JPH02114977A - 消防訓練方法及び消防訓練施設 - Google Patents
消防訓練方法及び消防訓練施設Info
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- JPH02114977A JPH02114977A JP26730888A JP26730888A JPH02114977A JP H02114977 A JPH02114977 A JP H02114977A JP 26730888 A JP26730888 A JP 26730888A JP 26730888 A JP26730888 A JP 26730888A JP H02114977 A JPH02114977 A JP H02114977A
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Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、家屋や家屋内設備などのモックアツプ(実物
大模型)を燃焼させないで、各種火災状況を模擬的に再
現し、各火災に応じた消防訓練を反覆して行うことがで
き、各消防訓練の適否を判断することができる消防訓練
施設に関する。
大模型)を燃焼させないで、各種火災状況を模擬的に再
現し、各火災に応じた消防訓練を反覆して行うことがで
き、各消防訓練の適否を判断することができる消防訓練
施設に関する。
従来の消防訓練は、廃却家屋や小型に構築した小屋など
を実際に燃焼さしたり、或いは、石油パンに水を撮り、
水の上に流した廃油や灯油を燃焼させて、これを消火す
る訓練が行われていた。
を実際に燃焼さしたり、或いは、石油パンに水を撮り、
水の上に流した廃油や灯油を燃焼させて、これを消火す
る訓練が行われていた。
上記のような消防訓練には以下に示すような課題があっ
た。
た。
(1) 消防訓練を行う場所に廃却家屋などを設置し
、−度の消防訓練で焼失してしまうのでは訓練費用が極
めて高価となる欠点があった。
、−度の消防訓練で焼失してしまうのでは訓練費用が極
めて高価となる欠点があった。
(2) 廃油、灯油などを燃焼させる場合には、大量
の黒煙が発生し、周囲の大気を汚染する公害問題を生じ
た。
の黒煙が発生し、周囲の大気を汚染する公害問題を生じ
た。
(3)黒煙には大量の煤が含まれており、火炎に近寄る
被訓練者が煤を吸込み、健康を害する弊害があった。
被訓練者が煤を吸込み、健康を害する弊害があった。
(4)火災や煙の伝播及び火勢が制御できないため、被
訓練者が突然危険にさらされる可能性が高かった。
訓練者が突然危険にさらされる可能性が高かった。
(5)被訓練者の人数が多いときなどには消防訓練を反
覆して行わなければならないが、−回の訓練が終った後
に、燃料が燃えつきる迄待ったり、残焼物を除去したり
しなければならないため、短時間に反覆訓練を行うこと
が出来ない問題があった・ (6)多量の泡消火剤或いは粉末消火剤を使用する場合
には、散布後の排液を廃水処理しなければならないが、
この処理費は高価であるため化学薬剤が使用できない問
題があった。
覆して行わなければならないが、−回の訓練が終った後
に、燃料が燃えつきる迄待ったり、残焼物を除去したり
しなければならないため、短時間に反覆訓練を行うこと
が出来ない問題があった・ (6)多量の泡消火剤或いは粉末消火剤を使用する場合
には、散布後の排液を廃水処理しなければならないが、
この処理費は高価であるため化学薬剤が使用できない問
題があった。
(7)消防訓練する場所の風向きや風の強さ等が変ると
、火災状況が変化するので、同じ火災環境を再現するこ
とができず、同−設定条件での訓練並びにその訓練の適
否判断ができなかった。
、火災状況が変化するので、同じ火災環境を再現するこ
とができず、同−設定条件での訓練並びにその訓練の適
否判断ができなかった。
(8)実際に火災を生じさせ、水又は消火薬剤で消火す
ると云う実感はあるものの、火災が消えさえずれ′ばそ
れでよいといった訓練であるため、言わば、なりゆき任
せの消防訓練で終ってしまい、訓練内容の評価2分析が
できなかった。
ると云う実感はあるものの、火災が消えさえずれ′ばそ
れでよいといった訓練であるため、言わば、なりゆき任
せの消防訓練で終ってしまい、訓練内容の評価2分析が
できなかった。
本発明は、上記の各課題を解決するためになされたもの
であり、訓練用のモックアツプ(実物大模型)を焼損す
