように構成したことを特徴とする棚配設用収納装置に係るものである。
【0008】
また、前記押圧部8は、前記収納体2の前方側へ突出状態に設け、この収納体2を前記棚1内から引き出すと、この押圧部8が閉塞体5を棚1前方へ押動して閉塞体5の上部枢着部6がスライドガイド7に沿って棚1前方外側へスライド移動し、収納体2が前側下方へ引き出されるにつれて前記押圧部8が閉塞体5の内面を下方へ向かって摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0009】
また、前記押圧部8に回転ローラ9を設けて、この回転ローラ9が前記閉塞体5の内面を摺動し得るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0010】
また、前記棚1の底面の前方側であって、少なくとも、前記支持腕体3の下方への回動軌跡となる部位を切欠形成し、この底部切欠部1Aから前記各支持腕体3が棚1底面の下方へ回動露出し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0011】
また、前記押圧部8を、前記収納体2に対して上方へスライド移動せしめるスライド手段10を設け、収納体2が棚1の下方の低い位置に引き出されることで押圧部8が前記閉塞体5内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとした際、この押圧部8の摺動を阻止する摺動阻止手段11を閉塞体5に設け、この摺動阻止手段11によって押圧部8の摺動が阻止された後も引き続き収納体2が下方へ引き出されると、前記スライド手段10を介し押圧部8が上昇スライド移動して押圧部8と閉塞体5内面との当接状態が維持され、この押圧部8によって閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が維持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0012】
また、前記棚1の上部に、前記閉塞体5が前記収納体2の前面開口部2Aを閉塞しようとする方向に付勢する弾性体12を設け、この弾性体12の付勢力により閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】
収納体2を棚1内へ収納した状態では、少なくとも収納体2の前面開口部2Aは閉塞体5によって閉塞されており、収納体2は棚1外へは露出しない状態となる。
【0015】
この収納体2を棚1内から引き出すと、押圧部8が少なくとも収納体2の前面開口部2Aを閉塞している閉塞体5を棚1の前方へ押動し、この閉塞体5(の上部枢着部6)がスライドガイド7に沿って棚1の前方へ外側へスライド移動した後、収納体2が棚1の前側下方に引き出されるにつれて押圧部8が閉塞体5の内面を摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押圧し、これにより閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで回動退避する。
【0016】
そして、収納体2の前面開口部2A(棚1の前面開口部1B)が開放すると共に、収納体2が棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出されることになる。
【0017】
従って、収納体2の棚1からの引き出し作動に応じて自動的に閉塞体5が開放する非常に便利な棚配設用収納装置となり、しかも収納体2の引き出しに際しては上記したように閉塞体5が棚1の前方外側へスライド移動した後、閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない棚1前方外側位置にまで確実に回動退避するから、閉塞体5が収納体2の出し入れの妨げになることがなく、スムーズな引き出し入れ作動が行われることになる。
【0018】
また、本発明は、上記先願のように、閉塞体5の下部と収納体2の上部とを長い連結腕体で連結する構成でなく、単に収納体2に設けた押圧部8で閉塞体5を押圧して閉塞体5を棚1の前方外側へ回動退避させる構成のため、連結腕体を要する先願よりも製作コスト安となり、しかも、長さのある連結腕体によって閉塞体を回動退避させる先願構造では、閉塞体の下部が大きく前方外側へ開いてしまうためにユーザーに威圧感を与えてしまっていたが、本発明では、このような長い連結腕体を要しないために回動退避する閉塞体5の前方外側への開き角度が小さく、先願に比して引き出し配設時の威圧感を軽減できることになる。
【0019】
また、例えば、前記棚1の上部に、前記閉塞体5が前記収納体2の前面開口部2Aを閉塞しようとする方向に付勢する弾性体12を設け、この弾性体12の付勢力により閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるように構成すれば、引き出した収納体2を棚1内に収納したい場合(元の収納状態に戻したい場合)に、収納体2を上方の棚1内へ押し戻すと、これに伴って閉塞体5も棚1の方へスライドし、この閉塞体5が収納体2の前面開口部2Aを閉塞する。
【0020】
即ち、収納体2の押し入れ作動に際しても自動的に閉塞体5が収納体2の前面開口部2Aを閉塞するように作動することになるため、一層実用的となる。
【0021】
また、例えば、前記棚1の底面の前方側であって、少なくとも、前記支持腕体3の下方への回動軌跡上に存する部位を切欠形成し、この底部切欠部1Aから前記各支持腕体3が棚1底面の下方へ回動露出し得るように構成すれば、引き出した収納体2が先願構造に比して低く且つ奥まった位置に配設されることになるため、この収納体2による引き出し時の威圧感が小さく、前記閉塞体5開き時の威圧感のなさとも相まって一層実用的となる。
【0022】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0023】
本実施例の棚1は、正面から見て四角形状を呈する前面開放型の棚1(吊戸棚)を採用している。
【0024】
この棚1内に配設する収納体2は、前面及び上面開放型の方形箱状体に構成し、この箱状の収納体2の前側下部に引き出し用把手13を突設している。
【0025】
また、この収納体2の左右夫々の側面部に、片側前後二体ずつ計四体の支持腕体3を枢着し、この各支持腕体3の先端部を棚1内の底面左右部に設けた取付部4に枢着している。
【0026】
更に説明すると、この各支持腕体3の回動により、棚1内の底面左右部に設けた取付部4に対し収納体2が支持腕体3を介して平行運動する平行リンク機構14を構成し、棚1内から収納体2が角度を変えずにこの棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設されるように構成している。
