JPH02114098A - 飛行体の制御方法および制御装置 - Google Patents

飛行体の制御方法および制御装置

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JPH02114098A
JPH02114098A JP26715588A JP26715588A JPH02114098A JP H02114098 A JPH02114098 A JP H02114098A JP 26715588 A JP26715588 A JP 26715588A JP 26715588 A JP26715588 A JP 26715588A JP H02114098 A JPH02114098 A JP H02114098A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば薬剤散布に用いられる遠隔操縦式の小型
無人ヘリコプタなどの飛行体の制御方法および制御装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、遠隔操縦式の小型無人ヘリコプタは、散布装置を
搭載して薬剤散布したり、あるいはカメラを搭載して危
険な場所を調査探索するなど、様々な用途に使用される
ようになってきた。
この種のヘリコプタとしては、例えば特公昭56−69
20号公報に開示されたものがある。これはヘリコプタ
に係留ロープを連結し、この係留ロープの基端を地上に
固定したウィンチに連結したものであり、係留ロープを
ウィンチドラムから送り出したり、巻き取ったりするこ
とによってヘリコプタの飛行を制御するように構成され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような制御方法によってヘリコプタを薬剤
散布のように比較的広い領域内を飛行させるように制御
すると、ウィンチドラムから送り出す係留ロープが長く
なってしまい、この長い係留ロープを同時に移動させな
ければならないために、ヘリコプタにかかる負荷が大き
くなるだけなく、ヘリコプタの飛行速度および応答性が
悪くなり必ずしも効率のよい作業が行えなくなるという
不具合が起きる。本発明はこのような事情に鑑みなされ
たもので、広い領域内を効率よく飛行させることができ
る飛行体の制御方法および制御装置を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る制御方法は、飛行体を係留索を介して地表
上の移動体に連結し、飛行体を所定の飛行領域内を幅方
向に繰り返し往復するように飛行させると共に、飛行体
の飛行に応じて移動体を飛行領域の長さ方向に移動させ
るものである。
また、制御装置は、先端側が飛行体に連結された係留索
と、この係留索の基端側か連結され地表上を飛行体が飛
行する所定の飛行領域の長さ方向に移動する移動体と、
係留索を介して飛行体が飛行領域の幅方向の縁部に位置
しているのを検出する飛行体検出手段とを備えたもので
ある。ここで、地表とは地面および水面を含み、移動体
とは地面上を移動する車両および水面上を移動する船舶
を含むものである。
〔作用〕
本発明の制御方法および制御装置においては、飛行体が
飛行領域を幅方向に往復飛行すると共に、移動体の移動
により飛行体の幅方向の飛行位置が飛行領域の長さ方向
に移動するようになるので、係留索を長くすることなく
飛行領域が広くなる。
また、制御装置においては、飛行体の往復位置が検出手
段によって検出されるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
1図は本発明に係る飛行体の制御方法を説明するために
本発明に係る飛行体の制御装置の概略を示す平面図、第
2図は飛行体による薬剤散布作業を説明するための図、
第3図は飛行体の制御装置の要部を示す図、第4図は制
御装置のブロック図である。第1図〜第3図において符
号1で示すものは畦道2で矩形に仕切られた水田3の薬