ることなく反覆使用できるようにし、普通火災、油火災
或いは電気火災などの各種火災状況を模擬的に再現して
各火災に応じた消防訓練を反覆して行うことができ、且
つ消防訓練の適否を判断できるようにした消防訓練方法
及びその施設を提供することを目的としている。
であり、訓練用のモックアツプ(実物大模型)を焼損す
ることなく反覆使用できるようにし、普通火災、油火災
或いは電気火災などの各種火災状況を模擬的に再現して
各火災に応じた消防訓練を反覆して行うことができ、且
つ消防訓練の適否を判断できるようにした消防訓練方法
及びその施設を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の消防訓練方法は、
不燃性のモックアツプを用い、火災発生源にガス燃料の
バーナーを配置してガス燃料の種類と供給量及び空気供
給量(燃料と空気の混合比)を適宜選択すると共に人工
煙吹出口より人工煙を供給して各火災の態様に応じた火
災状態を現出せしめる擬似火災を発生し、各擬似火災に
必要な消火薬剤を用いて消防活動を行うと共に消火手段
として使用した消火薬剤或いは代替薬剤の種類と量を検
出して適正であるか否かを判断する。
不燃性のモックアツプを用い、火災発生源にガス燃料の
バーナーを配置してガス燃料の種類と供給量及び空気供
給量(燃料と空気の混合比)を適宜選択すると共に人工
煙吹出口より人工煙を供給して各火災の態様に応じた火
災状態を現出せしめる擬似火災を発生し、各擬似火災に
必要な消火薬剤を用いて消防活動を行うと共に消火手段
として使用した消火薬剤或いは代替薬剤の種類と量を検
出して適正であるか否かを判断する。
又、上記消防訓練を行う施設は、通気性並びに排水性を
有する不燃性材料の床を備え、不燃性材料により構築或
いは耐熱性対策を施工した建屋内に、不燃性材料より成
る建屋内設備や家具類のモックアツプを配置し、床下に
換気用空気供給口を設けると共に天井に排気ダクトを設
け、上記モックアツプの火災源となる位置に、ガス燃料
を燃焼するバーナーと人工煙吹出口を設け、床下に消火
薬剤回収設備を設けて散布した消火薬剤或いは代替薬剤
を分析可能に回収するようにした。
有する不燃性材料の床を備え、不燃性材料により構築或
いは耐熱性対策を施工した建屋内に、不燃性材料より成
る建屋内設備や家具類のモックアツプを配置し、床下に
換気用空気供給口を設けると共に天井に排気ダクトを設
け、上記モックアツプの火災源となる位置に、ガス燃料
を燃焼するバーナーと人工煙吹出口を設け、床下に消火
薬剤回収設備を設けて散布した消火薬剤或いは代替薬剤
を分析可能に回収するようにした。
なお、建屋内には、被訓練者の安全を確保するために、
建屋内部が人体に危険な温度にまで上昇した場合、滞溜
ガスが存在して爆発の危険性がある場合、或いは、バー
ナーから噴出するガスが燃焼していない場合などを検出
するセンサ及び排気ダクト出口に一酸化炭素、二酸化炭
素を検出するセンサを設けて消防訓練領域が危険状態に
あることを検出すると共に、安全側に機能するようにす
ることが望ましい。
建屋内部が人体に危険な温度にまで上昇した場合、滞溜
ガスが存在して爆発の危険性がある場合、或いは、バー
ナーから噴出するガスが燃焼していない場合などを検出
するセンサ及び排気ダクト出口に一酸化炭素、二酸化炭
素を検出するセンサを設けて消防訓練領域が危険状態に
あることを検出すると共に、安全側に機能するようにす
ることが望ましい。
普通火災、油火災或いは電気火災などの各火災の態様に
応じてガス燃料の種類と供給量及び空気供給量を選択し
、火災発生源と想定される位置において、バーナーより
ガス燃料を燃焼させると共に各火災に対応した人工煙を
吹出口より噴出させて擬似火災を発生させる。
応じてガス燃料の種類と供給量及び空気供給量を選択し
、火災発生源と想定される位置において、バーナーより
ガス燃料を燃焼させると共に各火災に対応した人工煙を
吹出口より噴出させて擬似火災を発生させる。
一方、換気用空気供給口から空気が供給され、排気は排
気ダクトより排出される。
気ダクトより排出される。
被訓練者は各火災に適当する消火薬剤或いは代替薬剤の
種類及び量を選択し擬似火災源に向ってnji布する訓
練を行い、散布された消火薬剤或いは代替薬剤は床を経
て消火薬剤回収設備に回収され、散布された消火薬剤の
種類及び量を調べて消防訓練の適否が判定される。
種類及び量を選択し擬似火災源に向ってnji布する訓