【0027】
また、本実施例では、詳しく図示していないが、バネやダンパー装置などを用いて、収納体2を引き出しする際の前記支持腕体3の回動作動に抵抗を付与する構成とし、これにより引き出し作動をやや重く(遅く)して収納体2が勢い良く飛び出すことを防止している。
【0028】
本実施例では、この棚1の上部に閉塞体5を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体5で棚1の前面開口部1B並びに収納体2の前面開口部2Aを閉塞し得るように構成している。
【0029】
閉塞体5は、棚1の前面開口部1Bの全部を閉塞し得る大きさの方形板に構成している。
【0030】
更に説明すると、棚1の前面開口部1Bの全部を閉塞し得る大きさの方形枠5Aの一側に、外側前面板となるガラス板や樹脂板などの透明板5Bを重合して方形板状の閉塞体5を構成している。
【0031】
また、この閉塞体5上部の棚1に対する上部枢着部6は、スライドガイド7に沿って棚1の前方へスライド自在に設けている。
【0032】
具体的に説明すると、詳しい図示は省略しているが、棚1内の上部左右側面部に夫々長さのある断面コ字状の前記スライドガイド7を水平に設置固定すると共に、この左右夫々のスライドガイド7に対して伸縮スライド調整可能な長さのあるスライド体15を嵌合装着して、このスライド体15を棚1前方へ向かってスライド移動し得るように設けている。
【0033】
そして、この左右夫々のスライド体15のスライド先端部に、前記閉塞体5の上部左右部を枢着することで、この閉塞体5の上部枢着部6をスライドガイド7に沿って棚1の前方へ向かってスライド自在に設けている。
【0034】
即ち、本実施例では、閉塞体5の上部を、棚1の上部に設けた上記スライド構造を介して起伏回動自在に枢着した構成としている。
【0035】
また、この上部枢着部6のスライド構造は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となる。
【0036】
また、本実施例では、このスライドガイド7に対するスライド体15の前方スライド移動によって、閉塞体5の上部枢着部6が棚1の前方外側位置であって、収納体2の出入に際してこの閉塞体5の上部が収納体2の前側上部に接触しない(邪魔にならない)位置にまで移動するようにスライドガイド7に対するスライド体15のスライド範囲を設定構成している。
【0037】
本実施例では、前記収納体2に、前記閉塞体5を棚1前方へ押動せしめる押圧部8を設けている。
【0038】
具体的に説明すると、収納体2の上部左右に夫々逆L字状を呈する取付板材17を付設し、この取付板材17上部の水平突出する先端部分を前記押圧部8とすると共に、この押圧部8が収納体2の前面部よりも前方へ突出するように構成している。また、この左右の押圧部8は、閉塞板5内面の前記方形枠5Aの左右枠部分を押圧する構成とし、これにより外側前面の透明板5Bを傷めてしまうことを防止している。
【0039】
また、この押圧部8は、閉塞体5の内面(左右の枠部分)に沿って摺動自在に設けている。
【0040】
更に詳しくは、押圧部8に回転ローラ9を軸着し、この回転ローラ9が閉塞体5の内面(方形枠5Aの左右の枠部分)に当接することで、回転ローラ9を介し押圧部8が上下方向に摺動し得るように構成している。
【0041】
また、本実施例では、前記棚1の上部に、閉塞体5が収納体2の前面開口部2Aを閉塞しようとする方向に付勢する弾性体12を設け、この弾性体12の付勢力により閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるように構成している。
【0042】
具体的に説明すると、前記上部枢着部6近傍の前記スライド体15の先端部と、棚1内の左右側面部の上部後側部位との間に抗張弾性を有するコイルバネ12を架設状態に設けている。
【0043】
従って、この弾性体12によって閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるから、引き出した収納体2を棚1内に押し入れる際には、閉塞体5も自動的に棚1の前面開口部1B並びに収納体2の前面開口部2Aを閉塞することになり、また、閉塞状態の閉塞体5が勝手に棚1前方へスライド移動するようなことも確実に防止されて、この閉塞体5で棚1の前面開口部1Bを閉塞した状態が確実に維持されることになる構成としている。
【0044】
また、本実施例では、前記棚1の底面の前方側であって、前記支持腕体3の下方への回動軌跡となる部位を切欠形成し、この底部切欠部1Aから前記各支持腕体3が棚1底面の下方へ回動露出し得るように構成している。
【0045】
具体的に説明すると、底部切欠部1Aは、棚1底面の中間部よりやや後方側位置から前側を切欠して構成しているもので、これによりこの前側の底部切欠部1Aから下方へ回動した支持腕体3が棚1底面より下方へ露出することとなって、収納体2が上記先願構造よりも低い位置に、且つ棚1が設置される壁面方向へ奥まった位置に引き出し配設されるように構成している。
【0046】
従って、閉塞体5や収納体2が大きく前方へ飛び出すような構造であると、これらがユーザーに対して威圧感を与えることになってしまうが、本実施例では収納体2が先願よりも低い位置であって、且つ棚1が設置される壁面方向へ奥まった位置に引き出されることになり、また、閉塞体5も収納体2の前面部と略同じ位置までしか開かないために、収納体2も閉塞体5もユーザーに威圧感を与える程棚1前方へ飛び出すことがなく、先願に比して引き出し時の威圧感は小さい(図6参照)。
【0047】
尚、棚1の底面を全部切欠して底部切欠部1Aを形成すると、更に収納体2を下方へ且つ壁側へ奥まった位置に引き出し配設することができるが、底面がなくなった棚1は強度が著しく低下してしまうために好ましくなく、本実施例のように棚1底面が残るようにして切欠する方が棚1の強度を保てるために好ましい。また、棚1底面前方側の、支持腕体3の下方への回動軌跡上に存する部位だけを部分的に切欠形成しても良く、この場合も棚1の強度を保つことができる。
【0048】
また、本実施例では、棚1内に収納体2が収納された状態では、この底部切欠部1Aから収納体2の前側下部に突設した前記引き出し用把手13が棚1底面よりも下方へ垂下突出するように構成している。
【0049】
また、本実施例では、前記押圧部8を、前記収納体2に対して上方へスライド移動せしめるスライド手段10を設けている。
【0050】
このスライド手段10を具体的に説明すると、前記押圧部8を有する逆L字型の取付板材17は、下部を下方へ長く垂下する形状に形成し、単にこの垂下部分を収納体2に対し上下スライド移動可能となるようにガイド具18により付設した構成としている。
