JPH02112471A - 遠赤外線放射性不織布の製法 - Google Patents

遠赤外線放射性不織布の製法

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JPH02112471A
JPH02112471A JP63263763A JP26376388A JPH02112471A JP H02112471 A JPH02112471 A JP H02112471A JP 63263763 A JP63263763 A JP 63263763A JP 26376388 A JP26376388 A JP 26376388A JP H02112471 A JPH02112471 A JP H02112471A
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JP
Japan
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far
resin liquid
particles
synthetic resin
infrared ray
Prior art date
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Pending
Application number
JP63263763A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Kumamoto
隈元 博久
Yoshiji Sowa
義司 曽和
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SOWA SENI KOGYO KK
Kanebo Ltd
Original Assignee
SOWA SENI KOGYO KK
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遠赤外線放射性不織布の製法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
遠赤外線が人体に対して血行を促進し、医療効果や健康
増進効果を奏することは、広く知られている。近年、上
記のような遠赤外線を利用した健康器具等が広く出回っ
ており、またそのような遠赤外線を放射するセラミック
ス粉末で処理した衣料、寝装具等が広く出回っている。
特に最近では、寝装具の分野において、セラミックス粒
子で処理した綿を使用した布団等が開発されている。こ
のようなセラミックス粒子で処理された綿は、一般に原
綿を開綿し、これに、浸漬法等により、セラミックス粒
子を含む合成樹脂等を塗布し、綿の外周にセラミックス
粒子を付着させてつくられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このようにして処理された綿では、使用中に
セラミックス粒子が脱離し易いという難点がある。また
、この綿を紡糸し織布化しようとしても、硬度の大なセ
ラミックス粒子によって、紡糸機、織機等が摩耗損耗す
るため、実際には不可能である。また、セラミックス粒
子が外周面に付着している綿は、付着セラミックス粒子
によって肌ざわりが大幅に悪くなっている。したがって
、上記のようなセラミックス粒子で処理された綿は、直
接肌に触れる衣料に仕上げることは紡糸等の点からも不
可能であり、布団綿の用途にしか使用できないのが実情
である。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、セ
ラミックス粒子が脱離ぜず、肌ざわりがよくて、直接肌
に触れても違和感のない薄手の不織布を容易に製造する
方法の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の遠赤外線放射性
不織布の製法は、原綿を用いて帯状体をつくり、これを
複数層に重ね、各層を厚み方向に挿通する針によって三
次元的な繊維のからみ合いを与えることにより一体化し
、この一体化物の少なくとも片面に対し、拡散ノズルを
相対的に移動させながら遠赤外線放射特性をもつ粒子を
含む合成樹脂液を全面投射し、これを乾燥したのち熱ロ
ーラで加熱加圧し薄手シート状に仕上げるという構成を
とる。
〔作用〕
すなわちこの発明は、原綿を用いて帯状体をつ(す、こ
れを複数層に重ね、ニードルパンチ法を応用し、三次元
的な繊維のからみを与えて各層を一体化し、この一体化
物の片面ないしは両面に対し、セラミックス粒子等の遠
赤外線放射特性粒子を含む合成樹脂液を拡散ノズルから
全面投射し、乾燥した後熱ローラで加熱加圧し、薄手の
シート状に仕上げる。したがって、上記合成樹脂液が上
記ニードルパンチ法の針穴等を利用し内部へ充分浸透す
る。そして、熱ローラで加熱加圧することにより、上記
一体化物の表面に付着しているセラミックス粒子等を繊
維組織の内部へ強制的に移行させる。その結果、セラミ
ックス粒子が不織布の表面のみならず内部にも存在する
ようになり、全体的に均一に存在するようになる。した
がって、セラミックス粒子が脱離せず、しかも、表面に
偏在するセラミックス粒子が繊維組織内に移行する分肌
ざわりがよくなり、直接肌に触れても違和感がなくなる
。しかも、得られた不織布は薄手シート状になっていて
柔軟性に冨んでいるため、毛布等の寝具において保温性
芯材としての用途に利用できる以外に、場合によっては
そのまま布帛としての用途にも利用できるようになる。
この発明は、原綿と遠赤外線放射特性をもつ粒子と合成
樹脂液等を用いて遠赤外線放射性不織布を製造する。
上記原綿としては、特に制限するものではなく、天然繊
維1合成繊維等からなるものが広く用いられる。そして
、この原綿は、乾式性不織布の製造を応用し、開綿機に
かけられてほぐされ、ついで薄いシート(ウェッブ)に
され、さらに多層に積層されたのちニードルパンチ法で
処理され不繊布化される。すなわち、上記ニードルパン
チ法により、多層に積層されたウェッブ内の繊維が上下
に押し込まれ、平面的なウェッブに三次元的な繊維のか
らみ合いが与えられ各層の接合がなされる。
上記のようにして構成されたウェッブの一体化物の一面
または両面に対して投射される合成樹脂液は、遠赤外線