練を行い、散布された消火薬剤或いは代替薬剤は床を経
て消火薬剤回収設備に回収され、散布された消火薬剤の
種類及び量を調べて消防訓練の適否が判定される。
なお、消防訓練中に訓練環境内が、異常高温。
爆発、co、Cogの発生などの危険にさらされない様
適時訓練環境をモニターして事故の発生を防止する。
適時訓練環境をモニターして事故の発生を防止する。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は室内に設置される消防訓練施設の縦断面図であ
り、第2図は消防訓練施設の建屋の横断面図の要部斜視
図である。
り、第2図は消防訓練施設の建屋の横断面図の要部斜視
図である。
第1図において、符号1は、鉄筋コンクリート金属或い
は煉瓦等の不燃性材料により構築された略現寸大の建屋
であり、建屋1の天井及び内壁面には、建屋1の過熱を
防止するために金属などで作られた熱遮蔽板2が被覆さ
れる。
は煉瓦等の不燃性材料により構築された略現寸大の建屋
であり、建屋1の天井及び内壁面には、建屋1の過熱を
防止するために金属などで作られた熱遮蔽板2が被覆さ
れる。
耐熱対策としては、これ以外にも耐水性と不燃性を有す
る断熱材で内張すする方法や、水幕を壁に沿って流す方
法も考えられる。
る断熱材で内張すする方法や、水幕を壁に沿って流す方
法も考えられる。
床3は、例えばグレーチングのように、通気性並びに排
水性に富んだ構造物より成り、床3の上には、キッチン
等の建屋内設備やこたつ等の家具の実物大に形成された
不燃性のモックアツプ4が設置される。
水性に富んだ構造物より成り、床3の上には、キッチン
等の建屋内設備やこたつ等の家具の実物大に形成された
不燃性のモックアツプ4が設置される。
建屋1及び熱遮蔽板2の天井には排気ファン5を備えた
排気ダクト6が設けられ、床3の下方の周壁には鎧戸な
どの換気用空気供給ロアが設けられ、建屋1の下方から
上方に流通する換気装置が構成される。
排気ダクト6が設けられ、床3の下方の周壁には鎧戸な
どの換気用空気供給ロアが設けられ、建屋1の下方から
上方に流通する換気装置が構成される。
なお、排気ダクト6の内部には換気量(供給空気量)を
調節するための可変ダンパー6′が設けられる。
調節するための可変ダンパー6′が設けられる。
又、床3の下方には、排液を回収する傾斜底面8と、傾
斜底面8の下部より排液処理設備(図示しない)に連通
ずる排液孔9より成る排液回収設備10が設けられる。
斜底面8の下部より排液処理設備(図示しない)に連通
ずる排液孔9より成る排液回収設備10が設けられる。
排液回収設備10の上方には、消火薬剤分析装置11を
備えた消火薬剤回収設備12が配置される。
備えた消火薬剤回収設備12が配置される。
ガス燃料配管13は、都市ガス配管又は別途設置された
複数のガス燃料源(図示しない)に電磁弁或いは流量調
整弁を介して連通し、供給方向の端部にはノズル14a
を有するバーナー14が設けられる。
複数のガス燃料源(図示しない)に電磁弁或いは流量調
整弁を介して連通し、供給方向の端部にはノズル14a
を有するバーナー14が設けられる。
バーナー14の位置は、第1図に示すように床下に設け
られる場合もあるが、火災の種類に応じてモックアツプ
4の内部などに設けられる場合もある。
られる場合もあるが、火災の種類に応じてモックアツプ
4の内部などに設けられる場合もある。
建屋1の内部には適当な位置に人工煙配管15の人工煤
吹出口16が配設され、実際の火災と同様の煙の伝播を
シミュレートする。
吹出口16が配設され、実際の火災と同様の煙の伝播を
シミュレートする。
火災の種類は、およそ次の三種に大別できる。
(1)普通火災
木材9紙、繊維などが燃える火災で、火炎の色調は赤味
を帯び、少しくすんでいる。
を帯び、少しくすんでいる。
(2)油火災
石油類その他の可燃性燃料や半固形油脂類などが燃える
火災で、火炎の色調は黄色味を帯びたオレンジ色である
。
火災で、火炎の色調は黄色味を帯びたオレンジ色である
。
(3)電気火災
電気設備のショートなどによる火災で、火炎は鈍い色を
帯びているが色彩に冨んだ火災である。
帯びているが色彩に冨んだ火災である。
被訓練者の訓練効果を高めるためには、実際的な臨場感
に満ちた模擬火炎に対して訓練することが望ましく、そ
のためには、上記の各種火災に類似した火炎を選択的に
再現しうろことが望ましい。
に満ちた模擬火炎に対して訓練することが望ましく、そ
