JPH02111921A - 積層調光板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は透明及び着色不透明に変調し且つ加法混色し得
る積層調光板に関し、更に詳しくは、２色性色素を溶解
した液晶微小滴を含有する合成用脂マトリックスを一対
の透明電極の間に挟み込んでなる液晶光変調樹脂板の複
数積層体であり、該液晶光変調樹脂板各々に異なった波
形の電圧を印加して各液晶光変調樹脂板を独立に動作さ
せることによって、時間的平均の加法混色をおこない得
ることを特徴とする積層調光板に関する。

（先行の技術） 液晶光変調樹脂板として、液晶小滴をゼラチン、アラビ
アゴム、ポリウレタン等のポリマーマトリックス中に分
散させ、シート状又はフィルム状に加工したものを屋外
の看板等に使用することが提案されている（米国特許第
４，４３５，０４７号）。

また、より耐寒性に優れた樹脂、例えばエポキシ樹脂等
をマトリックス樹脂として用い、該！ｌｒＦ１中に液晶
微小滴を含有する液晶光変調材料が提案されている（特
開昭６１−５０２１２８及び特開昭６３−５０１５１２
　）。

しかしながら、従来の液晶光変調板は透明と白濁不透明
、透明と着色不透明及び着色透明と着色不透明の間で変
調し青るものであるが、透明と多色不透明に変調し得る
ものは、今だ提供されていない。

本発明者は、透明と多色不透明に変調し得る液晶光変調
板を提供すべく鋭意研究の結果、２色性色素を溶解した
液晶微小滴を含有する合成樹脂マトリックスを一対の透
明電極の間に挟み込んでなる液晶光変調樹脂板を少なく
とも２枚積層した積層調光板の各々の液晶光変調樹脂板
に異なった波形の電圧を印加すると、各液晶光変調樹脂
板が独立して作動し、且つ時間的平均の加法混色し青る
ことによって、透明と多色不透明に変調し得ることを見
い出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った。

（問題点を解決する為の手段） 本発明の積層調光板は、２色性色素を溶解した液晶微小
滴を含有する合成樹脂マトリックスを一対の透明電極の
間に挟み込んで成る液晶光変調樹脂板を少なくとも２枚
Ｉｔａ層して成り、該液晶光変調板脂板各々に異なった
波形の電圧を印加すると各液晶光変調樹脂板が独立に作
動するものである。

本発明の液晶光変調樹脂板は、その液晶微小滴含有合成
樹脂マトリックス中にスペーサーとしての微小粒子を含
有しているものでも良く、該液晶光変調樹脂板の端部が
封止剤で１４止されているものでも良い。

本発明で使用する合成樹脂マトリックスの合成＠脂とし
ては、エポキシ樹脂、ポリウレタンＶＡ　ｌ１ｉｌｆ　
％ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
ポリビニルメチルケトン樹脂、ポリビニルホルマール樹
脂、及び低アルカノールの低アルキル置換アクリル酸エ
ステル、アルカノールン、置換スチレン、イソプレン、
メチルブテン、ブタジェン、イソブチレン又は低アルカ
ノ酸のビニルエステルを有するポリマーが例示し得、特
開昭ｆ３３　−　５０１５１２及び特開昭６１　−　５
０２１２８に開示の合成樹脂マトリックスが使用し得る
。

本発明で使用する液晶としては、ネマチック、スメクチ
ック及びそれらの混合物の液晶が使用し得、特開昭６３
　−　５０１５１２及び特開昭６１　−　５０２１２８
に開示の液晶が使用し得る。例えば、ノン−シアノビフ
ェニールエステルとシアノビフェニールの混合物、ノン
−シアノビフェニールエステル、シアノビフェニールエ
ステル及びシアノチルフェニールの混合物、４−シアノ
−　４′　−ブチルごフェニール、４−シアノ−　４′
　−ペプチルビフェニール、４−シアノ−　４′−オク
チルビフェニール、４シアノ−　４′−ベンゾキシビフ
ェニール、４−シアノ−　４′−ヘキソキシごフェニー
ル及び４−シアノ−　４′　−オクトキシビフェニール
が挙げられる。

