JPH0211929A

JPH0211929A - 自動車のクラッチに用いられる遮断軸受装置

Info

Publication number: JPH0211929A
Application number: JP1120582A
Authority: JP
Inventors: Walter Parzefall; ヴアルター・パルツエフアル
Original assignee: INA Waelzlager Schaeffler OHG
Current assignee: INA Waelzlager Schaeffler OHG
Priority date: 1988-05-18
Filing date: 1989-05-16
Publication date: 1990-01-17
Also published as: DE58900187D1; BR8902247A; US4911277A; EP0342431B1; DE3816890A1; EP0342431A1; ES2023023B3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、抑圧式の自動車クラッチに用いられる遮断軸
受装置であって、該遮断軸受装置に一方では遮断軸受装
置のケーシングを介してクラッチレバ−が係合していて
、遮断軸受装置に他方ではクラッチ皿ばねが接触してお
り、この場合ケーシングが案内管に沿って軸方向摺動可
能に案内されている形式のものに関する。

このような形式の遮断軸受装置はＤＥ−Ｏ３３６１２４
１９に記載されている。押圧式の自動車用クラッチは、
クラッチレバ−が遮断軸受を介してクラッチ皿ばねを押
すことによって遮断される。クラッチレバ−は遮断のた
めにその一端を操作手段によって負荷される。クラッチ
レバ−の他端は、連結状態におけるクラッチレバ−の振
動を緩衝するために、ＤＥ−０５３６１２４１９におい
ては緩衝部材として構成された旋回点に支持されている
。

公知のクラッチでは遮断軸受は常に小さなプレロードで
皿ばねを押圧し、この結果遮断軸受は常に、つまりクラ
ッチの連結状態においても回転する。これによって、ク
ランク軸の振動並びに、クランク軸と変速機軸との間及
びクラッチ皿ばねの方向付は誤差はタンプリング運動と
して遮断軸受に伝達される。この現象は遮断軸受の摩耗
を促進する。遮断軸受に対して偏心的にクラッチレバ−
に係合していてプレロードを生ぜしめるばねによって、
摩耗は制限された程度でしか減じられ得ない。それとい
うのはこの場合プレロード自体が遮断軸受に偏心的に作
用するからであり、これによって遮断軸受のタンプリン
グ運動が促進されることもある。

ＤＥ−Ｏ５３６１１６０２では遮断軸受に、軸方向の可
撓性を与えるために、波形のシムリングが設けられてい
る。しかしながらこの配置形式は、クラッチレバ−を用
いて操作される遮断軸受装置では使用することができな
い。

発明の課題ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の遮断軸受装
置を改良して、遮断軸受とクラッチ皿ばねとの間の接触
のために、遮断軸受に同心的に作用するプレロードを生
ぜしめる遮断軸受装置を提供することである。

課題を解決するための手段この課題を解決するために本発明の構成では、ケーシン
グに滑りスリーブが軸方向摺動可能に配置されており、
ケーシングの接触面と滑りスリーブのつばとの間におい
て、押圧ばねが有効であり、クラッチの連結状態におい
て滑りスリーブがストッパを見い出し、押圧ばねがケー
シングを介して遮断軸受をクラッチ皿ばねに同心的に押
圧するようになっている。

発明の効果本発明のように構成されていると、連結状態において、
押圧ばねによって生ぜしめられるプレロードはクラッチ
レバ−とは無関係に同心的に遮断軸受に作用することに
なる。これによって、クラッチ皿ばねと遮断軸受との間
において規定されたプレロードが達成される。押圧ばね
は、軸方向におけるクランク軸振動とクラッチ皿ばねの
軸方向衝撃とを吸収することができるこの結果全体とし
て遮断軸受の摩耗が減じられる。この現象は、遮断軸受
の騒音発生の減少とも関連している。

遮断状態において押圧ばねは作用しない。押圧ばねは、
遮断時に生じる力によって負荷されない。

押圧ばねを支持する滑りスリーブをケーシングに配置す
ることによって、遮断軸受はそのケーシング及び滑りス
リーブ並びに押圧ばねと共に、容易に組立て可能な構造
ユニットを形成することができる。

本発明の有利な構成では、滑りスリーブが案内管を取り
囲んでいる。これによって滑りスリブの所要スペースは
僅かになる。滑りスリーブは案内管における自由な空間
を占め、この空間は滑りスリーブの長さひいては押圧ば
ねの長さに対する特殊な制限を意味しない。また案内管
がフランジを有している場合には、本発明の有利な構成
ではっばが連結状態においてフランジに当接する。

滑りスリーブひいては押圧ばねを紛失しないように遮断
軸受のケーシングに保持するために、別の有利な構成で
は、滑りスリーブがつばとは反対側の端部に一体成形部
を有していて、該一体成形部がケーシングの縁部に対向
して位置しており、該縁部が押圧はねの接触面とは反対
の側に位置しており、この場合遮断状態において一体成
形部と縁部との間に空間が存在するようになっている。

