JPH02118890A - 図形表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンピュータグラフィックスにおける図形デー
タ、特に３次元図形データ表示技術に関し、ＣＲＴデイ
スプレィ等の表示装置が接続された図形処理装置で視点
を変化させながら３次元図形データの表示を行う場合に
、視点位置の変化に伴う３次元図形データの表示形態の
変化を高速に操作者に知らしめる３次元図形データ表示
方法を適用した図形表示装置に関する。

〔従来の技術〕

図形処理装置でＣＲＴデイスプレィ等の表示装置上に図
形データを表示する場合、図形データに対して回転等の
座標変換処理を行って異なった視点から見た画像を得る
ことが良く行なわれる。従来の図形処理装置では、視点
の位置等の表示形態に関わる情報を適当な手段で入力し
、その情報に応じて図形データに対して透視変換処理を
行い、画面上に異なった方向から見た図形データの表示
を行うために一表示部に表示されている図形データを特
定の軸回りに回転させ、画面上に異なった方向から見た
図形データを表示していた。

例えば第２図は、従来の図形表示装置の表示画面を示す
図である。第２図に例示されている３次元図形を表示す
る場合には、１６個の頂点と、各頂点を結ぶ２４本の線
分を表示していた。視点の移動や図形の回転、移動に伴
い変化する１６個の頂点の画面上の位置を計算し、各頂
点を結ぶ２４本の線分を発生させて画面に表示させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし従来のこの様な方法では、画面上に表示すべき３
次元図形データが複雑な形状になるに伴い、３次元図形
データを構成する頂点データや各頂点データ相互間の接
続情報である線分データ量が増大する。その結果３次元
図形データの形状を、見る方向や画面上での位置や大き
さを変えて表示させる場合、新たな表示画面が生成され
るまでの時間が長くなってしまうという問題があった。

本発明の目的はこの事情を考慮してなされた物であり、
３次元図形データを表示形態を変えて表示する時に、少
なくとも３次元図形データの概略形状がどの様に見える
かさえ把握できれは良い場合に、前記表示画面上での３
次元図形データの概形を高速に表示画面上に得られる装
置を提供する事にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の図形表示装置は、 図形データを記憶する図形メモリと一表示すべき図形デ
ータの展開されるフレームバッファと、前記図形メモリ
から読み出された図形データを表示手段駆動用の描画命
令の形に変換して出力する表示制御手段と、該表示制御
手段から出力された描画命令に基づいてクリッピング処
理と透視変換を施し前記フレームバッファに表示データ
を展開すると共にリフレッシュサイクルに同期して表示
部にデータを表示する表示手段と、前記フレームバッフ
ァ内の情報を操作者に表示するための表示部とを有する
図形表示装置において、表示すべき図形データの線分長
条件を記憶保持する表示線分長記憶手段と、前記図形メ
モリから読み出した図形データの内から前記表示線分長
記憶手段に設定されている線分長条件を満たす図形デー
タのみを選択出力する表示線分抽出手段とを具備して構
成される。

〔作用〕

本発明の３次元図形表示装置では、図形メモリに記憶さ
れている図形データをＣＲＴデイスプレィ画面等に表示
する際に一表示線分長記憶手段に予め設定されている線
分長より長い線分を要素として持つ図形データのみを選
択的に表示する。表示する図形の選択は表示線分抽出手
段で行なう。

従来の図形表示装置が、視点の変化や図形の回転、移動
に伴う全ての図形情報に幾何学的な変換処理を施して新
たな表示画面を作成していたのに対し一表示すべき図形
データ量が減少するために、高速に図形情報の概形が表
示される。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本願の発明の３次元図形表示装置を実現する一
実施例を示すブロック図である０図中参照番号１は表示
制御手段、２は表示線分抽出手段、３は図形メモリ、４
は表示線分長記憶手段、５は表示手段、６はフレームバ
ッファ、７は表示部を各々表わしている。

