JPH02113465A - カセットオートチェンジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダー（以下「■ＴＲＪと
呼ぶ）等にカセットを自動的に供給及び取出しを行うた
めのカセットオートチェンジャーに関する。

（従来の技術と発明が解決しようとする課題〕この種の
従来技術として、実開昭６２−５７９５４公報に開示さ
れたＶＴＲオートローダがあるが、カセットのＶＴＲ機
器への供給又は取出時に於いて、カセットを掴持する揺
動アームが、ＶＴＲ機器やカセット収納部及びカセット
帰還部の正面を左右方向に横切るため、これが邪魔とな
り揺動アームの動作時に、上記収納部からのカセットの
引き出し・帰還部へのカセットの収納が、行いにくかっ
た。また、同様の理由で、ＶＴＲ機器の調整が行いにく
かった。

本発明は、上記問題点を解決したカセットオートチェン
ジャーを１供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のカセットオートチ
ェンジャーに於いては、画像再生機と、カセットが上下
多段に収納されるカセット収納棚部と、該画像再生機と
該カセット収納棚部との間に配設されるカセット供給取
出装置と、を備えたカセットオートチェンジャーであっ
て、上記カセット供給取出装置が、先端にカセット掴持
部を有すると共に水平面内で揺動する揺動アームと、該
揺動アームを該画像再生機とカセット収納棚部との間の
左右間隔部に於いて前進後退させる進退機構と、該揺動
アームを上下方向のガイド部材に沿って昇降させる昇降
機構と、によって構成されているものである。

（作用〕 カセットを、画像再生機のカセット差入口に供給し又は
該差入口から取出すには、揺動アームを昇降機構によっ
て所定の高さ位置まで上昇又は下降させたうえ、揺動ア
ームのカセット掴持部にてカセットを掴持し、その後、
揺動アームを水平面内で揺動させることによって行う、
また、画像再生機とカセット収納部との間の左右間隔部
で、進退機構により揺動アームを前進又は後退させつつ
水平面内で揺動させることによって、画像再生機及びカ
セット収納棚部の前方側へ揺動アームを突出させること
な（揺動させることが出来る。揺動アームは、水平面内
で揺動するので、揺動アームの動作時であっても、揺動
アームに邪魔されることなく画像再生機の前面側に於い
て該画像再生機の操作を行うことが出来、同様に、その
間に於いて揺動アームに邪魔されることなく、収納棚の
前面側からのカセットの引き出し及び収納を手で行うこ
とが可能である。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明すると、第１図と第
２図に於いて、カセットオートチェンジャー１１は、Ｖ
ＴＲ機器等の画像再生機１…と、カセット２…が上下多
段に収納されるカセット収納棚部３と、カセット供給取
出装置４と、を備えている０画像再生機１…は上下３段
に配設され再生機設置部１２を構成し、該設置部１２と
収納棚部３との間、つまり画像再生機ｌ…と収納棚部３
との間の左右間隔部７にカセット供給取出装置４が配設
されている。再生機１…の前面には上方からも見やすい
ように傾斜状とされた操作部１３と、該操作部１２の上
方のカセット差入口１４と、が設けられている。なお、
再生機設置部１２．供給取出装置４゜収納棚部３は、何
れも共通底板３６上に設置されている。

いる。

しかして、カセット供給取出装置４は、先端にカセット
掴持部５を有すると共に、基端部１５を揺動中心として
水平面内で揺動する揺動アーム６と、該揺動アーム６を
左右間隔部７に於いて前進後退させる進退機構８と、揺
動アーム６を上下方向のガイド部材９に沿って昇降させ
る昇降機構１０と、によって構成されている。上記ガイ
ド部材９は、平行な２本の細長ロッド１６．１６からな
り、略鉛直状に設けられている。揺動アーム６は、平行
リンクをなす２本の角柱状の揺動片１８．１８を備え、
ガイド部材９に沿って上下方向に誘導案内される案内部
材１７を介して、該案内部材１７に連動して昇降可能に
構成されている。揺動アーム６は、その基端部１５が案
内部材１７に枢支され、揺動可能とされている。第６図
に示すように、揺動アーム６の揺動片１８．１８は、基
端部１５．１５に突設された回動ピン２６を介して案内
部材１７に支持されている。なお、図示省略するが、案
内部材１７には小型モータが内蔵されており、上記回動
ピン２６との間に設けられた伝導機構（何れも図示せず
）を介して一方の回動ピン２６を回動することにより、
揺動アーム６が揺動する。第７図に示すように、揺動ア
ーム６のカセット掴持部５は開閉する爪部３４を有して
おり、該掴持部５がカセット２の端部と当接することに
より、爪部３４が自動的に閉じてカセット２を掴むよう
に構成されている。爪部３４のこの掴持機構については
図示省略する。