剤散布に使用される飛行体としての小型無人ヘリコプタ
であり、機体4の内部には遠隔操縦するための装置が搭
載されていると共に機体4の下部には左右一対の降着そ
り5が設けられている。6は機体4の前部に収容された
エンジンで回転駆動される主回転翼、7は機体4の後部
に配され前記主回転翼6の駆動反力を打ち消す補助回転
翼である。
8は水田3の薬剤散布を行う飛行領域であり、四点AB
CDを結んだ幅がlで長さがLの平面視長方形を呈して
いる。9は前記降着そり5に取付けられた散布装置であ
り、機体4の長さ方向に延在し、下面に複数個の散布用
噴射口が開口されている。10は作業者によって操作さ
れる遠隔操縦装置の発信器である。
前記機体4の後部には、補助回転翼7の後方に延びる支
持ブラケット11が突設されており、この支持ブラケッ
ト11の後端に係留索としてのワイヤ12の先端側が連
結されている。このワイヤ12の基端側は地上のワイヤ
駆動装置13に連結されている。このワイヤ駆動装置1
3はワイヤ12が巻回されたリールI4と、ワイヤ12
をこのリール14から送り出したリリール14に巻き取
ったりするために、リール14を正転・逆転方向に回転
駆動するモータ15と、前記ワイヤ12のヘリコプタ1
までの長さを検出するワイヤ長さ検出器としてエンコー
ダ16と、これらを搭載する基板17などから概ね構成
されている。エンコーダ16はワイヤ12の送り出した
長さを表示する表示器を有しており、ワイヤ12の送り
出し方向が一定の場合においてヘリコプタ1が飛行領域
8の幅方向の縁部に位置しているのを検出する飛行体検
出手段を構成している。なお、18は前記ワイヤ12を
ガイドする門型ガイド、19はワイヤ12が挿通される
リングガイドであり、ワイヤ12を左右に回動させると
きに回動中心となるものである。21はワイヤ12の水
平角度を検出するポテンショメータであり、リングガイ
ド19からヘリコプタ1方向に延びる基準線CL(飛行
領域8の中心線)とワイヤ12とのなす水平ワイヤ角度
θhoを検出するように構成されている。すなわち、ポ
テンショメータ21はヘリコプタ1が前記リングガイド
19を中心として円弧状に飛行する場合において、ヘリ
コプタ1が飛行領域8の幅方向の縁部に位置するのを検
出する飛行体検出手段を構成している。22は基板17
上に設けられ前記エンコーダ16やポテンショメータ2
1などから出力される信号に応じてヘリコプタ1を制御
する制御装置本体である。
25は移動体として自動車である。この自動車25はヘ
リコプタ1を収納する周囲を覆われた荷台を有し、この
荷台に前記ワイヤ駆動装置13が出し入れ自在に搭載さ
れており、畦道2上を飛行領域8の長さ方向に移動する
。なお、この自動車25には第4図に示すように、自動
車25の移動量を検出する移動体検出手段を構成するエ
ンコダ26が設けられている。このエンコーダ26は車
輪27に圧接された回転体28に連結されている。
前記制御装置本体22は、ワイヤ用のエンコーダ16か
ら出力されたリール回転数を計数することによって送り
出されたワイヤ12の長さを演算するカウンタ31と、
ポテンショメータ21からの電圧をA/D変換するA/
D変換器32と、飛行領域8の幅lを入力することによ
って設定する領域幅設定スイッチ33と、飛行領域8の
長さLを入力することによって設定する領域長設定スイ
ッチ34と、CPU35などから構成されている。
このCPU35は、前記検出ワイヤ長さROと、設定さ
れた幅lからヘリコプタ1を飛行領域8内を幅方向に繰
り返して往復させる信号を出力する。
すなわち、第1図に示すように、長さが一定に保持され
たワイヤ12を、リングガイド19を支点として円弧状
に回動させることによって、ヘリコプタ1を飛行領域8
の幅方向に飛行させる場合は、検出水平ワイヤ角度θh
oによってヘリコプタ1が飛行領域8の幅方向の縁部に
位置しているのを検出し、ランプ44を点灯したり、あ
るいは図示しないブザーを鳴らして作業者に知らせる。
詳述すれば、検出ワイヤ長さROと、飛行領域8の幅l