のためには、上記の各種火災に類似した火炎を選択的に
再現しうろことが望ましい。
又、被訓練者は、実際の火災現場で発生するCO9有毒
ガス、煤などは吸い込まないようにしなければならない
ことは言うまでもない。
ガス、煤などは吸い込まないようにしなければならない
ことは言うまでもない。
かかる理由から、モックアツプ4は鋼などの不燃材で作
り、又模凝火災源の燃料としては有毒ガスや煤の発生し
にくい炭化水素系気体(以下ガス燃料と云う)を使用し
、ガス燃料と空気との混合量の調整、ガス燃料種類の変
更或いは異種のガス燃料の混合量の調整を行なって火炎
色調並びに火炎温度を調整する。
り、又模凝火災源の燃料としては有毒ガスや煤の発生し
にくい炭化水素系気体(以下ガス燃料と云う)を使用し
、ガス燃料と空気との混合量の調整、ガス燃料種類の変
更或いは異種のガス燃料の混合量の調整を行なって火炎
色調並びに火炎温度を調整する。
実際的なガス燃料としては、メタン、プロパン。
ブタン等が使用される。
火災と共に発生する煙には、例えば商品名「CHEM
CHEX 220Jのような無害の原液を使用した
人工煙を使用する。
CHEX 220Jのような無害の原液を使用した
人工煙を使用する。
人工煙は、常温において液体であり、空気混合後に加熱
することにより擬似煙となるもので、実際の煙の色に近
付けるために色素を加えたり、或いは実際の煙の臭いに
近付けるために着臭することができる。
することにより擬似煙となるもので、実際の煙の色に近
付けるために色素を加えたり、或いは実際の煙の臭いに
近付けるために着臭することができる。
人工煙は常温におい、て液体であるため排気ダクト6内
に設けた冷却装置及びメツシュ等のトラップにより回収
することができ、周囲環境に人工煙を放出しない様な処
置が簡単に行える利点がある。
に設けた冷却装置及びメツシュ等のトラップにより回収
することができ、周囲環境に人工煙を放出しない様な処
置が簡単に行える利点がある。
又、人工煙の放出が外部から目立つ場合には、人工煙を
排気ダクト6の出口で再加熱することにより無色化する
ことも可能である。
排気ダクト6の出口で再加熱することにより無色化する
ことも可能である。
建屋1の内部には、第2図に示すように、散水ノズル1
7を有する散水配管18が配設され、高温となった熱遮
蔽板2.モックアツプ4(第1図参照)及び床3を冷却
するようになっている。
7を有する散水配管18が配設され、高温となった熱遮
蔽板2.モックアツプ4(第1図参照)及び床3を冷却
するようになっている。
又、モックアツプ4を冷却するために、この散水配管1
8をモックアツプ4の内部に組み入れるにすることがで
きる。
8をモックアツプ4の内部に組み入れるにすることがで
きる。
此の冷却装置は、水冷に代えて空冷としてもよく、又、
建屋1の内部からだけでなく、外部からも冷却する方式
としてもよい。
建屋1の内部からだけでなく、外部からも冷却する方式
としてもよい。
此の冷却装置により、訓練完了後に迅速な冷却が可能ど
なり、短時間に反復訓練を行うことができ、建W1の内
部には、複数箇所に火炎温度検出用センサ(図示しない
)とCOt 、02の濃度計測センサ(図示しない)が
配設され、特にガスの滞溜し易い上部隅部などにはガス
検出センサが設けられ、ノズル14aの近傍にはノズル
14aの火が消えているかどうかを温度で検出する温度
センサ(図示しない)が設けられ、被訓練者の環境が人
体に有害な高温となった場合、未燃焼ガスの滞溜で爆発
のおそれのある場合、未燃焼ガスがノズル14aが噴出
している場合、或いは酸欠状態の場合などには、直ちに
訓練者を退避させる警報を発すると共に、ガス燃料の供
給を緊急遮断することにより、訓練環境の安全を確保す
るようになっている。
なり、短時間に反復訓練を行うことができ、建W1の内
部には、複数箇所に火炎温度検出用センサ(図示しない
)とCOt 、02の濃度計測センサ(図示しない)が
配設され、特にガスの滞溜し易い上部隅部などにはガス
検出センサが設けられ、ノズル14aの近傍にはノズル
14aの火が消えているかどうかを温度で検出する温度
センサ(図示しない)が設けられ、被訓練者の環境が人
体に有害な高温となった場合、未燃焼ガスの滞溜で爆発
のおそれのある場合、未燃焼ガスがノズル14aが噴出
している場合、或いは酸欠状態の場合などには、直ちに
訓練者を退避させる警報を発すると共に、ガス燃料の供