本発明の液晶微小滴を含有する合成＠脂マトリックスを
１　＋Ｉｌ，する方法としては、特開昭６３−５０１５
１２及び特開昭６１　−　５０２１２８に開示されてい
る方法を適用し得る。例えば、液晶を脂肪族ポリアミン
の如き硬化剤と混合して粘性混合物を形成し、次に合成
樹脂を粘性混合物の硬化前に加え混合する方法、合成樹
脂マトリックス生成組成物内に液晶の均質溶液を形成し
、該１１成物から凝固した合成樹脂を形成することによ
ってマトリックス中に相分離及び液晶の微小滴を形成さ
せる方法、及び液晶小滴をゼラチン、アラビアゴム、ポ
リウレタン、ポリビニルアルコール等のボリマーマトリ
ッウス中に分散させて液晶小滴のマクロカプセルを作り
、遠心分離した後得られたマイクロカプセルを合成樹脂
及び硬化剤と混合する方法が挙げられる。

即ち、特開昭６３−５０１５１２に開示の液晶光変調材
料及び特開昭６１−５０２１２８に開示の合成＠脂マト
リックス内の液晶分散から成る光変調物質が本発明の液
晶微小滴を含有する合成樹脂マトリックスとして用いる
ことが出来る。

合成樹脂マトリックス中に含まれる液晶の吊（重石）は
、少なくとも１／１、好ましくは１．５２．０／１（合
成樹脂／液晶）である。

液晶微小滴の平均直径は、Ｏ１２μｓ以上好ましくは０
，４〜０．８μｓで、合成樹脂マトリックス中の液晶微
小満間の間隔は約０．２ＩＨｎ以上であることが好まし
い。

透明電極間は挟まれている液晶微小滴を含有する合成樹
脂マトリックスの厚さは５〜２００Ｐ、好ましくは１０
〜２０μｓである。

本発明のスペーサーとしての微小粒子は、ポリスチレン
粒子等の合成樹脂粒子、ガラス粒子、シリカ笠の無機粒
子で、平均径が２００１ＩＩｎ以下のものであり、封止
剤はエポキシ樹脂等の合成樹脂から成る。

液晶微小滴に溶解している本発明の二色性色素としては
、アゾ系の化合物、アントラキノン系の化合物が挙げら
れ、三菱化成■製二色性色素ＤｙｅＮｏｓ、ＬＳＹ−１
１０、ＬＳＲ−４０１、ＬＳＩ−４０５、ＬＳＩｌ−４
２６、ＬＳＢ−２７８、ＬＳＢ−３５０、ＬＳＢ−３３
５及び住友化学工業（慢製二色性色１Ｄｙｅ　Ｎｏｓ、
ＣＬＤ−５０６、Ｃ１，Ｄ−５０７、ＣｌＯ−３０８、
ＣＩＤ−５１０、ＣＬＤ−５１２、ＣＬＤ−５１３、Ｃ
ＬＤ−５１４、ＣＬＤ−５１５，０ＬＤ−５ｉ６が例示
される。

本発明の積層調光板を図面に従って詳述する。

第１図は、本発明の積層調光板で液晶光変調材料板を３
枚Ｖ４層した積層調光板の断面図である。

本発明のＶ４層調光板１は、２色性色素を溶解した液晶
微小滴を含有する合成樹：旨マｉ・リックス３、透明電
極４付きポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）フィル
ム５とから成る液晶光変調樹脂板２が３枚積層されてい
る。

本発明の液晶光変調樹脂板２は、エポキシ樹脂及び硬化
剤の混合物中に２色性色素を溶解した液晶及びスペーサ
ーを均一に分散させた後、透明電極４付ポリエチレンテ
レフタレー１−（ＰＥＴ）フィルム５の間に挟み封入し
、エポキシ樹脂を硬化し、且つ必要に応じてその端部が
封止剤によって封止されて外部と隔てられている。