に基づいて、許容水平飛行角度θhを演算し、前記検出
水平ワイヤ角度θhOとこの許容水平飛行角度θhとが
等しくなったときにランプ44を点灯する。これと同時
に散布信号36を発信器37に出力する。散布信号36
に応じた指示信号が発信器37からヘリコプタ1上の受
信器38に送信され、これにより散布装置9が1θh1
〉1θh司のときにのみ作動するように制御される。
41は自動車25の車輪27の回転角度を検出するエン
コーダ26の信号が入力される自動車制御用CPUであ
り、液晶ドライバ42を介して液晶表示器43を制御す
ると共に、自動車25の移動距離データをCPU35に
出力する。液晶表示器43は自動車25の移動距離が設
定された一定距離(ヘリコプタ1による散布幅)になっ
たこと、あるいは自動車25の走行距離が飛行領域8の
長さしと等しくなったことを作業者に知らせる。
このようなヘリコプタ1の制御方法について説明すると
、先ずヘリコプタ1を3点まで飛行させ、飛行領域8の
幅!および長さしを入力する。次にヘリコプタ1を作業
者の遠隔操縦によって前方に若干推進力を常時発生させ
た状態で右方向に飛行させる。ヘリコプタlがAC線上
よりも内側に位置すると散布装置9が作動し、散布作業
が行われる。ヘリコプタ1が散布作業を行いながら飛行
しBD綿線上達すると散布装置9が停止し、ランプ44
が点灯するので、この位置でヘリコプタ1をホバリング
させ自動車25を前進させる。液晶表示器43で一定距
離前進したのを確認して自動車を停止させた後に、今度
はヘリコプタ1を左方向へ飛行させる。ヘリコプタ1が
飛行してBD綿線上りも内側になると散布装置9が作動
し、AC線上に達すると散布装置9が停止しランプ44
が点灯するので、その位置でヘリコプタ1をホバリング
させる。そして、この位置で自動車25を一定距離前進
させた後に、再びヘリコプタ1を右方向に飛行させる。
このような操作を繰り返し行い、自動車25の走行距離
が飛行領域8の長さしに達したときに作業を終了させ、
ヘリコプタ1を所望な位置に着陸させる。
第5図はヘリコプタ1の幅方向への飛行を自動化した場
合の制御装置のブロック図で、エルロン信号51をヘリ
コプタ1の受信器53に発信する発信器52が備えられ
ている。また、ヘリコプタ1側には飛行姿勢を検出する
姿勢センサ、飛行高度を検出する高度センサ、これらの
情報に基づいて演算を行うCPUなどが備えられている
。そして、手動による遠隔操縦信号が、飛行開始時およ
び終了時または異常時の危険回避の際に自動制御に割り
込めるように構成されている。この場合は第6図に示す
フローチャートのように制御することができる。
すなわち、先ず自動車25を飛行領域8内の畦道2上に
停止させ、手動でヘリコプタ1を8点まで飛行させ着陸
させると共に、飛行領域8の幅lおよび長さしを入力す
る。この状態で制御をスタートさせ、ステップ101で
ヘリコプタ1をS点上でホバリングさせる。ステップ1
02ではCPU35が検出ワイヤ長さRo、および幅l
に基づいて許容水平飛行角度±θhを演算する。
次いで、ステップ103でCPU35が散布装置9を作
動させた後に、ステップ104ではヘリコプタ1を右方
向に移動させるエルロン信号51を出力する。このとき
、ステップ105において許容水平飛行角度θhと検出
水平ワイヤ角度θh。
とを比較し、θho≦−θhとなったとき、すなわち、
ヘリコプタ1が飛行領域8の幅方向の側部に位置したと
きに散布装置9を停止し、ヘリコプタ1をその位置でホ
バリングさせる(ステップ106および107)。
この状態で、ステップ108に示すように作業者が自動
車25を予め定められた一定距ya(ヘリコプタ1によ
る散布幅分)だけ前進させる。このとき、ステップ10
9で自動車25の前進した距離と予め定められた距離と
を比較し、一定距離前進したことを液晶表示器43で確
認して自動車25を停止する。さらにステップ110で
は自動車25の走行積算距離と飛行領域8の長さしとが
比較され、走行距離≧Lのときは作業を終了する。
なお、ヘリコプタ1は手動で所望な位置に着陸させる。