【0051】
また、本実施例では、収納体2が棚1下方の低い位置に引き出されることで押圧部8が前記閉塞体5内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとした際、この押圧部8の摺動を阻止する摺動阻止手段11を閉塞体5に設けている。
【0052】
この摺動阻止手段11を具体的に説明すると、閉塞体5内面の左右枠部分の下端部に、夫々前記押圧部8の回転ローラ9に当接係止するL字形の係止片16を突設し、この係止片16に回転ローラ9が当接係止することで、回転ローラ9は閉塞体5内面の下端部を超えて下方へ摺動することが阻止される構成としている。
【0053】
次に、本実施例の作動を具体的に説明する。
【0054】
図1,図2に示す収納状態から、引き出し用把手13をつかんで収納体2を棚1内から引き出すと、図3に示すように最初のうちは収納体2が略水平方向に前進してきて、押圧部8が閉塞体5を押圧し、これによりこの閉塞体5もスライドガイド7とスライド体15とのスライド構造を介して棚1前方へスライド移動する。
【0055】
続いて、図4,図5に示すように、更にこの収納体2が前側下方へ引き出されると、この動作に伴って押圧部8(回転ローラ9)が閉塞体5の内面を下方へ向かって摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押動するため、閉塞体5は上部枢着部6を支点に傾動し斜設状態となる。
【0056】
また、この際、閉塞体5が押圧部8に押圧されることで収納体2の引き出しの妨げとならない棚1前方側位置にまで確実に回動退避することになり、スムーズな引き出し作動が行われる。
【0057】
そして、図6,図7に示すように、収納体2が棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に完全に引き出されると、閉塞体5は収納体2の前面開口部2Aよりも上方位置に斜設状態となって配置し、収納体2の前面開口部2Aが完全に開放することになる。
【0058】
また、本実施例では、棚1の底面を切欠したために、この底部切欠部1Aから各支持腕体3が棚1底面より下方へと回動露出することになり、これによって引き出した収納体2が棚1底面よりも低い位置にまで引き出される。
【0059】
この際、収納体2が棚1の下方の低い位置に引き出されることで押圧部8が前記閉塞体5内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとするが、押圧部8(回転ローラ9)が係止片16に当接係止することでこのことは阻止される(図5参照)。そして、この摺動阻止手段11によって押圧部8の摺動が阻止された後も引き続き収納体2が下方へ引き出されると、前記スライド手段10を介し押圧部8が上昇スライド移動することで押圧部8と閉塞体5内面との当接状態が維持され、この押圧部8によって閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が維持されることになる(図6参照)。
【0060】
逆に、この引き出した収納体2を棚1内に収納したい場合(元の収納状態に戻したい場合)には、収納体2を上方の棚1内へ押し戻すと、前記弾性体12によって押圧部8が閉塞体5内面に当接するように付勢されているため、押圧部8(回転ローラ9)が閉塞体5内面の下部から上方へ向かって摺動し、閉塞体5が徐々に垂直状態に近付いていき、弾性体12の付勢力により閉塞体5は棚1の前面開口部1B方向にスライド移動してこの前面開口部1B及び収納体2の前面開口部2Aを閉塞することになる。
【0061】
従って、収納体2の棚1からの引き出し入れ作動に応じて自動的に閉塞体5が開閉することになる。
【0062】
尚、本発明は本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計変更可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、上記先願と同様に収納体の棚からの引き出し作動に応じて自動的に閉塞体が開放することになり、また、収納体の引き出しに際しては、閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない棚前方外側位置にまで確実に回動退避するために、閉塞体が収納体の出し入れの妨げとならずスムーズな引き出し入れ作動が行われることになり、しかも、閉塞体の下部と収納体の上部とを長い連結腕体で連結する構成でなく、単に収納体に設けた押圧部で閉塞体の内面を押圧して閉塞体を回動退避させる構成のために連結腕体を要する先願よりも製作コスト安となり、その上、長さのある連結腕体によって閉塞体を回動退避させる先願構造では、閉塞体の下部が大きく前方外側へ開いてしまうためにユーザーに威圧感を与えてしまっていたが、本発明では、長い連結腕体を要しないために回動退避する閉塞体の前方外側への開き角度が小さく、上記先願い比して引き出し配設時の威圧感を軽減できることになるなど、極めて実用性に秀れた画期的な棚配設用収納装置となる。
【0064】
また、請求項2記載の発明においては、前記作用効果が確実に発揮される一層実用性に秀れた構成の棚配設用収納装置となる。
【0065】
また、請求項3記載の発明においては、押圧部の閉塞体内面に対する摺動構造を簡易構成により容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の棚配設用収納装置となる。
【0066】
また、請求項4記載の発明においては、引き出した収納体がユーザーの目の前に大きく飛び出した状態で引き出されることなく、先願構造に比して低く且つ奥まった位置に引き出し配設されるために、引き出し時の威圧感が小さい一層実用性に秀れた棚配設用収納装置となる。
【0067】
また、請求項5記載の発明においては、例えば、請求項4記載の発明のように収納体が低い位置にまで引き出されるように構成した場合においても、押圧部が閉塞体内面を超えて摺動してしまうことが確実に阻止されることになり、押圧部によって閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が確実に維持される極めて実用性に秀れた棚配設用収納装置となる。
【0068】
また、請求項6記載の発明においては、引き出した収納体を棚内に押し戻す際にも自動的に閉塞体が収納体の前面開口部を閉塞することになる一層実用性に秀れた構成の棚配設用収納装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の収納状態を示す斜視図である。
【図2】図1の切欠側面図である。
【図3】図2の状態から、収納体を棚の前方へ引き出した状態を示す切欠側面図である。
