JPH0211252B2 - - Google Patents

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JPH0211252B2
JPH0211252B2 JP56106391A JP10639181A JPH0211252B2 JP H0211252 B2 JPH0211252 B2 JP H0211252B2 JP 56106391 A JP56106391 A JP 56106391A JP 10639181 A JP10639181 A JP 10639181A JP H0211252 B2 JPH0211252 B2 JP H0211252B2
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JP
Japan
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laser
optical path
safety device
filter
shutter
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Masaji Kijima
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Tokyo Optical Co Ltd
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Tokyo Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、眼科用のレーザコアギユレータの安
全装置、特に保護フイルターとシヤツター装置と
の連動装置に関する。
従来、眼科用レーザコアギユレータの光源とし
て、凝固能率及び連続発振による凝固時間コント
ロールの容易性から、アルコンレーザーが使用さ
れている。また、このレーザコアギユレータは、
凝固部材の立体視観察及び凝固用レーザビームの
コントロールの容易性から、スリツトランプ装置
と組合せて構成されている。そして、このスリツ
トランプ装置には、凝固時の凝固部位からの強い
レーザビームの反射光から術者の眼を保護するた
め、その光路中に保護フイルターを挿入できるよ
うに構成され、この保護フイルターはレーザビー
ム照射用のシヤツター機構と連動するように構成
されている。
上記保護フイルターとレーザビーム照射用シヤ
ツター機構との連動機構は、例えば、米国特許第
3703176号では以下のように構成される。レーザ
コアギユレータは、レーザー部とスリツトランプ
部とからなり、レーザー部からの凝固用及び照準
用レーザ光束がスリツトランプ部の前部に配置さ
れた反射鏡により反射されスリツトランプ光軸と
合致させられて疾者の眼に入射するように構成さ
れる。そして、レーザー光束の凝固部位からの反
射光から術者の眼を保護するための保護フイルタ
ーは、スリツトランプ部と上記反射鏡との間に配
置され、上記保護フイルターは、揺動アームに取
付けられてスリツトランプの光軸上に挿入・退避
することができる。レーザー部は、ソレノイド作
動のシヤツター機構によつて、その射出レーザー
光束を凝固用の強い光束と、凝固部位照準用の微
弱な光束とに切換え可能である。そして、上記揺
動アームが揺動して保護フイルターがスリツトラ
ンプ光軸上に挿入されると、同時に、上記揺動ア
ームの揺動運動に機械的又は電気的に連動してレ
ーザー部の射出レーザー光束が照準用から凝固用
に切換えられる。
上記従来のレーザコアギユレータにおいては、
保護フイルターの作動とシヤツター機構との連動
が、保護フイルターを駆動するための機械的駆動
部材すなわち揺動アームの運動によつて作動する
マイクロスイツチ等を利用したいわゆる機械―電
気系により構成されている。そのため、保護フイ
ルターが振動や外的原因で破損しても、保護フイ
ルター駆動部材がマイクロスイツチさえ作動すれ
ばシヤツター機構が作動して、レーザ凝固がなさ
れてしまい、術者の眼は保護フイルターで保護さ
れることなく、凝固部位を観察することになり非
常に危険である。
また、上述した保護フイルターの挿入シヤツタ
ー機構の駆動及び保護フイルターの脱出の一連の