走行距離くLのときは、CPU35が次のステップ11
1でヘリコプタ1を左方向に移動させるエルロン信号5
1を出力する。このとき、ステップ112において許容
水平飛行角度θhと検出水平ワイヤ角度θhoとを比較
し、θho≧−θhとなったとき、散布装置9を作動さ
せる(ステップ113)。そして、この状態でヘリコプ
タ1を左方向へ散布しながら移動させ、θho≧+θh
となったときに散布装置9を停止し、その位置でホバリ
ングさせる(ステップ114〜ステツプ116)。
その後、ステップ117で自動車25を一定距離前進さ
せる。このとき、ステップ118で自動車25の前進し
た距離と一定距離とを比較し、一定距離前進したことを
確認して自動車25を停止する。次のステップ119で
は自動車25の走行距離と飛行領域8の長さLとが比較
され、走行距離≧Lのときは作業を終了する。
走行距離〈Lのときは、CPU35が次のステップ12
0でヘリコプタ1を再び右方向に移動させるエルロン信
号51を出力する。このとき、ステップ121において
許容水平飛行角度θhと検出水平ワイヤ角度θhoとを
比較し、θho≦十θhとなったとき、散布装置9を作
動させる(ステップ122)。ヘリコプタ1が散布しな
がら右方向に飛行するようになると、フローチャー訃の
流れは再びステップ105へと戻され、走行距離≧Lに
なったときに、飛行領域8の薬剤散布が終了したとして
作業を終了する。なお、ヘリコプタ1の飛行高度は遠隔
操縦によって人為的に制御する。
したがって、ヘリコプタ1を飛行領域8の幅方向に移動
させると共に、幅方向の飛行位置をワイヤ12を長くす
ることなく飛行領域8の長さ方向に移動させることがで
きる。そのため、長くて広い飛行領域8を散布する場合
であっても、ワイヤ12をそれほど長くすることなく、
全域の薬剤散布を行うことができる。その結果、飛行領
域8の面積に比較して相対的にワイヤ12を短くするこ
とができ、ヘリコプタ1が張るワイヤ12の重量も小さ
くすることができるから、ワイヤ12によってヘリコプ
タlにかかる負荷を小さくすることができる。また、制
御装置によってヘリコプタ1の往復位置および自動車2
5の移動量を検出するようにしているので、ヘリコ1ブ
タ1の操縦が容易になると共に、制御精度を良くするこ
とができる。
第7図は本発明にかかる制御方法の第2の実施例を説明
するために飛行体の制御装置の概略を示す平面図であり
、第1図に示すものと同一あるいは同等な部材には同一
符号を付しその説明は省略する。この実施例は、ワイヤ
12の長さを変えヘリコプタ1を前後方向に移動させる
ことによって、ヘリコプタ1が飛行領域8内を幅方向に
繰り返して往復するように制御するものである。すなわ
ち、制御装置本体22は、ヘリコプタ1は前方へ若干推
進力を常時発生させた状態で飛行させると共に、検出ワ
イヤ長さROによってヘリコプタ1が飛行領域8の幅方
向の縁部に位置しているのを検出し図示しないブザー等
で作業者に知らせる。また、ヘリコプタ1がBD綿線上
位置するとワイヤ12を一定の速度で送り出すようにモ
ータ15を駆動し、ヘリコプタ1がAC線上に位置する
とワイヤ12を一定の速度で巻き取るようにモータ15
を駆動する。さらに、ポテンショメータ21を介してワ
イヤ12と基準線CLとワイヤ12とのなす水平ワイヤ
角度θhOを検出し、この検出水平ワイヤ角度θhoを
0°に保持する。検出水平ワイヤ角度θhoの制御は、
第4図に示す制御装置を用いた場合はランプ44の点灯
によって手動で行うことができ、また第5図に示すよう
な制御装置を用いヘリコプタ1側に姿勢センサ、高度セ
ンサおよびこれらの情報に基づいて演算を行うCPtJ
を備えれば自動で行うこともできる。自動制御の場合は
、検出水平ワイヤ角度θhoに基づいてこれを0°に保
持するためのエルロン信号51を演算し、このエルロン
信号51を発信器52に出力する。発信器52からはエ
ルロン信号51に応じた指示信号がヘリコプタ1上の受
信器53へ送信され、これによりヘリコプタ1の飛行位