第１図と第２図に於いて、上記進退機構８は、ガイド部
材９の上端に固着されると共に雌ネジ孔を有してなるナ
ツト部材１９と、該雌ネジ孔に螺合して該ナツト部材１
９を前後方向Ａに螺進退させるスクリュー軸２０と、を
備えている。

上記昇降機構１０は、一対の細長ロッド１６．１６を有
するガイド部材９と、揺動アーム６が揺動可能に取付け
られた案内部材１７と、ガイド部材９と平行状に張設さ
れると共に案内部材１７に固着されて、案内部材１７を
ガイド部材９に沿って昇降させるためのワイヤ等からな
る線状部材２１と、ガイド部材９の上下端部の近傍位置
に夫々配設されると共に線状部材２１が掛合される上下
一対の滑車等の回動体２２．２２と、を備えている。２
３はガイド部材９のロッド１６．１６下端部を相互に連
結固定している連結部材である。回動体２２．２２の一
方はナツト部材１９に、他方は連結部材２３に夫々回動
可能に枢着されている。

ナツト部材１９は、第１図中に仮想線で示すように、略
コの字型断面部材２４によって形成された前後方向案内
溝内に嵌挿されており、スクリュー軸２０の回転と連動
して、該溝に沿って前後方向に移動する。

カセット収納棚部３の内部は、前方開口状とされた多数
の収納室２５…に区画されており、該収納室２５…には
、再生長さが相違、つまり外形寸法の異なる大・中・小
の３種のカセット２…が収納されている。第８図に示す
ように、カセット収納棚部３の各収納室２５…には、図
示仮想線で示すカセット２を弾発的に保持するための弾
性保持枠部材２９が設けられている。該保持枠部材２９
は、カセット２が挟持される凹所３０と、収納室２５内
に設けられた小凹所３３．３３と係止する採土用小突部
３１．３１とを有している。

なお、各収納室２５…は仕切板３２にて区切られている
。

各仕切板３２…の前端部には切欠部３３が形成されてい
る。第９図に示すように、 保持枠部材２９の凹所３０の形状等は、形状寸法の相違
する大・中・小のカセット２…に対応して形成されてお
り、このような３種の保持枠部材２９…を、夫々矢印方
向に弾発的に嵌込むことによって収納室２５…に内存す
る。

昇降機構ＩＯの上方側の回動体２２は、第１図に示すよ
うに、スプロケット２７及びチェーン２８を介して図外
の駆動装置により回転駆動され、一方、進退機構８のス
クリュー軸２０は、図外の別の駆動装置により回転駆動
される。これらの駆動装置等は、何れも制′４１装置（
図示せず）に接続されていて、その指令を受けることに
より、次のように、揺動アーム６及びガイド部材９を作
動させて、カセット２…の供給及び取り出しを行う。

カセット２の供給及び取出しについて説明すると、第３
図と第４図に於いて、収納棚部３０カセツト２を掴持し
た揺動アーム６は、掴持した状態にて若干前進した後、
水平面内で揺動しつつ左右間隔部７に於いて矢印Ｂの如
く後退する。この時の動きを側方から見ると、進退機構
８のスクリュー軸２０が回転することにより、ナツト部
材１９が矢印Ｃ方向へ後退すると共にこれと連動してガ
イド部材９及び揺動アーム６が同方向へ後退する。揺動
アーム６が最も後方側へ移動した状態に置いては、揺動
アーム６の揺動片１８．１８は前後方向に平行となる。

この後、第５図に示すように、揺動アーム６は、昇降機
構１０の線状部材２１に止着された案内部材１７と共に
矢印りの如く下降し、仮想線で示すように、目的のカセ
ット差入口１４の高さ位置となる。しかる後、第３図に
示すように、揺動アーム６はガイド部材９と共に矢印Ｅ
の如く前進し、さらに、矢印Ｆの如く前進しつつ揺動し
てカセット差入口１４にカセット２を供給することが出
来る。