作動は、瞬時にかつ常に確実におこなわれる必要
がある。しかし、従来の機械―電気系の連動装置
は、その作動の確実性が低く、また、マイクロス
イツチ等の破損・作動不良も皆無とは言えなかつ
た。
本発明は、上記従来の欠点を解決するためにな
されたものであつて、その第1の目的は、保護フ
イルターの観察光路内へ挿入の有無を光電的に検
出し、この検出信号によりシヤツター機構を駆動
させるものであり、従来例に比べ応答速度が早い
レーザコアギユレータの安全装置を提供すること
である。
本発明の第2の目的は、上記光電検出が保護フ
イルター自身を透過する検出用光束を検出するこ
とによりなされ、保護フイルターの脱落や破損等
が検出可能なレーザコアギユレータの安全装置を
提供することにある。
本発明の第3の目的は、上記保護フイルター検
出機構において、保護フイルターを透過しない検
出用光束を検知し、予め定めた所定値と比較させ
て保護フイルター検知機構自身の自己診断機能を
もたせることによるより安全・確実なレーザコア
ギユレータの安全装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、保護フイルター及び/
または保護フイルター検出機構に異常がある場
合、シヤツター装置駆動を中止するだけでなく、
レーザ発振を停止するレーザ発振停止機構を有す
る、より安全・確実なレーザコアギユレータの安
全装置を提供することである。
本発明の第5の目的は、保護フイルターをカー
効果,フアラデー効果として知られている電気光
学効果,磁気光学効果によつて透過率を変化させ
ることができる材料で構成するか、あるいは与え
る電界の方向により結晶の部位を変化させて透過
反射特性を変化させる液晶フイルターにより構成
する。そして、これら保護フイルターを観察光路
内に固定的に配置し、この保護フイルターの透過
率を変化させることにより術者眼を保護し、か
つ、その透過率変化を光電的に検出してこの検出
値によつてシヤツター装置の駆動を制御する。す
なわち、一切機械的駆動部をなくして、機械的振
動を観察系に及ぼすことがなく、さらに、保護フ
イルターの機械的破損の恐れがなく、さらにま
た、高速作動可能なレーザコアギユレータの安全
装置を提供することにある。
以下本発明の実施例を図にもとづいて説明す
る。第1実施例は、第1図に示すように、レーザ
発振器2からのレーザビームLが、数パーセント
の透過率を有するフイルター4を透過し、図示し
ない光導手段を介し、ハーフミラー8の反射面8
aで反射されて被凝固眼E1に入射する。凝固部
位0からの反射光(図示しない凝固部位照明用手
段による照明光の反射光及び照準用レーザ光束の
反射光の両方を含む)は、ハーフミラー8及びス
リツトランプ顕微鏡部6の観察光路Iを通して術
者眼E2に入射して観察される。顕微鏡部6には、
ソレノイド100のON―OFFに連動して観察光
路I中に挿入・退避可能になつた保護フイルター
12が配置されている。また、顕微鏡部6には、
その観察光路Iを斜めに横切るように検出装置1
01が配置されている。この検出装置は、発光素
子102,発光素子102からの光を平行光束に
するコリメーターレンズ103,平行光束を受光
素子104に集光するコリメーターレンズ105
及び受光素子104から構成される。ここで、コ
リメーターレンズ103により作られる平行光束
の光束幅は保護フイルター12が観察光路I内に
挿入されたとき、その保護フイルターを通る観察
光束の有効径とほぼ同じ幅をもつことが望まし
い。受光素子104の出力は、増幅器107に入
力されて増幅される。増幅器107からの出力
は、スイツチング回路108の作動により、保持
回路109又は演算回路110へ出力される。こ
こで、スイツチング回路108のスイツチング
は、シヤツタースイツチ111によつて作動され
る保護フイルター駆動用のソレノイド100から
の駆動信号によつて作動される。なお、シヤツタ
ースイツチ111は公知の足踏式あるいは顕微鏡
部6をアライメントするためのジヨイステツク部
の上部に組込まれる押ボタン式のものである。ス
イツチング回路108で選択されて保持回路10
9へ入力される増幅器107からの出力は、第1
比較回路114へもまた入力される。第1比較回