さらに別の有利な構成では、クラッチの摩耗が押圧ばね
の作用を損わないようになっている本発明の有利な構成
では、滑りスリーブに、押圧ばねの外側を覆う壁が構成
されており、該壁がケーシングの切欠きに係合していて
、該切欠き内を摺動可能である。このように構成されて
いると、押圧ばねは装置において覆われて取り付けられ
ることになる。

上述の装置は、クラ７チレバーを７）イドロリツタ式に
操作する自動車用クラッチにおいて使用することも、純
然たる機械式に操作する自動軍用クラッチにおいて使用
することも可能である。

実施例次に図面につき本発明の詳細な説明する。

クラッチｌは、図示されていないクランク軸と共に回転
する皿ばね２を有している。この皿ばねは遮断軸受４の
内レース３に接触しており、遮断軸受の外レース５はケ
ーシング６と結合されている。内レース３と外レース５
との間には転動体７が配置されている。

ケーシング６の外側には内レース３とは反対側の範囲８
にクラッチレバ−９が接触しているこのクラッチレバ−
はその一端において旋回点１０に支承されている。クラ
ッチレバ−の他方の端部には操作手段１１が係合してい
る。

ケーシング６は外レース５及び内レース３と共に案内管
１２に対して摺動可能であり、この案内管はフランジ１
３を用いて変速機ケーシング１４に固定されている。案
内管１２を貫いて変速機軸１５はクラッチｌ内に延びて
いる。

従来公知の遮断軸受装置の作用形式は以下の通りである
：矢印Ａの方向で操作手段１１によってクラッチレバ−９
が押されると、クラッチレバ−ｔｉはケーシング６を矢
印ａの方向にシフトさせるこれによって内レース３はク
ラッチ皿ばね２を押圧し、この結果クラッチ皿ばねはそ
の固定箇所１６を中心にして旋回する。これによってク
ラッチ１はクランク軸の伝動軸１５を遮断する。

本発明によれば案内管１２に、この案内管を取り囲む滑
りスリーブ１７が摺動可能に支承されている。滑りスリ
ーブ１７はケーシング６と案内管１２との間を貫いて延
びており、この場合ケーシング６は滑りスリーブ１７に
沿って摺動可能に案内されている。

滑りスリーブ１７はつば１８を有している。

つば１８とケーシング６の接触面１９との間にはコイル
状の押圧ばね２０が配置されている。

案内スリーブ１７は鋼又はポリマ材料から成っている。

滑りスリーブ１７は、一体成形部２１によってケーシン
グ６に紛失しないように保持されており、一体成形部２
１は、ケーシング６の、押圧ばね２０とは反対の側に設
けられた縁部２２に対向して位置している。滑りスリー
ブ１７が鋼から成っている場合には、一体成形部２１は
縁曲げ部であり、滑りスリーブがポリマ材料製の場合に
は、一体成形部２１はスナップノーズによって形成され
ていてもよい。

滑りスリーブ１７には、押圧ばね２ｏの外側を覆う壁２
３が構成されている。壁２３はケーシング６の切欠き２
４に係合している。壁２３のために切欠き２４には自由
な行程Ｈが存在する（第２図及び第３図参照）。

上述の遮断軸受装置の作用形式はほぼ以下の通りである
：第２図に示された遮断状態においてっば１８はフランジ
１３に当接していない。押圧ばね２０は滑りスリーブ１
７を矢印すの方向に、滑りスリーブ１７の一体成形部２
１がケーシング６の縁部２２に当接するまで押圧する。

これによって滑りスリーブ１７はケーシング６に対して
緊張させられ、この結果滑りスリーブはケーシングに対
して自由な運動を実施できなくなる。

押圧ばね２０は遮断状態のために不作用になる。押圧ば
ねは、遮断時に生じる力によって負荷されなくなる。壁
２３及び切欠き２４は、一体成形部２１が縁部２２に当
接した場合にもなお壁２３が切欠き２４に係合している
ように、寸法設定されている。つまり押圧ばね２０はこ
の位置においても周囲に対してカバーされている第３図
に示された連結状態では滑りスリーブ１７のつば１８は
フランジ１３に当接しているこれによって一体成形部２
１と縁部２２との間には遊びＳが生じる。この遊びは、
考慮すべき軸方向衝撃よりも大きいように寸法設定され
ている。この位置において押圧ばね２０はケーシング６
の接触面１９を押圧し、この結果ケーシングは外レース
５と転動体７とを介して内レース３を同心的にクラッチ
皿ばね２に向かって押す。押圧ばね２０はこの場合、該
押圧ばねによって加えられるプレロードがクラッチ皿ば
ね２の力よりも著しく小さいように寸法設定されている
。押圧ばね２０はこの場合、クラッチ皿ばね２を介して
内レース３に伝達される軸方向の振動をケーシング６に
おいて同心的に直接緩衝する。