給を緊急遮断することにより、訓練環境の安全を確保す
るようになっている。
安全装置は建屋以外にも施され、被訓練者の防火衣に、
被訓練者の危険温度において警報を発する温度検知警報
装置が取付けられ、被訓練者が温度の高い危険領域には
近付くことを防止する。
被訓練者の危険温度において警報を発する温度検知警報
装置が取付けられ、被訓練者が温度の高い危険領域には
近付くことを防止する。
バーナー14に上向きに開口したノズル14aを有する
場合には、第4図に示すように、ノズル14aを被覆す
るカバー20が設けられ、火炎に向けて散布された消火
薬剤等がノズル14aに飛散してノズル14aの火を消
火し、ノズル14aから未燃焼ガスが噴出する危険を防
止している。
場合には、第4図に示すように、ノズル14aを被覆す
るカバー20が設けられ、火炎に向けて散布された消火
薬剤等がノズル14aに飛散してノズル14aの火を消
火し、ノズル14aから未燃焼ガスが噴出する危険を防
止している。
又、ノズル14aを下向きとし、ノズル14aの下方に
耐熱性の反射板を設けてノズル14aから下方に噴出す
る火炎の向きを変えるようにし、消火薬剤等がノズル1
4aに直接飛散しない方法も採用できる。
耐熱性の反射板を設けてノズル14aから下方に噴出す
る火炎の向きを変えるようにし、消火薬剤等がノズル1
4aに直接飛散しない方法も採用できる。
ノズル14aの火は、ガス燃料配管13内に設けられた
遮断弁が制御装置からの指示により閉鎖されたときにの
み消え、バーナー14に近接するパイロットバーナー2
1の種火によりガス燃料供給と同時に着火する。
遮断弁が制御装置からの指示により閉鎖されたときにの
み消え、バーナー14に近接するパイロットバーナー2
1の種火によりガス燃料供給と同時に着火する。
消防訓練に際しては、下記の消火薬剤が各火炎に応じて
適宜選択して使用される。
適宜選択して使用される。
(1) 水・・・普通火災
(2)泡消火剤・・・普通火災、油火災(3)粉末消火
剤・・・油火災、電気火災+4) cow・・・油火
災、電気火災散布された消火薬剤は消火薬剤回収設備1
2に回収され、消火薬剤分析装置11により各成分が分
析される。
剤・・・油火災、電気火災+4) cow・・・油火
災、電気火災散布された消火薬剤は消火薬剤回収設備1
2に回収され、消火薬剤分析装置11により各成分が分
析される。
分析は、パンチングメタルやメツシュなどにより各消火
薬剤を分離した後、各消火薬剤に適したセンサ例えば水
に対しては磁気歪センサ、泡沫に対しては超音波センサ
、粉末に対しては赤外線センサ、CO2に対しては熱電
対センサによりそれぞれ使用量が計測される。
薬剤を分離した後、各消火薬剤に適したセンサ例えば水
に対しては磁気歪センサ、泡沫に対しては超音波センサ
、粉末に対しては赤外線センサ、CO2に対しては熱電
対センサによりそれぞれ使用量が計測される。
上記の泡消火剤及び粉末消火剤は廃液処理が困難である
ため、廃液処理が容易な代替薬剤を使用するとよい。
ため、廃液処理が容易な代替薬剤を使用するとよい。
代替薬剤としては、それ自体は消火能力に欠けるが外観
が実際の消火薬剤に類似したものを使用する。
が実際の消火薬剤に類似したものを使用する。
例えば、泡消火剤に対しては泡を生ずるドデシルベンゼ
ン等を使用し、粉末消火剤に対しては粉末状の重炭酸ナ
トリウム等を使用し、実際の消火薬剤とみなされた代替
薬剤が消火に必要な債だけ散布されたことを検出したと
きに、模擬火災が消火したものと判断されて、火炎及び
黒煙の供給を停止するようにすれば、散布された薬剤の
廃液処理が容易かつ迅速に行うことができ、下水道に排
出するにしても環境汚染する可能性が低くなる。
ン等を使用し、粉末消火剤に対しては粉末状の重炭酸ナ
トリウム等を使用し、実際の消火薬剤とみなされた代替
薬剤が消火に必要な債だけ散布されたことを検出したと
きに、模擬火災が消火したものと判断されて、火炎及び
黒煙の供給を停止するようにすれば、散布された薬剤の
廃液処理が容易かつ迅速に行うことができ、下水道に排
出するにしても環境汚染する可能性が低くなる。
第3図は、室外に設置される消防訓練施設の縦断図を示
す。
す。
同図において、コンクリート等で構築された基台22の
中央開口部に、通気性並びに排水性を有する非燃性の床
3が設置され、床3の上に不燃性のモックアツプ4′が
設けられる。
中央開口部に、通気性並びに排水性を有する非燃性の床
3が設置され、床3の上に不燃性のモックアツプ4′が