放射特性をもつ粒子を含有しているものである。上記遠
赤外線放射特性をもつ粒子は、アルミナ、ジルコニア、
マグネシア等からなる従来公知のセラミックス粒子であ
って熱が加えられると遠赤外線を放射するものであり、
単独でもしくは併せて使用される。これらの粒子の粒径
は、遠赤外線放射特性および肌ざわりの観点から0、1
〜5.0 p m、好適には0.3〜2.0 a mに
設定される。また、上記のような特性をもつセラミック
ス粒子を含有する合成樹脂液は、特に制限するものでは
ないが、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエス
テル樹脂等の樹脂が用いられる。
このような樹脂は、遠赤外線の吸収性が低く透過性の高
いものが好ましい。遠赤外線透過性の高いポリマーとし
ては、アクリル樹脂、ポリエチレンが優れている。この
場合、合成樹脂液に対する上記セラミックス粒子の含有
割合は、合成樹脂100重量部(以下「部」と略す)に
対して、セラミックス粒子が80〜100の範囲内にな
るように設定することが好結果をもたらす。特に、上記
のようなセラミックス粒子を含む合成樹脂液を投射する
に際し、通常の金属製拡散ノズルを使用したのでは、セ
ラミックス粒子はその硬度が亮いことから摩耗が激しく
、長期の実用に耐えない。このため、この発明では、セ
ラミックス粉末の焼結により形成されたセラミックスノ
ズルを用い、長期の使用を実現している。この場合、上
記セラミックス粒子を含む合成樹脂液の投射量は、綿量
が50〜70 g/+vfに対してセラミックス粒子を
含む合成樹脂液は30g/nfになるように設定するこ
とが好適である。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示している。図において
、1は開綿機であり、原綿2がこの開綿機1に入れられ
て開綿され、輸送路3を得てホッパー4内に溜められ、
ついで計量機5を得てシリンダー6、ドファ−7へ送ら
れ、コーム8とで帯状のウェッブ9にされ、コンベアベ
ルト10上を矢印のように送られる。ついで、この帯状
ウェッブ9は、左右に首を振るレアー(図示せず)によ
って、図示のようにコンベアベルト10の上部から左右
に振られて落下し折り畳まれる。これによって、帯状の
ウェッブ9の長さ方向が幅方向に変えられる。このよう
にして6Nウエツブをつくり、続いてニードルパンチ(
図示せず)によって針を上下に動かし、各層のウェッブ
を突き刺し三次元的な繊維のからみ合いを与え6層つェ
ッブ全体を一体化する。つぎに、レール11に沿って左
右に移動するセラミックスノズル12から、一体化吻1
3の表面にセラミックス粉末が含有されている合成樹脂
液を投射し表面全体を塗工する。そして、これを乾燥機
(図示せず)に入れ、約140“Cで乾燥させた後、表
、裏を反転させ、その裏側に対して上記セラミックスノ
ズル12から上記と同様にしてセラミックス粒子含有合
成樹脂を投射する。
これらの場合、セラミックスノズル12は、レール11
に沿ってコンペアベルト100フm/分の速度に合わせ
て左右に移動しながら投射を行う。
つぎに、このようにしてセラミックス粒子含有合成樹脂
液が全面塗工されたウェッブの一体化物13を、上下一
対の熱ローラ(温度約150″C)を通し、加熱加圧し
薄手にする。この場合の6層ウェッブから熱ローラをか
けての圧縮率は、初期の厚みの1/7〜1/15の範囲
内になるように設定される。好適には、1/8〜1/1
2程度である。このようにして、熱ローラで処理された
一体化物13は、ロール巻仕上機(図示せず)の巻きロ
ールに巻かれて製品化される。
(発明の効果〕 以上のように、この発明は、原綿を用いて帯状体をつく
り1.:れを複数層に重ね各層を厚み方向に挿通する針
によって三次元的な繊維のからみ合いを与えて一体化し
、この一体化物の少なくとも片面に対し、拡散ノズルを
相対的に移動させながら遠赤外線放射特性をもつ粒子を
含む合成樹脂液を全面投射し、乾燥した後熱ローラで加
熱加圧し薄手シート状に仕上げるため、得られる不織布
はセラミックス粒子が脱離せず、肌ざわりがよくて直接
肌に触れても違和感がない。しかも、薄手であって柔軟
性に富んでいるため、従来のように布団綿だけではなく
、直接肌に触れる布帛としても利用することができるほ
か、毛布等の保温性芯材としても利用することができる
【図面の簡単な説明】
第1回はこの発明の一実施例の説明図、第2Vは一体化
物の正面図、第3図は一体化物の表面に合成樹脂液を塗
工している状態を説明する説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原綿を用いて帯状体をつくり、これを複数層に重
    ね、各層を厚み方向に挿通する針によつて三次元的な繊
    維のからみ合いを与えることにより一体化し、この一体
    化物の少なくとも片面に対し、拡散ノズルを相対的に移
    動させながら遠赤外線放射特性をもつ粒子を含む合成樹
    脂液を全面投射し、これを乾燥したのち熱ローラで加熱
    加圧し薄手シート状に仕上げることを特徴とする遠赤外
    線放射性不織布の製法。
  2. (2)遠赤外線放射特性をもつ粒子が、アルミナ,ジル
    コニアおよびマグネシアからなる群から選択された少な
    くとも一種の無機化合物粒子である請求項(1)記載の
    遠赤外線放射性不織布の製法。
  3. (3)合成樹脂液の合成樹脂がアクリル酸系樹脂である
    請求項(1)記載の遠赤外線放射性不織布の製法。
JP63263763A 1988-10-19 1988-10-19 遠赤外線放射性不織布の製法 Pending JPH02112471A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104080309A (zh) * 2013-03-25 2014-10-01 曾凯熙 具有散热效果的复合材料纤维布及其制造方法
WO2016035255A1 (ja) * 2014-09-01 2016-03-10 株式会社アライ 繊維シート及びその製造方法

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