JPH0211605Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0211605Y2 JPH0211605Y2 JP1986188204U JP18820486U JPH0211605Y2 JP H0211605 Y2 JPH0211605 Y2 JP H0211605Y2 JP 1986188204 U JP1986188204 U JP 1986188204U JP 18820486 U JP18820486 U JP 18820486U JP H0211605 Y2 JPH0211605 Y2 JP H0211605Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- head
- diameter part
- shaft
- hammer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 241000587161 Gomphocarpus Species 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000010009 beating Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「(1) 産業上の利用分野」
家具や建築内装などにおける木材などを取り付
ける釘において特に釘の頭部が取付物の表面で目
立たないものに関する考案である。
ける釘において特に釘の頭部が取付物の表面で目
立たないものに関する考案である。
「(2) 従来の技術」
従来、釘の頭部が目立たないようにするために
釘の頭部を取付物と類似の色に着色した釘が知ら
れているが、他に円錐型の小さな頭部の釘も用い
られ、この円錐型の釘を着色した釘も知られてい
る。
釘の頭部を取付物と類似の色に着色した釘が知ら
れているが、他に円錐型の小さな頭部の釘も用い
られ、この円錐型の釘を着色した釘も知られてい
る。
頭部を目立たぬように小さくする他の形状とし
て扇状につぶされた頭部を有する釘も古くから知
られている。
て扇状につぶされた頭部を有する釘も古くから知
られている。
別に、釘打ち作業の方法として一旦取付物の表
面まで打ち込んだ後でポンチなどにより、さらに
深く打ち込む方法も行なわれていた。
面まで打ち込んだ後でポンチなどにより、さらに
深く打ち込む方法も行なわれていた。
さらに、実開昭57−163013号に、「叩打頂部」
を持つ「釘身」と、該「叩打頂部」の下方に「釘
身折り取部」を介して、「沈め込み用釘頭部」を
有した釘が開示されている。
を持つ「釘身」と、該「叩打頂部」の下方に「釘
身折り取部」を介して、「沈め込み用釘頭部」を
有した釘が開示されている。
「(3) 考案が解決しようとする問題点」
例えば着色した釘の場合、打釘の際の衝撃で塗
装膜が剥げ落ちたり、長期の変色などにより、目
につき易い箇所や高級感の要求される箇所には使
用できないという問題がある。
装膜が剥げ落ちたり、長期の変色などにより、目
につき易い箇所や高級感の要求される箇所には使
用できないという問題がある。
頭部を小さくした釘においても頭部は取付物の
表面以下には埋没しないので光線の当たる方向に
よつてはかなり目立つという問題がある。
表面以下には埋没しないので光線の当たる方向に
よつてはかなり目立つという問題がある。
釘打ち作業の方法として頭部をポンチで表面以
下に埋没させる方法が比較的有効であるが、一旦
金づちで打つた釘を道具を持ち替えて打ち込むと
いうことは大変な手数を要し、作業性が低下する
という問題がある。
下に埋没させる方法が比較的有効であるが、一旦
金づちで打つた釘を道具を持ち替えて打ち込むと
いうことは大変な手数を要し、作業性が低下する
という問題がある。
また、他の方法として実開昭57−163013号の釘
の様に釘身の上に「叩打頂部」を設け、下方に
「釘身折り取部」を介して、「沈め込み用釘頭」を
有した釘を用いた場合、「叩打頂部」を金槌など
で側方から叩ける分だけ残すよう手加減をして打
込まなければならない。なぜなら、打ち込みが浅
いと「沈め込み用釘頭」が木材表面下に十分沈み
込めず、圧接力が得られない。又、打ち込みが深
過ぎると「沈み込み用釘頭」は木材表面下に十分
沈み込めるが、「叩打頂部」の頭部表面を残して、
「釘身」までもが木材表面下に沈み込む懸念があ
るからである。こうなれば「釘身折り取部」に続
く「釘身」、を金槌などで側方から叩く事ができ
ず、取り除く事が出来ない可能性がある。また、
打ち込みの適性位置に合わせるよう、打ち込みの