設けられる。
モックアツプ4′の上部には排気ダクト6が設けられ、
床3の下方に換気用空気の供給ロア及び排液回収段(R
10が設けられ、排液回収設備10の上方に消火薬剤回
収設備11が設けられることは屋内の建屋1と同様であ
る。
床3の下方に換気用空気の供給ロア及び排液回収段(R
10が設けられ、排液回収設備10の上方に消火薬剤回
収設備11が設けられることは屋内の建屋1と同様であ
る。
排気ダクト6については、自然通風により空気供給量が
十分であれば省略することもできる。
十分であれば省略することもできる。
又、ガス燃料配管13の供給方向端部にノズル14aを
有するバーナー14が設けられ、人工煙配管1′5に人
工煙吹出口16が設けられることも屋内建屋1と同様で
ある。
有するバーナー14が設けられ、人工煙配管1′5に人
工煙吹出口16が設けられることも屋内建屋1と同様で
ある。
符号23は、人工煙発生装置である。
屋外用消防訓練施設は、設置スペースを大きくとること
ができ、屋外において、建屋自体を火災の対象とした大
型火災の訓練ができる利点がある。
ができ、屋外において、建屋自体を火災の対象とした大
型火災の訓練ができる利点がある。
建屋1の内部又はモックアツプ4′の内外部に開口する
複数の熱風吐出口を設け、此の熱風吐出口より熱風を供
給することにより建屋1内及びモックアツプ4′周辺の
温度分布を実際の火災現場の温度分布状態にシミュレー
トすることができる。
複数の熱風吐出口を設け、此の熱風吐出口より熱風を供
給することにより建屋1内及びモックアツプ4′周辺の
温度分布を実際の火災現場の温度分布状態にシミュレー
トすることができる。
又、建W1或いはモックアツプ4′の周辺(下部、内部
)に、複数個のバーナー14を設け、各バーナーの火勢
をそれぞれ独立してコントロールできるようにすると、
火災の拡大、火炎の伝播をシミュレートすることができ
る。
)に、複数個のバーナー14を設け、各バーナーの火勢
をそれぞれ独立してコントロールできるようにすると、
火災の拡大、火炎の伝播をシミュレートすることができ
る。
又、屋内建屋1のように比較的小型の建屋を車輌の荷台
上に設置すれば、各地を巡回する移動型の消防訓練施設
とすることができる。
上に設置すれば、各地を巡回する移動型の消防訓練施設
とすることができる。
以上のように構成された消防訓練施設による消防訓練を
説明する。
説明する。
(火災条件の設定)
火災の発生場所、火災の種類(普通火災、油火災、電気
火災)火災の大きさ、火災の拡大や伝播などの火災条件
を設定し、設定条件に基いてガス燃料配管1人工煙配管
の弁類の制御をプログラムし、効果的な消防訓練を行う
ことができる模1疑火災をシミュレートする。
火災)火災の大きさ、火災の拡大や伝播などの火災条件
を設定し、設定条件に基いてガス燃料配管1人工煙配管
の弁類の制御をプログラムし、効果的な消防訓練を行う
ことができる模1疑火災をシミュレートする。
(消防訓練)
模擬火災の発生の知らせを受けた被訓練者は、火災現場
に急行し、火災の種類及び規模を判断すると共に、消火
薬剤或いは消火薬剤の代替薬剤の種類を選択した後に、
煙及び熱気に気を配ぼりながら火炎に対して消火剤を散
布する。
に急行し、火災の種類及び規模を判断すると共に、消火
薬剤或いは消火薬剤の代替薬剤の種類を選択した後に、
煙及び熱気に気を配ぼりながら火炎に対して消火剤を散
布する。
所定時間内に適正な消火薬剤或いはその代替薬剤が散布
されたかどうかを制御装置にて判断し、消防活動が適正
であればガス燃料及び人工煙の供給を断って模擬火災を
鎮火させる。
されたかどうかを制御装置にて判断し、消防活動が適正
であればガス燃料及び人工煙の供給を断って模擬火災を
鎮火させる。
消防訓練終了後は、建屋内及びモックアツプを急速に冷
却して、次の訓練の準備に入る。
却して、次の訓練の準備に入る。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
下に記載されるような効果を奏する。
(1) 消防訓練用の建屋及び建屋内のモックアツプ
は燃えないため、繰り返して訓練に使用することができ
、訓練費用が極めて安くなる利点がある。
は燃えないため、繰り返して訓練に使用することができ
、訓練費用が極めて安くなる利点がある。
(2)訓練時、木材、廃油、灯油などを燃焼させないの
で周囲の大気を汚染する公害問題を生ずる虞れはない。
