JPH021193B2 - - Google Patents

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JPH021193B2
JPH021193B2 JP604780A JP604780A JPH021193B2 JP H021193 B2 JPH021193 B2 JP H021193B2 JP 604780 A JP604780 A JP 604780A JP 604780 A JP604780 A JP 604780A JP H021193 B2 JPH021193 B2 JP H021193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ptfe
pfa
gasket
packing
sheet
Prior art date
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Expired
Application number
JP604780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56103268A (en
Inventor
Seiichi Kaneda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Bulge Ind Ltd
Original Assignee
Nippon Bulge Ind Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Bulge Ind Ltd filed Critical Nippon Bulge Ind Ltd
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Publication of JPS56103268A publication Critical patent/JPS56103268A/ja
Publication of JPH021193B2 publication Critical patent/JPH021193B2/ja
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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスチレンなどのモノマーまたは塩素ガ
スなどの透過性ガスに適合したパツキンに関する
ものである。
ポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEとい
う)は、汎用のプラスチツクスに比較して耐薬品
性、耐熱性、非粘着性に優れているので、シール
材として広く使用されている。
しかし、PTFEは耐薬品性、非粘着性などの特
性に優れているにもかゝわらず、PTFE製パツキ
ンをスチレンモノマーを流体とする機器、配管の
フランジ継手にシール材として装着すると、スチ
レンモノマーがPTFE製パツキンの内部に浸透
し、そのモノマーが生成し、パツキンの破損また
は硬化現象を生じたり、パツキンに付着したモノ
マーが成長して流体の通路を狭くする不都合があ
つた。また、塩素ガス流体ではパツキン内部を透
過し、機器、配管に損傷を与えたり、PTFE製包
みガスケツトの緩衝材を腐食してシール材として
の機能を損じていた。
PTFEは融点(327℃)以上においても溶融粘
度が非常に高く通常のプラスチツクのように溶融
押出、射出成形などの手段によつて成形すること
ができないので、金型内にPTFE粉体を充填して
プレスにはさんで圧縮して予備成形品をつくり、
これを加熱炉に入れて融点以上に加熱焼結する特
殊な成形方法がとられている。
この成形方法によつてつくられたPTFE成形品
はPTFE粉体の粒子間が完全に溶融してない状態
である。
このPTFE成形品を素材としてPTFE製パツキ
ンが加工されるので、PTFE粒子間の隙間にスチ
レンモノマーが浸透し、これが成長してパツキン
を膨潤、破損したり、硬化したり流体通路を狭く
するものである。また、塩素ガスにあつてもパツ
キン内に浸透したり、透過した塩素ガスで機器、
配管を損傷するものである。
そこで、本発明者は上記PTFEの欠点を解消す
るために鋭意研究した結果、テトラフルオロエチ
レンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの
共重合体が上記PTFEの欠点を解消する唯一の材
料であることをみいだし、この共重合体を溶融し
てパツキンを形成したものである。
なお、この共重合体と同様の熱溶融性ふつ素樹
脂としてテトラフルオロエチレンとヘキサフルオ
ロプロピレンとの共重合体が知られているが、こ
の共重合体は本発明の目的に合致するものではな
い。
本発明に使用するポリテトラフルオロエチレン
とパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重
合体(以下PFAという)は、スチレンなどのモ
ノマーまたは塩素ガスなどの透過性ガスを密封す
るに最適であるほかに他のふつ素樹脂と同様に耐
薬品性、耐熱性、非粘着性等の優れた特性を有し
ている。そして、PFAは溶融温度(302〜310℃)
以上に加熱すると流動性を生じ、その成形が容易
であり種々の形状のパツキンを成形することがで
きる。
例えば、PFA製のプレーンガスケツト、包み
ガスケツト、断面U形、V形パツキン等種のパツ
キンを形成することができる。
本発明のパツキンには、PFA単独でもよいが
ガラス、2硫化モリブデン等の充填材を混入して
もかまわない。
次に本発明に使用するPFAと従来使用されて
いるPTFEについてスチレンモノマーに浸漬した
とき体積変化、重量変化及びこれら材料で加工さ
れた包みガスケツトを塩素ガス中で使用したとき
の変化を示す。
PFA粉体を加熱溶融して成形したPFA製シー
トとPTFE粉体を金型内に充填して加熱加圧成形
してPTFEのブロツクを得、このブロツクを切削
加工したPTFE製シートとを100℃のスチレンモ
ノマー中に180日間浸漬した結果、PFA製シート
には体積変化がみられなかつたがPTFE製シート
には21%の体積増の変化が生じた。
また、上記の条件で7日間後の重量変化をみる
とPFA製シートには変化がみられなかつたが、
PTFE製シートには約1%の重量増の変化が生じ
た。
上記のPFA製シートとPTFE製シートを用い
て石綿ジヨイントシートを緩衝材をする包みガス
ケツトをそれぞれ成形してこれらPFA製包みガ
スケツトとPTFE製包みガスケツトを配管のフラ
ンジ継手に装着し、塩素ガスを通して包みガスケ
ツトの変化をみた。
PTFE製包みガスケツトは7日間後には石綿ジ
ヨイントシートが変成し、緩衝材としての機能を
なくし、塩素ガスの漏洩がみられたが、PFA製
包みガスケツトは6ケ月後にあつても石綿ジヨイ
ントシートには何んら変成がみられなかつた。
以上のように本発明に係るPFAを溶融成形し
たパツキンはスチレンなどのモノマーまたは塩素
ガスなどの透過性ガスを流体とする機器、配管の
フランジ継手に装着するシール材として優れた密
封効果をすることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スチレンなどのモノマーまたは塩素ガスなど
    の透過性ガスを流体とする機器、配管のフランジ
    継手に装着するシール材において前記シール材を
    テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキル
    ビニルエーテルとの共重合体で溶融形成すること
    を特徴とするパツキン。
JP604780A 1980-01-22 1980-01-22 Packing Granted JPS56103268A (en)

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JPS56103268A JPS56103268A (en) 1981-08-18
JPH021193B2 true JPH021193B2 (ja) 1990-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718790U (ja) * 1993-09-13 1995-04-04 株式会社テンヨー 人 形

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4343428A1 (de) * 1993-12-18 1995-06-22 Ringsdorff Sinter Gmbh Spritzgegossene Führungs- und Dichtelemente an Sinterteilen für Stoßdämpfer

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JPH0718790U (ja) * 1993-09-13 1995-04-04 株式会社テンヨー 人 形

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