クラッチライニングが摩耗すると、クラッチ皿ばね２に
よって内レース３を介してケーシング６はさらにフラン
ジ１３の方向にシフトさせられる（第４図参照）。この
際に壁２３は次第に深く切欠き２４内に進入し、押圧ば
ね２０はさらに緊張する。上に述べた装置はこれによっ
てクラッチライニングの摩耗に自動的に適合しこの場合
機械的な後調節は必要ない。接触面１９に壁２３が接触
するまでの、切欠き２４内への壁２３の可能な行程（Ｈ
）は、壁２３がクラッチライニングの完全な摩耗時に初
めて接触面１９に当接するように設定されている（第４
図参照）。

【図面の簡単な説明】

第１図は連結状態における自動車用クラッチを示す図、
第２図は第１図に示したクラッチにおける遮断軸受装置
の遮断状態を示す図、第３図は第２図に示した遮断軸受
装置の連結状態を示す図、第４図はクラッチライニング
の摩耗時における遮断軸受装置の連結状態を示す図であ
る。 ■・・・クラッチ、２・・・クラッチ皿ばね、３・・・
内レース、４・・・遮断軸受、５・・・外レース、６・
・・ケーシング、７・・・転動体、８・・・範囲、９・
・・クラッチレバ−ｌＯ・・・旋回点、１１・・・操作
手段、１２・・・案内管、１３・・・フランジ、１４・
・・変速機ケーシング、１５・・・変速機軸、１６・・
・固定箇所、１７・・・滑りスリーブ、Ｉ８・・・つば
、１９・・・接触面、２０・・・押圧ばね、２１・・・
一体成形部、２２・・・縁部、２３・・・壁、２４・・
・切欠き旦９」

Claims

【特許請求の範囲】１、押圧式の自動車クラッチに用いられる遮断軸受装置
であって、該遮断軸受装置に一方では遮断軸受装置のケ
ーシングを介してクラッチレバーが係合していて、遮断
軸受装置に他方ではクラッチ皿ばねが接触しており、こ
の場合ケーシングが案内管に沿つて軸方向摺動可能に案
内されている形式のものにおいて、ケーシング（６）に
滑りスリーブ（１７）が軸方向摺動可能に配置されてお
り、ケーシング（６）の接触面（１９）と滑りスリーブ
（１７）のつば（１８）との間において、押圧ばね（２
０）が有効であり、クラッチ（１）の連結状態において
滑りスリーブ（１７）がストッパを見い出し、押圧ばね
（２０）がケーシング（６）を介して遮断軸受（４）を
クラッチ皿ばね（２）に同心的に押圧するようになって
いることを特徴とする、自動車のクラッチに用いられる
遮断軸受装置。２、滑りスリーブ（１７）が案内管（１２）を取り囲ん
でいる、請求項１記載の遮断軸受装置。３、案内管（１２）がフランジ（１３）を有していて、
つば（１８）が連結時にフランジ（１３）に当接するよ
うになっている、請求項１又は２記載の遮断軸受装置。４、滑りスリーブ（１７）がつば（１８）とは反対側の
端部に一体成形部（２１）を有していて、該一体成形部
がケーシング（６）の縁部（２２）に対向して位置して
おり、該縁部が押圧ばね（２０）の接触面（１９）とは
反対の側に位置しており、この場合遮断状態において一
体成形部（２１）と縁部（２２）との間に空間（Ｓ）が
存在する、請求項１から３までのいずれか１項記載の遮
断軸受装置。５、滑りスリーブ（１７）に、押圧ばね（２０）の外側
を覆う壁（２３）が構成されており、該壁がケーシング
（６）の切欠き（２４）に係合していて、該切欠き内を
摺動可能である、請求項１から４までのいずれか１項記
載の遮断軸受装置。６、押圧ばね（２０）のばね力が、クラッチ皿ばね（２
）のばね力よりも著しく小さい、請求項１から５までの
いずれか１項記載の遮断軸受装置。７、滑りスリーブ（１７）が鋼又はポリマ材料から成っ
ている、請求項１から６までのいずれか１項記載の遮断
軸受装置。８、押圧ばね（２０）が、ケーシング（６）に対して同
心的に配置されたコイルばねである、請求項１から７ま
でのいずれか１項記載の遮断軸受装置。９、押圧ばね（２０）が遮断状態において滑りスリーブ
（１７）をケーシング（６）に対して緊張させている、
請求項１から８までのいずれか１項記載の遮断軸受装置
。