路114には、第1基準値設定回路115が接続
されている。第1基準値設定回路は、発光素子1
02の発光光量がどの範囲であるべきかを予め基
準値として定め設定してある。第1比較回路11
4は、とレーザ発振停止回路117に接続されて
いる。AND回路116には、シヤツタースイツ
チ111が接続されており、またレーザ発振停止
回路117には警告装置118が接続されてい
る。一方、保持回路109は演算回路110に接
続されている。この演算回路110の出力は第2
比較回路119に入力される。第2比較回路11
9には、第2基準値設定回路120が接続されて
おり、この第2基準値設定回路は保護フイルター
12の透過率がどの範囲にあるべきかを基準値と
して設定している。第2比較回路119は、
AND回路116と、レーザ発振停止回路117
とに接続されている。AND回路116はシヤツ
ター装置駆動回路121に接続されており、この
シヤツター装置駆動回路121はシヤツター4を
駆動する。
次に第1実施例の作動を説明する。
シヤツタースイツチ111がONとなつていな
い場合: ソレノイド100は駆動されず、保護フイルタ
ー12は観察光路I内に挿入されない。保護フイ
ルター12が挿入されていない状態で発光素子1
02からの光を受光素子104で受光し、増幅器
107で増幅する。増幅器107からの出力はス
イツチング回路108に入力されるが、この時、
ソレノイド100からの駆動信号112がスイツ
チング回路108に入力されていないから、増幅
器からの出力113は保持回路109に保持され
る一方、第1比較回路114に入力され、ここで
第1基準値設定回路115の基準値と比較され
る。比較の結果、第1基準値設定回路115の基
準値内に増幅器からの信号113値が入つていな
い場合は、検出装置101に異常があると判断
し、レーザ発振停止回路117に第1異常信号1
22を出力してレーザ発振器2の発振を停止する
とともに、警告装置118作動させて術者に異常
発生を警告する。
シヤツタースイツチ111がONである場合: シヤツタースイツチ111をONにすると、ソ
レノイド100が駆動されて、保護フイルター1
2が観察光路I及び検出装置101の光路に挿入
される。受光素子104は保護フイルター12を
透過した発光素子102からの光束を受光して光
電変換し、その光量に応じた検知信号出力を増幅
器107に入力する。増幅器107からの出力
は、スイツチング回路108で選択されるが、こ
のときスイツチング回路108にはソレノイド1
00からの駆動信号112が入力されているの
で、出力信号124として選択され演算回路11
0に入力される。一方、演算回路110には、保
護フイルター12が観察光路I及び検出装置の光
路内に挿入されていないときの受光素子104か
らの出力信号であつて保持回路109によつて保
持されていた出力信号113が入力されており、
演算回路110は、出力信号113と124との
双方によつて保護フイルター12の透過率を演算
する。演算回路110からの出力は、次に、第2
比較回路119に入力され、第2基準値設定回路
120に予め設定されていた保護フイルター12
のもつべき透過率値と比較される。そして、測定
された保護フイルターの透過率値が、基準透過率
値内に入つていない場合は、第2比較回路119
から第2異常信号125が出力される。この異常
信号125はレーザ発振停止回路117に入力さ
れ、レーザ発振器2の発振を停止するとともに、
警告装置118を作動し術者に異常を警告する。
測定された透過率値が基準透過率値内である場
合は、第2比較回路119から正常信号126は
AND回路116に入力される。AND回路116
はシヤツタースイツチ111からのON信号と、
上記正常信号126の二者が入力されたときに出
力信号を出力し、この出力信号によつてシヤツタ
ー装置駆動回路121を駆動させて、シヤツター
4をレーザビーム光路L外すなわち4′の位置に
退避させる。これによつて、レーザビームはその
予め定められ凝固出力の全出力を凝固部位0に照
射し、凝固作用を行う。そして、予め定めた凝固
時間終了後、再びシヤツター4はレーザビーム光
路L内に挿入され、上記の全システムは最初の状
