JPH02116091A - ジョセフソンメモリ回路 - Google Patents
ジョセフソンメモリ回路Info
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- JPH02116091A JPH02116091A JP63268879A JP26887988A JPH02116091A JP H02116091 A JPH02116091 A JP H02116091A JP 63268879 A JP63268879 A JP 63268879A JP 26887988 A JP26887988 A JP 26887988A JP H02116091 A JPH02116091 A JP H02116091A
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- josephson
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の概要〕
ジョセフソン素子を用いたメモリ回・路特にその読出し
回路に関し、 可及的に簡単な構成で、従ってゲート数や設置面積の増
加が少なくて、複数ポートジョセフソンメモリを実現す
ることを目的とし、 ジョセフソン素子を含み、アドレス信号により選択され
るとき記憶データに従って超伝導ループに周回電流を流
しまたは流さないようにする書き込み回路と、該超伝導
ループに電磁結合し、アドレス信号により選択されると
き、周回電流の有無を検出して読み出しデータを出力す
る読み出し回路を備えるジョセフソンメモリ回路におい
て、該読み出し回路が1つの前記超伝導ループに2つ以
上設置されており、2つ以上の該読み出し回路がそれぞ
れ独立の読み出しアドレス信号線および読み出しデータ
出力線を持ち、1つの記憶データに対して独立に2つ以
上の読み出しデータ出力端子から読み出しが可能なよう
に構成する。
回路に関し、 可及的に簡単な構成で、従ってゲート数や設置面積の増
加が少なくて、複数ポートジョセフソンメモリを実現す
ることを目的とし、 ジョセフソン素子を含み、アドレス信号により選択され
るとき記憶データに従って超伝導ループに周回電流を流
しまたは流さないようにする書き込み回路と、該超伝導
ループに電磁結合し、アドレス信号により選択されると
き、周回電流の有無を検出して読み出しデータを出力す
る読み出し回路を備えるジョセフソンメモリ回路におい
て、該読み出し回路が1つの前記超伝導ループに2つ以
上設置されており、2つ以上の該読み出し回路がそれぞ
れ独立の読み出しアドレス信号線および読み出しデータ
出力線を持ち、1つの記憶データに対して独立に2つ以
上の読み出しデータ出力端子から読み出しが可能なよう
に構成する。
本発明は、ジョセフソン素子を用いたメモリ回路特にそ
の読出し回路に関する。
の読出し回路に関する。
近年、ニオブ(Nb)ジョセフソン接合素子を用いた論
理ゲートまたはメモリなどの集積回路が数多く報告され
ている。ジョセフソン接合素子を用いた論理ゲートは高
速で動作し、しかも、低消費電力であるため、高速プロ
セッサが実現可能である。論理ゲートの高速化に伴い、
メモリ回路も高速動作が要求される。メモリにはシリコ
ン半導体メモリが一般的であるが、ジョセフソン素子利
用メモリ回路は高速、低消費電力が特徴である。
理ゲートまたはメモリなどの集積回路が数多く報告され
ている。ジョセフソン接合素子を用いた論理ゲートは高
速で動作し、しかも、低消費電力であるため、高速プロ
セッサが実現可能である。論理ゲートの高速化に伴い、
メモリ回路も高速動作が要求される。メモリにはシリコ
ン半導体メモリが一般的であるが、ジョセフソン素子利
用メモリ回路は高速、低消費電力が特徴である。
メモリの読出しデータの出力端は通常1つであるが、シ
リコン半導体メモリではデュアルポートなどと呼ばれて
これが複数のものがある0本発明は特にジョセフソンメ
モリの読出しボートに係るものである。
リコン半導体メモリではデュアルポートなどと呼ばれて
これが複数のものがある0本発明は特にジョセフソンメ
モリの読出しボートに係るものである。
第3図にジョセフソンメモリ回路の1例を示す。
これはジョセフソン接合を含む書き込み回路10、同読
み出し回路20、超伝導閉ループabcdを備える。メ
モリデータはジョセフソン接合を含む(書き込み回路1
0を含む)該超伝導ループを周回する電流iとして保持
される0例えば電流iが有れば記憶データ1、無ければ
記憶データOである。この超伝導ループに磁界結合して
いる読み出し回路20は、周回電流有りの場合スイッチ
してデータ1を出力する。
み出し回路20、超伝導閉ループabcdを備える。メ
モリデータはジョセフソン接合を含む(書き込み回路1
0を含む)該超伝導ループを周回する電流iとして保持