得られた液晶光変調樹脂板２は印加電圧発生１構と端子
６で接続される。

液晶光変調樹脂板２の液晶微小滴含有合成樹脂マトリッ
クス３の液晶微小滴には三菱化成■製ＬＳＲ−４０５の
赤色素が含有されており、液晶光変調樹脂板７の液晶微
小滴含有合成樹脂マトリックス９には住友化学工業；掬
製ＣＬＤ−５１６の緑色素が含で１されており、且つ液
晶光変調ＭＡ脂板８の液晶微小満含有合成樹脂マトリッ
クス１０には住友化学工業■製ｃＬＤ−５１４の青色素
が含有されている。

本発明の積層調光板１を構成する液晶光変調樹脂板２，
７．８に印加する電圧の波形を第２図に示す。

第２図に示される波形Ａ、Ｂ、Ｃ及びＤの電圧の引合せ
を、端子６，１１及び１２を介して液晶光変調樹脂板２
．７及び８にそれぞれ印加することによって、表−１に
示すような色の積層調光板を冑ることが出来る。

本発明で使用する印加電圧は６０−１００　Ｈ２である
。

第３図は、透明電極が２つに分かれている液晶光変調樹
脂板を３枚積層した積層調光板の断面図である。

液晶光変調樹脂板２は透明電極４及び１３を有しており
、透明電極４及び１３はそれぞれ端子６及び１４で印加
電圧発生は構と接続している。同様に、液晶光変調樹脂
７は透明電極１５及び１６を有し、端子１１及び１７で
それぞれ印加電圧発生機構と接続され、液晶光変調樹脂
８は透明電極１８及び１９を有し、端子１２及び２０で
それぞれ印加電圧発生機構と接続される。

第３図に示されるような独立した２つの透明電極を有す
る液晶光変調樹脂板を３枚積層した積層調光板に端子６
　、１１．１２．１４．１７及び２０を介して波形Ａ、
Ｂ、Ｃ及びＤの電圧を印加すると、Ｘ部とＹ部の色が異
なった調光板となる。

従って、液晶光変調樹脂板中の透明電極を任意のパター
ンに従って分割することによって、いろいろな模様を表
現することが出来る。

（発明の効果） 本発明の積層調光板は、二色性色素を含有する液晶微小
滴含有合成樹脂マトリックスを使用している液晶光変調
樹脂板の少なくとも２枚の積層体の該液晶光変調樹脂板
台々に異なった波形の電圧を印加して、各液晶光変調樹
脂板を独立に作動させることにより、時間的平均として
の加法混色し得る。

本発明の調光板は窓ガラス、ショーウィンドウ、舞台装
置、交通標識、右板等に使用することが出来る。　更に
液晶光変調樹脂板を複数枚積層するので、大面積、例え
ば９０α×９０ａ以上の調光板を得ることも可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の積層調光板の断面図であり、第２図は
印加電圧の波形の一例を示し、且つ第３図は本発明の別
の態様の槓Ｎ調光板の断面図である。 １・・・・・・積層調光板、　　２・・・・・・液晶光
変調樹脂板、３・・・・・・２色性色素を溶解した液晶
微小滴含有合成ｉ＃Ｉ詣マトリックス、　　４・・・・
・・透明電極、７及び８・・・・・・液晶光変調樹脂板
、９及び１０・・・・・・２色性色素を溶解した液晶微
小滴含有合成樹脂マトリックス。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）２色性色素を溶解した液晶微小滴を含有する合成
   樹脂マトリックスを一対の透明電極の間に挟み込んで成
   る液晶光変調樹脂板の複数積層体であり、該液晶光変調
   樹脂板各々に異なつた波形の電圧を印加して各液晶光変
   樹脂板を独立に動作させることによつて、時間的平均の
   加法混色をおこない得ることを特徴とする積層調光板。
2. （２）該透明電極が少なくとも２つに分けられており、
   且つ分けられた各々の透明電極が独立して駆動すること
   を特徴とする請求項１に記載の積層調光板。