【図4】図3の状態から、更に収納体を棚の前方へ引き出した状態を示す切欠側面図である。
【図5】図4の状態から、更に収納体を棚の前方へ引き出した状態を示す切欠側面図である。
【図6】図5の状態から、更に収納体を棚の前方へ引き出し、収納体を棚底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設した状態を示す切欠側面図である。
【図7】図6の斜視図である。
【符号の説明】
1 棚
1A 底部切欠部
2 収納体
2A 前面開口部
3 支持腕体
4 取付部
5 閉塞体
6 上部枢着部
7 スライドガイド
8 押圧部
9 回転ローラ
10 スライド手段
11 摺動阻止手段
12 弾性体
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチンの吊戸棚内に備え付けられる棚配設用収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
出願人は、この種の棚配設用収納装置として特開2002−142880号を既に出願している。
【0003】
この先願について簡単に説明すると、前面開放型の棚内に配設される収納体の左右側部に夫々支持腕体を枢着し、この各支持腕体の先端部を棚の内面に設けた取付部に枢着し、前記支持腕体の回動によりこの収納体を棚内からこの棚底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設できるように構成し、この棚の上部に閉塞体を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体で少なくとも棚内に配設された収納体の前面開口部を閉塞し得るように構成し、この閉塞体の上部枢着部はスライドガイドに沿って棚の前方外側へ向かってスライド自在に設け、閉塞体の下部は長さのある連結腕体を介して前記収納体の上部と連結して、この収納体を棚内から引き出すと、この閉塞体の上部枢着部がスライドガイドに沿って棚前方外側へスライド移動した後、閉塞体の下部が上方へ起動回動して閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない位置にまで退避するように構成したものである。
【0004】
そして、この先願によれば、収納体の棚からの引き出し入れ作動に応じて自動的に閉塞体が開閉する非常に便利な棚配設用収納装置となり、しかも収納体の引き出しに際しては上記したように閉塞体が棚の前方外側へスライド移動した後、この閉塞体の下部が上方へ起動回動するから、閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない棚前方外側位置にまで確実に回動退避することになり、これにより閉塞体が収納体の出し入れの妨げになることがなく、スムーズな引き出し入れ作動が行われることになり、その上、閉塞体の上部枢着部が棚前方へスライドする構造も、例えば単に棚内面にスライドガイドを設けこのスライドガイドにスライド体をスライド装着してこのスライド体に閉塞体の上部を枢着するような構造で良いため、簡易に設計実現可能で安価な製品を提供できることになるという作用・効果を奏するものであった。
【0005】
本発明は、この先願の改良出願に係るもので、閉塞体の下部と収納体の上部とを連結する長い連結腕体が不要な構造とすることで製作コストを削減し、且つ閉塞体の開き角が先願よりも小さくなって収納体引き出し時の威圧感が軽減することになる画期的な棚配設用収納装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0007】
前面開放型の棚1内に配設される収納体2の左右側部に夫々支持腕体3を枢着し、この各支持腕体3の先端部を棚1の内面に設けた取付部4に枢着し、前記支持腕体3の回動によりこの収納体2を棚1内からこの棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設できるように構成し、この棚1の上部に閉塞体5を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体5で少なくとも棚1内に配設された収納体2の前面開口部2Aを閉塞し得るように構成し、この閉塞体5の上部枢着部6はスライドガイド7に沿って棚1の前方外側へ向かってスライド自在に設け、この閉塞体5の内面に当接してこの閉塞体5を棚1前方へ押動せしめる押圧部8を前記収納体2に設けると共に、この押圧部8は閉塞体5の内面に沿って摺動自在に設けて、この収納体2を棚1内から引き出すと、押圧部8が閉塞体5を棚1前方へ押動することで閉塞体5の上部枢着部6がスライドガイド7に沿って棚1前方外側へスライド移動した後、収納体2が棚1の前側下方へ引き出されるにつれて押圧部8が閉塞体5の内面を摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押動して、閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで退避するように構成したことを特徴とする棚配設用収納装置に係るものである。
【0008】
また、前記押圧部8は、前記収納体2の前方側へ突出状態に設け、この収納体2を前記棚1内から引き出すと、この押圧部8が閉塞体5を棚1前方へ押動して閉塞体5の上部枢着部6がスライドガイド7に沿って棚1前方外側へスライド移動し、収納体2が前側下方へ引き出されるにつれて前記押圧部8が閉塞体5の内面を下方へ向かって摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0009】
また、前記押圧部8に回転ローラ9を設けて、この回転ローラ9が前記閉塞体5の内面を摺動し得るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0010】
また、前記棚1の底面の前方側であって、少なくとも、前記支持腕体3の下方への回動軌跡となる部位を切欠形成し、この底部切欠部1Aから前記各支持腕体3が棚1底面の下方へ回動露出し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0011】
また、前記押圧部8を、前記収納体2に対して上方へスライド移動せしめるスライド手段10を設け、収納体2が棚1の下方の低い位置に引き出されることで押圧部8が前記閉塞体5内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとした際、この押圧部8の摺動を阻止する摺動阻止手段11を閉塞体5に設け、この摺動阻止手段11によって押圧部8の摺動が阻止された後も引き続き収納体2が下方へ引き出されると、前記スライド手段10を介し押圧部8が上昇スライド移動して押圧部8と閉塞体5内面との当接状態が維持され、この押圧部8によって閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が維持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0012】