される0例えば電流iが有れば記憶データ1、無ければ
記憶データOである。この超伝導ループに磁界結合して
いる読み出し回路20は、周回電流有りの場合スイッチ
してデータ1を出力する。
書き込みは次のようにしてなされる。即ち、最初、書き
込み回路10の抵抗(a、b間の抵抗)は0であり、デ
ータD(電源)により流れる電流Iは書き込み回路(a
、b間)を流れ、ループ(c、d)のインダクタンスが
大なので該ループには流れない。次に書き込みアドレス
WAにより電流1wを流すと書き込み回路のジョセフソ
ン接合は電圧状態になり、この結果電流Iはa、bでは
な(d、cを流れるようになる。この状態でデータDが
なくなり(l=0になる)IwもOになると、書き込み
回路のジョセフソン素子は抵抗0に戻り、d、cを流れ
ていた電流iがdcbadC・・・・・・と循環するよ
うになる。この状態では電流iは、電源を遮断されても
超伝導ループを永久に周回する。これがデータ“1”の
書き込みである。
込み回路10の抵抗(a、b間の抵抗)は0であり、デ
ータD(電源)により流れる電流Iは書き込み回路(a
、b間)を流れ、ループ(c、d)のインダクタンスが
大なので該ループには流れない。次に書き込みアドレス
WAにより電流1wを流すと書き込み回路のジョセフソ
ン接合は電圧状態になり、この結果電流Iはa、bでは
な(d、cを流れるようになる。この状態でデータDが
なくなり(l=0になる)IwもOになると、書き込み
回路のジョセフソン素子は抵抗0に戻り、d、cを流れ
ていた電流iがdcbadC・・・・・・と循環するよ
うになる。この状態では電流iは、電源を遮断されても
超伝導ループを永久に周回する。これがデータ“1”の
書き込みである。
データDが01従ってI=Oであり、そして超伝導ルー
プを流れる電流iもないと、書込みアドレスWAを与え
て書き込み回路10のジョセフソン素子を電圧状態にし
ても、a、b開電流がd。
プを流れる電流iもないと、書込みアドレスWAを与え
て書き込み回路10のジョセフソン素子を電圧状態にし
ても、a、b開電流がd。
0間電流に変るようなことはなく、そして書込まれたi
があったとすればこれは電圧状態のジョセフソン素子に
より消滅してしまい、いずれにしても超伝導ループを周
回する電流iはない。これが0書き込みである。
があったとすればこれは電圧状態のジョセフソン素子に
より消滅してしまい、いずれにしても超伝導ループを周
回する電流iはない。これが0書き込みである。
このジョセフソンメモリでは1つのループに1つのデー
タが保持され、1つのループに1つの読み出し回路が設
置され、シングルボートである。
タが保持され、1つのループに1つの読み出し回路が設
置され、シングルボートである。
高速な半導体集積回路では、論理回路の高速性能に対し
てメモリ回路の読み出し時間を速くする目的で、一つの
メモリ回路から同時に、独立に2つ、或いは3つのデー
タを読み出すことのできる、2ポートメモリ、3ボート
メモリが多用されるが、従来のジョセフソンメモリ回路
で2ポートメモリ、3ボートメモリを実現しようとする
と、メモリ回路を独立に2つ、或いは3つ設置し、同じ
データを保持させておく必要がある。この場合、ゲート
数、設置面積などは2倍或いは3倍必要になる。
てメモリ回路の読み出し時間を速くする目的で、一つの
メモリ回路から同時に、独立に2つ、或いは3つのデー
タを読み出すことのできる、2ポートメモリ、3ボート
メモリが多用されるが、従来のジョセフソンメモリ回路
で2ポートメモリ、3ボートメモリを実現しようとする
と、メモリ回路を独立に2つ、或いは3つ設置し、同じ
データを保持させておく必要がある。この場合、ゲート
数、設置面積などは2倍或いは3倍必要になる。
ゲート数や設置面積を増やすことは、回路全体の歩留り
を低下させるので好ましくない。さらに、消費電力の増
加、チップ面積の増大に伴う配線遅延の増加につながり
、高速性能を低下させる。よってゲート数、設置面積の
増加を極力抑えて複数ボートメモリを実現することが望
ましい。
を低下させるので好ましくない。さらに、消費電力の増
加、チップ面積の増大に伴う配線遅延の増加につながり
、高速性能を低下させる。よってゲート数、設置面積の
増加を極力抑えて複数ボートメモリを実現することが望
ましい。
本発明は、可及的に簡単な構成で、従ってゲート数や設
置面積の増加が少なくて、複数ボートジョセフソンメモ
リを実現することを目的とするものである。
置面積の増加が少なくて、複数ボートジョセフソンメモ
リを実現することを目的とするものである。
第1図は、本発明の原理説明図である。従来、一つのル
ープに一つの読み出し回路が設置されていたのに対し、
本発明では2つ以上の読み出し回路を設置する。20と
30が該複数の読み出し回路である。それぞれの読み出