深さを逐一、見ながら打ち込まなければならな
い。という多くの問題がある。
の様に釘身の上に「叩打頂部」を設け、下方に
「釘身折り取部」を介して、「沈め込み用釘頭」を
有した釘を用いた場合、「叩打頂部」を金槌など
で側方から叩ける分だけ残すよう手加減をして打
込まなければならない。なぜなら、打ち込みが浅
いと「沈め込み用釘頭」が木材表面下に十分沈み
込めず、圧接力が得られない。又、打ち込みが深
過ぎると「沈み込み用釘頭」は木材表面下に十分
沈み込めるが、「叩打頂部」の頭部表面を残して、
「釘身」までもが木材表面下に沈み込む懸念があ
るからである。こうなれば「釘身折り取部」に続
く「釘身」、を金槌などで側方から叩く事ができ
ず、取り除く事が出来ない可能性がある。また、
打ち込みの適性位置に合わせるよう、打ち込みの
深さを逐一、見ながら打ち込まなければならな
い。という多くの問題がある。
「(4) 問題点を解決するための手段」
本考案にかかる釘は頭部の下の胴部に大径部を
設け、この大径部と頭部の間の胴部に切り込み状
の小径部を設けて、頭部の上には軸を設けたもの
である。
設け、この大径部と頭部の間の胴部に切り込み状
の小径部を設けて、頭部の上には軸を設けたもの
である。
「(5) 作用」
本案の釘は取付物に打込まれる際は従来の一般
的な釘と同様に金づちでその頭部まで打ち込ま
れ、頭部により取付物は圧接される。小径部は取
付物の表面よりやや内側に入つている。続いて頭
部の上に設けられ突き出したようになつている軸
を金づちで横にたたくと小径部で釘が折れて頭部
側が脱落する。その結果本案の釘の終端は取付物
の表面からいくらか内側に埋没した所に位置する
こととなり表面からは見えない。ところで頭部が
脱落したことによる圧接力の損失は小径部よりも
先端寄りに設けられ取付物の内部に残る大径部が
その代替をしている。
的な釘と同様に金づちでその頭部まで打ち込ま
れ、頭部により取付物は圧接される。小径部は取
付物の表面よりやや内側に入つている。続いて頭
部の上に設けられ突き出したようになつている軸
を金づちで横にたたくと小径部で釘が折れて頭部
側が脱落する。その結果本案の釘の終端は取付物
の表面からいくらか内側に埋没した所に位置する
こととなり表面からは見えない。ところで頭部が
脱落したことによる圧接力の損失は小径部よりも
先端寄りに設けられ取付物の内部に残る大径部が
その代替をしている。
「(6) 実施例」
以下、本案の実施例を図面によつて説明する。
本考案にかかる釘は第1図に示す例のように、
頭部1の下の胴部に大径部2を設け、この大径部
2と頭部1の間の胴部に切り込み状の小径部3を
設けて、頭部1の上には軸4を設けた釘である。
この実施例ではリング状に胴部の全周に押圧して
形成した溝を設けて小径部3とし、押圧により二
次的に生ずる膨径を利用して大径部2を形成して
いるが二方向からの押圧による溝としても良い。
頭部1の下の胴部に大径部2を設け、この大径部
2と頭部1の間の胴部に切り込み状の小径部3を
設けて、頭部1の上には軸4を設けた釘である。
この実施例ではリング状に胴部の全周に押圧して
形成した溝を設けて小径部3とし、押圧により二
次的に生ずる膨径を利用して大径部2を形成して
いるが二方向からの押圧による溝としても良い。
第2図はその使用状態を示し金づちで頭部1が
取付物5の表面に当接するまで打ち込んだ状態を
示すものである。取付物5は本案釘の頭部1によ
り圧接され、小径部3はその表面からいくらか内
側に位置している。
取付物5の表面に当接するまで打ち込んだ状態を
示すものである。取付物5は本案釘の頭部1によ
り圧接され、小径部3はその表面からいくらか内
側に位置している。
第3図は軸4を金づちで横にたたき落とした状
態を示し、釘の終端6は取付物5の表面からは見
えにくい内側に位置し、目立たない。
態を示し、釘の終端6は取付物5の表面からは見
えにくい内側に位置し、目立たない。
この時、取付物5の内部に残つた大径部2によ
り取付物5の圧接はつづいている。
り取付物5の圧接はつづいている。
第4図には軸4の先端に別の頭部7を設けた例
を示しているが、このような形状を選択すること
により、金づちでの打ち込みを従来の一般的な釘
と同様の感覚で行うことができる。また第5図に
は、下面を椀状にした頭部1′を示しているが、
軸4をたたき落とす際取り付け物5の表面に傷が
付き易い部材の場合有効で有る。このような頭部
形状の選択は本案の構成に含まれ、部材に応じて
自由にできるものである。あるいは頭部7の形状
を球状にして、たたき落とすまでの間、作業者に
引つ掛ることを防ぐようにすることもできる。