また、前記棚1の上部に、前記閉塞体5が前記収納体2の前面開口部2Aを閉塞しようとする方向に付勢する弾性体12を設け、この弾性体12の付勢力により閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置に係るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】
収納体2を棚1内へ収納した状態では、少なくとも収納体2の前面開口部2Aは閉塞体5によって閉塞されており、収納体2は棚1外へは露出しない状態となる。
【0015】
この収納体2を棚1内から引き出すと、押圧部8が少なくとも収納体2の前面開口部2Aを閉塞している閉塞体5を棚1の前方へ押動し、この閉塞体5(の上部枢着部6)がスライドガイド7に沿って棚1の前方へ外側へスライド移動した後、収納体2が棚1の前側下方に引き出されるにつれて押圧部8が閉塞体5の内面を摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押圧し、これにより閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで回動退避する。
【0016】
そして、収納体2の前面開口部2A(棚1の前面開口部1B)が開放すると共に、収納体2が棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出されることになる。
【0017】
従って、収納体2の棚1からの引き出し作動に応じて自動的に閉塞体5が開放する非常に便利な棚配設用収納装置となり、しかも収納体2の引き出しに際しては上記したように閉塞体5が棚1の前方外側へスライド移動した後、閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない棚1前方外側位置にまで確実に回動退避するから、閉塞体5が収納体2の出し入れの妨げになることがなく、スムーズな引き出し入れ作動が行われることになる。
【0018】
また、本発明は、上記先願のように、閉塞体5の下部と収納体2の上部とを長い連結腕体で連結する構成でなく、単に収納体2に設けた押圧部8で閉塞体5を押圧して閉塞体5を棚1の前方外側へ回動退避させる構成のため、連結腕体を要する先願よりも製作コスト安となり、しかも、長さのある連結腕体によって閉塞体を回動退避させる先願構造では、閉塞体の下部が大きく前方外側へ開いてしまうためにユーザーに威圧感を与えてしまっていたが、本発明では、このような長い連結腕体を要しないために回動退避する閉塞体5の前方外側への開き角度が小さく、先願に比して引き出し配設時の威圧感を軽減できることになる。
【0019】
また、例えば、前記棚1の上部に、前記閉塞体5が前記収納体2の前面開口部2Aを閉塞しようとする方向に付勢する弾性体12を設け、この弾性体12の付勢力により閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるように構成すれば、引き出した収納体2を棚1内に収納したい場合(元の収納状態に戻したい場合)に、収納体2を上方の棚1内へ押し戻すと、これに伴って閉塞体5も棚1の方へスライドし、この閉塞体5が収納体2の前面開口部2Aを閉塞する。
【0020】
即ち、収納体2の押し入れ作動に際しても自動的に閉塞体5が収納体2の前面開口部2Aを閉塞するように作動することになるため、一層実用的となる。
【0021】
また、例えば、前記棚1の底面の前方側であって、少なくとも、前記支持腕体3の下方への回動軌跡上に存する部位を切欠形成し、この底部切欠部1Aから前記各支持腕体3が棚1底面の下方へ回動露出し得るように構成すれば、引き出した収納体2が先願構造に比して低く且つ奥まった位置に配設されることになるため、この収納体2による引き出し時の威圧感が小さく、前記閉塞体5開き時の威圧感のなさとも相まって一層実用的となる。
【0022】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0023】
本実施例の棚1は、正面から見て四角形状を呈する前面開放型の棚1(吊戸棚)を採用している。
【0024】
この棚1内に配設する収納体2は、前面及び上面開放型の方形箱状体に構成し、この箱状の収納体2の前側下部に引き出し用把手13を突設している。
【0025】
また、この収納体2の左右夫々の側面部に、片側前後二体ずつ計四体の支持腕体3を枢着し、この各支持腕体3の先端部を棚1内の底面左右部に設けた取付部4に枢着している。
【0026】
更に説明すると、この各支持腕体3の回動により、棚1内の底面左右部に設けた取付部4に対し収納体2が支持腕体3を介して平行運動する平行リンク機構14を構成し、棚1内から収納体2が角度を変えずにこの棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設されるように構成している。
【0027】
また、本実施例では、詳しく図示していないが、バネやダンパー装置などを用いて、収納体2を引き出しする際の前記支持腕体3の回動作動に抵抗を付与する構成とし、これにより引き出し作動をやや重く(遅く)して収納体2が勢い良く飛び出すことを防止している。
【0028】
本実施例では、この棚1の上部に閉塞体5を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体5で棚1の前面開口部1B並びに収納体2の前面開口部2Aを閉塞し得るように構成している。
【0029】
閉塞体5は、棚1の前面開口部1Bの全部を閉塞し得る大きさの方形板に構成している。
【0030】
更に説明すると、棚1の前面開口部1Bの全部を閉塞し得る大きさの方形枠5Aの一側に、外側前面板となるガラス板や樹脂板などの透明板5Bを重合して方形板状の閉塞体5を構成している。
【0031】
また、この閉塞体5上部の棚1に対する上部枢着部6は、スライドガイド7に沿って棚1の前方へスライド自在に設けている。
【0032】
具体的に説明すると、詳しい図示は省略しているが、棚1内の上部左右側面部に夫々長さのある断面コ字状の前記スライドガイド7を水平に設置固定すると共に、この左右夫々のスライドガイド7に対して伸縮スライド調整可能な長さのあるスライド体15を嵌合装着して、このスライド体15を棚1前方へ向かってスライド移動し得るように設けている。
【0033】