し回路には、独立した読み出しアドレスデコーダ、デー
タ出力ポートを設置する。
ープに一つの読み出し回路が設置されていたのに対し、
本発明では2つ以上の読み出し回路を設置する。20と
30が該複数の読み出し回路である。それぞれの読み出
し回路には、独立した読み出しアドレスデコーダ、デー
タ出力ポートを設置する。
他の図と同じ部分には同じ符号が付してあり、10は書
き込み回路、abcdは超伝導ループ、WAは書き込み
アドレス、RAI、RA2は読み出しアドレス、Dは書
き込みデータ、RDI、RD2は読み出しデータである
。
き込み回路、abcdは超伝導ループ、WAは書き込み
アドレス、RAI、RA2は読み出しアドレス、Dは書
き込みデータ、RDI、RD2は読み出しデータである
。
本発明では、1つのデータを保持する超伝導閉ループa
−dに対して、2つ以上の読み出し回路20.30が
設置されているので、超伝導閉ループの個数を増加させ
ることなく、読み出し回路部分の増加のみで、複数ボー
トメモリを実現できる。
−dに対して、2つ以上の読み出し回路20.30が
設置されているので、超伝導閉ループの個数を増加させ
ることなく、読み出し回路部分の増加のみで、複数ボー
トメモリを実現できる。
第2図に本発明の実施例を示す、書き込み回路10はジ
ョセフソン接合JI−Jsと、これらの回路に電磁結合
する書き込みアドレス線WA (アドレス信号もその信
号線も同じ符号で示す、以下同じ)で構成される。また
読み出し回路20はジョセフソン接合J4.J、とこれ
らの回路に電磁結合する超伝導ループa −d及び電流
を供給する読み出しアドレス線RAIで構成され、読み
出し回路30はジョセフソン接合J61J?%これらの
回路に電磁結合する超伝導ループa −d及び電流を供
給する読み出しアドレス線RA2で構成される。
ョセフソン接合JI−Jsと、これらの回路に電磁結合
する書き込みアドレス線WA (アドレス信号もその信
号線も同じ符号で示す、以下同じ)で構成される。また
読み出し回路20はジョセフソン接合J4.J、とこれ
らの回路に電磁結合する超伝導ループa −d及び電流
を供給する読み出しアドレス線RAIで構成され、読み
出し回路30はジョセフソン接合J61J?%これらの
回路に電磁結合する超伝導ループa −d及び電流を供
給する読み出しアドレス線RA2で構成される。
本例ではジョセフソン接合J8の臨界電流値は0.2m
A、他のジョセフソン接合JI、Js、Ja〜J、の臨
界電流値は0.1mAである。
A、他のジョセフソン接合JI、Js、Ja〜J、の臨
界電流値は0.1mAである。
動作を説明すると、データ線りより電流が供給されてい
る状態では、ループa−d−c−bのインダクタンスは
太きく (20pHなと)、ジョセフソン接合側のバス
a−bのインダクタンスは小さい(1〜2pH)ので、
電流はパスa−bに流れる。接合内では臨界電流値がJ
2で0.2mA、J+、Jsで0.1mAなので、J、
、J、にtSJtに2 s 、合計41が流れる。
る状態では、ループa−d−c−bのインダクタンスは
太きく (20pHなと)、ジョセフソン接合側のバス
a−bのインダクタンスは小さい(1〜2pH)ので、
電流はパスa−bに流れる。接合内では臨界電流値がJ
2で0.2mA、J+、Jsで0.1mAなので、J、
、J、にtSJtに2 s 、合計41が流れる。
書き込みアドレス線WAに電流が流れるとミ゛電磁誘導
で例えば左・側のブランチ(Jaの電流が減少し、これ
により右側のブランチ(J、)の電流が増加し、接合J
、は電圧状態(有限の抵抗を持つ状B)になる。この結
果J、の電流が減少し、つれてJ2の電流が増加してJ
2も電圧状態になり、電流はa−d−c−bの径路を流
れるようになる。
で例えば左・側のブランチ(Jaの電流が減少し、これ
により右側のブランチ(J、)の電流が増加し、接合J
、は電圧状態(有限の抵抗を持つ状B)になる。この結
果J、の電流が減少し、つれてJ2の電流が増加してJ
2も電圧状態になり、電流はa−d−c−bの径路を流
れるようになる。
データ線りの電流が断たれ書き込みアドレス線WAの電
流もなくなると電流はa−d−c−b−aと循環するよ
うになり、このループの抵抗は0であるから該循環は恒
久的に行なわれる。これがデータ“1”の書き込み状態
である。
流もなくなると電流はa−d−c−b−aと循環するよ
うになり、このループの抵抗は0であるから該循環は恒
久的に行なわれる。これがデータ“1”の書き込み状態
である。
データ“0”の書き込みは上記電流を消滅させることで
ある。書き込みアドレス線WAに電流を流すと上記のよ
うに接合JI−Jzの電圧状態化、電流径路のシフトが
生じ、超伝導ループに流れていた電流は電圧状態(有限
抵抗状JIq)のジョセフソン接合J、〜J、により消
滅する。