置が制御される。なお、この実施例においては、散布装
置9はヘリコプタ1の幅方向に延びるように配設されて
いる。
次にこのようなヘリコプタlの制御方法を、ヘリコプタ
1の飛行を自動制御した場合について説明する。第8図
はこの場合の制御方法を説明するためのフローチャート
である。先ず自動車25を飛行領域8の幅方向の縁部で
あるD点付近に停止させ、ヘリコプタ1をD点上に載置
する。この状態で制御をスタートさせ、ステップ201
でヘリコプタ1をD点上でホバリングさせる。このとき
、ステップ202で飛行領域8の幅!および長さしを人
力する。
次いで、ステップ203でCPU35が散布装置9を作
動させた後に、ステップ204でモータ15を駆動し、
ワイヤ12を一定の速度で送り出しヘリコプタ1を前方
へ移動させる。そして、ワイヤ12の送り出された検出
ワイヤ長さRoがlになったとき、散布装置9およびワ
イヤ12の送り出しを停止し、ブザーを鳴らすと共にヘ
リコプタ1をAC線上でホバリングさせる(ステップ2
05〜207)。
この状態で、ステップ208に示すように作業者が自動
車25を一定距離前進させる。この前進をステップ20
9で比較し、予め定められた一定距離前進したことを液
晶表示器43で確認して自動車25を停止する。さらに
ステップ210では自動車25の走行距離と飛行領域8
の長さしとが比較され、走行距離≧Lのときは作業を終
了する。
走行距離くLのときは、CPU35が次のステップ21
1でモータ15をワイヤ12を一定の速度で巻き取るよ
うに制御する。このとき、ステップ212において検出
ワイヤ長さROと幅lとを比較し、Ro≦lのときに散
布装置9を作動させる(ステップ213)。そして、こ
の状態でヘリコプタ1を後方へ散布しながら移動させ、
Ro=0となったときに、散布装置9およびワイヤ12
の巻き取りを停止し、ブザーを鳴らすと共にヘリコプタ
1をBD綿線上ホバリングさせる(ステップ214〜2
16)。
その後、ステップ217で作業者が自動車25を一定距
離前進させ、この前進をステ、ノブ21Bで確認し自動
車25を停止する。さらにステップ219では自動車2
5の走行距離と飛行領域8の長さしとが比較され、走行
距離≧Lのときは作業を終了する。走行距離くLのとき
は、フローチャートの流れは再びステップ203へと戻
され、走行距離≧Lになったときに、飛行領域8の薬剤
散布が終了したとして作業を終了する。なお、ヘリコプ
タ1の飛行高度は遠隔操縦によって人為的に制御するの
は、第1の実施例と同様である。
したがって、この実施例においても、ヘリコプタ1を飛
行領域8の幅方向への往復移動と、自動車25を飛行領
域8の長さ方向への移動を繰り返し行うことによって、
ヘリコプタlを飛行領域8の全域わたって飛行させるこ
とができる。その結果、ワイヤ12を飛行領域80幅i
分だけ延ばすようにすればよいから、ワイヤ12をそれ
ほど長くすることなく、広い範囲の飛行領域8を散布す
ることができる。
なお、上記実施例においては、ヘリコプタを薬剤散布に
利用した例について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、写真撮影等種々の作業に利用すること
ができる。また、移動体の距離を検出する手段としては
上述した車輪に圧接した回転体を介してエンコーダを回
転させる構造のほか、車軸上に回転円板を設け、この回
転円板とエンコーダに設けた歯車とを噛合させるように
してもよい。また、検出器としては光を利用するホトイ
ンタラプタおよび反射型ホトインタラプタや磁気を利用
する磁気センサなどを利用することができる。すなわち
、ホトインタラプタを利用する場合は、これを車軸と一
体的に回転しスリットを有する回転円板を跨ぐように取
付ければよく、反射型ホトインタラプタを利用する場合
は、これを反射部を有する回転円板に対向するように取
付ければよい。磁気センサを利用する場合は、回転円板
に着磁部を設けたり、回転円板の外周部に凹凸を設け、
これら着磁部や凹凸を検出できるように磁気センサを取