そして、この左右夫々のスライド体15のスライド先端部に、前記閉塞体5の上部左右部を枢着することで、この閉塞体5の上部枢着部6をスライドガイド7に沿って棚1の前方へ向かってスライド自在に設けている。
【0034】
即ち、本実施例では、閉塞体5の上部を、棚1の上部に設けた上記スライド構造を介して起伏回動自在に枢着した構成としている。
【0035】
また、この上部枢着部6のスライド構造は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となる。
【0036】
また、本実施例では、このスライドガイド7に対するスライド体15の前方スライド移動によって、閉塞体5の上部枢着部6が棚1の前方外側位置であって、収納体2の出入に際してこの閉塞体5の上部が収納体2の前側上部に接触しない(邪魔にならない)位置にまで移動するようにスライドガイド7に対するスライド体15のスライド範囲を設定構成している。
【0037】
本実施例では、前記収納体2に、前記閉塞体5を棚1前方へ押動せしめる押圧部8を設けている。
【0038】
具体的に説明すると、収納体2の上部左右に夫々逆L字状を呈する取付板材17を付設し、この取付板材17上部の水平突出する先端部分を前記押圧部8とすると共に、この押圧部8が収納体2の前面部よりも前方へ突出するように構成している。また、この左右の押圧部8は、閉塞板5内面の前記方形枠5Aの左右枠部分を押圧する構成とし、これにより外側前面の透明板5Bを傷めてしまうことを防止している。
【0039】
また、この押圧部8は、閉塞体5の内面(左右の枠部分)に沿って摺動自在に設けている。
【0040】
更に詳しくは、押圧部8に回転ローラ9を軸着し、この回転ローラ9が閉塞体5の内面(方形枠5Aの左右の枠部分)に当接することで、回転ローラ9を介し押圧部8が上下方向に摺動し得るように構成している。
【0041】
また、本実施例では、前記棚1の上部に、閉塞体5が収納体2の前面開口部2Aを閉塞しようとする方向に付勢する弾性体12を設け、この弾性体12の付勢力により閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるように構成している。
【0042】
具体的に説明すると、前記上部枢着部6近傍の前記スライド体15の先端部と、棚1内の左右側面部の上部後側部位との間に抗張弾性を有するコイルバネ12を架設状態に設けている。
【0043】
従って、この弾性体12によって閉塞体5内面と前記押圧部8とが常に当接状態に維持されるから、引き出した収納体2を棚1内に押し入れる際には、閉塞体5も自動的に棚1の前面開口部1B並びに収納体2の前面開口部2Aを閉塞することになり、また、閉塞状態の閉塞体5が勝手に棚1前方へスライド移動するようなことも確実に防止されて、この閉塞体5で棚1の前面開口部1Bを閉塞した状態が確実に維持されることになる構成としている。
【0044】
また、本実施例では、前記棚1の底面の前方側であって、前記支持腕体3の下方への回動軌跡となる部位を切欠形成し、この底部切欠部1Aから前記各支持腕体3が棚1底面の下方へ回動露出し得るように構成している。
【0045】
具体的に説明すると、底部切欠部1Aは、棚1底面の中間部よりやや後方側位置から前側を切欠して構成しているもので、これによりこの前側の底部切欠部1Aから下方へ回動した支持腕体3が棚1底面より下方へ露出することとなって、収納体2が上記先願構造よりも低い位置に、且つ棚1が設置される壁面方向へ奥まった位置に引き出し配設されるように構成している。
【0046】
従って、閉塞体5や収納体2が大きく前方へ飛び出すような構造であると、これらがユーザーに対して威圧感を与えることになってしまうが、本実施例では収納体2が先願よりも低い位置であって、且つ棚1が設置される壁面方向へ奥まった位置に引き出されることになり、また、閉塞体5も収納体2の前面部と略同じ位置までしか開かないために、収納体2も閉塞体5もユーザーに威圧感を与える程棚1前方へ飛び出すことがなく、先願に比して引き出し時の威圧感は小さい(図6参照)。
【0047】
尚、棚1の底面を全部切欠して底部切欠部1Aを形成すると、更に収納体2を下方へ且つ壁側へ奥まった位置に引き出し配設することができるが、底面がなくなった棚1は強度が著しく低下してしまうために好ましくなく、本実施例のように棚1底面が残るようにして切欠する方が棚1の強度を保てるために好ましい。また、棚1底面前方側の、支持腕体3の下方への回動軌跡上に存する部位だけを部分的に切欠形成しても良く、この場合も棚1の強度を保つことができる。
【0048】
また、本実施例では、棚1内に収納体2が収納された状態では、この底部切欠部1Aから収納体2の前側下部に突設した前記引き出し用把手13が棚1底面よりも下方へ垂下突出するように構成している。
【0049】
また、本実施例では、前記押圧部8を、前記収納体2に対して上方へスライド移動せしめるスライド手段10を設けている。
【0050】
このスライド手段10を具体的に説明すると、前記押圧部8を有する逆L字型の取付板材17は、下部を下方へ長く垂下する形状に形成し、単にこの垂下部分を収納体2に対し上下スライド移動可能となるようにガイド具18により付設した構成としている。
【0051】
また、本実施例では、収納体2が棚1下方の低い位置に引き出されることで押圧部8が前記閉塞体5内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとした際、この押圧部8の摺動を阻止する摺動阻止手段11を閉塞体5に設けている。
【0052】
この摺動阻止手段11を具体的に説明すると、閉塞体5内面の左右枠部分の下端部に、夫々前記押圧部8の回転ローラ9に当接係止するL字形の係止片16を突設し、この係止片16に回転ローラ9が当接係止することで、回転ローラ9は閉塞体5内面の下端部を超えて下方へ摺動することが阻止される構成としている。
【0053】
次に、本実施例の作動を具体的に説明する。
【0054】
図1,図2に示す収納状態から、引き出し用把手13をつかんで収納体2を棚1内から引き出すと、図3に示すように最初のうちは収納体2が略水平方向に前進してきて、押圧部8が閉塞体5を押圧し、これによりこの閉塞体5もスライドガイド7とスライド体15とのスライド構造を介して棚1前方へスライド移動する。
【0055】
続いて、図4,図5に示すように、更にこの収納体2が前側下方へ引き出されると、この動作に伴って押圧部8(回転ローラ9)が閉塞体5の内面を下方へ向かって摺動しながら閉塞体5の下部を上方へ起動回動するように押動するため、閉塞体5は上部枢着部6を支点に傾動し斜設状態となる。
【0056】
また、この際、閉塞体5が押圧部8に押圧されることで収納体2の引き出しの妨げとならない棚1前方側位置にまで確実に回動退避することになり、スムーズな引き出し作動が行われる。