態に復帰する。
以上説明したように、第1実施例においては、
光電的に保護フイルターの破損や観察光路内への
不挿入等の異常検出が保護フイルター自身を検出
することにより確認できる長所の他に、検出装置
自身もセルフチエツクできるため、二重に安全確
認ができる長所を有する。
本発明の第2の実施例は、第2図・第3図に示
されるが、第1実施例と同一の符号を付した要素
は、第1実施例と同一もしくは均等の構成・作用
を有するものであり、その説明を省略する。顕微
鏡部6内の保護フイルター12の移動経路にそつ
て2組の発光素子・受光素子の対が配置されてい
る。第1発光素子201及び第1受光素子202
は、それぞれ、第3図に示すように、保護フイル
ター12の幅方向においてそのフイルターの全幅
を被うように複数個配置されることが望ましい。
すなわち、このように構成することにより、保護
フイルター12が観察光路I中に挿入されると
き、フイルター12の全面が検出可能となり有利
である。また、保護フイルター12が観察光路I
に挿入完了した時のフイルターの最奥端に相当す
る位置に少なくとも一対の第2の発光素子203
及び第2受光素子204が配置されている。第1
受光素子202は、第1増幅器205に接続され
ている。第1増幅器205の出力は、第1判定回
路206に入力される。第1判定回路206に
は、基準光量値設定回路207が接続されてい
る。第1判定回路206は、AND回路116と
レーザ発振停止回路117とに接続される。第2
受光素子204は、第2増幅回路209に接続さ
れており、この第2増幅回路209の出力は、第
2判定回路208に入力される。第2判定回路2
08には、第1判定回路206と同様に、基準光
量値設定回路207、及び予め時間間隔を設定さ
れていてシヤツタースイツチ111の出力でスタ
ートするタイマー210が接続されている。第2
判定回路208は、AND回路116の入力端及
びレーザ発振停止回路117の入力端に接続され
ている。AND回路116の他の入力端には、シ
ヤツタースイツチ111が接続されている。
次に第2実施例の作動を説明する。シヤツター
スイツチ111をONにすると、ソレノイド10
0及びタイマー210が駆動され、これにより保
護フイルター12は観察光路I内に挿入され始め
る。第1発光素子201からの光束は、この移動
する保護フイルターを通して第1受光素子202
で受光され、該光電出力は保護フイルター12の
移動にともなつて順次第1増幅回路205によつ
て増幅された後、第1判定回路206に入力され
る。第1判定回路206では、上記増幅された受
光素子202の出力信号と、基準光量値設定回路
207からの基準光量値とが比較判定される。該
出力信号が基準光量値範囲内であれば、AND回
路116に第1正常信号123が入力される。該
出力信号が基準光量値範囲外であれば、保護フイ
ルター12は不良であると判定し、第1異常信号
122がレーザ発振停止回路117に入力され、
レーザ発振器2の発振を停止する。同時に、警告
装置118を作動させる。
次に、保護フイルター12の観察光路I内への
挿入が完了すると、第2増幅回路209で増幅さ
れ、第2判定回路208に入力されていた第2受
光素子204からの光電出力は、保護フイルター
12のために光量を低減される。この低減された
光量が基準光量値設定回路207からの基準光量
値内に達すると、第2判定回路208は第2正常
信号126をAND回路116に出力する。もし、
タイマー210内に予め定められた時間が経過し
ても上記低減された光電出力が基準光量値内に達
しない場合は、保護フイルター12が観察光路内
に挿入されなかつたと判定する。そして、第2判
定回路208は第2異常信号125をレーザ発振
停止回路117に入力し、レーザ発振器2の発振
を停止し、同時に、警告装置118を作動させ
る。第1判定回路207及び第2判定回路208
からそれぞれ第1正常信号123及び第2正常信
号126がAND回路116に入力され、さらに、
シヤツタースイツチ111からのON信号が
AND回路116に入力されると、AND回路11
6はシヤツター駆動回路121を駆動し、レーザ
ビームLを凝固部位0に照射する。
本発明の第3の実施例は、第4図に示され、第