で周囲の大気を汚染する公害問題を生ずる虞れはない。
(3)模擬火災はガス燃料の燃料であるため、煤や有害
ガスの発生がなく、被訓練者が煤や有害ガスを吸い込ん
で健康に害する危険はない。
ガスの発生がなく、被訓練者が煤や有害ガスを吸い込ん
で健康に害する危険はない。
(4)模擬火災は制御装置からの指示によって発生し鎮
火するので、火勢が急激に変化して被訓練者に突然危険
を及ぼすようなことはない。
火するので、火勢が急激に変化して被訓練者に突然危険
を及ぼすようなことはない。
(5)訓練終了後に建屋内及びモックアツプを冷却して
次の訓練の準備することができるので繰り返して消火訓
練を行う場合に便利である。
次の訓練の準備することができるので繰り返して消火訓
練を行う場合に便利である。
(6)模擬火災は、火災の色調、煙の発生状況から火災
の種類を判断する訓練ができる。
の種類を判断する訓練ができる。
又、被訓練者の判断に基いて使用された消火薬剤或いは
代替薬剤の種類及び量が適当であったかどうかの判定が
なされるので、単なる消火動作の練習の外に貴重な判断
力を養成することができる。
代替薬剤の種類及び量が適当であったかどうかの判定が
なされるので、単なる消火動作の練習の外に貴重な判断
力を養成することができる。
更に、模擬火災の拡大、延焼などをシミュレートするこ
とにより、高度な消防訓練を行うことができる。
とにより、高度な消防訓練を行うことができる。
(7)建屋及びモックアツプは不燃性であるため、燃え
がらの後片付けの必要はなく、又、床下の消火薬剤回収
設備により消火剤を回収できるので廃液による公害を生
ずる虞れはない。
がらの後片付けの必要はなく、又、床下の消火薬剤回収
設備により消火剤を回収できるので廃液による公害を生
ずる虞れはない。
第1図〜第4図は本発明の実施例を示し、第1図は屋内
用消防訓練施設の縦断面図、第2図は同上の横断面要部
斜視図、 第3図は屋外用消防訓練施設の縦断面図、第4図はバー
ナーの斜視図である。 1・・・建屋、2・・・熱遮蔽板、3・・・床、4,4
′・・・モックアツプ、6・・・排気ダクト、7・・・
供給口、10・・・廃液回収設備、11・・・消火薬剤
分析装置、12・・・消火薬剤回収設備、13・・・ガ
ス燃料配管、14a・・・ノズル、14・・・バーナー
15・・・人工煙配管、16・・・人工煙吹出口。
用消防訓練施設の縦断面図、第2図は同上の横断面要部
斜視図、 第3図は屋外用消防訓練施設の縦断面図、第4図はバー
ナーの斜視図である。 1・・・建屋、2・・・熱遮蔽板、3・・・床、4,4
′・・・モックアツプ、6・・・排気ダクト、7・・・
供給口、10・・・廃液回収設備、11・・・消火薬剤
分析装置、12・・・消火薬剤回収設備、13・・・ガ
ス燃料配管、14a・・・ノズル、14・・・バーナー
15・・・人工煙配管、16・・・人工煙吹出口。
Claims (3)
- (1)それ自体は不燃性のモックアップを用い、該モッ
クアップの適当位置にガス燃料を燃焼するバーナーを配
置し、該バーナーのガス燃料配管に供給するガス燃料の
種類と供給量及び空気供給量を適宜選択すると共に人工
煙吹出口より人工煙を供給して各火災の態様に応じた火
災状態を現出せしめる擬似火災を発生し、各擬似火災に
必要な水又は消火薬剤或いは消火薬剤の代替薬剤を用い
て消防活動を行うと共に、消火手段として使用した消火
薬剤或いは代替薬剤の種類と量を検出し、それに応じて
火勢と人工煙を制御しながら消防活動が適正であるか否
かを判断する消防訓練方法。 - (2)通気性並びに排水性を有する不燃性材料の床を備
え、不燃性材料により構築或いは耐熱対策を施工した建
屋内に、不燃性材料より成る建屋内設備や家具類のモッ
クアップを配置し、床下に設けた換気用空気供給口と天
井に設けた排気ダクトにより下方から上方に流通する換
気装置を構成し、上記モックアップの火災源となる位置
に、ガス燃料を燃焼するバーナーと人工煙吹出口を設け
、床下に消火薬剤回収設備を設けて散布した消火薬剤或
いは代替薬剤を分析可能に回収するように構成した消防
訓練施設。 - (3)上記建屋内には、危険温度検出センサ、バーナー
の非燃焼状態を検出する温度センサ、建屋内の滞溜ガス
を検出するガス検出センサ及び排気ダクト出口に一酸化
炭素、二酸化炭素などを検出するセンサを設け、上記各
センサにより消防訓練領域が危険状態にあることを検出
すると共に安全側に機能するように構成した請求項2記