【0057】
そして、図6,図7に示すように、収納体2が棚1底面よりも前側下方へ下がった位置に完全に引き出されると、閉塞体5は収納体2の前面開口部2Aよりも上方位置に斜設状態となって配置し、収納体2の前面開口部2Aが完全に開放することになる。
【0058】
また、本実施例では、棚1の底面を切欠したために、この底部切欠部1Aから各支持腕体3が棚1底面より下方へと回動露出することになり、これによって引き出した収納体2が棚1底面よりも低い位置にまで引き出される。
【0059】
この際、収納体2が棚1の下方の低い位置に引き出されることで押圧部8が前記閉塞体5内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとするが、押圧部8(回転ローラ9)が係止片16に当接係止することでこのことは阻止される(図5参照)。そして、この摺動阻止手段11によって押圧部8の摺動が阻止された後も引き続き収納体2が下方へ引き出されると、前記スライド手段10を介し押圧部8が上昇スライド移動することで押圧部8と閉塞体5内面との当接状態が維持され、この押圧部8によって閉塞体5が収納体2の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が維持されることになる(図6参照)。
【0060】
逆に、この引き出した収納体2を棚1内に収納したい場合(元の収納状態に戻したい場合)には、収納体2を上方の棚1内へ押し戻すと、前記弾性体12によって押圧部8が閉塞体5内面に当接するように付勢されているため、押圧部8(回転ローラ9)が閉塞体5内面の下部から上方へ向かって摺動し、閉塞体5が徐々に垂直状態に近付いていき、弾性体12の付勢力により閉塞体5は棚1の前面開口部1B方向にスライド移動してこの前面開口部1B及び収納体2の前面開口部2Aを閉塞することになる。
【0061】
従って、収納体2の棚1からの引き出し入れ作動に応じて自動的に閉塞体5が開閉することになる。
【0062】
尚、本発明は本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計変更可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、上記先願と同様に収納体の棚からの引き出し作動に応じて自動的に閉塞体が開放することになり、また、収納体の引き出しに際しては、閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない棚前方外側位置にまで確実に回動退避するために、閉塞体が収納体の出し入れの妨げとならずスムーズな引き出し入れ作動が行われることになり、しかも、閉塞体の下部と収納体の上部とを長い連結腕体で連結する構成でなく、単に収納体に設けた押圧部で閉塞体の内面を押圧して閉塞体を回動退避させる構成のために連結腕体を要する先願よりも製作コスト安となり、その上、長さのある連結腕体によって閉塞体を回動退避させる先願構造では、閉塞体の下部が大きく前方外側へ開いてしまうためにユーザーに威圧感を与えてしまっていたが、本発明では、長い連結腕体を要しないために回動退避する閉塞体の前方外側への開き角度が小さく、上記先願い比して引き出し配設時の威圧感を軽減できることになるなど、極めて実用性に秀れた画期的な棚配設用収納装置となる。
【0064】
また、請求項2記載の発明においては、前記作用効果が確実に発揮される一層実用性に秀れた構成の棚配設用収納装置となる。
【0065】
また、請求項3記載の発明においては、押圧部の閉塞体内面に対する摺動構造を簡易構成により容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の棚配設用収納装置となる。
【0066】
また、請求項4記載の発明においては、引き出した収納体がユーザーの目の前に大きく飛び出した状態で引き出されることなく、先願構造に比して低く且つ奥まった位置に引き出し配設されるために、引き出し時の威圧感が小さい一層実用性に秀れた棚配設用収納装置となる。
【0067】
また、請求項5記載の発明においては、例えば、請求項4記載の発明のように収納体が低い位置にまで引き出されるように構成した場合においても、押圧部が閉塞体内面を超えて摺動してしまうことが確実に阻止されることになり、押圧部によって閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が確実に維持される極めて実用性に秀れた棚配設用収納装置となる。
【0068】
また、請求項6記載の発明においては、引き出した収納体を棚内に押し戻す際にも自動的に閉塞体が収納体の前面開口部を閉塞することになる一層実用性に秀れた構成の棚配設用収納装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の収納状態を示す斜視図である。
【図2】図1の切欠側面図である。
【図3】図2の状態から、収納体を棚の前方へ引き出した状態を示す切欠側面図である。
【図4】図3の状態から、更に収納体を棚の前方へ引き出した状態を示す切欠側面図である。
【図5】図4の状態から、更に収納体を棚の前方へ引き出した状態を示す切欠側面図である。
【図6】図5の状態から、更に収納体を棚の前方へ引き出し、収納体を棚底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設した状態を示す切欠側面図である。
【図7】図6の斜視図である。
【符号の説明】
1 棚
1A 底部切欠部
2 収納体
2A 前面開口部
3 支持腕体
4 取付部
5 閉塞体
6 上部枢着部
7 スライドガイド
8 押圧部
9 回転ローラ
10 スライド手段
11 摺動阻止手段
12 弾性体
Claims (6)
- 前面開放型の棚内に配設される収納体の左右側部に夫々支持腕体を枢着し、この各支持腕体の先端部を棚の内面に設けた取付部に枢着し、前記支持腕体の回動によりこの収納体を棚内からこの棚底面よりも前側下方へ下がった位置に引き出し配設できるように構成し、この棚の上部に閉塞体を起伏回動自在に枢着してこの閉塞体で少なくとも棚内に配設された収納体の前面開口部を閉塞し得るように構成し、この閉塞体の上部枢着部はスライドガイドに沿って棚の前方外側へ向かってスライド自在に設け、この閉塞体の内面に当接してこの閉塞体を棚前方へ押動せしめる押圧部を前記収納体に設けると共に、この押圧部は閉塞体の内面に沿って摺動自在に設けて、この収納体を棚内から引き出すと、押圧部が閉塞体を棚前方へ押動することで閉塞体の上部枢着部がスライドガイドに沿って棚前方外側へスライド移動した後、収納体が棚の前側下方へ引き出されるにつれて押圧部が閉塞体の内面を摺動しながら閉塞体の下部を上方へ起動回動するように押動して、閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない位置にまで退避するように構成したことを特徴とする棚配設用収納装置。