1実施例及び第2実施例と同様の構成・作用をす
る要素には同一符号を付して説明を省略する。本
実施例の受光素子は発光素子からの光束を受ける
のではなく、被凝固部及びその周囲からの反射光
すなわち顕微鏡部6で観察に利用する光束の一部
を受光する構成となつている。
保護フイルター12が顕微鏡部6の観察光路I
に挿入された位置の術者側には、観察光束の一部
を下方に反射し、余部を通過させるハーフミラー
300が配置されている。ハーフミラー300の
反射光軸上には集束レンズ301が配置され、ハ
ーフミラー300で反射された光束が該集光レン
ズ301の下方に配置した受光素子302上に集
光される。受光素子302は増幅回路107に接
続されており、増幅回路107はシヤツタースイ
ツチ111で作動するスイツチング回路108に
接続されている。スイツチング回路108は、シ
ヤツタースイツチ111がOFFのときは、増幅
回路107の出力を保持回路109へ入力して保
持させ、シヤツタースイツチ111がONのとき
は、増幅回路107の出力を演算比較回路303
に入力させるように選択的に作動する。演算比較
回路303には、基準透過率値設定回路304と
タイマー210とが接続されている。演算比較回
路303は、また、AND回路305及びレーザ
発振停止回路117に接続されている。
次に、第3実施例の作動を説明する。シヤツタ
ースイツチがOFFであると、受光素子302か
らの光電出力は増幅回路107で増幅された後、
スイツチング回路により保持回路109へ出力さ
れ、保持回路109により保持される。シヤツタ
ースイツチ111がONであると、そのON信号
は、ソレノイド100、AND回路305、タイ
マー210及びスイツチング回路108に入力さ
れる。ソレノイド100は、上記ON信号により
駆動されて保護フイルター12を観察光路Iに挿
入する。保護フイルター12の観察光路Iへの挿
入完了による受光素子302の光電出力は、増幅
回路307で増幅された後、シヤツタースイツチ
111のON信号によつて切換つているスイツチ
ング回路108により演算比較回路303へ入力
される。演算比較回路303では、保持回路10
9からの保護フイルター挿入前の光電出力と、保
護フイルター挿入完了後の光電出力との差から保
護フイルター12の透過率を演算し、この演算値
と、基準透過率値設定回路304に設定されてい
る予め定められた保護フイルターの透過率値とを
比較して、該演算値が基準値内にあれば正常信号
をAND回路305に入力する。該演算値が基準
値外にあれば、異常信号をレーザ発振停止回路に
入力してレーザ発振器2の発振を停止するととも
に、警告装置118を作動させる。また、演算比
較回路303では、シヤツタースイツチ111の
ON信号で計時がスタートされたタイマー210
によつて、予め設定された時間内に基準透過率値
に達するかどうかも判定する。そして、設定時間
内に基準値に達しないときは保護フイルター12
が観察光路内に挿入されなかつたと判定して、異
常信号を出力し、前記と同様に、レーザー発振器
2の発振を停止する。AND回路305は、シヤ
ツタースイツチ111のON信号と正常信号の2
つの入力によつてシヤツター駆動回路121を駆
動し、シヤツターをレーザービーム光路外に退避
させ、被凝固部を凝固する。
本発明の第4実施例は、前記第1ないし第3実
施例が保護フイルターを機械的に観察光路内に挿
入したのに対し、光電効果により透過率を変化さ
せる光電フイルターを観察光路内に固定的に配置
するものである。第4実施例は第5図に示される
が、第1実施例と同様の要素については同一の符
号を付して説明を省略する。第5図において、透
過率可変形光電フイルター401は、KDPある
いは液晶で作成されており、この光電フイルター
401は観察光路I内に図示しない公知の保持手
段により固定的に保持されている。光電フイルタ
ー401は、シヤツタースイツチ111で駆動さ
れるアクチユエータ402によつて電気的に透過
率が変化させられる。そして以下各構成要素の作
用は第1実施例と同様であるので説明は省略す
る。また、この光電フイルター401の透過率の
検出,シヤツター駆動装置との連動及びレーザ発
振停止装置への連動は、第3実施例のものを組合