載の消防訓練施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26730888A JPH02114977A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 消防訓練方法及び消防訓練施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26730888A JPH02114977A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 消防訓練方法及び消防訓練施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02114977A true JPH02114977A (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=17443021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26730888A Pending JPH02114977A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 消防訓練方法及び消防訓練施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02114977A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL9100284A (nl) * | 1991-02-18 | 1992-09-16 | Wilco Plaggenborg | Mobiele milieuvriendelijke brandbestrijdings trainingsunit. |
JPH05134597A (ja) * | 1991-10-07 | 1993-05-28 | Shintoron Syst Inc | 消火活動訓練装置 |
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US5316484A (en) * | 1991-05-22 | 1994-05-31 | Aai Corporation | Flashover simulation for firefighter training |
KR100412113B1 (ko) * | 2000-11-13 | 2003-12-31 | 송기찬 | 교육용 화재 및 가스 폭발 발생 장치 |
JP2010160767A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Hochiki Corp | 煙感知器の試験設備及びそのための装置 |
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JP2012203288A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Keisuke Tomono | 香りを発する誘惑性物質の嫌忌嗜好性教育システム |
JP2013161030A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Mitsui Zosen Plant Engineering Inc | 実火災訓練装置 |
JP2013235121A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Mitsui Zosen Plant Engineering Inc | 実火災訓練装置の安全システム |
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CN111855252A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-10-30 | 中国安全生产科学研究院 | 一种自动控制型热烟测试系统 |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP26730888A patent/JPH02114977A/ja active Pending
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