付ければよい。
また、前記自動車に代わり例えば敷設レール上を移動す
る移動体としその操作系をヘリコプタ1の移動に連動さ
せるようにすれば、ヘリコプタ1の操作を完全自動化す
ることもできる。自動車の制御は間欠的に移動させるほ
か、一定速度で連続的に移動させることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の制御方法によれば、飛行体
を係留索を介して地表上の移動体に連結し、飛行体を所
定の飛行領域内を幅方向に繰り返し往復するように飛行
させると共に、飛行体の飛行に応じて移動体を飛行領域
の長さ方向に移動させるから、また本発明の制御装置に
よれば、先端側が飛行体に連結された係留索と、この係
留索の基端側か連結され地表上を飛行体が飛行する所定
の飛行領域の長さ方向に移動する移動体と、この移動体
の移動量を検出する移動体検出手段と、係留索を介して
飛行体が飛行領域の幅方向の縁部に位置しているのを検
出する飛行体検出手段とを備えたから、飛行体を飛行領
域の幅方向に移動させ、その幅方向の飛行位置を係留索
を長くすることなく飛行領域の長さ方向に移動させるこ
とができる。
したがって、長くて広い飛行領域を飛行する場合であっ
ても、係留索をそれほど長くすることなく、飛行領域全
域において作業を行うことができる。その結果、飛行体
にかかる係留索の重量を飛行領域の大きさに比較して相
対的に軽くすることができるので、飛行体にかかる負担
を軽減し、飛行体の応答性を良くして効率の良い作業を
行うことができる。
しかも本発明の制御装置によれば、飛行体の往復位置を
検出することができるから、飛行体や移動体の操縦を容
易にすることができるだけでなく、飛行体の制御精度を
作業者が目視によって行う場合に比較して向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る飛行体の制御方法を説明するため
に本発明に係る飛行体の制御装置の概略を示す平面図、
第2図は飛行体による薬剤散布作業を説明するための図
、第3図は飛行体の制御装置の要部を示す図、第4図お
よび第5図は制御装置のブロック図、第6図は本発明に
係る制御方法の第1の実施例を説明するためのフローチ
ャート、第7図は制御方法の第2の実施例を説明するた
めの制御装置の概略平面図、第8図は制御方法の第2の
実施例を説明するためのフローチャートである。 1・・・・ヘリコプタ、8・・・・飛行領域、12・・
・・ワイヤ、14・・・・リール、15・・・・モータ
、16・・・・エンコーダ、21・・・・ポテンショメ
ータ、22・・・・制御装置本体、25・・・・自動車
、26・・・・エンコーダ、27・・・・車輪。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)飛行体を係留索を介して地表上の移動体に連結し
    、飛行体を係留索が張られる方向に推進力を発生させた
    状態で所定の飛行領域内を幅方向に繰り返し往復するよ
    うに飛行させると共に、飛行体の飛行に応じて前記移動
    体を飛行領域の長さ方向に移動させる飛行体の制御方法
  2. (2)先端側が遠隔操縦機能を有する飛行体に連結され
    この飛行体の飛行を規制する係留索と、この係留索の基
    端側が連結され地表上を前記飛行体が飛行する所定の飛
    行領域の長さ方向に移動する移動体と、前記係留索を介
    して飛行体が飛行領域の幅方向の縁部に位置しているの
    を検出する飛行体検出手段とを備えてなる飛行体の制御
    装置。
JP63267155A 1988-10-25 1988-10-25 飛行体の制御方法および制御装置 Expired - Lifetime JP2887597B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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