なお、図示省略するが、カセット差入口１４から吐き出
されたカセット２は、揺動アーム６のカセット掴持部５
に掴持された後、上記の場合と反対の順序にて、収納棚
部３へ収納される。このように、カセット２の供給取出
を行うのに、揺動アーム６を前進又は後退させながら、
且つ、水平面内で同時に揺動させるようにしたので、揺
動アーム６を、カセット２の取出・供給・引出・収納時
における位置より、前方側へほとんど突き出すことなく
供給取出等を行うことが出来る。従って、第３図に示す
ように、揺動アーム６が収納棚部３からカセット２を取
出したときの位置にて、揺動アーム６を図示仮想線Ｇ、
Ｇで示す軌跡にて揺動させた場合と比較すると、前後方
向距離Ｓだけ後方側へ寄った範囲内にて供給取出の動作
を行わせることが出来、従って、それだけ前方側に無駄
なスペースを設ける必要がない。また、揺動アーム６を
水平面内でのみ揺動させるようにしたので、第４図に示
すように、画像再生機１…の操作部１３がカセット差入
口１４よりも突出状とされている場合であっても、これ
と干渉することなくカセット２…の供給取出には何の支
障もない。揺動アーム６はカセット差入口１４…と同じ
高さの水平面内でのみ揺動するので、操作部１３…の手
動での操作や、収納棚部３から手でカセット２…の引出
し・収納を行うのに揺動アーム６が全く邪魔とならず、
例えば、 揺動アーム６が停止するのを待って行うような不便が無
くなる。

他の実施例として、第１０図に示すように、進退機構８
を、前後方向ラック３７と、揺動アーム６を支持すると
共に該ラック３７が付設された進退部材３８と、ラック
３７に噛合するギヤ３９と、から構成するも好ましい、
また、昇降機構１０を、上記進退部材３８を前後方向移
動自在に支持すると共に上下方向ラック４０が付設され
た案内部材４１と、該ラック４０と噛合するギヤ４４と
、平行ロンド４２．４２からなるガイド部材９と、平行
ロッド４２．４２に当接転勤するガイドローラ４３．４
３と、から構成しても差し支えない。

保持枠部材２９…については、第１１図に示すように、
薄板材を折曲形成して、その弾発付勢力によって折曲左
右端縁を収納室２５…内に嵌込み固定してもよい。

収納棚部３に収納するカセット２…は、複数カセットサ
イズのものでも容易に引出し及び収納することが出来る
。従って、カセット２…の背部にバーコードを付してお
き、これをバーコードリーダー（図示せず）にて読取る
ようにしておくことにより、収納棚部３に複数のカセッ
トサイズをランダムに配置した場合であっても、目的の
カセット２…を確実に引出し、また、元の収納室へ戻す
ことが出来る。

また、供給取出装置４を左右間隔部７に配設したので、
取出装置４の故障時でも、カセット２…の供給取出しを
手で行うことが出来る。

上記実施例では、ＶＴＲの場合のみを示したが、オーデ
ィオセントにも適用することも出来る。

〔発明の効果］ 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

■　カセット２…の供給取出時に於いて、揺動アーム６
が前方側へほとんど張出さないので、カセット供給取出
装置４の前方側にデッドスペースが生じない。

■　画像再生機ｌの手動による調整及び操作を、揺動ア
ーム６に邪魔させることなく何時でも行うことが可能で
ある。

■　カセット収納棚部３からのカセット２…の引出し及
び収納を何時でも行うことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第２図は
一部省略して示す簡略正面図、第３図〜第５図は夫々作
用説明図、第６図は案内部材の近傍部を示す拡大斜視図
、第７図はカセット引き出し時の状態を示す拡大断面側
面図、第８図はカセット収納棚部の拡大横断面図、第９
図は保持枠部材の取付方法の説明図、第１０図は他の実
施例を示す平面図、第１１図は保持枠部材の他の具体例
を示す平面図である。 ｌ…画像再生機、２…カセット、３…カセット収納棚部
、４…カセット供給取出装置、５…カセット掴持部、６
…揺動アーム、７…左右間隔部、 ８…進退機構、９…ガイド部材、１ｏ…昇降機構。 特　許　出　願　人　　神戸機工株式会社慎　１　図 第２ 図 第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像再生機１と、カセット２…が上下多段に収納さ
   れるカセット収納棚部３と、該画像再生機１と該カセッ
   ト収納棚部３との間に配設されるカセット供給取出装置
   ４と、を備えたカセットオートチェンジャーであって、 上記カセット供給取出装置４が、先端にカセット掴持部
   ５を有すると共に水平面内で揺動する揺動アーム６と、
   該揺動アーム６を該画像再生機１とカセット収納棚部３
   との間の左右間隔部７に於いて前進後退させる進退機構
   ８と、該揺動アーム６を上下方向のガイド部材９に沿っ
   て昇降させる昇降機構１０と、によって構成されている
   ことを特徴とするカセットオートチェンジャー。