ある。書き込みアドレス線WAに電流を流すと上記のよ
うに接合JI−Jzの電圧状態化、電流径路のシフトが
生じ、超伝導ループに流れていた電流は電圧状態(有限
抵抗状JIq)のジョセフソン接合J、〜J、により消
滅する。
次に読み出しは、例えばRAIをグランドに落とし、電
流源C3Iより0.2mAの電流を流すことにより行な
う、超伝導ループに電流が流れていると、電磁誘導で、
ループJ、、Jsに例えばJ4→J、−J、の方向で電
流が流れている。この状態でC3l−RAIの方向で電
流を流すと、接合J、の電流が増加して該接合は有限抵
抗状態になり、この結果電流が流れにく\なって、その
流れにく−なった分は読み出し電流RDIとして出力さ
れる。これが記憶データ“1゛°の読み出しである。超
伝導ループに電流が流れていないと電磁誘導はな(、J
a、Jsを周回する電流はない、この状態でC31→R
AIの方向に電流を流すと、該電流はJa、Jsに分流
し、これらのブランチのインダクタンスは等しくしてお
くと、C31よりの0、2 m Aの電流がJ4に0.
1mA、JsにO,l mA、均等に分流して流れ、こ
れらの接合は電圧状態にならず、つれてRDIは0であ
る。これが記憶データ“0″の読み出しである。
流源C3Iより0.2mAの電流を流すことにより行な
う、超伝導ループに電流が流れていると、電磁誘導で、
ループJ、、Jsに例えばJ4→J、−J、の方向で電
流が流れている。この状態でC3l−RAIの方向で電
流を流すと、接合J、の電流が増加して該接合は有限抵
抗状態になり、この結果電流が流れにく\なって、その
流れにく−なった分は読み出し電流RDIとして出力さ
れる。これが記憶データ“1゛°の読み出しである。超
伝導ループに電流が流れていないと電磁誘導はな(、J
a、Jsを周回する電流はない、この状態でC31→R
AIの方向に電流を流すと、該電流はJa、Jsに分流
し、これらのブランチのインダクタンスは等しくしてお
くと、C31よりの0、2 m Aの電流がJ4に0.
1mA、JsにO,l mA、均等に分流して流れ、こ
れらの接合は電圧状態にならず、つれてRDIは0であ
る。これが記憶データ“0″の読み出しである。
ジョセフソン接合J&、J’lを含む読み出し回路30
の動作も上記と同様であり、RD2がその読み出し出力
である。
の動作も上記と同様であり、RD2がその読み出し出力
である。
データを保持する超伝導閉ループのインダクタンスは、
そのループを周回する電流値との関係で決定される。こ
れは、超伝導現象に固有な条件としてループ内の磁束、
つまりループのインダクタンスLと電流値lとの積は、
磁束量子Φ@ (2,07×1Q−1s%#eber
)の整数倍に限定されているためである。何倍に設定す
るかについては動作の安定性からの制限がある0周回電
流の有無でデータの1゜0を判定するのであるから大き
い方が良いが、あまり大きい値に設定するとスイッチす
る際にその途中で止まってしまう現象が生じ、不都合で
ある。
そのループを周回する電流値との関係で決定される。こ
れは、超伝導現象に固有な条件としてループ内の磁束、
つまりループのインダクタンスLと電流値lとの積は、
磁束量子Φ@ (2,07×1Q−1s%#eber
)の整数倍に限定されているためである。何倍に設定す
るかについては動作の安定性からの制限がある0周回電
流の有無でデータの1゜0を判定するのであるから大き
い方が良いが、あまり大きい値に設定するとスイッチす
る際にその途中で止まってしまう現象が生じ、不都合で
ある。
例えば上記のLI−n−1においてn=5にすると1−
0が記憶データ“0” I=5φ。/Lが記憶データ“
1”になるが、スイッチする際にループはn−1,2,
3,4のいずれかでも落ち付いてしまい、I−φ。/L
12φ。/L、・・・・・・4φ。/Lの状態もあって
データ1.Oの読み出しに対する閾値の設定に支障があ
る0通常はn−2程度が選択される。
0が記憶データ“0” I=5φ。/Lが記憶データ“
1”になるが、スイッチする際にループはn−1,2,
3,4のいずれかでも落ち付いてしまい、I−φ。/L
12φ。/L、・・・・・・4φ。/Lの状態もあって
データ1.Oの読み出しに対する閾値の設定に支障があ
る0通常はn−2程度が選択される。
保持する磁束を2Φ。として、周回する電流値を書き込
み回路の臨界電流値0.4mAの172とすると、ルー
プのインダクタンスは10.4 p Hとなる。この大
きさのインダクタンスを、線幅3μm、接地面との間の
誘電体厚0.3μmのNb配線で実現する場合、線の長
さは約74μmになる。この長さは、1つの読み出し回
路の磁界結合線の2倍相当であるから、この設計におい
ては、1つのループに二つの読み出し回路が設置できる
。より多数の読み出し回路を設置する場合は、配線幅を