- 前記押圧部は、前記収納体の前方側へ突出状態に設け、この収納体を前記棚内から引き出すと、この押圧部が閉塞体を棚前方へ押動して閉塞体の上部枢着部がスライドガイドに沿って棚前方外側へスライド移動し、収納体が前側下方へ引き出されるにつれて前記押圧部が閉塞体の内面を下方へ向かって摺動しながら閉塞体の下部を上方へ起動回動するように押動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の棚配設用収納装置。
- 前記押圧部に回転ローラを設けて、この回転ローラが前記閉塞体の内面を摺動し得るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置。
- 前記棚の底面の前方側であって、少なくとも、前記支持腕体の下方への回動軌跡となる部位を切欠形成し、この底部切欠部から前記各支持腕体が棚底面の下方へ回動露出し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置。
- 前記押圧部を、前記収納体に対して上方へスライド移動せしめるスライド手段を設け、収納体が棚の下方の低い位置に引き出されることで押圧部が前記閉塞体内面の下端部を越えて下方へ摺動しようとした際、この押圧部の摺動を阻止する摺動阻止手段を閉塞体に設け、この摺動阻止手段によって押圧部の摺動が阻止された後も引き続き収納体が下方へ引き出されると、前記スライド手段を介し押圧部が上昇スライド移動して押圧部と閉塞体内面との当接状態が維持され、この押圧部によって閉塞体が収納体の引き出しの妨げとならない位置にまで退避した状態が維持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置。
- 前記棚の上部に、前記閉塞体が前記収納体の前面開口部を閉塞しようとする方向に付勢する弾性体を設け、この弾性体の付勢力により閉塞体内面と前記押圧部とが常に当接状態に維持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の棚配設用収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002197215A JP2004033605A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 棚配設用収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002197215A JP2004033605A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 棚配設用収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033605A true JP2004033605A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31705045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002197215A Pending JP2004033605A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 棚配設用収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004033605A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110897363A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-03-24 | 特固(江苏)塑料制品有限公司 | 一种利于存取物品的更衣柜 |
-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002197215A patent/JP2004033605A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110897363A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-03-24 | 特固(江苏)塑料制品有限公司 | 一种利于存取物品的更衣柜 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4685939B2 (ja) | プッシュ式ラッチ装置付きの引出しスライド | |
US20030127954A1 (en) | Retractable appliance control and method for using | |
IES20000428A2 (en) | Apparatus for holding a disc-like article | |
GB2410492A (en) | Storage box | |
EP3295828A1 (en) | Push-to-open device | |
CN111012077B (zh) | 一种储物柜 | |
JP2004033605A (ja) | 棚配設用収納装置 | |
JPS60215319A (ja) | 抽斗の開閉保持装置 | |
JP4046225B2 (ja) | 内引出しを備えた引出し構造 | |
JP4386625B2 (ja) | 収納具 | |
JPH11342023A (ja) | 容 器 | |
JP2004089220A (ja) | 収納具 | |
JP2696233B2 (ja) | スライダの繰出し装置 | |
JP5080001B2 (ja) | スライド式収納庫 | |
JP5320129B2 (ja) | 引出 | |
JP2731771B2 (ja) | 収納家具 | |
KR200228603Y1 (ko) | 컴퓨터용 책상 | |
JP3346330B2 (ja) | 扉の支持装置 | |
JP2537365Y2 (ja) | 家具における抽斗装置 | |
EP3756508A1 (en) | Self-opening device | |
WO2011152242A1 (ja) | 移動体動作装置 | |
JPH0446593Y2 (ja) | ||
JPH07137745A (ja) | 物品収納ケース | |
JP2004255124A (ja) | 家具 | |
JP4537811B2 (ja) | 収納ケース |