せることも可能である。
以上説明したように、本発明によれば、保護フ
イルターの観察光路内への挿入検出を光電的に、
しかも保護フイルター自身を通過した光束を検出
することにより検出できるため、従来の機械的構
成に比較して、より確実である。また、保護フイ
ルター自身の不良、例えば透過率の増大も検知で
きるため、術者にとつてより安全な保護フイルタ
ー・シヤツター連動装置をもつたレーザコアギユ
レータを提供することができる。また、第1実施
例のような構成においては検出装置自身のチエツ
クもでき、より確実な保護フイルター・シヤツタ
ー連動装置が提供できる。
さらに、保護フイルターの不良や保護フイルタ
ーの作動不良時には、レーザ発振が停止するた
め、より安全なレーザコアギユレータを提供する
ことができる。
なお、本発明の実施例においては、顕微鏡部を
従来公知のスリツトランプ型式としたが、本発明
の顕微鏡部はこれに限られるものではなく、例え
ば、直像鏡型式や眼底カメラ型式の光学装置であ
つてもよく、さらにまた、このような光学装置を
一切もたず、ただ単に眼前に保護フイルターを挿
入・退避可能な装置においても実施可能であり、
これらにも権利範囲がおよぶものであることは言
うまでもない。
また、実施例は電装部をハードウエア構成した
が、これを公知のマイクロプロセツサとソフトウ
エアの組合せで同様の作用を構成しても、本発明
含まれることは言うまでもない。さらに、実施例
のシヤツター機構は、レーザビームを減光しフイ
ルター作用も兼備たものであるが、シヤツター機
構はこれに限定されるものでなく、減光用フイル
ターとビーム遮断用シヤツターとをそれぞれ独立
に構成するシヤツター機構も本発明にいうシヤツ
ター機構に含まれることは言うまでもない。
さらにまた、本発明の、保護フイルターの透過
率を演算して基準透過率値との間で比較判定した
り、保護フイルター透過光量と基準光量を比較判
定する代りに、発光素子あるいは被凝固部位から
の測定光を、あらかじめ保護フイルターを透過で
きない光量に減光しておき、保護フイルター退避
時は受光素子で測定光を検出でき、保護フイルタ
ー挿入時は測定光を検出できないという2つの状
態をもちいて、光スイツチングにより保護フイル
ターの挿入・退避を検出できることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の説明図、第2図
は第2実施例の説明図、第3図は第2実施例の発
光素子・受光素子の配置説明図、第4図は第3実
施例の説明図、第5図は第4実施例の説明図であ
る。 2……レーザ発振器、4……シヤツター、6…
…顕微鏡部、12……保護フイルター、100…
…ソレノイド、111……シヤツタースイツチ、
102,201,203……発光素子、104,
202,204,302……受光素子、119…
…演算回路、208……判定回路、117……レ
ーザ発振停止回路、118……警告装置、121
……シヤツター駆動回路、401……光電フイル
ター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 患者の眼の被凝固部位を観察する観察光路
    と、該被凝固部位を凝固するためのレーザ装置
    と、該観察光路内に挿脱自在に構成され、凝固時
    に該観察光路内に挿入されて術者眼を保護する保
    護フイルターと、 凝固時以外に前記レーザ装置からのレーザビー
    ムを遮断もしくは減光するシヤツター装置とを有
    するレーザコアギユレータにおいて、さらに 前記保護フイルターを透過する光束を光電的に
    検知する保護フイルター検出手段と、 該保護フイルター検出手段からの検知信号によ
    つて前記保護フイルターが前記観察光路内に挿入
    されたと判定し、前記シヤツター装置を開状態と
    するシヤツター装置制御手段とを有することを特
    徴とするレーザコアギユレータの安全装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載のレーザコアギ
    ユレータの安全装置において、前記シヤツター装
    置制御手段は前記保護フイルター検出手段からの
    検知信号に基づいて前記保護フイルターの透過率