広げ、誘電体厚を薄くすることによって単位長当りのイ
ンダクタンスを小さくして、より長い配線を確保する必
要がある。勿論これらは集積度を低下させる。従ってn
=2程度が適当である。
み回路の臨界電流値0.4mAの172とすると、ルー
プのインダクタンスは10.4 p Hとなる。この大
きさのインダクタンスを、線幅3μm、接地面との間の
誘電体厚0.3μmのNb配線で実現する場合、線の長
さは約74μmになる。この長さは、1つの読み出し回
路の磁界結合線の2倍相当であるから、この設計におい
ては、1つのループに二つの読み出し回路が設置できる
。より多数の読み出し回路を設置する場合は、配線幅を
広げ、誘電体厚を薄くすることによって単位長当りのイ
ンダクタンスを小さくして、より長い配線を確保する必
要がある。勿論これらは集積度を低下させる。従ってn
=2程度が適当である。
メモリセルはワードアドレスとコラムアドレスでマトリ
クス式に選択するのが一般的であり、従って書き込みア
ドレス線WA及び読み出しアドレス線RAは、図では各
1本のみ示すが実際は、ワード用とコラム用に計2本ず
つ設けられる−なおもう1本のRA線はJa=Jsルー
プなどと電磁結合するもう1本の信号線である。
クス式に選択するのが一般的であり、従って書き込みア
ドレス線WA及び読み出しアドレス線RAは、図では各
1本のみ示すが実際は、ワード用とコラム用に計2本ず
つ設けられる−なおもう1本のRA線はJa=Jsルー
プなどと電磁結合するもう1本の信号線である。
以上説明したように本発明によれば、ゲート数、回路面
積の増大を抑えて、複数の読み出しボートを持つメモリ
回路が実現でき、高速ジョセフソン集積回路の実現が可
能となる。
積の増大を抑えて、複数の読み出しボートを持つメモリ
回路が実現でき、高速ジョセフソン集積回路の実現が可
能となる。
第1図は本発明の原理を示すブロック図、第2図は本発
明の実施例を示す回路図、第3図は従来例の説明図であ
る。 本発明の原理を示すブcIツク図 第1図
明の実施例を示す回路図、第3図は従来例の説明図であ
る。 本発明の原理を示すブcIツク図 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ジョセフソン素子を含み、アドレス信号により選択
されるとき記憶データに従って超伝導ループ(a〜d)
に周回電流を流しまたは流さないようにする書き込み回
路(10)と、 該超伝導ループに電磁結合し、アドレス信号により選択
されるとき、周回電流の有無を検出して読み出しデータ
を出力する読み出し回路(20)を備えるジョセフソン
メモリ回路において、 該読み出し回路が1つの前記超伝導ループに2つ以上(
20、30)設置されており、 2つ以上の該読み出し回路がそれぞれ独立の読み出しア
ドレス信号線(RA1、RA2)および読み出しデータ
出力線(RD1、RD2)を持ち、1つの記憶データに
対して独立に2つ以上の読み出しデータ出力端子から読
み出しが可能なことを特徴とするジョセフソンメモリ回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63268879A JPH02116091A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | ジョセフソンメモリ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63268879A JPH02116091A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | ジョセフソンメモリ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02116091A true JPH02116091A (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=17464528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63268879A Pending JPH02116091A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | ジョセフソンメモリ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02116091A (ja) |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP63268879A patent/JPH02116091A/ja active Pending
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