第３図は、本願の発明の一実施例での表示画面と示す図
である。第２図に例示されている３次元図形の概形のみ
を表示することにより、視点の移動や図形の回転・移動
に伴う画面の生成の高速化を図る。第３図中に示す線分
長ΔＸ以上の線分を表示させる事にすると、６本の線分
を生成表示させる処理が不要となる。

以上の機能を、第１図に示す本発明の一実施例を示すブ
ロック図に対応させて詳細に説明する。

表示制御手段１は、信号線２０１を通じて外部の情報処
理装置から表示指示信号を受け一表示線分抽出手段２か
ら表示すべき３次元図形データを信号線１０１を通じて
読み出す。読み出したデータを一表示手段を駆動する描
画命令の形に変換して、その描画命令信号を表示手段５
へ信号線１０２を通じて出力する。

表示線分抽出手段２は、信号線１０４を通じて図形メモ
リ３から３次元図形データを読み出し、表示線分長記憶
手段４に記憶設定されている表示すべき図形データの線
分長条件を信号線１０３を通じて表示制御部１へ出力す
る。

図形メモリ３は一表示する３次元図形データを記憶保持
しておくメモリである。

表示線分長記憶手段４は、信号線２０２を通じて外部の
情報処理装置から表示すべき図形データの線分長条件を
入力し、その値を記憶保持しておく。

表示手段５は、信号線１０２を通じて表示制御手段１か
ら与えられる描画命令信号を受け一表示部７を通して操
作者に観察される画像データを生成する。このとき、３
次元図形データを表示画面上に表示するなめに必要な３
次元クリッピング処理及び透視変換処理を行なう、生成
された画像データは信号線１０５を通じてフレームバッ
ファ６へ書き込まれる。更に表示手段５はフレームバッ
ファ５に書き込まれた画像データを、映像信号として信
号線１０５を通じて読み出し、信号線１０６を通じて表
示部７へ出力する。

フレームバッファ６は一表示するデータを画面上に表示
される形態の画像データを記憶保持しているメモリであ
る。

表示部７は、フレームバッファ６内に記憶保持された画
像データを一表示手段５を介して入力し画面上に表示す
る。

外部の情報処理装置は、参照符号１〜７で示されるブロ
ックで構成される本発明の図形表示装置を制御するホス
ト計算機である６ 以上説明した様に、本実施例の３次元図形表示装置によ
れば一表示線分抽出手段２と一表示線分長記憶手段４と
を持つことにより、３次元図形データの概略形状を高速
に表示部７に生成表示可能となる。その結果、視点位置
の変化や図形の移動や回転に伴う表示形状の変化や概形
を、操作者に直感的に知らしめる機能が実現できる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明の３次元図形表示装置によれ
ば、視点位置の変化や図形の移動・回転に伴って３次元
図形データを透視投影変換する時に、短時間で変換後の
図形の概形を操作者に知らせる事ができるという効果が
ある。３次元図形データを画面を見ながら各種の処理、
特に対話処理を行なう図形処理装置においてその効果が
大なるものである。

３・・・図形メモリ、４・・・表示線分長記憶手段、５
・・・表示手段、６・・・フレームバッファ、７・・・
表示部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　図形データを記憶する図形メモリと一表示すべき図形
   データの展開されるフレームバッファと、前記図形メモ
   リから読み出された図形データを表示手段駆動用の描画
   命令の形に変換して出力する表示制御手段と、該表示制
   御手段から出力された描画命令に基づいてクリッピング
   処理と透視変換を施し前記フレームバッファに表示デー
   タを展開すると共にリフレッシュサイクルに同期して表
   示部にデータを表示する表示手段と、前記フレームバッ
   ファ内の情報を操作者に表示するための表示部とを有す
   る図形表示装置において、 表示すべき図形データの線分長条件を記憶保持する表示
   線分長記憶手段と、前記図形メモリから読み出した図形
   データの内から前記表示線分長記憶手段に設定されてい
   る線分長条件を満たす図形データのみを選択出力する表
   示線分抽出手段とを具備して成る事を特徴とする図形表
   示装置。