    もしくは透過光量が所定値以内であるか否かを判
    定し、所定値以内であるとき前記シヤツター装置
    を開状態とすることを特徴とするレーザコアギユ
    レータの安全装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    レーザコアギユレータの安全装置において、前記
    保護フイルター検出手段は自己チエツク機能を有
    することを特徴とするレーザコアギユレータの安
    全装置。 4 患者の眼の被凝固部位を観察する観察光路
    と、該被凝固部位を凝固するためのレーザ装置
    と、該観察光路内に配置されて凝固時に術者眼を
    保護する保護フイルターと、 凝固時以外に前記レーザ装置からのレーザビー
    ムを遮断もしくは減光するシヤツター装置とを有
    するレーザコアギユレータにおいて、さらに 前記保護フイルターは前記観察光路内に固定的
    に配置され、その透過率を光電的または磁気光学
    的に可変に構成されており、 前記保護フイルターを透過する光束を光電的に
    検知する保護フイルター検出手段と、 該保護フイルター検出手段からの検知信号によ
    つて前記保護フイルターが所定の透過率を持つた
    と判定し、前記シヤツター装置を開状態とするシ
    ヤツター装置制御手段とを有することを特徴とす
    るレーザコアギユレータの安全装置。 5 特許請求の範囲第1項ないし第4項いずれか
    に記載のレーザコアギユレータの安全装置におい
    て、前記保護フイルター検出手段は前記観察光路
    および前記保護フイルターの挿入位置を横切る検
    出光路を形成する発光―受光素子対を有すること
    を特徴とするレーザコアギユレータの安全装置。 6 特許請求の範囲第1項ないし第4項いずれか
    に記載のレーザコアギユレータの安全装置におい
    て、前記保護フイルター検出手段は前記観察光路
    に配置され前記被凝固部位およびその周辺からの
    光束の一部を前記観察光路外に向けて反射する反
    射部材と、前記観察光路外に配置され前記反射部
    材からの反射光を受光する受光素子を有すること
    を特徴とするレーザコアギユレータの安全装置。 7 特許請求の範囲第2項ないし第6項いずれか
    に記載のレーザコアギユレータの安全装置におい
    て、前記シヤツター装置制御手段が、前記保護フ
    イルター検出手段からの前記検知信号に基づいて
    前記保護フイルターの透過率もしくは透過光量を
    算出する算出手段と、基準透過率値もしくは基準
    透過光量値のいずれかを設定値として設定する設
    定手段と、該設定値と前記算出手段からの算出結
    果とを比較する比較手段と、その比較結果により
    前記シヤツター装置を駆動するシヤツター装置駆
    動手段とから構成されたことを特徴とするレーザ
    コアギユレータの安全装置。 8 特許請求の範囲第7項に記載のレーザコアギ
    ユレータの安全装置において、前記シヤツター装
    置制御手段が、前記設定値に前記算出結果が対応
    しないときに前記レーザ装置の発振を停止するレ
    ーザ発振停止手段を有することを特徴とするレー
    ザコアギユレータの安全装置。 9 特許請求の範囲第7項に記載のレーザコアギ
    ユレータの安全装置において、前記シヤツター装
    置制御手段が、シヤツタースイツチ手段によつて
    時計をスタートさせるタイマー手段に設定された
    時間内に、前記算出結果が変化しない場合、前記
    レーザ装置の発振を停止するレーザ発振停止手段
    を有することを特徴とするレーザコアギユレータ
    の安全装置。 10 特許請求の範囲第1項ないし第9項いずれ
    かに記載のレーザコアギユレータの安全装置にお
    いて、前記保護フイルターは前記被凝固部位を観
    察する観察光学手段内に内臓されたことを特徴と
    するレーザコアギユレータの安全装置。
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