を示しているが、このような形状を選択すること
により、金づちでの打ち込みを従来の一般的な釘
と同様の感覚で行うことができる。また第5図に
は、下面を椀状にした頭部1′を示しているが、
軸4をたたき落とす際取り付け物5の表面に傷が
付き易い部材の場合有効で有る。このような頭部
形状の選択は本案の構成に含まれ、部材に応じて
自由にできるものである。あるいは頭部7の形状
を球状にして、たたき落とすまでの間、作業者に
引つ掛ることを防ぐようにすることもできる。
「(7) 考案の効果」
本案の釘は軸部の下に頭部があるので、頭部の
位置より深く釘を打込んだり、頭部より浅く打込
んだりすることがなく、誰が打つても一定した深
さに釘を打込む事が出来、打ち込んだ後、金槌な
どで頭部の上の軸を叩けば、頭部と軸部を確実に
取除く事が出来る。つまり、釘の沈み込みの状態
を確認しつつ打込まなくとも良く。熟練の度合い
に関係なく正確な施工が行える効果がある。
位置より深く釘を打込んだり、頭部より浅く打込
んだりすることがなく、誰が打つても一定した深
さに釘を打込む事が出来、打ち込んだ後、金槌な
どで頭部の上の軸を叩けば、頭部と軸部を確実に
取除く事が出来る。つまり、釘の沈み込みの状態
を確認しつつ打込まなくとも良く。熟練の度合い
に関係なく正確な施工が行える効果がある。
また、頭部と軸部が取除かれた後も大径部が取
付物の表面下に沈み込んでいる為、ポンチなどに
より、さらに深く打込む必要がなく、金槌だけで
施工が出来る。
付物の表面下に沈み込んでいる為、ポンチなどに
より、さらに深く打込む必要がなく、金槌だけで
施工が出来る。
その製造においても、通常の製釘機、転造機に
よつて量産が極めて容易であり、低コストでの経
済的な実施が可能である。
よつて量産が極めて容易であり、低コストでの経
済的な実施が可能である。
本案は以上述べたように実用性が高く、その効
果も高い新規の思想と構成からなる釘である。
果も高い新規の思想と構成からなる釘である。
第1図はこの考案に係る釘の正面図、第2図及
び第3図の各々は打ち込み工程の順序を示す説明
図、第4図は第1図、第2図、第3図における軸
の先端に別の頭部を設けた正面図である。第5図
は第1図、第2図、第3図における頭部の他の例
を示す正面図である。 1……頭部、2……大径部、3……小径部、4
……軸、6……釘の終端。
び第3図の各々は打ち込み工程の順序を示す説明
図、第4図は第1図、第2図、第3図における軸
の先端に別の頭部を設けた正面図である。第5図
は第1図、第2図、第3図における頭部の他の例
を示す正面図である。 1……頭部、2……大径部、3……小径部、4
……軸、6……釘の終端。
Claims (1)
- 先端と頭部とその間に胴部を有する釘の、頭部
の下の胴部に大径部を設け、この大径部と頭部の
間の胴部に切り込み状の小径部を設けた釘におい
て、頭部の上には軸を設けた釘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986188204U JPH0211605Y2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986188204U JPH0211605Y2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6392810U JPS6392810U (ja) | 1988-06-15 |
JPH0211605Y2 true JPH0211605Y2 (ja) | 1990-03-27 |
Family
ID=31139346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986188204U Expired JPH0211605Y2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0211605Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57163013U (ja) * | 1981-04-08 | 1982-10-14 |
-
1986
- 1986-12-05 JP JP1986188204U patent/JPH0211605Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6392810U (ja) | 1988-06-15 |
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